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JP2008153720A - カメラモジュール及び撮像装置 - Google Patents

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JP2008153720A JP2006336514A JP2006336514A JP2008153720A JP 2008153720 A JP2008153720 A JP 2008153720A JP 2006336514 A JP2006336514 A JP 2006336514A JP 2006336514 A JP2006336514 A JP 2006336514A JP 2008153720 A JP2008153720 A JP 2008153720A
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Masaru Hasuda
大 蓮田
Junji Tanaka
淳史 田中
Tomonori Kanai
友範 金井
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Abstract

【課題】撮像領域内への接着剤の侵入を防いで撮影品質の高いカメラモジュール等を提供できる。
【解決手段】カメラモジュールは、受光領域に入射された光を電気信号に変換して出力するセンサ6を備えたイメージセンサ4と、外部から入射された光をイメージセンサ4のセンサ6に集光するレンズと、レンズを保持し、且つ、端面においてイメージセンサ4のセンサ6の側の面に接着剤9で接着された保持部材3と、保持部材3の端面の少なくとも一部に形成され、且つ、接着剤9を退避させる窪み10と含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば携帯電話機等に搭載されるカメラモジュール及び撮像装置に関し、より詳しくは、小型化に好適なカメラモジュール等に関する。
近年、携帯電話機等にもカメラシステムが搭載されるようになっている。このようなカメラシステムにおいては、マイクロレンズを用いて被写体画像をイメージセンサに結像させるカメラモジュールが広く使用されている。
携帯電話等が小型化されるに伴って、カメラモジュールのさらなる小型化が要求されている。
小型化を図り、且つ、焦点精度が高いカメラモジュールに関する技術として、特許文献1に該当する技術が従来から知られていた。
特許文献1には、レンズと、レンズを支持する鏡筒と、レンズを介して入射された光に基づき撮像信号を出力するイメージセンサチップとを備え、鏡筒は、イメージセンサチップ上に載置され固定され、イメージセンサチップは、その一面にセンサ部と論理回路部を備え、鏡筒は、論理回路部上に載置され固定されたカメラモジュールの技術が開示されている。
国際公開第03/015400号パンフレット
カメラモジュールの小型化のために、撮像素子を備えたイメージセンサチップの上に、レンズを保持するレンズ保持部を接着剤で接着して部品間の隙間を極力少なくすることが行われてきている。このとき、レンズ保持部の接着面に塗布した接着剤がはみ出して、イメージセンサチップの撮像領域に侵入して製造不良を起こすことがあった。これに対して、従来は接着面と撮像領域との間に隙間を設けて、接着剤のはみ出しを吸収して対応してきた。
しかしながら、近年のカメラモジュールの小型化の要請に伴い、接着面と撮像領域との間に確保された隙間を極力少なくする必要があり、接着剤のはみ出しが問題となってきた。
ここで、カメラモジュール製作時に接着剤のはみ出しが撮像領域内へ侵入することを防ぎ、撮影品質の高いカメラモジュール等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカメラモジュールは、受光領域に入射された光を電気信号に変換して出力する撮像素子を備えたイメージセンサと、外部から入射された光をイメージセンサの受光領域に集光するレンズと、レンズを保持し、且つ、端面においてイメージセンサの受光領域の側の面に接着剤で接着された保持部材と、保持部材の端面の少なくとも一部に形成され、且つ、接着剤を退避させる退避手段とを含むことを特徴とする。
上記カメラモジュールにおいて、イメージセンサの受光領域は、方形であり、保持部材は、保持部材の端面がイメージセンサの受光領域に合わせた方形に開口しており、退避手段は、保持部材の端面の角部の内面の側に端面の面積を減じるように形成された窪みであることを特徴とする。
上記カメラモジュールにおいて、退避手段は、保持部材の端面の内辺から外辺に向けて形成された凹部であることを特徴とする。
上記カメラモジュールにおいて、退避手段は、保持部材の端面の外辺から内辺に向けて形成された凹部であることを特徴とする。
上記カメラモジュールにおいて、退避手段は、保持部材の端面の内辺から外辺に向けて形成された第一凹部と、外辺から内辺に向けて形成された第二凹部とであり、第一凹部と第二凹部とは、端面において交互に形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカメラモジュールは、方形の受光領域に入射された光を電気信号に変換して出力する撮像素子と、受光領域の側の面に形成され撮像素子が出力する電気信号を信号処理する論理回路部とを備えたイメージセンサと、外部から入射された光をイメージセンサの受光領域に集光するレンズと、レンズを保持し、且つ、端面がイメージセンサの受光領域に合わせた方形に開口してイメージセンサの受光領域の側の面に取り付けられ、端面の角部には端面の面積を減じるように端面の内面の側に窪みが形成された保持部材とを含み、保持部材がイメージセンサに接着された箇所の少なくとも一部は、論理回路部に重なっていることを特徴とする。
上記カメラモジュールにおいて、レンズと保持部材とは一体成形により構成されていることを特徴とする。
上記カメラモジュールにおいて、保持部材は、イメージセンサに接着剤で接着されており、レンズの受光領域に対する焦点は、接着剤により調整されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカメラモジュールは、方形の受光領域を有し、且つ、受光領域に入射された光を電気信号に変換して出力する撮像素子を備えたイメージセンサと、外部から入射された光をイメージセンサの受光領域に集光するレンズと、レンズを介して入射した光をイメージセンサの受光領域へ透過する板状のカバー部材と、レンズを保持し、端面においてカバー部材に接着剤で接着され、端面がイメージセンサの受光領域に合わせた方形に開口した保持部材と、保持部材の端面の角部に端面の面積を減じるように保持部材の内面の側に形成された窪みとを含むことを特徴とする。
上記カメラモジュールにおいて、カバー部材は、保持部材が接着される面とは反対側の面に配線層を備え、イメージセンサは、受光領域の側の面に撮像素子にて出力された電気信号をカバー部材の配線層に出力する電極部を備え、カバー部材における保持部材が接着された領域のカバー部材を挟んで反対側の面の領域は、イメージセンサの電極部とカバー部材の配線層とが接続する箇所を含むことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる撮像装置は、方形の受光領域を有し、且つ、受光領域に入射された光を電気信号に変換して出力する撮像素子を備えたイメージセンサと、外部からの光を撮像素子の受光領域に集光するレンズと、レンズを保持し、端面がイメージセンサの受光領域に合わせた方形に開口してイメージセンサの受光領域の側の面に接着剤で接着され、端面の角部には端面の面積を減じるように端面の内面の側に窪みが形成された保持部材と、イメージセンサに接続され、イメージセンサの撮像素子から出力された電気信号を処理する信号処理部とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、製作時に接着剤の撮像領域内への侵入を防ぎ、撮影品質の高いカメラモジュール等を提供できる。
(カメラモジュール)
(第一の実施の形態)
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(実施の形態)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかるカメラモジュール1を示す外観斜視図である。
図1に示すように、カメラモジュール1は、レンズ2と、レンズ2を保持する保持部材3と、保持部材3に接着されたイメージセンサ4とを備えている。尚、レンズ2を保持部材3に取り付けてなる部品を鏡筒と呼ぶことがある。
レンズ2は、例えば、ポリカーボネートやオレフィン系の材料、シリコン系樹脂等の剛性樹脂やガラスにより構成される。レンズ2は、外部から入射される入射光を後述するイメージセンサ4の表面に形成されたセンサ6(図2参照)の受光領域に集光する。
保持部材3は、例えば、黒色のポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート等の遮光性のある合成樹脂により構成される。保持部材3は、角筒等の筒形状を有し、その内周部の所定の位置にてレンズ2を保持している。保持部材3は、入射光の乱反射等によるフレア、ゴースト防止のため遮光機能も兼ねている。保持部材3は、後述するイメージセンサ4の中央に、後述する接着剤9により接着されている。保持部材3の接着面は、イメージセンサ4のセンサ6(図2参照)に形成された方形の受光領域に合わせて方形に開口している。
イメージセンサ4は、接着された保持部材3の周囲にスルーホール(貫通孔)5を備えている。より詳しくは、図2を用いて以下に説明する。
図2は、第一の実施の形態にかかるカメラモジュール1の縦断面図である。
イメージセンサ4は、センサ6、電極部7及び論理回路部8を有している。
センサ6は、カメラモジュールにかかる発明の撮像素子のひとつとして機能する。センサ6は、イメージセンサ4の受光領域側の面に形成される。センサ6は、方形の受光領域を有し、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子で形成される。センサ6は、入射された光を電気信号に変換して出力する。
電極部7は、後述する論理回路部8と電気的に接続された入出力端子である。より詳しくは、電極部7は、受光領域側の面に形成された論理回路部8から延伸した連絡路とイメージセンサ4を貫通するスルーホール(貫通孔)5とを通じて、受光領域とは反対側の面に形成されている。そして、半田ボールによって入出力端子を形成し、外部基板(図示省略)と接続している。例えば、カメラモジュール1を携帯電話、携帯端末(PDA)やカードカメラを構成する配線基板(図示省略)の上に設置し、電極部7と配線基板とを電気的に接続する。また、抵抗、コンデンサー等の受動部品、トランジスタ、LSI等の能動部品が搭載されたサブ配線基板にカメラモジュール1を設置して電極部7とサブ配線基板とを電気的に接続し、サブ配線基板を携帯電話、携帯端末(PDA)やカードカメラと電気的に接続することもできる。この他に、電極部7を受光領域と同じ側の面に形成し、開口基板とフリップ実装としてもよい。また、電極部7と配線基板又はサブ配線基板とをワイヤーボンディングにて電気的に接続することもできる。
論理回路部8は、センサ6から出力された電気信号に対して増幅やノイズ除去等の信号処理を行う。
以上の構成を有するカメラモジュール1において、イメージセンサ4におけるセンサ6の受光領域への接着剤9の侵入を防ぐ対策を以下に説明する。
図3は、図2に一点鎖線X−X’で示す断面位置におけるカメラモジュール1の断面図である。
図3に示すように、保持部材3のイメージセンサ4との接着面(端面)は、イメージセンサ4の受光領域の形状に合わせて方形に開口されている。接着面の四隅には、外辺に向かって窪み10が形成されている。即ち、保持部材3におけるイメージセンサ4との接着面の隅部(角の領域の内面側)には、接着面の面積を減じるように保持部材3の内面の側に窪み10が形成されている。これにより、カメラモジュール1において、保持部材3とイメージセンサ4との接着面の隅部を窪ませ、隣り合う壁面との間に距離を持たせることが可能となる。
図4は、保持部材3の接着面に接着剤9を塗布したときのコーナー部での接着剤塗布の状態を、接着面側から見た図である。図4(a)は従来の塗布状態を示し、図4(b)は、コーナー部に窪み10を設けたときの塗布の状態を示す。図4において、接着剤9のはみ出し状態を斜線で示す。図4(a)に示すように、保持部材3の接着面のコーナー部では表面張力によりはみ出し幅(R部の半径)が大きくなる。コーナー部の接着剤9の付き方は直角が理想である。対策として、保持部材3の接着面のコーナー部に窪み10を設けた(図4(b)参照)。ここで、窪み10は、保持部材3の接着面の面積を減じるように接着面の隅部における内面の側に形成された窪みである。これにより、保持部材3とイメージセンサ4との接着時に、接着剤9の表面張力によって保持部材3の接着面隅部に形成されるRを減少させることができ、接着剤9がはみ出してイメージセンサ4の受光領域に浸入する危険を低減できる。尚、窪み10は方形でも円形でも良い。
ここで、本実施の形態にかかるカメラモジュール1の製造方法を説明する。
保持部材3とイメージセンサ4とは、例えば、紫外線硬化樹脂によって接着される。この場合、イメージセンサ4に対して、レンズ2が合焦する位置に保持部材3を載置し、その後、イメージセンサ4と保持部材3とが接着されるように紫外線硬化樹脂を塗布する。また、イメージセンサ4又は保持部材3のいずれか一方又は双方に紫外線硬化樹脂を塗布した後に、両者の位置決めをするようにしてもよい。そして、紫外線をこの紫外線硬化樹脂に照射することによってイメージセンサ4と保持部材3とを接着固定する。尚、接着剤9は熱硬化樹脂であっても、添加剤で硬化する樹脂であっても構わない。
更に、紫外線硬化樹脂にて仮硬化させておき、熱硬化により本硬化する方法でもよく、このとき紫外線硬化時は熱による本硬化での収縮を想定し、本硬化後合焦する位置に保持部材3とイメージセンサ4を載置すると望ましい。接着にあたっては、保持部材3とイメージセンサ4の間に接着剤9を塗布し、接着剤9の厚みにより焦点距離を調整するようにしても構わない。カメラモジュール1を組み立てて接着剤9を硬化させる段階で焦点調整をするので、簡易且つ確実に焦点を調整できる。
このように、本実施の形態にかかるカメラモジュール1によれば、保持部材3の接着面の窪み10が、隅部に形成されるR部のRを小さくする。その結果、隅部における接着剤9のはみ出しを減少させ、受光領域に侵入する接着剤を減らすことができる。これにより、撮影品質の高いカメラモジュールを提供できる。
また、本実施の形態にかかるカメラモジュール1によれば、保持部材3とイメージセンサ4との接着面の少なくとも一部が、論理回路部8に重なっているので、通常は利用されない論理回路部8の上方の領域を有効活用することができる。
(応用例1)
図3に示したように、接着面の四隅に形成した窪み10は、隅部の接着剤9のはみ出し量を軽減するが、隅部以外の箇所でも接着剤9が受光領域まではみ出す場合がある。即ち、接着剤9を保持部材3の接着面に塗布した場合、接着剤9の表面張力によって接着面の中央付近に接着剤9の盛り上がりができる。この接着剤9の盛り上がりにより、接着面の中央付近の接着剤9のはみ出しが他の部分よりも多いことがある。
図5は、接触面の内辺側の中央に、外辺に向けて凹部11が形成された例を示す図である。
図5では、図3の場合と同様に、保持部材3のイメージセンサ4との接着面は、センサ6の受光領域に合わせて方形に開口し、四隅には窪み10が形成されている。そして、保持部材3とイメージセンサ4との接着面の辺の中央には、内辺側から外辺に向けて凹部11が形成されている。接着面の中央に凹部11を設けて接着剤9の盛り上がりを軽減させ、接着剤9のはみ出し量を抑止する。尚、図5では、凹部11の形状を方形としているが、半円形状でもよい。また、1辺の中央に1つの凹部11が形成されているが、接着剤9のはみ出し量に応じて所定の位置及び所定の数の凹部11が形成されてもよい。
(応用例2)
図6は、接触面の辺の中央に、外辺側から内辺に向けて凹部12が形成された例を示す図である。保持部材3とイメージセンサ4との接着面の中央に、外壁側から内壁側に向かって凹部12が形成されている。応用例1の場合と同様に、接着面の中央に凹部12を設けることで、辺の中央付近の接着剤9の盛り上がりを軽減させ、接着剤9のはみ出し量を抑止する。特に、接着剤9が接着面から外にはみ出す量を減らすことができる。尚、図6では、凹部12の形状を方形としているが、半円形状でもよい。また、1辺の中央に1つの凹部12が形成されているが、接着剤9のはみ出し量に応じて所定の位置及び所定の数の凹部12が形成されてもよい。
(応用例3)
図7は、接触面の内辺の側及び外辺の側のそれぞれに、内辺側から外辺に向けた凹部11と、外辺側から内辺に向けた凹部12とが形成された例を示す図である。
内壁側と外壁側の両方の壁面に凹部11,12を設ける場合、内壁側の凹部11と外壁側の凹部12とが同じ位置とならないように交互に形成することが望ましい。保持部材3の肉厚が薄くなる箇所を減らすことで、応力に対する強度を著しく低下させることを防止するためである。尚、凹部11,12の形状は図では方形としているが、円形型であっても何ら問題はない。また、図7では内壁側に1つの凹部11、外壁側に2つの凹部12を形成しているが、接着剤9のはみ出し量に応じて位置及び数を適宜選択してよい。交互に形成する際の間隔は接着剤9の盛り上がりに応じて任意に選択してよい。
(応用例4)
図8は、レンズとレンズを保持する部材とを一体成形により構成したカメラモジュール15の縦断面図である。
図8に示す応用例4のカメラモジュール15では、部材16はレンズとレンズを保持する部材とを一体成形により構成されている。これにより、カメラモジュール15製作時に管理すべき部品数が少なくなるので製造コストを低くすることができる。尚、レンズの焦点合わせは、接着剤9が硬化するときの厚みを調整することにより行う。
(第二の実施の形態)
図9は、第二の実施の形態にかかるカメラモジュール20の縦断面図である。上記第一の実施の形態と同じ部材は、同じ参照符号を付することで説明を省略する。
第二の実施の形態にかかるカメラモジュール20は、センサ6を有するイメージセンサ21と、イメージセンサ21の配線層23を介して接合した透明基材22と、透明基材22の上に接着された保持部材24とを有して構成される。イメージセンサ21には貫通孔が形成されておらず、電極部7が受光領域側の面に形成されている点が、第一の実施の形態にかかるイメージセンサ4と相違している点である。
イメージセンサ21は、配線層23を備えた透明基材22に電極部7を介して電気的に接続したパッケージの構造となっている。
透明基材22は、カメラモジュールにかかる発明の板状基材のひとつとして機能する。透明基材22は、ガラス等の透明又は半透明の板状基材で構成されている。センサ6の受光領域に相当する中央の箇所は透明又は半透明になっており、その周囲に保持部材24と接着する接着領域を有している。保持部材24と接着する面とは反対の面において、透過する光を遮ることがない位置に配線層23が予め形成されている。そして、配線層23の一部が電極部7が有する複数の電極PAD(半田ボール)と接続している。このように、電極部7に取り付けられた電極PADにより、透明基材22はイメージセンサ21を固定すると共に、配線層23はイメージセンサ21の電極部7に電気的に接続されている。
保持部材24は、第一の実施の形態における保持部材3と同様、例えば、黒色のポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート等の遮光性のある合成樹脂により構成され、角筒等の筒形状を有し、その内周部の所定の高さにてレンズ2を保持している。保持部材24のイメージセンサ21との接着面は、センサ6の受光領域に合わせて方形に開口している。また、保持部材24は、透明基材22の側面を覆うように形成されていてもなんら問題はない。
ここで、イメージセンサ21と透明基材22との離間距離は、電極PADの大きさによって決定される。電極PADの大きさを制御することは容易であることから、イメージセンサ21と透明基材22との位置決めを正確に行うことが可能である。また、複数の電極PADにより位置決めすることから、イメージセンサ21と透明基材22との離間距離が平均化される。
透明基材22の出射面側の電極の別の位置には、半田ボール25が配置されている。この半田ボール25により、透明基材22と外部基板(図示省略)との間の電気的な接続が確保される。この半田ボール25は、透明基材22に固定されているイメージセンサ21と外部基板とが互いに離間するためのスペーサとしても用いられている。
透明基材22がイメージセンサ21の電極部7を覆うため、保持部材3との接着面として電極部7の上方を使用することにより接着面積を増加し、接着強度を向上させる効果が得られる。レンズ2が取り付けられる高さ(透明基材22からの高さ)の脚部の底面に伸びる長さは、透明基材22の厚み、光学特性を考慮してレンズ2がイメージセンサ21のセンサ6までの焦点距離と略同様となっている。
尚、第二の実施の形態の場合、外部基板(図示省略)との接続には半田ボール25を用いているが、金ボールなどの他の金属ボールにより接続しても良いし、接触させた状態で樹脂などにより固定してもよく、何ら限定されるものではない。また、図9では透明基材22には配線層23を備えているが、備えていなくとも何ら問題はない。
このように、本実施の形態にかかるカメラモジュール20によれば、保持部材24の接着面の窪み10が、隅部に形成されるR部のRを小さくするので、透明基材22にはみ出す接着剤9のはみ出し量を減少させ、受光領域に侵入する接着剤を減らすことができる。これにより、撮影品質の高いカメラモジュールを提供できる。
また、保持部材24と透明基材22との接着面とは反対の面に配線層23が形成されているので、透明基材22がイメージセンサ21の電極部7を覆うため、透明基材22と保持部材24との接着時に電極部7の上方を使用することにより接着面積を増加し、接着強度を向上させることができる。
(撮像装置)
続いて、上記第一の実施の形態のカメラモジュール1を搭載した撮像装置の一例としての携帯電話機100について説明する。なお、第一の実施の形態のカメラモジュール1は、携帯電話機100のほかに、例えば、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)に搭載されるカメラ、自動車に搭載されるカメラ又は監視カメラ等にも適用することが可能である。
図10は、携帯電話機100の構成を示したブロック図である。
図10に示すように、携帯電話機100は、カメラモジュール1からの画像信号に対して画像処理を行う信号処理部の一例としての画像処理プロセッサ(ISP)101と、携帯電話機100における各種制御を行うMPU(Micro Processing Unit)102と、このMPU102にユーザからの指示を与えるための入力キー103とを備えている。また、携帯電話機100は、カメラモジュール1により撮影された被写体を映し出す液晶ディスプレイ(LCD)104を備えている。また、携帯電話機100は、携帯電話機100を制御するための各種情報等を記憶するメモリ105と、画像データを記録するメモリカード106とを備えている。
さらに、携帯電話機100は、アンテナ107を介して例えば携帯電話帯の電波を受信して、携帯電話事業者等が提供するサーバと無線通信を行うRF(Radio Frequency)部108と、通信をするための信号を生成するベースバンド部109と、通話時の音声や着信メロディ等の音を再生するオーディオコーデック部112と、オーディオコーデック部112からの信号に基づき着信鳴動音を出力するためのスピーカ110と、着信を光により通知するためLED111とを備えている。
また、カメラモジュール1は、例えばIICやSPI等のインターフェースによってMPU102との通信が行われて信号が送受信される。
携帯電話機100では、入力キー103においてデジタルカメラ使用モードが選択されると、MPU102はカメラモジュール1との通信を開始する。そして、MPU102はカメラモジュール1に制御信号を送信する。すると、カメラモジュール1のレンズ2を透過した被写体からの光は、カメラモジュール1のセンサ6によって電気信号に変換され、ISP101で信号処理が施される。ISP101で信号処理された画像信号は、携帯電話機100のメモリ105に一時的に保存され、LCD104にスルー画として表示される。
ところで、被写体の撮影は、入力キー103にあるシャッタボタンで行われる。シャッタボタンを押すと、MPU102は、ISP101で処理された画像データをメモリ105に保存する。MPU102には、JPEGやMPEG等の手法による圧縮解凍回路が含まれており、メモリ105に保存された画像データは、MPU102により圧縮処理されてメモリカード106に記録される。また、メモリカード106に記録された画像データをMPU102によって解凍してメモリ105に読み込み、LCD104に再度表示させることも可能である。
なお、MPU102では、入力キー103からの操作により、撮影モードの選択やホワイトバランスや露出、感度等の設定が可能である。また、ISP101で処理された画像データをメモリ105に保存する際に、デジタルズーム処理を行うことも可能である。
このように、本実施の形態にかかる携帯電話機100によれば、保持部材3の接着面の窪み10が、隅部に形成されるR部のRを小さくするので、隅部における接着剤9のはみ出しを減少させ、受光領域に侵入する接着剤を減らすことができる。これにより、撮影品質の高いカメラモジュールを有する携帯電話機100を提供できる。
第一の実施の形態にかかるカメラモジュールの外観斜視図である。 図1に示すカメラモジュールの縦断面図である。 図2に示す断面位置におけるカメラモジュールの断面図である。 図3に示すカメラモジュールの保持部材の接着面のコーナー部での接着剤塗布の状態を示す図である。 接触面の辺の中央に凹部を形成した応用例1を示す図である。 接触面の辺の中央に凹部を形成した応用例2を示す図である。 接触面の辺に内壁側と外壁側の両側から凹部を形成した応用例3を示す図である。 レンズと保持部材とを一体成形により構成した応用例4の縦断面図である。 第二の実施の形態にかかるカメラモジュールの縦断面図である。 図1に示すカメラモジュールを採用した携帯電話機の構成を示したブロック図である。
符号の説明
1,15,20…カメラモジュール、2…レンズ、3,24…保持部材、4,21…イメージセンサ、5…スルーホール、6…センサ、7…電極部、8…論理回路部、9…接着剤、10…窪み、11…凹部、12…凹部、16…部材、22…透明基材、23…配線層、
100…携帯電話機、101…画像処理プロセッサ(ISP)、102…MPU、103…入力キー、104…液晶ディスプレイ(LCD)、105…メモリ、106…メモリカード、107…アンテナ、108…RF部、109…ベースバンド部、110…スピーカ、111…LED、112…オーディオコーデック部

Claims (11)

  1. 受光領域に入射された光を電気信号に変換して出力する撮像素子を備えたイメージセンサと、
    外部から入射された光を前記イメージセンサの前記受光領域に集光するレンズと、
    前記レンズを保持し、且つ、端面において前記イメージセンサの前記受光領域の側の面に接着剤で接着された保持部材と、
    前記保持部材の前記端面の少なくとも一部に形成され、且つ、前記接着剤を退避させる退避手段と
    を含むことを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記イメージセンサの前記受光領域は、方形であり、
    前記保持部材は、当該保持部材の前記端面が前記イメージセンサの前記受光領域に合わせた方形に開口しており、
    前記退避手段は、前記保持部材の前記端面の角部の内面の側に当該端面の面積を減じるように形成された窪みであることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記退避手段は、前記保持部材の前記端面の内辺から外辺に向けて形成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  4. 前記退避手段は、前記保持部材の前記端面の外辺から内辺に向けて形成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  5. 前記退避手段は、前記保持部材の前記端面の内辺から外辺に向けて形成された第一凹部と、当該外辺から当該内辺に向けて形成された第二凹部とであり、
    前記第一凹部と前記第二凹部とは、前記端面において交互に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  6. 方形の受光領域に入射された光を電気信号に変換して出力する撮像素子と、当該受光領域の側の面に形成され当該撮像素子が出力する当該電気信号を信号処理する論理回路部とを備えたイメージセンサと、
    外部から入射された光を前記イメージセンサの前記受光領域に集光するレンズと、
    前記レンズを保持し、且つ、端面が前記イメージセンサの前記受光領域に合わせた方形に開口して当該イメージセンサの当該受光領域の側の前記面に取り付けられ、当該端面の角部には当該端面の面積を減じるように当該端面の内面の側に窪みが形成された保持部材と
    を含み、
    前記保持部材が前記イメージセンサに接着された箇所の少なくとも一部は、前記論理回路部に重なっていることを特徴とするカメラモジュール。
  7. 前記レンズと前記保持部材とは一体成形により構成されていることを特徴とする請求項6に記載のカメラモジュール。
  8. 前記保持部材は、前記イメージセンサに接着剤で接着されており、
    前記レンズの前記受光領域に対する焦点は、前記接着剤により調整されていることを特徴とする請求項6に記載のカメラモジュール。
  9. 方形の受光領域を有し、且つ、当該受光領域に入射された光を電気信号に変換して出力する撮像素子を備えたイメージセンサと、
    外部から入射された光を前記イメージセンサの前記受光領域に集光するレンズと、
    前記レンズを介して入射した光を前記イメージセンサの前記受光領域へ透過する板状のカバー部材と、
    前記レンズを保持し、端面において前記カバー部材に接着剤で接着され、当該端面が前記イメージセンサの前記受光領域に合わせた方形に開口した保持部材と、
    前記保持部材の前記端面の角部に当該端面の面積を減じるように当該保持部材の内面の側に形成された窪みと
    を含むことを特徴とするカメラモジュール。
  10. 前記カバー部材は、前記保持部材が接着される面とは反対側の面に配線層を備え、
    前記イメージセンサは、前記受光領域の側の面に前記撮像素子にて出力された前記電気信号を前記カバー部材の前記配線層に出力する電極部を備え、
    前記カバー部材における前記保持部材が接着された領域の当該カバー部材を挟んで反対側の面の領域は、前記イメージセンサの前記電極部と前記カバー部材の前記配線層とが接続する箇所を含むことを特徴とする請求項9に記載のカメラモジュール。
  11. 方形の受光領域を有し、且つ、当該受光領域に入射された光を電気信号に変換して出力する撮像素子を備えたイメージセンサと、
    外部からの光を前記撮像素子の前記受光領域に集光するレンズと、
    前記レンズを保持し、端面が前記イメージセンサの前記受光領域に合わせた方形に開口して当該イメージセンサの当該受光領域の側の面に接着剤で接着され、当該端面の角部には当該端面の面積を減じるように当該端面の内面の側に窪みが形成された保持部材と、
    前記イメージセンサに接続され、当該イメージセンサの前記撮像素子から出力された前記電気信号を処理する信号処理部と
    を含むことを特徴とする撮像装置。
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