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JP2008077402A - 画像処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム、記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム、記憶媒体 Download PDF

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JP2008077402A JP2006255980A JP2006255980A JP2008077402A JP 2008077402 A JP2008077402 A JP 2008077402A JP 2006255980 A JP2006255980 A JP 2006255980A JP 2006255980 A JP2006255980 A JP 2006255980A JP 2008077402 A JP2008077402 A JP 2008077402A
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Abstract

【課題】記録媒体を効率的、かつ、撮影後のデータ種別を容易とするために、複数の論理パーティションのクラスタサイズに応じて、格納するべき画像データの種別を設定可能とする。また、記録媒体をフォーマットして、係るパーティション構成を提供可能とする。
【解決手段】上記課題を解決するための一の発明は、撮像した画像を着脱可能な記録媒体に格納する画像処理装置であって、前記記録媒体における論理パーティションの数を判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段により、複数の論理パーティションが存在すると判定された場合に、各論理パーティションのクラスタサイズを取得するクラスタサイズ取得手段と、前記クラスタサイズに基づいて、前記複数の論理パーティションのそれぞれに格納すべき画像の種別を設定する設定手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム、記憶媒体に関する。
近年、デジタルカメラで使用されるメモリカードの記録容量は巨大になり、多数の画像データを記録できるようになってきている。そのような状況でメモリカードに対して、撮影後、所望の画像データの検索や、画像データの仕分けなどを行うと、多数の画像データを扱うため、処理に時間がかかり、画像データ管理に負荷がかかってしまう。そのため、多数の画像データを扱う際にも画像データの管理を容易に行うことが求められている。
また、デジタルカメラにおいては、静止画データを撮影する静止画モードだけでなく、動画データも撮影することができるような動画モードが用意されている。動画データは、デジタルカメラの技術進歩に伴い、長時間の撮影が可能であったり、高精細な動画が記録できるようになるなど、静止画データに比べ、データサイズは増大する一方である。そのような巨大なサイズである動画データと動画データに比べると小さなサイズの静止画データという、2種類の性質の異なるデータを効率的にメモリカードに記録することもまた重要な課題である。
このメモリカードの効率的な利用という課題に対して、データを保存するにあたり、複数のクラスタサイズを持たせることにより解決する方法が提案されている(特許文献1を参照)。この提案方法を、Windows(登録商標)系PCで一般的なFATファイルシステムを例に、図1を参照して以下で説明する。
図1には、それぞれクラスタサイズがC1、C2、C3(C1<C2<C3)と異なるサイズでデータを保存した場合のデータの配置状態とそれに対応するFATの状況を簡略的に示している。
例えば、図1(a)において、ファイル1はデータ領域におけるデータ配置102を見ると、クラスタ0とクラスタ1に跨って配置されているのが分かる。そのとき、FAT101では、クラスタ0の次はクラスタ1になるため、FAT101のクラスタ0のエントリに"1"が書き込まれる。次に、クラスタ1でファイルは終了していることから、FAT101のクラスタ1のエントリには、最終クラスタを示す"0xFFFF" が書き込まれている。以上のようにFAT101にはデータ領域におけるデータの配置状況がリスト状態に表現されている。
クラスタサイズの大きさによる違いについて説明する。図1(a)と図1(b)を比較すると、クラスタサイズC1(103)とクラスタサイズC2(106)とでは、クラスタサイズC2(106)の方が小さい。このようにデータ領域のサイズが同じであっても、クラスタサイズの小さい図1(b)のデータ配置105の方が、データを保存していない空き領域が少なく、余計に多くのファイルを保存することができているのが分かる。
しかし、一方で図1(a)は、図1(b)に比べて空き領域は多いが、FAT101の領域は、FAT104に比べて小さく済んでいることが分かる。これは、図1(c)を参照するとさらに顕著である。クラスタサイズが大きければ、FATの領域は小さい領域で収まり、データの管理領域であるFATを小さくし、データ領域を多く確保したい場合には、有効であるといえる。
つまり、データが大きなファイルに対しては、大きなクラスタサイズを使用して管理領域を減らし、効率的にデータ領域を利用することができる。また、管理領域が小さいと、ファイルを保存する際に管理領域への書き込み回数を減らすことができるので、ファイルの保存時間短縮も行える。さらに、サイズの小さなファイルに対しては、小さなクラスタサイズを使用し、無駄な空き領域を減らしてデータ領域をより有効に利用することができる。
特開2000-357112号
上記のことを踏まえて、特許文献1では、格納するデータサイズに応じて、クラスタサイズを変更できるように1つのパーティションで複数のクラスタサイズが設定できるようなファイルシステムを提案している。しかし、1つのパーティション内で複数のクラスタサイズが設定されるようなファイルシステムは一般的ではなく、他のFATなどの一般的なファイルシステムとの互換性が全くないため、使用状況が限られてしまう。また、このシステムを利用するためには、それに対応したファイルシステムドライバを組み込む必要があり、簡単に利用することができない。
そこで本発明では、記録媒体を効率的、かつ、撮影後のデータ種別を容易とするために、複数の論理パーティションのクラスタサイズに応じて、格納するべき画像データの種別を設定可能とすることを目的とする。また、記録媒体をフォーマットして、係るパーティション構成を提供可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するための一の発明は、
撮像した画像を着脱可能な記録媒体に格納する画像処理装置であって、
前記記録媒体における論理パーティションの数を判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段により、複数の論理パーティションが存在すると判定された場合に、各論理パーティションのクラスタサイズを取得するクラスタサイズ取得手段と、
前記クラスタサイズに基づいて、前記複数の論理パーティションのそれぞれに格納すべき画像の種別を設定する設定手段と
を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するための他の発明は、
撮像した画像を着脱可能な記録媒体に格納する画像処理装置であって、
前記記録媒体をフォーマットする際の、論理パーティション数を決定する決定手段と、
前記論理パーティション数が複数と決定された場合に、該複数の論理パーティションの各クラスタサイズを互いに異なるように設定するクラスタサイズ設定手段と、
前記論理パーティション数と前記各クラスタサイズとに基づいて、前記記録媒体をフォーマットするフォーマット手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体を効率的、かつ、撮影後のデータ種別を容易とするために、複数の論理パーティションのクラスタサイズに応じて、格納するべき画像データの種別を設定することができる。また、記録媒体をフォーマットして、係るパーティション構成を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図2は、本発明の実施形態の構成を示す図である。図2において、100は、本実施形態に対応する画像処理装置である。画像処理装置100は、例えばデジタルカメラとして実施することができる。また、画像撮影機能を有するパーソナルコンピュータや携帯電話、PDA等としても実現することができる。
10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。18は撮像素子14、 A/D変換器16、 D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生部であり、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。
20は画像処理部であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御部22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理部20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。システム制御部50は、得られた演算結果に基づいて露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。
さらに、画像処理部20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御部であり、A/D変換器16、タイミング発生部18、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長部32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理部20、メモリ制御部22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御部50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記録量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長部であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御部であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部、46はバリアである保護部102の動作を制御するバリア制御部である。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理部20によって演算した演算結果に基づき、システム制御部50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御部、52はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部である。この表示部54は、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示がある。また、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、等がある。表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60、62、64、66、68及び70は、システム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作部の具体的な説明を行う。60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、以下の一連の処理の動作開始が指示される。当該一連の処理には、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御部22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像処理が含まれる。また、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長部32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理も含まれる。
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
68はクイックレビューON/OFFスイッチで、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。なお、本実施形態では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定をする機能を備えるものとする。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタンを含む。また、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等を更に含む。
80は電源制御部で、電池検出部、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ部等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。電源制御部80はまた、検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。90はメモリカード等の外部記録媒体とデータの送受信を行うカードコントローラである。91はメモリカード等の外部記録媒体とのインタフェース、92はメモリカード等の外部記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92に外部記録媒体200が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェースやコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
さらに、インタフェース91、そしてコネクタ92をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合を考える。この場合、各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。なお、各種通信カードには、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等が含まれる。
102は、画像処理装置100のレンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護部である。104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。200はメモリカード等の外部記録媒体である。
以上が画像処理装置100の全体のシステム構成である。
次に、図3を参照して、本実施形態で記録媒体200の論理パーティション(以下、単にパーティションとも言う。)の構成を説明する。
記録媒体200内に、論理パーティションを構成するには、記録媒体200の先頭に位置するMBRセクタ301にパーティションテーブル302を作成する必要がある。パーティションテーブル302には、最大4つのエントリ(302a〜302d)を登録することができる。このエントリがそれぞれ対応するパーティションの情報を示している。
図3(a)のように記録媒体200を1つのパーティションで使用する場合、パーティションテーブル302のエントリ1(302a)のみが有効となっており、その他のパーティションのエントリ302bから302dは、0クリアされている。各エントリのメンバーには、ブートインジケータ307、開始CHS(シリンダ、ヘッド、セクタ)308、終了CHS309、システムインジケータ310、パーティションの開始セクタ311、パーティションのサイズ312が含まれる。
パーティションにFATファイルシステムが構成されている場合は、開始セクタ位置311には、ブートセクタ303が配置されている。ブートセクタ303は、そのパーティション中のFAT304のサイズやクラスタ305のサイズなどの管理情報から構成されており、ブートセクタ303を解析することでそのパーティション内の構成を取得することができる。
また、図3(b)のように、パーティションテーブル302の4つのエントリ302aから302dのすべてが有効となっている場合、パーティションは、それぞれが独立している。そこで、各パーティションにおいてクラスタ305のサイズを異ならせるなどしてファイルシステムを構成することも可能である。
以上のような複数のパーティションを有する記録媒体200を画像処理装置100で利用する場合、撮影された画像データをどのパーティションに保存するか設定するデータ保存先パーティション設定部の処理について、図4を参照して説明する。該データ保存先パーティション設定部は、システム制御部50と通信可能に画像処理装置100内に設けることができる。或いは、該システム制御部50がメモリ52に格納されている処理プログラムを実行することによって、該データ保存先パーティション設定部として機能してもよく、以下ではこの場合について説明する。
本実施形態では、説明を簡略化するため、画像処理装置100は、撮影モードとして、静止画撮影モードと、動画撮影モードの2種類のみを持つものとして説明を行う。
画像処理装置100に記録媒体200を接続し、起動すると、データ保存先パーティション設定部は、記録媒体200の論理パーティション状態を取得するため、ステップS401において、先頭セクタであるMBR301の読み込みを行う。ステップS402では、パーティションテーブル302のエントリi(i=1,2,3,4)を処理対象として、ステップS403でパーティションエントリiが0クリアされず、有効であるかを判定する。もし、有効でない場合は(ステップS403において「NO」)、次のエントリに進む。一方、有効であれば(ステップS403において「YES」)、ステップS404に移行する。ステップS404では、パーティションエントリから開始セクタ311を取得し、パーティションのブートセクタ303を読み込む。ステップS405では、ブートセクタ303の解析を行い、クラスタサイズCiを取得する。
すべてのエントリを調べ終えた後、ステップS406において、有効なパーティションが存在したか否かを判定する。もし、すべてが無効なエントリであれば(ステップS406において「NO」)、ステップS407でエラーを通知し、処理を終了する。一方、有効なものがあれば(ステップS406において「YES」)、ステップS408に移行する。ステップS408では、有効なパーティションの数を判定する。もし、1つのみの場合には(ステップS408において「1」)、ステップS411に移行する。ステップS411では、その有効なパーティションを動画用、静止画用ともに保存するパーティションとして設定し、ステップS413において該パーティションの設定情報をメモリ30に保存する。
一方、有効なパーティションが複数存在する場合には(ステップS408において「複数」)、ステップS409に移行する。ステップS409では、取得したクラスタサイズの中で最も大きなクラスタサイズCjを有するパーティションjを動画保存用パーティションに設定する。これにより、画像データサイズの巨大な動画データをクラスタサイズが大きなパーティションに保存することが可能となり、効率的に保存することができる。
続いて、ステップS410では、クラスタサイズCjに次ぐクラスタサイズCkを有するパーティションkを静止画保存用パーティションに設定する。
続くステップS412では、設定したパーティションに空きがあるか否かを判定する。もし空きがなく、画像データが保存できない場合は(ステップS412において「YES」)、ステップS406に戻って処理を繰り返す。これにより、該パーティションを除いた他の有効なパーティションに対して、再度、保存先パーティションを設定しなおすことができる。一方、空きがあり、画像データを保存できる場合は(ステップS412において「NO」)、ステップS413に移行して、パーティションの設定情報をメモリ30に保存して処理を終了する。
このように、パーティションテーブルに基づき各パーティションのブートセクタを解析しクラスタサイズを取得することで、撮影モードごとの画像データ保存先パーティションをクラスタサイズに応じて設定することができる。
パーティション設定情報は、システム制御部50の作業領域としても使用されるメモリ30に格納され、新たに撮影が行われて生成された画像データを記録媒体200に格納する場合に、格納先のパーティションを決定するために参照される。
これにより、複数のパーティションにおいて、異なるクラスタサイズが設定されていれば、より大きなクラスタサイズを有するパーティションに対してデータサイズの大きな動画データを割り当て、格納することができる。また、それより小さいクラスタサイズを有するパーティションについては、静止画データを割り当て、格納することができる。よって、データ領域における無駄な空き領域を減らしてデータ領域をより有効に活用することができる。
上記本実施形態では、簡単のために2種類の撮影モードを例にあげた。しかし、同じ動画撮影モードであっても、撮影時のフレームレート、圧縮率、或いは、画像サイズの違いで、高精細な動画データが撮影可能な高品質撮影モードと、低品質の低品質撮影モードとが存在する。この場合、データサイズの大きくなる高品質モードの動画データについては、最大のクラスタサイズをもつパーティションに割り当てることができる。また、データサイズが相対的に小さくなる低品質撮影モードの動画データについては、それより小さいクラスタサイズのパーティションに割り当てることができる。このようにして、同じ動画撮影モードでも割り当てるパーティションを区別してデータ領域の有効活用を図ることができる。静止画についても同様である。
撮影されたデータの種別、即ち、動画、静止画の別、或いは、同じ動画、静止画であっても、撮影品質の違いにより結果として生成される画像データのサイズに違いがある場合には、割り当てるパーティションを区別することが好ましい。この場合も、該種別に応じて撮影された画像データに想定されるデータサイズの大きなものから、クラスタサイズの大きなパーティションを割り当てていけば、どれだけ撮影モードが増えても対応することができる。
なお、例外として、設定されたパーティションが一杯となってしまった場合は、他のパーティションに保存先を変更することで撮影チャンスを逃さないようにすることができる。その際は、メモリ30に格納されている設定情報も変更される。
このようにして、種別に応じたパーティションにおいて画像データを格納することにより、撮影後の画像データの管理も容易となる。また、パーティションを利用することはWindow系PCでは一般的なことであり、画像データを保存した記録媒体も、デジタルカメラ以外のPCなどでも利用できるため、互換性が維持される。
[第2の実施形態]
第1の実施形態においては、データ保存先パーティション設定部は、起動時にMBR301を読み込んでパーティションテーブル302を取得し、各パーティションのブートセクタ303を解析し、クラスタサイズを取得している。そして、その上で保存先のパーティションを設定していた。
これに対し本実施形態では、第1の実施形態のようにすべてのパーティションを解析せずに、画像処理装置100によって、電源OFF時に、前回使用時の保存先設定を「保存先パーティション設定ファイル」として所定の格納先に保存しておく。これにより、必要な情報を迅速に取得することができる。
本実施形態では、保存先パーティション設定ファイルの格納先として、パーティション1のルートディレクトリを利用する。また、撮影モードは、第1の実施形態と同様に、簡単のために動画モードと、静止画モードの2種類とする。
本実施形態における処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
図5において、まずステップS501では、パーティションテーブル302を取得するためにMBR301を読み込む。本実施形態では上述のように保存先パーティション設定ファイルをパーティション1に格納しているので、ステップS502では、パーティション1が有効であるか否かを、パーティション1のエントリ302aの内容に基づいて判定する。もし、有効であれば(ステップS502において「YES」)、ステップS503に移行する。ステップS503では、エントリ302aの開始セクタ311に従ってパーティション1のブートセクタ303を取得し、その情報の解析を行う。
ステップS504では、ブートセクタ303の情報に基づき、パーティション1において保存先パーティション設定ファイルが存在するか否かを判定する。もし、保存先パーティション設定ファイルが存在する場合には(ステップS504において「YES」、ステップS505に移行する。ステップS505では、保存先パーティション設定ファイルを読み込む。そして、ステップS506において、保存先パーティション設定ファイルの記載情報に基づいて、動画モードと静止画モードにおいて取得されるデータの保存先パーティションを設定する。設定結果は、パーティションの設定情報としてメモリ30に保存される。
保存先パーティションの内容としては、撮影モードごとに、パーティション番号が明記してあってもよい。あるいは、すべてのパーティションのクラスタサイズを記しておき、第1の実施形態と同様にして、該クラスタサイズに基づき撮影モード毎の保存先パーティションを設定してもよい。
以上において、パーティション1が有効でない場合(ステップS502において「NO」)、及び、保存先パーティション設定ファイルが存在しない場合(ステップS504において「NO」)は、ステップS507に移行する。ステップS507では、他に有効なパーティションが存在するか否かを判定する。もし、存在する場合には(ステップS507において「YES」)、ステップS508に移行する。一方、存在しない場合には(ステップS507において「NO」)、ステップS510でエラーを通知し、処理を終了する。
ステップS508では、有効と判定されたパーティションのクラスタサイズを取得し、クラスタサイズに応じて、各撮影モードに応じた保存先パーティションを設定する。設定結果は、パーティションの設定情報としてメモリ30に保存される。この処理は、第1の実施形態におけるステップS407以降の処理と同様である。続くステップS509では、設定した保存先パーティションの情報を、保存先パーティション設定ファイルとして、パーティション1のルートディレクトリに格納する。これにより、次回以降は、当該ファイルを参照することで保存先パーティションを効率的に設定することができる。
以上のように、本実施形態によれば、パーティションの設定情報を、保存先パーティション設定ファイルとして記録媒体200内に保持しておき、再利用可能とすることで、データの種別に応じた効率的なパーティションの設定が可能となる。
[第3の実施形態]
上述の第1及び第2の実施形態では、記録媒体200が複数のパーティションを有する際の画像処理装置100の処理を説明した。これに対し本実施形態では、画像処理装置100において、異なるクラスタサイズを有する複数のパーティションを有するように記録媒体200のフォーマットを行うフォーマット処理について、図6を参照して説明する。
図6は、本実施形態に対応する、本発明の画像処理装置100での記録媒体200のフォーマット処理の一例を示すフローチャートである。
この処理では、ユーザから受け付けた指示に応じて、単一パーティションで構成されていた記録媒体200を、複数の撮影モードに応じたクラスタサイズを有する複数のパーティションで構成するようにフォーマットすることができる。また、パーティションごとに撮影モードに適したフォーマットを行うことも可能であり、更には、全体として1つのパーティションに再構成することもできる。
図6では、まずステップS601において、フォーマット対象の記録媒体200が、既に複数の論理パーティションを有しているか否かを判定する。もし、複数存在する場合には(ステップS601において「複数」)、ステップS602に移行する。
ステップS602では、パーティション毎のフォーマットを行うか、あるいは、1つのパーティションにまとめるかの判定を、ユーザからの入力に基づいて決定する。このとき、例えば、画像処理装置100の表示部54に選択画面を表示し、操作部70を利用して選択を受け付けることができる。ここでもし、パーティション毎のフォーマットが選択された場合には(ステップS602において「個別」)、ステップS603に移行する。一方、1パーティションにまとめるフォーマットが選択された場合には(ステップS602において「1」)、ステップS609に移行する。
ステップS603では、フォーマットするパーティションの選択をユーザから受け付ける。ここでも、例えば、画像処理装置100の表示部54に選択画面を表示し、操作部70を利用して選択を受け付けることができる。
続くステップS604では、選択されたパーティションを動画保存用パーティションにするか、あるいは、静止画保存用パーティションにするかの選択を、ユーザから更に受け付ける。ここでも、例えば、画像処理装置100の表示部54に選択画面を表示し、操作部70を利用して選択を受け付けることができる。
もし、ユーザから動画保存用パーティションが選択された場合は(ステップS604において「動画」)、ステップS605に移行する。一方、静止画保存用パーティションが選択された場合には(ステップS604において「静止画」)、ステップS606に移行する。
ステップS605では、選択されたパーティションのクラスタサイズをNとし、ステップS606では、該クラスタサイズをMとして設定する。このとき、N及びMは任意のデータサイズを設定することができるが、NはMより大きい値を有していなければならない。N、Mの値については、予め定められたデータサイズを割り当てても良いし、或いは設定パターンを用意しておき、画像処理装置100の表示部54に選択画面を表示し、操作部70を利用して、ユーザにいずれかのパターンを選択させてもよい。
このようにしてクラスタサイズをN>Mとすることで、動画保存用は大きなサイズを効率よく保存することができ、静止画保存用は、小さなサイズを効率よく保存することができる。また、撮影モードがさらに多い場合は、例えば、選択肢として、高速保存用(クラスタサイズN)、中速保存用(クラスタサイズM)、低速保存用(クラスタサイズL) (ここでN>M>L)を用意して選択させても良い。このようにすれば、撮影モードが増えた場合も、選択肢は大幅に増やさないように工夫することができる。
続くステップS607では、選択されたクラスタサイズにおいて、選択されたパーティションのフォーマットを行い、フォーマット処理を完了する。
また、ステップS601において、1つしか存在しないと判定された場合(ステップS601において「1」)、ステップS608に移行する。ステップS608では、複数パーティションを作成するか、あるいは、1つのパーティションのままフォーマットを行うかを選択させる。ここでも、例えば、画像処理装置100の表示部54に選択画面を表示し、操作部70を利用して選択を受け付けることができる。
もし、ユーザが1つのパーティションを選択した場合は(ステップS608において「1」)、ステップS609に移行する。一方、複数のパーティションを作成するフォーマット処理を選択した場合には(ステップS608において「複数」)、ステップS612に移行する。
1つのパーティションでフォーマットを行うとユーザが選択された場合(ステップS602及びS608において「1」)、ステップS609では、表示部54にて警告表示を行う。これは、このフォーマット処理により全てのデータが消えてしまうので、その旨を通知するためである。その後、ステップS610では、パーティションを実際に実行するか否かを、ユーザからの入力に基づいて判定する。ここでは、例えば、画像処理装置100の表示部54に確認画面を表示し、操作部70を利用して確認操作を受け付けることができる。もし、フォーマットの実行が選択された場合には(ステップS610において「YES」)、ステップS611に移行する。一方、フォーマットの実行がキャンセルされた場合には(ステップS610において「NO」)、処理を終了する。ステップS611では、記録媒体200を1つのパーティションにフォーマットする処理を行って、本処理を終了する。
次に、ステップS612以降の処理について説明する。ステップS612では、撮影モードごとにパーティションに設定するクラスタサイズを決定する。ここでは、動画保存用パーティションを1番目とし、そのクラスタサイズとしてNを設定する。2番目のパーティションには、そのクラスタサイズとしてM(N>M)を設定し、静止画保存用パーティションとする。
なお、撮影モードが3以上の場合であっても、必ずしも全ての撮影モードに対応するクラスタサイズを用意したり、パーティション数を作成したりする必要はない。例えば、撮影モードで撮影される画像データごとに3区分や4区分に分類し、該分類毎のパーティションを作成しても良い。
続くステップS613では、各パーティションのサイズを設定する。
例えば、このサイズの設定方法として、あらかじめ画像処理装置100のメモリ52に、記録媒体200の容量に基づくパーティションサイズのテーブルを記憶しておき、該テーブルに基づいて決定しても良い。パーティションサイズは、容量を均等に割り当てても良いし、動画用のパーティションにを静止画用のパーティションよりも大きなサイズを割り当てても良い。また、ユーザ毎の設定情報を不揮発性メモリ56に格納しておき、該設定情報に基づいて決定することもできる。この設定情報では、例えば、あるユーザについて動画用6割、静止画用4割とし、別のユーザでは、動画を主に使用するため、動画8割、静止画2割とすることができる。これらの割り当ては、ユーザからの設定入力に基づいて決定することができるので、ユーザが自分の使用状況に応じてパーティションのサイズを決定することができる。
各パーティションのクラスタサイズとパーティションサイズとが決定した後、ステップS614において、複数のパーティションが構成されるようフォーマットを実行する。
以上により、画像処理装置100により記録媒体200を、クラスタサイズの異なる複数のパーティションを有する構成でフォーマットすることができる。また、ユーザの利用状況に対応したフォーマットを行えるので、使用環境が改善され、画像管理が容易となる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムに供給し、そのシステムがプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現し、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれる。
さらに、以下の形態で実現しても構わない。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行って、前述した機能が実現される場合も含まれる。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
クラスタサイズとFATのサイズの関係を説明するための図である。 本発明の実施形態に対応する画像処理装置の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する論理パーティションの構成を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に対応する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に対応する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に対応する処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10:撮影レンズ
12:シャッター
14:撮像素子
16:A/D変換器
18:タイミング発生部
20:画像処理部
22:メモリ制御部
24:画像表示メモリ
26:D/A変換器
28:画像表示部
30:メモリ
32:画像圧縮・伸長部
40:露光制御部
42:測距制御部
44:ズーム制御部
46:バリア制御部
48:フラッシュ
50:システム制御部
52:メモリ
54:表示部
56:不揮発性メモリ
60:モードダイアルスイッチ
62:シャッタースイッチSW1
64:シャッタースイッチSW2
66:画像表示ON/OFFスイッチ
68:クイックレビューON/OFFスイッチ
70:操作部
80:電源制御部
82:コネクタ
84:コネクタ
86:電源部
90:カードコントローラ
91:インタフェース
92:コネクタ
98:記録媒体着脱検知部
100:画像処理装置
102:保護部
104:光学ファインダ
200:外部記録媒体

Claims (20)

  1. 撮像手段により撮像した画像を着脱可能な記録媒体に格納する画像処理装置であって、
    前記記録媒体における論理パーティションの数を判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により、複数の論理パーティションが存在すると判定された場合に、各論理パーティションのクラスタサイズを取得するクラスタサイズ取得手段と、
    前記クラスタサイズに基づいて、前記複数の論理パーティションのそれぞれに格納すべき画像の種別を設定する設定手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記設定手段は、より大きなクラスタサイズを有する論理パーティションに格納すべき画像の種別として、撮像して得られる画像データのサイズがより大きくなる種別を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像の種別には、動画像、静止画像、高品質撮影モードにおいて撮影された画像、低品質撮影モードにおいて撮影された画像の少なくともいずれかが含まれ、
    前記動画像は前記静止画像よりも、前記撮像して得られる画像データのサイズがより大きくなり、
    前記高品質撮影モードにおいて撮影された画像は、前記低品質撮影モードにおいて撮影された画像よりも、前記撮像して得られる画像データのサイズがより大きくなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像の種別には、動画像と静止画像とが含まれ、
    前記設定手段は、第1のクラスタサイズを有する第1の論理パーティションに格納すべき画像の種別として前記動画像を設定し、
    前記第1のクラスタサイズよりも小さい第2のクラスタサイズを有する第2の論理パーティションに格納すべき画像の種別として前記静止画を設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記設定手段による設定結果に関する情報を、前記記録媒体に書き込む書込手段と、
    前記記録媒体における前記設定結果に関する情報の有無を判定する第2の判定手段と
    を更に備え、
    前記第2の判定手段により、前記設定結果に関する情報が存在すると判定された場合に、前記設定手段は、前記設定ファイルの内容に従って前記設定を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記設定手段における設定結果に従い、前記撮像した画像を、該画像の前記種別に応じて、対応する論理パーティションに書き込む書き込み制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 撮像した画像を着脱可能な記録媒体に格納する画像処理装置であって、
    前記記録媒体をフォーマットする際の、論理パーティション数を決定する決定手段と、
    前記論理パーティション数が複数と決定された場合に、該複数の論理パーティションの各クラスタサイズを互いに異なるように設定するクラスタサイズ設定手段と、
    前記論理パーティション数と前記各クラスタサイズとに基づいて、前記記録媒体をフォーマットするフォーマット手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記クラスタサイズ設定手段は、前記記録媒体に格納される画像の種別に応じたクラスタサイズを設定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像の種別には、動画像と静止画像とが含まれ、
    前記クラスタサイズ設定手段は、
    前記動画像のための第1の論理パーティションについて第1のクラスタサイズを設定し、
    前記静止画像のための第2の論理パーティションについて前記第1のクラスタサイズよりも小さい第2のクラスタサイズを設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 撮像した画像を着脱可能な記録媒体に格納する画像処理装置の制御方法であって、
    前記記録媒体における論理パーティションの数を判定する第1の判定工程と、
    前記第1の判定工程において、複数の論理パーティションが存在すると判定された場合に、各論理パーティションのクラスタサイズを取得するクラスタサイズ取得工程と、
    前記クラスタサイズに基づいて、前記複数の論理パーティションのそれぞれに格納すべき画像の種別を設定する設定工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  11. 前記設定工程では、より大きなクラスタサイズを有する論理パーティションに格納すべき画像の種別として、撮像して得られる画像データのサイズがより大きくなる種別を設定することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置の制御方法。
  12. 前記画像の種別には、動画像、静止画像、高品質撮影モードにおいて撮影された画像、低品質撮影モードにおいて撮影された画像の少なくともいずれかが含まれ、
    前記動画像は前記静止画像よりも、前記撮像して得られる画像データのサイズがより大きくなり、
    前記高品質撮影モードにおいて撮影された画像は、前記低品質撮影モードにおいて撮影された画像よりも、前記撮像して得られる画像データのサイズがより大きくなる
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置の制御方法。
  13. 前記画像の種別には、動画像と静止画像とが含まれ、
    前記設定工程では、第1のクラスタサイズを有する第1の論理パーティションに格納すべき画像の種別として前記動画像を設定し、
    前記第1のクラスタサイズよりも小さい第2のクラスタサイズを有する第2の論理パーティションに格納すべき画像の種別として前記静止画を設定する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の画像処理装置の制御方法。
  14. 前記設定工程における設定結果に関する情報を、前記記録媒体に書き込む書込工程と、
    前記記録媒体における前記設定結果に関する情報の有無を判定する第2の判定工程と
    を更に備え、
    前記第2の判定工程において、前記設定結果に関する情報が存在すると判定された場合に、前記設定工程では、前記設定ファイルの内容に従って前記設定を行うことを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法。
  15. 前記設定工程における設定結果に従い、前記撮像した画像を、該画像の前記種別に応じて、対応する論理パーティションに書き込む書き込み制御工程を更に備えることを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法。
  16. 撮像した画像を着脱可能な記録媒体に格納する画像処理装置の制御方法であって、
    前記記録媒体をフォーマットする際の、論理パーティション数を決定する決定工程と、
    前記論理パーティション数が複数と決定された場合に、該複数の論理パーティションの各クラスタサイズを互いに異なるように設定するクラスタサイズ設定工程と、
    前記論理パーティション数と前記各クラスタサイズとに基づいて、前記記録媒体をフォーマットするフォーマット工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  17. 前記クラスタサイズ設定工程では、前記記録媒体に格納される画像の種別に応じたクラスタサイズを設定することを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置の制御方法。
  18. 前記画像の種別には、動画像と静止画像とが含まれ、
    前記クラスタサイズ設定工程では、
    前記動画像のための第1の論理パーティションについて第1のクラスタサイズを設定し、
    前記静止画像のための第2の論理パーティションについて前記第1のクラスタサイズよりも小さい第2のクラスタサイズを設定する
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像処理装置の制御方法。
  19. コンピュータに請求項10乃至18のいずれかに記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
  20. 請求項19に記載のコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011141709A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Sanyo Electric Co Ltd アクセス制御装置
JP2014154906A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Konica Minolta Inc 画像形成装置およびプログラム

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