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JP2008153466A - 発光装置 - Google Patents

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浩二 西岡
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秀吉 木村
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Abstract

【課題】蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制できる発光装置を提供する。
【解決手段】LEDチップ10と、LEDチップ10が実装された実装基板20と、LEDチップ10から放射される光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有するドーム状の透光性部材からなり実装基板20との間にLEDチップ10を囲む形で配設された色変換部材30と、LEDチップ10などを封止した封止材からなるゲル状の封止部40とを備えている。色変換部材30は、光入射面30aを曲率半径が一定の凹曲面により構成してあり、当該色変換部材30の肉厚を一定と仮定した場合の一つの凸曲面からなる仮想光出射面よりも放熱面積を増大させる放熱用構造として、光出射面30bに多数の半球状の凹部31が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDチップ(発光ダイオードチップ)を利用した発光装置に関するものである。
従来から、青色光あるいは紫外光を放射するGaN系のLEDチップとLEDチップから放射された光によって励起されてLEDチップとは異なる発光色の光を放射する波長変換材料としての蛍光体や光吸収体とを組み合わせることにより、白色を含め、LEDチップの発光色とは異なる色合いの光を出す発光装置の研究開発が各所で行われている(例えば、特許文献1,2参照)。なお、この種の発光装置は、小型、軽量、省電力といった長所を有し、例えば、小型電球(白熱電球、ハロゲン電球など)の代替の光源、携帯電話の液晶パネル用光源(液晶パネル用バックライト)などとして広く用いられている。
ここにおいて、上記特許文献1には、図9に示すように、LEDチップ10’と、LEDチップ10’が実装された実装基板20’と、LEDチップ10’から放射される光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有するドーム状の透光性部材からなり実装基板20’との間にLEDチップ10’を囲む形で配設された色変換部材30’とを備えた発光装置が提案されている。なお、図9に示した構成の発光装置は、色変換部材30’がドーム状に形成されているので、観察角度による色むらを抑制できるという利点がある。
また、上記特許文献2には、図10に示すように、LEDチップ10”と、LEDチップ10”が実装された実装基板20”と、実装基板20”におけるLEDチップ10”の実装面側でLEDチップ10”および当該LEDチップ10”に電気的に接続されたボンディングワイヤ14”を封止した透光性樹脂(例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂など)からなる半球状の封止部40”と、蛍光顔料を含有した透光性樹脂(例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂など)により形成され封止部40”の表面を覆った色変換部130”とを備えた発光装置が提案されている。
なお、上記特許文献1,2に記載された発光装置のように白色光が得られる発光装置を照明用光源などに使用する場合には、発光装置の個数を増やすとともに、LEDチップのジャンクション温度が最大ジャンクション温度を超えないようにしつつ発光装置への投入電力を大きくして所望の明るさを得るのが一般的である。
特開2003−110146号公報(段落〔0081〕−〔0086〕、および、図17) 特開2006−295228号公報(段落〔0040〕−〔0046〕、および、図3)
ところで、図9に示した構成の発光装置においては、投入電力を大きくすると、LEDチップ10’から放射される青色光あるいは紫外光の放射エネルギが大きくなり、蛍光体でのストークスシフトによるエネルギ損失に起因した発熱量の総量が大きくなり、蛍光体を含有する透光性樹脂により形成されたドーム状の色変換部材30’の温度が上昇する。
しかしながら、図9に示した構成の発光装置では、ドーム状の色変換部材30’は実装基板20’側の端部しか実装基板20’と接していないので、色変換部材30’の蛍光体で発生した熱を効率よく放熱させることができず、蛍光体の発光効率が低下し、発光装置から出力される光量が低下するという問題や、LEDチップ10’から放射される光と蛍光体から放射される光とのバランスが崩れ、色度がずれてしまうという問題や、色変換部材30’の熱劣化に起因して寿命が短くなってしまうという問題などがあった。
また、図10に示した構成の発光装置においても、色変換部30’における蛍光体での温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下などの問題があった。また、図10に示した構成の発光装置では、LEDチップ10”およびボンディングワイヤ14”を封止した封止部40”を備えているので、図9に示した構成の発光装置に比べて耐候性を高めることができるが、LEDチップ10”で発生した熱が封止部40”を経由して色変換部130”へ伝熱されるので、LEDチップ10”からの熱によっても蛍光体の温度が上昇する。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制できる発光装置を提供することにある。
請求項1の発明は、LEDチップと、当該LEDチップが実装された実装基板と、LEDチップから放射される光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有するドーム状の透光性部材からなり実装基板との間にLEDチップを囲む形で配設された色変換部材とを備え、色変換部材は、一つの凸曲面からなる仮想光出射面よりも放熱面積を増大させる放熱用構造が設けられてなることを特徴とする。
この発明によれば、LEDチップから放射される光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有するドーム状の透光性部材からなり実装基板との間にLEDチップを囲む形で配設された色変換部材を備え、色変換部材に、一つの凸曲面からなる仮想光出射面よりも放熱面積を増大させる放熱用構造が設けられているので、色変換部材における蛍光体で発生した熱を色変換部材の光出射面側から大気中へ効率良く放熱させることができ、蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記放熱用構造は、前記色変換部材の光出射面に設けた凹部からなることを特徴とする。
この発明によれば、前記色変換部材の肉厚を厚くすることなく放熱面積を大きくすることができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記放熱用構造は、前記色変換部材の厚み方向に貫設した貫通孔からなることを特徴とする。
この発明によれば、前記色変換部材の肉厚を厚くすることなく放熱面積を大きくすることができる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記放熱用構造は、前記色変換部材よりも熱伝導率の高い材料により形成され一部が前記色変換部材に埋設され残りの部分が前記色変換部材の光出射面から突出した多数の針状部材からなることを特徴とする。
この発明によれば、放熱面積を増大できるだけでなく、前記色変換部材において光入射面側に近い部位に存在する蛍光体で発生した熱をより効率良く放熱させることができる。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記放熱用構造は、透明材料により形成され前記色変換部材の光出射面から突設された多数の錘状突起からなることを特徴とする。
この発明によれば、請求項4の発明に比べて、放熱面積を増大させることができるとともに、前記放熱用構造に起因した光出力の低下を抑制することができる。
請求項1の発明では、蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制できるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の発光装置は、図1(a),(b)に示すように、LEDチップ10と、LEDチップ10が実装された実装基板20と、LEDチップ10から放射される光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有するドーム状の透光性部材からなり実装基板20との間にLEDチップ10を囲む形で配設された色変換部材30と、色変換部材30と実装基板20とで囲まれた空間に充実されLEDチップ10などを封止した封止材からなるゲル状の封止部40とを備えている。
実装基板20は、矩形板状のセラミックス基板(例えば、アルミナ基板、窒化アルミニウム基板などの電気絶縁性を有し且つ熱伝導率の高いセラミックス基板)からなる絶縁性基板21を用いて形成されており、LEDチップ10の各電極とそれぞれ電気的に接続される2つの配線パターン22,22が形成されている。ここで、各配線パターン22,22は、絶縁性基板21の一表面(図1(a)における上面)と側面と他表面(図1(a)における下面)とに跨って形成されており、各配線パターン22,22のうち側面と他表面とに跨って形成されている部位が外部接続用電極22b,22bを構成している。また、各配線パターン22,22は、Cu膜と当該Cu膜上のAu膜とで構成されている。なお、絶縁性基板21は、セラミックス基板に限らず、エポキシ樹脂基板やホーロー基板などを用いてもよい。
また、本実施形態の発光装置は、実装基板20における絶縁性基板21の上記他表面の中央部に、LEDチップ10で発生した熱を放熱させるための矩形状の放熱用導体部26が形成されているので、図示しない配線基板に実装する際に、放熱用導体部26を半田からなる接合部を介して配線基板の導体パターンと固着して配線基板と熱結合させることにより、LEDチップ10の温度上昇を抑制することができる。なお、放熱用導体部26は、各配線パターン22,22と同じ材料により形成されている。また、放熱用導体部26は、LEDチップ10よりも平面サイズを大きく設定してある。
一方、LEDチップ10は、青色の波長域の光を放射するGaN系青色LEDチップであり、結晶成長用基板であるサファイア基板からなるベース基板の一表面側にGaN系化合物半導体材料からなる発光部が形成されており、各電極が金属材料(本実施形態では、Au)からなるバンプ16,16を介して実装基板20の配線パターン22,22と電気的に接続されている。なお、本実施形態では、LEDチップ10におけるベース基板としてサファイア基板を採用しているが、ベース基板はサファイア基板に限らず、SiC基板などでもよい。また、ベース基板は、結晶成長用基板に限らず、結晶成長後に発光部と接合したSi基板などでもよい(この場合には結晶成長用基板を除去する)。また、本実施形態では、LEDチップ10が実装基板20に対してフリップ実装されているが、ボンディングワイヤを用いた実装構造を採用してもよい。
色変換部材30は、シリコーン樹脂のような透光性材料にLEDチップ10から放射される青色光を吸収することで励起されて青色光よりも低エネルギの黄色光を放射する粒子状の黄色蛍光体を含有する透光性部材により構成されている。したがって、本実施形態の発光装置は、LEDチップ10から放射された青色光と黄色蛍光体から放射された黄色光とが色変換部材30の光出射面30bを通して放射されることとなり、白色光を得ることができる。なお、色変換部材30の材料として用いる透光性材料は、シリコーン樹脂に限らず、例えば、エポキシ樹脂、ガラスなどを採用してもよい。また、色変換部材30の材料として用いる透光性材料に含有させる蛍光体も黄色蛍光体に限らず、色調整や演色性を高めるなどの目的で複数種類の蛍光体を用いてもよく、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを用いることで演色性の高い白色光を得ることができる。ここで、複数種類の蛍光体を用いる場合には必ずしも発光色の異なる蛍光体の組み合わせに限らず、例えば、発光色はいずれも黄色で発光スペクトルの異なる複数種類の蛍光体を組み合わせてもよい。
上述の色変換部材30は、開口部の周縁が全周に亘って実装基板20に対して接着剤(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)を用いて接着されている。
また、封止部40の封止材としては、シリコーン樹脂を採用しているが、シリコーン樹脂に限らず、例えば、エポキシ樹脂や、ガラスなどを採用してもよい。なお、封止部40は、LEDチップ10および当該LEDチップ10の各電極に電気的に接続されたバンプ16,16を封止している。
ところで、色変換部材30は、光入射面30aを曲率半径が一定の凹曲面により構成してあり、当該色変換部材30の肉厚を一定と仮定した場合の一つの凸曲面からなる仮想光出射面よりも放熱面積を増大させる放熱用構造として、光出射面30bに多数の半球状の凹部31が設けられている。ここにおいて、色変換部材30とLEDチップ10とは互いの光軸が一致するように配置されており、色変換部材30は、光入射面30aの曲率中心と各凹部31の曲率中心とを結ぶ多数の仮想直線のうち当該色変換部材30の光軸を含む断面において隣り合う仮想直線同士のなす角度が所定角度になるように各凹部31の形成位置を設定してある。
本実施形態では、LEDチップ10のチップサイズが1mm□であり、実装基板20のサイズを8mm□、厚みを0.3mmとし、色変換部材30の内径を4mm、外径を5mm、厚みを0.5mmとし、当該色変換部材30の光出射面30bにおける凹部31の直径を0.5mm、上記所定角度を18°としてあるが、これらの数値は一例であって特に限定するものではない。なお、本実施形態の発光装置では、LEDチップ10として、高出力タイプのGaN系青色LEDチップを用いているので、LEDチップ10のジャンクション温度が最大ジャンクション温度を超えず且つ所望の光出力が得られるように、LEDチップ10への投入電力を例えば1〜3W程度として用いることになる。
以上説明した本実施形態の発光装置では、色変換部材30に、一つの凸曲面からなる仮想光出射面よりも放熱面積を増大させる放熱用構造が設けられているので、図9に示した構成の発光装置のように色変換部材30’の光出射面が一つの凸曲面により構成されている場合に比べて、色変換部材30の表面積を大きくすることができ、色変換部材30における蛍光体で発生した熱を色変換部材30の光出射面30b側から大気中へ効率良く放熱させることができ、蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制できる。ここにおいて、本実施形態の発光装置では、色変換部材30の光出射面30bに設けた凹部31が放熱用構造を構成しているので、色変換部材30の肉厚を厚くすることなく放熱面積を大きくすることができる。
また、本実施形態の発光装置では、上述のように実装基板20における絶縁性基板21として熱伝導率の高いセラミックス基板を用いているので、LEDチップ10で発生した熱を効率よく放熱させることができ、LEDチップ10で発生して封止部40へ伝熱した熱も効率よく放熱させることができる。
なお、本実施形態では、実装基板20と色変換部材30とで囲まれた空間がLEDチップ10を封止した封止部40により充実されているが、上記空間を不活性ガス雰囲気や真空雰囲気としてもよいし、LEDチップ10を封止する封止部40と色変換部材30の光入射面30aとの間に空気層が形成されるようにしてもよい。また、色変換部材30の形状はドーム状であれば、特に限定するものではない。
また、放熱用構造として設ける凹部31の形状は半球状の形状に限らず、例えば、図2に示すように平面視形状が格子状の形状としてもよいし、図3に示すように平面視形状が放射状の形状としてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の発光装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図4に示すように、色変換部材30の光入射面30aにおいて、光出射面30bの凹部31に対応する位置に半球状の凸部32を設けることで色変換部材30の肉厚を均一にしてある点が相違する。すなわち、本実施形態における色変換部材30は、LEDチップ10から放射される光の放射角によらず色変換部材30の肉厚が同じとなるように光入射面30aが光出射面30bに沿った形状に形成されている。言い換えれば、色変換部材30は、光入射面30aに凹凸構造を設けることで肉厚を均一にしてある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態の発光装置では、色変換部材30の光出射面30bに凹部31が形成されていることにより、実施形態1の発光装置と同様に、蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制でき、その上、色変換部材30の光入射面30aに凸部32を設けることで色変換部材30の肉厚を均一にしてあるので、色斑の発生を抑制することができる。
(実施形態3)
本実施形態の発光装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図5(a),(b)に示すように、色変換部材30における放熱用構造が、色変換部材30の厚み方向に貫設した多数の円孔状の貫通孔33により構成されている点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、貫通孔33の内径寸法を0.5mmに設定してあるが、この数値は一例であり、特に限定するものではない。
本実施形態の発光装置では、色変換部材30の肉厚を厚くすることなく放熱面積を大きくすることができ、色変換部材30における蛍光体で発生した熱を色変換部材30の光出射面30b側から大気中へ効率良く放熱させることができ、蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制できる。
(実施形態4)
本実施形態の発光装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図6(a),(b)に示すように、色変換部材30における放熱用構造が、色変換部材30よりも熱伝導率の高い材料(例えば、Cuなど)により形成され一部が色変換部材30に埋設され残りの部分が色変換部材30の光出射面30bから突出した多数の針状部材34により構成されている点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、針状部材34として、直径が0.1mmの銅線を用い、長手方向の一端面が色変換部材30の光入射面30aと揃い、長手方向の他端側が色変換部材30の光出射面30bから0.5mmだけ突出する形でLEDチップ10を中心として放射状に配置してある。なお、針状部材34の材料や寸法は一例であり、特に限定するものではない。
本実施形態の発光装置では、放熱面積を増大できるだけでなく、色変換部材30において光入射面30a側に近い部位に存在する蛍光体で発生した熱をより効率良く放熱させることができ、蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制できる。また、本実施形態の発光装置では、多数の針状部材34がLEDチップ10を中心として放射状に配置されているので、針状部材34により光が遮光されて光出力が低下するのを抑制することができる。
(実施形態5)
本実施形態の発光装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図7(a),(b)に示すように、色変換部材30における放熱用構造が、透明材料により形成され色変換部材30の光出射面30bから突設された多数の錘状突起35により構成されている点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
色変換部材30における錘状突起35は、LEDチップ10を中心として放射状に配置してある。ここにおいて、錘状突起35は、上述の透明材料として、色変換部材30の透光性材料と同じシリコーン樹脂を採用しているが、蛍光体は分散させていない。
本実施形態では、錘状突起35を円錐状の形状とし、色変換部材30の光出射面30bからの突出寸法を0.5mmに設定してあるが、この数値は一例であり、特に限定するものではない。
しかして、本実施形態の発光装置では、色変換部材30の光出射面30bから突出する部分が錘状突起35により構成されているので、実施形態4に比べて、放熱面積を増大させることができ、また、錘状突起35の材料として採用しているシリコーン樹脂のほうが実施形態4において針状部材34の材料として採用しているCuのような金属に比べて放射率が高いので、色変換部材30の蛍光体で発生した熱をさらに効率良く放熱させることができ、蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制できる。また、本実施形態の発光装置では、色変換部材30の光出射面30bから突出する錘状突起35が透明材料により形成されているので、実施形態4に比べて、放熱用構造に起因した光出力の低下を抑制することができる。
(実施形態6)
本実施形態の発光装置の基本構成は実施形態4と略同じであって、図8(a),(b)に示すように、針状部材34のうち色変換部材30の光出射面30bから突出した部分を芯とする形で実施形態5にて説明した錘状突起35が色変換部材30の光出射面30bから突設されている点が相違する。なお、実施形態4,5と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態の発光装置では、実施形態4,5に比べて、色変換部材30の蛍光体で発生した熱をさらに効率良く放熱させることができ、蛍光体の温度上昇による発光効率の低下、色ずれ、信頼性低下を抑制できる。
ところで、上述の各実施形態では、LEDチップ10として、発光色が青色の青色LEDチップを採用しているが、LEDチップ10の発光色は青色に限らず、例えば、紫外光でもよい。
実施形態1の発光装置を示し、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。 同上における色変換部材の他の構成例を示す概略平面図である。 同上における色変換部材の他の構成例を示す概略平面図である。 実施形態2の発光装置の概略断面図である。 実施形態3の発光装置を示し、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。 実施形態4の発光装置を示し、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。 実施形態5の発光装置を示し、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。 実施形態6の発光装置を示し、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。 従来例を示す発光装置の概略断面図である。 他の従来例を示す発光装置の概略断面図である。
符号の説明
10 LEDチップ
20 実装基板
30 色変換部材
30a 光入射面
30b 光出射面
31 凹部
33 貫通孔
34 針状部材
35 錘状突起
40 封止部

Claims (5)

  1. LEDチップと、当該LEDチップが実装された実装基板と、LEDチップから放射される光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有するドーム状の透光性部材からなり実装基板との間にLEDチップを囲む形で配設された色変換部材とを備え、色変換部材は、一つの凸曲面からなる仮想光出射面よりも放熱面積を増大させる放熱用構造が設けられてなることを特徴とする発光装置。
  2. 前記放熱用構造は、前記色変換部材の光出射面に設けた凹部からなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記放熱用構造は、前記色変換部材の厚み方向に貫設した貫通孔からなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  4. 前記放熱用構造は、前記色変換部材よりも熱伝導率の高い材料により形成され一部が前記色変換部材に埋設され残りの部分が前記色変換部材の光出射面から突出した多数の針状部材からなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  5. 前記放熱用構造は、透明材料により形成され前記色変換部材の光出射面から突設された多数の錘状突起からなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
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