JP2008018858A - エアバッグ装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このエアバッグ装置は、一枚の基布22aが二つ折りされて縫合されるエアバッグ22の折り曲げ部23に沿ってガス発生源となるインフレータ21が包み込まれ、同折り曲げ部23に沿って形成された開口部25を介してインフレータ21に接続されたハーネス24が導出される。このハーネス24は開口部25のインフレータ21寄りの端部から導出され、同開口部25の残りの部分は、これを覆うように基布22aに対して縫合される布片26によって塞がれる。
【選択図】図2
Description
このような工程を経て上記エアバッグ装置を製造することにより、一枚の基布22aを有効利用した極めて効率の高い方法にて、上述のように内圧の低下を抑制可能なエアバッグ22を容易に、且つ安価に製造することができるようになる。しかも、この製造方法では、上記開口部25とする基布22aの折り曲げ部23に沿って設ける側の切り込み29の部位29aの切り込み長L1と上記布片26として延出される部分布の延出長L2との兼ね合いによる開口部25の開度調整、すなわちエアバッグ22の膨張時の内圧調整も容易である。
(1)ハーネス24を開口部25のインフレータ21寄りの端部から導出するとともに、同開口部25の残りの部分を、これを覆うように基布22aに対して縫合された布片26によって塞ぐこととした。このため、開口部25を塞ぐためにハーネス24の近傍まで基布22a同士を縫合する必要が無く、簡易な構造でエアバッグ22の内圧の低下を好適に抑制することができるようになる。
・上記実施形態においては、布片26の基布22aに対する縫合を同基布22aの外周縁同士の縫合と共通の固定用シーム27により行うこととしたが、これらの縫合の態様としては次に挙げるようなものを用いてもよい。
・上記実施形態においては、開口部25とする基布22aの折り曲げ部23に沿って設ける側の切り込み29の部位29aの切り込み長L1を、矩形状に延出される布片26とする部分布の延出長L2にハーネス24の直径を加えた長さとしたが、上記長さL1については、これを例えば上記部分布の延出長L2と等しくなるように設定してもよい。これにより、布片26とする部分布を基布22aに縫合した際の開口部25におけるハーネス24との間の隙間を更に小さくすることが可能となり、ひいてはエアバッグ22の膨張時における内圧の低下の抑制効果を更に高めることができるようになる。もっとも、上記(4)の効果として示したように、これらの長さL1およびL2の兼ね合いを通じてエアバッグ22の膨張時の内圧調整も容易であり、実用上は、車両の構造等に応じて要求されるエアバッグとしての内圧水準に応じてこれらの関係を設定すればよい。
Claims (8)
- 一体の基布が二つ折りされて縫合されるエアバッグの折り曲げ部に沿ってガス発生源となるインフレータが包み込まれ、同折り曲げ部に沿って形成された開口部を介してインフレータに接続されたハーネスが導出されてなるエアバッグ装置において、
前記ハーネスは前記開口部のインフレータ寄りの端部から導出されるとともに、同開口部の残りの部分は、これを覆うように前記基布に対して縫合された布片によって塞がれてなる
ことを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記布片は、前記開口部を覆いつつそのハーネス側に位置する端部が同ハーネスの一部を併せて覆う態様にて前記基布に縫合されてなる
請求項1に記載のエアバッグ装置。 - 前記布片が、前記基布の一部として同基布から前記開口部を形成する側に予め延出形成された部分布からなり、該部分布が折り返されて前記基布に縫合されてなる
請求項1または2に記載のエアバッグ装置。 - 前記部分布は、前記基布の折り曲げ部の延長方向の一方に折り曲げ部の延長線を対称軸として線対称となる矩形状に延出形成されてなるとともに、前記基布には、この部分布の前記折り曲げ部を境とした一方との境界線に沿って、且つ、この境界線から同部分布が設けられた側の折り曲げ部に沿ってL字状の切り込みが設けられており、この折り曲げ部に沿って設けられた切り込みを前記開口部として前記インフレータに接続されたハーネスが導出され、同基布が二つ折りされて残った部分布が基布側に順次畳み込まれて前記布片とされてなる
請求項3に記載のエアバッグ装置。 - 前記部分布の前記基布に対する縫合が同基布の外周縁の縫合と共通縫合されてなる
請求項3または4に記載のエアバッグ装置。 - 二つ折りされる一枚の基布の折り曲げ部の延長方向の一方に折り曲げ部の延長線を対称軸として線対称となる矩形状に延出される部分布を設けて全体が凸形状となるようにエアバッグとする基布を切り出す工程と、
この凸形状に切り出された基布に対し、前記部分布の前記折り曲げ部を境とした一方との境界線に沿って、且つ、この境界線から同部分布が設けられた側の折り曲げ部に沿ってL字状の切り込みを設ける工程と、
前記基布の前記折り曲げ部に沿ってガス発生源となるインフレータを設置するとともに、同折り曲げ部に沿って設けた側の切り込みを開口部としてこの開口部のインフレータ寄りの端部から同インフレータに接続されたハーネスを導出する工程と、
この設置したインフレータを包み込むように前記基布を二つ折りする工程と、
この基布の二つ折りにより残った前記部分布によって同基布を包み込むように順次畳み込む工程と、
この畳み込んだ部分布と共々、前記基布の外周縁を縫合する工程と、
を備えるエアバッグの製造方法。 - 前記開口部とする前記基布の前記折り曲げ部に沿って設ける側の切り込みの切り込み長を、前記矩形状に延出される部分布の延出長に前記導出するハーネスの直径を加えた長さとする
請求項6に記載のエアバッグの製造方法。 - 前記開口部とする前記基布の前記折り曲げ部に沿って設ける側の切り込みの切り込み長を、前記矩形状に延出される部分布の延出長に対応する長さとする
請求項6に記載のエアバッグの製造方法。
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