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JP2008066855A - 地上デジタル放送記録装置 - Google Patents

地上デジタル放送記録装置 Download PDF

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JP2008066855A
JP2008066855A JP2006240334A JP2006240334A JP2008066855A JP 2008066855 A JP2008066855 A JP 2008066855A JP 2006240334 A JP2006240334 A JP 2006240334A JP 2006240334 A JP2006240334 A JP 2006240334A JP 2008066855 A JP2008066855 A JP 2008066855A
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JP2006240334A
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Hiroyuki Morimoto
洋行 森本
Koichi Hotta
浩市 堀田
Yoshihisa Inagaki
善久 稲垣
Shuhei Sasakura
州平 笹倉
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】地上デジタル放送コンテンツの著作権を保護しつつ据え置き型装置用のコンテンツ及び携帯型装置用のコンテンツを互いに独立して利用できるようにする。
【解決手段】地上デジタル放送記録装置は、各種データが記録される記録部(17)と、受信した地上デジタル放送波から復調された複数のパーシャルTSを含むTSを記録部(17)に記録する受信データ処理部(14)と、記録部(17)と当該装置外部との間でデータの入出力を行う外部入出力部(18)とを備えている。外部入出力部(18)は、記録部(17)から所定のパーシャルTSを抜き出し、当該抜き出したデータを当該装置外部に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、地上デジタル放送記録装置に関し、特に、装置に記録した地上デジタル放送のコンテンツを別の装置に転送する技術に関する。
近年、既存の地上アナログテレビ放送の信号をデジタル化した地上デジタル放送が普及しつつある。地上デジタル放送では、一つの放送帯域が13のセグメントに分割されており、このうち12のセグメントは主に据え置き型の機器向けのハイビジョン放送又は標準放送に用いられ、残りの一つのセグメントは主に移動端末などの簡易型受信機向けのいわゆるワンセグ放送に用いられる。
地上デジタル放送で提供されるコンテンツは、高画質、高音質である上に、繰り返し複製しても品質が劣化しないといった特徴を有する。したがって、特に地上デジタル放送ではコンテンツの著作権保護は重要事項であり、CPRM(Content Protection for Recordable Media)などの技術を用いてコピー回数が1回に制限されている(コピーワンス)。コピーワンスの制限がなされたコンテンツは、例えば家庭に置かれた記録装置に記録した時点で1回目のコピーとしてカウントされ、再度の複製は許されず移動又は削除のみが可能である。
このような著作権保護がなされた地上デジタル放送のコンテンツを屋内据え置き型の装置と携帯型の装置とで共用する場合、次のような問題が生じる。すなわち、一般に、据え置き型装置は、高画質高音質のコンテンツを記録再生する機能を持ち、記録容量も大きいのに対して、携帯型装置は、サイズ、重量、販売価格などに対する制約から、再生能力が低く、記録容量も小さい。したがって、据え置き型装置に記録したコンテンツを携帯型装置で再生するには、携帯型装置の再生能力に適した画質音質とデータサイズになるようにダウンコンバートなどが行われる。しかし、たとえダウンコンバートされるとしてもコンテンツを携帯型装置に転送する以上、コピーワンスの制限から、オリジナルコンテンツを据え置き型装置にそのまま保持しておくことは許されない。したがって、据え置き型装置に記録されたコンテンツを携帯型装置に転送した後に再度据え置き型装置でそのコンテンツを再生するには、携帯型装置に転送したコンテンツを据え置き型装置に移動する必要がある。しかし、当該コンテンツはダウンコンバートされたものであり、もはや据え置き型装置で再生した場合でもオリジナルコンテンツが本来保持していた高画質高音質での再生ができなくなってしまう。
従来、上記問題を解決するために、第1の装置から第2の装置にコンテンツを転送する際に、第1の装置においてオリジナルコンテンツを暗号化した状態で保存しておき、第2の装置にはダウンコンバートしたコンテンツを転送するものがある(例えば、特許文献1参照)。これによると、暗号化によって第1の装置に保存されたコンテンツの著作権を保護しつつ、第2の装置においてダウンコンバートされたコンテンツを再生することができるとともに、第2の装置に転送されたコンテンツを鍵として第1の装置に保存された暗号化コンテンツを復号することで、第1の装置において高画質高音質のオリジナルコンテンツを再び再生することができる。
特開2005―277493号公報
しかし、上記技術は据え置き型装置に保存されたオリジナルコンテンツ及び携帯型装置に転送されるダウンコンバートされたコンテンツの両者を一対にして管理しなければ、第1の装置においてオリジナルコンテンツの再度の再生が不可能となることがある。例えば、第2の装置に転送されたコンテンツが手元にない場合には第1の装置においてオリジナルコンテンツを再生することができない。さらに、ダウンコンバートされたコンテンツを紛失又は削除してしまった場合、第2の装置において当該コンテンツの再生ができなくなってしまうばかりか、第1の装置に保存された暗号化コンテンツを復号する鍵が得られなくなってしまうため、第1の装置においてもはやオリジナルコンテンツの再生ができなくなってしまう。
上記課題に鑑み、本発明は、地上デジタル放送記録装置について、据え置き型装置用のコンテンツ及び携帯型装置用のコンテンツを互いに独立して利用できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は、地上デジタル放送記録装置として、各種データが記録される記録部と、受信した地上デジタル放送波から復調された複数のパーシャルTSを含むトランスポートストリーム(TS)を記録部に記録する受信データ処理部と、記録部と当該装置外部との間でデータの入出力を行う外部入出力部とを備えたものとする。そして、外部入出力部は、記録部から所定のパーシャルTSを抜き出し、当該抜き出したデータを当該装置外部に出力するものとする。
この構成によると、複数のパーシャルTSを含むTSが記録部に記録され、これから所定のパーシャルTSを抜き出して当該装置外部に出力することができる。これにより、当該所定のパーシャルTSは記録部から抜き出されると当該装置においてもはや利用できなくなるが、記録部に残存する他のパーシャルTSは当該装置外部に出力されたデータとは独立して当該装置において利用することができる。
具体的には、外部入出力部は、簡易型受信機向け放送又は据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSを抜き出す。
好ましくは、記録部は、第1及び第2の記録装置を有するものとする。また、受信データ処理部は、TSを第1の記録装置に記録するとともに、TSから所定のパーシャルTSを分離し、当該分離したデータを第2の記録装置に記録するものとする。そして、外部入出力部は、第2の記録装置から所定のパーシャルTSを抜き出すものとする。
これによると、受信データ処理部によってTSから所定のパーシャルTSが分離され、当該分離されたデータは専用の第2の記録装置に記録される。そして、外部入出力部によって第2の記録装置からデータが抜き出され、当該装置外部に所定のパーシャルTSが出力される。ここで、パーシャルTSの分離処理は受信データ処理部が行うが、受信データ処理部はもともと当該機能を有しているため、ハードウェア規模を増大させることなく当該処理を実現することができる。
また、好ましくは、記録部は、第1及び第2の記録装置を有する。受信データ処理部は、TSを所定のパーシャルTSとそれ以外のものとに分離し、前者を第2の記録装置に記録する一方、後者を第1の記録装置に記録する。そして、外部入出力部は、第2の記録装置から所定のパーシャルTSを抜き出す。
これによると、受信データ処理部によってTSが所定のパーシャルTSとそれ以外のものとに分離され、所定のパーシャルTSは第2の記録装置に、それ以外のパーシャルTSは第1の記録装置に、それぞれ記録される。そして、外部入出力部によって第2の記録装置からデータが抜き出され、当該装置外部に所定のパーシャルTSが出力される。ここで、パーシャルTSの分離処理は受信データ処理部が行うが、受信データ処理部はもともと当該機能を有しているため、ハードウェア規模を増大させることなく当該処理を実現することができる。また、当該装置において所定のパーシャルTSが取り除かれたTSを再生する場合、分離処理はもはや不要であり、第1の記録装置からデータを読み出すだけでよくなる。
また、好ましくは、外部入出力部は、上記の抜き出したパーシャルTSについての著作権保護情報を生成し、当該情報を上記の抜き出したパーシャルTSとともに当該装置外部に出力するものとする。これによると、当該装置外部に出力される放送コンテンツの著作権を保護することができる。
また、好ましくは、外部入出力部は、記録部において所定のパーシャルTSを抜き出した部分にダミーデータを挿入するものとする。より好ましくは、ダミーデータはNULLパケットであるとする。そして、具体的には、外部入出力部は、当該装置外部から所定のパーシャルTSを抜き出し、記録部においてダミーデータを当該抜き出したデータに置き換えるものとする。
これによると、記録部から抜き出された所定のパーシャルTSについては記録部から再度の読み出しができなくなり、当該コンテンツの著作権が保護される。また、当該装置外部に出力されたデータを取り戻してTSを復元する場合において、記録部においてデータを戻すべき位置がダミーデータによって示されるため、当該TSの復元処理が容易になる。
また、好ましくは、外部入出力部は、記録部において所定のパーシャルTSを抜き出した部分のパケット識別子を別のものに書き換えるものとする。より好ましくは、外部入出力部は、当該装置外部から所定のパーシャルTSを抜き出し、記録部において当該抜き出したパーシャルTSに該当する部分のパケット識別子を元に戻すものとする。
これによると、記録部から抜き出された所定のパーシャルTSについては記録部から読み出して再生することができなくなり、当該コンテンツの著作権が保護される。また、当該装置外部に出力されたデータを取り戻してTSを復元する場合において、記録部においてデータを戻すべき位置が書き換えられたパケット識別子によって示されるため、当該TSの復元処理が容易になる。
以上説明したように、本発明によると、据え置き型装置用のコンテンツ及び携帯型装置用のコンテンツを互いに独立して利用できるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る地上デジタル放送記録装置の構成を示す。本装置は、アンテナ11、チューナ12、復調部13、受信データ処理部14、デコード処理部15、出力部16、記録部17及び外部入出力部18を備えている。
アンテナ11は地上デジタル放送波を受信する。具体的には、アンテナ11は、ホイップ(ロッド)アンテナ、ダイポールアンテナ、八木・宇田アンテナ、パラボラアンテナ、ループアンテナ、誘電体アンテナなどである。
チューナ12は当該受信した放送波を指定されたチャンネルに対応する周波数を同調させることにより、所望のチャンネルを選局する。復調部13は当該選局されたチャンネルを通じて受信した信号からデジタルストリームデータ、具体的には、トランスポートストリーム(TS)を復調する。当該TSは、映像、音声、セクション情報などのデータが多重化されたものである。
TSは、13セグメントのデータを含んでいる。13セグメントのデータのうち、12セグメントのデータは据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSであり、残り1セグメントのデータは簡易型受信機向け放送のパーシャルTSである。なお、据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSとは、その用途を据え置き型受信機に限定するものではない。据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSは、高画質高音質のコンテンツの再生を可能にするデータであり、主に高画質高音質のコンテンツの再生が可能な据え置き型受信機で使用される。また、簡易型受信機向け放送のパーシャルTSとは、その用途を簡易型受信機に限定するものではない。簡易型受信機向け放送のパーシャルTSは、据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSと比べ、コンテンツの再生では画質音質が劣るがデータ量が小さいデータであり、主に簡易型受信機で使用される。
受信データ処理部14は復調部13から供給された13セグメントすべてのデータを含むTSを簡易型受信機向け放送のパーシャルTS及び据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSに分離する。さらに、受信データ処理部14は、各パーシャルTSを映像データであるビデオPES(パケット化エレメンタリーストリーム)、音声データであるオーディオPESなどの各種データに分離する。当該データは所定の規格に準拠したものである。映像データの規格として、据え置き型受信機向け放送についてはMPEG(Motion Picture Experts Group)−2である。ワンセグ放送ではH.264である。一方、音声データの規格として、据え置き型受信機向け放送についてはMPEG−2 AACなどがある。ワンセグ放送についてはMPEG−2 AACやMPEG−2 AAC+SBRなどがある。
デコード処理部15は受信データ処理部14によって分離された各種データをデコードし、映像についてはYUV信号やRGB信号などを、音声についてはPCM信号などを、それぞれ出力する。出力部16はデコード処理部15から出力された各種信号をユーザが認識し得る形態で出力する。具体的には、CRT、LCD、PDP、有機ELなどの表示装置に映像を表示し、スピーカ、イヤホン、ヘッドフォンなどの音声出力装置から音声を出力する。
地上デジタル放送では、一つの放送チャンネルを用いて複数の異なる放送コンテンツを放送することが可能である。簡易型受信機向けの放送と据え置き型受信機の放送も、この技術を用いて、一つの放送チャンネルでそれぞれ独立のコンテンツが放送されている。
それぞれの放送コンテンツはパーシャルTSと呼ばれる単位で構成され、パーシャルTSは、さらに小さなTSパケットと呼ばれるパケットから構成される。TSパケットは188バイトの固定長パケットである。各放送コンテンツを構成するTSパケットを時分割で放送することにより、前述した一つの放送チャンネルで複数の異なる放送コンテンツを放送することを可能としている。TSパケットが時分割で送出されている模式図を図2(a)に示す。受信データ処理部14は、13セグメントすべてのデータ(簡易型受信機向けの放送と据え置き型受信機向けの放送)を含むTSを記録部17に供給する。
記録部17は、受信データ処理部14から供給された13セグメントすべてのデータを含むTSをファイルとして記録する。具体的には、記録部17は、フラッシュメモリ、光ディスク装置、磁気ディスク装置などの電源が切れてもデータ保持が可能な記録装置で構成される。記録したコンテンツを再生する場合、受信データ処理部14は、記録部17に記録されたファイルを適宜読み出し、当該読み出したファイルに含まれる据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSをデコード処理部15に供給する。
外部入出力部18は、図2(b)に示したように、記録部17に記録されたファイルのうちユーザによって指定されたものから簡易型受信機向け放送のパーシャルTSの一部又は全部を抜き出し、当該抜き出したパーシャルTSを本装置外部に出力する。当該出力先は、メモリカード、光ディスク、磁気ディスクなどの記録媒体、これら記録媒体を備えた機器、有線又は無線ネットワークなどである。ここで、データを「抜き出す」とは、記録部17においてデータを削除若しくは破壊するか又は少なくともそのままでは利用できないような状態にした上で当該データを取り出すことをいう。これは、一度記録されたコンテンツの再度のコピーを許可しないといった著作権保護の要請に基づくものである。
具体的には、外部入出力部18は、図2(c)に示したように、記録部17において簡易型受信機向け放送のパーシャルTSを抜き出した部分にダミーデータを挿入する。これにより、ワンセグ放送コンテンツの著作権を保護するとともに、本装置において記録部17に記録されたハイビジョン放送又は標準放送コンテンツの再生に係るビットレートを一定に保つことができる。また、後述するように、本装置外部からパーシャルTSを取り戻して記録部17のパーシャルTSを復元する場合において復元対象箇所が判別可能となる。
ダミーデータとしてNULLパケットを用いるのが好ましい。NULLパケットは均一なデータ配列を持つため、データ圧縮を行った場合の効率がよい。ダミーデータの挿入に代えて、当該パケットのPIDを当該パーシャルTSに含まれていない特殊なものに書き換えてもよいし、当該パケットのデータ本体を暗号化してもよい。データ本体を暗号化するには暗号処理部を別途設ける必要があるが、PID書き換えに比べて著作権保護に優れている。一方、PID書き換えは暗号化よりも著作権保護に劣るもののハードウェアの追加なしで実現できる点で優れている。
また、外部入出力部18は、記録部17から抜き出した簡易型受信機向け放送のパーシャルTSについての著作権保護情報を生成し、当該情報を当該抜き出したパーシャルTSとともに本装置外部に出力する。これにより、本装置外部に出力されたコンテンツのコピーができなくなり、当該コンテンツの著作権が保護される。
さらに、外部入出力部18は、本装置外部に出力したパーシャルTSを取り戻した場合、記録部17において当該取り戻したパーシャルTSを復元する。具体的には、外部入出力部18は、本装置外部からパーシャルTSを抜き出し、記録部17におけるダミーデータを当該抜き出したパーシャルTSに置き換える。また、記録部17においてパーシャルTSのPIDを書き換えている場合には当該パーシャルTSのPIDを元に戻し、データ本体の暗号化をしている場合には復号処理を行う。復号に必要な鍵は、例えば、本装置外部に出力されたパーシャルTSに付加されたものを用いる。なお、本装置外部からパーシャルTSを抜き出す場合には、著作権保護の観点から当該パーシャルTSを完全に削除することが望ましい。
次に、本装置によるワンセグ放送コンテンツの外部出力について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。まず、外部メディア又は機器が本装置に接続されたことが検出される(ステップS11)。その後、記録部17に記録されているワンセグ放送コンテンツファイルのうち接続された外部メディア又は機器に出力すべきものが指定される(ステップS12)。ユーザは、図示しないボタン、マウス、キーボード、タッチパネルなどのマンマシンインタフェースを通じてファイルの指定をすることができる。そして、指定されたファイルが記録部17に存在するか否かが判定され(ステップS13)、当該ファイルが存在する場合には(ステップS13のYES肢)、さらにそのファイルに簡易型受信機向け放送のパーシャルTSが含まれているか否かが判定される(ステップS14)。簡易型受信機向け放送のパーシャルTSが含まれている場合(ステップS14のYES肢)、記録部17からそれが抜き出され(ステップS15)、当該抜き出されたパーシャルTSは本装置に接続された外部メディア又は機器に出力される(ステップS16)。
具体的には、外部入出力部18は、記録部17に記録されたパーシャルTSの中から“1FC8”〜“1FCF”のいずれかのパケット識別子(PID)が格納されたPMT(Program Map Table)を探し出す。当該PMTには、簡易型受信機向け放送のパーシャルTSに含まれるオーディオ、ビデオ、セクション情報の各PIDが記載されている。パーシャルTSの抜き出しについては上述したとおりである。
以上、本実施形態によると、放送コンテンツの著作権を保護しつつ、据え置き型装置用のハイビジョン放送コンテンツ及び携帯型装置用のワンセグ放送コンテンツを互いに独立して利用できるようになる。すなわち、たとえ当該装置外部に出力したワンセグ放送コンテンツを紛失しようとも、本装置において同内容のハイビジョン放送コンテンツを再生することができる。
なお、ワンセグ放送コンテンツについてすべてのデータではなく、映像データ、音声データ又は字幕データなどの一部のデータのみを抜き出して外部に出力するようにしてもよい。また、ワンセグ放送の音声データや映像データはPES形式でパケット化されているが、これをさらに解析してES(エレメンタリストリーム)形式のデータを外部に出力してもよい。さらに、外部に出力するデータは、ダウンコンバート、トランスコード、再エンコードなどをして他形式に変換してもよい。
また、記録部17に簡易型受信機向け放送のパーシャルTSを残し、記録部17からハイビジョン放送又は標準放送のパーシャルTSを抜き出して外部に出力するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る地上デジタル放送記録装置の構成を示す。本装置は、第1の実施形態に係る地上デジタル放送記録装置における記録部17を二つの記録装置171及び172で構成したものである。具体的には、記録装置171及び172は、フラッシュメモリ、光ディスク装置、磁気ディスク装置などである。以下、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
放送コンテンツを記録する場合、受信データ処理部14は、図2(a)に示したように13セグメントすべてのデータを含むTSを記録装置171に供給するとともに、復調部13から供給されたTSを簡易型受信機向け放送のパーシャルTSと据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSとに分離して、図2(b)に示したように簡易受信型受信機向け放送のパーシャルTSを記録装置172に供給する。すなわち、記録装置172はワンセグ放送の記録専用に設けられたものである。外部入出力部18は、記録装置172に記録されたファイルのうちユーザによって指定されたもののからパーシャルTSの一部又は全部を抜き出し、当該抜き出したパーシャルTSを本装置外部に出力する。パーシャルTSの抜き出しについては上述したとおりである。また、記録装置172に記録されているパーシャルTSはすべてワンセグ放送に関するものであるため、外部入出力部18はパーシャルTSの抜き出しの際に簡易型受信機向け放送のパーシャルTSと据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSとを分離しなくてよい。
記録装置171には、図2(c)に示したように、据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSのみを記録するようにしてもよい。すなわち、記録装置171を据え置き型受信機向け放送のパーシャルTS専用の記録装置としてもよい。これにより、記録装置171及び172による簡易型受信機向け放送のパーシャルTSの重複記録が解消され、記録部17全体としてのリソース消費量が少なくなる。
本発明に係る地上デジタル放送記録装置は、放送コンテンツの著作権を保護しつつ据え置き型装置用のコンテンツ及び携帯型装置用のコンテンツを互いに独立して利用可能にするため、地上デジタル放送機能を備えたHDDレコーダ、DVDレコーダ、STB等として有用である。
第1の実施形態に係る地上デジタル放送記録装置の構成を示す。 TSパケット構造を示す図である。 図1に示した地上デジタル放送記録装置によるワンセグ放送コンテンツの外部出力のフローチャートである。 第2の実施形態に係る地上デジタル放送記録装置の構成を示す。
符号の説明
14 受信データ処理部
17 記録部
18 外部入出力部
171 記録装置(第1の記録装置)
172 記録装置(第2の記録装置)

Claims (11)

  1. 地上デジタル放送記録装置であって、
    各種データが記録される記録部と、
    受信した地上デジタル放送波から復調された複数のパーシャルTSを含むトランスポートストリーム(TS)を前記記録部に記録する受信データ処理部と、
    前記記録部と当該装置外部との間でデータの入出力を行う外部入出力部とを備え
    前記外部入出力部は、前記記録部から所定のパーシャルTSを抜き出し、当該抜き出したデータを当該装置外部に出力する
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  2. 請求項1に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記外部入出力部は、簡易型受信機向け放送のパーシャルTSを抜き出す
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  3. 請求項1に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記外部入出力部は、据え置き型受信機向け放送のパーシャルTSを抜き出す
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  4. 請求項1に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記記録部は、第1及び第2の記録装置を有するものであり、
    前記受信データ処理部は、前記TSを前記第1の記録装置に記録するとともに、前記TSから前記所定のパーシャルTSを分離し、当該分離したデータを前記第2の記録装置に記録するものであり、
    前記外部入出力部は、前記第2の記録装置から前記所定のパーシャルTSを抜き出すものである
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  5. 請求項1に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記記録部は、第1及び第2の記録装置を有するものであり、
    前記受信データ処理部は、前記TSを前記所定のパーシャルTSとそれ以外のものとに分離し、前者を前記第2の記録装置に記録する一方、後者を前記第1の記録装置に記録するものであり、
    前記外部入出力部は、前記第2の記録装置から前記所定のパーシャルTSを抜き出すものである
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  6. 請求項1に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記外部入出力部は、前記抜き出したパーシャルTSについての著作権保護情報を生成し、当該情報を前記抜き出したパーシャルTSとともに当該装置外部に出力する
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  7. 請求項1に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記外部入出力部は、前記記録部において前記所定のパーシャルTSを抜き出した部分にダミーデータを挿入する
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  8. 請求項7に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記ダミーデータは、NULLパケットである
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  9. 請求項7に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記外部入出力部は、当該装置外部から前記所定のパーシャルTSを抜き出し、前記記録部において前記ダミーデータを当該抜き出したデータに置き換える
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  10. 請求項1に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記外部入出力部は、前記記録部において前記所定のパーシャルTSを抜き出した部分のパケット識別子を別のものに書き換える
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
  11. 請求項10に記載の地上デジタル放送記録装置において、
    前記外部入出力部は、当該装置外部から前記所定のパーシャルTSを抜き出し、前記記録部において当該抜き出したパーシャルTSに該当する部分のパケット識別子を元に戻す
    ことを特徴とする地上デジタル放送記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009038690A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Fujitsu Ltd デジタル放送記録装置及びデジタル放送記録方法
WO2009147776A1 (ja) * 2008-06-04 2009-12-10 パナソニック株式会社 トランスポートストリーム記録・送信方法及びその装置

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