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JP2008152661A - デュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置および方法 - Google Patents

デュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置および方法 Download PDF

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JP2008152661A JP2006341682A JP2006341682A JP2008152661A JP 2008152661 A JP2008152661 A JP 2008152661A JP 2006341682 A JP2006341682 A JP 2006341682A JP 2006341682 A JP2006341682 A JP 2006341682A JP 2008152661 A JP2008152661 A JP 2008152661A
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Abstract

【課題】複数のハードディスク装置にアクセス可能なデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置および方法を提供する。
【解決手段】バッファリングメモリユニット26を利用することによって第1の装置端ハードディスクインターフェイス22aおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス22bのホスト端からのアクセス要求を一時記憶し、その後、制御装置24によってバッファリングメモリユニット26から順番にこれらのアクセス要求を取得し、ネットワークインターフェイス28を通じてホスト端のアクセス要求をアクセス要求に対応するハードディスク装置12f、12gに伝達する。これによってホスト端とネットワークストレージ管理装置16aとの間のデュアルチャンネルを実現し、同様に、ホスト端に対して二台の使用可能なハードディスク装置12f、12gを提供する。
【選択図】 図3

Description

本発明はネットワークストレージ管理装置および方法に関し、特にデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置および方法に関する。
ネットワーク伝送速度の高速化および低廉化に伴い、ネットワーク上におけるデジタル映像およびデジタル音声の伝送も普及しており、デジタル映像およびデジタル音声のファイルは元来非常に大きいことから、デジタル記録媒体も大型化されている。
デジタル記録媒体の大型化に伴い、単一のハードディスク、或いは単一のハードディスクライブラリではこの種の大量保存の需要に対応できず、AoE(ATA over Ethernet(登録商標))およびiSCSIという二つの特殊な通信プロトコルが生まれた。
ATA over Ethernet(登録商標)(AoE)はBrantley Coileによって作られた一種のネットワーク通信プロトコルであり、このプロトコルはイサーネット(登録商標)上でATA標準の保存装置にアクセスでき、廉価で標準的な技術によってストレージエリアネットワーク環境を実現させることができるものである。
AoEはイサーネット(登録商標)内のネットワーク層以上のプロトコルに依存せず、IP、UDPおよびTCPなどは使用されない。これはAoEがエリアネットワークを通じてルーティングできないことを表し、従って、AoEはストレージエリアネットワークとしてのみ使用される。
注意しなければならない点として、AoEおよびiSCSIはファイバチャンネル(Fibre Channel)よりも遥かに廉価なストレージエリアネットワーク構築方法であることを強調しているが、AoEはiSCSIよりもさらに簡単で廉価であり、技術文献に関して述べると、AoE規格は8ページであるが、iSCSIは257ページにも及ぶ。
対応するハードにおいては、現在Coraid社がEtherDriveと称すAoE用のハードディスクライブラリを販売している。ソフトにおいては、SourceForge.netが提供するvbladeが存在し、vbladeをインストール可能なLinuxサーバーはネットワークを通じてAoEハードディスクライブラリを探し、探し出した後、ハードディスクライブラリに保存要求を出すことができ、ハードディスクライブラリ内の保存空間および資源を使用する。vbladeソフトは二種類の形態および実行方法がある。1つはユーザースペースの実行プログラム(aoetoolsツールプログラムパッケージの一部分に属する)によって運転するものであり、もう1つはLinuxのカーネルモジュール(kernel module)プログラムによって運転するものである。
AoEは簡単なネットワークプロトコルであるが、保存の機能メカニズムの運転において複雑度が増加する。AoEの詳細部に関する説明を下記に示す。
AoEプロトコルにおいて、主にブロック的な保存伝送が採用される。この状況の下、ATAはAoEにおいて一種のハードディスク用の回線プロトコルにされ、データがハードディスクに書き込まれた後、読み取りを行う場合、1つまたは1つ以上のブロック形態でリターンされ、各ブロックの容量サイズ(Block size)は同一に固定され、伝送ブロック(Block)と称される。
次に、AoEプロトコルは直接、簡単にATAコマンドを低レベルのネットワークパケット内に送り、イサーネットケーブル(ethernet(登録商標)cable)は有効的にATAインターフェイスの接続ケーブル(またはリボンケーブルと称す)の代わりをすることができ、イサーネット(登録商標)の各終端(例えばハードディスク(ハードディスクライブラリ)またはコンピュータ)において、データブロックの運搬および伝送を行うことができる。
ATA標準におけるATAケーブルに関して述べると、自身が伝送するデータブロックがどんなデータブロックなのかを無視することができ、このことはAoE標準においても同一であり、AoE標準が用いるイサーネットケーブルは伝送するデータブロックがどんな種類のデータブロックなのかを理解する必要がなく、使用者は如何なるブロックデータの読み取りまたは書き取りも行うことができる。ただ、多くの状況の下、ファイルシステムはブロックの伝送よりもデータの組織化および構造化への運用に使用されるのに適する。
従来技術に関して述べると、使用者はファイルシステムの方式によってコンピュータ内のハードディスクを使用し、例えばext3、XFSおよびNTFSなどのファイルシステムは全てこの種の想定において設計および運用がなされている。しかし、AoEを使用するとき、AoEはイサーネット(登録商標)を運用することによってATAケーブルの代わりをしており、これはこの種の想定での用法を破壊する可能性があり、AoE方式に変更して運転することは、従来のファイルシステムに対して危険なことであり、ファイルシステムの混乱を引き起こしたり、オペレーションシステムのカーネルパニック(kernel panic)を引き起こしたりする可能性がある。
従って、AoEはクラスタ式のファイルシステムを使用してこれらの問題を回避しており、AoEハードディスク、ハードディスクライブラリのブロック的な保存および伝送の装置設備は複数のコンピュータからの同時のアクセス使用を可能にし、以前のATA技術におけるハードディスクおよびハードディスク群が1つのコンピュータからのアクセス使用しかできないという制限を解決した。実際の機能運転に関して述べると、AoEハードディスクライブラリにアクセスできるサーバー自身がクラスタシステムに加入する1つのクラスタコンピュータのように、クラスタの共有メカニズムによって共同で保存資源を取得使用し、AoEハードディスクライブラリは、即ち共有を提供できるブロック的な保存設備である。GFSおよびOCFS2などはよく見られるクラスタ機能を備えるファイルシステムに属する。
図1は、従来技術によるストレージエリアネットワーク環境を示すブロック図である。
図1に示すように、従来技術によるストレージエリアネットワーク環境において、大量のハードディスク群は主に複数のハードディスクライブラリ10a〜10nから構成され、各ハードディスクライブラリ10a〜10nは複数のハードディスクドロワー11a、11b...、11f、11g...から構成され、各ハードディスクドロワー11a、11b...、11f、11g...は複数のハードディスク装置12a、12b...、12f、12g...を備える。コンピュータ装置17a、17b...、17g〜17nが上述のハードディスク装置12a、12b...、12f、12g...の伝送を行う必要があるとき、AoEプロトコルおよびiSCSIプロトコルを採用できる。
AoEプロトコルにおいて、AoEパケットはイサーネット(登録商標)内のMACアドレスを使用してパケットがどこから送信し、どこに伝送するのかを決定する。しかし、MACアドレスは1つのイサーネット(登録商標)内において使用できるので、MACアドレスはドメインを範疇としてブロードキャスト式の送信を行う。現在のイサーネットハードディスクは多くが流量制御(flow control)を備える機能メカニズムとなっており、パケットを再送信(packet retransmission)させるための帯域幅要求を最低レベルに低下させることができる。イサーネット(登録商標)はCRCアルゴリズムを使用することによってパケットの完全な送信を達成する。
ただ、従来技術によるストレージエリアネットワーク環境において、各コンピュータ装置17a、17b...、17g〜17nはその中の1つのハードディスク/光ディスク接続ポート(一般にメインボードは二つのハードディスク/光ディスク接続ポートを提供する)を利用して複数のハードディスク装置12a、12b...、12f、12g...の中の1つとアクセスすることができ、もう1つのハードディスク/光ディスク接続ポートには一般のハードディスク装置を直接設置することしかできない。この種のネットワークストレージシステムの長所を十分に利用するために、メインボード上の二つのハードディスク/光ディスク接続ポートを全てこの種のネットワークストレージシステムに対応させることができればよい。
特開2006−313410号公報
本発明の目的は、接続されたホスト端およびそれに属する二つのハードディスク/光ディスク接続ポートが全てネットワークチャンネルを通じて複数のハードディスク装置にアクセスすることができるデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置および方法を提供することにある。
上述の目的を解決するために、本発明のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置および方法は、主にバッファリングメモリユニットを利用することによって第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス(それぞれホスト端と電気的に接続される)のホスト端からのアクセス要求を一時記憶し、その後、制御装置によってバッファリングメモリユニットから順番にこれらのアクセス要求を取得し、ネットワークインターフェイスを通じてホスト端のアクセス要求をアクセス要求に対応するハードディスク装置に伝達することによってホスト端とネットワークストレージ管理装置との間のデュアルチャンネルを実現し、同様に、ホスト端に対して二台の使用可能なハードディスク装置を提供する。
すなわち、請求項1の発明は、ホスト端にネットワークチャンネルを通じて複数のハードディスクにアクセスさせることができ、前記ホスト端は少なくとも第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび第2のホスト端ハードディスクインターフェイスを備え、前記ネットワークストレージ管理装置は、第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイスを備え、それぞれ前記ホスト端の前記第1のホスト端ハードディスクインターフェイスと前記第2のホスト端ハードディスクインターフェイスとに電気的に接続され、前記第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2のホスト端ハードディスクインターフェイスの前記ホスト端からのハードディスク装置の中の1つに対する必要なデータ提供の要求であるアクセス要求を受信する装置端ハードディスクインターフェイスセットと、前記ネットワークチャンネルを通じて前記ネットワークストレージ管理装置と前記ハードディスク装置とに相互にデータパケットの伝達を行わせるのに使用されるネットワークインターフェイスと、前記第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2の装置端ハードディスクインターフェイスのホスト端からの前記アクセス要求を一時記憶するのに使用されるバッファリングメモリユニットと、前記ホスト端の前記アクセス要求または/および前記コマンド要求に反応して提供されたデータを前記バッファリングメモリユニットに一時記憶し、前記バッファリングメモリユニットから順番に前記ホスト端の前記アクセス要求を取得し、前記ネットワークインターフェイスを通じて前記ホスト端の前記アクセス要求を前記アクセス要求に対応する前記ハードディスク装置に伝達するのに使用される制御装置とを備えることを特徴とするデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置である。
請求項2の発明は、前記ネットワークストレージ管理装置はさらに、ハードディスク装置と電気的に接続するのに使用される第3のホスト端ハードディスクインターフェイスを備え、前記制御装置は前記ホスト端の前記アクセス要求に基づいて前記ハードディスク装置にアクセスすることを特徴とする請求項1記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置である。
請求項3の発明は、前記制御装置は、前記ネットワークチャンネルを通じて管理装置から前記ハードディスク装置のMACアドレスを取得し、前記ネットワークインターフェイスによって前記ネットワークチャンネルを通じて前記ネットワークストレージ管理装置と前記ハードディスク装置とに相互にデータパケットの伝達を行わせることを特徴とする請求項1記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置である。
請求項4の発明は、前記制御ユニットはさらに、使用者が前記ホスト端を起動したとき、自動的に前記ホスト端に対してLBA(Logical Block Addressing)モードの下、シリアルナンバーが0のLBA0を提供し、一時的にハードディスク装置に備えられたハードディスク装置のLAB0を提供しない制御権サブユニットと、前記使用者が特定のハードディスク装置内に保存された特定の前記オペレーションシステムを起動した後、選定された前記オペレーションシステムを含んだ対応するLBA0が前記制御権サブユニットを経由してホスト端のCPUにリターンされ、選定された前記オペレーションシステムの起動を行う起動サブユニットとを備えることを特徴とする請求項1記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置である。
請求項5の発明は、ホスト端にネットワークチャンネルを通じて複数のハードディスクにアクセスさせることができ、前記ホスト端は少なくとも第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび第2のホスト端ハードディスクインターフェイスを備え、前記ネットワークストレージ管理方法は、第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイスを備え、それぞれ前記ホスト端の前記第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2のホスト端ハードディスクインターフェイスと電気的に接続され、前記第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2のホスト端ハードディスクインターフェイスの前記ホスト端からのハードディスク装置の中の1つに対する必要なデータ提供の要求であるアクセス要求を受信する装置端ハードディスクインターフェイスセットを準備するステップと、前記ネットワークチャンネルを通じて前記ネットワークストレージ管理装置と前記ハードディスク装置とに相互にデータパケットの伝達を行わせるのに使用されるネットワークインターフェイスを準備するステップと、前記第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2の装置端ハードディスクインターフェイスのホスト端からの前記アクセス要求を一時記憶するのに使用されるバッファリングメモリユニットを準備するステップと、前記ホスト端の前記アクセス要求または/および前記コマンド要求に反応して提供されたデータを前記バッファリングメモリユニットに一時記憶するステップと、前記バッファリングメモリユニットから順番に前記ホスト端の前記アクセス要求を取得し、前記ネットワークインターフェイスを通じて前記ホスト端の前記アクセス要求を前記アクセス要求に対応する前記ハードディスク装置に伝達するステップとを含むことを特徴とするデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理方法である。
請求項6の発明は、前記ネットワークストレージ管理方法はさらに、ハードディスク装置と電気的に接続するのに使用される第3のホスト端ハードディスクインターフェイスを準備するステップを含み、前記制御装置に前記ホスト端の前記アクセス要求に基づいて前記ハードディスク装置にアクセスさせることを特徴とする請求項5記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理方法である。
請求項7の発明は、前記制御装置は、前記ネットワークチャンネルを通じて管理装置から前記ハードディスク装置のMACアドレスを取得し、前記ネットワークインターフェイスによって前記ネットワークチャンネルを通じて前記ネットワークストレージ管理装置と前記ハードディスク装置とに相互にデータパケットの伝達を行わせることを特徴とする請求項5記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理方法である。
請求項8の発明は、前記制御ユニットはさらに、使用者が前記ホスト端を起動したとき、自動的に前記ホスト端に対してLBAモードの下、シリアルナンバーが0のLBA0を提供し、一時的にハードディスク装置に備えられたハードディスク装置のLAB0を提供しないステップと、前記使用者が特定のハードディスク装置内に保存された特定の前記オペレーションシステムを起動した後、選定された前記オペレーションシステムを含んだ対応するLBA0が前記制御権サブユニットを経由してホスト端のCPUにリターンされ、選定された前記オペレーションシステムの起動を行うステップとを含むことを特徴とする請求項5記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理方法である。
本発明のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置および方法によれば、バッファリングメモリユニットを利用することによって第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス(それぞれホスト端と電気的に接続される)のホスト端からのアクセス要求を一時記憶し、その後、制御装置によってバッファリングメモリユニットから順番にこれらのアクセス要求を取得し、ネットワークインターフェイスを通じてホスト端のアクセス要求をアクセス要求に対応するハードディスク装置に伝達し、これによってホスト端とネットワークストレージ管理装置との間のデュアルチャンネルを実現し、同様に、ホスト端に対して二台の使用可能なハードディスク装置を提供することができる。
図2は、本発明のストレージエリアネットワーク環境を示すブロック図である。
図2に示すように、本発明のストレージエリアネットワーク環境において、大量のハードディスク群は主に複数のハードディスクライブラリ10a〜10nから構成され、各ハードディスクライブラリ10a〜10nは複数のハードディスクドロワー11a、11b...、11f、11g...から構成され、各ハードディスクドロワー11a、11b...、11f、11g...は複数のハードディスク装置12a、12b...、12f、12g...を備える。
コンピュータ装置17a、17b...、17g〜17nが上述のハードディスク装置12a、12b...、12f、12g...にアクセスする必要があるとき、主にそれぞれが属するデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置16a〜16nを通じて行う。
例を挙げると、コンピュータ装置17a(即ちホスト端)がデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置16aを通じてネットワークチャンネルを経由してハードディスク装置12f、12gにアクセスするとき、ネットワークストレージ管理装置16aは特殊な素子が必要となる。注意しなければならない点として、コンピュータ装置17b...、17g〜17nおよびネットワークストレージ管理装置16b〜16nはコンピュータ装置17aおよびネットワークストレージ管理装置16aのように、同一の運転パターンを有する。
図3は、本発明の実施例のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置を示すブロック図である。
図3に示すように、本発明のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置16aは主に装置端ハードディスクインターフェイスセット(第1の装置端ハードディスクインターフェイス22aおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス22b)、ネットワークインターフェイス28、バッファリングメモリユニット26および制御装置24から構成される。コンピュータ装置17a(特にそれが属するメインボード)は少なくとも第1のホスト端ハードディスクインターフェイス20a、第2のホスト端ハードディスクインターフェイス20bおよびCPU(図示せず)などの素子を備える。バッファリングメモリユニット26は単一のバッファリングメモリ(第1の装置端ハードディスクインターフェイス22aおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス22bからのアクセス要求を共に一時記憶する)から構成されるか、或いは二つのバッファリングメモリ(第1の装置端ハードディスクインターフェイス22aおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス22bからのアクセス要求をそれぞれ一時記憶する)から構成される。
本発明の実施例のネットワークストレージ管理装置16に属する装置端ハードディスクインターフェイスセットにおいて、第1の装置端ハードディスクインターフェイス22aおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス22bはそれぞれホスト端(コンピュータ装置17a)の第1のホスト端ハードディスクインターフェイス20aおよび第2のホスト端ハードディスクインターフェイス20bとそれぞれ電気的に接続でき、それによって第1のホスト端ハードディスクインターフェイス20aおよび第2のホスト端ハードディスクインターフェイス20bのホスト端からのアクセス要求を受信できる。このアクセス要求はハードディスク装置12a、12b...、12f、12g...の中の1つ(例えばコンピュータ装置17aに配置され使用されるハードディスク装置12f、12g)に対する必要なデータ提供の要求である。
簡単に述べると、本発明のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置16aは主にバッファリングメモリユニット26を利用することによって第1の装置端ハードディスクインターフェイス22aおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス22b(それぞれホスト端と電気的に接続される)のホスト端のアクセス要求を一時記憶した後、制御装置24によってバッファリングメモリユニット26から順番にこれらのアクセス要求を取得し、ネットワークインターフェイス28を通じてホスト端のアクセス要求をアクセス要求に対応するハードディスク装置12f、12gに伝達し、それによってコンピュータ装置17aとネットワークストレージ管理装置16aとの間のデュアルチャンネルを実現し、同様に、コンピュータ装置17aに対して二台の使用可能なハードディスク装置12f、12gを提供する。
このアーキテクチャの下、使用者は使用しているハードディスク装置12f、12gが実際は遠隔地にあり、コンピュータケース内に設置されていないことに気付くことはない。この種のネットワークストレージメディアアーキテクチャに基づき、万一使用しているハードディスク装置12fが破損しても、管理装置14(図2参照)が自動的に他の使用可能な例えばハードディスク装置12aを接続配置するので、使用者は使用していたハードディスク12fが破損したことに気付かない場合もあり得る。
例えば、コンピュータ装置17aの使用者が第1のホスト端ハードディスクインターフェイス20aおよび第2のホスト端ハードディスクインターフェイス20bに接続されたハードディスク装置12f、12gをそれぞれCドライブ磁気ディスクとDドライブ磁気ディスクとに定義し、これらは主にデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置16aによって接続され、Cドライブに指定されたハードディスク装置12fにはオペレーションシステムがインストールされ、Dドライブに指定されたハードディスク装置12gはハードディスク装置12fの予備として使用される。
ハードディスク装置12gに予備として保存されたデータをハードディスク装置12fに還元する必要があるとき、先ず第1のホスト端ハードディスクインターフェイス20bからハードディスク装置12gを読み取るアクセス要求(即ちホスト端のアクセス要求)が発信され、第1の装置端ハードディスクインターフェイス22bを通過してネットワークストレージ管理装置16aに送信された後、ネットワークストレージ管理装置16aは同時に他の事項を処理するかもしれないので、混乱を避けるために、制御装置24が先ずバッファリングメモリユニット26内に一時記憶し、その後、バッファリングメモリユニット26から順番にホスト端のアクセス要求を取得し、ネットワークインターフェイス28を通じてこのホスト端のアクセス要求をアクセス要求に対応するハードディスク装置12gに伝達する。
Dドライブに属するハードディスク装置12gはこのアクセス要求を受信した後、リターンが必要なデータをネットワークチャンネルを通じてネットワークストレージ管理装置16aにリターンし、同様に、制御装置24もアクセス要求に反応して提供されたデータを先ずバッファリングメモリユニット26に一時記憶し、その後バッファリングメモリユニット26から順番にアクセス要求に反応して提供されたデータを取得し、ネットワークインターフェイス28を通じてCドライブに属するハードディスク装置12fに伝達する。コンピュータ装置17aに全てのデータ伝送状況を把握させるために、装置端ハードディスクインターフェイスセット(特にCドライブに対応する第1の装置端ハードディスクインターフェイス22aおよび第1のホスト端ハードディスクインターフェイス20a)を通じてコンピュータ装置17aにデータ伝送状況を報告する必要がある。しかし、上述のデータ伝達手段において、ハードディスク装置12f、12gは相互に直接データの伝達を行うことができ、ネットワークストレージ管理装置16aを経由する必要がない。
図4は本発明の実施例のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置を示すもう一つのブロック図である。
図4に示すように、本発明のネットワークストレージ管理装置16aは装置端ハードディスクインターフェイスセット(第1の装置端ハードディスクインターフェイス22aおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス22b)、ネットワークインターフェイス28、バッファリングメモリユニット26および制御装置24を備える以外に、ハードディスク装置23と電気的に接続される第3のホスト端ハードディスクインターフェイス20cをさらに備える。
本発明の実施例のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置16aにおいて、第3のホスト端ハードディスクインターフェイス20cを備えた後、制御装置24はホスト端のアクセス要求に基づき、上述の伝送されるデータを第3のホスト端ハードディスクインターフェイス20cを経由してハードディスク装置23に送信したり、ハードディスク装置23からデータを読み取り、その他のハードディスク装置に送信したりすることができる。
また、制御装置24はネットワークチャンネルを通じて図2に示す管理装置14のようにハードディスク装置のMACアドレスを取得することができ、ネットワークインターフェイス28によってネットワークチャンネルを通じてネットワークストレージ管理装置16aとハードディスク装置とに相互にデータパケットの伝達を行わせることができる。
コンピュータ装置17aに非標準モードの下で使用されるハードディスク装置12a、12b...、12f、12g...をサポートさせるために、制御装置24には特殊な設計が必要となる。
図5は本発明の実施例の制御装置を示す図である。
図5に示すように、本発明の制御装置24はさらに制御権サブユニット24aおよび起動(boot)サブユニット24bをさらに備える。制御権サブユニット24aは使用者がホスト端を起動するとき、自動的にホスト端に対してLBA(Logical Block Addressing)モードの下、全てのセクターに通し番号を振り、読み出すデータの保存場所を指定するが、そのシリアルナンバーが0であるLBA0を提供し、ハードディスク装置12f(オペレーションシステムがインストールされている)に備えられたLBA0を一時的に提供せず、その後、使用者が特定のハードディスク装置内に保存された特定のオペレーションシステムを起動した後、起動サブユニット24bがネットワークチャンネルを経由して選定されたオペレーションシステムを含んだ対応するLBA0を取得し、制御権サブユニット24aを経由してホスト端のCPUにリターンされ、選定されたオペレーションシステムの起動が行われようにしたものである。
上述した本実施例のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置および方法によれば、バッファリングメモリユニットを利用することによって第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイス(それぞれホスト端と電気的に接続される)のホスト端からのアクセス要求を一時記憶し、その後、制御装置によってバッファリングメモリユニットから順番にこれらのアクセス要求を取得し、ネットワークインターフェイスを通じてホスト端のアクセス要求をアクセス要求に対応するハードディスク装置に伝達し、これによってホスト端とネットワークストレージ管理装置との間のデュアルチャンネルを実現し、同様に、ホスト端に対して二台の使用可能なハードディスク装置を提供する。
なお、上述の詳細な説明は本発明の実施例を示したものであり、本発明の範囲を制限するものではなく、本発明の特徴を逸脱しない各種の設計変更は本発明に含まれることは勿論である。
従来技術によるストレージエリアネットワーク環境を示すブロック図である。 本発明の実施例のストレージエリアネットワーク環境を示すブロック図である。 本発明の実施例のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置を示すブロック図である。 本発明の実施例のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置を示すもう一つのブロック図である。 本発明の実施例の制御装置を示す図である。
符号の説明
10a〜10n ハードディスクライブラリ
11a、11b...、11f、11g... ハードディスクドロワー
12a、12b...、12f、12g... ハードディスク装置
14 管理装置
15 ハードディスクコードネームデータバンク
16a、16b...、16f、16g 管理装置
17a、17b...、17g〜17n コンピュータ装置
20a 第1のホスト端ハードディスクインターフェイス
20b 第2のホスト端ハードディスクインターフェイス
20c 第3のホスト端ハードディスクインターフェイス
22a 第1の装置端ハードディスクインターフェイス
22b 第1の装置端ハードディスクインターフェイス
24 制御装置
24a 制御権サブユニット
24b 起動サブユニット
26 バッファリングメモリユニット
28 ネットワークインターフェイス

Claims (8)

  1. ホスト端にネットワークチャンネルを通じて複数のハードディスクにアクセスさせることができ、前記ホスト端は少なくとも第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび第2のホスト端ハードディスクインターフェイスを備え、前記ネットワークストレージ管理装置は、
    第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイスを備え、それぞれ前記ホスト端の前記第1のホスト端ハードディスクインターフェイスと前記第2のホスト端ハードディスクインターフェイスとに電気的に接続され、前記第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2のホスト端ハードディスクインターフェイスの前記ホスト端からのハードディスク装置の中の1つに対する必要なデータ提供の要求であるアクセス要求を受信する装置端ハードディスクインターフェイスセットと、
    前記ネットワークチャンネルを通じて前記ネットワークストレージ管理装置と前記ハードディスク装置とに相互にデータパケットの伝達を行わせるのに使用されるネットワークインターフェイスと、
    前記第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2の装置端ハードディスクインターフェイスのホスト端からの前記アクセス要求を一時記憶するのに使用されるバッファリングメモリユニットと、
    前記ホスト端の前記アクセス要求または/および前記コマンド要求に反応して提供されたデータを前記バッファリングメモリユニットに一時記憶し、前記バッファリングメモリユニットから順番に前記ホスト端の前記アクセス要求を取得し、前記ネットワークインターフェイスを通じて前記ホスト端の前記アクセス要求を前記アクセス要求に対応する前記ハードディスク装置に伝達するのに使用される制御装置と
    を備えることを特徴とするデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置。
  2. 前記ネットワークストレージ管理装置はさらに、
    ハードディスク装置と電気的に接続するのに使用される第3のホスト端ハードディスクインターフェイスを備え、
    前記制御装置は前記ホスト端の前記アクセス要求に基づいて前記ハードディスク装置にアクセスすることを特徴とする請求項1記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置。
  3. 前記制御装置は、前記ネットワークチャンネルを通じて管理装置から前記ハードディスク装置のMACアドレスを取得し、前記ネットワークインターフェイスによって前記ネットワークチャンネルを通じて前記ネットワークストレージ管理装置と前記ハードディスク装置とに相互にデータパケットの伝達を行わせることを特徴とする請求項1記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置。
  4. 前記制御ユニットはさらに、
    使用者が前記ホスト端を起動したとき、自動的に前記ホスト端に対してLBAモードの下、シリアルナンバーが0のLBA0を提供し、一時的にハードディスク装置に備えられたハードディスク装置のLAB0を提供しない制御権サブユニットと、
    前記使用者が特定のハードディスク装置内に保存された特定の前記オペレーションシステムを起動した後、選定された前記オペレーションシステムを含んだ対応するLBA0が前記制御権サブユニットを経由してホスト端のCPUにリターンされ、選定された前記オペレーションシステムの起動を行う起動サブユニットと
    を備えることを特徴とする請求項1記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理装置。
  5. ホスト端にネットワークチャンネルを通じて複数のハードディスクにアクセスさせることができ、前記ホスト端は少なくとも第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび第2のホスト端ハードディスクインターフェイスを備え、前記ネットワークストレージ管理方法は、
    第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび第2の装置端ハードディスクインターフェイスを備え、それぞれ前記ホスト端の前記第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2のホスト端ハードディスクインターフェイスと電気的に接続され、前記第1のホスト端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2のホスト端ハードディスクインターフェイスの前記ホスト端からのハードディスク装置の中の1つに対する必要なデータ提供の要求であるアクセス要求を受信する装置端ハードディスクインターフェイスセットを準備するステップと、
    前記ネットワークチャンネルを通じて前記ネットワークストレージ管理装置と前記ハードディスク装置とに相互にデータパケットの伝達を行わせるのに使用されるネットワークインターフェイスを準備するステップと、
    前記第1の装置端ハードディスクインターフェイスおよび前記第2の装置端ハードディスクインターフェイスのホスト端からの前記アクセス要求を一時記憶するのに使用されるバッファリングメモリユニットを準備するステップと、
    前記ホスト端の前記アクセス要求または/および前記コマンド要求に反応して提供されたデータを前記バッファリングメモリユニットに一時記憶するステップと、
    前記バッファリングメモリユニットから順番に前記ホスト端の前記アクセス要求を取得し、前記ネットワークインターフェイスを通じて前記ホスト端の前記アクセス要求を前記アクセス要求に対応する前記ハードディスク装置に伝達するステップと
    を含むことを特徴とするデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理方法。
  6. 前記ネットワークストレージ管理方法はさらに、
    ハードディスク装置と電気的に接続するのに使用される第3のホスト端ハードディスクインターフェイスを準備するステップを含み、
    前記制御装置に前記ホスト端の前記アクセス要求に基づいて前記ハードディスク装置にアクセスさせることを特徴とする請求項5記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理方法。
  7. 前記制御装置は、前記ネットワークチャンネルを通じて管理装置から前記ハードディスク装置のMACアドレスを取得し、前記ネットワークインターフェイスによって前記ネットワークチャンネルを通じて前記ネットワークストレージ管理装置と前記ハードディスク装置とに相互にデータパケットの伝達を行わせることを特徴とする請求項5記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理方法。
  8. 前記制御ユニットはさらに、
    使用者が前記ホスト端を起動したとき、自動的に前記ホスト端に対してLBAモードの下、シリアルナンバーが0のLBA0を提供し、一時的にハードディスク装置に備えられたハードディスク装置のLAB0を提供しないステップと、
    前記使用者が特定のハードディスク装置内に保存された特定の前記オペレーションシステムを起動した後、選定された前記オペレーションシステムを含んだ対応するLBA0が前記制御権サブユニットを経由してホスト端のCPUにリターンされ、選定された前記オペレーションシステムの起動を行うステップと
    を含むことを特徴とする請求項5記載のデュアルチャンネルのネットワークストレージ管理方法。
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