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JP2008016963A - テレビジョン受像機及びその電源制御方法 - Google Patents

テレビジョン受像機及びその電源制御方法 Download PDF

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JP2008016963A JP2006183683A JP2006183683A JP2008016963A JP 2008016963 A JP2008016963 A JP 2008016963A JP 2006183683 A JP2006183683 A JP 2006183683A JP 2006183683 A JP2006183683 A JP 2006183683A JP 2008016963 A JP2008016963 A JP 2008016963A
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Abstract

【課題】テレビジョン受像機の自動電源オフ又はオン機能を、ユーザの置かれた状況に応じて制御できるようにする。
【解決手段】テレビジョン受像機の電源を自動でオフ又はオンする電源制御を行う場合に、自動電源オフ又はオフ機能を有効とする時間帯の設定を行い、テレビジョン受像機100の周囲の光の照度を検出し、検出された照度が所定の値以下又は以上である期間を計測し、計測された期間が所定の一定期間を超過し、かつ、照度検出を行なった時間が自動電源オフ又はオン機能を有効とする時間帯の範囲内である場合に、テレビジョン受像機100の電源を自動でオフ又はオンするようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動電源オン・オフ機能を有するテレビジョン受像機及びその電源制御方法に関する。
テレビジョン受像機において、自動電源オン・オフ機能を搭載したものがよく知られている。このような受像機では、予めユーザより“1時間後にテレビジョンの電源オフ”あるいは“午前7時30分に電源オン”といった時間や時刻での設定を受け付けておき、ユーザにより指定された時間が経過後あるいは指定の時刻をむかえた時点で、自動的に電源がオン又はオフするようにしてあるものが多い。
ところが、このようにテレビジョン受像機の自動電源オン・オフ制御の開始及び終了を経過時間や時刻によって指定している場合には、設定時間の経過後又は指定時刻には、ユーザの状態の如何を問わず自動的に電源がオンあるいはオフされてしまう。例えばユーザがテレビジョン放送を視聴中に眠ってしまった場合でも、自動電源オフ設定の時間が経過するまで又は設定の時刻が訪れるまでは電源はオンのままとなる。この場合、電源が無駄に消費されてしまうことになる。
特許文献1には、電源をオンさせたまま無操作状態がある一定時間継続された場合に、自動的に電源をオフすることについての開示がある。
特開2000−036143号公報
従来の自動電源オフ制御や自動電源オン制御については、単にユーザが設定した通りに作動するだけであり、ユーザの状況を考慮したより高度な電源制御手法が求められていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、テレビジョン受像機の自動電源オン・オフ制御を、ユーザの置かれた状況に対応させて行うようにすることを目的とする。
本発明は、テレビジョン受像機の電源を自動でオフする自動電源オン制御を行う場合に、自動電源オフ機能を有効とする時間帯の設定を行い、テレビジョン受像機の周囲の光の照度を検出し、検出された照度が所定の値以下である期間が所定の一定期間続き、かつ、照度検出を行なった時間が自動電源オフ機能を有効とする時間帯の範囲内である場合に、テレビジョン受像機の電源を自動でオフするようにしたものである。
このようにしたことで、自動電源オフ機能が有効とされている時間帯であっても、テレビジョン受像機周辺の照度が所定の値より上である場合には、自動電源オフ処理が行なわれなくなる。
また本発明は、テレビジョン受像機の電源を自動でオンする自動電源オン制御を行う場合に、自動電源オン機能を有効とする時間帯の設定を行い、テレビジョン受像機の周囲の光の照度を検出し、検出された照度が所定の値以上である期間が所定の一定期間続き、かつ、照度検出を行なった時間が自動電源オン機能を有効とする時間帯の範囲内である場合に、テレビジョン受像機の電源を自動でオンするようにしたものである。
このようにしたことで、自動電源オン機能が有効とされている時間帯であっても、テレビジョン受像機周辺の照度が所定の値未満である場合には、自動電源オン処理が行なわれなくなる。
本発明によると、自動電源オフ又はオン機能を有効とする設定がされている時間帯であっても、テレビジョン受像機周辺の照度の値が所定の条件を満たしていない場合には、自動電源オフ又はオンの処理が行なわれないため、単に時間だけの自動電源オフ又はオンの制御が行われている場合のように、ユーザの意図とは異なるタイミングで自動的にテレビジョン受像機の電源がオフ又はオンされることがなくなり、部屋の明るさ等のユーザの状況に応じた処理が行なわれるようになる。
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本例のテレビジョン受像機の構成例を示すブロック図である。テレビジョン受像機100は、放送局から送信される電波を受信するアンテナ101が接続してあり、アンテナ101が接続されたチューナ102にて、テレビジョン放送信号を受信する。チューナ102での受信チャンネルは、制御部120により制御される。
チューナ102で受信した放送信号は映像処理部103に供給する。映像処理部103では、放送信号を後述する表示パネル107に表示させるために必要な各種映像処理を行う。映像処理部103で処理された映像信号は映像合成部105に供給する。映像合成部105では、OSD処理部104が出力するオンスクリーンディスプレイ(OSD:On Screen Display)としての表示を行うための映像信号を合成し、その合成された映像信号を表示駆動部15に供給する。表示駆動部106は、供給された映像信号に基づいて表示パネル107での映像表示を駆動する。表示パネル107としては、例えば液晶画像表示パネルが使用される。
OSD処理部104は、映像信号を出力して表示パネル107上に各種案内用の文字、数字、図形のなどを表示させる他、チャンネル番号、音量などを表示させる処理を行なう。表示させる案内映像がない場合には、映像合成部105での合成は行われない。
チューナ102から表示パネル107まででの受信映像処理及びOSD処理部104でのOSD表示処理は、このテレビジョン受像機100の動作を制御する中央制御ユニット(CPU)としての制御部120により制御される。制御部120は図示しないタイマを備えており、タイマは所定の条件に基づいて動作し、計測開始時からの経過時間を計測する。制御部120は、制御バスライン(図示せず)を介してメモリ22とデータ転送が行える構成としてあり、制御を行う上で必要なデータがメモリ108に記憶される。後述する自動電源オン・オフ制御のためのプログラムや、自動電源オン・オフ機能を有効にさせる時間帯、後述する光センサが検出する光の照度の基準値などについても、メモリ108に記憶させるようにしてある。自動電源オン・オフ機能については、制御部120の制御で実行される。
電源130は、テレビジョン受像機の各部に対して電源の供給を行なう。電源のオン・オフの切り替えについては、操作部109からの操作入力に基づいて行われる他、自動電源オン機能又は自動電源オフ機能が有効である場合には、自動電源オン処理又は自動電源オフ処理に基づいて行なわれるようにしてある。自動電源オン処理及び自動電源オフ処理の詳細については後述する。
光センサ110は、例えばフォトダイオード等よりなり、テレビジョン受像機100周辺の光の照度を検出して照度に応じた光電流を得る。得られた光電流は、照度の計測結果として制御部120に供給される。本例では、光センサ110の検出した照度の大きさに応じて、自動電源オン処理又は自動電源オフ処理が制御される構成としてある。
テレビジョン受像機100の操作は、操作部109からの操作入力を制御部120が判断することで可能である。また、リモートコントローラ(図示せず)から送信されるリモートコントロール信号を受信するリモートコントロール信号受信部111を備え、そのリモートコントロール信号受信部111でのリモートコントロール信号の受信を制御部120が判断することでも操作が可能な構成としてある。操作部109は、テレビジョン受像機100本体に設けられたボタンやつまみ(いずれも図示せず)等、及びリモートコントローラとで構成される。本例のリモートコントロール信号受信部111は、赤外線信号を受信(受光)する受信部として構成してある。なお、図1においては、テレビジョン受像機100の音声処理系については省略してある。
次に、図2のフローチャートを参照して、本例のテレビジョン受像機における自動電源オフの処理例について説明する。まず、制御部120で、テレビジョン受像機の電源がオンである状態において、自動電源オフの設定がされているか否か、つまり、自動電源オフ機能が有効となっているかの判断がされる(ステップS11)。自動電源オフ機能の有効化、無効化の設定は、ユーザより操作部109もしくはリモートコントローラを介して行なわれるようにしてあり、設定内容はメモリ108に記憶させてある。同様に、自動電源オフ機能を有効とさせる時間帯も、予めユーザに設定させるようにしてあり、時間帯の情報もメモリ108に記憶させてある。
自動電源オフ機能を無効にする設定がされている場合には、処理はここで終了となる。自動電源オフ機能が有効にされている場合には、次に、自動電源オフ処理の判断にあたり光センサ110で検出された照度の値を参照する設定になっているか否かの判断が行なわれる(ステップS12)。光センサ110の値を参照しない設定である場合には、後述するステップS16へ移り、光センサ110の値を参照する設定となっている場合には、光センサ110で検出された照度の値が、基準値以下であるかの判断がされる(ステップS13)。照度の基準値は予めメモリ108に記憶させてあり、照度が基準値以下であるかの判断は、制御部120によって、メモリ108から読み出した基準値と光センサ110から入力された計測値とが比較されることによって行われる。
光センサ110によって検出された照度の値が基準値より上であった場合には、引き続き光センサ110での照度の計測が行なわれる。光センサ110による計測値が基準値以下であった場合には、タイマによるカウントが開始される(ステップS14)。ここでタイマが計測する時間とは、光センサ110によって基準値以下の照度が検出され続ける時間である。次に、タイマによって計測された時間が、1時間あるいは2時間といった、予めメモリ108等に記憶させてある設定時間を超過したかの判断が行われる(ステップS15)。
タイマで計測中の時間が設定時間を越えない間は、光センサ110により検出される照度の値が基準値以下であるかの判断が常にされる(ステップS16)。検出された照度の値が基準値以下である場合には引き続きタイマによる計測が続けられる。検出された照度の値が基準値より上である場合には、タイマによってカウント値がリセットされた上で(ステップS17)、ステップS13に戻る。タイマによって計測された時間が、設定時間を超過したと判断された場合には、その時点での時刻が、自動電源オフ機能を有効とさせる時間として設定された時間帯の範囲内であるかの判断がされる(ステップS18)。
ここでいう自動電源オフ機能を有効とさせる時間とは、例えば午後10時〜12時等、ユーザが自動電源オフ機能を有効とさせたい時間帯のことである。判断時点の時刻が、自動電源オフ機能を有効とする時間帯の範囲内である場合には、電源が遮断されてスタンバイ状態となる(ステップS19)。判断時点の時刻が、設定の時間の範囲外である場合には、ステップS18に戻る。
このように、光センサが検出した照度の値が基準値以下である時間が一定期間続き、かつ、計測時点の時刻が自動電源オフ機能を有効とする時間帯の範囲内である場合にのみ自動電源オフ処理が行なわれるようにしてあるため、自動電源オフの設定時刻であってもユーザが番組視聴を続けたい場合などには、部屋の照明の明るさをそのままにしておけば、設定時間が来ても強制的に電源がオフされることがなくなり、視聴を続けることが可能となる。
この場合、ユーザが仮眠する場合にも適切なタイミングで自動電源オフ処理が行なわれるように、自動電源オフ機能を有効とする時間を例えば午後1時から午前1時まで等長めに設定しておき、ユーザが仮眠したいタイミングで電気を消す等して部屋の照度を落とすことで、照度が落ちてから一定時間経過した時点で自動的に電源がオフされるようになる。よって、仮眠を行った際にもテレビジョン受像機の電源がつけっ放しになってしまうようなことが無くなる。
またこの場合、上述したような時間設定を行なっておくことで、ユーザが日の明るいうちにテレビジョン受像機の電源をつけたままで仮眠に入ってしまった場合などにも、日が落ちて部屋が暗くなった状態が長く続いた時点で自動的に電源がオフされるため、電源の消し忘れによる電力浪費を防ぐことができる。
また、光センサにより基準値以下の値の照度が検出された場合に、その状態がどのくらい継続するかをタイマに計測させ、タイマによる計測中も照度の検出を行なって、検出された照度の値が基準値より上の値であった場合にはタイマがカウントした値をクリアするようにしたため、部屋が暗くなってからの時間が正確に計測されるようになり、計測された時間の長さに基づいて自動電源オフ処理が行なわれるようになる。このため、ユーザによる操作等により一時的に部屋が暗くなった場合等に、ユーザの意図に反して自動的に電源がオフされてしまうようなことがなくなる。
なお、本例では、自動電源オフ処理の判断時に光センサによる計測値を参照する場合を例に挙げて説明したが、照度の値だけでなく、ユーザによる操作部又はリモートコントローラからの操作入力の有無を判断材料として用いるようにしてもよい。
図3は、ユーザによる操作部又はリモートコントローラからの操作入力の有無を、自動電源オフ処理判断時の条件として追加した場合のフローチャートである。まず、テレビジョン受像機の電源がオンである状態において、自動電源オフの設定がされているか否か、つまり、自動電源オフ機能が有効となっているかの判断がされる(ステップS21)。自動電源オフ機能を無効にする設定がされている場合には処理は終了となり、自動電源オフ機能が有効にされている場合には、タイマによるカウントが開始される(ステップS22)。
次に、ユーザによる操作部109又はリモートコントローラからの操作入力があるか否かの判断がされる(ステップS23)。タイマ計測中にユーザからの操作入力が検出された場合には、タイマによりカウントされた値(つまり、ユーザによる操作の無い期間)がリセットされ(ステップS24)、再度カウントが開始される。ユーザからの操作入力が検出されなかった場合には、タイマで計測中の時間が、1時間あるいは2時間といった予めメモリ108等に記憶させてある設定時間を超過したか否かの判断が行なわれる(ステップS25)。タイマで計測中の時間が設定時間を越えない間は、引き続きタイマによる計測が続けられる。タイマによって計測された時間が設定時間を超過したと判断された場合には、光センサの設定の有無が判断される。つまり、自動電源オフ処理実行の判断時に光センサによる計測値を参照する設定となっているか否かの判断が行なわれる(ステップS26)。光センサ110の計測値を参照しない設定となっている場合には、後述するステップS29へ移る。
光センサによる計測値を参照する設定になっている場合には、光センサ110により検出された照度の値が、設定された基準値以下であるかの判断がされる(ステップS27)。光センサ110による計測値が基準値より上であると判断された場合には、タイマによりカウントされた値がリセットされ(ステップS28)、再びカウントが開始される。光センサ110による計測値が基準値以下であると判断された場合には、その時点での時刻が、自動電源オフ機能を有効とさせる時間として設定された時間帯の範囲内であるかの判断がされる(ステップS29)。
判断時点の時刻が、自動電源オフ機能を有効とする時間帯の範囲内である場合には電源が遮断されてスタンバイ状態となり(ステップS30)、設定の時間の範囲外である場合には、ステップS29に戻る。
このように、ユーザからの操作入力があった場合には自動電源オフの処理が行なわれない構成としてあるため、自動電源オフの設定時刻であってもユーザが番組視聴を続けたい場合などには、ユーザは操作部やリモートコントローラで音量の調整やチャンネルの変更等操作を行なえば、強制的に電源がオフされることがなくなり、継続して番組を視聴することが可能となる。
次に、図4のフローチャートを参照して、本例のテレビジョン受像機における自動電源オンの処理例について説明する。まず、テレビジョン受像機の電源がオフである状態において、制御部120で、自動電源オンの設定がされているか否か、つまり、自動電源オン機能が有効となっているかの判断がされる(ステップS31)。自動電源オン機能を無効にする設定がされている場合には、ここで処理は終了となる。自動電源オン機能を有効とする設定がされている場合には、同日中に自動電源オフ処理が行なわれたか否かの判断がされる(ステップS32)。
同日中に自動電源オフ処理が行なわれたか否かの判断は、例えば自動電源オフ処理実行の有無を記録するフラグを設け、フラグの値変化した時刻を記録させるようにしておき、ステップ32における判断時にそのフラグの値と値変更時の時刻とを参照させる等の方法で行なうようにする。
同日中に自動電源オフ処理が行なわれたことが確認された場合には、ここで処理が終了となり、同日中には自動電源オフ処理が行なわれていないと判断された場合には、自動電源オン処理実行の判断時に光センサによる計測値を参照する設定となっているか否かの判断が行なわれる(ステップS33)。光センサ110の値を参照しない設定である場合には、後述するステップS36へ移り、光センサ110の値を用いる設定となっている場合には、検出された照度の値が、予め設定された基準値以上であるかの判断がされる(ステップS34)。光センサ110によって検出された照度の値が基準値未満であった場合には、引き続き光センサ110での計測が行なわれる。光センサ110により検出された照度の値が基準値以上であった場合には、タイマによるカウントが開始される(ステップS35)。
次に、タイマによって計測された時間が、1時間あるいは2時間といった予めメモリ108等に記憶させてある設定時間を超過したかの判断が行われる(ステップS36)。タイマが計測中の時間が設定時間を越えない間は、光センサ110により検出される照度の値が基準値以上であるかの判断がされ(ステップS37)、検出された照度の値が基準値以上である場合には引き続きタイマによる計測が続けられる。検出された照度の値が基準値未満である場合には、タイマによって計測されたカウントがリセットされ(ステップS38)、ステップS34に戻る。タイマによって計測された時間が設定時間を超過したと判断された場合には、その時点での時刻が、自動電源オフ機能を有効とさせる時間として設定された時間帯の範囲内であるかの判断がされる(ステップS39)。
判断時点の時刻が、設定の時間の範囲外である場合には、ステップS39に戻る。判断時点の時刻が、自動電源オン機能を有効とする時間帯の範囲内である場合には電源がオンされ(ステップS40)、電源オン時に表示させるチャンネルの設定がされてあるか否かの判断がされる(ステップS41)。チャンネルの指定がされている場合には、指定されたチャンネルの放送が表示パネル107を通して放映される(ステップS42)。チャンネルの指定が無い場合には、前回表示していたチャンネルの放送が表示パネル107を通して放映される(ステップS43)。
この場合のチャンネルの設定は、図5の表に例示されるように、曜日、時間や放送方式の種類等毎に設定しておくようにすれば、自動電源オン時に放映される番組が、よりユーザの好みに合ったものとなる。
このように、光センサが検出した照度の値が基準値以上である時間が一定期間続き、かつ、計測時点の時刻が自動電源オン機能を有効とする時間帯の範囲内である場合にのみ自動電源オン処理が行なわれるようにしてあるため、電源がオンされるタイミングを、ユーザの生活スタイルに合わせて設定することが可能となる。例えば午後6時から午後11時等、ユーザの帰宅時間近辺に自動電源オン機能有効時間を設定しておき、照度の値が基準値以上である設定時間を5分等短めに設定しておけば、ユーザが帰宅時に部屋の電気をつけてから5分後に自動的にテレビジョン受像機の電源がオンとなる。
また、本例で使用する光センサは、表示パネルのバックライト制御用に設けられた光センサを流用可能であるため、テレビジョン受像機へ本例を適用させる際にも新たに費用が発生せず、コストメリットが高い。
なお、上述した実施の形態では、自動電源オフ処理の条件が揃った場合に自動的に電源をオフする構成としたが、例えば表示パネルの輝度レベルを徐々に下げたり、スピーカから放出される音量を徐々に小さくしたりする等の手法で、自動電源オフ時刻が迫っていることをユーザに通知するようにしてもよい。この場合、操作部やリモートコントローラから操作入力が確認された場合には自動電源オフがされない構成とすれば、ユーザの意図と反するタイミングで自動的に電源がオフされてしまうことが回避される。
また、ここまで説明した実施の形態では、自動電源オフ処理の条件が揃った場合に自動的に電源をオフする構成としたが、電源オフ処理の前に「自動電源オフの時刻となりました。電源をオフしますか?」等のメッセージを表示パネルに表示させ、ユーザに自動電源オフ時刻が来たことを通知するようにしてもよい。この場合、“Yes”、“No”等の選択をユーザにさせることにより、ユーザが視聴を継続したい場合に強制的に電源がオフされてしまう状況を回避できる。
本発明の一実施の形態によるテレビジョン受像機の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態による自動電源オフ処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態による自動電源オフ処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態による自動電源オン処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるチャンネル設定例を示す説明図である。
符号の説明
100…テレビジョン受像機、101…アンテナ、102…チューナ、103…映像処理部、104…OSD処理部、105…映像合成部、106…表示駆動部、107…表示パネル、108…メモリ、109…操作部、110…光センサ、111…リモートコントロール信号受信部、120…制御部、130…電源

Claims (8)

  1. 自動電源オフ機能を有するテレビジョン受像機において、
    前記自動電源オフ機能を有効とする時間帯の設定を行なう操作部と、
    当該テレビジョン受像機の周囲の光の照度を検出する光センサと、
    前記光センサにより検出された照度が所定の値以下である時間を計測するタイマと、
    前記タイマによって計測された時間が所定の時間を超過し、かつ、前記光センサによる検出の時刻が前記操作部で設定された自動電源オフ機能を有効とする時間帯の範囲内である場合に、当該テレビジョン受像機の電源を自動でオフする制御部とを備えたことを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  2. 請求項1記載のテレビジョン受像機において、
    前記制御部が当該テレビジョン受像機の電源を自動でオフする条件として、前記操作部への操作入力が確認されない時間が所定の一定の時間を超過した場合を含むことを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  3. 請求項2記載のテレビジョン受像機において、
    前記制御部は、前記タイマによって計測が行なわれている間に前記操作部からの操作信号を受信した場合には、前記タイマが計測した値をリセットすることを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  4. 自動電源オン機能を有するテレビジョン受像機において、
    前記自動電源オン機能を有効とする時間帯の設定を行なう操作部と、
    当該テレビジョン受像機の周囲の光の照度を検出する光センサと、
    前記光センサにより検出された照度が所定の値以上である期間を計測するタイマと、
    前記タイマによって計測された時間が所定の時間を超過し、かつ、前記光センサによる検出の時刻が前記操作部で設定された自動電源オン機能を有効とする時間帯の範囲内である場合に、当該テレビジョン受像機の電源を自動でオンする制御部とを備えたことを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  5. 請求項4記載のテレビジョン受像機において、
    前記制御部は、自動電源オフ処理を行った過去の所定時間以内の履歴がある場合に、自動電源オン処理を行なわないことを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  6. 請求項4記載のテレビジョン受像機において、
    前記制御部は、自動電源オン処理時に放映させたいチャンネルが予め指定されている場合には、自動電源オン処理時に該チャンネルを選局する制御を行うことを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  7. テレビジョン受像機の電源を自動でオフするテレビジョン受像機の電源制御方法において、
    自動電源オフ機能を有効とする時間帯の設定を行い、
    当該テレビジョン受像機の周囲の光の照度を検出し、
    前記検出された照度が所定の値以下である期間を計測し、
    前記計測された期間が所定の期間を超過しており、かつ、照度検出を行なった時刻が自動電源オフ機能を有効とする時間帯の範囲内である場合に、当該テレビジョン受像機の電源を自動でオフするようにしたことを特徴とする
    テレビジョン受像機の電源制御方法。
  8. テレビジョン受像機の電源を自動でオンするテレビジョン受像機の電源制御方法において、
    自動電源オン機能を有効とする時間帯の設定を行い、
    当該テレビジョン受像機の周囲の光の照度を検出し、
    前記検出された照度が所定の値以上である期間を計測し、
    前記計測された期間が予め設定された所定の期間を超過しており、かつ、照度検出を行なった時刻が自動電源オン機能を有効とする時間帯の範囲内である場合に、当該テレビジョン受像機の電源を自動でオンするようにしたことを特徴とする
    テレビジョン受像機の電源制御方法。
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