JP2008151259A - Needle roller bearing cage and needle roller bearing - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、針状ころ軸受用保持器及び針状ころ軸受に関し、特に、一般産業機械や自動車用変速機等に用いられるギヤ支持用の針状ころ軸受用保持器及び針状ころ軸受に関する。 The present invention relates to a needle roller bearing retainer and a needle roller bearing, and more particularly to a needle roller bearing retainer and a needle roller bearing for supporting gears used in general industrial machines, automobile transmissions, and the like.
針状ころ軸受は、長さが直径に比べて長い複数の針状ころを用いて構成される。図11に示すように、針状ころ軸受100としては、これら針状ころ101と、針状ころ101を保持する保持器102とで構成されるケージアンドローラが種々考案されており(例えば、特許文献1及び2、非特許文献1参照。)、例えば、自動車変速機内の変速ギヤ支持用として使用される。
The needle roller bearing is configured using a plurality of needle rollers having a length that is longer than a diameter. As shown in FIG. 11, as the needle roller bearing 100, various cage and rollers composed of these
これらの文献に記載の針状ころ軸受では、ころの軸方向中心位置と保持器の軸方向中心位置は、ころを収容するポケットところの軸方向すきま、及び加工時に発生する保持器の軸方向中心位置からポケットの軸方向中心位置までの距離のばらつきの範囲内でほぼ同じ位置に設定されている。
ところで、自動車変速機の変速ギヤ103には、図12に示すように、荷重点位置Pが保持器102の軸方向中心位置Aから軸方向に距離Bずれて構成されるものがある。このような変速ギヤ103を上述した針状ころ軸受100によって支持する場合、軸受にかかる負荷分布は軸方向に亘って不均一となり、ラジアル荷重と距離Bによるモーメント及びスラスト荷重によるモーメントによって軸受のギヤ側に大きな負荷が発生し、ギヤが傾く虞がある。
By the way, as shown in FIG. 12, the
しかしながら、上述した針状ころ軸受100は、ころ101の軸方向中心位置Cが保持器102の軸方向中心位置Aと略同じ位置にあるため、軸受が受ける荷重やモーメント力に対して軸受の負荷容量が不足している場合、軸受の破損、ギヤの傾き大によるギヤ歯の破損を引き起こすという問題がある。
However, in the needle roller bearing 100 described above, since the axial center position C of the
本発明は、上述した事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、制約された取付けスペース内で高い荷重、モーメント力が負荷される場合において、高い荷重負荷能力を実現することができる針状ころ軸受用保持器及び針状ころ軸受を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and the object thereof is to realize a high load carrying ability when a high load and a moment force are applied in a restricted installation space. An object of the present invention is to provide a needle roller bearing cage and a needle roller bearing.
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 円周方向に所定の間隔で、且つ軸方向に単列で形成され、複数の針状ころを転動可能にそれぞれ保持する複数のポケットを有する針状ころ軸受用保持器であって、
前記ポケットの少なくとも一つの軸方向中心位置は、前記保持器の軸方向中心位置と異なることを特徴とする単列針状ころ軸受用保持器。
(2) 前記複数のポケットの全ての軸方向中心位置は、前記保持器の軸方向中心位置に対して一方の側にずれていることを特徴とする(1)に記載の針状ころ軸受用保持器。
(3) 前記複数のポケットは、その軸方向中心位置が前記保持器の軸方向中心位置に対して一方の側にずれる一方側ポケットと、その軸方向中心位置が前記保持器の軸方向中心位置に対して他方の側にずれる他方側ポケットと、を有することを特徴とする(1)に記載の針状ころ軸受用保持器。
(4) 前記一方側ポケットの数と前記他方側ポケットの数が等しいことを特徴とする(1)に記載の針状ころ軸受用保持器。
(5) 保持器の軸方向における方向性を判別可能な逆組み防止機能を有することを特徴とする(1)または(2)に記載の針状ころ軸受用保持器。
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載の前記保持器と、前記ポケットに保持される前記複数の針状ころと、を備えることを特徴とする針状ころ軸受。
The above object of the present invention can be achieved by the following constitution.
(1) A needle roller bearing retainer that has a plurality of pockets that are formed in a single row in the axial direction at a predetermined interval in the circumferential direction and that hold a plurality of needle rollers in a rollable manner. ,
The single row needle roller bearing cage is characterized in that at least one axial center position of the pocket is different from the axial center position of the cage.
(2) The needle roller bearing according to (1), wherein all axial center positions of the plurality of pockets are shifted to one side with respect to the axial center position of the cage. Cage.
(3) The plurality of pockets have one side pocket whose axial center position is shifted to one side with respect to the axial center position of the cage, and the axial center position thereof is the axial center position of the cage. The needle roller bearing retainer as set forth in (1), further comprising: the other side pocket shifted to the other side.
(4) The needle roller bearing retainer according to (1), wherein the number of the one side pockets is equal to the number of the other side pockets.
(5) The needle roller bearing retainer according to (1) or (2), wherein the retainer has a reverse assembly preventing function capable of discriminating directionality in the axial direction of the retainer.
(6) A needle roller bearing comprising: the cage according to any one of (1) to (5); and the plurality of needle rollers held in the pocket.
本発明の針状ころ軸受用保持器及び針状ころ軸受によれば、ポケットの少なくとも一つの軸方向中心位置が、保持器の軸方向中心位置と異なるので、ポケットの軸方向中心位置を負荷が厳しくなる方向にずらすことで、軸受に掛かるモーメントによる負荷が軽減され、面圧やギヤの傾きを低減することができる。このため、制約された取付けスペース内で高い荷重、モーメント力が負荷される場合において、高い荷重負荷能力を実現することができる。 According to the needle roller bearing retainer and the needle roller bearing of the present invention, since at least one axial center position of the pocket is different from the axial center position of the cage, the load is applied to the axial center position of the pocket. By shifting in a stricter direction, the load due to the moment applied to the bearing can be reduced, and the surface pressure and gear inclination can be reduced. For this reason, when a high load and a moment force are applied in a restricted installation space, a high load capacity can be realized.
以下、本発明の各実施形態に係る針状ころ軸受用保持器及び針状ころ軸受について図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, a needle roller bearing retainer and a needle roller bearing according to each embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(第1実施形態)
第1図は、本実施形態にかかる針状ころ軸受を用いた手動式の車両用変速機の断面図である。図1に示す変速機は、一部のみ示すハウジング1に、入力軸2が軸受3,4により(左端は第3駆動ギヤ11を介して)回転自在に支持されており、それに対して中間軸5と固定軸6とが、ハウジング1に対してそれぞれ平行に支持されている。入力軸2上には、スプライン結合されることで入力軸2に対して軸線方向には移動可能だが一体的に回転する第1駆動ギヤ7と、ラジアル針状ころ軸受8を介して回転自在に支承された第2駆動ギヤ9と、ラジアル軸受(ラジアル針状ころ軸受でも良い)10を介して回転自在に支承された第3駆動ギヤ11とが配置されている。尚、入力軸2にスプライン結合されることで入力軸2に対して軸線方向には移動可能だが一体的に回転する同期装置17は、第2駆動ギヤ9又は第3駆動ギヤ11に選択的に係合可能となっている。
(First embodiment)
FIG. 1 is a sectional view of a manual vehicle transmission using a needle roller bearing according to the present embodiment. In the transmission shown in FIG. 1, an
中間軸5上には、第1従動ギヤ12aと、第1駆動ギヤ7に噛合可能な第2従動ギヤ12bと、第2駆動ギヤに噛合している第3従動ギヤ12cと、第3駆動ギヤ11に噛合している第4従動ギヤ12dとを形成した従動ギヤユニット12が、ラジアル針状ころ軸受18,19により回転自在に支承されている。従動ギヤユニット12の第1従動ギヤ12aは、固定軸6上にラジアル軸受15を介して回転自在に支承されている出力ギヤ16に噛合している。出力ギヤ16は、不図示のパワートレーンを介して車輪に動力伝達可能に連結されている。
On the
不図示のエンジンより動力を受けて入力軸2が回転しているものとする。図1に示す状態は、いわゆる中立状態であり、かかる変速機は、不図示の車輪に動力を伝達しない状態にある。ここで、不図示のシフトフォークが操作され、同期装置17が図1で軸線方向左方に移動され、第3駆動ギヤ11の内歯11aに係合すると、第3駆動ギヤ11は同期装置17を介して入力軸2と一体的に回転する。それにより第3駆動ギヤ11に第4従動ギヤ12dを噛合させている従動ギヤユニット12が、それらのギヤ比に応じて回転するようになり、減速された(ここでは1速に相当)回転力が出力ギヤ16に伝達されるようになっている。
It is assumed that the
続いて、不図示のシフトフォークが操作され、同期装置17が図1で軸線方向右方に移動され、第2駆動ギヤ9の内歯9aに係合すると、第2駆動ギヤ9は同期装置17を介して入力軸2と一体的に回転する。それにより第2駆動ギヤ9に第3従動ギヤ12cを噛合させている従動ギヤユニット12が、それらのギヤ比に応じて回転するようになり、減速された動力(ここでは2速に相当)が出力ギヤ16に伝達されるようになっている。
Subsequently, when a shift fork (not shown) is operated, the
更に、不図示のシフトフォークが操作され、同期装置17が、第2駆動ギヤ9及び第3駆動ギヤ11のいずれにも係合しない位置(図1の状態)に戻され、且つ入力軸2と一体的に回転している第1駆動ギヤ7が図1で軸線方向左方に移動させられると、第2従動ギヤ12bに噛合するようになり、それにより従動ギヤユニット12が、第1駆動ギヤ7と第2従動ギヤ12bとのギヤ比に応じて回転するようになり、減速された動力(ここでは3速に相当)が出力ギヤ16に伝達されるようになっている。以上はシフトアップにかかる変速動作であり、シフトダウンにかかる変速動作は、これとは逆になる。
Further, a shift fork (not shown) is operated, and the
図2に示すように、ラジアル針状ころ軸受8は、複数の針状ころ21と、ころ21を所定の間隔で保持するケージ型の保持器22とからなり、入力軸2の外周面と第2駆動ギヤ9の内周面との間に配置される。図3に示すように、保持器22は、一対のリング状部23、24と、それらを連結する複数の柱部25とからなる。これにより、複数のポケット26が一対のリング状部23,24と隣り合う柱部25とにより円周方向に所定の間隔で、且つ軸方向に単列で形成され、複数の針状ころ21を転動可能に保持する。なお、保持器22は、入力軸2のフランジ部や規制部材40によって軸方向に規制されている。
As shown in FIG. 2, the radial needle roller bearing 8 includes a plurality of
また、リング状部23は、第2駆動ギヤ9の荷重点位置側のリング状部24と比べて軸方向に長く形成されている。このため、複数のポケット26の全ての軸方向中心位置C、即ち、全ての針状ころ21の軸方向中心位置は、保持器22の軸方向中心位置Aと異なり、荷重点位置側(一方の側)に距離Dだけずれている。
Further, the ring-
このように針状ころ軸受8を構成することで、第2駆動ギヤ9の荷重点位置Pが保持器22の軸方向中心位置Aから軸方向に距離Bずれている場合であっても、針状ころ21の軸方向中心位置が負荷が厳しくなる荷重点位置側にずれているので、軸受に掛かるモーメントによる負荷が軽減され、図12に示すような従来の軸受仕様に比べて面圧やギヤの傾きを低下させることができる。
By configuring the
また、保持器22には、保持器22の軸方向における方向性を判別可能な逆組み防止機能を有しており、具体的には、一対のリング状部23,24の端面の少なくとも一方に刻印マーク27(図3参照)や着色等の識別処理が施されている。
In addition, the
したがって、本実施形態の針状ころ軸受用保持器22及び針状ころ軸受8によれば、ポケット26の全ての軸方向中心位置Cが、保持器22の軸方向中心位置Aと異なり、ポケット26の軸方向中心位置Cを負荷が厳しくなる第2駆動ギヤ9の荷重点位置側にずらすことで、軸受に掛かるモーメントによる負荷が軽減され、面圧やギヤの傾きを低減することができる。また、ポケット26は軸方向に単列で形成されるため、複列の軸受に比べて低コスト化が図れ、制約された取付けスペース内で高い荷重、モーメント力が負荷される場合において、高い荷重負荷能力を実現することができる。
Therefore, according to the needle
なお、上記実施形態では、刻印マーク27による識別処理が施されているが、逆組み防止機能はこれに限定されるものでなく、例えば、図4に示す第1変形例の保持器22aのように、第2駆動ギヤ9の内歯側(他方の側)に外向きフランジ部28を設けて、逆組み防止を図ってもよい。また、図5に示す第2変形例の保持器22bのように、軸方向両側に内向きフランジ部29a,29bを設け、第2駆動ギヤ9の内歯側の内向きフランジ部29aをフランジ部29bより径方向に長く構成して、逆組み防止を図ってもよい。
In the above-described embodiment, the identification process using the
(第2実施形態)
次に、図4〜図6を参照して、本発明の第2実施形態である針状ころ軸受用保持器及び針状ころ軸受について説明する。なお、第1実施形態と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略或は簡略化する。
(Second Embodiment)
Next, with reference to FIGS. 4-6, the needle roller bearing retainer and needle roller bearing which are 2nd Embodiment of this invention are demonstrated. In addition, about the part which overlaps with 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and description is abbreviate | omitted or simplified.
図4に示すように、本実施形態の針状ころ軸受8では、保持器の構成において第1実施形態のものと異なる。即ち、針状ころ軸受用保持器30では、軸方向中心位置C1が保持器30の軸方向中心位置Aに対して距離Dだけ第2駆動ギヤ9の荷重点位置側(一方の側)にずれる一方側ポケット26aと、軸方向中心位置C2が保持器30の軸方向中心位置Aに対して距離Dだけ第2駆動ギヤ9の内歯側(他方の側)にずれる他方側ポケット26aとが、円周方向に亘り交互に形成されている。したがって、一方側ポケット26aの数と他方側ポケット26bの数が等しく形成されている。
As shown in FIG. 4, the
これにより、一方側及び他方側ポケット26a,26bの軸方向中心位置C1、C2が、保持器30の軸方向中心位置Aと異なり、一方側ポケット26aの軸方向中心位置C1は負荷が厳しくなる第2駆動ギヤ9の荷重点位置側にずれていることで、軸受に掛かるモーメントによる負荷が一方側ポケット26aに保持された針状ころ21により軽減され、面圧やギヤの傾きを低減することができる。また、一方側及び他方側ポケット26a,26bが円周方向に亘り交互に同数配置されているので、針状ころ軸受8に方向性がなくなり、いずれの側からも組み込みできるので、第1実施形態のような逆組み防止機能を設ける必要がなく、組付性が向上すると共に、より低コスト化を図ることができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
As a result, the axial center positions C1 and C2 of the one-side and other-
Other configurations and operations are the same as those in the first embodiment.
なお、本実施形態では、一方側及び他方側ポケット26a,26bは、円周方向に亘り交互に配置されているが、図6に示す第1変形例の保持器30aのように、2本おきに交互に配置するようにしてもよく、複数本おきであってもよい。また、図7に示す第2変形例の保持器30bのように、一方側ポケット26aと他方側ポケット26bとの間に、軸方向中間位置C3が保持器22の軸方向中間位置Aと同じ位置にあるポケット26cが形成されてもよい。これら保持器30a,30bを有する針状ころ軸受8も方向性がないことから、逆組み防止機能を設ける必要がない。
In the present embodiment, the one side pocket and the
なお、本発明の針状ころ軸受用保持器及び針状ころ軸受は、上述した実施形態に限定されるものでなく、適宜、変形、改良等が可能である。 Note that the needle roller bearing retainer and the needle roller bearing of the present invention are not limited to the above-described embodiments, and can be appropriately modified and improved.
本発明の針状ころ軸受用保持器は、ポケットが軸方向に単列に形成される構成において、ポケットの少なくとも一つの軸方向中心位置が保持器の軸方向中心位置と異なるものであればよく、上記実施形態に限定されるものでない。 The cage for a needle roller bearing according to the present invention may be configured so that at least one axial center position of the pocket is different from the axial center position of the cage in a configuration in which the pockets are formed in a single row in the axial direction. The invention is not limited to the above embodiment.
また、保持器の逆組み防止機能は、第1実施形態のようなポケットの全ての軸方向中心位置が保持器の軸方向中心位置と異なるものに限らず、軸方向において方向性を有するようにポケットが形成されている場合に適用される。 Moreover, the reverse assembly prevention function of the cage is not limited to the one in which all the axial center positions of the pockets are different from the axial center position of the cage as in the first embodiment, but to have directionality in the axial direction. This is applied when pockets are formed.
さらに、本発明の針状ころ軸受は、図1に示す入力軸2と第2駆動ギヤ9との間に介在される針状ころ軸受8に適用されているが、中間軸5と従動ギヤユニット12との間に介在される針状ころ軸受18,19にも適用することができる。さらに、本発明の針状ころ軸受は、手動式の変速機だけでなく、自動式の多段変速機にも適用可能である。
Furthermore, the needle roller bearing of the present invention is applied to the
ここで、図3に示す第1実施形態の針状ころ軸受と、図11に示す従来の針状ころ軸受を用いて、ころ接触面圧分布とギヤの傾きについて試験を行なった。なお、ギヤに負荷されるラジアル荷重は14000Nとし、保持器の大きさは内径45mm、外径51mm、幅30mm、ころの大きさは直径3mm、幅19.8mmとし、ころ数を28とした。 Here, using the needle roller bearing of the first embodiment shown in FIG. 3 and the conventional needle roller bearing shown in FIG. 11, the roller contact surface pressure distribution and the gear inclination were tested. The radial load applied to the gear was 14000 N, the cage was 45 mm in inner diameter, 51 mm in outer diameter, 30 mm in width, the roller was 3 mm in diameter and 19.8 mm in width, and the number of rollers was 28.
また、図11に示す従来仕様の針状ころ軸受では、保持器の軸方向中心位置と針状ころの軸方向中心位置が同じ位置にあり、これらの位置からギヤの荷重点位置までの距離を5mmとし、図3に示す第1実施形態の針状ころ軸受では、針状ころの軸方向中心位置からギヤの荷重点位置までの距離(B−D)を4mm,3mmとした。 Further, in the conventional needle roller bearing shown in FIG. 11, the axial center position of the cage and the axial center position of the needle roller are the same position, and the distance from these positions to the load point position of the gear is determined. In the needle roller bearing of the first embodiment shown in FIG. 3, the distance (BD) from the axial center position of the needle roller to the load point position of the gear was 4 mm and 3 mm.
図10は、ころ接触面圧分布を示し、表1は、最大面圧及びギヤの傾き比を表す。ここで、傾き比は、第1実施形態の仕様の傾き/従来仕様の傾きとする。この結果、針状ころの軸方向中心位置、即ち、ポケットの軸方向中心位置を荷重点位置側にずらすことで最大面圧が低減され、また、ギヤの傾きが低減されることがわかる。 FIG. 10 shows the roller contact surface pressure distribution, and Table 1 shows the maximum surface pressure and the gear inclination ratio. Here, the inclination ratio is the inclination of the specification of the first embodiment / the inclination of the conventional specification. As a result, it is understood that the maximum surface pressure is reduced and the gear inclination is reduced by shifting the axial center position of the needle roller, that is, the axial center position of the pocket to the load point position side.
8 針状ころ軸受
21 針状ころ
22,22a,22b,30,30a,30b 保持器(針状ころ軸受用保持器)
23,24 リング状部
25 柱部
26 ポケット
27 刻印マーク(逆組み防止機能)
26a 一方側ポケット(ポケット)
26b 他方側ポケット(ポケット)
8
23, 24 Ring-shaped
26a One side pocket (pocket)
26b The other side pocket (pocket)
Claims (6)
前記ポケットの少なくとも一つの軸方向中心位置は、前記保持器の軸方向中心位置と異なることを特徴とする単列針状ころ軸受用保持器。 A needle roller bearing retainer having a plurality of pockets that are formed in a single row in the axial direction at a predetermined interval in the circumferential direction and each hold a plurality of needle rollers in a rollable manner,
The single row needle roller bearing cage is characterized in that at least one axial center position of the pocket is different from the axial center position of the cage.
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CN102003465A (en) * | 2009-08-26 | 2011-04-06 | 住友重机械工业株式会社 | Bearing structure and bearing |
JP2013217416A (en) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | Liquid sealed vibration damping device |
DE102016222451A1 (en) * | 2016-10-06 | 2018-04-12 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Roller bearing and gear device with a roller bearing |
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2006
- 2006-12-18 JP JP2006340083A patent/JP2008151259A/en active Pending
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