JP2008032040A - クリップ及びクリップを用いた取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クリップ30は、ベース支持部材10の取付孔11内に嵌合可能に形成されたクリップ本体部31と、クリップ本体部31に設けられかつミラーベース20の取付ボス部21に外嵌可能な係合凹部35と、クリップ本体部31の両側部に設けられ、ベース支持部材10の取付孔11に係合する係止脚部38とを備える。クリップ本体部31の両側壁部32,33を取付孔11の前後内側面に近接又は当接可能に形成するとともに、両側壁部32,33の対向方向への撓み変形を係合凹部35内に係合された取付ボス部21により規制する。
【選択図】図1
Description
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかるクリップは、取付孔を有する取付部材に対して、前記取付孔に対応する取付凸部を有する被取付部材を取付けるクリップである。前記取付部材の取付孔内に嵌合可能に形成されたクリップ本体部と、前記クリップ本体部に設けられかつ前記被取付部材の取付凸部に外嵌可能な係合凹部と、前記クリップ本体部の両側部のうちの少なくとも一側部に設けられ、前記取付部材の取付孔に係合する抜止部とを備える。前記クリップ本体部における前記両側部に延びる方向に交差する方向でかつ前記係合凹部を間に対向する両側壁部の外側面を前記取付孔の内側面に近接又は当接可能に形成するとともに、その両側壁部の対向方向への撓み変形を前記係合凹部内に係合された前記取付凸部により規制する構成としたものである。このように構成すると、クリップ本体部の係合凹部内に被取付部材の取付凸部を係合した状態で、クリップ本体部を取付部材の取付孔内に嵌合する。これにより、クリップ本体部の両側壁部の対向方向への相対的な撓み変形が被取付部材の取付凸部により規制される。また、この状態で、抜止部が取付部材の取付孔内に係合されることにより、クリップ本体部が抜止めされる。これにより、クリップ本体部の両側壁部の外側面が取付孔の内側面に近接又は当接する。このようにして、取付部材に被取付部材がクリップを用いて取付けられる。したがって、本クリップによると、取付部材に従来必要とされたクリップ取付部を形成する必要がなくなることから、取付部材と被取付部材との間の取付隙間を低減することができる。また、取付部材に対する被取付部材の取付状態において、クリップ本体部の両側壁部の外側面が取付部材の取付孔の内側面に近接又は当接するとともに、その両側壁部の対向方向への相対的な撓み変形が被取付部材の取付凸部により規制されるため、取付部材の取付孔に対するクリップ本体部の両側部に延びる方向に交差する方向へのクリップのがたつきを防止あるいは低減することができる。
クリップ30の主体をなすクリップ本体部31は、長四角板状の前側壁部32と、その前側壁部32と平行状をなす長四角板状の後側壁部33と、前側壁部32と後側壁部33との下端部を連結する長四角形板状の下側壁部34とを有している。クリップ本体部31は、前記ベース支持部材10の取付孔11内に嵌合可能に形成されている(図1及び図2参照。)。しかして、クリップ本体部31の前後方向の幅(図5において左右方向の幅)は、ベース支持部材10の取付孔11の前後方向の孔幅(図2において左右方向の幅)と同等又は僅かに小さい寸法に設定されている。このため、取付孔11内にクリップ本体部31を嵌合した際には、両側壁部32,33が前記取付孔11の前後の内側面に近接又は当接する(図2参照。)。また、前側壁部32は、後側壁部33の壁厚に比べて薄い壁厚で形成されており、前方へ撓み変形可能に形成されている(図6中、二点鎖線32参照。)。また、前側壁部32と後側壁部33との間の有底状の凹部が係合凹部35となっている(図6参照。)。係合凹部35の前後方向の幅(図6において左右方向の幅)は、前記ミラーベース20の取付ボス部21の前後方向の厚さ(図2において左右方向の厚さ)にほぼ等しい寸法に設定されている。このため、係合凹部35内に取付ボス部21が前側壁部32の撓み変形(図6中、二点鎖線32参照。)を利用して嵌入可能にかつ両側壁部32,33の対向方向への相対的な撓み変形を取付ボス部21が規制可能に形成されている(図2参照。)。しかして、前側壁部32の下端部には、四角形状の係止孔36が開口されている(図3、図6、図8参照。)。係止孔36は、取付ボス部21の係止爪22を係合可能に形成されている(図1及び図2参照。)。
まず、図9及び図10に示すように、ミラーベース20の取付ボス部21にクリップ30を取付ける。すなわち、クリップ本体部31の係合凹部35(図6参照。)内にミラーベース20の取付ボス部21を相対的に嵌入する。このとき、取付ボス部21の係止爪22の傾斜面22bがクリップ本体部31の前側壁部32に当接しかつ摺動しながら係入していくことにより、その前側壁部32が撓み変形されていく(図6中、二点鎖線32参照。)。そして、取付ボス部21の先端部(下端部)が下側壁部34に当接又は近接するとほとんど同時に、係止爪22と係止孔36が対応すると、クリップ本体部31の前側壁部32が弾性復元し、取付ボス部21の係止爪22が前側壁部32の係止孔36に係合する。これにより、係止爪22の係止面22aと係止孔36の上側の内側面とが対面することにより、取付ボス部21にクリップ本体部31に抜止めされる。また、係止爪22の左右両側面と係止孔36の左右両内側面とが対面することにより、取付ボス部21に対してクリップ本体部31が左右方向(図9において左右方向)に関して位置決めされる。また、取付ボス部21の先端面(下端面)と下側壁部34の上面とが対面することにより、取付ボス部21に対するクリップ本体部31の嵌合量が規定される(図10参照。)。これにより、クリップ本体部31の両側壁部32,33の対向方向への相対的な撓み変形がベース支持部材10の取付ボス部21により規制される。
11 取付孔
20 ミラーベース(被取付部材)
21 取付ボス部(取付凸部)
30 クリップ
31 クリップ本体部
32 前側壁部
33 後側壁部
35 係合凹部
38 係止脚部(抜止部)
Claims (2)
- 取付孔を有する取付部材に対して、前記取付孔に対応する取付凸部を有する被取付部材を取付けるクリップであって、
前記取付部材の取付孔内に嵌合可能に形成されたクリップ本体部と、
前記クリップ本体部に設けられかつ前記被取付部材の取付凸部に外嵌可能な係合凹部と、
前記クリップ本体部の両側部のうちの少なくとも一側部に設けられ、前記取付部材の取付孔に係合する抜止部と
を備え、
前記クリップ本体部における前記両側部に延びる方向に交差する方向でかつ前記係合凹部を間に対向する両側壁部の外側面を前記取付孔の内側面に近接又は当接可能に形成するとともに、その両側壁部の対向方向への撓み変形を前記係合凹部内に係合された前記取付凸部により規制する構成とした
ことを特徴とするクリップ。 - 取付孔を有する取付部材に対して、前記取付孔に対応する取付凸部を有する被取付部材を、請求項1に記載のクリップにより取付けたことを特徴とするクリップを用いた取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006203152A JP2008032040A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | クリップ及びクリップを用いた取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006203152A JP2008032040A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | クリップ及びクリップを用いた取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008032040A true JP2008032040A (ja) | 2008-02-14 |
Family
ID=39121699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008032040A (ja) |
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- 2006-07-26 JP JP2006203152A patent/JP2008032040A/ja active Pending
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