JP2008056568A - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アミノ酸類のうち少なくともアルギニンとアスパラギン酸とイソロイシンとロイシンとリジンとスレオニン又はそれらの塩類を含有し、かつ、加水分解シルクを含有する。
【選択図】なし
Description
しかしながら、外傷(火傷、紫外線などさまざまな刺激要因による炎症など)などにより皮膚は障害を受け、硬化し、角層は亀裂、剥落し、正常な状態の皮膚に比較して、大量の水分の喪失が起きてしまう。
一般的には、角層はその乾燥重量の10%以下に水分含有量が減少すると、それまで保っていた皮膚のしなやかさ、柔らかさを失い、硬くもろくなり、いわゆる、カサカサした、しっとり感のない乾燥肌(皮膚)となってしまうため、非常に皮膚角層の水分量が重要なことが言える。
しかしながら、細胞賦活剤などについて、化合物単独の賦活作用を考慮するにとどまり、皮膚浸透性を考慮するに至らず、また、添加剤が例えばアミノ酸の場合、アミノ酸の種類は多いのに対し、最適の配合組み合わせなどに課題を残していた。
従って、細胞賦活作用を有し、保湿性に優れた、医薬品・医薬部外品・化粧品類に有用で、且つ、安定な添加物質と配合を鋭意研究した。
本発明は、保湿作用や細胞賦活作用を有し、浸透性の高い皮膚外用剤を提供する。
1.アミノ酸類のうち少なくともアルギニンとアスパラギン酸とイソロイシンとロイシンとリジンとスレオニン、又はそれらの塩類を含有し、かつ、加水分解シルクを含有する皮膚外用剤。
2.アミノ酸またはそれらの塩の添加量について、アルギニンの添加量が20〜400マイクロ重量パーセント、アスパラギン酸の添加量が3〜60マイクロ重量パーセント、イソロイシンの添加量が30〜600マイクロ重量パーセント、ロイシンの添加量が30〜600マイクロ重量パーセント、リジンの添加量が30〜600マイクロ重量パーセント、スレオニンの添加量が25〜500マイクロ重量パーセントである1.の皮膚外用剤。
3.加水分解シルクの添加量が5〜3000マイクロ重量パーセントであることを特徴とする1.の皮膚外用剤。
4.さらに、アミノ酸類のうちグリシン、ヒスチジン、セリン、バリン、チロシン、システイン、フェニルアラニンおよびそれらの塩類のうちの少なくとも一種を含む1.〜3.の皮膚外用剤。
5.ビタミンB類を含有する1.〜4.の皮膚外用剤。
6.ビタミンB類がビタミンB1またはビタミンB6である5.の皮膚外用剤。
7.ヒアルロン酸またはその塩を含有する1.〜6.の皮膚外用剤。
8.皮膚外用剤が化粧品または医薬部外品である1.〜7.の皮膚外用剤。
9.皮膚外用剤が化粧水、乳剤、クリーム、養毛剤、パックである8.の皮膚外用剤。
本発明で必須として用いられるアミノ酸の添加量について詳細に説明する。
アルギニンの添加量は20〜400マイクロ重量パーセントが好ましく、40〜200マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、60〜120マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
イソロイシンの添加量は30〜600マイクロ重量パーセントが好ましく、50〜300マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、80〜200マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
ロイシンの添加量は30〜600マイクロ重量パーセントが好ましく、50〜300マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、80〜200マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
スレオニンの添加量は25〜250マイクロ重量パーセントが好ましく、40〜150マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、60〜120マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
グリシンの添加量は6〜120マイクロ重量パーセントが好ましく、16〜60マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、20〜40マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
ヒスチジンの添加量は8〜160マイクロ重量パーセントが好ましく、20〜90マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、30〜60マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
セリンの添加量は8〜160マイクロ重量パーセントが好ましく、20〜90マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、30〜60マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
スレオニンの添加量は30〜500マイクロ重量パーセントが好ましく、50〜200マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、70〜150マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
バリンの添加量は30〜500マイクロ重量パーセントが好ましく、50〜200マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、70〜150マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
システインの添加量は15〜300マイクロ重量パーセントが好ましく、30〜150マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、40〜80マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
フェニルアラニンの添加量は0.12〜2.4マイクロ重量パーセントが好ましく、0.2〜1.5マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、0.3〜1.0マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
本発明で用いられるビタミンB類の添加量は0.8〜16マイクロ重量パーセントが好ましく、2〜9マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、3〜6マイクロ重量パーセントが最も好ましい。
本発明に使用できる活性酸素除去剤もしくは抗酸化剤は、特に制限が無いが、化学合成により得られたものよりも、天然物から抽出または精製されたものの方が好ましい。
本発明の皮膚外用剤中における活性酸素除去剤もしくは抗酸化剤の濃度は、好ましくは0.00001〜50重量%であり、より好ましくは0.0001〜30重量%である。但し、植物抽出物を用いる場合には、乾燥固形分が上記の範囲内であれば問題ない。また、活性酸素除去剤もしくは抗酸化剤は一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
細胞賦活剤としては、例えば、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸、アデノシン一リン酸などのアデニル酸誘導体及びそれらの塩、リボ核酸及びその塩、グアニン、キサンチン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩などの核酸関連物質;血清除蛋白抽出物、脾臓抽出物、胎盤抽出物、鶏冠抽出物、ローヤルゼリーなどの動物由来の抽出物;酵母抽出物、乳酸発酵抽出物、ビフィズス菌抽出物、霊芝抽出物などの微生物由来の抽出物;ニンジン抽出物、センブリ抽出物、ローズマリー抽出物、オウバク抽出物、ニンニク抽出物、ヒノキチオール、セファランチンなどの植物由来の抽出物;α−又はγ−リノレイン酸、エイコサペンタエン酸及びそれらの誘導体、コハク酸及びその誘導体並びにそれらの塩、エストラジオール及びその誘導体並びにそれらの塩、乳酸、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、サリチル酸などのα−ヒドロキシ酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩等を挙げることができる。
本発明の皮膚外用剤中における細胞賦活剤の濃度は、好ましくは0.0001〜5重量%であり、より好ましくは0.001〜3重量%である。但し、植物抽出物を用いる場合には、乾燥固形分が上記の範囲内であれば問題ない。また、細胞賦活剤は一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
抗炎症剤としては、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、メフェナム酸、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、アラントイン、グアイアズレン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ε−アミノカプロン酸、酸化亜鉛、ジクロフェナクナトリウム、アロエ抽出物、サルビア抽出物、アルニカ抽出物、カミツレ抽出物、シラカバ抽出物、オトギリソウ抽出物、ユーカリ抽出物、ムクロジ抽出物等が挙げられる。
これらの抗炎症剤のうち、特に好ましいものは、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、グアイアズレン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ε−アミノカプロン酸、アロエ抽出物、カミツレ抽出物である。
抗炎症剤の濃度は、組成物中に、一般には0.0001〜1%、好ましくは0.01〜0.5%である。但し、植物抽出物を用いる場合には、乾燥固形分が上記の範囲内であれば問題ない。また、抗炎症剤はそれぞれ一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
チロシナーゼ活性阻害剤としては、システイン及びその誘導体(例えばN,N’−ジアセチルシスチンジメチル等)並びにその塩、センプクカ抽出物、ケイケットウ抽出物、サンペンズ抽出物、ソウハクヒ抽出物、トウキ抽出物、イブキトラノオ抽出物、クララ抽出物、サンザシ抽出物、シラユリ抽出物、ホップ抽出物、ノイバラ抽出物、ヨクイニン抽出物等が挙げられる。
チロシナーゼ活性阻害剤の濃度は、0.0001〜2%が好ましく、特に0.001〜0.5%が好ましい。但し、植物抽出物を用いる場合には、乾燥固形分が上記の範囲内であれば問題ない。なお、これらは、一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
保湿剤としては、尿素など合成化合物はもちろんのこと、天然保湿因子として知られているアミノ酸類、ピロリドンカルボン酸、乳酸塩などの低分子化合物を用いることができる。また、皮膚の構成成分であり、従来から化粧料に配合されているムコ多糖類及び/又はタンパク質が利用できる。
このうち、アミノ酸としては、「新有用性化粧品の開発」鈴木正人/監修、シーエムシー出版、2004年9月発行、16頁から19頁に記載のアミノ酸が挙げられる。
また、ムコ多糖類としては、例えばヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン及びケラタン硫酸並びにこれらの塩類が挙げられ、特にヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸及びこれらの塩類を好適に用いることができる。
また、タンパク質としては、例えばコラーゲン、エラスチン、ケラチン及びこれらの誘導体並びにその塩類を挙げることができ、特にコラーゲンが好ましい。これらの各成分は、その起源について特に制約はなく、動物由来、微生物由来、合成品のいずれであってもよい。天然起源の場合の抽出方法、精製処理方法についても特に制約はない。
これら、保湿成分については、一種類でもよく、また、適宜、二種類以上を同時に添加して使用することができる。
更にまた、保湿剤配合量は、その成分の組み合わせによっても異なるが、一般には0.0001〜5%が好ましく、0.001〜3%がさらに好ましい。
透過試験用皮膚
10〜20週齢のマウス雄ヘアレスマウス(九動(株))の腹部皮膚を摘出し、皮下脂肪を除去して用いた。
皮膚試料をKeshany−Chien型拡散セルに装着した。試験液(後述)をドナー相に1ml加え、その上部をパラフィルムで密閉した。レセプター相には0.01mol/lリン酸緩衝生理食塩水(和光純薬)を加えて撹拌し、32℃でインキューベートし、24時間後にHPLC法でアミノ酸量を定量し、透過率を計算した。
島津製作所のHPLCアミノ酸分析システム(Prominence)を用い、OPA(オルトフタルアルデヒド)を反応試薬に用いるポストカラム蛍光検出法によって定量した。
20種類のアミノ酸(和光純薬:バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、グルタミン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、システイン、スレオニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、アスパラギン、グリシン、セリン)をそれぞれ0.1重量%になる量と、1,3−ブチレングリコール(和光純薬)1重量%になる量と、添加物として加水分解シルク(成和化成:プロモイスシルク)1重量%になる量と0.01mol/lリン酸緩衝生理食塩水(和光純薬)を混合し、試験液1を調製した。
本発明の添加物が加水分解シルクの場合の各アミノ酸の透過率を表2に示した。
精製IV型コラーゲン−酢酸溶液の調製
以下のプロトコール(1)〜(16)に従い、原料であるブタ眼球から精製高分子IV型コラーゲンを8mg得た。以下のプロトコールは4℃で行った。
(2)レンズに付着する硝子体などの不溶部位をハサミなどで出来る限り取り除く。
(3)冷PBS(phosphate buffered saline)50mlにコンプリート プロテアーゼインヒビターカクテル1錠(ロシュ社)を加え溶解後、レンズカプセルを入れ、2時間撹拌する。
(4)遠心分離(2000g、10分、4℃)し、上清に存在する不要部位を除去する。
(5)沈殿をコンプリート プロテアーゼインヒビターカクテル半錠(ロシュ社)を溶解した0.5M酢酸25mlに懸濁する。
(6)ホモジナイザー(IKA)を用いて細かく破砕する。
(7)細かく破砕したレンズカプセルを3日間撹拌し、IV型コラーゲンの抽出を行う。
(8)遠心分離(2000g、10分、4℃)し、上清(酢酸可溶性コラーゲン)と沈殿を分離する。
(9)この撹拌による抽出と遠心分離をもう一度繰り返す。
(10)遠心分離により得られた上清に終濃度1.7Mになるように乳鉢で可能な限り結晶をすり潰したNaClを添加する。
(11)一晩撹拌しコラーゲンを沈殿させる。
(12)遠心分離(5000g、30分、4℃)し、沈殿物を回収する。
(13)沈殿物に0.5M酢酸を加え、十分に溶解する。
(14)コラーゲン酸性水溶液を透析チューブ(三光純薬)に入れ、0.5M酢酸を用いて透析を行う。
(15)さらに、2mM塩酸で透析を行う。
(16)透析後のコラーゲン溶液を回収し、精製IV型コラーゲン溶液を得る。
1.前述のIV型コラーゲン−酢酸溶液(1mg/ml)を滅菌した超純水で10倍に希釈して、48穴培養皿又はプレートに1平方センチ当たり50〜100μl注ぐ。
2.培養面全体に広がるように薄く引き延ばす。
3.クリーンベンチ内で培養皿又はプレートの蓋を開けて、25℃以下で乾燥させる。
4.乾燥後、IV型コラーゲンフィルムから酸を除くため、培地で3回洗浄する。
5.ヒト正常角化細胞(三光純薬CC−2503−NZ)を1平方センチ当たり3500個播種する。
6.CO2インキュベーターにIVコラーゲンプレートを入れ、培養を開始する。
7.2日毎に培地を交換し、8日間培養する。
増殖試験はMTT Cell Growth Assay Kitを用いて行った。
試薬A:MTT、(3−(4,5−dimethylthiazol−2−yl)−2,5−diphenyl tetrasodium bromide)、50mg/vial.
試薬B:PBS pH7.4、15mL
試薬C:Color development solution(isopropanol with 0.04N HCl)、100mL
試薬Aに試薬B 10mlを加えてよく混合する。
冷暗所で一晩静置する。
AB試薬を0.22μmのフィルターでろ過滅菌を行う。
AB試薬を1cm2あたり30μl加えて、軽く混合する。
CO2インキュベーターで4時間培養する。
培養後、培養上清をチューブに移す。
試薬Cを1cm2当たり300μl加える。
混合後、培養上清を入れたチューブに移す。
1時間以内に吸光度(570nm)を測定する。
各添加物(和光純薬)を表3−15の濃度になるように、ブレットキットKGM−2培地(表皮角化細胞用増殖培地)三光純薬CC−1307−NZに添加して、試験培地とした。なお、表13の試験培地は公知の特開昭61−289016の実施例で示されたものと類似の組成である。
無添加の際の吸光度を100とし、それに対する相対濃度を表16および17に示した。
各アミノ酸の濃度による影響を本発明組成物2−4から2−13に示した。各アミノ酸について示した上限量で実質的に細胞増殖効果は飽和した。加水分解シルクの量は5μg/mlでは増殖効果がある(本発明組成物2−14)が、3μグラム/mlまで減少すると効果が失われ(比較組成物2−1)、ビタミンB類やアミノ酸類を添加しても増殖効果は無い(比較組成物2−1)。
本発明のアミノ酸を加えない場合、細胞増殖効果はまったく得られなかった(比較例2−3から2−8)。
公知のアミノ酸の組み合わせだけではヒト表皮細胞増殖効果は認められなかった(比較例2−9から2−11)。
参考例1
以下の組成でスキンケアローションを試作した。
以下の表18の濃度になるように各成分を70℃で混合し、水溶液とした後、室温に冷却した。
以下の組成でスキンケア用乳剤を試作した。
A液
表19の組成になるように各成分を70℃で混合し、水溶液とした。
表20の組成比になるように各成分を70℃で混合した。
A液65mlとB液15gを70℃で混合し、キサンタンガム(2%水溶液)20mlを加えて、均一になるまで70℃で混合した。その後、室温に冷却した。
以下の組成でスキンケア用クリームを試作した。
A液
表21の組成になるように各成分を70℃で混合し、水溶液とした。
表22の組成比になるように各成分を70℃で混合した。
A液51mlとB液40gを70℃で混合し、トリエタノールアミン1.0gを加えて、乳化均一になるまで70℃で混合した。その後、室温に冷却した。
スキンケアローション
評価方法
被験パネル
年齢27−35歳の健常女性10人で、平均年齢34.2歳
場所
温度約24℃、湿度約55パーセントの室内。
評価方法
洗浄後の前腕内側の無作為な位置に塗布し、使用感(官能感)を試験
官能試験結果を次の基準で点数化した。
3 まあ、よく感じられる
2 あまり感じられない
1 感じられない
B 2.7以上3.2未満
C 2.2以上2.7未満
D 1.7以上2.2未満
E 1.7未満
表18の組成を本発明とし、加水分解シルクを除いたものを比較例3−1、加水分解シルクを海洋性コラーゲン(新田ゼラチン、Maringen SP−03)に代替したものを比較例3−2、ブタ真皮由来コラーゲン(新田ゼラチン、Collagen P)に代替したものを比較例3−3とした。
評価パネルは前と同様で、平均年齢32.7歳。
保湿効果は高周波インピーダンス法によって角質水分量を測定することによって評価した。(アサヒバイオメッド社製 高感度角層膜厚水分計ASA−MXを用い、ダブル周波数位相差振幅検出方式)
スキンケア用乳剤
表19の加水分解シルクを除いたものを比較例4−1、加水分解シルクを海洋性コラーゲン(新田ゼラチン、Maringen SP−03)に代替したものを比較例4−2、ブタ真皮由来コラーゲン(新田ゼラチン、Collagen P)に代替したものを比較例4−3とした。
評価方法
評価パネルは前と同様で、平均年齢36.4歳。
毎日、朝と昼の二回、両手洗浄後、手甲部に塗付し、2週間連用することにより、使用効果試験を実施した。
試験結果を次の基準で点数化した。
皮膚賦活効果
3 まあ、感じられる
2 あまり感じられない
1 感じられない
B 2.7以上3.2未満
C 2.2以上2.7未満
D 1.7以上2.2未満
E 1.7未満
3 まあ、感じられる
2 あまり感じられない
1 感じられない
B 2.7以上3.2未満
C 2.2以上2.7未満
D 1.7以上2.2未満
E 1.7未満
Claims (9)
- アミノ酸類のうち少なくともアルギニンとアスパラギン酸とイソロイシンとロイシンとリジンとスレオニン又はそれらの塩類を含有し、かつ、加水分解シルクを含有する皮膚外用剤。
- アミノ酸またはそれらの塩の添加量について、アルギニンの添加量が20〜400マイクロ重量パーセント、アスパラギン酸の添加量が3〜60マイクロ重量パーセント、イソロイシンの添加量が30〜600マイクロ重量パーセント、ロイシンの添加量が30〜600マイクロ重量パーセント、リジンの添加量が30〜600マイクロ重量パーセント、スレオニンの添加量が25〜500マイクロ重量パーセントである請求項1記載の皮膚外用剤。
- 加水分解シルクの添加量が5〜3000マイクロ重量パーセントであることを特徴とする請求項1の皮膚外用剤。
- さらに、アミノ酸類のうちグリシン、ヒスチジン、セリン、バリン、チロシン、システイン、フェニルアラニンおよびそれらの塩類のうちの少なくとも一種を含む請求項1〜3のいずれかに記載の皮膚外用剤。
- ビタミンB類を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の皮膚外用剤。
- ビタミンB類がビタミンB1またはビタミンB6である請求項5記載の皮膚外用剤。
- ヒアルロン酸またはその塩を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の皮膚外用剤。
- 皮膚外用剤が化粧品または医薬部外品である請求項1〜7のいずれかに記載の皮膚外用剤。
- 皮膚外用剤が化粧水、乳剤、クリーム、養毛剤、パックである請求項8記載の皮膚外用剤。
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