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JP2008065730A - 携帯通信端末装置、携帯通信端末装置における座標入力方法および座標入力装置 - Google Patents

携帯通信端末装置、携帯通信端末装置における座標入力方法および座標入力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タッチセンサ面からの距離を検出することにより、被検出体の位置を3次元座標として検出することができる携帯通信端末装置、携帯通信端末装置における座標入力方法および座標入力装置を提供する。
【解決手段】タッチセンサ入力部22は、各電極対における静電容量の変化量を静電容量制御部21に出力する。静電容量制御部21は、静電容量の変化量が、予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定し、大きいと判定した電極対に対応する入力操作面上の座標を、入力座標のx座標およびy座標として検出する。また、静電容量制御部21は、電極対における静電容量の変化量が大きいほど、入力操作面から被検出体までの距離が小さいと判定し、入力座標のz座標を検出する。静電容量制御部21は、入力座標のx座標、y座標およびz座標を示す座標データを生成し、デジタル値としてCPU12に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電容量方式により、指等で指示された位置の座標を検出することができる携帯通信端末装置、携帯通信端末装置における座標入力方法および座標入力装置に関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handy phone System )、PDA(Personal Data Assistance, Personal Digital Assistants :個人向け携帯型情報通信機器)等の携帯端末装置における座標入力装置(ポインティングデバイス)として、タッチセンサ(タッチパッド)が知られている。タッチセンサを用いれば、タッチセンサに指や専用のペン等で触れることにより、携帯通信端末装置に指示を与えたり、情報を入力することができる。すなわち、タッチセンサは、タッチセンサを座標面として、指等で指示された位置の座標を検出することにより情報を入力可能な入力装置である。
タッチセンサ上での指示位置を検出する方式として、静電容量方式が知られている。静電容量方式では、タッチセンサのx軸方向およびy軸方向にマトリクス状に電極を設け、指のような誘電率を有する被検出体が近付いた場合に、電極間の静電容量が変化することを利用して、被検出体の位置を検出する。
静電容量方式によるタッチセンサは、実装容積が小さいこと等から、携帯端末装置における座標入力装置として採用されている。一般に、静電容量方式によるタッチセンサは、被検出体の位置を、x,y座標、すなわち2次元座標として検出する。しかし、ゲーム等のアプリケーションでは、奥行きや操作の強弱として、タッチセンサ面からの距離(z座標)も検出されることが望ましい。例えば、手書きメモ機能等において、文字の太さとして、指が限りなくタッチセンサに近い場合には太い線(強い操作)と認識し、指がセンサから離れていく場合には細い線(弱い操作)として認識されることが望ましい。
携帯電話機等のように操作入力部の面積が狭い携帯型電子装置において、種々の機能を操作入力できる携帯型電子装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、テンキーボタンが配列されたキーマットとキー基板との間に、静電容量パッドが設けられていることから、操作入力部の面積が狭い場合であっても、キー入力やタッチセンサ入力を行うことができることが記載されている。
また、特殊なパネルを使用することなく、押下した画面の位置(x,y座標)のみでなく、同時にz方向を検出することができるタッチパネルが提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2には、パネルに設けられた圧力センサーが検出した荷重値から、x,y,z座標を所定の計算式により求めることができることが記載されている。
特開2005−18284号公報(段落0023) 特開2006−126997号公報(段落0019、0023−0026)
しかし、特許文献1に記載されている方式では、静電容量パッドに接触した被検出体の位置を、x,y座標、すなわち2次元座標として検出する。したがって、空間上にある被検出体の位置を3次元座標として検出することはできない。
また、特許文献2に記載されている方式では、パネルが押下された圧力からz座標を算出する。したがって、タッチセンサ面からの距離をz座標として算出することはできず、空間上にある指(誘電体)を認識することはできない。
そこで、本発明は、タッチセンサ面からの距離を検出することにより、被検出体の位置を3次元座標として検出することができる上に、非接触でz座標を算出することができる座標入力装置、携帯通信端末装置および携帯通信端末装置における座標入力方法を提供することを目的とする。
本発明による携帯通信端末装置は、3次元座標系における被検出体の座標を検出可能な携帯通信端末装置であって、導体が近接したことに基づく静電容量の変化量を検出する変化量検出手段と、変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量に基づいて、変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、入力操作面から被検出体までの距離を被検出体のz座標として検出する座標検出手段とを備えたことを特徴とする。
座標検出手段は、変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量を予め定められた閾値と比較し、閾値よりも大きい静電容量の変化量が検出された変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、閾値よりも大きい静電容量の変化量が検出された変化量検出手段における静電容量の変化量が大きいほど、入力操作面から被検出体までの距離が小さいと判定し、被検出体のz座標として検出することが望ましい。そのような構成によれば、被検出体の位置を3次元座標として検出することができる。
情報を入力するためのキー入力部を有し、変化量検出手段は、キー入力部が配置されている領域に形成されていてもよい。そのような構成によれば、携帯通信端末装置が小さい場合であっても、キー入力および座標入力を行うことができる。
本発明による携帯通信端末装置における座標入力方法は、導体が近接したことに基づく静電容量の変化量を検出する変化量検出手段を備え、3次元座標系における被検出体の座標を検出可能な携帯通信端末装置における座標入力方法であって、変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量に基づいて、変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、入力操作面から被検出体までの距離を被検出体のz座標として検出することを特徴とする。
本発明による座標入力装置は、3次元座標系における被検出体の座標を検出可能な座標入力装置であって、導体が近接したことに基づく静電容量の変化量を検出する変化量検出手段と、変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量に基づいて、変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、入力操作面から被検出体までの距離を被検出体のz座標として検出する座標検出手段とを備えたことを特徴とする。
座標検出手段は、変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量を予め定められた閾値と比較し、閾値よりも大きい静電容量の変化量が検出された変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、閾値よりも大きい静電容量の変化量が検出された変化量検出手段における静電容量の変化量が大きいほど、入力操作面から被検出体までの距離が小さいと判定し、被検出体のz座標として検出することが望ましい。そのような構成によれば、被検出体の位置を3次元座標として検出することができる。
本発明によれば、被検出体の位置を3次元座標として検出することができる上に、非接触でz座標を算出することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明による座標入力装置を備える携帯通信端末装置の実施の一形態を示すブロック図である。図1に示す携帯通信端末装置11は、CPU12と、ROM13と、作業用メモリ14と、センサ補正パラメータ用格納メモリ15と、割込みコントローラ16と、送受信部18と、キー入力部19と、表示部20と、静電容量制御部21と、静電容量方式センサ入力部(以下、タッチセンサ入力部という。)22と、電源供給部28と、バッテリ29とを備える。以下、静電容量制御部21とタッチセンサ入力部22とを含む部分をタッチセンサまたは静電容量方式センサと記す。
以下の説明では、本発明による携帯通信端末装置として、携帯電話機を例示する。図2は、携帯通信端末装置の一例を示す斜視図である。図2に示す携帯通信端末装置11は、キー入力部19と、表示部20と、タッチセンサ入力部22とを備える。
CPU12は、携帯通信端末装置11の各部を制御し、各種の制御用プログラムや、タッチセンサの初期化や出力された座標の補正等を行うためのタッチセンサ制御用プログラム等を実行する。CPU12は、バス50を介して、ROM13と、作業用メモリ14、センサ補正パラメータ用格納メモリ15、割込みコントローラ16、送受信部18、キー入力部19、表示部20、静電容量制御部21および電源供給部28と接続されている。
ROM(Read Only Memory)13は、例えば不揮発性メモリによって実現され、CPU12が実行する各種の制御用プログラムやタッチセンサ制御用プログラム等を格納する。また、ROM13は、3次元座標入力機能をサポートしたゲームや手書きメモ機能等のアプリケーションを格納する。
作業用メモリ14は、例えばRAM(Random Access Memory)によって実現され、CPU12がプログラムを実行する上で一時的に必要とされる制御プログラムやデータなどを格納する。
センサ補正パラメータ用格納メモリ15は、CPU12がタッチセンサの座標補正および感度補正を行うためのセンサ補正パラメータを格納する。センサ補正パラメータ用格納メモリ15は、例えば不揮発性メモリによって実現される。
割込みコントローラ16は、キー入力部19におけるキー入力や、タッチセンサ入力部22におけるセンサ入力が行われたことを検出し、CPU12に割り込みとして通知する。
送受信部18は、アンテナ(図示せず。)を介して移動通信網の基地局と無線通信を行う。携帯通信端末装置11は、他の携帯通信端末装置や固定電話機等の通信機器と、移動通信網を介して電話やデータ通信を行うことができる。
キー入力部19は、情報を入力するための複数のキー(以下、キー操作部と記す。)を有する入力回路であって、使用者によってキー操作部から入力された情報をCPU12に出力する。
表示部20は、例えば、白黒またはカラー表示が可能な液晶表示装置や有機EL(Electroluminescence )ディスプレイ装置等のディスプレイ装置によって実現され、各種のゲームや手書きメモ機能等のアプリケーション情報等を表示する。
バッテリ29は、携帯通信端末装置11を動作させるための電源供給源である蓄電池である。電源供給部28は、電源を携帯通信端末装置11の各部に供給する。
次に、被検出体の位置を検出する方法について説明する。図3(a)は、タッチセンサを模式的に示す断面図である。図3(a)に示すように、タッチセンサ入力部22は、x電極61,62,63と、y電極71と、基材80とを含む。
図3(a)には、x電極61,62,63とy電極71とが互いに対向して配置されている場合を例示する。なお、図3(a)には、複数設けられるx電極のうちの3つと、複数設けられるy電極のうちの1つを例示する。x電極61,62,63とy電極71との間には、非導電性の基材80が挟持される。
図4は、タッチセンサ入力部の例を示す正面図である。例えば、x電極61,62,63は、タッチセンサ入力部22の入力操作面の縦方向の一辺(以下、y軸と記す。)に平行に、y軸方向に延伸するように一定間隔で設けられる。また、y電極71,72,73は、タッチセンサ入力部22の入力操作面の横方向の一辺(以下、x軸と記す。)に平行に、x軸方向に延伸するように一定間隔で設けられる。図4に例示するように、x電極61,62,63とy電極71,72,73とは、互いに交差するように対向して配置される。なお、図4には、複数設けられるx電極およびy電極のうち、それぞれ3つずつを例示する。
図3(a)に例示するように、x電極61,62,63とy電極71とが、それぞれ互いに対向して配置され、各x電極とy電極との間に非導電性の基材80が挟持されることから、各x電極とy電極との間には、電荷が蓄えられる。以下、x電極61とy電極71とが互いに対向し、電荷が蓄えられる部分を電極対91と表記し、x電極62とy電極71とが互いに対向し、電荷が蓄えられる部分を電極対92と表記し、x電極63とy電極71とが互いに対向し、電荷が蓄えられる部分を電極対93と表記する(図3(a)および図4参照。)。
図3(a)に示すように、例えば、電極対92に使用者の指や専用の入力ペン等の導体である被検出体100が近付いた場合、電極対92における静電容量が変化する。タッチセンサは、各電極間の静電容量の変化量に基づいて、入力座標(タッチポイント、具体的には近接ポイント)のx座標、y座標およびz座標を検出する。ここで、入力座標のx座標、y座標およびz座標とは、タッチセンサ入力部22の入力操作面の横方向の一辺(x軸)と、縦方向の一辺(y軸)と、x軸およびy軸に垂直な軸(すなわち、タッチセンサ入力部22の入力操作面に垂直な軸)として仮定したz軸とを座標軸とする3次元座標系における被検出体の位置を示す座標である。ここで、入力座標のz座標は、入力操作面から被検出体までの距離を示す。
例えば、電極対92における静電容量の変化量が、予め定められた閾値よりも大きい場合、電極対92に対応する入力操作面上の座標を、入力座標のx座標およびy座標として検出する。さらに、電極対92における静電容量の変化量に基づいて、入力座標のz座標を算出する。
図3(b)は、各電極対における静電容量の変化量の例を示す説明図である。図3(b)に示すように、被検出体100が近付いた電極対92の近傍で、静電容量の変化が発生し、静電容量の変化量が大きくなる。すなわち、静電容量の変化量が大きいほど、入力操作面から被検出体までの距離が小さいことになる。タッチセンサの感度を上げることにより、被検出体100との距離が離れていても、極めて小さい静電容量分布変異を認識することができる。なお、図3(b)に示す例では、x軸を横軸として例示したが、y軸であっても同様である。また、タッチセンサの感度を上げるには、例えば、コンデンサに相当する電極対の静電容量が高くなるようにタッチセンサを形成する。
タッチセンサ入力部22は、各電極対における静電容量の変化量をアナログ量(具体的には、電流量)として静電容量制御部21に出力する。静電容量制御部21は、タッチセンサ入力部22から入力した各電極対の静電容量の変化量をアナログ−デジタル変換する。そして、静電容量の変化量が、予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定し、大きいと判定した電極対92に対応する入力操作面上の座標を、入力座標のx座標およびy座標として検出する。また、静電容量制御部21は、電極対における静電容量の変化量が大きいほど、入力操作面から被検出体までの距離が小さいと判定し、入力座標のz座標を検出する。静電容量制御部21は、入力座標のx座標、y座標およびz座標を示す座標データを生成し、デジタル値としてCPU12に出力する。なお、静電容量制御部21は、携帯通信端末装置11の工場出荷時等にタッチセンサ入力部22の補正を行ってもよい。
なお、図2に例示するように、キー入力部19の上にタッチセンサ入力部22が設けられることにより、携帯電話機等のように操作入力部の面積が狭い場合であっても、キー入力やタッチセンサ入力を行うことができる。図2に示す携帯通信端末装置11では、例えば、x電極31とy電極32とが配置されていない部分の基材80に穴を開けることにより、タッチセンサ入力部22の上側からキー入力部19を操作することができる。また、使用者がタッチセンサを使用する際に、基材80に設けられた穴の真上に指を近付けた場合には、穴の近傍の電極対において認識される静電容量の変化量が小さくなる。そこで、CPU12は、センサ補正パラメータを用いて、穴の近傍の電極対の出力に対して、真上に指がある場合と同程度の出力レベルになるように補正を行うことが好ましい。なお、タッチセンサ入力部22は、キー入力部19の下側に設けられてもよい。
本実施の形態において、変化量検出手段は、タッチセンサ入力部22によって実現される。座標検出手段は、静電容量制御部21によって実現される。
次に、図5を参照して本実施の形態の動作について説明する。図5は、本実施の形態における携帯通信端末装置の動作を示すフローチャートである。
携帯通信端末装置11が着信の待ち受け状態にある場合(ステップS301)、キー入力部19は、例えば定期的に、キー操作部が押下されたか否かを判定する(ステップS302)。使用者がキー操作部を押下して、3次元座標入力機能をサポートしたゲームや手書きメモ機能等のアプリケーションの起動が指示されると(ステップS302のY)、キー入力部19は、割込みコントローラ16にその旨の通知を行う。また、割込みコントローラ16は、CPU12に対して割り込みを発生する(ステップS303)。キー操作部が押下されない場合には(ステップS302のN)、ステップS301に移行する。
CPU12は、ステップS303で発生された割り込みに応じて、ROM13に記憶された3次元座標入力機能をサポートしたアプリケーションおよび静電容量方式センサプログラムを作業用メモリ14に読み出すとともに、センサ補正パラメータ用格納メモリ15に記憶されたセンサ補正パラメータを作業用メモリ14に読み出す(ステップS304)。CPU12は、3次元座標入力機能をサポートしたアプリケーションを起動するとともに、タッチセンサ制御用プログラムを実行する(ステップS305)。
CPU12は、センサ補正パラメータを用いて静電容量制御部21の初期化を行う(ステップS306)。例えば、使用者は、導体である手等で携帯通信端末装置11を保持するため、携帯通信端末装置11を保持している手や入力を行う指とタッチセンサ入力部22との距離によって、誤動作することがある。そのため、使用者が携帯通信端末装置11を保持している状態で初期化を行うことが望ましい。
タッチセンサ入力部22は、例えば定期的に、使用者によって指や入力ペン等の被検出体100が近付けられたか否か、すなわち、各電極対における静電容量が変化したか否かを判定する(ステップS307)。被検出体100がタッチセンサ入力部22に近付けられると(ステップS307のY)、タッチセンサ入力部22は、各電極対における静電容量の変化量をアナログ量として静電容量制御部21に出力する(ステップS308)。被検出体100がタッチセンサ入力部22に近付けられない場合には(ステップS307のN)、ステップS307に移行する。
静電容量制御部21は、タッチセンサ入力部22から入力した各電極対の静電容量の変化量に基づいて、入力座標のx座標、y座標およびz座標を示す座標データをデジタル値として生成し、割込みコントローラ16に入力が行われたことを通知する。割込みコントローラ16は、CPU12に対して割り込みを発生する(ステップS309)。
CPU12は、ステップS309で発生された割り込みに応じて、静電容量制御部21から入力座標の座標データを入力し(ステップS310)、センサ補正パラメータを用いて各座標データの座標補正を行い(ステップS311)、アプリケーションに対し座標データを出力して(ステップS312)、ステップS307に移行する。座標補正を行うためのセンサ補正パラメータは、例えば、製品出荷時に設定される。例えば、携帯通信端末装置の検査時に、各電極対の出力が示す座標と実際の被検出体100の近接位置とを位置させるための補正データを得て、そのデータをセンサ補正パラメータとする。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、感度の高い静電容量方式センサを用いることにより、2次元座標の入力に加えて、空間上にある被検出体の位置を3次元座標として入力することができる。そのため、例えば、ゲーム等のアプリケーションにおいて、奥行きや操作の強弱を表すことができる。また、使用者が携帯通信端末装置を保持している状態で、静電容量制御部の初期化を行うことから、誤動作を防止することができる。
また、本実施の形態の座標入力装置は、携帯電話機などのキー入力部の領域を有する装置に適用するのに特に効果的である。なぜなら、キー入力部には多数の操作スイッチ(ボタン)が設けられているので、指等が接触することによって位置を認識するように構成されている場合には、位置検出に係る接触部の面積が確保できないおそれがある。しかし、本実施の形態では、非接触でx,y,z座標を検出できるので、接触部の面積が確保できない場合でも、広い範囲に亘る位置を検出することができる。
なお、本実施の形態では、タッチセンサとして複数のx電極と複数のy電極とを用いた構造のものが使用されているが、タッチセンサとしてワンシート型のものを使用してもよい。また、上記の説明では、携帯通信端末装置として携帯電話機を例示したが、PHS、PDAやその他の携帯通信端末装置であってもよい。
本発明は、空間上にある被検出体の位置を3次元座標として入力する場合に効果的に適用できる。
本発明による座標入力装置を備える携帯通信端末装置の実施の一形態を示すブロック図である。 携帯通信端末装置の一例を示す斜視図である。 被検出体の位置を検出する方法の一例を説明するための説明図である。 タッチセンサ入力部の例を示す正面図である。 本実施の形態における携帯通信端末装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
11 携帯通信端末装置
12 CPU
13 ROM
14 作業用メモリ
15 センサ補正パラメータ用格納メモリ
16 割込みコントローラ
18 送受信部
19 キー入力部
20 表示部
21 静電容量制御部
22 タッチセンサ入力部
28 電源供給部
29 バッテリ

Claims (6)

  1. 3次元座標系における被検出体の座標を検出可能な携帯通信端末装置であって、
    導体が近接したことに基づく静電容量の変化量を検出する変化量検出手段と、
    前記変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量に基づいて、前記変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、入力操作面から被検出体までの距離を被検出体のz座標として検出する座標検出手段と
    を備えたことを特徴とする携帯通信端末装置。
  2. 座標検出手段は、変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量を予め定められた閾値と比較し、閾値よりも大きい静電容量の変化量が検出された前記変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、閾値よりも大きい静電容量の変化量が検出された前記変化量検出手段における静電容量の変化量が大きいほど、入力操作面から被検出体までの距離が小さいと判定し、被検出体のz座標として検出する
    請求項1記載の携帯通信端末装置。
  3. 情報を入力するためのキー入力部を有し、
    変化量検出手段は、前記キー入力部が配置されている領域に形成されている
    請求項1または請求項2記載の携帯通信端末装置。
  4. 導体が近接したことに基づく静電容量の変化量を検出する変化量検出手段を備え、3次元座標系における被検出体の座標を検出可能な携帯通信端末装置における座標入力方法であって、
    前記変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量に基づいて、前記変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、入力操作面から被検出体までの距離を被検出体のz座標として検出する
    ことを特徴とする携帯通信端末装置における座標入力方法。
  5. 3次元座標系における被検出体の座標を検出可能な座標入力装置であって、
    導体が近接したことに基づく静電容量の変化量を検出する変化量検出手段と、
    前記変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量に基づいて、前記変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、入力操作面から被検出体までの距離を被検出体のz座標として検出する座標検出手段と
    を備えたことを特徴とする座標入力装置。
  6. 座標検出手段は、変化量検出手段によって検出された静電容量の変化量を予め定められた閾値と比較し、閾値よりも大きい静電容量の変化量が検出された前記変化量検出手段に相当する入力操作平面上の座標を被検出体のx座標およびy座標として検出するとともに、閾値よりも大きい静電容量の変化量が検出された前記変化量検出手段における静電容量の変化量が大きいほど、入力操作面から被検出体までの距離が小さいと判定し、被検出体のz座標として検出する
    請求項5記載の座標入力装置。
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