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JP2008035914A - 遊技用装置 - Google Patents

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JP2008035914A
JP2008035914A JP2006210185A JP2006210185A JP2008035914A JP 2008035914 A JP2008035914 A JP 2008035914A JP 2006210185 A JP2006210185 A JP 2006210185A JP 2006210185 A JP2006210185 A JP 2006210185A JP 2008035914 A JP2008035914 A JP 2008035914A
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Abstract

【課題】遊技状態に応じて必要数量の遊技媒体を払い出すための制御を行うことが可能な遊技用装置を提供する。
【解決手段】獲得した遊技媒体の数量に応じて変換された貯蓄価値の大きさが特定可能な記録情報が記録された記録媒体を受け付ける受付手段と、記録媒体を読み取る読取手段(カードR/W26)と、遊技者による操作可能な操作手段(画像表示装置35のタッチパネル35p)と、記録媒体の記録情報から特定される貯蓄価値の大きさの範囲内で、予め定められた第1の数量の遊技媒体を払い出す制御を行う払出制御手段(CPU36)とを備えた遊技用装置であり、遊技機が特定の遊技状態であるか否かを検出する遊技状態検出手段(CPU36)を備え、払出制御手段は、特定の遊技状態であると検出された際、第1の数量よりも少ない予め定められた第2の数量の遊技媒体を払い出す制御を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技者に対して所定数量の遊技媒体(例えば、遊技球、メダル)を払い出すための制御を行う遊技用装置に関する。
遊技場において、遊技用装置は、各種の遊技機(例えば、パチンコ機、パチスロ機)に併設されており、遊技者による操作に応じて所定数量の遊技媒体を払い出すための制御を行っている。このような遊技用装置としては、例えば特許文献1に示すように、遊技機による遊技によって遊技者が獲得した出玉の一部又は全部を景品交換せずに貯玉して、次に遊技を行う際に当該貯玉から遊技媒体の払い出しを受けて再度遊技(再プレイ)を行うことを可能とする貯玉再プレイ対応台間玉貸機が知られている。
このような台間玉貸機では、再プレイを行う際に払い出しを受ける遊技媒体の数量については、再プレイ操作の煩雑さを抑制するために、一度の操作によってまとまった数量の遊技媒体(例えば、パチンコ機では125玉)の払い出しが行われる。ところで、遊技媒体の貸し出しを受ける場合、玉1個あたりの払出単価として例えば4円を支払うことで行うことができる。また、遊技者が遊技を行った結果獲得した賞球を遊技終了時に景品に交換する場合、その賞球の対価は、払出単価よりも低い価格(例えば、2円50銭や3円)に設定している遊技場が多い。
このとき、例えば遊技媒体の貸し出しを受けて遊技を行う場合、通常4円の払出単価で遊技媒体の払い出しを受けるところ、貯玉から遊技媒体の払い出しを受けて再プレイを行うと、それよりも低い価格で遊技が可能となってしまう。これは遊技場にとって損失となってしまうため、再プレイ時における遊技媒体の払い出しに際し、所定数量の遊技媒体の払出毎に手数料を徴収することで、当該遊技場の利益を確保している場合が多い。この場合、手数料の徴収は、例えば遊技媒体の払出数量に加えて、更に貯玉から手数料に応じた数量の遊技媒体を差し引くことで行われている。
特開平11−300013号公報
ところで、遊技を行っている間に、遊技機が大当り遊技状態に移行する場合がある。この場合、当該遊技状態を続行させるためには、遊技者の手許に残っている持ち玉を使って賞球を得る必要がある。これに対して、遊技者の手許に持ち玉が残っていない場合、大当り遊技状態を続行させることができなくなり、その結果、大当りの利益を受けることができなくなってしまう。この場合、遊技者は、貯玉を消費して遊技媒体の払い出しを受けることで、大当り遊技状態を続行させることができる。
大当り遊技状態では、少数の持ち玉で大量の賞球を得ることができるため、払い出しを受ける遊技媒体の数も僅かで充分である。しかしながら、従来の遊技用装置では、上述したように一度の操作によってまとまった数量の遊技媒体の払い出しが行われるため、必要数量以上の遊技媒体の払い出しを受けてしまうことになり、これが遊技者にとって煩わしさを伴う場合がある。また、例えば上述したように所定数量の遊技媒体の払出毎に手数料を徴収する場合には、遊技媒体の払出数量のほかに、更に貯玉から手数料に応じた数量の遊技媒体が差し引かれてしまうため、かかる手数料が遊技者にとって不利益となってしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、遊技状態に応じて必要数量の遊技媒体を払い出すための制御を行うことが可能な遊技用装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、各種の遊技機に対応して併設されており、遊技者が遊技を行った結果獲得した遊技媒体の数量に応じて変換された貯蓄価値の大きさが特定可能な記録情報が記録された記録媒体(例えば、貯玉再プレイカード)を受け付ける受付手段(例えば、カード挿入口)と、前記受付手段に受け付けられた前記記録媒体を読み取る読取手段(例えば、カードR/W)と、前記遊技者による操作が可能な操作手段(例えば、画像表示装置のタッチパネル)と、前記読取手段で読み取られた前記記録媒体の記録情報から特定される前記貯蓄価値の大きさの範囲内で、前記遊技者による前記操作手段の操作に応じて、予め定められた第1の数量の前記遊技媒体を払い出すための制御を行う払出制御手段(例えば、CPU)とを備えた遊技用装置(例えば、貯玉再プレイ対応台間玉貸機)であって、対応する前記遊技機が特定の遊技状態(例えば、大当り、確率変動など)であるか否かを検出する遊技状態検出手段を備えており、前記払出制御手段は、前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であると検出されたときに、前記第1の数量よりも少ない予め定められた第2の数量の前記遊技媒体を払い出すための制御を行う。
第1の発明によれば、必要以上の遊技媒体の払い出しが行なわれることが無いため、遊技媒体の払い出しに対する煩わしさが無くなるとともに、遊技媒体の払い出しに際して手数料を徴収するシステムに用いた場合における遊技者に対する不利益を抑制することができる。
第2の発明は、前記遊技機から出力される前記特定の遊技状態であることを示す情報(例えば、外部情報出力)を入力する情報入力手段(例えば、I/Oポート)を備えており、前記遊技状態検出手段は、前記特定の遊技状態であることを示す情報が前記情報入力手段に入力されたときに、当該特定の遊技状態であることを検出する。
第2の発明によれば、対応する遊技機が特定の遊技状態であることを確実に検出することができるため、第1の数量よりも少ない第2の数量の遊技媒体の払出制御を安定して且つ確実に行うことができる。
第3の発明は、前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であると検出されたときに、その旨を報知する報知手段(例えば、スピーカ、画像表示装置)を備えている。
第3の発明によれば、遊技媒体の払出数量が変更される旨を例えば音声や画像などによって報知することで容易に認識できるため、払出数量が変更されたことによって混乱することを抑制することができる。
第4の発明は、前記払出制御手段によって払い出される前記遊技媒体の数量に応じて、前記貯蓄価値から所定数量の価値を手数料として減算する手数料徴収手段(例えば、CPU)と、前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であると検出されたときに、前記手数料徴収手段によって前記貯蓄価値から減算される前記手数料の料率を変更する料率変更手段(例えば、CPU)とを備えている。
第4の発明によれば、遊技媒体の払い出しに際して手数料を徴収するシステムに用いた場合、特定の遊技状態となった際の救済措置として機能させることができるため、当該システムの利便性を向上させることができる。
第5の発明は、前記払出制御手段によって前記第2の数量の前記遊技媒体の払い出しが行われた回数を計数する特定払出回数計数手段(例えば、CPU)と、前記特定払出回数計数手段によって計数された回数が所定回数を越えたときに、前記料率変更手段による前記手数料の料率の変更を抑制する料率変更抑制手段(例えば、CPU)とを備えている。
第5の発明によれば、第2の数量の遊技媒体の払出回数に応じて手数料率の変更を抑制することで、遊技者に対して過剰な利益が付与されるのを防止することができるため、遊技場に対する不利益を抑制することができる。
本発明によれば、遊技状態に応じて必要数量の遊技媒体を払い出すための制御を行うことが可能な遊技用装置を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る遊技用装置について添付図面を参照して説明する。
図1には、本実施の形態の遊技用装置2が設置された遊技場のシステム構成の一例が示されている。当該システム構成において、遊技用装置2は、各遊技島(例えば4,6)を構成する各種の遊技機8毎に対応して併設されており、当該遊技用装置2のシステム管理や売上管理を行うユニットコントローラ10に対して通信可能に接続されている。
なお、ユニットコントローラ10は、遊技場毎に設置されており、遊技用装置2を管理する管理会社のサーバ12に対して所定のネットワークN(例えば、LAN(Local Area Network)、インターネットなど)を介して通信可能に接続されている。この場合、遊技機8としては、例えばパチンコ機やパチスロ機などを適用することができるが、ここでは一例として、パチンコ機8を想定する。
本実施の形態において、遊技用装置2としては、パチンコ機8による遊技によって遊技者が獲得した出玉の一部又は全部を景品交換せずに貯玉して、次に遊技を行う際に当該貯玉から遊技媒体(即ち、遊技球)の払い出しを受けて再度遊技(再プレイ)を行うことを可能とする貯玉再プレイ対応台間玉貸機を想定する。
図2及び図3に示すように、台間玉貸機2は、紙幣投入口14や硬貨投入口16、カード挿入口(受付手段)18や払出ノズル20を備えており、各遊技島4,6(図1)の島設備から遊技球の供給を受けて内部に貯留できるようになっている。この場合、再プレイを行う際、遊技者は、カード挿入口18に記録媒体Mを挿入し、一度の再プレイ操作によって払出ノズル20から遊技に必要な遊技球(例えば、125玉)の払い出しを受けることができる。また、紙幣投入口14や硬貨投入口16に所定金額(例えば、500円)の貨幣(紙幣、硬貨)を投入することにより、払出ノズル20から投入した金額に応じた数量の遊技球の払い出しを受けることができる。
また、本実施の形態に適用する記録媒体Mは、遊技者が遊技を行った結果獲得した遊技球の数量に応じて変換された貯蓄価値の大きさが特定可能な記録情報が記録された貯玉再プレイカードを想定する。ここで、“貯蓄価値の大きさ”とは、遊技者が獲得した出玉の一部又は全部を貯玉した貯玉数を示しており、貯玉再プレイカードMには、当該貯玉数を特定可能な記録情報が記録されている。この場合、貯玉再プレイカードMとしては、例えばICカードや磁気カードなどを適用することができる。
更に、貯玉再プレイカードMの記録情報としては、例えば会員遊技者を例に挙げると、当該会員遊技者を特定可能な識別情報(例えば、会員ID、誕生日、性別、暗証番号など)も記録されるようになっている。この場合、貯玉再プレイカードM(以下、会員カードMと言う)は、遊技場への入会を希望する者に発行され、その入会時の各種データは、上述した貯蓄価値の大きさ(貯玉数)や識別情報に対応付けて管理コンピュータ22に記憶される。図10には、管理コンピュータ22に構築された会員データテーブルの一例が示されており、当該会員データテーブルに貯蓄価値の大きさ(貯玉数)や識別情報が記憶される。なお、同会員データテーブルには、遊技機としてパチスロ機を適用した場合に遊技で獲得したメダルのうち貯メダルした数も記憶される。
また、台間玉貸機2には、会員カードMがカード挿入口18から挿入された状態で発光するカード挿入中ランプ24、挿入された会員カードMの記録情報を読み取るカードR/W(読取手段)26、当該台間玉貸機2の作動状態(例えば、読取エラーなど)を表示する状態表示ランプ28、硬貨投入口16から貨幣(硬貨)が投入されたことを検知する貨幣投入検知センサ30、紙幣投入口14へ投入された貨幣(紙幣)の真贋を識別する貨幣識別機32に加えて、更に、玉払出装置34、操作手段としての画像表示装置35(タッチパネル35p)が設けられており、これらは全てCPU36で制御されている。
なお、かかる制御は、例えばROM38に記憶されている制御プログラムがRAM40を作業領域としてCPU36で実行される。一例として再プレイにて遊技球の払い出しを受ける場合を想定すると、遊技者が画像表示装置35(タッチパネル35p)の表示に従って再プレイ操作を行うと、CPU36が払出制御手段として玉払出装置34を駆動制御することにより、カードR/W26で読み取られた会員カードMの記録情報から特定される貯蓄価値の大きさ(貯玉数)の範囲内で、予め定められた第1の数量(例えば、125玉)の遊技球が払出ノズル20を介して当該台間玉貸機2に併設されたパチンコ機8の上皿54に払い出される。なお、貨幣識別機32により貨幣(紙幣)が贋物であると識別された場合には、贋物紙幣は紙幣投入口14から返却される。また、贋物硬貨は図示しないセレクタにより選別されて硬貨返却口42から返却される。
ここで、台間玉貸機2に併設されたパチンコ機8の一例としては、図2及び図3に示すように、当該パチンコ機8を島設備に取り付けるための外枠44と、外枠44の前面に回動自在に軸支された内枠46とを備えており、内枠46の前面には、例えば始動入賞口や大入賞口などの遊技部材を備えて構成された遊技盤(図示しない)が着脱自在に装着されている。また、内枠46の前面には、ガラス板48が嵌められたフロント扉50が回動自在に軸支されており、フロント扉50の上部両側には、光による演出を行うためのランプ52が取り付けられている。
一方、内枠46の前面下部側には、賞球や払出ノズル20から払い出される遊技球を受け止める上皿54と、上皿54が満杯時に溢れた遊技球を受け止める下皿56と、遊技球を発射するための装置を操作するハンドル58とが設けられていると共に、上皿54の両側には音による演出を行うためのスピーカ60が配設されている。なお、遊技盤の背後には、遊技の制御を行うメイン制御基板62やサブ制御基板(図示しない)が設けられおり、上述したランプ52やスピーカ60は、メイン制御基板62から出力される各種のコマンドに基づいてサブ基板によって駆動制御される。
ところで、遊技球の払い出しを受けて遊技を行っている間に、パチンコ機8が特定の遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に移行する場合があるが、その際に、遊技者の手許に持ち玉が残っていないことが想定される。かかる場合、台間玉貸機2の玉払出装置34から遊技球の払い出しを受けることになるが、現状の台間玉貸機2では、上述したように一度の再プレイ操作で予め定められた第1の数量(例えば、125玉)の遊技球が払出ノズル20から自動的に払い出されてしまう。
しかしながら、特に、大当り遊技状態では、少数の持ち玉で大量の賞球を得ることができるため、再プレイにより払い出しを受ける遊技球の数も僅かで充分である。なお、第1の数量は、確定した玉数に設定されることは無く、例えば台間球貸機2の種類や遊技目的などにより任意(例えば、125玉より多くしたり、或いは、少なくする)に設定することができる。
そこで、本実施の形態の台間玉貸機2は、当該台間玉貸機2に併設されたパチンコ機8が特定の遊技状態(例えば、大当り)であるか否かを検出する遊技状態検出手段を備えており、CPU36(払出制御手段)は、遊技状態検出手段によって特定の遊技状態(例えば、大当り遊技状態)であると検出されたときに、上記第1の数量よりも少ない予め定められた第2の数量の遊技球を払い出すための制御を行う。
ここで、遊技状態検出手段は、例えば台間玉貸機2のCPU36に構築することができる。なお、その構築方法としては、例えば遊技状態検出手段として機能する素子や回路をCPU36に増設しても良いし、或いは、当該遊技状態検出手段としての処理を実行するためのプログラムをCPU36のメモリ(例えばROM38)にインストールしても良い。
なお、第2の数量としては、大当り遊技状態を続行させるために必要な玉数として予め設定することができる。例えば第1の数量を125玉として予め定めた場合、当該125玉よりも少ない玉数(例えば、10玉、25玉、30玉など)として定めれば良い。この場合、第2の数量は、例えば台間玉貸機2の種類や、パチンコ機8における遊技の目的や内容に応じて任意に設定することができるため、ここでは特に数値限定しない。要するに、第2の数量は、第1の数量よりも少ない玉数であって且つ大当り遊技状態を続行させるのに必要な玉数であれば良い。
ところで、遊技に際してメイン制御基板62から出力される各種の遊技情報出力信号(例えば、特定の遊技状態であることを示す情報(外部情報出力))は、I/Oポート64から例えば管理コンピュータ22、ユニットコントローラ10やホールコンピュータHP(図1)に出力されてパチンコ機8毎に集計、管理されるが、本実施の形態では、パチンコ機8から出力される遊技情報出力信号のうち、少なくとも外部情報出力が台間玉貸機2にも入力されるようになっている。ここで、外部情報出力とは、大当り遊技状態であることを示す大当り中信号を想定することができる。
このため、本実施の形態の台間玉貸機2は、大当り中信号を入力する情報入力手段を備えており、遊技状態検出手段(CPU36)は、当該大当り中信号が情報入力手段に入力されたときに、併設するパチンコ機8が大当り遊技状態であることを検出する。ここで、情報入力手段としては、例えば台間玉貸機2のI/Oポート66を適用することができる。この場合、パチンコ機8から出力された大当り中信号をI/Oポート66を介して台間玉貸機2に入力させることができる。
これにより、遊技状態検出手段(CPU36)は、パチンコ機8が大当り遊技状態であることを確実に検出することが可能となり、このとき、CPU36(払出制御手段)が玉払出装置34を制御することで、遊技者は、再プレイに際して遊技球の払い出しに対する煩わしさを感じること無く、大当り遊技状態を続行させるために必要な第2の数量のみの遊技球の払い出しを安定して且つ確実に受けることができる。
また、本実施の形態の台間玉貸機2は、遊技状態検出手段(CPU36)によって大当り遊技状態であると検出されたときに、その旨を報知する報知手段を備えている。ここで、報知手段としては、例えば台間玉貸機2に内蔵されたスピーカ68や、上述した画像表示装置35(タッチパネル35p)などを適用することができる。この場合、再プレイに際して、遊技球の払出数量が第1の数量から第2の数量へ変更される旨をスピーカ68から音声で報知したり、或いは、画像表示装置35のタッチパネル35p上に画像(文字を含む)で報知することができる。これにより、遊技者は、再プレイ時における払出数量の変更による混乱を生じること無く、大当り遊技を続けることが可能となる。なお、報知手段としては、例えばカード挿入中ランプ24や状態表示ランプ28を併用し、所定タイミングで点滅させたり、発光色を変化させることで、払出数量の変化を報知しても良い。
また、遊技場によっては再プレイ時における貯玉の払い出しに際し、所定の手数料を徴収するシステムを導入している場合もあるが、本実施の形態の台間玉貸機2は、当該システムにも対応可能である。このため、当該台間玉貸機2は、払出制御手段(CPU36)によって払い出される遊技球の数量に応じて、貯蓄価値(貯玉数)から所定数量の価値を手数料として減算する手数料徴収手段と、遊技状態検出手段(CPU36)によって大当たり遊技状態であると検出されたときに、手数料徴収手段によって貯蓄価値から減算される手数料の料率を変更する料率変更手段とを備えている。
ここで、手数料徴収手段及び料率変更手段は、例えば台間玉貸機2のCPU36に構築することができる。なお、その構築方法としては、例えば手数料徴収手段及び料率変更手段として機能する素子や回路をCPU36に増設しても良いし、或いは、当該手数料徴収手段及び料率変更手段としての処理を実行するためのプログラムをCPU36のメモリ(例えばROM38)にインストールしても良い。
また、手数料としては、遊技球の玉数を所定数量の価値として規定することができる。これにより、手数料徴収手段は、再プレイ時における遊技球の払い出しに際し、当該払出玉数に応じて、遊技者が貯蓄した貯玉の総数(以下、貯玉数と言う)から所定数量の玉数を手数料として減算することになる。この場合、手数料として貯玉数から減算する際の料率については、遊技場のシステムの目的や内容などに応じて、予め設定することができる。なお、手数料の料率とは、再プレイで払い出される払出玉数に応じて貯玉数から減算する玉数の割合を指す。
例えば料率変更手段によって手数料の料率を2割に設定した場合を想定すると、再プレイにて貯玉数から例えば25玉の払い出しを受ける場合、手数料徴収手段は、当該25玉の2割分に相当する5玉を手数料として貯玉数から徴収することになる。この場合、手数料の料率は、各遊技場のシステムの目的や内容などに応じて任意(例えば、1割、2割、3割など、或いは、0割(手数料レス))に設定することができるため、ここでは特に数値限定しない。なお、当該料率によって手数料としての玉数を換算した結果(例えば、払出玉数25発×3割=7.5玉)に小数点が含まれている場合、例えば小数点以下を切り捨てたり、四捨五入することによって手数料の玉数を設定するようにしても良い。
また、料率変更手段は、遊技状態に応じて手数料の料率を変更することができる。ここで、変更タイミングについては、例えば通常の遊技状態(例えば、大当り以外の遊技状態)から大当り遊技状態へ移行した際、或いは、大当り遊技状態から通常の遊技状態へ移行した際にそれぞれ手数料の料率を変更するように設定することができる。この場合、料率の変更については、例えば通常の遊技状態であれば高い料率(例えば、2割)に設定し、大当り遊技状態であれば低い料率(例えば、1割、0割(手数料レス))に設定することができる。
ここで、例えば高い料率を2割、低い料率を0割(手数料レス)に設定した場合を想定すると、再プレイにて貯玉から例えば25玉の払い出しを受ける場合、通常の遊技状態では当該25玉の2割分に相当する5玉が手数料として貯玉数から徴収される。この場合、遊技者が貯蓄した現在の貯玉数から30玉(払出玉数(25玉)+手数料(5玉))の数量が減算されることになる。一方、大当り遊技状態へ移行した際には手数料レスで25玉の払い出しを受けることができる。この場合、遊技者が貯蓄した現在の貯玉数から25玉(払出玉数(25玉)+手数料(0玉))の数量のみが減算されることになる。これにより、大当り遊技状態となった際の救済措置を図ることが可能となり、その結果、当該システムの利便性を向上させることができる。
上述したように、大当り遊技状態において再プレイ時における遊技球の払い出しでは、第1の数量よりも少ない予め定められた第2の数量の遊技球の払出制御が行われるが、当該第2の数量の払出玉数に対して徴収される手数料は、通常の遊技状態の場合に比べて低い料率に設定されている。このため、大当り遊技中に多数回の払い出しが行われると、遊技者に過剰な利益が付与されることにより、遊技場に対する不利益を招く結果となる。
そこで、このような弊害を防止するために、本実施の形態の台間玉貸機2は、払出制御手段(CPU36)によって上記第2の数量(大当り遊技状態を続行させるために必要な予め設定された玉数)の遊技球の払い出しが行われた回数を計数する特定払出回数計数手段と、特定払出回数計数手段によって計数された回数が所定回数を越えたときに、料率変更手段(CPU36)による料率の変更を抑制する料率変更抑制手段とを備えている。
ここで、特定払出回数計数手段及び料率変更抑制手段は、例えば台間玉貸機2のCPU36に構築することができる。なお、その構築方法としては、例えば特定払出回数計数手段及び料率変更抑制手段として機能する素子や回路をCPU36に増設しても良いし、或いは、当該特定払出回数計数手段及び料率変更抑制手段としての処理を実行するためのプログラムをCPU36のメモリ(例えばROM38)にインストールしても良い。
特定払出回数計数手段では、大当り遊技中における再プレイ操作の回数が計数される。この場合、どのタイミングで回数を計数するかについては、例えば玉払出装置34(図3)から遊技球が払い出された払出回数を図示しないカウンタで計数すれば良い。このとき、料率変更抑制手段は、前記カウンタで計数された払出回数を監視し、当該払出回数が所定回数を越えたか否かを判定する。この場合、所定回数としては、例えば遊技者に対する利益と遊技場に対する不利益とを比較して任意(例えば、5回)に設定すれば良い。
また、料率変更抑制手段は、前記払出回数が所定回数を越えか否かを判定する。そして、払出回数が所定回数を越えたと判定された場合、料率変更手段(CPU36)による料率の変更を抑制する。これにより、手数料の料率が、大当り遊技状態における料率(低い料率)から通常の遊技状態における料率(高い料率)に設定変更される。これに対して、払出回数が所定回数を越えていないと判定された場合、手数料の料率は設定変更されること無く、大当り遊技状態における料率(低い料率)が維持される。これにより、遊技者に過剰な利益が付与されるのが防止され、その結果、遊技場に対する不利益を抑制することができる。
ここで、上述した台間玉貸機2における再プレイ操作の処理動作について説明する。なお、かかる処理動作は、例えばROM38に記憶されている処理プログラムがRAM40を作業領域としてCPU36で実行される。
まず、台間玉貸機2における再プレイ処理について図4及び図7を参照して説明する。
台間玉貸機2(画像表示装置35)のタッチパネル35pに待受画面(図4(a))が表示された状態において、遊技者が会員カードMをカード挿入口18に挿入することで、当該会員カードMが台間玉貸機2に受け付けられると(図7のS1)、当該台間玉貸機2から管理コンピュータ22(図1)へカード照合要求が出される(図7のS2)。
管理コンピュータ22では、会員データテーブル(図10)に記憶された貯蓄価値の大きさ(貯玉数)や識別情報に基づいて遊技者を照合し(図7のS3)、合致していれば台間玉貸機2へ貯玉情報を送信する(図7のS4,S5)。なお、合致していない場合には、不正カードと判定されて台間玉貸機2へ不正カード情報が送信され(図7のS4,S6)、台間玉貸機2のカード挿入口18から会員カードMが排出される(図7のS7)。
一方、貯玉情報を受信した台間玉貸機2では、パチンコ機8(メイン制御基板62(図3))からの大当り中信号が入力されたか否かを判定する(図7のS8)。この場合、大当り中信号の入力の有無によりパチンコ機8が大当り遊技状態であるか否かが判定される。
そして、パチンコ機8から送信された信号レベルが“LO”を維持した状態の場合、大当り遊技状態ではなく通常の遊技状態であると判定され、通常時再プレイ待機表示データがセットされる(図7のS9)。このとき、画像表示装置35のタッチパネル35pには、通常の遊技状態における再プレイ画面(図4(b))が表示される。
これに対して、パチンコ機8から送信された信号レベルが“LO”から“HI”へ変化した場合、大当り遊技状態であると判定され、大当り時再プレイ待機表示データがセットされる(図7のS10)。このとき、画像表示装置35のタッチパネル35pには、大当り遊技状態における再プレイ画面(図4(e))が表示される。
ここで、台間玉貸機2では、再プレイ操作の有無が判定される(図7のS11)。このとき、遊技者がタッチパネル35pに表示された「再プレイ」ボタンを押下すると、再プレイ操作ありと判定され、続いて、貯玉数が150玉以上か否かが判定される(図7のS12)。そして、貯玉数が150玉以上と判定されたとき、再プレイ処理に移行する(図7のS13)。なお、再プレイ処理のサブルーチンについては後述する。
再プレイ処理が終了すると、台間玉貸機2では、会員カードMの返却操作の有無が判定される(図7のS14)。このとき、遊技者がタッチパネル35pに表示された「カード返却」ボタンを押下すると、カード返却操作ありと判定される。このとき、台間玉貸機2から管理コンピュータ22へ貯玉情報の更新要求が出される(図7のS15)。
これを受けて、管理コンピュータ22では、会員データテーブルの貯玉の数を更新し、その更新完了通知を台間玉貸機2へ送信する(図7のS16)。この場合、再プレイによる遊技球の払い出しを受けた場合には、その払出分だけ貯玉数が減少しているため、現在の貯玉数から払出玉数だけ減算する更新処理がされることになる。
更新完了通知を受けた台間玉貸機2では、カード挿入口18から会員カードMが排出されると共に、大当り中の払出回数がリセット(クリア)される(図7のS17)。なお、プロセスS11において、再プレイ操作なしと判定されたときは、プロセスS14へ移行し、その後同様の処理が行われる。また、プロセスS12において、貯玉数が150玉以下と判定されたときは、プロセスS14へ移行し、その後同様の処理が行われる。
なお、プロセスS14において、遊技者がタッチパネル35pに表示された「カード返却」ボタンを押下しないと、カード返却操作なしと判定される。このとき、台間玉貸機2では、大当り中信号に変化があるか否かが判定される(図7のS18)。このとき、パチンコ機8から送信された信号レベルが“LO”から“HI”へ変化した場合には(図7のS19)、矢印Y1に従って処理が移行し、大当り時再プレイ待機表示データがセットされ(図7のS10)、その後同様の処理が行われる。また、パチンコ機8から送信された信号レベルが“HI”から“LO”へ変化した場合にはプロセスS19においてNoと判定され、矢印Y2に従って処理が移行し、通常時再プレイ待機表示データがセットされ(図7のS10)、その後同様の処理が行われる。
ここで、再プレイ処理(図7のS13)の処理動作について図4及び図8を参照して説明する。なお、当該再プレイ処理では、1度の再プレイ操作に対して、通常の遊技状態では125玉(図4(c))が払い出され、大当り遊技状態では25玉(図4(f))が払い出される場合を想定する。また、手数料については、通常の遊技状態では25玉の払い出し毎に5玉が徴収され、大当り遊技状態では払出回数が5回を越えると同様に25玉の払い出し毎に5玉が徴収されるものとする。
再プレイ画面(図4(b))又は再プレイ画面(図4(e))が表示された状態において、遊技者が「再プレイ」ボタンを押下すると、続いて、暗証番号入力画面(図4(c),(f))が表示される。ここで、遊技者がタッチパネル35pに表示された入力ボタン70を押下操作して、暗証番号72を入力すると(図8のT1)、入力した暗証番号72と会員カードMにより特定される暗証番号との照合判定が行われる(図8のT2)。
この場合、会員カードMにより特定される暗証番号については、先のプロセス(図7のS2〜S8)において管理コンピュータ22から既に取得済みであるため、台間玉貸機2では、当該取得済み暗証番号と入力した暗証番号72との照合判定が行われる。そして、照合一致と判定されたとき、タッチパネル35pには、確認画面(図4(d),(g))が表示される。このとき、遊技者がタッチパネル35pに表示された「確認」ボタンを押下すると(図8のT3)、台間玉貸機2では、パチンコ機8からの大当り中信号が入力されたか否かを判定する(図8のT4)。
この場合、パチンコ機8から送信された信号レベルが“LO”を維持した通常の遊技状態のとき、125玉の払い出しを行うためのデータがセットされる(図8のT5)。このときのデータ内訳としては、25玉の払い出し毎に5玉が手数料として徴収されるため、当該手数料分の25玉を加算した合計150玉が貯玉数から減算されるデータとなる。
台間玉貸機2では、当該データに基づいて貯玉払出処理が行われる(図8のT6)。このとき、払出制御手段(CPU36)が玉払出装置34(図3)を駆動制御することにより、125玉の遊技球が払出ノズル20(図2)を介して当該台間玉貸機2に併設されたパチンコ機8の上皿54(図2)に払い出される。そして、貯玉払出処理が完了した後、台間玉貸機2から管理コンピュータ22へ貯玉情報の更新要求が出される(図8のT7)。これを受けて、管理コンピュータ22では、会員データテーブルの貯玉の数が更新される(図8のT8)。
一方、プロセスT4において、パチンコ機8から送信された信号レベルが“HI”となった大当り遊技状態のとき、台間玉貸機2では、払出回数が5回以上であるか否か判定される(図8のT9)。この場合、5回以下であると判定されたとき、25玉の払い出しを行うためのデータがセットされる(図8のT10)。このときのデータ内訳としては、手数料レスの25玉が貯玉数から減算されるデータとなる。また、かかるデータのセットと同時に払出回数が“1”加算される。そして、当該データに基づいて貯玉払出処理が行われて(図8のT6)、25玉の遊技球が払い出され、その後同様の処理が行われる。
また、プロセスT9において、払出回数が5回以上であると判定されたときは、25玉の払い出しついて5玉が手数料として徴収されるため、当該手数料分の5玉を加算した合計30玉が貯玉数から減算されるデータがセットされる(図8のT11)。そして、当該データに基づいて貯玉払出処理が行われて(図8のT6)、25玉の遊技球が払い出され、その後同様の処理が行われる。
このような再プレイ処理によって遊技球の払い出しを受けた遊技者が、大当り遊技において獲得した賞球は、遊技場に設置された計数機74(図1)で計数することができる。図1に示すように、計数機74には、賞球受付口74aと計数表示器74bとが設けられており、獲得した賞球を賞球受付口74aに流し込むことで、合計の賞球数を計数表示器74bに表示させることができる。
その表示例としては、例えば図5に示すように、計数表示器74bには、同図(a)のような待受画面が常時表示されており、獲得した賞球を賞球受付口74aに流し込むと、同図(b)のような計数中表示画面に切り替わる。そして、合計の賞球数が計数されると、計数表示器74bに同図(c)のような計数結果が表示され、計数機74から獲得玉数が印刷されたレシート(図示しない)が発行される。このとき、計数表示器74bに同図(d)のような計数終了画面が表示される。なお、レシートとしては、例えば獲得玉数が印刷されたプリント紙や、獲得玉数を特定可能なデータが記録された磁気カードなどを適用すれば良い。また、計数機74の計数結果は、当該計数機74からホールコンピュータHP(図1)に送信され、ここで集計されて管理される。この場合、計数機74に会員カードMを受付可能とすることで、計数結果を貯玉数へ加算するようにしても良い。
また、レシートを受け取った遊技者は、当該レシートを遊技場に設置されたPOS端末76(図1)に読み込ませることで、所望の景品と交換することができる。図1に示すように、POS端末76は、レシートを受け取った従業員が当該レシートを読み込ませるための景品交換処理装置76aと、景品交換処理の結果を遊技者に表示する表示装置76bとを備えており、表示装置76bには、景品交換の内容を表示する表示器76cと、会員カードMを受け付けるためのカード挿入口76dが設けられている。
ここで、POS端末76による景品交換処理動作について図6及び図9を参照して説明する。
POS端末76の表示器76cに待受画面(図6(a))が表示された状態において、従業員によってレシートが景品交換処理装置76aに受け付けられ、レシートが読み込まれた後(図9のP1)、遊技者の所望とする景品に交換する処理が行われる(図9のP2)。このとき、表示器76cには、例えば図6(b)に示すように、交換した景品の内訳(大景品20個、小景品1個)と共に、余剰玉の数(例えば、79玉)が表示される。
ここで、遊技者が会員カードMをカード挿入口76dに挿入し、当該会員カードMがPOS端末76に受け付けられると、POS端末76から管理コンピュータ22へ当該会員カードMの照合要求が出される(図9のP3,P4)。
管理コンピュータ22では、会員データテーブル(図10)に記憶された貯蓄価値の大きさ(貯玉数)や識別情報に基づいて遊技者を照合し(図9のP5)、合致していればPOS端末76へ貯玉情報を送信する(図9のP6,P7)。なお、合致していない場合には、不正カードと判定されてPOS端末76へ不正カード情報が送信され(図9のP6,P8)、POS端末76のカード挿入口76dから会員カードMが排出される(図9のP9)。
一方、貯玉情報を受信したPOS端末76では、景品の交換が終了したか否かを判定する(図9のP10)。そして、景品交換が終了していない場合には、更に景品交換処理が繰り返され(図9のP11)、景品交換が終了している場合には、余剰玉を貯玉へ加算する処理が行われる(図9のP12)。このとき、表示器76cには、例えば図6(c)に示すように、加算後の貯玉数(例えば、1754玉)が表示される。
続いて、POS端末76から管理コンピュータ22へ貯玉情報の更新要求が出され(図9のP13)、これを受けた管理コンピュータ22では、会員データテーブルの貯玉の数を更新し、その更新完了通知をPOS端末76へ送信する(図9のP14)。この場合、余剰玉分だけ貯玉数が増加しているため、現在の貯玉数に余剰玉を加算する更新処理がされることになる。
更新完了通知を受けたPOS端末76では、カード挿入口76dから会員カードMが排出して(図9のP15)、当該景品交換処理を終了する(図9のP16)。なお、プロセスP3において、会員カードMがPOS端末76に受け付けられていない場合、POS端末76では、景品の交換が終了したか否かを判定し(図9のP17)、景品交換が終了していれば、当該POS端末76による処理を終了する(図9のP18)。これに対して、景品交換が終了しなければ、再び景品交換処理が行われ(図9のP2)、その後同様の処理が行われる。
以上、本実施の形態によれば、必要以上の遊技球の払い出しが行なわれることが無いため、大当り遊技状態における遊技球の払い出しに対する煩わしさが無くなるとともに、遊技球の払い出しに際して手数料を徴収するシステムに用いた場合における遊技者に対する不利益を抑制することができる。更に、対応するパチンコ機8が大当り遊技状態であることを確実に検出することができるため、第1の数量よりも少ない第2の数量の遊技球の払出制御を安定して且つ確実に行うことができる。
本実施の形態によれば、遊技球の払出数量が変更される旨を例えば音声や画像などによって報知することで容易に認識できるため、払出数量が変更されたことによって混乱することを抑制することができる。また、遊技球の払い出しに際して手数料を徴収するシステムに用いた場合、大当り遊技状態となった際の救済措置として機能させることができるため、当該システムの利便性を向上させることができる。更に、第2の数量の遊技球の払出回数に応じて手数料率の変更を抑制することで、遊技者に対して過剰な利益が付与されるのを防止することができるため、遊技場に対する不利益を抑制することができる。
なお、上述した実施の形態では、大当り中信号が台間玉貸機2に入力されたときに、パチンコ機8が大当り遊技状態に移行したことを検出しているが、これに代えて、例えばパチンコ機8の音や演出などの変化を検出することで、当該パチンコ機8が大当り遊技状態に移行したか否かを判定するようにしても良い。
上述した実施の形態では、スピーカ68や画像表示装置35(タッチパネル35p)などの報知手段によって遊技球の払い出し制御の変更を報知しているが、報知手段は必ずしも必要なものでは無いため、当該報知手段の無い遊技用装置(台間玉貸機2)として構成しても良い。
上述した実施の形態では、大当り時の払出玉数(125玉)と通常時の払出玉数(25玉)の二者択一に設定したが、例えば大当り時の払出玉数を複数用意し、遊技者が任意に選択できるようにしても良い。具体的には、図4(e)の表示画面において、例えば払出玉数を10玉、20玉、30玉、40玉といったように複数選択可能に表示させる。こうすることで、遊技者がタッチパネル35pの所望玉数をタッチ選択することができる。
上述した実施の形態では、大当り時に払出玉数を変更するようにしたが、これに限定されることは無く、大当り時以外の他の遊技状態(例えば、リーチ状態など)に払出玉数を変更するようにしても良い。また、遊技者が好きなときに好きなだけの遊技球の貸し出しを受けることができるように設定しても良い。更に、始動入賞口(図示しない)が拡開され易い時短遊技状態や確率変動状態においては、始動入賞口への入賞が飛躍的に向上する。よって、このような遊技状態においては、持ち球の減少が抑制されながら遊技を行うことが可能となる。従って、このような遊技状態において持ち球が無い場合でも、払い出しを受ける遊技球数は僅かで十分である。以上から、このような遊技状態においても本実施の形態を適用することができる。
また、本実施の形態の台間玉貸機2は、プリペイドカードを使用する機能を有していないが、当該プリペイドカードの残高に応じてパチンコ機8に対して玉貸しを行わせる機能を持たせて構成しても良い。
本発明の一実施の形態に係る遊技用装置が設置された遊技場のシステム構成を示す図。 遊技用装置及びこれに併設された遊技機の外観構成を示す斜視図。 遊技用装置及びこれに併設された遊技機の内部構成を示すブロック図。 再プレイの処理動作における遊技用装置の表示画面の一例を示す図であって、(a)は待受画面、(b)は通常の遊技状態における再プレイ画面、(c)は暗証番号入力画面、(d)は確認画面、(e)は大当り遊技状態における再プレイ画面、(f)は暗証番号入力画面、(g)は確認画面。 計数機の表示画面の一例を示す図であって、(a)は待受画面、(b)は計数中表示画面、(c)は計数結果表示画面、(d)は計数終了画面。 POS端末の表示画面の一例を示す図であって、(a)は待受画面、(b)は景品交換処理画面、(c)は貯玉処理画面。 再プレイ操作の処理動作を示すフローチャート。 再プレイ処理のサブルーチンを示す図。 POS端末の処理動作を示すフローチャート。 管理コンピュータに構築された会員データテーブルの一例を示す図。
符号の説明
26 カードR/W(読取手段)
35 画像表示装置(操作手段)
35p タッチパネル(操作手段)
36 CPU(払出制御手段、遊技状態検出手段)

Claims (5)

  1. 各種の遊技機に対応して併設されており、
    遊技者が遊技を行った結果獲得した遊技媒体の数量に応じて変換された貯蓄価値の大きさが特定可能な記録情報が記録された記録媒体を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段に受け付けられた前記記録媒体を読み取る読取手段と、
    前記遊技者による操作が可能な操作手段と、
    前記読取手段で読み取られた前記記録媒体の記録情報から特定される前記貯蓄価値の大きさの範囲内で、前記遊技者による前記操作手段の操作に応じて、予め定められた第1の数量の前記遊技媒体を払い出すための制御を行う払出制御手段とを備えた遊技用装置であって、
    対応する前記遊技機が特定の遊技状態であるか否かを検出する遊技状態検出手段を備えており、
    前記払出制御手段は、前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であると検出されたときに、前記第1の数量よりも少ない予め定められた第2の数量の前記遊技媒体を払い出すための制御を行うことを特徴とする遊技用装置。
  2. 前記遊技機から出力される前記特定の遊技状態であることを示す情報を入力する情報入力手段を備えており、
    前記遊技状態検出手段は、前記特定の遊技状態であることを示す情報が前記情報入力手段に入力されたときに、当該特定の遊技状態であることを検出することを特徴とする請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であると検出されたときに、その旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技用装置。
  4. 前記払出制御手段によって払い出される前記遊技媒体の数量に応じて、前記貯蓄価値から所定数量の価値を手数料として減算する手数料徴収手段と、
    前記遊技状態検出手段によって前記特定の遊技状態であると検出されたときに、前記手数料徴収手段によって前記貯蓄価値から減算される前記手数料の料率を変更する料率変更手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技用装置。
  5. 前記払出制御手段によって前記第2の数量の前記遊技媒体の払い出しが行われた回数を計数する特定払出回数計数手段と、
    前記特定払出回数計数手段によって計数された回数が所定回数を越えたときに、前記料率変更手段による前記手数料の料率の変更を抑制する料率変更抑制手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の遊技用装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2090976A2 (en) 2008-02-18 2009-08-19 Hitachi, Ltd. Method of substituting process in storage system
JP2011245118A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Kita Denshi Corp 遊技場用システム
JP2014151001A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Sankyo Co Ltd 遊技用装置

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