JP2008078087A - 車両用前照灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のすれ違い配光にLEDを光源として使用する車両用前照灯においては、走行配光用の光源としてはメタルハライド放電管、ハロゲン電球などを使用するものが多く、切換時に灯色の変化を生じるなどして、違和感を与えるものとなっていた。
【解決手段】本発明により、LEDを光源とする複数の灯具ユニットで構成される車両用前照灯であり、これら複数の灯具ユニットはプロジェクタ型の灯具ユニットを主体とするものであり、灯具ユニットは、一方が固定の遮光板によりロービーム専用の配光形状を形成する第一の灯具ユニット2と、遮光板が可動とされており、ロービーム用の配光形状と、ハイビーム用の配光形状とを切換え可能とした第二の灯具ユニット3との2種類の組合わせで構成されている車両用前照灯1としたことで課題を解決する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明により、LEDを光源とする複数の灯具ユニットで構成される車両用前照灯であり、これら複数の灯具ユニットはプロジェクタ型の灯具ユニットを主体とするものであり、灯具ユニットは、一方が固定の遮光板によりロービーム専用の配光形状を形成する第一の灯具ユニット2と、遮光板が可動とされており、ロービーム用の配光形状と、ハイビーム用の配光形状とを切換え可能とした第二の灯具ユニット3との2種類の組合わせで構成されている車両用前照灯1としたことで課題を解決する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ヘッドライト、フォッグライトなど照明用の車両用灯具に関するものであり、詳細には、すれ違い配光用の点灯に加えて、走行用配光の灯具を点灯して走行用配光としたときに、例えば一方がハロゲン電球で他方がメタルハライド放電灯など光源の灯色の相違により、運転者、対向車などに違和感を生じさせることを防止しようと図るものである。
従来のこの種の前照灯90の構成としては図6に示すようなものがあり、すれ違い用配光を得るための第1の灯具ユニット80はプロジェクタ型として形成され、光源としては、青色発光のLEDの周囲を黄色発光の蛍光体で覆った、所謂、白色発光LED81が採用されている。
また、走行用配光用である第2の灯具ユニット70は、回転放物面として形成された反射面71の焦点にメタルハライド放電灯、または、ハロゲンバルブ72が設置された構成とされている。尚、第1の灯具ユニット80側においては、1個の灯具ユニットでは規定の明るさを満足させることができないのが現状であるので、要求される明るさが得られるように複数個が採用されている。
これに対して、第2の灯具ユニット70側においては、充分な光量が得られるものであるので1個の灯具が採用されている。このように構成したことで、白色発光LED81からの光も、メタルハライド放電灯72からの光も、共に色温度が高い白色光であるので、両灯具80、70を同時の点灯したときにも統一感を持たせることができるとされている。
特開2005−141917号公報
しかしながら、前記した従来の構成の前照灯90においては、第2の灯具ユニット70に採用されている光源がメタルハライド放電灯72であり、直射的な光を生じているのに対して、第1の灯具ユニット80に採用されている光源は、蛍光体で覆われたLEDであり、前記した蛍光体によりやや拡散的な光を生じるものとなっている。
また、第1の灯具ユニット80からの光の色と、第2の灯具ユニット70からの灯具の色とは性質上異なり、両灯具ユニット80、70からの光に完全な統一感が得られないという問題点を生じ、この点の解決が課題とされていた。
また、メタルハライド放電灯の寿命は約7000時間程度であるのに対し、LEDは実質的に無限と考えて良く、そのために、メタルハライド放電灯を光源とする第2の灯具ユニット70の側には光源の交換機構を設けることが必須となり、構成が煩雑化するという問題点も生じている。
本発明は前記した従来の課題を解決するための具体的な手段として、LEDを光源とする複数の灯具ユニットで構成される車両用前照灯であって、これら複数の灯具ユニットは光源からの光をリフレクタで反射、集光させ、該反射光を前記リフレクタの前方に設けた投影レンズを介して前方へ照射する構成とされたプロジェクタ型の灯具ユニットを主体とするものであり、前記灯具ユニットは、一方が固定の遮光板によりロービーム専用の配光形状を形成する第一の灯具ユニットと、遮光板が可動とされており、ロービーム用の配光形状と、ハイビーム用の配光形状とを切換え可能とした第二の灯具ユニットとの2種類の組合わせで構成されていることを特徴とする車両用前照灯を提供することで、課題を解決するものである。
本発明により、ロービーム専用の配光形状を形成する第一の灯具ユニットと、遮光板が可動とされており、ロービーム用の配光形状と、ハイビーム用の配光形状とを切換え可能とした第2の灯具ユニットとの2種類共に、青色発光LEDと黄色発光蛍光体とを組合わせた光線を採用したことで、両灯具ユニットから発せられる光の色を同一とすると共に、光の性質も同一として、完全な統一感が得られるものとして課題を解決するものであり、更には光源の交換機構を省略できるなどの利点も生じる。
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1に符号1で示すものは、本発明に係る車両用前照灯であり、この車両用前照灯1は、第1の灯具ユニット2の4個と、第2の灯具ユニット3の4個で構成されている例で示してあるが、本発明においては灯具ユニット2、3に使用する数を限定するものではなく、また、灯具ユニット2、3それぞれの使用する割合も限定するものではない。
図2は、本発明の要旨である第2の灯具ユニット3を示すものであり、この第2の灯具ユニット3は基本的には楕円系反射面31と、可動シェード32と、投影レンズ33とを使用したプロジェクタ型として形成されているが、前記楕円系反射面31は投影レンズ33により多くの光を入射させるために、適宜に上向きとして設定されている。
また、前記可動シェード32は、ソレノイド34により前方方向に傾くようにされ、傾きを生じたときには、投影レンズ33で投射後には上向きとなる光をより多く投影レンズ33に入射させるものとされていて、これにより、すれ違い配光から走行配光へ切換えが行われるものとなっている。
尚、図中に符号35で示すものはLEDであり、上記にも説明したように青色発光のLEDチップを、黄色発光の蛍光体(図示せず)で覆い、点灯時にはLED35からの青色と、蛍光体からの黄色との混合色で白色が得られるものである。また、符号36で示すものはヒートシンクであり、点灯時のLED35の発熱を冷却するために設けられている。
図3は第1の灯具ユニット2を示すものであり、この第1の灯具ユニット2においては、楕円系反射面21は略上半部のみが水平に設けられ、これにより、LED25も上向きに取付けられている。そして、投射レンズの焦点には水平ミラーが設けられているので、よって、前記楕円系反射面21からの反射光は投影レンズ23に達した後も水平から下向きの範囲に投射されるものとなり、LED25の点灯時には常時にすれ違い配光を投影する形成する公知の構成のものである。
それぞれの前記灯具ユニット2、3が上記の説明のように形成された、本発明の車両用灯具1は、第2の灯具ユニット3のソレノイド34が駆動されていないときには、8個の灯具ユニット2、3の全てからからすれ違い配光が投射されるものとなる。このときに、灯具ユニット2、3は全て光源としてLED25、35を使用しているので光の色も、拡散の度合いも全く同じであり、観視者などに違和感を生じさせることはない。
そして、第2の灯具ユニット3のソレノイド34が駆動されると、第2の灯具3からの上向き光の量が増え、遠方の照射が行われて走行配光が得られるものとなる。このときにも、光の色、拡散の度合いは全く変わることはなく、すれ違い配光としたときにも、従来例の2種類の光源を使用したもののように観視者に違和感を生じさせることはない。
図4に示すものは、本発明の第二実施例を示す正面図であり、この第二実施例では可動シェード32が設けられた側、即ち、第2の灯具ユニット3の投影レンズ33の口径を大きく形成してある。尚、このときに、楕円系反射面31、或いは、LED35(図2参照)を同時に大型化しても良いものである。このようにすることで、当然に第2の灯具ユニット3からの光量が増加し、遠方確認を容易にするという走行配光の目的が一層確実に達成できるものとなる。
図5に示すものは、本発明に係る車両用前照灯1の第三実施例であり、2種類の灯具ユニット2、3はそれぞれにレンズ23、33の口径を変えてある。このようにすることで、走行配光としたときの遠方視認性は若干低下するものとなるが、すれ違い配光と走行配光とを切換えたときの配光形状の変化が著しくなり、運転者に明快な切換感を提供できるものとなる。
1…車両用前照灯
2…第1の灯具ユニット
21…楕円系反射面
23…投影レンズ
25…LED
3…第2の灯具ユニット
31…楕円系反射面
32…可動シェード
33…投影レンズ
34…ソレノイド
35…LED
36…ヒートシンク
2…第1の灯具ユニット
21…楕円系反射面
23…投影レンズ
25…LED
3…第2の灯具ユニット
31…楕円系反射面
32…可動シェード
33…投影レンズ
34…ソレノイド
35…LED
36…ヒートシンク
Claims (4)
- LEDを光源とする複数の灯具ユニットで構成される車両用前照灯であって、これら複数の灯具ユニットは光源からの光をリフレクタで反射、集光させ、該反射光を前記リフレクタの前方に設けた投影レンズを介して前方へ照射する構成とされたプロジェクタ型の灯具ユニットを主体とするものであり、前記灯具ユニットは、一方が固定の遮光板によりロービーム専用の配光形状を形成する第一の灯具ユニットと、遮光板が可動とされており、ロービーム用の配光形状と、ハイビーム用の配光形状とを切換え可能とした第二の灯具ユニットとの2種類の組合わせで構成されていることを特徴とする車両用前照灯。
- ロービーム用の前記第一の灯具ユニットと、ロービーム用とハイビーム用とを切換え可能とする前記第2の灯具ユニットとでは、第2の灯具ユニット側の光量が大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
- 第1の灯具ユニットと、第2の灯具ユニットとの少なくとも一方の灯具ユニットの側においては、前記投影レンズに異なる口径のものが採用されていることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の車両用前照灯。
- 前記第一の灯具ユニット、および/または、第2の灯具ユニットの一部には回転放物面系の反射面とした第3の灯具ユニットが混在されていることを特徴とする請求項1〜請求項3記載の車両用前照灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006259104A JP2008078087A (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 車両用前照灯 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006259104A JP2008078087A (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 車両用前照灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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-
2006
- 2006-09-25 JP JP2006259104A patent/JP2008078087A/ja active Pending
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