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JP2008030786A - 環境対応エアダンネージ - Google Patents

環境対応エアダンネージ Download PDF

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JP2008030786A
JP2008030786A JP2006205145A JP2006205145A JP2008030786A JP 2008030786 A JP2008030786 A JP 2008030786A JP 2006205145 A JP2006205145 A JP 2006205145A JP 2006205145 A JP2006205145 A JP 2006205145A JP 2008030786 A JP2008030786 A JP 2008030786A
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JP
Japan
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paper
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dunnage
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JP2006205145A
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English (en)
Inventor
Hisami Satake
寿巳 佐竹
Takahiko Arita
孝彦 有田
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Nippon Seitai Corp
Original Assignee
Nippon Seitai Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】環境問題対応の観点から、紙パルプ100%からなる原紙もしくはポリエチレンラミネート原紙であってクロスヤーンラミネート以上の衝撃穴開け強度がある紙外装袋を提供する。
【解決手段】空気の抜けが少ない多層ポリフィルムからなる内装バック4と紙資材から構成された外装バック5からなるエアダンネージであって、収縮溝の谷部の底部と山部の頂部を有する紙資材から構成された外装バックの原紙及び該原紙にポリフィルムラミネートした加工紙のJIS P 8113に規定された衝撃あなあけ強さ試験方法による衝撃あなあけ強さが18〜30kg−cmの範囲である。
【選択図】図1

Description

本発明は衝撃穴開け強度など衝撃に強く、ハンドリング性に優れたエアダンネージに関する。
特開平7−330033 特開2005−315295
各種の緩衝材の中で、大型の荷崩れ防止用としてエアダンネージ方式の緩衝材がある。
エアバッグ方式の緩衝材は輸送中の振動衝撃を吸収し、荷物の荷崩れ、荷傷みを適確に防止する。このエアバッグ方式即ちエアダンネージ方式の緩衝材は強靭な紙資材から構成された外装バックの原紙及び該原紙にクロスヤーンをラミネートした極めて強靭な、軽量エアダンネージ、いわゆる袋内に空気を入れた緩衝材としての機能を持つ。
荷物の荷崩れ防止作業のスピードアップについてはエアダンネージ方式の緩衝材を積荷間の所定の間隙に挿入し、所定圧まで空気を注入するだけで装着が完了するので、作業時間が短時間で済む。また、荷受側では、緩衝材は簡単に取り外せそこにスペースが出来るので、直ちに荷降ろし作業に取り掛かれる。
エアダンネージは外層に伸縮性のある特殊クラフト紙やポリエチレンクロスヤーンをラミネート加工した複合紙や高坪量クラフト紙を使用しており、伸縮性を保ちながら且つ圧力及び突き刺しに対し強く対応する機能となっている。
また多層ポリフィルムはナイロン層を含む多層複合フィルムを使用し、強度及び空気バリアー性能を高めており、1ヶ月以上の輸送期間にも安定した機能を保持する。トラックなど輸送するときに隙間に差込み、外圧に対し耐えるような構成となっている。
またエアダンネージ方式は資材の節約によるコストダウンが可能である。エアダンネージ方式の緩衝材の使用により、従来使用していた固定材料や緩衝材などが不要となり、コストダウンをもたらす。
また、荷物の種類、輸送条件、荷受側の条件等によっては従来の積荷の厳重な梱包包装の簡略化も可能となる。
物流の合理化やパレット化・コンテナー化などに最適の商品でエアダンネージ方式の緩衝材の使用によって安全輸送が確保される。
当初、商品化されたものは、ワンウエイ使用方式であり、簡便なフイルム弁を使用したエアダンネージが主要な緩衝材であった。
フィルム弁はポリエチレン製偏平逆止弁がついており、一度空気を挿入すると注入弁は空気漏れを起こさない。取り付け位置が本体角隅となっており、狭い空間や荷物の間隙で使用可能で、安価な特徴がある。
また、外装材は極めて強靭な品質が要求されることからポリエチレンクロスヤーンをラミネート加工した複合紙が主流であったが、使用後の環境問題からクロスヤーンでラミネートした原紙は使用をさける傾向がある。しかし現状のクラフトパルプからなる原紙のみでは強度の面で劣るので、2重に紙原紙を使用し、資材を多く使う点で問題があった。
クラフトパルプからなる原紙のみでは、特に衝撃穴開け強度、俗に突き刺し強度が高くても8kg―cmレベルであるため、クロスヤーンラミネートに比較して半分以下なので突き刺し抵抗性能が足りなかった。
本発明の目的は、最近は環境問題対応の観点から、紙パルプ100%からなる原紙もしくはポリエチレンラミネート原紙であってクロスヤーンラミネート以上の衝撃穴開け強度がある新規の紙外装袋を提供することにある。18〜30kg−cmの範囲である原紙及び該原紙のラミネート紙を外装として使用することにある。また、通常使用するクラフト紙は平坦な表面であるため、滑りやすく、ハンドリング性に問題がある。
上記目的を達成するため、空気の抜けが少ない多層ポリフィルムからなる内装バックと紙資材から構成された外装バックからなるエアダンネージであって、収縮溝の谷部の底部と山部の頂部を有する紙資材から構成された外装バックの原紙及び該原紙にポリフィルムラミネートした加工紙のJIS P 8113に規定された衝撃あなあけ強さ試験方法による衝撃あなあけ強さが18〜30kg−cmの範囲であることに特徴があるエアダンネージを提供できる。また、本発明は収縮溝の谷部の底部と山部の頂部を有する紙資材を使用することから手袋などしていても滑りにくく、ハンドリング性に優れているエアダンネージを提供できる。
前記紙資材から構成された外装バックの原紙及び該原紙にポリフィルムラミネートした加工原紙の圧縮変形量が150μm以上あることに特徴がある上記記載のエアダンネージを提供できる。
本発明に使用する紙パルプ100%からなる原紙もしくはポリエチレンラミネート原紙とは、本例で使用される前記原紙は、坪量が70g/m〜200g/mの範囲であり、紙中水分が20%〜50%の範囲で、かつその水分範囲での抄紙方向の湿紙強度が0.3kN/m以上であることが好ましい。この原紙にあっては、その素材について特に限定されないが、地球環境問題を背景とした廃棄物処理や環境負荷の問題から、天然パルプ100%の組成からなる紙であることが好ましい。天然パルプとしては、針葉樹または広葉樹の木材繊維、ミツマタ、コウゾなどの靭皮繊維、バガス、ケナフなどの非木材繊維、木綿繊維、古紙など通常の製紙原料が使用できるが汎用性などから針葉樹の木材繊維が好適である。
抄紙方向の湿紙強度については、次のように定義する。先ず紙中水分が20%〜50%の範囲に成るように調整した原紙2を、抄紙方向に幅15mmx長さ150mmの短冊状に裁断する。そして、この短冊状の原紙2を、JIS P 8113に準じて、万能引張り試験機を用い、つかみ部で間隔が100mmになるように上下各25mmをつかみ、直ちに引張り速度500mm/分で破断するまでの強度を測定し、得られた強度を湿紙強度とした。
上記のようにして得られた原紙2に、クルパック処理、クレープ処理、或いは、硬い物質からなりその表面に周方向に沿った溝を有し速い速度で回転する硬質ローラと、柔らかい物質からなり平滑な表面を有し遅い速度で回転する軟質ローラからなる一組のローラ間で凝縮するといった公知の方法で、収縮溝を施す。
このようにして形成された外装原紙の表面(硬質ローラ側)の粗さが15μm以下となっているが、10μm未満であることが好ましい。また、前記収縮溝3の深さが200μm未満となっているが、100μm未満であることが好ましい。
また、収縮溝の谷部の底部と山部の頂部が直径0.4mm以上の曲面となっている。更に、外装原紙の密度が0.8〜0.5g/cmとなっている。表面粗さ、密度を制御する方法として。伸び付与装置のニップ圧の条件、後処理のスチールカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトニップカレンダー処理の条件を適宜設定する。
また、本例では、外装原紙に施された収縮溝は、0.5〜1mmのピッチで同じ深さに形成されている。この結果、手袋などしていても滑りにくく、ハンドリング性に優れている。
以上のように、本発明に係るエアダンネージの構成によれば、空気注入後、排気後に外部から力が加わる場合、本発明の強度パラメーターを有する紙素材を使用することでエアバックを安定化できる。また弁の選択によって多数回使用することができるとともに、更には構成が簡単なので製造が容易であり安価に得ることができる。
ピッチが0.75mm、溝深さが0.33mm、溝歯の谷部と山部の頂部の直径が0.5mmの溝付き金属ロールと平滑なゴムロールで外装原紙に収縮溝を施し、坪量が120g/m、縦伸びが20〜35%の外装用原紙を得た。この外装用原紙の金属ロール側の収縮溝3の山部5は、その頂部の中央部が概ね平坦となり角部が直径2.5mmで面取りされ、谷部は、その底部が直径0.5mmの曲面となっており、溝深さは100μm、山部の表面粗さは7.5μm、谷部の表面粗さは5μmであった。その原紙を使い、衝撃吸収強度、圧縮試験による圧縮変形量及び耐圧試験を行った。
[実施例1]において同様に抄紙いた坪量が140g/mの原紙を使い、衝撃吸収強度、圧縮試験による圧縮変形量及び耐圧試験を行った。
実施例1で作製された坪量が70g/mの原紙に20μの厚さにラミネーターでポリエチレンをラミネートした。そのラミネート紙を使い、衝撃吸収強度、圧縮試験による圧縮変形量及び耐圧試験を行った。
[実施例1]において同様に抄紙いた坪量が100g/mの原紙を使い、衝撃吸収強度、圧縮試験による圧縮変形量及び耐圧試験を行った。
〔突き刺し強度〕
得られた実施例および比較例の袋と同様な構成でクラフト紙またはクラフト伸張紙と本発明で用いる伸張紙とを重ね合わせ、袋の外部方向となる面からJISP8134で規定された紙の衝撃あなあけ試験方法に準じて突き刺し強度の測定を行った。貫通部三角錐の振り子振動方向にある綾線にMDが沿う方向とCDが沿う方向の2方向について測定した。しかし、CDが沿う方向のデータ―は伸びとの相関がなく、本発明ではMDが沿う方向のデータ―に基づいた数値を基準にした。

[比較例1]
坪量120g/mの輸入伸張紙を使用した。
[比較例2]
坪量140g/mの輸入伸張紙を使用した。
[比較例3]
坪量150g/mのクラフト原紙を使用した。
[比較例4]
通常のクラフト原紙に坪量が70g/mの原紙に5x5mm本のクロスヤーンをラミネートしたこれらの原紙を使用し、衝撃吸収強度、圧縮試験による圧縮変形量及び耐圧試験を行った。
圧縮変形量とは圧縮試験条件として速度0.5mm/min、圧縮面積 φ10mmで行う。
衝撃穴開け強度測定方法JIS P8134(板紙―衝撃穴あけ強さ試験)方法の装置を用いた。
Figure 2008030786
表1にあるように本発明例はリサイクル可能であり、環境にやさしく、従来のポリエチレンクロス原反に比較して衝撃吸収強度、圧縮試験において優れている。
かかる構成から、本発明の衝撃穴開け強度即ち突き刺し強度が高まり、内部のエアが充填されたポリ袋を効果的に保護できる。また外装原紙の垂直方向の圧縮に対してもクッション性があり、その面でも保護効果が向上する。
本発明はリサイクル可能であり、環境にやさしく、従来のポリエチレンクロス原反に比較して突き刺し強度、突き刺し強度が高まり、内部にエアが充填されたポリ袋を効果的に保護できる。また手袋を使用して大型のエアダンネージを隙間に挿入、取り出し時のハンドリング性に優れ、産業上有益である。
本発明のフィルム弁付きエアダンネージを示す外観図。
符号の説明
1 内装シール
2 ミシン縫い目
3 フイルム式空気注入弁
4 内装袋
5 外装袋

Claims (3)

  1. 空気の抜けが少ない多層ポリフィルムからなる内装バックと紙資材から構成された外装バックからなるエアダンネージであって、収縮溝の谷部の底部と山部の頂部を有する紙資材から構成された外装バックの外装原紙及び該外装原紙にポリフィルムラミネートした加工紙のJISP8134で規定された衝撃あなあけ試験方法に準じて突き刺し強度が18〜30kg−cmの範囲であることに特徴があるエアダンネージ。
  2. 請求項1記載の紙資材から構成された外装バックの外装原紙及び該外装原紙にポリフィルムラミネートした加工原紙の坪量範囲が70〜200g/mの範囲であることに特徴がある請求項1記載のエアダンネージ。
  3. 請求項1記載の紙資材から構成された外装バックの外装原紙及び該外装原紙にポリフィルムラミネートした加工原紙の圧縮変形量が150μm以上あることに特徴がある請求項1記載のエアダンネージ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7198889B1 (ja) 2021-09-08 2023-01-04 王子ホールディングス株式会社 クルパック紙及び紙加工品

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