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JP2008155146A - 反応装置及び反応システム - Google Patents

反応装置及び反応システム Download PDF

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JP2008155146A
JP2008155146A JP2006347757A JP2006347757A JP2008155146A JP 2008155146 A JP2008155146 A JP 2008155146A JP 2006347757 A JP2006347757 A JP 2006347757A JP 2006347757 A JP2006347757 A JP 2006347757A JP 2008155146 A JP2008155146 A JP 2008155146A
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reactor
discharge pipe
pipe
reaction
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Toshihiro Hashimoto
利弘 橋本
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Kyocera Corp
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Abstract

【課題】反応器の供給管及び排出管と、パッケージの対応する供給管及び排出管とをそれぞれ気密接合させて、反応装置の外部から反応器への流体の供給及び反応器から反応装置の外部への流体の排出を円滑に行なうことができる反応装置を提供する。
【解決手段】 反応装置1は、一方が反応前の流体を導入するために用いられ、他方が反応後の流体を送り出すために用いられる2つの第1管6,7が表面に設けられた反応器2と、反応器2を収容するパッケージ3と、パッケージ3に設けられ、対応する第1管6,7にそれぞれ接続される2つの第2管8,9とを備え、第1管6,7と第2管8,9の接続部の少なくとも一方において、第1管6,7及び第2管8,9の一方の先端部が他方の先端部に挿入され、第1管6,7及び第2管8,9の一方の外面は、他方の内面の内側に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、供給された物質を別の物質に変換し出力する機能を有する燃料改質器等の反応装置、及びその反応装置を用いた反応システムに関するものである。
近年、精密加工技術の進歩発展により、マイクロテクノロジーとよばれる新しい概念が登場してきた。すなわち、マイクロな微小空間を活用して、液体や気体を高速、高精度で制御し反応させるマイクロ化学システムは、反応・分析の効率化・高速化のための革新的な技術としてだけでなく、新反応系の場としても注目を集めている。特に、マイクロ化学プラントは従来の工業的物質生産の方式を変革するものとして、化学産業だけでなく関連する医療、製薬、バイオ関連、食品産業などからも大きな期待が寄せられている。
なお、携帯機器用のシステムについては、真空状態にされたパッケージ内部に、反応器が収容された反応装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような反応装置によって、反応の際に発生した熱がパッケージ外部に伝わることを低減し、発電損失を低減させることができる。
特開2003−2602号公報
しかしながら、反応器がセラミックから成る場合、セラミック焼成時の収縮率が大きいために、例えば、セラミック上に形成されためっきパターンのピッチ精度が低く、セラミック反応器に対する原料の供給管及び反応生成物の排出管の取付けの位置精度が低くなる可能性があった。その結果、パッケージに設けられた供給管及び排出管と、セラミック反応器に取り付けられた供給管及び排出管との位置がずれてしまい、気密接合が困難となることがあった。また、反応器に設けた供給管及び排出管の長さの不揃いが発生した際に、気密接合が困難となることがあった。これにより、反応装置外部から反応器への流体の供給及び反応器から反応装置外部への流体の排出がうまくいかず、反応装置としての機能が損なわれる可能性があるという問題があった。
本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、反応器の供給管及び排出管とパッケージの供給管及び排出管とを気密接合させて、パッケージの外部から反応器への流体の供給及び反応器からパッケージの外部への流体の排出を円滑に行なうことができる反応装置、及びその反応装置を用いた反応システムを提供することである。
本発明の反応装置は、一方が反応前の流体を導入するために用いられ、他方が反応後の流体を送り出すために用いられる2つの第1管が表面に設けられた反応器と、前記の反応器を収容するパッケージと、前記のパッケージに設けられ、前記の2つの第1管にそれぞれ接続される2つの第2管とを備え、前記の第1管と前記の第2管の接続部の少なくとも一方において、前記の第1管及び前記の第2管の一方の先端部が他方の先端部に挿入され、前記の一方の先端部の外面は、前記の他方の先端部の内面の内側に位置する。この反応装置を、「第1の反応装置」という。
上記第1の反応装置において、好ましくは、前記の第1管と前記の第2管の接続部の少なくとも一方において、前記の第1管及び前記の第2管の前記の一方の先端部の外径は、前記の他方の先端部の内径よりも小さい。この反応装置を、「第2の反応装置」という。
上記第2の反応装置において、好ましくは、前記の第1管及び前記の第2管の前記の一方は、その先端部の内径が、他の部分の内径よりも小さい。この反応装置を、「第3の反応装置」という。
上記第1から第3のいずれかの反応装置において、好ましくは、前記の第1管及び前記の第2管の前記の他方の先端部は、前記の一方の先端部を収容する凹部を有している。この反応装置を、「第4の反応装置」という。
上記第1から第4のいずれかの反応装置において、好ましくは、前記の第1管及び前記の第2管の前記の一方の先端部の外面と、前記の他方の先端部の内面との間に接合材が充填されている。この反応装置を、「第5の反応装置」という。
上記第1から第5のいずれかの反応装置において、好ましくは、前記のパッケージの内部において、前記の第1管の外面は、複数の溝がそれぞれ形成されている。この反応装置を、「第6の反応装置」という。
上記第1から第6のいずれかの反応装置において、好ましくは、前記の反応器は、セラミックから成る。この反応装置を、「第7の反応装置」という。
本発明の反応システムは、上記第1から第7のいずれかの反応装置と、前記の反応前の流体を貯蔵する貯蔵部と、前記の貯蔵部から前記の反応装置に流体を流体供給手段とを備える。
本発明の反応装置は、一方が反応前の流体を導入するために用いられ、他方が反応後の流体を送り出すために用いられる2つの第1管が表面に設けられた反応器と、反応器を収容するパッケージと、パッケージに設けられ、2つの第1管にそれぞれ接続される2つの第2管とを備え、第1管と第2管の接続部の少なくとも一方において、第1管及び第2管の一方の先端部が他方の先端部に挿入され、一方の先端部の外面は、他方の先端部の内面の内側に位置することから、反応器に備えた供給管と排出管のピッチ精度が低い場合や、反応器に設けた入力管と出力管の長さに不揃いが生じた場合でも、反応器の供給管及び排出管と、パッケージに設けられた対応する供給管及び排出管とをそれぞれ気密接合させることができ、パッケージの外部から反応器への流体の供給及び反応器からパッケージの外部への流体の排出を円滑に行なうことができる。
本発明の反応システムは、上述の反応装置と、反応前の流体を貯蔵する貯蔵部と、貯蔵部から反応装置に流体を流体供給手段とを備えることから、反応装置に反応前の流体を安定して供給することができ、その結果、反応後の流体を安定して得ることが可能になる。
本発明の反応装置の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による反応装置の構成例を示す断面図である。図1に示されるように、本実施の形態による反応装置1は、反応器2と反応器2を収容するパッケージ3とを備える。パッケージ3は、凹部を有する基体4とその凹部を覆うように取り付けられる蓋体5とを備える。反応器2には、その表面に、反応前の流体が導入される第1供給管6及び反応後の流体が送り出される第1排出管7がそれぞれ設けられている。また、基体4には、第1供給管6に接続される第2供給管8、及び第1排出管7に接続される第2排出管9がそれぞれ設けられている。さらに、基体3には、貫通孔が設けられ、その貫通孔に、リード端子10が、断熱性を有する絶縁封止材11により封止固定されている。リード端子10は、ボンディングワイヤ12を介して、反応器2の表面上に設けられた電極13に接続されている。
図2は、図1に示した第2供給管8及び第2排出管9の先端部を拡大した断面図である。図1及び図2に示されるように、反応器2に設けられた第1供給管6及び第1排出管7、並びにパッケージ3に設けられた第2供給管8及び第2排出管9は、それぞれ円筒状であり、第1供給管6及び第1排出管7の先端部は、対応する第2供給管8及び第2排出管9の先端部にそれぞれ挿入され、第1供給管6及び第1排出管7の各先端部の外径は、対応する第2供給管8及び第2排出管9の各先端部の内径よりも小さい。すなわち、第1供給管6及び第1排出管7の各先端部の外面は、対応する第2供給管8及び第2排出管9の各先端部の内面の内側に位置している。
ここで、図2に示されるように、第1供給管6と第2供給管8、及び第1排出管7と第2排出管9は、それぞれAu−Sn合金,Au−Si合金,Au−Ge合金,Ag−Cu合金等の各種ロウ材14で接合されている。すなわち、第2供給管8及び第2排出管9の各先端部に、対応する第1供給管6及び第1排出管7の先端部が挿入され、第2供給管8の内面と第1供給管6の外面との隙間、及び第2排出管9の内面と第1排出管8の外面との隙間に、それぞれロウ材14が充填される。ロウ材14は、図2に示されるようにフィレット形状を形成するように選択されることが好ましく、この場合には、第2供給管8と第1供給管6及び第2排出管9と第1排出管7の各接続部において、良好な接続強度が得られる。
以上のように、第2供給管8と第1供給管6、及び第2排出管9と第1排出管7をそれぞれロウ材14を用いて接続する場合、例えば、以下のような方法を採ればよい。図3は、第2供給管8と第1供給管6、及び第2排出管9と第1排出管7とをそれぞれロウ材14を用いて接続する場合の接続方法の一例を説明する図である。例えば、図3に示されるように、反応器2をパッケージ3内で治具15を用いて所定の高さに保持しつつ、第2供給管8の内面と第1供給管6の外面との隙間、及び第2排出管9の内面と第1排出管8の外面との隙間に、それぞれロウ材14を充填し、そのロウ材14が固まってからその治具15を取り外せばよい。
図1に示した反応装置1において、反応器2はセラミックスからなり、反応前の流体が導入される供給口(図示せず)と、反応後の流体が送り出される排出口(図示せず)とを有している。供給口には、第1の供給管6が接続され、排出口には、第1の排出管7が接続されている。
反応器2が、例えば相対密度95%以上の緻密質の酸化アルミニウム質焼結体で形成されている場合は、例えば、まず酸化アルミニウム粉末に希土類酸化物粉末や酸化アルミニウム粉末等の焼結助剤を添加,混合して、酸化アルミニウム質焼結体の原料粉末を調製する。次いで、この原料粉末に有機バインダ及び分散媒を添加,混合してペースト化し、このペーストをドクターブレード法によって、あるいは原料粉末に有機バインダを加え、プレス成形,圧延成形等によって、所定の厚みのグリーンシートを作製する。その後、所定枚数のシート状成形体を位置合わせして積層圧着した後、この積層体を、例えば非酸化性雰囲気中、焼成最高温度が1200〜1500℃の温度で焼成して、目的とするセラミック製の反応器2を得る。また、成形は粉末成形プレス法であっても良い。
また、グリーンシートを作製する際に所定形状の貫通部を設け、次いで他のグリーンシートと積層圧着することで反応器2内部に反応する物質を流通させる溝部を形成することができる。溝部側面となる部分には物質を反応させるための触媒が担持されてもよい。
反応器2に導入される物質の反応が吸熱反応の場合、反応器2内には、温度調節機構、例えば、抵抗層等から成る薄膜ヒーター(図示せず)や厚膜ヒーター(図示せず)が形成されており、表面にはこのヒーターへ電力を供給する端子として電極13が形成されている。この温度調節機構により、反応器2内を物質の反応条件に相当する200〜800℃程度の温度条件に調整することで、物質反応を良好に促進することができる。
このようなヒーターは、触媒が担持され物質反応をおこなう溝部内や空隙内、あるいはその近傍に配置される。このような構成により、ヒーターから発生する熱を効率的に物質反応に用いることができる。
反応器2に設けられた第1供給管6と基体4に設けられた第2供給管8は、原料となる流体の供給路であり、反応器2に設けられた第1排出管7と基体4に設けられた第2排出管9は、反応器2内の反応によって生成された流体の排出路である。これらは、例えば、SUS系金属材料、Fe−Ni合金,Fe−Ni−Co合金,Al質焼結体,3Al・2SiO質焼結体,SiC質焼結体,AlN質焼結体,Si質焼結体,ガラスセラミック焼結体等のセラミック材料、ポリイミド等の高耐熱の樹脂材料、または、ガラスで形成されている。好ましくは、反応ガスに含まれる物質により脆化などしにくいものであるのがよい。このような材料としては、Fe合金、セラミックス、ガラスが挙げられる。
第1及び第2の供給管6,8及び第1及び第2の排出管7,9が金属材料から成る場合は、切削法,プレス法,MIM(Metal Injection Mold)法等により所定の形状に形成される。
また、第1及び第2の各供給管6,8及び第1及び第2の各排出管7,9が金属材料から成る場合には、腐食を防止するために、その表面は、例えばAu,Niのめっき処理や、ポリイミド等の樹脂コーティング等の被覆コーティング処理が行なわれることが望ましい。例えばAuめっき処理の場合であれば、その厚さは0.1〜5μm程度であることが望ましい。
また、第1及び第2の各供給管6,8及び第1及び第2の各排出管7,9が、例えば相対密度95%以上の緻密質の酸化アルミニウム質焼結体で形成されている場合は、まず酸化アルミニウム粉末に希土類酸化物粉末や酸化アルミニウム粉末等の焼結助剤を添加,混合して、酸化アルミニウム質焼結体の原料粉末を調製する。次いで、この原料粉末に有機バインダ及び分散媒を添加,混合してペースト化し、このペーストをドクターブレード法によって、あるいは原料粉末に有機バインダを加え、プレス成形,圧延成形等によって、所定の厚みのグリーンシートを作製する。その後、所定枚数のシート状成形体を位置合わせして積層圧着した後、この積層体を、例えば非酸化性雰囲気中、焼成最高温度が1200〜1500℃の温度で焼成して、目的とするセラミック製の第1及び第2の供給管6,8及び第1及び第2の排出管7,9を得る。なお、第1及び第2の供給管6,8及び第1及び第2の排出管7,9の成形は粉末成形プレス法であっても良い。
また、基体4に備えた第2供給管8及び第2排出管9のピッチと、反応器2に備えた第1供給管6及び第1排出管7のピッチとは同一寸法に設計されている。
パッケージ4は、基体4及び蓋体5からなる。基体4及び蓋体5は、ともに反応器2を収容する容器としての役割を有する。基体4及び蓋体5は、例えば、SUS,Fe−Ni−Co合金,Fe−Ni合金等のFe系合金や、無酸素銅の金属材料や、酸化アルミニウム(Al)質焼結体,ムライト(3Al・2SiO)質焼結体,炭化珪素(SiC)質焼結体,窒化アルミニウム(AlN)質焼結体,窒化珪素(Si)質焼結体,ガラスセラミックス等のセラミック材料や、ポリイミド等の高耐熱の樹脂材料で形成されている。
なお、基体4及び蓋体5に適用可能なガラスセラミックスは、ガラス成分とフィラー成分とから成る。そのガラス成分としては、例えばSiO−B系,SiO−B−Al系,SiO−B−Al−MO系(但し、MはCa,Sr,Mg,BaまたはZnを示す),SiO−Al−MO−MO系(但し、M及びMは同一または異なってCa,Sr,Mg,BaまたはZnを示す),SiO−B−Al−MO−MO系(但し、M及びMは前記と同じである),SiO−B−M O系(但し、MはLi,NaまたはKを示す),SiO−B−Al−M3O系(但し、Mは前記と同じである),Pb系ガラス,Bi系ガラス等が挙げられる。
また、フィラー成分としては、例えばAl,SiO,ZrOとアルカリ土類金属酸化物との複合酸化物、TiOとアルカリ土類金属酸化物との複合酸化物、Al及びSiOから選ばれる少なくとも1種を含む複合酸化物(例えばスピネル,ムライト,コージェライト)等が挙げられる。
また、基体4及び蓋体5が、例えば相対密度95%以上の緻密質の酸化アルミニウム質焼結体で形成されている場合は、例えば、まず酸化アルミニウム粉末に希土類酸化物粉末や酸化アルミニウム粉末等の焼結助剤を添加,混合して、酸化アルミニウム質焼結体の原料粉末を調製する。次いで、この原料粉末に有機バインダ及び分散媒を添加,混合してペースト化し、このペーストをドクターブレード法によって、あるいは原料粉末に有機バインダを加え、プレス成形,圧延成形等によって、所定の厚みのグリーンシートを作製する。その後、所定枚数のシート状成形体を位置合わせして積層圧着した後、この積層体を、例えば非酸化性雰囲気中、焼成最高温度が1200〜1500℃の温度で焼成して、目的とするセラミック製の基体4及び蓋体5を得る。なお、基体4及び蓋体5の成形は粉末成形プレス法であっても良い。
また、基体4及び蓋体5が金属材料から成る場合は、切削法,プレス法,MIM(Metal Injection Mold)法等により所定の形状に形成される。
また、基体4及び蓋体5が金属材料から成る場合には、腐食を防止するためにその表面は、例えばAu,Niのめっき処理や、ポリイミド等の樹脂コーティング等の被覆コーティング処理が行なわれることが望ましい。例えばAuめっき処理の場合であれば、その厚さは0.1〜5μm程度であることが望ましい。
また、基体4及び蓋体5で構成される収容容器の少なくとも内側表面をAuやAlのめっき処理膜で覆うことにより、収容された反応器2で発生する輻射熱を効率良く防ぐことができ、反応装置1の昇温を抑制することが可能となる。
以上のような基体4及び蓋体5は、反応装置1の小型化,低背化を可能とするためには厚さを薄くすべきであるが、機械的強度である曲げ強度は200MPa以上であることが好ましい。
リード端子10は、基体4及び蓋体5の熱膨張係数と同一または近似した金属が用いられるのがよく、例えば、Fe−Ni合金,Fe−Ni−Co合金よりなるものが、実用時の温度変化に対して熱歪の発生を防止できる。また、それらの材料から成るリード端子10は、リード端子10と基体4との良好な封着性が得られるとともに、ボンディング性に優れ、実装時に必要な強度と良好なはんだ付性や溶接性を確保できる。
反応器2がセラミックから成る場合、反応器2に設けられた供給口(図示せず)と第1供給管6との接合、及び反応器2に設けられた排出口(図示せず)と第1排出管7との接合には、Au−Sn合金,Au−Si合金,Au−Ge合金,Ag−Cu合金等の各種ロウ材、石英ガラス,ホウ珪酸ガラス等のガラスや各種セラミックス,無機ポリマーを含む無機接着剤、ポリイミドアミド等の高耐熱性有機材料を含む接着剤、並びにシリコーンゴムや珪素樹脂等の有機珪素化合物から成る接着剤等の接合材が適用でき、これにより燃料ガスや排出ガスの漏れを有効に防止して、反応装置1の内部を長期にわたり良好に気密性を維持できる。また、これは、第2供給管8及び第2排出管9と対応する第1供給管6及び第1排出管7との接合においても同様である。なお、工程上、反応器2の供給口及び排出口と、対応する第1供給管6,第1排出管7とを先に接合する方が望ましい。
リード端子10は、断熱性を有する絶縁封止材11により、基体4の貫通孔に絶縁され、封止固定されている。絶縁封止材11は、例えば、硼珪酸ガラス,アルカリガラス,鉛を主成分とする絶縁ガラス等のガラス材料や酸化アルミニウム等のセラミック材料等から成り、基体4に形成された貫通孔でこの絶縁封止材11によって基体4とリード端子10とが電気的に絶縁されてリード端子10が封止固定されている。基体4に形成されたリード端子10が挿通される貫通孔は、基体4とリード端子10とが接触して電気的に導通することがない大きさが必要であり、具体的にはリード端子10から基体4までの間隔が0.1mm以上確保できる内径が必要である。
なお、絶縁封止材11が、酸化アルミニウム等のセラミック材料からなる場合、リード端子10を基体4の貫通孔に例えば筒状のセラミック材料から成る絶縁封止材11を介して挿入し、絶縁封止材11と基体4との接続及び絶縁封止材11とリード端子10との接続をAu−GeやAg−Cu等のロウ材により行なうことができる。
また、リード端子10は、反応器2上の電極13にボンディングワイヤ12を介して電気的に接続される。さらに蓋体5を用いて基体4のキャビティを封止することによって、基体4のキャビティ内に収容した反応器2を気密に封止した反応装置1が形成される。
本実施の形態による反応装置1に収容される反応器2は、物質を反応するための装置であり、その内部に物質を反応させる触媒が担持された溝あるいは空隙を有する。
この反応器2は、蓋体5がAu合金,Ag合金,Al合金等の金属ロウ材やガラス材による接合やシームウェルド法等により基体4にそのキャビティを覆って取着されることによって、パッケージ3内に収容される。
例えば、基体4と蓋体5とをAu−Snロウ材により接合する場合は、蓋体5に予めAu−Snロウ材を溶着させておくか、あるいは金型等を用いて打ち抜き加工等で枠状に形成したAu−Snロウ材を基体4と蓋体5との間に載置した後、封止炉あるいはシームウェルダーで蓋体5を基体4に接合することにより、反応装置1の内部に反応器2を封止することができる。
また、反応器2上の電極13がボンディングワイヤ12を介して基体4に設けたリード端子10に電気的に接続される。これにより、電極13を通じて反応器2の表面や内部に形成されたヒーターを加熱することができる。その結果、反応器2において反応温度の維持が可能となり物質の反応を安定させることができる。
また、反応装置1内の断熱性を得るためには、パッケージ3内を真空にすることが必要となる。このためには、反応器2を封止する際、真空炉でのロウ材による封止や真空チャンバー内でのシームウェルド法などで行なえば良い。
また、第1供給管6及び第1排出管7の外面は、パッケージ3の内部において、それぞれ複数の溝が形成されているのがよい。これにより、第1供給管6及び第1排出管7から第2供給管8及び第2排出管9への熱伝導を低下させて反応器2から基体4や蓋体5への熱伝導をより有効に抑制できるとともに、第1供給管6や第1排出管7が適度に変形することが可能となり、第1供給管6や第1排出管7の変形による応力を緩和することができ、第1供給管6及び第1排出管7と反応器2との接合部、及び、第2供給管8及び第2排出管9と基体4または蓋体5との接合部の接合を良好に維持することができる。なお、第1供給管6の外面及び第1排出管7の外面の両方に溝を形成することが好ましいが、一方の外面だけに溝を形成しても、対応する第2供給管8又は第2排出管9への熱伝導を低下させることができる。
上述のように、本実施の形態による反応装置1では、反応器2に取り付けられた第1供給管6及び第1排出管7の間隔とパッケージ3に取り付けられた第2供給管8及び第2排出管9の間隔がずれている場合でも、第2供給管8及び第2排出管9の先端部の内径が、対応する第1供給管6及び第1排出管7の先端部の外径よりも大きいためにその位置ずれが調整されることから、第1供給管6と第2供給管8の接続部及び第1排出管7と第2排出管9の接続部において、第2供給管8の内面と第1供給管6の外面との隙間、及び第2排出管9の内面と第1排出管8の外面との隙間にそれぞれ接合材を充填することによって、第1供給管6及び第1排出管7と、対応する第2供給管8及び第2排出管9との気密接合が可能になる。例えば、図4(a)に示されるように、第1供給管6及び第1供給管7の間隔が狭く、第2供給管8及び第2排出管9の間隔が広い場合であっても、第2供給管8及び第2排出管9の内径が、対応する第1供給管6及び第1排出管7の外径よりも大きいことから、その間隔の差を吸収することができる。同じく、図4(b)に示されるように、第1供給管6及び第1供給管7の間隔が広く、第2供給管8及び第2排出管9の間隔が狭い場合であっても、その間隔の差を吸収することができる。
さらに、反応器2の表面から延在する第1供給管6の長さと第1排出管7との長さとが不揃いである場合、及びパッケージ3の内部においてパッケージ3の表面から延在する第2供給管8の長さと第2排出管9の長さとが不揃いである場合であっても、第2供給管8及び第2排出管9の各先端部の深さ方向にその差は吸収される。
従って、反応器2及びパッケージ3の製造時に第1及び第2の各供給管6,8を接続する供給口及び第1及び第2の各排出管7,9を接続する排出口の寸法及び配置がずれてしまった場合でも、第1供給管6及び第1排出管7と対応する第2供給管8及び第2排出管9とを気密接合させることができるため、反応装置1の外部から反応器2への流体の供給及び反応器2から反応装置1の外部への流体の排出を円滑に行なうことができる。
なお、本実施の形態による反応装置1では、第2供給管8及び第2排出管9の内径は、対応する第1供給管6及び第1排出管7の外径よりも大きい構成としたが、第1供給管6及び第1排出管7の内径が、第2供給管8及び第2排出管9の外径よりも大きい構成、すなわち、第1供給管6及び第1排出管7の各先端部に、対応する第2供給管8及び第2排出管9の各先端部がそれぞれ挿入される構成としてもよい。また、本実施の形態による反応装置1では、反応器2に設けられた第1供給管6及び第1排出管7、並びにパッケージ3に設けられた第2供給管8及び第2排出管9を、それぞれ円筒状としたが、角柱状のように軸方向に沿って軸方向に垂直な断面の形状及び寸法が同じである他の形状であってもよく、さらに、軸方向に沿って軸方向に垂直な断面の形状及び寸法が異なる他の形状であってもよい。さらに、本実施の形態による反応装置1では、第1供給管6、第1排出管7、第2供給管8、及び第2排出管9を全て同じ形状としたが、必ずしもそうである必要はなく、少なくとも1つが異なる形状であってもよい。
また、本実施の形態による反応装置1では、第1供給管6及び第1排出管7の各先端部の外面が、対応する第2供給管8及び第2排出管9の各先端部の内面の内側に位置していたが、第1供給管6及び第1排出管7の少なくとも1つの先端部の外面が、対応する第2供給管8及び第2排出管9の先端部の少なくとも1つの内面の内側に位置していていてもよい。ここで、反応器2に設けられた第1供給管6及び第1排出管7を区別せずに「第1管」とし、パッケージ3に設けられた第2供給管8及び第2排出管9を区別せずに「第2管」とすると、第1管と第2管の接続部の少なくとも一方において、第1管及び第2管の一方の先端部の外面が、他方の先端部の内面の内側に位置するように構成すれば、2つの第1管間のピッチと、2つの第2管間のピッチとの差を吸収でき、反応装置の外部から反応器への流体の供給及び反応器から反応装置の外部への流体の排出を円滑に行なうことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2による反応装置について説明する。図5は、実施の形態2による反応装置の構成例を示す断面図である。図5において、図1に示した反応装置1の構成と同一の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施の形態による反応装置21が、実施の形態1による反応装置1と異なる点は、第2供給管8及び第2排出管9の各先端部が、対応する第1供給管6及び第1排出管7の各先端部を収容する凹部をそれぞれ有している点である。
図6は、図5に示した第2供給管8の先端部を拡大した図であり、(a)は断面図、(b)は上面図である。なお、第2排出管9の先端部も第2供給管8の先端部と同様の構成であるが、図6では、第2供給管8の先端部のみを示した。図5及び図6に示されるように、第2供給管8及び第2排出管9は、反応器2に設けられた対応する第1供給管6及び第1排出管7の各先端部と接合する部分に、第1供給管6及び第1排出管7の各先端部を収容する凹部を備えている。すなわち、第2供給管8の凹部は、第1供給管6の先端部を、該凹部と第1供給管6の先端部との隙間を保持しつつ収容可能であり、第2排出管9の凹部は、第1排出管7の先端部を、該凹部と第1排出管7の先端部との隙間を保持しつつ収容可能である。
図7は、第1供給管6と第2供給管8との接続部、又は第1排出管7と第2排出管9との接続部を示した図である。ここで、第1供給管6と第2供給管8、及び第1排出管7と第2排出管9は、それぞれAu−Sn合金,Au−Si合金,Au−Ge合金,Ag−Cu合金等の各種ロウ材14で接合される。すなわち、第2供給管8及び第2排出管9の凹部内に、対応する第1供給管6及び第1排出管7の先端部が挿入され、第2供給管8の凹部と第1供給管6の先端部との隙間、及び第2排出管9の凹部と第1排出管8の先端部との隙間に、それぞれロウ材14が充填される。
なお、第2供給管8と第2排出管9の凹部の内径は、第1供給管6及び第1排出管7の先端部の外径よりも大きく、その差は、0.01mm以上0.20mm以下が望ましい。0.01mm以上であると、第1供給管6、第1排出管7、第2供給管8、及び第2排出管9にNiめっきやAuめっき処理を施した後、ロウ材14によって接合する際に、第1供給管6及び第1排出管7の対応する凹部への挿入がより容易になる。また、0.20mm以下であると、各凹部に第1供給管6及び第1排出管7を挿入した後、ロウ材14で接合する際、ロウ材14が第1供給管6及び第1排出管7の各先端部と対応する各凹部との隙間を十分に充填することができ、より確実に気密を行うことができる。すなわち、第2供給管8及び第2排出管9の各凹部の内径寸法と、対応する第1供給管6及び第1排出管7の各先端部の外径寸法との差が、それぞれ0.01mm以上0.20mm以下であると、第1供給管6及び第1排出管7の対応する各凹部への挿入がスムーズに行え、併せてそれらの凹部と第1供給管6及び第1排出管7の各先端部との隙間を十分に充填することが可能となり、第1供給管6の先端部の外面と第2供給管8の凹部内面との隙間、及び第1排出管7の先端部の外面と第2排出管9の凹部内面との隙間に接合材の良好なメニスカスを形成することが可能となり、接合強度を向上させることができる。
また、第2供給管8と第2排出管9の凹部の深さは0.20mm以上が望ましい。0.20mm以上であると、第1供給管6及び第1排出管7と対応する凹部とをロウ材14で接合する際に、第1供給管6及び第1排出管7の凹部への挿入がより容易になる。上限深さは、第1供給管6と第2供給管8、及び第1排出管7と第2排出管9の先端部の不揃い具合にもよるが、第1供給管6及び第1排出管7の対応する各凹部への挿入を確実に行うことができ、また挿入した後にロウ材14が隙間を十分に充填する深さを有していればよい。第2供給管8と第2排出管9の各凹部の深さが0.20mm以上であると、第1供給管6及び第1排出管7の対応する各凹部への挿入がスムーズに行え、併せてそれらの凹部と第1供給管6及び第1排出管7の各先端部との隙間を十分に充填することが可能となり、第1供給管6の先端部の外面と第2供給管8の凹部内面との隙間、及び第1排出管7の先端部の外面と第2排出管9の凹部内面との隙間に接合材の良好なメニスカスを形成することが可能となり、接合強度を向上させることができる。
第2供給管8及び第2排出管9の各凹部の外径と内径との差は、0.15mm以上が望ましい。0.15mm以上であると、凹部内面と凹部外面との間の厚みが十分であり、第1供給管6又は第1排出管7を挿入する際に変形や破壊を起こす可能性が低減される。第2供給管8及び第2排出管9の各凹部の厚み、すなわち、各凹部の内面と外面との間の距離は、反応器2の大きさや第1供給管6及び第1排出管7のピッチ寸法により様々であるが、0.10mm程度の厚みを有するものであれば、第1供給管6又は第1排出管7を挿入しても変形や破壊などを起こす危険性は低い。
上述のように、本実施の形態による反応装置1では、反応器2に取り付けられた第1供給管6及び第1排出管7の間隔とパッケージ3に取り付けられた第2供給管8及び第2排出管9の間隔がずれている場合でも、第2供給管8及び第2排出管9の凹部によってその位置ずれが調整されるため、第1供給管6及び第1排出管7と、対応する第2供給管8及び第2排出管9の気密接合が可能になる。例えば、図8(a)に示されるように、第1供給管6及び第1供給管7の間隔が狭く、第2供給管8及び第2排出管9の間隔が広い場合であっても、第2供給管8及び第2排出管9の各先端部に設けられた凹部によって、その間隔の差が吸収される。同じく、図8(b)に示されるように、第1供給管6及び第1供給管7の間隔が広く、第2供給管8及び第2排出管9の間隔が狭い場合であっても、その間隔の差が吸収される。
さらに、反応器2の表面から延在する第1供給管6の長さと第1排出管7との長さとが不揃いである場合、及びパッケージ3の内部においてパッケージ3の表面から延在する第2供給管8の長さと第2排出管9の長さとが不揃いである場合であっても、第2供給管8及び第2排出管9の各先端部に設けられた凹部によって、その凹部の深さ方向にその差は吸収される。
従って、反応器2及びパッケージ3の製造時に第1及び第2の各供給管6,8を接続する供給口及び第1及び第2の各排出管7,9を接続する排出口の寸法及び配置がずれてしまった場合でも、第1供給管6及び第1排出管7と対応する第2供給管8及び第2排出管9とを気密接合させることができるため、反応装置の外部から反応器への流体の供給及び反応器から反応装置の外部への流体の排出を円滑に行なうことができる。
なお、図5に示した例においては、基体3側に備えた第2供給管8や第2排出管9の各先端が凹部を有しているが、反応器2に備えた第1供給管6及び第1排出管7の各先端に凹部をそれぞれ有しても良い。また、凹部を有する先端部は円形ではなく楕円形や角形でも良い。
なお、上述の反応装置1,21と、反応前の流体を貯蔵する貯蔵部と、貯蔵部から反応装置1、21に流体を供給する、例えばポンプ等の流体供給手段と備えた流体システムを構成することができる。この反応システムでは、反応装置1,21に反応前の流体を安定して供給することができ、その結果、反応後の流体を安定して得ることができる。
なお、上述の反応装置1,21は、メタノール等の燃料を反応させて水素ガスを生成する燃料改質器として用いることができ、その場合には、反応装置から排出された水素ガスを燃料とする燃料電池と組み合わせることにより、燃料電池システムを構成することができる。上述の反応装置を用いた燃料電池システムでは、パッケージの外部から反応器への流体の供給及び反応器からパッケージの外部への流体の排出を円滑に行なうことができるため、発電を効率よく安定して行なうことができる燃料電池システムを実現することができる。
なお、本発明は以上の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることは何ら差し支えない。
本発明の実施の形態1による反応装置の構成例を示す断面図である。 第1供給管と第2供給管との接続部、及び第1排出管と第2排出管との接続部の拡大図である。 第2供給管と第1供給管、及び第2排出管と第1排出管とをそれぞれロウ材を用いて接続する場合の接続方法の一例を説明する図である。 (a)は、第1供給管及び第1供給管の間隔が狭い場合の、第1供給管と第2供給管との接続部、及び第1排出管と第2排出管との接続部を示す図であり、(b)は、第1供給管及び第1供給管の間隔が広い場合の、第1供給管と第2供給管との接続部、及び第1排出管と第2排出管との接続部を示す図である。 本発明の実施の形態2による反応装置の構成例を示す断面図である。 (a)は、図5に示した第2供給管及び第2排出管の先端部の断面図であり、(b)は、図1に示した第2供給管及び第2排出管の先端部の上面図である。 第1供給管と第2供給管との接続部、及び第1排出管と第2排出管との接続部の拡大図である。 (a)は、第1供給管及び第1供給管の間隔が狭い場合の、第1供給管と第2供給管との接続部、及び第1排出管と第2排出管との接続部を示す図であり、(b)は、第1供給管及び第1供給管の間隔が広い場合の、第1供給管と第2供給管との接続部、及び第1排出管と第2排出管との接続部を示す図である。
符号の説明
1,21 反応装置
2 反応器
3 パッケージ
4 基体
5 蓋体
6 第1供給管
7 第1排出管
8 第2供給管
9 第2排出管
10 リード端子
11 絶縁封止材
12 ワイヤボンディング
13 電極
14 接合材
15 治具

Claims (8)

  1. 一方が反応前の流体を導入するために用いられ、他方が反応後の流体を送り出すために用いられる2つの第1管が表面に設けられた反応器と、
    前記反応器を収容するパッケージと、
    前記パッケージに設けられ、前記2つの第1管にそれぞれ接続される2つの第2管と
    を備え、
    前記第1管と前記第2管の接続部の少なくとも一方において、前記第1管及び前記第2管の一方の先端部が他方の先端部に挿入され、前記一方の先端部の外面は、前記他方の先端部の内面の内側に位置することを特徴とする反応装置。
  2. 前記第1管と前記第2管の接続部の少なくとも一方において、前記第1管及び前記第2管の前記一方の先端部の外径が、前記他方の先端部の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
  3. 前記第1管及び前記第2管の前記一方は、その先端部の内径が、他の部分の内径よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の反応装置。
  4. 前記第1管及び前記第2管の前記他方の先端部は、前記一方の先端部を収容する凹部を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の反応装置。
  5. 前記第1管及び前記第2管の前記一方の先端部の外面と、前記他方の先端部の内面との間に接合材が充填されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の反応装置。
  6. 前記パッケージの内部において、前記第1管の外面は、複数の溝がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の反応装置。
  7. 前記反応器は、セラミックから成ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の反応装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の反応装置と、
    前記反応前の流体を貯蔵する貯蔵部と、
    前記貯蔵部から前記反応装置に流体を流体供給手段と
    を備えることを特徴とする反応システム。
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