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JP2008090348A - 商用車の運行管理装置とこれを用いた運行管理システム - Google Patents

商用車の運行管理装置とこれを用いた運行管理システム Download PDF

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JP2008090348A
JP2008090348A JP2006267079A JP2006267079A JP2008090348A JP 2008090348 A JP2008090348 A JP 2008090348A JP 2006267079 A JP2006267079 A JP 2006267079A JP 2006267079 A JP2006267079 A JP 2006267079A JP 2008090348 A JP2008090348 A JP 2008090348A
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Takashi Komasa
貴士 小正
Yukio Fujisawa
幸男 藤澤
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Abstract

【課題】走行モード設定の自動変更と、アラーム等の安全運転管理の判定閾値の自動切換えを図った運行管理装置と運行管理システムを提供する。
【解決手段】車両の運行データを、車両の走行モードに応じて安全運転管理評価の運転履歴として記録媒体に記録する商用車の運行管理装置であって、高速道路に設置されたETC5,9の路側アンテナ11,13との間で情報を送受信するETC車載器と、一般道路39走行時及び高速道路3走行時に於ける安全運転管理の判定閾値を記憶する車載器17と、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段とからなり、車載器は、ETC車載器の入口情報と出口情報を基に車両の走行モード設定を一般道路走行モードと高速道路走行モードに自動変更し、記憶媒体に走行モードの自動変更を記録すると共に、各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった情報を記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トラック等の商用車の運行を管理する運行管理装置と、これを用いた商用車の運行管理システムに関する。
近年、商用車の業務記録の運行管理にOAネットワーク技術を導入し、運行管理者がデータ通信によって得た運行データを利用して車両の運行を管理する運行管理システムが導入され、実用に供されている(特許文献1参照)。
この運行管理システムは、運行データを記録するメモリカード(記憶媒体)を備えた車載器を車両に搭載し、業務記録の内容や車両の走行データ等の運行データをメモリカードに時系列的に記録し、帰社後、管理事務所内のコンピュータにて運行データを出力することによって、乗務員が一日の業務記録を報告することができるようにしたものである。
また、車載器は、携帯電話回線等の無線伝送路を介してサーバーとデータ通信が可能で、運行管理者は、サーバーが入力した運行データを基にリアルタイムで車両の管理や業務管理を行うことができ、更に出力された運行データは、乗務員に経済的な運転を実施させるため、また、安全運転推進の一環として、運行状況の適正管理をするための運転履歴に利用されている。
更に、この運行管理システムは、車載器に設けられた警報装置にて、乗務員が不適正な運転(例えば、不経済な運転や危険な運転)をした際にアラームを発生させるように構成されており、例えばエンジン回転数や車両加速度に対して所定の判定閾値を設定し、この判定閾値を越えるとアラームを発生させるようにしている。
そして、高速道路走行は一般道路走行に比べ高速で運転されることから、適正な運転に対する条件が異なるため、車載器に接続した入力端末で乗務員が高速道路の利用開始と利用終了を入力して、車載器を高速道走行モードと一般道走行モードとに切り換えられるようにしている。そして、高速道走行モードと一般道走行モード用に設定した判定閾値にて乗務員の運転を評価し、乗務員が不適正な運転をした際にアラームを発生させたり、運行データを業務後の安全運転管理評価の運転履歴として活用している。
また、入力端末の操作による高速道路の利用開始と利用終了は、乗務員が支払った高速道路利用代金の精算を行う際にも、重要な情報となっている。
特開2005−55987号公報
しかし乍ら、乗務員にとって、高速道路の利用開始と利用終了の度に入力端末を操作することは煩わしく、高速道路の入口や出口での事故回避のために運転に集中して入力端末の操作を忘れてしまうこともあった。
また、昨今のETCの普及により高速道路の料金所で停車しなくなったこともあって、入力端末の操作を忘れてしまうことがあった。
そして、斯様に端末操作を忘れてしまうと、乗務員の不適正な運転に対してアラームを発生させたり、運行データを安全運転管理評価の運転履歴として活用することができなくなってしまう不具合があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、商用車の高速道路と一般道路に於ける走行モード設定の自動変更と、アラーム等の安全運転管理の判定閾値の自動切換えを図った商用車の運行管理装置と、これを用いた運行管理システムを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、車両の運行データを、車両の走行モードに応じて安全運転管理評価の運転履歴として記録媒体に記録する商用車の運行管理装置であって、高速道路に設置されたETCの路側アンテナとの間で入口情報と出口情報を送受信するETC車載器と、一般道路走行時に於ける安全運転管理の判定閾値と、高速道路走行時に於ける安全運転管理の判定閾値を記憶する車載器と、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段とからなり、前記車載器は、ETC車載器の入口情報と出口情報を基に、車両の走行モード設定を一般道路走行モードと高速道路走行モードに自動変更し、前記記憶媒体に走行モードの自動変更を記録すると共に、各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、記憶媒体に少なくとも前記判定閾値以上になった情報を記録することを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の商用車の運行管理装置に於て、車両の走行モードの設定を手動で一般道路走行モードと高速道路走行モードとに変更する変更手段を備え、前記記憶媒体に走行モードの設定変更を記録することを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の商用車の運行管理装置に於て、前記車載器とサーバーとの間でデータ通信可能な無線伝送路を備え、走行モードの設定変更と車両の運行データ,前記判定閾値以上になった情報が、当該無線伝送路を介して車載器からサーバーに送信されることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の商用車の運行管理装置に於て、前記車載器は測位システムを備え、車両の位置情報が前記記憶媒体に記録されると共に、前記無線伝送路を介してサーバーに送信されることを特徴とし、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の商用車の運行管理装置に於て、前記車載器は警報手段を備え、各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、当該警報手段が乗務員に警報を発することを特徴とする。
更に、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の商用車の運行管理装置に於て、前記判定閾値は、サーバーと通信網を介して接続される運行管理者の端末から設定変更可能であることを特徴とする。
一方、請求項7に係る発明は、車両の運行データを、車両の走行モードに応じ安全運転管理評価の運転履歴として記録媒体に記録する商用車の運行管理システムであって、高速道路に設置されたETCの路側アンテナとの間で入口情報と出口情報を送受信するETC車載器と、一般道路走行時に於ける安全運転管理の判定閾値と、高速道路走行時に於ける安全運転管理の判定閾値を記憶する車載器と、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、車載器とサーバーとの間でデータ通信可能な無線伝送路とを備え、前記車載器は、ETC車載器の入口情報と出口情報を基に、車両の走行モード設定を一般道路走行モードと高速道路走行モードに自動変更し、各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、前記無線伝送路を介して少なくとも前記判定閾値以上になった情報を含む情報をサーバーに送信することを特徴とする。
そして、請求項8に係る発明は、請求項7に記載の商用車の運行管理システムに於て、車両の走行モードの設定を手動で一般道路走行モードと高速道路走行モードとに変更する変更手段を備え、走行モードの設定変更が、前記無線伝送路を介してサーバーに送信されることを特徴とし、請求項9に係る発明は、請求項7または請求項8に記載の商用車の運行管理システムに於て、前記車載器は測位システムを備え、車両の位置情報が、前記無線伝送路を介してサーバーに送信されることを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の商用車の運行管理システムに於て、前記車載器は警報手段を備え、各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、当該警報手段が乗務員に警報を発することを特徴とし、請求項11に係る発明は、請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の商用車の運行管理システムに於て、前記判定閾値は、サーバーと通信網を介して接続される運行管理者の端末から設定変更可能であることを特徴とする。
更に、請求項12に係る発明は、請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の商用車の運行管理システムに於て、前記車載器は記録媒体を備え、各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、前記記憶媒体に前記判定閾値以上になった情報を記録することを特徴とする。
各請求項に係る発明によれば、ETC車載器からの入口情報と出口情報を基に、商用車の走行モードを自動的に一般道路走行モードと高速道路走行モードとに自動変更させると共に、これに応じて安全運転管理の判定閾値を自動的に切り換えるようにして、この走行モードの自動変更を記憶媒体に記録させるようにしたので、運行中の乗務員による入力端末の操作が不要となって、安全性が向上すると共に、記憶媒体に記録された運行履歴から高速道路の通行料金の管理が可能となる利点を有する。
そして、請求項3及び請求項7に係る発明によれば、運行管理者が商用車の(乗務員)の作業状態の進捗管理をリアルタイムに正確に実施することができる利点を有する。
また、請求項6,11に係る発明によれば、判定閾値を端末から通信網を介して運行管理者が変更できるため、安全運転の推進を図ることができると共に、乗務員の安全運転管理と評価を適確に行える利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は請求項1,請求項3乃至請求項6の一実施形態に係る商用車の運行管理装置を用いた請求項7乃至請求項12の一実施形態に係る運行管理システムの全体構成図、図2は運行管理システムのブロック図を示し、図1に於て、1は高速道路3の入口料金所に設置された入口ETC(ノンストップ自動料金収受システム;Electronic Toll Cllection System)5の入口ゲート、7は高速道路3の出口料金所に設置された出口ETC9の出口ゲートで、入口ゲート1と出口ゲート7に、夫々、路側アンテナ11,13が設置されている。
また、図1中、15は図2の車載器17を搭載したトラック(商用車)で、車載器17は、GPS衛星19からの電波をGPSアンテナ21で受信してトラック15の現在位置を検出するGPS受信部(GPS受信機)23と、ECU(コントロールユニット)25,通信インターフェース部27,スピーカ29を備え、車載器17のカードスロット(図示せず)にメモリカード(記憶媒体)31が着脱自在に挿入されている。
更にトラック15には、走行時の車速や加速度を計測する車速センサ33と加速度センサ(図示せず)、そして、ETC車載器35が装着されており、ETC車載器35は、ETCゲート1を通過する際に路側アンテナ11から入口情報を無線で受信し、また、ETCゲート7を通過する際に路側アンテナ13との間で入口情報を送信すると共に料金情報(出口情報)を受信して、これらの情報をECU25に入力するようになっている。
そして、ECU25は、トラック15の走行開始に伴い、GPS受信部9によるトラック15の位置情報と時間をメモリカード31に記録すると共に、これらをセンタ31側に送信する。そして、以後、走行中の運行データ、即ち、GPS受信部23の位置情報と時間及び車速センサ33,加速度センサ等の検出値を入力して、その時のECU25(トラック15)の走行モード下でこれらをメモリカード31に時系列的に記録していくと共に、この運行データを、定期的(例えば、10分間隔毎)に通信インターフェース部27を介してセンタ37側に送信するようになっており、ECU25は「一般道路走行モード」に初期設定されている。
従って、図1に示すようにトラック15が一般道路39を走行しているとき、ECU25は、この一般道路走行モードに於て、既述したように運行データをメモリカード31に時系列的に記録していくと共に、通信インターフェース部27を介してセンタ37側に送信する。
而して、センタ37側では、トラック15から送信された運行データが、通信インターフェース部40を介してサーバー41に時系列的に入力されて記録されるようになっており、従来と同様、メモリカード31やサーバー41に記録されたこれらの一般道路走行モード下での運行データは、運行状況の適正管理をするための運転履歴として活用される。
尚、トラック15とセンタ37間は、一例としてパケット通信網(無線伝送路)で接続されており、本実施形態の運行管理システムを利用するトラック15の運行管理者(例えば、運送業者)は、センタ37と予め利用契約を結ぶことでセンタ37にトラック15の車両情報が登録され、トラック15毎に車両の識別データが付与されている。
このため、ECU25は、トラック15の運行データをサーバー41(センタ37)側に送信する際に、トラック15自身の識別データを同時にサーバー41側に送信するようになっている。
そして、図1に示すように一般道路39を走行していたトラック15が高速道路3の入口料金所のETCゲート1を通過すると、ETC車載器35は路側アンテナ11から入口情報を受信してこれをECU25に送信するが、入口情報を入力したECU25は、初期設定された「一般道路走行モード」から「高速道路走行モード」に走行モードが自動的に切り換わるようになっている。そして、ECU25は、高速道路3の入口を通過した情報として、走行モードが「一般道路走行モード」から「高速道路走行モード」に切り換わった旨をサーバー41(センタ37)側に送信するようになっている。
また、高速道路3を走行していたトラック15が高速道路3の出口料金所のETCゲート7を通過すると、ETC車載器35は、ETCゲート7に設置された路側アンテナ13との間で入口情報を送信すると共に料金情報(出口情報)を受信してこれらの情報をECU25に入力し、この情報を入力したECU25は、「高速道路走行モード」から「一般道路走行モード」に走行モードが自動的に切り換わるようになっている。そして、同様にECU25は、高速道路3の出口を通過した情報として、走行モードが「高速道路走行モード」から「一般道路走行モード」に切り換わった旨をサーバー41(センタ37)側に送信するようになっている。
そして、ECU25は、高速道路3の走行時に於ても、走行中のトラック15の運行データ、即ち、GPS受信部23の位置情報と時間及び車速センサ33,加速度センサ等の検出値を入力して、これらを高速道路走行モード下での運行データとしてメモリカード31に時系列的に記録していくと共に、この運行データを定期的(例えば、10分間隔毎)にセンタ37側に送信してサーバー41に記録させるようになっており、従来と同様、メモリカード31やサーバー41に記録されたこれらの高速道路走行モード下での運行データも、運行状況の適正管理をするための運転履歴として活用される。
更に、本実施形態に係る運行管理とこれを用いた運行管理システムは、安全運転推進の一環として、車載器17に、走行モード(一般道路走行モードと高速道路走行モード)に応じて、車速に対する所定の判定閾値(安全運転管理の判定閾値)が次のように設定されている。
一般道路走行モード;10秒以上連続して、車速60kmを超えて走行した場合
高速道路走行モード;10秒以上連続して、車速80kmを超えて走行した場合
そして、ECU25は、各走行モード下に於て、前記速度センサ33の検出値とタイマの計時値がこれらの判定閾値に該当したとき、速度超過違反として前記スピーカ29から、例えば、
「速度オーバーです。減速してください。」
の音声メッセージ(アラーム)を発生させて、メモリカード31に判定閾値以上になった情報を記録すると共に、判定閾値以上になった情報をセンタ37側に送信してサーバー41がこれを記録するようになっている。
このように、本実施形態は、ETC車載器35からの入口情報と出口情報を基に、ECU25(トラック15)の走行モードを自動的に「一般道路走行モード」と「高速道路走行モード」とに自動変更させると共に、これに応じて車速に対する所定の判定閾値(安全運転管理の判定閾値)を自動的に切り換えることを特徴としている。
また、図示するようにサーバー41と運行管理者の事務所の端末43はインターネット(通信網)で接続されており、運行管理者は、事務所でトラック15の運行データ(位置情報や速度等の走行データ)や判定閾値以上になった情報等を端末43によってリアルタイムで知ることができるようになっている。
更に、車載器17に記憶させた前記判定閾値は、運行管理者が端末43からインターネット,無線伝送路を介して設定変更できるようになっている。
そして、乗務員が作業を終えて事務所に戻り、車載器17からメモリカード31を取り出してこれをセンタ37で解析し端末43で出力することで、一日の業務記録を報告することができるようになっており、車載器17からメモリカード31が取り出されると、本実施形態の運行管理システムが終了するようになっている。
尚、ETCが設置されていない高速道路や、ETCレーンが混雑したり閉鎖されていてETCを利用できない場合を考慮して、既述した実施形態の構成に加え、ECU25(トラック15)の走行モードを「一般道路走行モード」と「高速道路走行モード」とに手動で切り換える入力端末を備えて、高速道路の利用開始と利用終了の際に、この入力端末の入力キーの操作で走行モードを切り換えて、走行モードの変更をメモリカード31に記録し、センタ37側に送信してサーバー41に記録させるようにしてもよい。
本実施形態はこのように構成されており、次に、運行管理装置を用いた運行管理システムの動作を図3乃至図5のフローチャートを基に説明する。
先ず、本実施形態に係る運行管理システムを利用する運行管理者は、センタ37と予め利用契約を結び、センタ37にトラック15の車両情報を登録すると共に、トラック15の識別データを付与してもらう。
そして、メモリカード31を車載器17にセットしてトラック15が一般道路39の走行を開始すると(ステップS1)、ECU25は、GPS受信部9によるトラック15の位置情報と時間,トラック15の識別データをメモリカード31に記録すると共に(ステップS2)、これらをセンタ31側に送信してサーバー41が記録する(ステップS3)。
以後、ECU25は、走行中の運行データ、即ち、トラック15の位置情報と時間及び車速センサ33,加速度センサ等の検出値を入力して、これらを一般道路走行モードでの運行データとしてメモリカード31に時系列的に記録すると共に(ステップS4)、この運行データを定期的(例えば、10分間隔毎)に通信インターフェース部27を介してセンタ37側に送信し、サーバー41がこれを記録する(ステップS5)。
そして、この一般道路走行モードでの走行中、ECU25は速度センサ33の検出値とタイマの計時値を基に、これらの検出結果が車速に対する安全運転管理の判定閾値として設定された
一般道路走行モード;10秒以上連続して、車速60kmを超えて走行した場合
と一致したか否かを常時監視している(ステップS6)。そして、ステップS6に於て、速度センサ33の検出値とタイマの計時値がこれらの判定閾値に該当したと判定したとき、速度超過違反として前記スピーカ29から、
「速度オーバーです。減速してください。」
の音声メッセージを発生(アラーム発信)させて(ステップS7)、メモリカード31に判定閾値以上になった情報を記録すると共に(ステップS8)、判定閾値以上になった情報をセンタ37側に送信してサーバー41がこれを記録する(ステップS9)。
この後、ステップS10で車載器17からメモリカード31が取り出されたと判定すると、本実施形態の運行管理システムが終了する。
一方、ステップS11に於て、トラック15が高速道路3の入口料金所の入口ゲート1を通過したか否かが判定され、未だ一般道路走行の場合、ステップS4〜11のルーチンが繰り返される。
そして、図1に示すように一般道路39を走行していたトラック15が高速道路3の入口料金所の入口ゲート1を通過したとステップS11で判定されると、ECU25は初期設定された「一般道路走行モード」から「高速道路走行モード」に自動的に切り換わって(ステップS12)、メモリカード31に走行モードの自動変更と位置情報,時間を記録すると共に(ステップS13)、高速道路3の入口を通過した情報として、走行モードが「一般道路走行モード」から「高速道路走行モード」に切り換わった旨をセンタ37側に送信して、サーバー41が走行モードの自動変更と位置情報,時間を記録する(ステップS14)。
以後、ECU25は、走行中の運行データ、即ち、トラック15の位置情報と時間及び車速センサ33,加速度センサ等の検出値を入力して、これらを高速道路走行モードでの運行データとしてメモリカード31に時系列的に記録すると共に(ステップS15)、この運行データを定期的(例えば、10分間隔毎)に通信インターフェース部27を介してセンタ37側に送信し、サーバー41がこれを記録する(ステップS16)。
そして、この高速道路走行モードでの走行に於ても、ECU25は速度センサ33の検出値とタイマの計時値を基に、これらの検出結果が車速に対する判定閾値(安全運転管理の判定閾値)として設定された
高速道路走行モード;10秒以上連続して、車速80kmを超えて走行した場合
と一致したか否かを常時監視する(ステップS17)。そして、ステップS17に於て、速度センサ33の検出値とタイマの計時値がこれらの判定閾値に該当したと判定したとき、速度超過違反としてスピーカ29から、
「速度オーバーです。減速してください。」
の音声メッセージを発生させて(ステップS18)、メモリカード31に判定閾値以上になった情報を記録すると共に(ステップS19)、判定閾値以上になった情報をセンタ37側に送信してサーバー41がこれを記録する(ステップS20)。
この後、ステップS21で車載器17からメモリカード31が取り出されたと判定すると、本実施形態の運行管理システムが終了する。
一方、ステップS22で、トラック15が高速道路3の出口料金所の出口ゲート7を通過したか否かが判定され、未だ高速道路走行の場合、ステップS15〜20のルーチンが繰り返される。
そして、図1に示すように高速道路3を走行していたトラック15が高速道路3の出口料金所の出口ゲート7を通過すると(ステップS22)、ECU25は「高速道路走行モード」から「一般道路走行モード」に自動的に切り換わって(ステップS23)、メモリカード31に走行モードの自動変更と位置情報,時間を記録すると共に(ステップS24)、高速道路3の出口を通過した情報として、走行モードが「高速道路走行モード」から「一般道路走行モード」に切り換わった旨をセンタ37側に送信してサーバー41が走行モードの自動変更と位置情報,時間を記録する(ステップS25)。
以後、ステップS4に戻って、上述の如きルーチンが繰り返されることとなる。
そして、前記判定閾値は、運行管理者が端末43からインターネット,無線伝送路を介して設定変更でき、乗務員が作業を終えて事務所に戻り、車載器17からメモリカード31を取り出すと(ステップS10)、運行管理システムが終了する。
このように、本実施形態は、ETC車載器35からの入口情報と出口情報を基に、ECU25(トラック15)の走行モードを自動的に「一般道路走行モード」と「高速道路走行モード」とに自動変更させると共に、これに応じて車速に対する所定の安全運転管理の判定閾値を自動的に切り換えるようにして、この走行モードの自動変更と時刻,以後の運行データをメモリカード31に記録すると共に、センタ37側に送信してサーバー41にこれを記録させるようにしたので、運行管理者が、トラック15(乗務員)の作業状態の進捗管理をリアルタイムに正確に実施することができる利点を有する。
また、入口ECUと出口ECUの通過によって走行モードが自動変更するため、運行中の乗務員による入力端末の操作が不要となって、安全性が向上すると共に、メモリカード31に記録された運行履歴から高速道路3の通行料金の管理も可能である。
更にまた、判定閾値を端末43からインターネット,パケット通信網を介して設定変更できるため、安全運転の推進を図ることができると共に、乗務員の安全運転管理と評価を適確に行える利点を有する。
尚、上述した実施形態では測位システムにGPSを用いたが、測位システムはこれらに限定されず、また、トラック15とサーバー41(センタ37)との間をパケット通信網で接続したが、他の無線伝送路を用いてもよいことは勿論である。
そして、既述したように、ETCが設置されていない高速道路や、ETCレーンが混雑したり閉鎖されていてETCを利用できない場合を考慮して、既述した実施形態の構成に加え、ECU25(トラック15)の走行モードを「一般道路走行モード」と「高速道路走行モード」とに手動で切り換える入力端末を備えて、高速道路の利用開始と利用終了の際に、この入力端末の入力キーの操作で走行モードを切り換えて、走行モードの変更をメモリカード31に記録し、センタ37側に送信してサーバー41に記録させるようにしてもよい。
請求項1,請求項3乃至請求項6の一実施形態に係る商用車の運行管理装置を用いた請求項7乃至請求項12の一実施形態に係る運行管理システムの全体構成図である。 請求項7乃至請求項12の一実施形態に係る運行管理システムのブロック図である。 運行管理システムの動作を説明するフローチャートである。 運行管理システムの動作を説明するフローチャートである。 運行管理システムの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 入口ゲート
3 高速道路
5 入口ETC
7 出口ゲート
9 出口ETC
11,13 路側アンテナ
15 トラック
17 車載器
19 GPS衛星
23 GPS受信部
25 ECU
27,40 通信インターフェース部
29 スピーカ
31 メモリカード
33 車速センサ
35 ETC車載器
37 センタ
39 一般道路
41 サーバー
43 端末

Claims (12)

  1. 車両の運行データを、車両の走行モードに応じて安全運転管理評価の運転履歴として記録媒体に記録する商用車の運行管理装置であって、
    高速道路に設置されたETCの路側アンテナとの間で入口情報と出口情報を送受信するETC車載器と、
    一般道路走行時に於ける安全運転管理の判定閾値と、高速道路走行時に於ける安全運転管理の判定閾値を記憶する車載器と、
    車両の走行状態を検出する走行状態検出手段とからなり、
    前記車載器は、ETC車載器の入口情報と出口情報を基に、車両の走行モード設定を一般道路走行モードと高速道路走行モードに自動変更し、前記記憶媒体に走行モードの自動変更を記録すると共に、
    各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、記憶媒体に少なくとも前記判定閾値以上になった情報を記録することを特徴とする商用車の運行管理装置。
  2. 車両の走行モードの設定を手動で一般道路走行モードと高速道路走行モードとに変更する変更手段を備え、前記記憶媒体に走行モードの設定変更を記録することを特徴とする請求項1に記載の商用車の運行管理装置。
  3. 前記車載器とサーバーとの間でデータ通信可能な無線伝送路を備え、走行モードの設定変更と車両の運行データ,前記判定閾値以上になった情報が、当該無線伝送路を介して車載器からサーバーに送信されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の商用車の運行管理装置。
  4. 前記車載器は測位システムを備え、車両の位置情報が前記記憶媒体に記録されると共に、前記無線伝送路を介してサーバーに送信されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の商用車の運行管理装置。
  5. 前記車載器は警報手段を備え、各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、当該警報手段が乗務員に警報を発することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の商用車の運行管理装置。
  6. 前記判定閾値は、サーバーと通信網を介して接続される運行管理者の端末から設定変更可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の商用車の運行管理装置。
  7. 車両の運行データを、車両の走行モードに応じ安全運転管理評価の運転履歴として記録媒体に記録する商用車の運行管理システムであって、
    高速道路に設置されたETCの路側アンテナとの間で入口情報と出口情報を送受信するETC車載器と、
    一般道路走行時に於ける安全運転管理の判定閾値と、高速道路走行時に於ける安全運転管理の判定閾値を記憶する車載器と、
    車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
    車載器とサーバーとの間でデータ通信可能な無線伝送路とを備え、
    前記車載器は、ETC車載器の入口情報と出口情報を基に、車両の走行モード設定を一般道路走行モードと高速道路走行モードに自動変更し、各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、前記無線伝送路を介して少なくとも前記判定閾値以上になった情報を含む情報をサーバーに送信することを特徴とする商用車の運行管理システム。
  8. 車両の走行モードの設定を手動で一般道路走行モードと高速道路走行モードとに変更する変更手段を備え、走行モードの設定変更が、前記無線伝送路を介してサーバーに送信されることを特徴とする請求項7に記載の商用車の運行管理システム。
  9. 前記車載器は測位システムを備え、車両の位置情報が、前記無線伝送路を介してサーバーに送信されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の商用車の運行管理システム。
  10. 前記車載器は警報手段を備え、各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、当該警報手段が乗務員に警報を発することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の商用車の運行管理システム。
  11. 前記判定閾値は、サーバーと通信網を介して接続される運行管理者の端末から設定変更可能であることを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の商用車の運行管理システム。
  12. 前記車載器は記録媒体を備え、各走行モードに於て、前記走行状態検出手段が検出した結果が各走行モードに於ける前記判定閾値以上になった場合、前記記憶媒体に前記判定閾値以上になった情報を記録することを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の商用車の運行管理システム。
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