JP2008008454A - Ball screw - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ボール循環部材を有するボールねじに係り、特に、ナットの取付け孔へのボール循環部材の固定構造に関する。 The present invention relates to a ball screw having a ball circulation member, and more particularly to a structure for fixing a ball circulation member to a mounting hole of a nut.
ボール循環部材を有するボールねじとしては、例えば、ボール循環部材としてのボール循環チューブを介してボールを循環させる外部循環方式が知られている。
これは、図11に示すように、ねじ軸300に多数のボール500を介して螺合されたナット600の外面に、ボール循環チューブ800を露出して配設し、ボール500をナット600の外部に導き循環させる構造である。
As a ball screw having a ball circulation member, for example, an external circulation system in which a ball is circulated through a ball circulation tube as a ball circulation member is known.
As shown in FIG. 11, the
この種のボールねじでは、通常、ボール循環チューブ800をナット600の外面に固定するために、チューブ押さえ150が用いられる。そして、ナット600の外面には、ボール循環チューブ800およびチューブ押さえ150の据え付け面900がフライス加工で形成され、その据え付け面900には、ボール循環チューブ800の端部を挿入する取付け孔700、およびチューブ押さえ150を取り付けるためのねじ穴110がタップ加工されている。
しかしながら、上記従来のボールねじでは、ボール循環チューブ800を固定するために、チューブ押さえ150が必要であるとともに、ナット600にねじ穴110のタップ加工を行う必要がある。また、ボール循環チューブ800の組み付けに際しては、図11に示すように、チューブ押さえ150のねじ通し孔100に取付けねじ120を通し、ねじ穴110に締め付ける作業が必要であり、その加工コストや組み立て工数がかかるという問題点がある。また、ねじ締め作業では、通常、仮締め後に本締めがなされるが、本締めが不十分となる可能性もある。
However, in the above conventional ball screw, in order to fix the
このような問題点に対し、例えば特許文献1に記載の技術では、チューブ押さえとボール循環チューブとを一体成形している。これにより、部品点数を少なくして、組み立ての合理化を行っているものの、ねじによる締め付け作業が上記同様に必要であり、未だ不十分である。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、ボール循環部材の取付けに際し、チューブ押さえを不要とし、ねじ締め作業を不要とし得るボールねじを提供することを目的としている。
For such a problem, for example, in the technique described in
Therefore, the present invention has been made paying attention to such problems, and it is an object of the present invention to provide a ball screw that does not require a tube presser and does not require a screw tightening operation when mounting a ball circulation member. It is said.
上記課題を解決するために、本発明は、螺旋状のボール転動溝を外周面に有するねじ軸と、前記ボール転動溝と対向する負荷ボール転動溝を内周面に有するナットと、前記ボール転動溝と負荷ボール転動溝との間で構成されるボール軌道路を転動する多数のボールと、該ボールが循環する無限循環路を前記ボール軌道路とで構成するボール循環部材と、該ボール循環部材を嵌め込み可能に前記ナットに設けられる取付け孔と、を備えるボールねじであって、前記取付け孔は、前記ボール循環部材の抜け方向への移動を阻止する抜け止め手段を有し、前記抜け止め手段は、前記取付け孔の内壁面に形成されて前記ボール循環部材側に向けて開口する装入穴と、該装入穴に装入されて前記ボール循環部材に対し押圧力を付与するように当接する当接部材と、を備えて構成されていることを特徴としている。 In order to solve the above problems, the present invention provides a screw shaft having a spiral ball rolling groove on the outer peripheral surface, a nut having a load ball rolling groove facing the ball rolling groove on the inner peripheral surface, A ball circulation member comprising a plurality of balls rolling on a ball raceway formed between the ball rolling groove and a load ball rolling groove, and an infinite circulation path through which the ball circulates. And a mounting hole provided in the nut so that the ball circulating member can be fitted therein, the mounting hole having a retaining means for preventing the ball circulating member from moving in the pulling direction. The retaining means includes an insertion hole formed on an inner wall surface of the mounting hole and opening toward the ball circulation member, and a pressing force applied to the ball circulation member after being inserted into the insertion hole. To abut to give It is characterized by being configured to include a member.
本発明によれば、ボール循環部材の取付け孔に、ボール循環部材の抜け方向への移動を阻止する抜け止め手段を備えた構成としているので、ボール循環部材の取付けに際し、チューブ押さえを不要とすることができる。
そして、この抜け止め手段は、ボール循環部材側に向けて開口する装入穴がボール循環部材の取付け孔の内壁面に形成されており、この装入穴に、ボール循環部材に対し押圧力を付与するように当接する当接部材が装入されているので、この取付け孔に、ボール循環部材を挿入するだけで、その抜け方向への移動を阻止することができる。そのため、ボール循環部材の取付けに際し、ねじ締め作業も不要とすることができる。
According to the present invention, the mounting hole of the ball circulation member is provided with the retaining means for preventing the movement of the ball circulation member in the removal direction, so that the tube presser is not required when the ball circulation member is attached. be able to.
In the retaining means, an insertion hole that opens toward the ball circulation member is formed in the inner wall surface of the mounting hole of the ball circulation member, and a pressing force is applied to the ball circulation member in the insertion hole. Since the abutting member that abuts so as to be applied is inserted, the movement in the removal direction can be prevented only by inserting the ball circulation member into the mounting hole. Therefore, when attaching the ball circulation member, a screw tightening operation can be made unnecessary.
本発明によれば、ボール循環部材の取付けに際し、チューブ押さえを不要とし、ねじ締め作業を不要とし得るボールねじを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a ball screw that does not require a tube presser and does not require a screw tightening operation when the ball circulation member is attached.
以下、本発明の実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1は本発明に係るボールねじの第一実施形態を説明する要部断面図、また、図2はその平面図である。
図1および図2に示すように、このボールねじ1は、外周面に螺旋状のボール転動溝2を有して軸方向に延びるねじ軸3を備えている。そして、このねじ軸3に、そのボール転動溝2に対応する螺旋状の負荷ボール転動溝4を内周面に有するナット6が遊嵌されている。これらナット6の負荷ボール転動溝4とねじ軸3のボール転動溝2とは互いに対向して両者の間に螺旋状のボール軌道路を形成しており、このボール軌道路には転動体としての多数のボール5が転動可能に装填されている。そして、ねじ軸3(又はナット6)の回転により、ナット6(又はねじ軸3)がボール5の転動を介して軸方向に移動するようになっている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings as appropriate.
FIG. 1 is a cross-sectional view of an essential part for explaining a first embodiment of a ball screw according to the present invention, and FIG. 2 is a plan view thereof.
As shown in FIGS. 1 and 2, the
そして、ナット6(又はねじ軸3)が軸方向に移動する際には、ボール5がボール軌道路を転動しつつ移動するが、ナット6(又はねじ軸3)を継続して移動させていくためには、ボール5を無限循環させる必要がある。そのため、ナット6の外面には、その一部を平坦にした据え付け面9がフライス等で加工され、この据え付け面9にボール軌道路に連通する2個一組の取付け孔7がねじ軸3を跨ぐように形成されている。そして、この一組の取付け孔7に、ボール循環部材としての略コ字状をなすボール循環チューブ8の両端を嵌め込むことにより、このボール循環チューブ8でボール5をボール軌道路の一端部から掬い上げボール軌道路の他端部に戻すことによってボール5の無限循環路を形成している。
When the nut 6 (or screw shaft 3) moves in the axial direction, the
ここで、このボールねじ1では、上記取付け孔7は、ボール循環チューブ8の抜け方向への移動を阻止する抜け止め手段50を有して形成されている。以下、この抜け止め手段50について詳しく説明する。
この抜け止め手段50は、図1および図2に示すように、2個一組の取付け孔7それぞれに対し設けられている。なお、各取付け孔7毎の抜け止め手段50の構成は同様であるため、以下の説明では、その一箇所について説明する。
この抜け止め手段50は、装入穴10、球20、円筒コイルばね30、および埋栓40を備えて構成されている。
詳しくは、装入穴10は、ナット6の肉厚部分に、ねじ軸3の軸方向に沿った円形の貫通孔として形成されている。そして、その貫通孔の軸線ALは、横断面が環状のボール循環チューブ8の中心に向けて延びており、取付け孔7の内壁面にボール循環チューブ8側に向けて開口している。
Here, in the
As shown in FIGS. 1 and 2, the
The retaining means 50 includes a
Specifically, the
埋栓40は、装入穴10に内嵌可能な外径をもつ短円柱状の部材である。この埋栓40は、装入穴10内のボール循環チューブ8側とは反対側の端部に、接着剤によって固着されている。これにより、上記装入穴10は、この埋栓40を底部とし、ボール循環チューブ8側に向けて開口する有底穴になっている。
球20は、ボール循環チューブ8側に配置されて、ボール循環チューブ8に当接する当接部材であり、装入穴10に内嵌可能な外径をもつ鋼製の球体である。その外径は、装入穴10の内径より僅かに小さい。これにより、球20は、装入穴10の軸方向に摺接しつつ移動可能になっている。
The
The
円筒コイルばね30は、球20と埋栓40との間に介装される弾性部材であり、その弾性変形による押圧力を、球20を介してボール循環チューブ8に付与するようになっている。これにより、球20は、この円筒コイルばね30に押されつつ、取付け孔7の内壁面よりボール循環部材側8に突出可能になっている。なお、球20の突出する量は、球20が取付け孔7内に落ちない程度の量になるように設定されている。
そして、ボール循環チューブ8には、図3に示すように、その両端を取付け孔7に嵌め込んだ際に、ボール循環部材側8に突出する球20に対向する位置に、その球面と嵌まり合う凹部60が形成されている。なお、この例では、凹部60として、球20の曲面に倣うように形成された凹球面が形成されている。
The
Then, as shown in FIG. 3, the spherical surface of the
次に、このボールねじの作用・効果について説明する。
上述のように、このボールねじ1は、ボール循環チューブ8の取付け孔7に、ボール循環チューブ8の抜け方向への移動を阻止する抜け止め手段50を備えた構成としているので、ボール循環チューブ8の取付けに際し、この取付け孔7に、ボール循環チューブ8を挿入するだけで、その抜け方向への移動を阻止することができる。したがって、上記従来のボールねじで例示したようなチューブ押さえを不要とすることができる。
Next, the action and effect of this ball screw will be described.
As described above, the
そして、この抜け止め手段50は、ボール循環チューブ8側に向けて開口する装入穴10がボール循環チューブ8の取付け孔7の内壁面に形成されており、この装入穴10に、ボール循環チューブ8に対し押圧力を付与するように当接する球20が装入されているので、ボール循環チューブ8の取付けに際し、上記従来のボールねじで例示したようなねじ締め作業も不要とすることができる。
The retaining means 50 has an
さらに、このボールねじ1によれば、球20は、取付け孔7の内壁面よりボール循環チューブ8側に突出し、ボール循環チューブ8には、この突出した球20と嵌まり合う凹部60が形成されているので、両者が嵌まり合うことで、ボール循環チューブ8の抜け方向への移動をより好適に阻止することができる。
また、このボールねじ1によれば、装入穴10の底部は、貫通孔に対して埋栓40を固定することによって形成しているので、底部を有する有底穴として構成することが容易である。
Furthermore, according to the
Moreover, according to this
次に、本発明に係るボールねじの第二実施形態について説明する。なお、この第二実施形態は、上記第一実施形態に対し、下記説明する構成が異なる点を除き、他の構成は同様であるため、異なる点について説明し、上記第一実施形態と同様の構成については同一符号を附しその説明を適宜省略する。
この第二実施形態は、図4に示すように、ナット76の軸方向に沿って貫通するボール戻し通路79を備えており、このボール戻し通路79とボール軌道路とを連通させるボール循環通路78aを内部に有する循環こま78をボール循環部材として備えたボールねじ71の例である。そして、この第二の実施形態では、抜け止め手段51の装入穴11が、上記第一実施形態に対し異なっている。
このボールねじ71では、装入穴11は、底部を一体に有する有底穴として形成されており、同図に示すように、ボール戻し通路79の加工工程を利用して、ボール戻し通路79の軸線CLと装入穴11の軸線ALとが同一軸線上になっている。
Next, a second embodiment of the ball screw according to the present invention will be described. The second embodiment is the same as the first embodiment except that the configuration described below is different from the first embodiment except for the other configurations. The same reference numerals are given to the configurations, and the description thereof is omitted as appropriate.
As shown in FIG. 4, the second embodiment includes a
In this
この第二の実施形態でのボールねじ71によれば、装入穴11をボール戻し通路79の加工工程を利用して加工しているので、装入穴11を一工程で同時に加工することができる。また、上述した埋栓40等で底部を設けずに、底部を有する有底穴を形成しているので、上記第一実施形態に対し部品点数を少なくして、抜け止め手段51をより簡単に構成することができる。したがって、この第二の実施形態でのボールねじ71によれば、少なくとも一方の抜け止め手段51の加工コストや組み立て工数を上記第一実施形態に対しより少なくすることができる。なお、この抜け止め手段51の他の作用・効果については上記第一実施形態と同様である。
According to the
ここで、上記第二実施形態で例示した循環こま78は、これを一対で用いて上述の無限循環路を好適に構成することができる。また、上記各実施形態では、抜け止め手段は2個一組の取付け孔毎の構成を同様とし、その一箇所について説明したが、取付け孔毎の抜け止め手段の構成は相互に異ならせてもよい。そこで、以下、循環こま78を一対で用いて無限循環路を構成するとともに、その取付け孔毎の抜け止め手段の構成を相互に異ならせた例を第三実施形態として説明する。なお、上記各実施形態と同様の構成については同一符号を附しその説明は適宜省略する。 Here, the circulation tops 78 illustrated in the second embodiment can be suitably configured by using the pair of the tops 78 as described above. Further, in each of the above embodiments, the retaining means has the same structure for each set of two mounting holes, and one of the positions has been described. However, the structure of the retaining means for each mounting hole may be different from each other. Good. Therefore, an example in which an endless circulation path is configured using a pair of circulation tops 78 and the configuration of the retaining means for each mounting hole is different from each other will be described as a third embodiment. In addition, about the structure similar to said each embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted suitably.
この第三実施形態は、図5に示すように、ナット76の軸方向に所定の距離を隔てて装着される一対の循環こま78を有している。これら一対の循環こま78は、相互に周方向で所定の角度(例えば90°)捻れた位置に装着され、ボール戻し通路79とボール軌道路とを連通させて無限循環路を構成可能になっている。
ここで、この第三実施形態でのボールねじ71では、一方の循環こま78(同図での左側)を固定するための装入穴11、および他方の循環こま78(同図での右側)を固定するための装入穴12は、共に、ボール戻し通路79の加工工程を利用して形成されている。つまり、同図に示すように、ボール戻し通路79の軸線CL、装入穴11の軸線AL、および装入穴12の軸線BLは、いずれも同一軸線上に形成されている。
As shown in FIG. 5, the third embodiment has a pair of circulation tops 78 that are mounted at a predetermined distance in the axial direction of the
Here, in the
そして、この一対の循環こま78は、その取付け孔毎の抜け止め手段の構成は相互に異なるものを採用している。すなわち、一方の循環こま78に対しては、有底穴として形成された装入穴11の底部と球20との間に円筒コイルばね30を介装することで抜け止め手段51が構成されており、この抜け止め手段51によって、一方の循環こま78の抜け方向への移動が阻止されるようになっている。
The pair of circulating tops 78 employs different retaining means for each mounting hole. That is, with respect to one circulating
また、他方の循環こま78に対しては、貫通穴として形成された装入穴12の内壁にタップ加工が施され、この装入穴12に、球20、円筒コイルばね30および止めねじ41をこの順に挿入することで抜け止め手段54が構成されている。これにより、止めねじ41を締め込むことによって循環こま78の抜け方向への移動が阻止されるようになっている。
For the other circulating top 78, the inner wall of the
この第三の実施形態でのボールねじ71によれば、複数の抜け止め手段を個別に形成する場合に比べて、装入穴11および装入穴12は、ボール戻し通路79の加工工程を利用して一工程で同時に加工できるので、複数の抜け止め手段51および抜け止め手段54をより簡単に形成することができる。また、加工コストや組み立て工数をより少なくすることができる。また、抜け止め手段54については、止めねじ41の締め込み量によって循環こま78の抜け方向への移動を阻止する力を調整することができる。
According to the
以上説明したように、上記各実施形態のボールねじによれば、ボール循環部材の取付けに際し、チューブ押さえを不要とし、ねじ締め作業を不要とし得るボールねじを提供することができる。
なお、本発明に係るボールねじは、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記第一実施形態では、装入穴10の底部を埋栓40で形成し、その形成した底部と球20との間に円筒コイルばね30を介装した例で説明したが、これに限定されず、例えば図6にその変形例を示すように、円筒コイルばね30を介装しない構成としてもよい。この場合には、当接部材である球20自体の弾性変形によりボール循環チューブ8に対し押圧力を付与するので、抜け止め手段の構成を単純にすることができる。
As described above, according to the ball screw of each of the above embodiments, it is possible to provide a ball screw that does not require a tube presser and does not require a screw tightening operation when the ball circulation member is attached.
In addition, the ball screw which concerns on this invention is not limited to said each embodiment, A various deformation | transformation is possible unless it deviates from the meaning of this invention.
For example, in the first embodiment, the bottom portion of the
また、装入穴10の底部を埋栓40に替えて、第三実施形態同様に、装入穴12内壁にタップ加工を施し、止めねじ41で底部を構成するようにしてもよい。この場合には、抜け止め手段52は、第三実施形態同様、止めねじ41の締め込み量によってボール循環チューブ8の抜け方向への移動を阻止する力を調整することができる。
また、上記各実施形態では、当接部材を球で構成した例で説明したが、これに限定されず、例えば図7にその変形例を示すように、当接部材をピン21で構成してもよい。さらに、同図に示すように、ピン21を、ボール循環チューブ8側の径を細径21bとし、反対の側をそれより大きい径21aとした段付きピンとし、装入穴13をその段差をもつ各径に対応した段付き穴で構成してもよい。このような構成であれば、ボール循環チューブ8側へのピン21の脱落を好適に防止することができる。
Further, the bottom portion of the
Further, in each of the above embodiments, the example in which the contact member is configured as a sphere has been described. However, the present invention is not limited to this. For example, as illustrated in FIG. Also good. Further, as shown in the figure, the
また、上記各実施形態では、各ボール循環部材に、ボール循環部材側に突出した当接部材と嵌まり合う凹部60を有する例で説明したが、この凹部60についても、例えば図8ないし図9にその変形例を示すように、円柱状の窪み(図8参照)や、円錐台状の窪み(図9参照)で形成してもよい。また、図10に変形例を示すように、凹球面の窪み内に、周方向に等間隔(同図の例では4箇所)に配置された小突起60aを設ける等、この凹部も種々の形状とすることができる。
Further, in each of the above embodiments, each ball circulation member has been described as having an
さらにまた、上記各実施形態ないし変形例では、抜け止め手段50、51、52、53、54等として、装入穴は、底部を有する有底穴となるように形成し、この装入穴に装入されてボール循環部材に対し押圧力を付与するように当接する当接部材を備えた例、あるいは、これに更に、この当接部材と前記装入穴の底部との間に介装される弾性部材を備えた例を示して説明したが、これに限定されず、例えば、装入穴を、その内壁にタップ加工を施した貫通孔とし、この装入穴内に当接部材として、内部に空隙を有する止めねじと、その止めねじの空隙内に設けられた弾性部材と、前記空隙内に設けられ且つ当該弾性部材に押圧されて当該止めねじ外部に向けて突出する球体等を一体に有する、いわゆるボールプランジャを装入した構成によって抜け止め手段とすることができる。 Furthermore, in each of the above-described embodiments and modifications, the insertion hole is formed as a bottomed hole having a bottom portion as the retaining means 50, 51, 52, 53, 54, etc. An example provided with an abutting member that is inserted and abuts so as to apply a pressing force to the ball circulation member, or is further interposed between the abutting member and the bottom of the insertion hole. However, the present invention is not limited to this. For example, the insertion hole is a through-hole whose inner wall is tapped, and the inside of the insertion hole is a contact member. A set screw having a gap in the gap, an elastic member provided in the gap of the set screw, and a sphere or the like provided in the gap and pressed toward the outside of the set screw by being pressed by the elastic member. With a so-called ball plunger. Stop can be a means missing Te.
1、71 ボールねじ
2 ボール転動溝
3 ねじ軸
4 負荷ボール転動溝
5 ボール
6、76 ナット
7 取付け孔
7a (取付け孔の)内壁面
8 ボール循環チューブ(ボール循環部材)
9 据え付け面
10、11、12、13 装入穴
20 球(当接部材)
21 ピン(当接部材)
30 円筒コイルばね(弾性部材)
40 埋栓
41 止めねじ
50、51、52、53、54 抜け止め手段
60 凹部
78 循環こま(ボール循環部材)
79 ボール戻し通路
DESCRIPTION OF
9 Mounting
21 pin (contact member)
30 Cylindrical coil spring (elastic member)
40 Embedding 41
79 Ball return passage
Claims (9)
前記取付け孔は、前記ボール循環部材の抜け方向への移動を阻止する抜け止め手段を有し、
前記抜け止め手段は、前記取付け孔の内壁面に形成されて前記ボール循環部材側に向けて開口する装入穴と、該装入穴に装入されて前記ボール循環部材に対し押圧力を付与するように当接する当接部材と、を備えて構成されていることを特徴とするボールねじ。 A screw shaft having a spiral ball rolling groove on the outer peripheral surface, a nut having a load ball rolling groove facing the ball rolling groove on the inner peripheral surface, the ball rolling groove and the load ball rolling groove, A plurality of balls that roll on a ball raceway constituted by the ball, a ball circulation member that forms an infinite circulation path through which the balls circulate, and the ball raceway, and the nut that can be fitted into the ball circulation member A ball screw provided with a mounting hole provided in
The mounting hole has a retaining means for preventing movement of the ball circulation member in the withdrawal direction,
The retaining means is formed on the inner wall surface of the mounting hole and opens toward the ball circulation member, and is inserted into the insertion hole to apply a pressing force to the ball circulation member. A ball screw comprising: an abutting member that abuts so as to make contact.
前記抜け止め手段は、前記当接部材と前記装入穴の底部との間に介装される弾性部材を更に備え、
前記弾性部材は、その弾性変形による押圧力を前記当接部材を介して前記ボール循環部材に付与するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ。 The charging hole is a bottomed hole having a bottom,
The retaining means further comprises an elastic member interposed between the contact member and the bottom of the insertion hole,
The ball screw according to claim 1, wherein the elastic member is configured to apply a pressing force due to elastic deformation to the ball circulation member via the contact member.
前記ボール循環部材は、当該突出した当接部材と嵌まり合う凹部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のボールねじ。 The contact member projects from the inner wall surface of the mounting hole to the ball circulation member side,
The ball screw according to any one of claims 1 to 4, wherein the ball circulation member has a recess that fits into the protruding contact member.
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