JP2008021576A - Disconnector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電力回路の充電電流や励磁電流などの開閉の責務を有する断路器に係り、特に開閉特性を向上し得る断路器に関する。 The present invention relates to a disconnector having a duty of switching such as a charging current and an exciting current of a power circuit, and more particularly to a disconnector capable of improving switching characteristics.
一般に、断路器は、電力回路を開放する責務から、電流を開閉する責務を有していない。しかしながら、実際には、ケーブルなどの充電電流や、変圧器の励磁電流などの電流を開閉することがある。 Generally, the disconnector does not have the duty to open and close the current from the duty to open the power circuit. However, in reality, the charging current of the cable or the like, or the current such as the exciting current of the transformer may be switched.
このため、開路時に発生したアークに絶縁ガスを吹き付け、強制的に消弧させる開閉能力を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。他のものとして、アークに磁界をかけてアーク長を伸ばし冷却するもの、アークを吸い込むもの、開閉速度を向上させるものなどがある。
上記の従来の断路器においては、次のような問題がある。
アークを消弧させるために、絶縁ガスを吹き付けたり、磁界をかけたりする構造が複雑となり、部品点数が増加して高価なものとなっていた。
The above conventional disconnector has the following problems.
In order to extinguish the arc, the structure of blowing an insulating gas or applying a magnetic field is complicated, and the number of parts is increased and expensive.
このため、簡易な構造において、充電電流や励磁電流の開閉に伴って発生するアークを確実に消弧し、開閉特性を向上させることのできる断路器が望まれていた。特に、断路器では、電力回路を開放する責務から、開閉特性の向上は重要な要素となる。 Therefore, there has been a demand for a disconnector having a simple structure that can reliably extinguish an arc generated when the charging current or exciting current is switched and improve the switching characteristics. Particularly in the disconnector, the improvement of the switching characteristics is an important factor because of the duty to open the power circuit.
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、接続部に設けた金属材料によってアークを冷却し、開閉特性を向上させることのできる断路器を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problem, and an object of the present invention is to provide a disconnector capable of cooling an arc with a metal material provided at a connection portion and improving switching characteristics.
上記目的を達成するために、本発明の断路器は、一方の電路となる固定側通電軸と、前記固定側通電軸端に設けられた固定側接触子と、前記固定側接触子を包囲するように設けられた固定側アーク接続部と、前記固定側アーク接続部を移動自在に貫通するとともに、前記固定側接触子と接離する他方の電路となる可動側通電軸と、前記可動側通電軸端に設けられるとともに、前記固定側アーク接続部と対向配置された可動側アーク接続部と、前記可動側通電軸に連結された操作機構とを備え、前記固定側アーク接続部および前記可動側アーク接続部に水素吸蔵合金を用いたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, the disconnector of the present invention surrounds the fixed-side energizing shaft serving as one electric circuit, the fixed-side contact provided at the end of the fixed-side energizing shaft, and the fixed-side contact. A fixed-side arc connecting portion provided in the manner described above, a movable-side energizing shaft that movably penetrates the fixed-side arc connecting portion, and serves as the other electric path that contacts and separates from the fixed-side contactor, and the movable-side energizing A movable-side arc connecting portion provided at a shaft end and disposed opposite to the fixed-side arc connecting portion; and an operation mechanism coupled to the movable-side energizing shaft, the fixed-side arc connecting portion and the movable-side A hydrogen storage alloy is used for the arc connection part.
本発明によれば、通電軸の接続部に水素を取り込む性質のある水素吸蔵合金を用いているので、充電電流や励磁電流などの電流開閉時に発生するアークによって水素が放出され、アークを冷却し、開閉特性を向上させることができる。 According to the present invention, since the hydrogen storage alloy having the property of taking in hydrogen is used for the connection part of the current-carrying shaft, hydrogen is released by the arc generated when the current is opened and closed such as the charging current and the excitation current, and the arc is cooled. The open / close characteristics can be improved.
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
先ず、本発明の実施例1に係る断路器を図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る断路器の構成を示す断面図、図2は、本発明の実施例1に係る断路器のアークの消弧を説明する図である。 First, the disconnector according to Embodiment 1 of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2. FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a disconnector according to Embodiment 1 of the present invention, and FIG. 2 is a diagram illustrating arc extinguishing of the disconnector according to Embodiment 1 of the present invention.
図1に示すように、ガラス繊維入りエポキシ樹脂のような絶縁材料からなる筒状の絶縁容器1の両端には、固定側固定部材2と可動側固定部材3とが固定されている。
As shown in FIG. 1, a fixed-
固定側固定部材2には、一方の電路となる固定側通電軸4が貫通固定されている。絶縁容器1内の固定側通電軸4端には、中心部が窪んだ凹部4aが設けられ、その外周に複数本のフィンガー形接触子を環状に組み立てた銅製の固定側接触子5が設けられている。また、固定側通電軸4端には、固定側接触子5を包囲するとともに、固定側接触子5よりも可動側固定部材3側に突出した筒状のアークリング6が固定されている。このアークリング6は、ニッケル、チタン、亜鉛などの金属材料からなる合金であって、水素を取り込む性質を有する水素吸蔵合金からなっている。
The fixed-
アークリング6の内面には、固定側接触子5を、固定側通電軸4端の段差部と挟持して固定する環状の凸部6aが設けられている。また、アークリング6の外周には、固定側通電軸4端を電界緩和する固定側電界緩和シールド7が固定されている。
On the inner surface of the
可動側固定部材3には、図示しない操作機構に連結された他方の電路となる可動側通電軸8が移動自在に貫通している。絶縁容器1内の可動側通電軸8端には、中央部が窪んで外周部が突出したアークコンタクト9が固定され、固定側接触子5と対向配置されている。このアークコンタクト9は、アークリング6と同様の金属材料からなる合金の水素吸蔵合金からなっている。
The movable side fixing member 3 is movably penetrated by a movable
なお、接続時には、アークコンタクト9は凹部4aに嵌合される。凹部4aに嵌合されたときには、可動側通電軸8の外周面が固定側接触子5と接触し、通常の通電が行えるようになっている。即ち、可動側通電軸8は、アークリング6を移動自在に貫通し、その外周面が固定側接触子5と接離するようになっている。
At the time of connection, the
可動側通電軸8の外周には、通電と電界緩和とを兼ねた可動側電界緩和シールド10が可動側固定部材3に固定されている。可動側電界緩和シールド10と可動側通電軸8間には、フィンガー形接触子を環状に組み立てた可動側接触子11が設けられている。なお、絶縁容器1内には、乾燥空気、窒素ガスなどを封入してもよいが、一般の大気がフィルターなどを介して流通していてもよい。
A movable-side electric
次に、この断路器を開路したときのアークの動きを説明する。 Next, the movement of the arc when this disconnector is opened will be described.
図2(a)に示すように、固定側接触子5から可動側通電軸8を図示矢印方向に引き出すと、固定側接触子5とアークコンタクト9の先端間でアーク21が発生する。更に可動側通電軸8を引き出すと、図2(b)で示すように、アーク21は引き伸ばされるとともに、アークリング6の凸部6aとアークコンタクト9間でもアーク21が発生するようになる。凸部6aは、比較的電界集中を起こし易いので、容易にアーク21が発生するようになる。
As shown in FIG. 2A, when the movable
更に可動側通電軸8を引き出すと、図2(c)に示すように、アーク21は引き伸ばされる。そして、可動側通電軸8を所定の絶縁距離まで引き出すと、アーク21は冷却され、消弧する。
When the movable
ここで、アークリング6およびアークコンタクト9は、水素吸蔵合金からなっているので、アーク21に曝されると溶解して水素が放出される。水素は、熱伝導率が高いので、アーク21を冷却する。その結果、アーク21をすばやく消弧させることができる。
Here, since the
このようなアークリング6は、固定側においてアーク21に曝される接続部となるので、固定側アーク接続部と定義する。また、アークコンタクト9も同様に、可動側においてアーク21に曝される接続部となるので、可動側アーク接続部と定義する。
Since such an
銅ニッケル合金や銅亜鉛合金で製作したアークリング6およびアークコンタクト9を備えた断路器を用い、回路電圧66kVの充電電流1A、および励磁電流5Aの開閉試験をしたところ、問題なく開閉することができた。なお、アークリング6およびアークコンタクト9を用いない一般的な断路器では、上記の条件における開閉試験でアークを消弧することができなかった。
Using a disconnector equipped with an
上記実施例1の断路器によれば、固定側通電軸4端のアークリング6からなる固定側アーク接続部と、可動側通電軸8端のアークコンタクト9からなる可動側アーク接続部とに水素を取り込む性質のある水素吸蔵合金を用いているので、充電電流や励磁電流などの電流開閉時に発生するアーク21に曝されることによって水素吸蔵合金から水素が放出され、アーク21を冷却してすばやく消弧させ、開閉特性を向上させることができる。
According to the disconnector of the first embodiment, hydrogen is connected to the fixed-side arc connecting portion formed by the
次に、本発明の実施例2に係る断路器を図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例2に係る断路器の構成を示す断面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、固定側シールドの形状である。図3において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
Next, a disconnector according to
図3に示すように、固定側通電軸4の周りには、固定側シールド固定部材31を介して、固定側通電軸4端の電界緩和と開閉特性向上とを兼ねた水素吸蔵合金からなるアークシールド32が固定されている。その内面には、環状の凸部32aが設けられている。
As shown in FIG. 3, an arc made of a hydrogen storage alloy is provided around the fixed-
これにより、固定側接触子5から可動側通電軸8を引き出すと、固定側接触子5とアークコンタクト9間でアーク21が発生する。更に引き出すと、凸部32aが比較的電界集中を起こし易いので、この凸部32aにアーク21が移動する。そして、凸部32aがアーク21に曝されると水素が放出され、アーク21を冷却する。
As a result, when the movable
ここで、アークシールド32は、実施例1と同様に、アーク21に曝される固定側の接続部となるので、固定側アーク接続部と定義する。
Here, the
上記実施例2の断路器によれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。 According to the disconnector of the second embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。上記実施例では、固定側接触子5を銅製で説明したが、断路器の通電電流が小さい場合や余裕のある通電容量を有する場合には、固定側接触子5自体を水素吸蔵合金で製作してもよい。この場合、開離直後に固定側接触子5からアーク21が発生するので、固定側接触子5から水素が放出され、開閉特性を向上させることができる。
In addition, this invention is not limited to the said Example, In the range which does not deviate from the summary of invention, it can implement in various deformation | transformation. In the above embodiment, the fixed
更には、例えば定格電圧が6kVと使用電圧が低い場合には、電界緩和のための電界緩和シールド7、10が不要となる。この場合、固定側接触子5のみを水素吸蔵合金として、アークコンタクト9を取り除き、可動側通電軸8を固定側接触子5と接離させても、アーク21によって水素が放出され、開閉特性を向上させることができる。
Furthermore, for example, when the rated voltage is 6 kV and the use voltage is low, the electric field relaxation shields 7 and 10 for electric field relaxation are not necessary. In this case, even if only the
1 絶縁容器
2 固定側固定部材
3 可動側固定部材
4 固定側通電軸
4a 凹部
5 固定側接触子
6 アークリング
6a、32a 凸部
7 固定側電界緩和シールド
8 可動側通電軸
9 アークコンタクト
10 可動側電界緩和シールド
11 可動側接触子
21 アーク
31 固定側シールド固定部材
32 アークシールド
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (5)
前記固定側通電軸端に設けられた固定側接触子と、
前記固定側接触子を包囲するように設けられた固定側アーク接続部と、
前記固定側アーク接続部を移動自在に貫通するとともに、前記固定側接触子と接離する他方の電路となる可動側通電軸と、
前記可動側通電軸端に設けられるとともに、前記固定側アーク接続部と対向配置された可動側アーク接続部と、
前記可動側通電軸に連結された操作機構とを備え、
前記固定側アーク接続部および前記可動側アーク接続部に水素吸蔵合金を用いたことを特徴とする断路器。 A fixed-side energizing shaft that is one of the electrical paths;
A stationary contact provided at the stationary energizing shaft end;
A fixed-side arc connection provided to surround the fixed-side contact;
A movable-side energizing shaft that penetrates the fixed-side arc connecting portion movably and serves as the other electric path that contacts and separates from the fixed-side contact;
A movable side arc connecting portion provided at the movable side energizing shaft end and disposed opposite to the fixed side arc connecting portion;
An operation mechanism coupled to the movable side energization shaft,
A disconnector using a hydrogen storage alloy for the fixed-side arc connecting portion and the movable-side arc connecting portion.
前記固定側通電軸端に設けられた水素吸蔵合金からなる固定側接触子と、
前記固定側接触子と接離する他方の電路となる可動側通電軸と、
前記可動側通電軸に連結された操作機構とを備えたことを特徴とする断路器。 A fixed-side energizing shaft that is one of the electrical paths;
A stationary contact made of a hydrogen storage alloy provided at the stationary energizing shaft end;
A movable-side energizing shaft serving as the other electrical path that contacts and separates from the stationary contact;
A disconnector comprising: an operating mechanism coupled to the movable side energizing shaft.
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JP2006193781A JP2008021576A (en) | 2006-07-14 | 2006-07-14 | Disconnector |
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JP2018046027A (en) * | 2017-12-26 | 2018-03-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Contact device |
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2006
- 2006-07-14 JP JP2006193781A patent/JP2008021576A/en active Pending
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