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JP2008016599A - 半導体素子用パッケージ及びマルチチップモジュール - Google Patents

半導体素子用パッケージ及びマルチチップモジュール Download PDF

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JP2008016599A
JP2008016599A JP2006185501A JP2006185501A JP2008016599A JP 2008016599 A JP2008016599 A JP 2008016599A JP 2006185501 A JP2006185501 A JP 2006185501A JP 2006185501 A JP2006185501 A JP 2006185501A JP 2008016599 A JP2008016599 A JP 2008016599A
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Naoki Okochi
直紀 大河内
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Nikon Corp
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Abstract

【課題】半導体素子を基板に高密度に実装したとき、半導体素子の特性の変化を抑制することができる半導体素子用パッケージ及びマルチチップモジュールを提供することである。
【解決手段】イメージセンサ6や駆動用素子8等の半導体素子を実装するための複数の領域間の熱伝導を妨げる断熱部9を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は半導体素子用パッケージ及びマルチチップモジュールに関する。
従来、2枚の印刷配線基板の表面にそれぞれ複数のデバイスを実装し、これらの印刷配線基板の裏面同士を貼り合わせて構成されたマルチチップモジュールが知られている。
このマルチチップモジュールによれば、デバイスの高密度実装を実現することができる。
特開平5−291493号公報
印刷配線基板に実装される個々の半導体素子から放出される熱は僅かであるが、半導体素子が高密度実装化されると、印刷配線基板は高温になる。
その結果、半導体素子によっては(例えばイメージセンサ)、その特性が変化してしまう。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、半導体素子を基板に高密度に実装したとき、半導体素子の特性の変化を抑制することができる半導体素子用パッケージ及びマルチチップモジュールを提供することである。
前述の課題を解決するため請求項1の発明の半導体素子用パッケージは、半導体素子を実装するための複数の領域を有する基板を備えた半導体素子用パッケージにおいて、前記複数の領域間の熱伝導を妨げる断熱部を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記断熱部は、前記基板の内部に設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記断熱部は、前記基板の厚さ方向で前記領域に対向することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記断熱部は、一つの前記領域と他の前記領域との間に位置することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記断熱部は、前記半導体素子を取り囲むように配置されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれか1項記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記断熱部は、空洞部であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記断熱部は、前記基板と前記半導体素子との間に介在することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記断熱部は、空間であることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記空間は、前記領域から前記半導体素子を浮き上がらせる突起によって形成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記突起は、前記基板に設けられた脚部であることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項9記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記突起は、前記領域に盛られた接着剤であることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1〜11のいずれか1項記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記領域は前記基板の表裏面に形成されていることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1〜11のいずれか1項記載の半導体素子用パッケージにおいて、前記領域は前記基板の表裏面のうちの一方の面に形成されていることを特徴とする。
請求項14の発明のマルチチップモジュールは、請求項1〜13のいずれか1項記載の半導体素子用パッケージを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、半導体素子を基板に高密度に実装したとき、半導体素子の特性の変化を抑制することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置の断面を示す概念図である。
なお、半導体素子用パッケージ3は、半導体素子6,8及び放熱板12を除いた部分であり、これらを搭載したものが半導体装置(例えばマルチチップモジュール)10である。
半導体素子用パッケージ3は固定基板(基板)1と側壁部2とを有している。固定基板1は第1面4とそれと反対側の第2面5とを有し、それらの面4,5に半導体素子としてのイメージセンサ6、駆動用素子8が実装されている。固定基板1はセラミックスでできている。しかし、固定基板1の材料はそれに限られるものではない。
イメージセンサ6と駆動用素子8との間では、図示しない配線、ワイヤボンディング等を介して信号のやり取りが行われる。すなわち、第1の実施形態の半導体素子用パッケージ3は、複数の半導体素子が固定される領域を有するシステム・イン・パッケージである。この実施形態では、第1面4には、熱によって温度が上昇すると特性が変化するイメージセンサ6が固定されている。なお、図示しないが、実際にはイメージセンサ6の上方にガラス板が配置され、イメージセンサ6は密閉空間に収容されている。ガラス板は側壁部2の上面に固定される。
第1面4の側壁部2の内側全体をイメージセンサ6を実装する領域とすることができるが、側壁部2の内側の第1面4の一部分をイメージセンサ6を実装する領域としてもよい。その領域に接着剤7によってイメージセンサ6が固定されている。
また、第2面5には、イメージセンサ6を駆動するための駆動用素子(例えばアナログフロントエンドや、タイミングジェネレータ等)8が固定されている。図1には駆動用素子8として1つの素子だけ示したが、実際には複数の素子が固定される。イメージセンサ6や駆動用素子8は熱を発生するため、それら素子の数が増えれば、それだけ全体として発熱量が増大する。
駆動用素子8は配線次第で第2面5の領域内の任意の位置に実装可能であるが、第2面5の一部を駆動用素子8を実装する領域にしてもよい。その領域に接着剤(図示せず)によって駆動用素子8が固定されている。
固定基板1の内部には断熱部9が設けられている。駆動用素子8で熱が発生するが、矢印13のように断熱部9によって駆動用素子8からイメージセンサ6への熱伝導が妨げられている。その結果、イメージセンサ6の温度上昇を抑制することができる。断熱部9の面積(断熱部9の上面又は下面の面積)はイメージセンサ6や駆動用素子8の面積(それぞれの上面又は下面の面積)より大きい。こうすれば、熱の遮断効果が高いので好ましい。しかし、断熱部9の面積がイメージセンサ6や駆動用素子8の面積よりも小さくてもよく、或は断熱部9が複数に分割されていてもよい。
第1の実施形態では、断熱部9は空洞部である。断熱部9内には空気が入っている。しかし、断熱部9内には窒素ガス、その他の不活性ガスを充満させてもよい。更に、断熱部9内を真空とすればより好ましい。また、断熱部9内に充填する物質としては固定基板1の熱伝導率より低い物質なら、上述の物質に限られない。
第2面5に実装される駆動用素子8は樹脂11で覆われている。そして、駆動用素子8の固定基板1側の面と反対側の面には放熱板12が取り付けられている。放熱板12は、熱伝導率の良い物質(例えばアルミニウム)で形成されている。放熱板12の表面に放熱効果を高めるために凹凸が設けられている。但し、放熱板12は無くともよい。
駆動用素子8で発生した熱の一部は矢印14で示すように放熱板12から逃げるため、イメージセンサ6に伝わる熱は減少し、イメージセンサ6の温度上昇は更に抑制される。
図2はこの発明の第2の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置の断面を示す概念図である。
第1の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、主な相違点についてだけ説明する。
この実施形態は、イメージセンサ6、駆動用素子8を実装する領域に脚部26,28を設け、脚部26,28によって固定基板21の第1,2面4,5からイメージセンサ6及び駆動用素子8が浮くように固定されている点で、図1の第1実施形態と相違する。
半導体素子用パッケージ23は固定基板21と側壁部22とを有している。固定基板21は第1面4とそれと反対側の第2面5とを有し、それらの面4,5にイメージセンサ6及び駆動用素子8が実装される。
第1面4の側壁部22の内側全体をイメージセンサ6を実装可能な領域とすることができるが、側壁部2の内側の第1面4の一部分をイメージセンサ6を実装する領域としてもよい。その領域にはイメージセンサ6を第1面4から浮かして固定するための脚部26が設けられている。脚部26の上面には接着剤27が塗布され、接着剤27によってイメージセンサ6は脚部26に固定される。脚部26をイメージセンサ6の四隅に対向させてもよいし、脚部26をイメージセンサ6の周縁部の全周に対向させるようにしてもよい。
第2の実施形態では脚部26は固定基板21と一体的に形成されているが、平面状の第1面4に固定基板21とは異なる材料で作成した脚部を接着剤等で固定してもよい。更に、第1面4に高粘性接着剤を凸状に塗布してこれを脚部としてもよい。
また、第2面5にはイメージセンサ6を駆動するための駆動用素子8が載置されている。
駆動用素子8は配線次第で第2面5の領域内の任意の位置に実装可能であるが、第2面5の一部を駆動用素子8を実装する領域にしてもよい。
このようにすれば、イメージセンサ6の裏面と第1面4との間には隙間(空間)が生じ、この隙間が断熱部24となる。このため、イメージセンサ6に固定基板21を通じて伝わる熱は低減する。
駆動用素子8が実装される領域に駆動用素子8を第2面より下方に離して固定するための脚部28が設けられている。脚部28の底面には接着剤29が塗布されており、接着剤29によって駆動用素子8は脚部28に固定される。脚部28を駆動用素子8の四隅に対向させてもよいし、脚部28を駆動用素子8の周縁部の全周に対向させるようにしてもよい。
第2の実施形態では脚部28は固定基板21と一体的に形成されているが、平面状の第2面5に固定基板21とは異なる材料で作成した脚部を接着剤等で固定してもよい。更に、第2面5に高粘性接着剤を凸状に塗布してこれを脚部としてもよい。
このようにすれば、駆動用素子8の裏面と第2面5との間には隙間(空間)が生じ、この隙間が断熱部25となる。このため、駆動用素子8から固定基板21に伝導される熱は減少する。これにより、イメージセンサ6に固定基板21を通じて伝わる熱も同様に減少する。矢印15は熱の伝わり方を示している。
なお、この実施形態では、イメージセンサ6、駆動用素子8とも固定基板21から浮かしているが、一方の半導体素子だけを固定基板21から浮かしてもよい。
また、駆動用素子8に第1の実施形態と同様に放熱板を設けてもよい。
図3はこの発明の第3の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置の断面を示す概念図である。
第1の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、主な相違点についてだけ説明する。
この実施形態は、イメージセンサ6、駆動用素子8が固定基板の厚さ方向に配置されているのではなく、第1面4と平行な方向に沿って配置されている点で第1実施形態と相違する。
そして、第1面4のイメージセンサ6を固定する領域の下方に位置する固定基板31の内部には、空洞状の断熱部34が形成されている。これにより、イメージセンサ6に固定基板31を通じて伝わる熱が減少する。また、同様に第1面4の駆動用素子8を固定する領域の下方に位置する固定基板31の内部には、空洞状の断熱部35が形成されている。
なお、第2の実施形態のように、固定基板の第1面4のイメージセンサ6を載置する領域に脚部を配置し、この脚部によってイメージセンサ6を第1面4から浮かしてもよい。
図4は第3の実施形態の変形例に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置の断面を示す概念図である。
第1の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、主な相違点についてだけ説明する。
図4に示すように、イメージセンサ6にだけ対応させて断熱部44を設けてもよい。
また、第3の実施形態では、放熱板36が駆動用素子8に設けられているが、図4に示すように、駆動用素子8が固定されている面とは逆の面に放熱板36を設けてもよい。
図5はこの発明の第4の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のA−A´線に沿う断面を示す概念図である。
第3の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、主な相違点についてだけ説明する。
この実施形態は、断熱部54が配置される位置がイメージセンサ6及び駆動用素子8を固定する領域に対向する固定基板51の内部ではなく、イメージセンサ6と駆動用素子8との間における固定基板51の内部である点で、第3の実施形態と相違する。
このようにすれば、駆動用素子8で発生した熱がイメージセンサ6に到達するのを妨げることができる。
なお、放熱板46は第3の実施形態の変形例(図4参照)のように固定基板51の下面に配置してあるが、第3の実施形態(図3参照)のように駆動用素子8の上面に配置してもよいし、或は放熱板を設けなくともよい。
図6はこの発明の第5の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のB−B´線に沿う断面を示す概念図である。
第4の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、主な相違点についてだけ説明する。
この実施形態は、第4の実施形態では断熱部54がイメージセンサ6と駆動用素子8との間だけに配置されているのに対して、第5の実施形態では少なくともイメージセンサ6の周囲を囲むように断熱部64が配置されている点で、第4の実施形態と相違する。
このようにすれば、駆動用素子8にて発生で熱がイメージセンサ6に到達するのを更に妨げることができる。
この実施形態では、熱の影響を受ける半導体素子であるイメージセンサ6の周囲に断熱部64を設けた。しかし、熱を発生する半導体素子である駆動用素子8の周囲に断熱部64を設けてもよいし、或は両方の素子6,8に設けてもよい。両方の素子6,8に断熱部64を設ければ、断熱の効果は更に向上する。
図1はこの発明の第1の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置の断面を示す概念図である。 図2はこの発明の第2の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置の断面を示す概念図である。 図3はこの発明の第3の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置の断面を示す概念図である。 図4は第3の実施形態の変形例に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置の断面を示す概念図である。 図5はこの発明の第4の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置を示す図である。 図6はこの発明の第5の実施形態に係る半導体素子用パッケージを用いた半導体装置を示す図である。
符号の説明
1,21,31,41,51,61:固定基板(基板)、2,23,33,43,53,63:半導体素子用パッケージ、6:イメージセンサ(半導体素子)、8:駆動用素子(半導体素子)、9,24,25,34,44,54,64:断熱部。

Claims (14)

  1. 半導体素子を実装するための複数の領域を有する基板を備えた半導体素子用パッケージにおいて、
    前記複数の領域間の熱伝導を妨げる断熱部を備えていることを特徴とする半導体素子用パッケージ。
  2. 前記断熱部は、前記基板の内部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体素子用パッケージ。
  3. 前記断熱部は、前記基板の厚さ方向で前記領域に対向することを特徴とする請求項2記載の半導体素子用パッケージ。
  4. 前記断熱部は、一つの前記領域と他の前記領域との間に位置することを特徴とする請求項2記載の半導体素子用パッケージ。
  5. 前記断熱部は、前記半導体素子を取り囲むように配置されていることを特徴とする請求項2記載の半導体素子用パッケージ。
  6. 前記断熱部は、空洞部であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項記載の半導体素子用パッケージ。
  7. 前記断熱部は、前記基板と前記半導体素子との間に介在することを特徴とする請求項1記載の半導体素子用パッケージ。
  8. 前記断熱部は、空間であることを特徴とする請求項7記載の半導体素子用パッケージ。
  9. 前記空間は、前記領域から前記半導体素子を浮き上がらせる突起によって形成されていることを特徴とする請求項7記載の半導体素子用パッケージ。
  10. 前記突起は、前記基板に設けられた脚部であることを特徴とする請求項9記載の半導体素子用パッケージ。
  11. 前記突起は、前記領域に盛られた接着剤であることを特徴とする請求項9記載の半導体素子用パッケージ。
  12. 前記領域は前記基板の表裏面に形成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載の半導体素子用パッケージ。
  13. 前記領域は前記基板の表裏面のうちの一方の面に形成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載の半導体素子用パッケージ。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項記載の半導体素子用パッケージを備えている
    ことを特徴とするマルチチップモジュール。
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