JP2008013215A - 瓶整列装置及び瓶自動収納方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】瓶の収納ケースへの収納を効率良く行なう。
【解決手段】支持台7上に設けた2つの瓶取出位置7a,7bの間に1列の瓶1を搬入する搬入コンベア8と、搬入された1列のの瓶1を係止する係止部材10と、各瓶取出位置7a,7bにおいて搬入コンベア8と直角方向に配設された複数の固定ガイド14a,14bと、固定ガイド14a,14bと直角方向に配設され、各瓶取出位置7a,7bにおいて固定ガイド14a,14bと平行な方向に移動可能な複数のスライドガイド15とから瓶整列装置を構成し、スライドガイド15の押圧移動により複数列の瓶1をスライドガイド15と固定ガイド14a,14bとにより各瓶取出位置7a,7bに交互に整列させ、整列された複数の瓶1を敏把持装置により一括把持し、一括移動し、収納ケース20に一括収納する。
【選択図】図1
【解決手段】支持台7上に設けた2つの瓶取出位置7a,7bの間に1列の瓶1を搬入する搬入コンベア8と、搬入された1列のの瓶1を係止する係止部材10と、各瓶取出位置7a,7bにおいて搬入コンベア8と直角方向に配設された複数の固定ガイド14a,14bと、固定ガイド14a,14bと直角方向に配設され、各瓶取出位置7a,7bにおいて固定ガイド14a,14bと平行な方向に移動可能な複数のスライドガイド15とから瓶整列装置を構成し、スライドガイド15の押圧移動により複数列の瓶1をスライドガイド15と固定ガイド14a,14bとにより各瓶取出位置7a,7bに交互に整列させ、整列された複数の瓶1を敏把持装置により一括把持し、一括移動し、収納ケース20に一括収納する。
【選択図】図1
Description
この発明は、瓶整列装置及び瓶整列装置を用いた瓶自動収納方法に関するものである。
特許文献1,2には、ガラス瓶の色や形の自動選別に当たってガラス瓶を整列させるガラス瓶整列装置が記載されている。又、従来、瓶を収納ケースへ自動的に収納する瓶自動収納装置もある。これを図8により説明する。図8(a)〜(d)は従来の瓶自動収納装置の概略説明図であり、まず図8(a)に示すように、瓶1を搬送コンベア2上に載置して取り出し位置イまで搬送する。3は取り出し位置イで瓶1を係止する係止部材である。次に、図8(b)に示すように、瓶1を取り出し位置イにおいて瓶把持装置4により把持する。次に、図8(c)に示すように、瓶1を瓶把持装置4により把持して搬送コンベア2上から収納ケース5まで移動させる。次に、図8(d)に示すように、瓶1を収納ケース5内に収納する。その後、瓶把持装置4は瓶1の取り出し位置イまで戻り、取り出し位置イまで搬送された次の瓶1を把持する。
特開平6−115671号公報
特開平7−187358号公報
ところで、上記した従来の瓶自動収納装置においては、瓶1が取り出し位置イへ供給される時間が瓶把持装置4が瓶1を把持して収納ケース5に収納し、再び取り出し位置イまで戻る時間よりも短い場合、瓶1の供給能力に対して瓶1の収納ケース5への収納能力が劣ることとなり、瓶1の収納ケース5への収納を効率よく行なうことができなかった。ここで、実際の運用条件を示すと、瓶1は約1秒/本のタクトで供給され、瓶把持装置4が取り出し位置イで瓶1を把持して収納ケース5に収納し、再び取り出し位置イに戻る動作はロボットにより行われ、一連の動作に約6秒かかる。収納ケース5の収納本数は例えば12本であるから、12本の瓶1を収納するには72秒かかり、一方12本の瓶1の供給時間は12秒であり、多くの無駄時間が生じた。
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、瓶の収納ケースへの収納を効率よく行なうことができる瓶整列装置及びこの瓶整列装置を用いた瓶自動収納方法を得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係る瓶整列装置は、2つの瓶取出位置の間に1列の瓶を搬入する搬入コンベアと、搬入された1列の瓶を係止する係止部材と、各瓶取出位置において搬入コンベアと直角方向に配設された複数の固定ガイドと、固定ガイドと直角方向に配設され、各瓶取出位置において固定ガイドと平行な方向に移動可能な複数のスライドガイドとを備え、スライドガイドの押圧移動により複数列の瓶をスライドガイドと固定ガイドとにより各瓶取出位置に整列させたものである。
請求項2に係る瓶自動収納方法は、請求項1の瓶整列装置により整列された複数の瓶を瓶把持装置により一括把持して一括移動させ、収納ケースに一括収納するものである。
請求項3に係る瓶自動収納方法は、瓶把持装置により一方の瓶取出位置に整列された複数の瓶の一括把持、一括移動、一括収納をしている間に、他方の瓶取出位置における複数の瓶の整列作業を行なうものである。
請求項4に係る瓶自動収納方法は、瓶把持装置による複数の瓶の一括把持、一括移動、収納ケースへの一括収納、及び瓶把持装置の瓶取出位置への復帰までの時間が同数の瓶の搬送コンベアによる供給時間以下であるものである。
請求項5に係る瓶自動収納方法は、一方の瓶取出位置での複数の瓶整列の完了から他方の瓶取出位置での複数の瓶整列完了までの時間が同数の瓶の搬送コンベアによる供給時間以下であるものである。
請求項6に係る瓶自動収納方法は、スライドガイドを2ピッチ移動させることにより、搬送コンベア上の瓶と瓶把持装置との干渉を避けるようにしたものである。
この発明の請求項1〜3によれば、スライドガイドの押圧移動により複数列の瓶をスライドガイドと固定ガイドとにより瓶取出位置に整列させており、瓶をケース収納時の配列に整列させることができ、瓶把持装置による一括把持、一括移動、一括収納が可能になり、瓶の収納ケースへの自動収納を効率的に行なうことができるようになる。又、瓶の取出位置を2つにしたので、一方の取出位置に整列された複数の瓶の瓶把持装置による一括収納等をしている間に他方の瓶取出位置における瓶の整列作業を行なうことができ、無駄な時間を無くすことができる。
請求項4によれば、瓶把持装置による複数の瓶の一括把持、一括移動、一括収納及び瓶取出位置への復帰の時間を同数の瓶の搬送コンベアによる供給時間以下としており、瓶の収納を効率良く行なうことができる。
請求項5によれば、一方の瓶取出位置での複数の瓶整列の完了から他方の瓶取出位置での複数の瓶の整列完了までの時間を同数の瓶の搬送コンベアによる供給時間以下としており、瓶の収納を効率良く行なうことができる。
請求項6によれば、スライドガイドの移動に際して、スライドガイドを2ピッチ移動させており、整列された瓶を把持する瓶把持装置と次に搬送コンベアにより搬送された瓶との干渉を防止することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図1〜図4はこの発明の実施最良形態による瓶整列装置の平面図、そのA−A線矢視図、B−B線矢視図、及び側面図、図5は動作説明図である。図において、6は支持台7に回転自在に支持されたスプロケットであり、スプロケット6の駆動により搬送コンベア8が駆動され、支持台7上の搬送コンベア8の両側には瓶取出位置7a,7bが形成される。9はスプロケット6を駆動する駆動モータであり、支持台7に取付けられ、図5(a)に示すように、駆動モータ9の駆動により搬送コンベア8が駆動され、搬送コンベア8上の4本の瓶1が停止位置ロで係止部材10により係止されるまで移動される。この位置は支持台7の瓶取出位置7aと瓶取出位置7bとの間である。11は4本の瓶1がそれぞれ到着したことを検出する瓶到着センサである。4本の瓶1が到着したことが検出されたら、切り出しストッパ12が突出され、5本目の瓶1は切り出しストッパ12により係止されるとともに、駆動モータ9が停止される。5本目の瓶1の存在は切り出し位置センサ13により検出される。
支持台7の各瓶取出位置7a,7b上には搬入コンベア8と直角方向即ちY方向に延びる複数本の固定ガイド14a,14bが設けられ、また固定ガイド14a,14bと直交してX方向に延びる複数本のスライドガイド15が支持台7上の瓶取出位置7b側に設けられ、各スライドガイド15の一端は支持部材16に取り付けられ、支持部材16はボールねじ17と螺合するとともに、直動ガイド18により案内され、ボールねじ17はサーボモータ19により駆動され、支持部材16は固定ガイド14a,14bと平行な方向に移動可能である。ここで、図5(b)に示すように、サーボモータ19の駆動によりスライドガイド15を支持台7上の瓶取出位置7a方向(Y方向)に移動させ、4本の瓶1をスライドガイド15により押圧して移動させる。移動量は、瓶1の整列時の1ピッチ分である。X方向の瓶1の位置決めは固定ガイド14aにより行なわれる。4本の瓶1をY方向に移動させたら、切り出しストッパ12を引っ込め、駆動モータ9により搬送コンベア8を駆動し、4本の瓶1を停止位置ロまで搬送し、切り出しストッパ12を突出させる。ここで、再び図5(c)に示すようにスライドガイド15を1ピッチ分瓶取出位置7a方向に移動させ、4本ずつ計8本の瓶1をY方向に移動させる。
次に、切り出しストッパ12を引っ込め、搬送コンベア8の駆動により次の4本の瓶1を停止位置ロまで搬送し、切り出しストッパ12を突出させる。そして、今度は図5(d)に示すようにスライドガイド15を瓶取出位置7a側へ2ピッチ分移動させる。これは、瓶把持装置と次に瓶取出位置7a,7b間の搬送コンベア8上に搬入される瓶1との干渉を防ぐためである。これにより、支持台7の瓶取出位置7a上には固定ガイド14aとスライドガイド15により12本の瓶1が整列させられる。この整列状態を図6(a)〜(c)に示す。
次に、図示しない瓶把持装置により整列された12本の瓶1が同時に把持され、図7(a)〜(c)に示す収納ケース20まで移動され、収納される。このように、瓶把持装置により12本の瓶1の一括把持、一括移動、一括収納が行われている間に、同時に図5(d)においては切り出しストッパ12が引っ込められ、搬送コンベア8の駆動により停止位置ロまで4本の瓶1を搬入し、切り出しストッパ12を突出させる。この間に12本の瓶1は瓶把持装置により移動され、図5(e)の状態となる。次に、スライドガイド15を瓶取出位置7b方向に1ピッチ移動させ、4本の瓶1を図5(f)に示すように移動させ、再び切り出しストッパ12を引っ込め、搬送コンベア8の駆動により停止位置ロまで4本の瓶1を搬入し、切り出しストッパ12を突出させる。
次に、スライドガイド15を瓶取出位置7b方向に1ピッチ移動させ、このスライドガイド15の押圧により図5(g)に示すように8本の瓶1を瓶取出位置7b上に移動させた後、切り出しストッパ12を引っ込め、搬送コンベア8を駆動して次の4本の瓶1を支持台7の瓶取出位置7a,7b間に搬入し、切り出しストッパ12を突出させる。次に、図5(h)に示すように、スライドガイド15を瓶取出位置7b方向に2ピッチ移動させ、12本の瓶1を同方向に移動させる。これは、瓶把持装置と次に瓶取出位置7a,7b間の搬送コンベア8上に搬入される瓶1とが干渉しないようにするためである。図5(h)のように整列された12本の瓶1は瓶把持装置により把持され、収納ケース20まで移動され、収納される。この間において、切り出しストッパ12を引っ込め、搬送コンベア8を駆動して4本の瓶1を瓶取出位置7a,7b間に搬入する。
上記した実施最良形態においては、スライドガイド15の押圧移動により複数列の瓶をスライドガイド15と固定ガイド14a,14bとにより瓶取出位置7a,7bに整列させており、複数の瓶1をケース収納時の配列に整列させることができ、瓶把持装置による一括把持、一括移動、一括収納が可能になり、瓶1の収納ケース20への自動収納を効率的に行なうことができる。又、瓶1の取出位置を7a,7bの2個所としたので、一方の瓶取出位置に整列された複数の瓶1の瓶把持装置による一括収納等をしている間に他方の瓶取出位置における瓶1の整列作業を行なうことができ、整列作業を効率良く行なうことができる。
又、瓶1の供給タクトタイムは1秒/本であるから、12本の瓶1の供給時間は12秒である。一方、12本の瓶1の瓶取出位置7aでの整列完了から、瓶取出位置7bでの整列完了までの時間を12秒以下とすることにより、瓶1の収納ケース20への収納を効率良く行なうことができる。又、瓶把持装置が12本の瓶1の一括把持、一括移動、一括収納をした後、瓶取出位置へ復帰するまでの時間を12秒以下とすることにより、瓶1の収納を効率良く行なうことができる。
又、スライドガイドの移動に際して、スライドガイドを2ピッチ移動させており、整列された瓶を把持する瓶把持装置と瓶取出位置7a,7b間に搬入された瓶1との間に間隔を持たせることができ、両者の干渉を防止することができる。
1…瓶
7…支持台
7a,7b…瓶取出位置
8…搬送コンベア
9…駆動モータ
10…係止部材
14a,14b…固定ガイド
15…スライドガイド
19…サーボモータ
20…収納ケース
7…支持台
7a,7b…瓶取出位置
8…搬送コンベア
9…駆動モータ
10…係止部材
14a,14b…固定ガイド
15…スライドガイド
19…サーボモータ
20…収納ケース
Claims (6)
- 2つの瓶取出位置の間に1列の瓶を搬入する搬入コンベアと、搬入された1列の瓶を係止する係止部材と、各瓶取出位置において搬入コンベアと直角方向に配設された複数の固定ガイドと、固定ガイドと直角方向に配設され、各瓶取出位置において固定ガイドと平行な方向に移動可能な複数のスライドガイドとを備え、スライドガイドの押圧移動により複数列の瓶をスライドガイドと固定ガイドとにより各瓶取出位置に整列させたことを特徴とする瓶整列装置。
- 請求項1記載の瓶整列装置を用いた瓶自動収納方法において、瓶整列装置により整列された複数の瓶を瓶把持装置により一括把持して一括移動させ、収納ケースに一括収納することを特徴とする瓶自動収納方法。
- 瓶把持装置により一方の瓶取出位置に整列された複数の瓶の一括把持、一括移動、一括収納をしている間に、他方の瓶取出位置における複数の瓶の整列作業を行なうことを特徴とする請求項2記載の瓶自動収納方法。
- 瓶把持装置による複数の瓶の一括把持、一括移動、収納ケースへの一括収納、及び瓶把持装置の瓶取出位置への復帰までの時間が同数の瓶の搬送コンベアによる供給時間以下であることを特徴とする請求項2又は3記載の瓶自動収納方法。
- 一方の瓶取出位置での複数の瓶整列の完了から他方の瓶取出位置での複数の瓶整列完了までの時間が同数の瓶の搬送コンベアによる供給時間以下であることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の瓶自動収納方法。
- スライドガイドを2ピッチ移動させることにより、搬送コンベア上の瓶と瓶把持装置との干渉を避けるようにしたことを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の瓶自動収納方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006186206A JP2008013215A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 瓶整列装置及び瓶自動収納方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006186206A JP2008013215A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 瓶整列装置及び瓶自動収納方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
- 2006-07-06 JP JP2006186206A patent/JP2008013215A/ja active Pending
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