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JP2008152438A - 車両用表示装置 - Google Patents

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JP2008152438A
JP2008152438A JP2006338323A JP2006338323A JP2008152438A JP 2008152438 A JP2008152438 A JP 2008152438A JP 2006338323 A JP2006338323 A JP 2006338323A JP 2006338323 A JP2006338323 A JP 2006338323A JP 2008152438 A JP2008152438 A JP 2008152438A
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JP2006338323A
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Takuya Yoshiguchi
拓也 吉口
Tasuku Fujii
多州九 藤井
Tatsuya Arai
達也 新井
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Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corp
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Abstract

【課題】運転者の注意力の評価結果と先行車両の有無の判定結果とを1画面で同時に認識できるようにした車両用表示装置を提供する。
【解決手段】自車両の運転状態に基づき、自車両の運転者が有する注意力として覚醒度を求める注意力演算部5と、自車両の前方を走行する先行車両に関して予め定められた条件として基準車間距離内に先行車両が存在するか否かの判断を行う車間距離演算部4とを備え、注意力演算部5で求めた覚醒度の高さと、車間距離演算部4による判断結果とを1つの画面21に同時に表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は車両用表示装置に関し、特に運転者の注意力と車両の先行車両の有無とを表示するようにした車両用表示装置に関する。
近年、車両走行時により高い安全性を確保するため、車両運転者が有する注意力の度合いを推定し、推定した注意力の度合いをインストルメント・パネルの液晶画面などに表示すると共に、注意力が低下したと判定したときには運転者に対して警告を行うようにした装置が開発され、特許文献1によって提案されている。
上記特許文献1の装置においては、車両走行時の蛇行率や、車両に対する運転者の運転操作状況などに対応した運転状態量に基づいて運転者の覚醒度を推定し、この覚醒度を運転者の注意力の度合いとして用いる。
このようにして求められる運転者の覚醒度は時々刻々と変化するため、運転者の覚醒度を所定の時間間隔で推定し、推定された覚醒度の大きさを時系列的にグラフ表示することにより、運転者は自身の注意力の変化を把握することができ、必要に応じて休憩などを取ることができる。
一方、車両走行時に先行車両が存在する場合、自車両と先行車両との車間距離を検出して表示するようにした装置が開発され、例えば特許文献2によって提案されている。
このような装置によって先行車両との車間距離を表示することにより、車両走行時に自車両が先行車両に近付きすぎていないかどうかを容易に認識することが可能となり、より安全に車両を走行させることが可能となる。
特開平9−11773号公報 特開平11−34772号公報
運転者の注意力が低下してくると安全な車間距離が確保されなかったり、先行車両がないような単調運転時には運転者の注意力が低下したりするなど、運転者の注意力と車間距離との間には密接な関係がある。しかしながら、上述したような運転者の注意力を評価して表示する装置と、車間距離を判定して表示する装置とは全く別個のものであるため、2つの画面上に別々に表示するか、或いは1画面上にそれぞれを切り換えながら表示しなければならないという問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転者の注意力の評価結果と先行車両の有無の判定結果とを1画面で同時に認識できるようにした車両用表示装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の車両用表示装置は、自車両の運転状態に基づき、上記自車両の運転者が有する注意力を評価する注意力評価手段と、上記自車両の前方を走行する先行車両に関して予め定められた条件を満たす先行車両の有無を判断する先行車両判断手段と、上記注意力評価手段による評価結果の推移と、上記先行車両判断手段による判断結果とを1画面上に同時に表示する表示手段とを備えることを特徴とする(請求項1)。
このように構成された車両用表示装置によれば、注意力評価手段が、走行中の自車両の運転状態に基づき自車両の運転者の注意力を評価すると共に、先行車両判断手段が、自車両の前方を走行する先行車両に関して予め定められた条件を満たす先行車両の有無を判断する。そして表示手段が、注意力評価手段による評価結果の推移と、先行車両判断手段による判断結果とを1画面上に同時に表示する。
具体的には、上記車両用表示装置において、上記表示手段は、上記注意力評価手段による評価結果の推移をグラフ表示するものであって、上記先行車両判断手段によって上記条件を満たす先行車両があると判断されたときと、上記先行車両判断手段によって上記条件を満たす先行車両がないと判断されたときとで上記グラフ表示の形態を切り換えることにより、上記注意力評価手段による評価結果と、上記先行車両判断手段による判断結果とを1画面上に同時に表示することを特徴とする(請求項2)。
このように構成された車両用表示装置によれば、上記表示手段は、上記注意力評価手段による評価結果の推移をグラフ表示する。そして、先行車両判断手段によって上記条件を満たす先行車両があると判断されたときと、先行車両判断手段によって上記条件を満たす先行車両がないと判断されたときとで上記グラフ表示の形態が切り換えられる。
より好ましくは、上記車両用表示装置において、上記表示手段が、上記グラフ表示の下方に、道路又は道路の白線を表すシンボルを表示することを特徴とする(請求項3)。
このように構成された車両用表示装置によれば、注意力評価手段による評価結果を示すグラフ表示の下方に道路又は道路の白線を表すシンボルが表示される。
また具体的には、上記注意力評価手段は、上記運転者の注意力を繰り返し評価するものであって、上記表示手段は、上記先行車両判断手段による判断結果の表示の左右のいずれか一方に上記注意力評価手段による最新の評価結果を表示すると共に、上記先行車両判断手段による判断結果の表示の左右のいずれか他方に上記注意力評価手段による上記最新の評価結果より前の評価結果を表示することを特徴とする(請求項4)。
このように構成された車両用表示装置によれば、注意力評価手段によって運転者の注意力が繰り返し評価される。そして、先行車両判断手段による判断結果の表示の左右のいずれか一方に注意力評価手段による最新の評価結果が表示されると共に、先行車両判断手段による判断結果の表示の左右のいずれか他方に注意力評価手段による上記最新の評価結果より前の評価結果が表示される。
また具体的には、上記注意力評価手段は、上記運転者の注意力を繰り返し評価するものであって、上記表示手段は、上記注意力評価手段による最新の評価結果をグラフ表示すると共に、上記グラフ表示の一部に上記注意力評価手段による上記最新の評価結果より前の評価結果をマーキングすることを特徴とする(請求項5)。
このように構成された車両用表示装置によれば、注意力評価手段によって運転者の注意力が繰り返し評価される。そして、先行車両判断手段による判断結果と同時に注意力評価手段による最新の評価結果がグラフ表示され、当該グラフ表示の一部に注意力評価手段による上記最新の評価結果より前の評価結果がマーキングによって表示される。
本発明の車両用表示装置によれば、注意力評価手段による評価結果の推移と、先行車両判断手段による判断結果とを1画面上に同時に表示するようにしたので、運転者は1つの画面を見るだけで、互いに相関関係にある自身の注意力と予め定められた条件を満たす先行車両の有無とを同時に且つ容易に認識することが可能となる。
従って、所定条件として車間距離などのように自車両の安全走行の確保に必要な条件を設定するようにすれば、運転者は自身の注意力の状態と、当該条件を満たす車両の有無とに基づき、自身の疲労度合いなどを的確に認識し、運転継続の可否や休憩の要否などを適切に判断することが可能となる。
また、請求項2の車両用表示装置によれば、注意力評価手段による評価結果の推移をグラフ表示すると共に、予め定められた条件を満たす先行車両の有無に応じて上記グラフ表示の形態を切り換えるようにしたので、画面の構成を複雑化することなく注意力の評価結果の推移と予め定められた条件を満たす先行車両の有無を同時に運転者に認識させることができる。
更に、請求項3の車両用表示装置によれば、注意力評価手段の評価結果を示すグラフ表示の下方に、道路又は道路の白線を表すシンボルを表示するようにしたので、グラフ表示が先行車両を示すものであることを直感的に認識可能となり、グラフ表示の形態を切り換えることによって、予め定められた条件を満たす先行車両の有無をより一層容易に理解できるようになる。
また、請求項4の車両用表示装置によれば、先行車両判断手段による判断結果の表示の両側方に、注意力評価手段による最新の評価結果と、それより前の評価結果とを表示するようにしたので、画面の構成を複雑化することなく注意力の評価結果及びその傾向と、予め定められた条件を満たす先行車両の有無とを同時に運転者に認識させることができる。
また、請求項5の車両用表示装置によれば、先行車両判断手段による判断結果と同時に注意力評価手段による最新の評価結果がグラフ表示され、当該グラフ表示の一部に注意力評価手段による上記最新の評価結果より前の評価結果がマーキングによって表示されるようにしたので、画面の構成を複雑化することなく注意力の評価結果及びその傾向と、予め定められた条件を満たす先行車両の有無とを同時に運転者に認識させることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の概略構成図である。
車両用表示装置は、図1に示すように、コントローラ1と、車室内に設けられコントローラ1からの制御信号に応じて表示を行う表示器(表示手段)2と、コントローラ1からの制御信号に応じ、自車両の運転者に電子音や音声などにより警報を行う警報器3とから構成されている。
コントローラ1は、先行車両との車間距離を演算する車間距離演算部(先行車両判断手段)4と、自車両の運転状態などに基づき自車両の運転手の注意力を演算する注意力演算部(注意力評価手段)5とを備え、更にこれら車間距離演算部4及び注意力演算部5の指示に従い、表示器2を制御する表示制御部6及び警報器3を制御する警報制御部7を備えている。
このように構成されたコントローラ1において、車間距離演算部4は、演算して求めた先行車両との車間距離に基づき、表示器2や警報器3で車間距離に関する表示や警報を行うための指示を表示制御部6や警報制御部7に対して行う。
コントローラ1には、このような車間距離演算部4による車間距離の警報モードを、後述するようなモードM、モードL及びモードSの3つのモードに切り換えられるように、警報モード設定部8が設けられており、運転者は、この警報モード設定部8を手動操作することにより、3種類の警報モードを選択できるようになっている。
一方、注意力演算部5は、運転者による車両の運転操作や、走行時の蛇行率などに基づき運転者の覚醒度を注意力の高さとして求め、この覚醒度に基づき、表示器2や警報器3で運転者の注意力の高さに関する表示や警報を行うための指示を表示制御部6や警報制御部7に対して行う。
コントローラ1には、車間距離演算部4及び注意力演算部5における演算処理に必要な情報を得るため、車両前部に設けられたレーダ9、車両の走行速度を検出する車速センサ10、操舵角を検出する操舵角センサ11、車両の操舵機構が車両の直進状態に相当する中立位置にあることを検出する操舵中立センサ12、運転者によるブレーキペダルの踏み込みの有無を検出するブレーキスイッチ13、運転者によるシフトレバー操作やクラッチペダル操作などのシフト操作を検出するシフトセンサ14、運転者によるウインカ操作を検出するウインカスイッチ15、車両前部に設けられて車両前方を撮影する前方カメラ16が接続されている。
車間距離演算部4は、コントローラ1に入力されるレーダ9の出力信号及び車速センサ10の出力信号に基づき、先行車両が存在する場合には先行車両との車間距離を求め、予め設定された基準車間距離以内に先行車両が存在するか否かを判断する。そして、基準車間距離以内に先行車両が存在すると判断した場合には、表示器2により当該先行車両の存在を示す表示を行うように表示制御部6に指示すると共に、警報器3により当該先行車両の存在を示す警報を行うように警報制御部7に指示する。なお、このときの先行車両の有無の判断及び車間距離の演算方法については、前述した特許文献2などにより既に公知のものを採用しており、ここでは説明を省略する。
また、ここで用いられる基準車間距離には、警報モードのモードMで用いられ、その時点の走行速度における標準的車間距離に対応した基準車間距離Dmのほか、モードLで用いられ、基準車間距離Dmより長い基準車間距離Dl、及びモードSで用いられ、基準車間距離Dmより短い基準車間距離Dsがある。
これらの基準車間距離はそれぞれ自車両の走行速度の上昇と共に増大するようになっており、高速で走行するほど長い車間距離でも警報が行われるようになっている。また、運転者が警報モード設定部8を手動操作することによって選択された警報モードに対応する基準車間距離が選択されるようになっている。
従って、モードLが警報モード設定部8によって選択されている場合には、モードMの場合よりも長い車間距離であっても基準車間距離Dl以下の車間距離であれば表示器2及び警報器3により表示及び警報が行われ、モードSが警報モード設定部8によって選択されている場合には、モードMの場合よりも短い基準車間距離Ds以下の車間距離になってから表示器2及び警報器3により表示及び警報が行われることになる。
このように、運転者が警報モード設定部8を手動操作して警報モードを選択することにより、運転者自身が自分の運転能力や車両の走行環境などに応じて警報が行われる車間距離を選択的に設定できるようになっている。
一方、注意力演算部5は、ブレーキスイッチ13、シフトセンサ14、及びウインカスイッチ15からの信号に基づく車両に対する運転操作の頻度から、運転者による運転操作の単調度を演算する。また、注意力演算部5は、操舵角センサ11及び操舵中立センサ12からの信号に基づき、車両の進行方向に対する修正操舵量を演算と共に、前方カメラ16からの車両前方画像を用いて認識処理された道路上の白線の水平方向の位置変化及び車速センサ10からの信号によって得られる自車両の走行速度などから車両の蛇行率を求める。
そして、注意力演算部5は、このようにして求めた単調度、修正操舵量、及び蛇行率を用い、予め定められたメンバシップ関数に基づくファジィ推論によって、運転者の注意力の高さとして覚醒度を求め、こうして求められた覚醒度を表示器2により表示するよう表示制御部6に指示する。
更に、注意力演算部5は、求められた運転者の覚醒度を所定の覚醒度閾値と比較し、運転者の覚醒度が覚醒度閾値より低い場合には、音声などにより警報器3から警報を行うよう警報制御部7に指示する。
表示器2は、インストルメントパネル(図示せず)に設けられ、表示制御部6からの制御信号に応じて表示を行う画面21を備えており、本実施形態における画面21の画面構成を図2に示す。なお、図2に示す画面構成は画面21の表示領域を示すものであって、実際の表示状態を示すものではなく、実際の表示状態については後述する。
図2に示すように、画面21の幅方向ほぼ中央の上部には、注意力演算部5によって繰り返し演算された覚醒度のうち、最新の覚醒度を含む10個の覚醒度を更新しながら時系列的に10本の棒グラフで示す注意力表示部22が設けられている。この注意力表示部22は、後述するようにその表示パターンを切り換えることにより、基準車間距離内における先行車両の有無を表示できるようになっている。
また、注意力表示部22の下方には、自車両が走行する道路の白線を模擬的に示すシンボルとして道路パターン23a及び23bが設けられ、両道路パターン23a,23bの間には先行車両との車間距離を示す車間距離表示部24が設けられている。この車間距離表示部24は、先行車両との車間距離を棒グラフ状に表示するため、5つの表示セグメント24a,24b,24c,24d,24eで構成されており、表示セグメント24aが車間距離100mに対応し、以下表示セグメント24b乃至24eは20m毎に短くなる車間距離に対応している。
更に、画面21の左上方には、運転者が警報レベル設定部8を手動操作して選択した警報モードを表示する警報モード表示部25が設けられている。この警報モード表示部25は、モードSに対応したS表示部25a、モードMに対応したM表示部25b、及びモードLに対応したL表示部25cからなる。
このように構成された画面21において、表示制御部6の制御により行われる表示の詳細を以下に説明する。
運転者がイグニッションキースイッチ(図示せず)をオフ位置からオン位置に操作することにより、本実施形態に車両用表示装置に電力の供給が開始されると、コントローラ1は所定の起動準備を行う。
そして、起動準備が完了した後、車両が走行を開始して車両の走行速度が所定速度以上となり予め定められた制御開始条件が満たされると、コントローラ1は表示制御部6を制御して表示器2による表示を開始し、図3に示すように、画面21の道路パターン23a及び23bを点灯表示させる。
図3の画面は、このようにして車両が走行し制御開始条件が満たされているときの画面21の表示例を示すものであって、警報モード表示部25では、警報モード設定部8により運転者が選択した警報モードとしてモードMを示すM表示部25bが点灯している。
制御開始条件の成立後、注意力演算部5は、前述したようにして運転者の注意力の高さを示す覚醒度を繰り返し演算し、求められた覚醒度を適宜更新しながら表示器2で時系列的に表示するよう表示制御部6に指示する。
表示制御部6は、このような指示に従い表示器2を制御し、注意力演算部5で繰り返し求められた覚醒度を、画面21の注意力表示部22に棒グラフで時系列的に表示させる。
このとき、車間距離演算部4による基準車間距離内に先行車両が存在するか否かの判断結果に応じ、車間距離演算部4が表示制御部6に指示を行うことにより、注意力表示部22による表示形態を切り換えるようにしている。
即ち、車間距離演算部4は先行車両の有無を判断し、前述のようにモードMが選択されていることから、先行車両が存在する場合には先行車両との車間距離がモードMに対応した基準車間距離Dm以下であるか否かを判定することにより、基準車間距離Dm以内に先行車両が存在するか否かを判断する。そして、そのような先行車両が存在しないと判断した場合には、図3に示すように、注意力演算部5が繰り返し求めた運転者の覚醒度の大きさを注意力表示部22により時系列的に棒グラフで表示する際に、各棒グラフの輪郭部分のみを点灯させ、警報モードMにおける基準車間距離Dm内に先行車両を検知していないことを示す。
図4は、このような表示形態にあるときの注意力表示部22を拡大して示すものであるが、図4に示すように、各棒グラフは注意力演算部4で繰り返し演算された運転者の覚醒度のうち、最新の覚醒度を含む10個の覚醒度を、右側から新しい順に棒グラフで示すと共に、適宜更新していく。このとき、車間距離演算部4では基準車間距離Dm以内に先行車両がないと判断していることから、各棒グラフは輪郭部分のみが点灯するようになっている。
このように運転者の覚醒度を棒グラフで時系列的に表示することにより、注意力の変動状況を運転者が容易に認識可能となり、注意力が低下傾向にあれば、必要に応じて休憩するなどの処置を講じることができる。
また、選択した警報モードに対応した車間距離内に先行車両がない場合には、覚醒度を示す棒グラフを輪郭のみで表示するため、表示画面をいたずらに複雑化することなく当該先行車両がないことを容易に運転者に認識させることが可能となる。
次に、このような状態から自車両と先行車両との車間距離が短縮し、先行車両との車間距離がモードMに対応した基準車間距離Dm以下となって、基準車間距離Dm以内に先行車両が存在すると判断した場合には、図5に示すように、注意力表示部22の表示形態を切り換える。
即ち、注意力演算部5が繰り返し求めた運転者の覚醒度の大きさを注意力支持部22により時系列的に棒グラフで表示する際に、車間距離演算部4は表示制御部6に対して各棒グラフのそれぞれが全体的に点灯するように指示し、表示制御部6はこのような指示を受けて表示部2を制御することにより、注意力表示部22の各棒グラフを輪郭のみの点灯から全体的な点灯へと切り換える。
このとき車間距離演算部4は、警報器3から断続的な電子音を発生させるよう警報制御部7に指示し、警報制御部7はこのような指示を受けて警報器3を制御することにより、警報器3から断続的な電子音を発生させ、運転者に対し基準車間距離内に先行車両があることを知らせる。
更に車間距離演算部4は、このときに演算された先行車両との車間距離を表示器2で表示するよう表示制御部6に指示する。表示制御部6はこのような指示を受けて表示器2を制御することにより、画面21の車間距離表示部24によって先行車両との車間距離を表示する。
即ち、車間距離演算部4によって求められた車間距離が80mより大きく100m以下の場合は車間距離表示部24のうち表示セグメント24aのみを点灯させ、以下先行車両との車間距離が20m減少するごとに順次表示セグメント24b乃至24eを追加点灯させていく。従って、図5の場合には表示セグメント24a乃至24cが点灯することによって、先行車両との車間距離が40mより大きく60m以下であることを示している。
このようにして先行車両との車間距離を棒グラフ状に表示することにより、警報器3による断続的な電子音によって基準車間距離内に先行車両が存在することを認識するだけではなく、車間距離の変化状態を認識することが可能となり、そのときの車間距離に対応して適切な処置を講じることが可能となる。
また、道路の白線を模擬的に表す道路パターン23a及び23bの間の上方に、基準車間距離内にある先行車両の有無によって表示形態が切り換わる注意力表示部22の棒グラフを配することにより、注意力表示部22を先行車両として直感的に認識することが可能となり、基準車間距離内の先行車両の存在を容易に理解することが可能となる。
更に、道路パターン23a及び23bの間で注意力表示部22の下方に先行車両との車間距離を表示するようにしたので、先行車両との車間距離を容易に把握することができ、車間距離の変動を直感的に認識可能である。
なお、警報モードとしてモードSが選択されている場合には、警報モード表示部25のM表示部25bに代えてS表示部25aが点灯し、先行車両との車間距離がモードMの基準車間距離Dmより短く設定された基準車間距離Ds以下になったときに、上述した注意力表示部22の表示形態の切り換え、及び車間距離表示部24による車間距離の表示を行う。このとき、車間距離表示部24による車間距離の表示方法を基準車間距離の変更に合わせて変更するようにしても良い。例えば、車間距離が50mより大きく75m以下の時に表示セグメント24aのみを点灯させ、以下15m減少する毎に表示セグメント24b乃至24eを追加点灯させるようにしても良い。
また、警報モードとしてモードLが選択されている場合には、警報モード表示部25のL表示部25cが点灯し、先行車両との車間距離がモードMの基準車間距離Dmより長く設定された基準車間距離Dl以下となったときに、上述した注意力表示部22の表示形態の切り換え、及び車間距離表示部24による車間距離の表示を行う。このとき、車間距離表示部24による車間距離の表示方法を基準車間距離の変更に合わせて変更するようにしても良い。例えば、車間距離が100mより大きく125m以下の時に表示セグメント24aのみを点灯させ、以下25m減少する毎に表示セグメント24b乃至24eを追加点灯させるようにしても良い。
車間距離演算部4には、このような先行車両の存在の有無を判断するための基準車間距離のほかに、基準車間距離よりも短い車間距離(例えば基準車間距離の60%)に対応した警報用閾値が設定されている。この警報用閾値は、先行車両との車間距離が基準車間距離よりも更に減少したときに、自車両が先行車両に接近しすぎていることを運転者に警報するために使用される。
即ち、先行車両が基準車間距離内にあることを注意力表示部22の表示形態の切り換え及び警報器3からの断続的電子音によって運転者に通知した後、車間距離が更に減少して警報用閾値以下になると、車間距離演算部4は画面21における表示を更に切り換えるよう表示制御部6に指示すると共に、警報器3から連続的な電子音もしくは音声により警報を行うよう警報制御部7に指示する。
表示制御部6はこのような指示を受けて表示器2を制御し、図6に示すように、画面21における車間距離表示部24の全表示セグメントを消灯すると共に、車間距離表示部24に代えて警告シンボル26を点灯させる。
また、警報制御部7は車間距離演算部4からの指示を受けて警報器を制御し、警報器3から断続的な電子音に代えて連続的な電子音又は音声による警告を行う。
このように、先行車両との車間距離が基準車間距離よりも短く設定された警報用閾値以下になると表示及び警報の切り換えを行うようにしたので、自車両が先行車両に接近しすぎていることを運転者が容易に認識することが可能となり、車両を安全に運転することができる。
なお、上述したように警報用閾値は基準車間距離よりも短く設定されるものであり、3つの警報モードに対応してそれぞれ警報用閾値が設定される。
以上のようにして、運転者の注意力の変化状態と、基準車間距離内における先行車両の有無とを1つの画面21内に表示するようにしたので、運転者は1つの画面21を見るだけで、自身の注意力の状態と、基準車間距離内にあるという予め定められた条件を満たす先行車両の有無とを同時に且つ容易に認識することが可能となる。
従って、例えば注意力表示部22によって運転者の注意力が低下する傾向にあることが示され、運転者が先行車両との車間距離が十分維持されていると考えているにもかかわらず、車間距離が減少して注意力表示部22の表示形態が切り換わると共に警報器3から警報が行われた場合には、直ちに休憩を取る必要があることを運転者が容易に認識することができる。
また、注意力表示部22によって運転者の注意力が低下する傾向にあることが示される一方で、車間距離については注意力表示部22における表示形態の切り換えや警報器3からの警報が行われないような場合には、直ちに休憩を要するほどの注意力低下ではないものの、なるべく早めに休憩を取る必要があることを認識することができる。
更に、注意力表示部22では運転者の注意力が低下する傾向にあることが示されていないにもかかわらず、車間距離については注意力表示部22における表示形態の切り換えや警報器3からの警報が行われているような場合には、疲労による注意力低下は認められないものの、先行車両との車間距離が短すぎるため、車間距離を増大させて十分に確保しながら引き続き運転を継続してもよいことを認識することができる。
このように、注意力の状態と車間距離の状態とに基づき、運転者は自身の疲労度合いをより具体的に認識し、運転継続の可否や休憩の要否などを適切に判断することが可能となると共に、表示器2や警報器3による表示及び警報に応じて必要な車間距離を確保しながらより一層安全に車両を運転することが可能となる。
なお、本実施形態では画面21の幅方向ほぼ中央の上部に注意力表示部22を配置し、その下方に配置されて道路の白線を模擬的に示す道路パターン23a及び23bの間に、車間距離表示部24を配置するようにしたが、画面21の画面構成はこれに限られるものではなく、種々変形することが可能である。
以下では、このような変形例として、第1変形例を図7及び図8に基づき、また第2変形例を図9に基づき以下に説明する。
上記実施形態では、基準車間距離内における先行車両の有無を、注意力表示部22の表示形態を切り換えることによって示すようにしたが、第1変形例では図7に示すように、注意力表示部22に代えて車両を模擬的に示す車両シンボル27を配置し、注意力演算部5で求められた運転者の覚醒度は、画面21の両側端部近傍に配設された2つの棒グラフによって示すようになっている。
なお、警報モード表示部25、ならびに道路パターン23a及び23bについては、上記実施形態と同様となっている。
また、警報器3による警報、及び先行車両が基準車間距離よりも短く設定された警報用閾値より小さくなったときの警報シンボル26による表示については上記実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略し、上記実施形態と相違する部分について説明する。
運転者の覚醒度の大きさを示す2つの棒グラフのうち、画面21の右側端部近傍の棒グラフは、注意力演算部5によって繰り返し求められた覚醒度のうち、最新の覚醒度の大きさを示す最新注意力表示部28aであり、画面21の左側端部近傍の棒グラフは、注意力演算部5によって繰り返し求められた覚醒度のうち、最新の覚醒度の1つ前に求められた覚醒度大きさを示す前回注意力表示部28bである。
これら最新注意力表示部28a及び前回注意力表示部28bの表示色は、両者を識別しやすくするために相違しているのが望ましいが同一色であってもよい。
このような2つの棒グラフを設けることにより、注意力演算部5によって運転者の覚醒度が演算される度に最新注意力表示部28aの表示が最新の覚醒度に対応したものに切り換わると共に、それまで最新注意力表示部28aで表示されていた覚醒度の大きさが前回注意力表示部28bで表示されるように順次表示が更新されていく。
従って、運転者は画面21の両側端部近傍にある2つの棒グラフを見ることにより、自身の注意力の変化傾向を把握することが可能となる。
一方、上記実施形態と同様にして車間距離演算部4が基準車間距離内に先行車両の存在することを判断すると、車両シンボル27を点灯させることによって基準車間距離内に先行車両が存在することを示すと共に、上記実施形態と同様に車間距離表示部24の表示セグメント24a乃至24eによって先行車両との車間距離を表示する。図7に示す画面21の表示例では、車間距離表示部24のセグメント24a及び24bが点灯することにより、先行車両との車間距離が60mより長く80m以下であることを示している。また、このとき上記実施形態と同様に車間距離演算部4は警報表示部7に指令を送り、警報器3から断続的な電子音を発生させることにより運転者に警報を行う。
なお、本第1変形例においても上記実施形態と同様に、3つの警報モードが警報モード設定部8によって選択可能となっており、図7の例ではL表示部25cが点灯することにより、警報モードとしてモードLが選択されていることを示している。従って、車間距離演算部4がモードLに対応した基準車間距離Dl内に先行車両が存在すると判断したときに、上述した車両シンボル27の点灯を行うと共に、警報器3による警報を行う。
また、上記実施形態の場合と同様に、警報モードとしてモードSが選択されている場合には、警報モード表示部25のS表示部25aが点灯し、先行車両との車間距離が基準車間距離Ds以下となったときに、上述した車両シンボル27の点灯を行うと共に、警報器3による警報を行う。
また、上記実施形態の場合と同様に、警報モードとしてモードMが選択されている場合には、警報モード表示部25のM表示部25bが点灯し、先行車両との車間距離が基準車間距離Dm以下となったときに、上述した車両シンボル27の点灯を行うと共に、警報器3による警報を行う。
一方、車間距離演算部4が基準車間距離内に先行車両の存在しないことを判断した場合には、図8に示すように、画面21の車両シンボル27に代えて車両シンボル27の輪郭に相当する破線シンボル27’を点灯させると共に、車間距離表示部24を全て消灯状態とする。
このように、道路の白線を模擬的に表す道路パターン23a及び23bの間の上方に、基準車間距離内における先行車両の存在の有無に応じて車両シンボル27と破線シンボル27’とを切り換え表示することにより、運転者は基準車間距離内における先行車両の有無を直感的に容易に認識することが可能となる。
また、運転者の注意力の変化状態と、基準車間距離内における先行車両の有無とを1つの画面21内に表示するようにしたので、上記実施形態と同様に、運転者は1つの画面21を見るだけで、自身の注意力の状態と、基準車間距離内にあるという予め定められた条件を満たす先行車両の有無とを同時に且つ容易に認識することが可能となり、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に第2変形例では、図9に示すように、上記第1変形例と比較して注意力演算部5で求められた運転者の覚醒度の大きさを表示する部分のみが相違している。
即ち、第1変形例の最新注意力表示部28a及び前回注意力表示部28bに代え、画面21の右側端部近傍に注意力表示部29が設けられる。
この注意力表示部29は、所定の背景色で全体の高さは変化せずに点灯しており、注意力演算部4で繰り返し求められる運転者の覚醒度のうち、最新の覚醒度が注意力表示部29内で注意力表示部29の背景色とは異なる色を有した最新注意力棒グラフ29aによって順次更新されながら表示される。そして、最新の覚醒度の前に表示されていた覚醒度の大きさに相当する位置に、注意力表示部29の背景色及び最新注意力棒グラフ29aのいずれとも異なる色により前回注意力マーカ29bが細い帯状に表示される。
従って、運転者は最新注意力棒グラフ29a及び前回注意力マーカ29bによって、自身の注意力の変化傾向を知ることができる。
車間距離演算部4の判断結果に基づく車両シンボル27と破線シンボル27’との切り換え表示、及び車間距離表示部24による先行車両との車間距離の表示は上記第1変形例と同様であり、車間距離演算部4や注意力演算部5の指令に基づく警報器3からの警報は上記実施形態や第1変形例と同様である。
即ち、画面21が図9のように表示されている場合には、警報モード表示部25のS表示部25aが点灯していることから、警報モードとしてモードSが選択されており、モードSに対応した基準車間距離Ds以内に先行車両が存在することを車両シンボル27の点灯によって示している。また、車間距離表示部24のセグメント24a乃至24dが点灯することにより、先行車両との車間距離が20mより長く40m以下であることを示していることになる。
従って、本第2変形例においても、上記第1変形例と同様に、道路の白線を模擬的に表す道路パターン23a及び23bの間の上方に、基準車間距離内における先行車両の存在の有無に応じて車両シンボル27と破線シンボル27’とを切り換え表示することによって、運転者は基準車間距離内における先行車両の有無を直感的に容易に認識することが可能となる。
また、上記実施形態や第1変形例と同様に、運転者の注意力の変化状態と、基準車間距離内における先行車両の有無とを1つの画面21内に表示するようにしたので、運転者は1つの画面21を見るだけで、自身の注意力の状態と、基準車間距離内にあるという予め定められた条件を満たす先行車両の有無とを同時に且つ容易に認識することができ、上記実施形態や第1変形例と同様の効果を得ることができる。
以上で本発明の一実施形態に係る車両用表示装置についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前述したように画面21の構成は上記実施形態や第1変形例及び第2変形例に限定されるものではなく、必要に応じて適宜変形することが可能であり、運転者の注意力の大きさと、所定の条件を満たす先行車両の有無についての判断結果を同時に1画面に表示できるようにするものであればよい。
また、道路の白線を模擬的に示す道路パターン23a及び23bについても、上記実施形態や第1及び第2変形例のようにすることにより、道路または道路の白線を模擬的に示すものであればよい。
更に、上記実施形態、第1変形例及び第2変形例では、所定の条件を満たす先行車両として、基準車間距離内にある先行車両を採用したが、所定の条件はこれに限られるものではなく、車両の安全走行を確保する上で注目すべき条件であればよい。
また、上記実施形態、第1変形例及び第2変形例で採用した車間距離演算部4による車間距離の演算方法や、注意力演算部5による注意力の演算方法として示した覚醒度の演算は一例として示すものであり、種々知られている方法を採用することが可能である。
更に、上記実施形態、第1変形例及び第2変形例では車間距離演算部4の判断結果と注意力演算部5が求めた運転者の注意力に対応する覚醒度の表示とを1つの画面21に表示するようにしたが、いずれか一方のみを表示するように切り換え可能としてもよい。
本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の全体構成図である。 図1の車両用表示装置で用いられる画面の構成図である。 基準車間距離内に先行車両がない場合の図2の画面の表示例を示す図である。 図3の画面における注意力表示部の拡大図である。 基準車間距離内に先行車両がある場合の図2の画面の表示例を示す図である。 車間距離が警報用閾値以下の場合の図2の画面の表示例を示す図である。 第1変形例において基準車間距離内に先行車両がある場合の画面の表示例を示す図である。 第1変形例において基準車間距離内に先行車両がない場合の画面の表示例を示す図である。 第2変形例において基準車間距離内に先行車両がある場合の画面の表示例を示す図である。
符号の説明
1 コントローラ
2 表示器(表示手段)
4 車間距離演算手段(先行車両判断手段)
5 注意力演算部(注意力評価手段)
23a,23b 道路パターン

Claims (5)

  1. 自車両の運転状態に基づき、上記自車両の運転者が有する注意力を評価する注意力評価手段と、
    上記自車両の前方を走行する先行車両に関して予め定められた条件を満たす先行車両の有無を判断する先行車両判断手段と、
    上記注意力評価手段による評価結果の推移と、上記先行車両判断手段による判断結果とを1画面上に同時に表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 上記表示手段は、上記注意力評価手段による評価結果の推移をグラフ表示するものであって、上記先行車両判断手段によって上記条件を満たす先行車両があると判断されたときと、上記先行車両判断手段によって上記条件を満たす先行車両がないと判断されたときとで上記グラフ表示の形態を切り換えることにより、上記注意力評価手段による評価結果と、上記先行車両判断手段による判断結果とを1画面上に同時に表示することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 上記表示手段は、上記グラフ表示の下方に、道路又は道路の白線を表すシンボルを表示することを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 上記注意力評価手段は、上記運転者の注意力を繰り返し評価するものであって、
    上記表示手段は、上記先行車両判断手段による判断結果の表示の左右のいずれか一方に上記注意力評価手段による最新の評価結果を表示すると共に、上記先行車両判断手段による判断結果の表示の左右のいずれか他方に上記注意力評価手段による上記最新の評価結果より前の評価結果を表示することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  5. 上記注意力評価手段は、上記運転者の注意力を繰り返し評価するものであって、
    上記表示手段は、上記注意力評価手段による最新の評価結果をグラフ表示すると共に、上記グラフ表示の一部に上記注意力評価手段による上記最新の評価結果より前の評価結果をマーキングすることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
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