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JP2008054803A - 収納棚 - Google Patents

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JP2008054803A
JP2008054803A JP2006233426A JP2006233426A JP2008054803A JP 2008054803 A JP2008054803 A JP 2008054803A JP 2006233426 A JP2006233426 A JP 2006233426A JP 2006233426 A JP2006233426 A JP 2006233426A JP 2008054803 A JP2008054803 A JP 2008054803A
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JP2006233426A
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Toshiharu Tanaka
敏晴 田中
Tomoko Itofuji
友子 糸藤
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BENETSUSE CORP KK
Benesse Corp
Kariya Timber Industry Inc
Original Assignee
BENETSUSE CORP KK
Benesse Corp
Kariya Timber Industry Inc
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Abstract

【課題】1個の収納棚において、同じ棚板を収納空間において水平方向にも垂直方向にも配置できるようにし、書類等の整理を容易にする。
【解決手段】左右方向に所定の間隔を有して垂直方向に配置した縦板4、5、8間に棚板30を取外し可能に水平方向に配置する構成と、前記縦板4、5、8間において上下方向に前記所定の間隔と同じ間隔を有して水平方向に配置した横板7、9、24間に前記の棚板30を取外し可能に垂直方向に配置する構成を有することを特徴とする収納棚。
【選択図】図4

Description

本発明は、書棚等の収納棚に関する。
従来、書棚等の収納棚において、その水平方向(横方向)に配置された棚板と、垂直方向(縦方向)に配置された仕切板を夫々固定した収納棚や、水平方向に配置される棚板を、上下方向に変位できるようにした収納棚が知られている。
前記従来の前者の収納棚においては、その棚板及び仕切板が固定され、その収納空間の大きさや形状が固定されていることから、この収納空間を収納物に合わせて変更することができない。
また、前記従来の後者の収納棚においては、棚板間の上下方向の空間寸法を大小に変更することはできるが、この棚板間での仕切板については、一般に考慮されていない。
そこで、本発明は、同じ棚板を使用して、これを水平方向に配置して棚板として使用したり、垂直方向に配置して仕切板としても使用できるようにし、収納物に合わせて収納空間を容易に変形できる収納棚を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、正面から見て正方形の収納空間内において、同じ棚板を、水平方向にも垂直方向にも配置できるようにしたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、左右方向に所定の間隔を有して垂直方向に配置した縦板間に棚板を取外し可能に水平方向に配置する構成と、前記縦板間において上下方向に前記所定の間隔と同じ間隔を有して水平方向に配置した横板間に前記の棚板を取外し可能に垂直方向に配置する構成を有することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記横板を縦板間に取外し可能に設けたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記棚板を取外し可能に取付ける棚受け手段を、棚板を前後方向に摺動することにより取付け及び取外しができるように形成したことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記棚受け手段を、前記両縦板の内面と前記両横板の内面に取外し可能に突設する棚受け具と、前記棚板の側端面に、前後方向に形成され、かつ、後端が開口し、更に、前記棚受け具が摺動可能に嵌合される嵌合溝とで形成したことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記棚受け具を、両端に差し込み部を折曲形成した金属棒で形成し、該棚受け具における両端の差し込み部を前記両縦板と両横板に形成した取付穴に取外し可能に差し込んで該棚受け具を水平方向に配置するようにしたことを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の収納棚と、該収納棚とは別体の収納棚を用い、これら両収納棚を、上下に積み重ねて配置したり、横方向に隣接して配置することを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記両収納棚の夫々の縦板からなる両側板の上部に、夫々の天板より上方へ突出する突出部を設け、一方の収納棚を、その天地を逆にしてその前記突出部が他方の収納棚の突出部上に重なるように他方の収納棚に載置し、前記積み重ねた両突出部を相互に連結することを特徴とするものである。
本発明によれば、同じ棚板を収納空間内において、水平方向にも垂直方向にも配置できるため、棚板を水平方向に配置してその上に書類などを載置したり、その棚板を垂直方向に配置変えして仕切板とし、書籍やファイルなどを縦置きすることができる。そのため、1個の収納棚において、同じ種類の棚板を用いて所望の収納空間を形成し書類等の整理を容易にすることができる。
また、請求項3記載の発明のように、横板を取り外し可能に設けることにより、横向きの棚板のない上下に広い収納空間を形成することもできる。
請求項4乃至6に記載の発明によれば、棚板の取付け及び取外し操作が容易になる。
請求項7及び8記載の発明によれば、前記の発明の効果を有し、更に、学童の低学年の際には、手の届く範囲で整理がし易いように2個の収納棚を横並びに配置し、高学年になった際には2個の収納棚を積み重ねて、床に対する設置スペースを少なくして、部屋の床に配置する物が増加することに対応することができる。
本発明を実施するための最良の形態を図に示す実施例により説明する。
図に示す実施例は、別体に形成された2個の収納棚2、3を一組として組み合わせた組み合わせ収納棚1に適用した例を示す。なお、本発明において、横方向とは水平方向を意味し、縦方向とは垂直方向を意味するものとする。
図1は2個の収納棚2、3を横に並べて配置した状態の斜視図、図2はその正面図、図3は底面図である。
先ず、一方の収納棚2について図4乃至図11により説明する。
一方の収納棚2を形成する垂直方向(縦方向)に配置された両側板(縦板)4、5間には、天板(横板)6と地板(横板)7が水平方向(横方向)に架設固定されている。更に両側板4、5間の中央部には縦仕切板(縦板)8が、前記天板6と地板7に固着されて垂直方向に配置されている。なお、図4において、X1−X2方向を前後方向とし、Y1−Y2方向を左右方向とし、X1側からX2側を見た方向を正面(前面)から見た方向とする。
前記一方の収納棚2における両側板4、5の高さL1は所望に設定されており、図の実施例では820mmに設定されている。また、該収納棚2の横幅L2は所望に設定され、図の実施例では750mmに設定されている。更に、該収納棚2の奥行きL3は所望に設定され、図の実施例では320mmに設定されている。
前記天板6は、両側板4、5の上端から所定寸法L4下がった位置に配置され、両側板4、5の上部において、天板6から上方へ突出する突出部4a、5aを有し、天板6上にL4の寸法の空間9を有する。
前記一方の突出部4aには、その表裏方向に貫通する2個の連結穴11、12が前後に位置して形成され、他方の突出部5aには、その表裏方向に貫通する2個の連結穴13、14が前後に位置して形成されている。前記連結穴11と12の前後方向の位置と間隔及び連結穴13と14の前後方向の位置と間隔はともに同一位置で、かつ、同一間隔L5に設定されている。
前記両側板4、5の内面には、図4、図7、図10、図18に示すように、両側板4、5の前側と後側に位置して取付穴15、16が所定の間隔L6を有して形成されている。また、この前後の取付穴15、16は、各々上下方向に所定の間隔L7(約32mm)を有して複数形成されている。更に、この取付穴15、16は、図4、図7、図18に示すように、前記天板6と地板7間の略全長に亘って設けられている。
また、前記縦仕切板8の両面にも、前側と後側に位置して取付穴17、18が形成されている。なお、取付穴17、18は、前記取付穴15、16と対向して、同数、同位置に設けられており、その前後の取付け穴17、18間の間隔は前記取付穴15、16の間隔L6と同一に設定されている。
前記地板7の表面には、図4及び図6に示すように、前後に位置して取付穴19、20が形成されている。この両取付穴19、20の前後方向の間隔L8は、前記両側板4、5の取付穴15、16の前後方向の間隔L6と同一に設定されている。更に、該取付穴19、20は、前記縦仕切板8の右側部と左側部において各々左右に所定の間隔L9を有して2個設けられている。
前記天板6の裏面にも取付穴19、20(図20参照)が、前記地板7の取付穴19、20と対向して、同数、同位置に設けられている。
前記両側板4、5と縦仕切板8との間には、図8に示すような、片面に取付穴22、23を形成した穴明き棚板(横板)24が、水平方向(横方向)に配置され、この穴明き棚板24の両側端が両側板4、5と縦仕切板8に対し、前記取付穴15、16、17、18を用いて後述する棚受け手段により取外し可能に支持されている。なお、図4の右側に配置された穴明き棚板24は、その取付穴22、23を形成した面を上にして配置され、左側に配置された穴明き棚板24は、その取付穴22、23を下にして配置されている。
前記の穴明き棚板24の横幅L10は345mmで、前記側板4、5と縦仕切板8との内のり寸法と略同一に設定され、奥行きL11は図18に示すように、前記間隔L6より若干長く設定されている。なお、該穴明き棚板24の前面は直線状に形成されている。
更に、該穴明き棚板24に形成した前記取付穴22、23は、該穴明き棚板24を配置した際に、前記地板7及び天板6に形成した取付穴19、20と対向するように、取付穴19、20と同数、同位置に形成されており、図8に示すように、その前後方向の間隔L12は前記間隔L8と同一に設定され、左右方向の間隔L13は前記間隔L9と同一に設定されている。
前記穴明き棚板24は、図1乃至図11に示す形態では、天板6と地板7の中間に位置して水平方向(横方向)に2枚配置され、該両穴明き棚板24、24と両側板4、5と天板6と地板7と縦仕切板8とで、正面から見て正方形の第1収納空間25と、第2収納空間26と、第3収納空間27と、第4収納空間28を形成している。すなわち、各収納空間25〜28の各縦寸法と横寸法は、前記穴明き棚板24の横幅L10の寸法と略同一に設定されている。また、各収納空間25〜28の正面(前面)は開口されている。
そして、前記第1収納空間25と第4収納空間28には、図9に示す棚板30が、水平方向に配置され、この棚板30の両側端が両側板4、5と縦仕切板8に対し、前記取付穴15,16、17、18を用いて後述する棚受け手段により取外し可能に支持されている。
前記第2収納空間26には、前記の棚板30が垂直方向(縦方向)に配置され、この棚板30の両側端が地板7の前記取付穴19、20と前記穴明き棚板24の取付穴22、23を用いて後述する棚受け手段により取外し可能に支持されている。
前記第3収納空間27には、前記棚板30が垂直方向(縦方向)に配置され、この棚板30の両側端は天板6と前記穴明き棚板24に対し、前記取付穴19、20、22、23を用いて後述する棚受け手段により取外し可能に支持されている。
この棚板30は、図9に示すように、その横幅L14が前記穴明き棚板24の横幅L10と同一に設定され、棚板30の奥行きL15が穴明き棚板24の奥行きL11と同一に設定されている。なお、該棚板30の前面は図9に示すように凹曲面に形成されている。
以上の構成により、棚板30は、収納空間25〜28内において、取付穴15、16の上下方向の間隔L7で上下方向に変位させて水平方向に配置できるようになっている。
次に、棚受け手段について説明する。
先ず、棚受け手段を構成する棚受け具40について図7、図10、図11により説明する。
該棚受け具40は、可撓性を有する金属棒で形成されており、略直線状に形成された受部40aと、該受部40aの両側部を外側へ湾曲させた当接部40bと、該当接部40bの側端部を外側へ折曲した差し込み部40cとからなり、全体としてコの字状に形成されている。また、その両差し込み部40c、40cの間の間隔L18は前記取付穴15と16、17と18、19と20、22、23の前後方向の間隔L6、L8、L12と同一間隔に設定されている。
そして、該棚受け具40の両端の差し込み部40c、40cを前記の取付穴、例えば、図7に示す側板5における取付穴15、16のうち棚板30を取りつけようとする位置(高さ)にある前後の取付穴15、16に差し込むことにより、その棚受け具40を所望の位置(高さ)において、前後方向に、かつ水平状態に取付けできるようになっている。このように取付けることにより、その当接部40bが側板5や縦仕切板8等の内面に当たり、受部40aが側板5等の内面より内側へ突出して配置されるようになっている。
また、前記棚板30の両側端面には、図9に示すように、前記の棚受け具40が嵌合する嵌合溝32が前後方向に形成され、かつ、その後端が開口されている。該嵌合溝32の前端は図10に示すように開口されず、かつ、ストッパ33が設けられている。更に、該嵌合溝32は、図11に示すように、棚受け具40が略一杯に嵌合し、かつ、摺動可能に嵌合する幅に設定されている。
以上の構成により、例えば、側板5の取付穴15、16と縦仕切板8の取付穴17、18における棚板30を取りつけようとする高さの位置にある取付穴15、16及び17、18に棚受け具40、40を対向して取付け、棚板30を、その嵌合溝32の後端開口部を棚受け具40、40の前端部に位置させて差し込むことにより、棚板30は、その両側端が両棚受け具40、40により支持されて取りつけられる。
また、棚板30の取付け後に、その棚板30を前方へ引き出すことにより、その棚板30を取外すことができる。したがって、棚板30を前後方向に摺動することにより、棚板30の取付け及び取外しが可能になっている。
また、棚板30の位置を変更する場合は、前述のように棚板30を外すとともに、棚受け具40、40を外し、次に、棚受け具40、40を別の位置に形成された取付穴15〜18に前記のように差し込んで配置し、この棚受け具40、40に前記の棚板30を前記と同様に嵌合して取り付ける。
前記の各取付穴15〜18、19、20、22、23、棚受け具40、嵌合溝32により棚受け手段が構成され、この棚受け手段は、前記の穴明き棚板24についても同様である。すなわち、図8に示すように、穴明き棚板24の両側端面に前記棚板30の嵌合溝32と同様の嵌合溝32を形成し、該嵌合溝32を前記棚受け具40に嵌合して穴明き棚板24を前記と同様に取付け及び取外しができるようになっている。
次に、穴明き棚板24と棚板30の配置例について説明する。
先ず、図1乃至図6において、天板6と地板7との中間部における右側板5の取付穴15、16と縦仕切板8の取付穴17、18に棚受け具40、40を取りつけ、右側の穴明き棚板24を、その取付穴22、23を上にして取付ける。また、天板6と地板7との中間部における左側板4の取付穴15、16と縦仕切板8の取付穴17、18に棚受け具40、40を取りつけ、左側の穴明き棚板24を、その取付穴22、23を下にして取付ける。
次に、第1収納空間25部において、左側板4の取付穴15、16と縦仕切板8の取付穴17、18に棚受け具40、40を取りつけ、棚板30を水平方向に取付ける。また、第4収納空間28部において、右側板5の取付穴15、16と縦仕切板8の取付穴17、18に棚受け具40、40を取りつけ、棚板30を水平方向に取付ける。
更に、第2収納空間26部において、地板7の取付穴19、20と穴明き棚板24の取付穴22、23に棚受け具40、40を取りつけ、2枚の棚板30を垂直方向に取付ける。また、第3収納空間27部において、天板6の取付穴19、20と穴明き棚板24の取付穴22、23に棚受け具40、40を取りつけ、2枚の棚板30を垂直方向に取付ける。
次に、前記の棚板30の配置変更について説明する。
図22に示す形態にする場合には、第1及び第3収納空間25、27の棚板30とその棚受け具40を取外し、第2収納空間26の2枚の棚板30と棚受け具40を取外し、棚受け具40を側板5と縦仕切板8の取付穴15、16、17、18に差し替え、これに1枚の棚板30を水平方向に配置する。
更に、図23に示す形態にする場合には、図22の第1収納空間25と第3収納空間27において、図4の第2収納空間26に配置したと同様に2枚の棚板30を垂直方向に配置する。
更に、図24に示すように、第1収納空間25〜第4収納空間28に夫々1枚の棚板30を水平方向に配置することもできる。
更に、図25に示すように、左側の穴明き棚板24とその棚受け具40を外し、2枚の棚板30を水平方向に配置することもできる。
以上の構成により、同一形状の棚板30を複数用意し、その内の一部の棚板30を水平方向(横方向)に配置したり、垂直方向(縦方向)に配置して、1個の収納棚2の仕切り状態を所望に変更することができる。したがって、棚板30を水平方向に配置してその上面に書類を載置したり、棚板30を垂直方向に配置して、書類やファイル等を縦保持することができる。
なお、前記の棚受け具40に代えて、各取付穴に抜き差し可能なピン状のダボを使用しても良い。
しかし、前記のような棒状の棚受け具40を使用することにより、棚板24、30を棚受け具40に嵌合設置する場合に、棚板24、30の嵌合溝32、32の後端開口部を棚受け具40の前端部に嵌合した後、棚板24、30を押し込むことで、棚受け具40が案内となってダボに比べて容易に嵌合設置することができる。
次に、他方の収納棚3について図12乃至図15により説明する。
他方の収納棚3は、両側板(縦板)50、51と天板(横板)52と地板(横板)53と縦仕切板(縦板)54と、前記の棚板30とからなる。
前記両側板50、51は、前記一方の収納棚2の両側板4、5と同一寸法に形成され、天板52は前記天板6と同一寸法に形成され、地板53は前記地板7と同一寸法に形成されている。したがって、他方の収納棚3の高さL41は前記一方の収納棚2の高さL1と同寸法に設定され、横寸法L42は前記横幅L2と同寸法に設定され、奥行きL43は前記奥行きL3と同寸法に設定されている。
更に、天板52は前記一方の収納棚2と同様に、両側板50、51の上端から前記L4と同一寸法下がった位置に設けられ、両側板50、51の上部において天板52から上方へ突出する突出部50a、51aを有し、天板52上にL4の寸法の空間55を有する。
前記突出部50aには、その表裏に貫通する連結穴56、57が前後に位置して形成され、突出部51aには、その表裏に貫通する連結穴58、59が前後に位置して形成されている。これら連結穴56、57及び58、59の位置と間隔L44は前記一方の収納棚2の連結穴11、12及び13、14の位置と間隔L5と同一に設定されている。
前記地板53の下部には収納部60が形成されており、該収納部60には、図13に示すようなキャスタ61付のコンテナ62が、出し入れ可能に収納されている。
前記両側板50、51と天板52と地板53と縦仕切板54により収納空間63、64が形成されている。また、両側板50、51と縦仕切板54の左右方向の配置間隔、すなわち、収納空間63、64の左右方向の内のり寸法は、前記の棚板30の横幅L14と同等に設定されている。
また、前記両側板50、51の内面と前記縦仕切板54の両面には、前記一方の収納棚2の取付穴15、16、17、18と同様の取付穴65、66が形成されている。
そして、前記取付穴65、66のうちの所望の高さの取付穴65、66に前記の棚受け具40、40を前記と同様に取りつけ、この棚受け具40、40に前記と同様の棚板30を水平方向に取り付けるようになっている。
次に、前記2個の収納棚2、3を積み重ねて使用する場合について説明する。
この場合は、他方の収納棚3を通常の使用姿勢で床上に置き、一方の収納棚2を、前記横並び状態での通常の姿勢に対し、その天地を逆向きにして、図16乃至図18に示すように他方の収納棚3上に載置する。このとき、他方の収納棚3における両側板50、51の突出部50a、51a上に、一方の収納棚2における両側板4、5の突出部4a、5aを載置する。これにより、他方の収納棚3の空間55と一方の収納棚2の空間9とにより空間70が形成される。
次に、図16乃至図18に示すように、他方の収納棚3の突出部50aと一方の収納棚2の突出部5aとを、その内側で一方の連結手段を構成する連結板80等により連結し、他方の収納棚3の突出部51aと一方の収納部の突出部4aとを、その内側で他方の連結手段を構成する連結板80等により連結する。
前記両連結板80,80は図19及び図21に示すように、その高さL81は、両天板6、52間の間隔L82と略同一高さに形成され、連結板80の長手方向の長さL83は図1に示すように、側板4、5、50、51の奥行L3、L43より若干短く、かつ連絡穴11、12、56、57等の間隔L5、L44より若干長く形成されている。
更に、連結板80には、その長手方向の両側部に位置して、夫々上下に2個の連結穴81〜84が、表裏方向に貫通して形成されている。この連結穴81と83及び82と84の間隔L84は、前記連結穴11、12、56、57等の間隔L5、L44と同等に設置され、上下の連結穴81と82及び83と84の間隔L85は、図21に示すように積み重ねられた両突出部50aと5aに形成された連結穴56と13との間隔及び連結穴57と14との間隔L85と同間隔に設定されている。
そして、連結板80,80を図17及び図21に示すように配置し、一方の連結板80において連結穴56と82にボルト91を挿通して袋ナット92で締付け、また、連結穴13と81にボルト93を挿通して袋ナット94で締付ける。連結穴57と84及び14と83においても同様に連結する。また、他方の連結板80においても前記と同様にボルト及び袋ナットにより連結する。これにより、2個の収納棚2、3の積み重ね状態を強固に保持できる。
なお、前記ボルト91の頭部は、ランドセル、かばん、帽子などが掛けられるように外側に大きく突出するフック部95を有する。
以上の構成であるから、学童において、就学時には、自分の手の届く範囲で片づけができるように、前記2個の収納棚2、3を図1乃至図4に示すように横にならべて使用する。このとき、前記の2枚の連結板80は、図1乃至図4に示すように、外側の側板5と50の上部の外面にボルト91によって取付けておく。
学童が成長し、部屋に物が増えた際には、2個の収納棚2、3を図16乃至図18に示すように、縦に積み重ねて使用することにより、省設置スペース化を図ることができる。
次に、前記の使用状態と別の他の変形使用状態について説明する。
図22は、2個の収納棚2、3の積み重ね形態であって、他方の収納棚3の棚板30を水平状態で3段に配置し、一方の収納棚2における第2収納空間26と第4収納空間27に各1枚の棚板30を水平状態に配置し、第1収納空間25と第3収納空間27には棚板30を配置しない形態を示す。
図23は同じく積み重ね形態であって、他方の収納棚3に棚板30を水平状態で1段に配置し、一方の収納棚2における第2収納空間26と第4収納空間28に1枚の棚板30を水平状態に配置し、第1収納空間25と第3収納空間27に2枚の棚板30を垂直方向に配置した形態を示す。
図24は、同じく積み重ね状態であって、他方の収納棚3の棚板30を水平状態で2段に配置し、一方の収納棚2における各収納空間25〜28に夫々1枚の棚板30を水平状態に配置した形態を示す。
図25は、同じく積み重ね形態であって、他方の収納棚3の棚板30と穴明き棚板24を、左右において2枚、段差を有して水平状態に配置し、一方の収納棚2における左側の穴明き棚板24を外して、左側に2枚の棚板30を水平状態に配置し、第2収納空間26に1枚の棚板30を水平状態に配置し、第1収納空間25に2枚の棚板30を垂直方向に配置した形態を示す。
なお、前記の棚板24、30の配置形態は、前記の例に限るものではなく、更に、他の所望の形態で配置できるものである。
なお、前記実施例においては、穴明き棚板24と棚板30を、その前面が異なる形状としたが、両棚板24、30の前面を同一形状にし、両棚板24、30を同一形状にして共用してもよい。
また、前記実施例では、前記棚受け手段における棚受け具40を、両端に差し込み部40cを形成したコ字状に形成し、側板5等に、前記2個の差し込み部40cに対応して取付穴を前後に2個設けたが、1個の棚受け具40に差し込み部40cを3個以上設け、これに対応して側板5等に、前後方向に3個以上の取付穴を形成しても良い。
更に、前記棚受け具40を、前記実施例のものよりも、その前後方向に短いものに形成し、側板等の前後方向に複数に分割して配置するようにし、またこれに対応した数の取付穴を側板5等に形成して、棚板24、30の夫々の側端部が複数の棚受け具で取付けられるようにし、棚板の保持力を増強してもよい。
また、前記両収納棚の突出部4aと51a及び5aと50aを相互に連結する連結手段としては、前記実施例のような連結穴11〜14、56〜59と連結具である連結板80及びボルト91、93と袋ナット92、92を用いてもよいが、これに限ることなく、他の木ねじや木製の楔等の他の連結具を使用した他の連結手段を用いるようにしてもよい。
以上のようであるから、本発明の実施例においては、2個の収納棚2、3を横並びに配置したり、積み重ねて配置したり、更に、他方の収納棚3においては、棚板30を抜き差しして所望の位置(高さ)に配置したり、また、一方の収納棚2においては、棚板30を、抜き差しして水平方向(横方向)に配置したり垂直方向(縦方向)に配置したりすることができる。
以上のように、棚板の変更が可能で、かつ、2つの収納棚を横並びや積み重ねて配置できることにより、特に学童用の書棚として有効なものである。
本発明の実施例における一方の収納棚と、これとは別体の他方の収納棚とを横並びに配置した斜視図。 図1の正面図。 図1の底面図。 本発明の一方の収納棚を示す斜視図。 図4の正面図。 図5におけるA−A線断面図。 本発明における棚受け手段の実施例を示す斜視図。 穴明き棚板の斜視図。 棚板の斜視図。 棚板の取付状態を示す平面図。 図10におけるB−B線断面図。 他方の収納棚を示す斜視図。 他方の収納棚に用いるコンテナの斜視図。 コンテナを収納した他方の収納棚の斜視図。 図14の正面図。 他方の収納棚に一方の収納棚を積み重ねた斜視図。 図16の正面図。 図17におけるC−C線断面図。 連結板の斜視図。 図17におけるD−D線断面図で、棚受け具は取り外されている。 図20におけるE−E線拡大断面図。 収納棚を積み重ねるとともに棚板の配置を変更した他の使用形態を示す斜視図。 収納棚を積み重ねるとともに棚板の配置を変更した更に他の使用形態を示す斜視図。 収納棚を積み重ねるとともに棚板の配置を変更した更に他の使用形態を示す斜視図。 収納棚を積み重ねるとともに棚板の配置を変更した更に他の使用形態を示す斜視図。
符号の説明
2、3 収納棚
4、5 側板(縦板)
4a、5a、50a、51a 突出部
6 天板(横板)
7 地板(横板)
8 縦仕切板(縦板)
15〜20、22、23 取付穴
24 穴明き棚板
25〜28 収納空間
30 棚板
32 嵌合溝
40 棚受け具
40c 差し込み部

Claims (8)

  1. 正面から見て正方形の収納空間内において、同じ棚板を、水平方向にも垂直方向にも配置できるようにしたことを特徴とする収納棚。
  2. 左右方向に所定の間隔を有して垂直方向に配置した縦板間に棚板を取外し可能に水平方向に配置する構成と、前記縦板間において上下方向に前記所定の間隔と同じ間隔を有して水平方向に配置した横板間に前記の棚板を取外し可能に垂直方向に配置する構成を有することを特徴とする収納棚。
  3. 前記横板を縦板間に取外し可能に設けたことを特徴とする請求項2記載の収納棚。
  4. 前記棚板を取外し可能に取付ける棚受け手段を、棚板を前後方向に摺動することにより取付け及び取外しができるように形成したことを特徴とする請求項2又は3記載の収納棚。
  5. 前記棚受け手段を、前記両縦板の内面と前記両横板の内面に取外し可能に突設する棚受け具と、前記棚板の側端面に、前後方向に形成され、かつ、後端が開口し、更に、前記棚受け具が摺動可能に嵌合される嵌合溝とで形成したことを特徴とする請求項4記載の収納棚。
  6. 前記棚受け具を、両端に差し込み部を折曲形成した金属棒で形成し、該棚受け具における両端の差し込み部を前記両縦板と両横板に形成した取付穴に取外し可能に差し込んで該棚受け具を水平方向に配置するようにしたことを特徴とする請求項5記載の収納棚。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の収納棚と、該収納棚とは別体の収納棚を用い、これら両収納棚を、上下に積み重ねて配置したり、横方向に隣接して配置することを特徴とする収納棚。
  8. 前記両収納棚の夫々の縦板からなる両側板の上部に、夫々の天板より上方へ突出する突出部を設け、一方の収納棚を、その天地を逆にしてその前記突出部が他方の収納棚の突出部上に重なるように他方の収納棚に載置し、前記積み重ねた両突出部を相互に連結することを特徴とする請求項7記載の収納棚。
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