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JP2008052770A - 半導体試験装置 - Google Patents

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JP2008052770A JP2006225221A JP2006225221A JP2008052770A JP 2008052770 A JP2008052770 A JP 2008052770A JP 2006225221 A JP2006225221 A JP 2006225221A JP 2006225221 A JP2006225221 A JP 2006225221A JP 2008052770 A JP2008052770 A JP 2008052770A
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Abstract

【課題】主として、フェイル情報の転送効率を改善することで試験時間の短縮を図ることができる半導体試験装置を提供する。
【解決手段】半導体試験装置10は、DUT40に与える二次元アドレスを生成するアドレスジェネレータ13、アドレスジェネレータ13が生成した二次元のアドレスA2を一次元のアドレスA4に変換するアドレス変換部16、及びアドレスA4を用いてコンパレータ14から出力されるフェイルデータD3を収集メモリ18にバースト転送する収集メモリコントローラ17を備える。アドレス変換部16は、二次元のアドレスA2を所定の第1変換規則に従って一次元のアドレスA11に変換するアドレススクランブラ21と、収集メモリ18に収集されるフェイルデータD3のバースト性が保証されるように、アドレスA11を所定の第2変換規則に従って変換するバーストアドレススクランブラ22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体メモリ、LSI(Large Scale Integraton)等の半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置に関する。
従来から、半導体メモリや内部メモリを備えるLSI等の半導体デバイスの初期不良を試験する装置として半導体試験装置が用いられている。この半導体試験装置は、一般的に被試験デバイス(以下、DUT(Device Under Test)という)としての半導体デバイスに対して、試験パターンと試験パターンを印加するアドレスとを与え、DUTから出力される信号と予め定められた期待値とを比較し、パス/フェイルを判断することによりDUTの良、不良を試験するものである。
半導体試験装置は、通常、パス/フェイルを示すフェイル情報を収集する収集メモリ(フェイルメモリ)を備えており、DUTの試験を行って得られるフェイル情報を収集メモリに収集している。この収集メモリに収集されたフェイル情報を解析してDUTの良、不良を試験する訳であるが、解析の最中においては新たなフェイル情報を収集メモリに収集することはできず、解析が終了するのを待ってから新たなDUTの試験を行ってフェイル情報を収集メモリに収集する必要があったため試験に長時間を要していた。
そこで、近年においては、収集メモリとは別に解析メモリを設け、DUTの試験終了後に収集メモリに収集されたフェイル情報を解析メモリにコピーし(待避し)、この解析メモリにコピーされたフェイル情報を用いて解析を行う半導体試験装置が提案されている。かかる半導体試験装置では、解析メモリにコピーされたフェイル情報を用いて試験を終えたDUTの解析を行い、これと並行して新たなDUTの試験を行って得られるフェイル情報を収集メモリに収集することができるため、試験時間の短縮を図ることができる。尚、従来の半導体試験装置の詳細については、例えば以下の特許文献1を参照されたい。
特開2004−348892号公報
ところで、近年においては、データの読み出し及び書き込みを高速化するために、バースト転送が可能な半導体メモリが主流になっている。ここで、バースト転送とは、1つのアドレスを指定するだけで、指定したアドレスのデータと次に続くアドレスのデータとを連続して転送するデータ転送方式をいう。かかるデータ転送方式を用いることで、連続したデータの読み出し及び書き込みを行うときにはアドレスの指定を省略することができるため、データの高速転送が可能になる。
上述した通り、従来の半導体試験装置では、DUTの試験を行って得られるフェイル情報を一度収集メモリに収集し、収集メモリに収集したフェイル情報を解析メモリにコピーするという動作が繰り返し行われる。このため、半導体試験装置には、収集メモリ及び解析メモリにバースト転送が可能なメモリを用いてフェイル情報を効率的に転送することで、試験に要する時間を短縮することが望まれている。
バースト転送が可能なメモリを収集メモリ及び解析メモリに使用する場合であっても、DUTに対する試験の種類によっては、従来と同様にアドレスを逐一指定して行うデータ転送方式が必要となるときがある。ここで、アドレスを逐一指定して行うデータ転送方式を用いる場合には、指定したアドレスからデータを読み出して指定したアドレスにデータを書き込むだけで良いが、バースト転送方式を用いる場合には連続するデータが連続したアドレスから読み出され又は連続したアドレスに書き込まれること(以下、バースト性という)を保証しなければならない。このため、使用するデータ転送方式に応じて適切なアドレスの指定を行う必要がある。また、フェイル情報を解析メモリに記憶させる場合に、意味のない順序でフェイル情報を記憶させるとフェイル情報の解析が面倒になるため、何れのデータ転送方式を用いる場合であっても、フェイル情報の解析が容易に行えるように、意味のある順序(例えば、DUTのメモリマップと一致する順序)で記憶させる必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、フェイル情報の転送効率を改善することで試験時間の短縮を図ることができるとともに、データ転送方式に応じた適切なアドレス指定を行うことができ、更にフェイル情報の解析を容易に行うことができる半導体試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体試験装置は、被試験デバイス(40)の出力信号からパス/フェイルを示すフェイル情報を求めて前記被試験デバイスの試験を行う半導体試験装置(10、50)において、前記被試験デバイスから前記出力信号を得るための二次元アドレスを生成するアドレス生成部(13)と、前記アドレス生成部で生成された前記二次元アドレスを所定の第1変換規則に従って一次元アドレスに変換する第1変換部(21)と、前記第1変換部から順次出力される前記一次元アドレスが所定数を単位として連続するように、前記一次元アドレスを所定の第2変換規則に従って変換する第2変換部(22)と、前記フェイル情報を収集するバースト転送が可能な第1メモリ(18)と、前記第2変換部で変換された前記一次元アドレスを用いて、前記フェイル情報を前記所定数を単位として前記第1メモリに対してバースト転送するメモリ制御部(17、19)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、アドレス生成部で生成された二次元アドレスは被試験デバイスに出力され、被試験デバイスから出力される出力信号からフェイル情報が求められる。他方、アドレス生成部で生成された二次元アドレスは第1変換部に出力されて第一変換規則により変換された後に、第2変換部において第2変換規則により第1変換部から順次出力される一次元アドレスが所定数を単位として連続するように変換される。そして、第2変換部で変換された一次元アドレスを用いて上記のフェイル情報が第1メモリに対してバースト転送される。
また、本発明の半導体試験装置は、前記メモリ制御部の前記第1メモリに対する前記バースト転送を実行させるか否かを設定する転送モード設定部(27)を備えることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記第1変換部で変換された前記一次元アドレスと前記第2変換部で変換された前記一次元アドレスとを入力とし、前記転送モード設定部の設定内容に応じて何れか一方の一次元アドレスを選択的に出力するアドレス選択部(23)を備えることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記第1メモリを複数の領域に分けて前記フェイル情報を収集するために、前記第1変換部で変換された前記一次元アドレスを所定の第3規則に従って変換して前記第2変換部に出力する第3変換部(31)を備えることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記第1メモリで収集された前記フェイル情報を待避するためのバースト転送が可能な第2メモリ(20)と、前記第1メモリから前記第2メモリに前記フェイル情報を待避させるための待避アドレスを生成する待避アドレス生成部(15)と、前記待避アドレス生成部で生成された前記待避アドレスを、前記第2変換規則に対して逆変換となる逆変換規則に従って変換する逆変換部(25)とを備え、前記メモリ制御部は、前記逆変換部で逆変換された前記待避アドレスを用いて、前記第1メモリに記憶されている前記フェイル情報を前記第2メモリにバースト転送することを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記メモリ制御部が、前記転送モード設定部の設定内容に応じて、前記フェイル情報を前記第1メモリから第2メモリにバースト転送するか否かを制御することを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記待避アドレス生成部で生成される前記待避アドレスと前記逆変換部で変換された前記アドレスとを入力とし、前記転送モード設定部の設定内容に応じて何れか一方の待避アドレスを選択的に出力する待避アドレス選択部(26)を備えることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記第2変換規則が、前記バースト転送のバースト長を2(kは1以上の整数)とすると、前記第1変換部から順次出力される前記一次元アドレスのk個毎に値が変化するビットを、最下位から数えて第kビット目に移動させる変換であることを特徴としている。
更に、本発明の半導体試験装置は、前記バースト長を設定するバースト長設定部(29)と、前記移動の対象となるビットを設定する移動ビット設定部(28)とを備え、前記第2変換部は、前記バースト長設定部及び前記移動ビット設定部の設定内容に応じて前記第1変換部から順次出力される前記一次元アドレスの変換を行うことを特徴としている。
本発明によれば、第1変換部から順次出力される一次元アドレスが所定数を単位として連続するように変換した上で、フェイル情報を第1メモリに対してバースト転送しているため、フェイル情報を第1メモリに収集する効率を改善することができ、試験時間の短縮を図ることができるという効果がある。
また、本発明によれば、待避アドレス生成部で生成される待避アドレスを、第2変換部の第2変換規則に対して逆変換となる逆変換規則に従って変換し、この待避アドレスを用いてフェイル情報を第1メモリから第2メモリにバースト転送して待避しているため、フェイル情報を第1メモリから第2メモリに効率よく待避させることにより試験時間の短縮を図ることができるとともに、逆変換によって被試験デバイスのメモリマップに合致するようフェイル情報が第2メモリに待避されるため、フェイル情報の解析を容易に行うことができるという効果がある。
また、本発明によれば、フェイル情報の転送モードをバースト転送モードと他の転送モードとの間で切り替えることが可能であり、転送モードに応じてメモリ制御部に与える一次元アドレス及び待避アドレスを選択することができるため、データ転送方式に応じた適切なアドレス指定を行うことができるという効果がある。
更に、フェイル情報を第1メモリに収集する場合に、第1メモリを複数の領域に分けて収集することができるため、例えば被試験デバイスを高速で試験する場合に、フェイル情報の収集が追いつかないときでも、各フェイル情報を別の領域に記憶させることで、正常にフェイル情報の収集を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による半導体試験装置について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の半導体試験装置10は、タイミングジェネレータ11、データジェネレータ12、アドレスジェネレータ13(アドレス生成部)、コンパレータ14、コピーアドレスジェネレータ15(待避アドレス生成部)、アドレス変換部16、収集メモリコントローラ17(メモリ制御部)、収集メモリ(フェイルメモリ)18(第1メモリ)、解析メモリコントローラ19(メモリ制御部)、及び解析メモリ20(第2メモリ)を備えており、DUT(被試験デバイス)40の試験を行う。尚、図1においては、1つのDUT40のみを図示しているが、半導体試験装置10は一度に複数のDUT40の試験を行うのが一般的である。また、DUT40は半導体メモリや内部メモリを備えるLSI等であり、その内部にはデータを記憶するためのメモリが設けられているとする。
タイミングジェネレータ11は、半導体試験装置10の動作タイミングを規定する基準信号を生成する。このタイミングジェネレータ11が生成する基準信号は、図示の通り、データジェネレータ12〜コピーアドレスジェネレータ15及びDUT40のみならず、アドレス変換部16の内部及び収集メモリコントローラ17〜解析メモリ20にそれぞれ供給される。データジェネレータ12は、タイミングジェネレータ11で生成される基準信号に同期して、DUT40に与えるアドレスA1、データD1、及び制御信号C1を生成する。尚、データジェネレータ12は、アドレスジェネレータ13で生成されるアドレスに基づいてアドレスA1を生成する。また、データジェネレータ12は、コンパレータ14に与える期待値も生成する。
アドレスジェネレータ13は、タイミングジェネレータ11で生成される基準信号に同期して、DUT40内部に設けられたメモリの複数の記憶領域のうちの特定の記憶領域を指定するためのアドレスを生成する。ここで、一般的にDUT40内部に設けられるメモリの記憶領域は二次元配列されているため、アドレスジェネレータ13はXアドレスとYアドレスとからなる二次元アドレスを生成する。尚、データジェネレータ12は、この二次元アドレスに基づいてアドレスA1を生成する。
図2は、DUT40内部に設けられたメモリのメモリ空間の一例を示す図である。図2に示した複数の矩形領域の各々が1つのデータ(例えば、8ビットのデータ)を記憶する記憶領域を表しており、この記憶領域が二次元配列されている。尚、図2においては、説明の簡単のために、64個の記憶領域が二次元配列されているものとし、各々の記憶領域は3ビットのXアドレス(X3,X2,X1)と3ビットのYアドレス(Y3,Y2,Y1)とによって指定されるとしている。例えば、図中最も左側の最上部に位置する記憶領域は、Xアドレス(0,0,0)とYアドレス(0,0,0)とにより指定される。
図1に戻り、コンパレータ14は、タイミングジェネレータ11で生成される基準信号に同期した所定のタイミング(ストローブ信号)でDUT40から出力されるデータD2を保持し、保持したデータD2とデータジェネレータ12で生成される期待値とを比較してパス/フェイルを判断し、パス又はフェイルを示すフェイルデータ(フェイル情報)D3を生成する。このフェイルデータD3は、収集メモリコントローラ17に出力される。
コピーアドレスジェネレータ15は、収集メモリ18に収集されたフェイルデータを解析メモリ20にコピーする(待避する)ときに用いるアドレスA3を生成する。尚、収集メモリ18及び解析メモリ20のアドレスは一次元アドレスであるため、コピーアドレスジェネレータ15が生成するアドレスA3は一次元アドレスである。アドレス変換部16は、アドレスジェネレータ13で生成されるアドレスA2及びコピーアドレスジェネレータ15で生成されるアドレスA3を変換し、アドレスA4を収集メモリコントローラ18に与えるとともにアドレスA5を解析メモリコントローラ19に与える。尚、このアドレス変換部16の詳細については後述する。
収集メモリコントローラ17は、収集メモリ18に対して制御信号C2を出力し、収集メモリ18に対するデータの読み出し及び書き込みを制御する。具体的には、コンパレータ14から出力されるフェイルデータD3を、アドレス変換部16から出力されるアドレスA4で指定される記憶領域に書き込む制御を行うとともに、アドレス変換部16から出力されるアドレスA4で指定される記憶領域に記憶されているデータを読み出す制御を行う。収集メモリ18は、DUT40の試験を行って得られるフェイルデータD3を収集するためのものであって、バースト転送が可能なメモリである。このため、収集メモリコントローラ17は、収集メモリ18に対して、1つのアドレス毎に1つのデータを転送する転送モード(以下、ランダム転送モードという)と、1つのアドレスに対して複数のデータを転送する転送モード(以下、バースト転送モード)とを有している。
解析メモリコントローラ19は、解析メモリ20に対して制御信号C3を出力し、解析メモリ20に対するデータの読み出し及び書き込みを制御する。具体的には、収集メモリコントローラ17から出力されるフェイルデータ(収集メモリ18から読み出されたフェイルデータ)D4を、アドレス変換部16から出力されるアドレスA5で指定されるアドレスに書き込む制御を行う。尚、解析メモリコントローラ19は、解析メモリ20に記憶されたフェイルデータの解析を行うときにも読み出し制御も行うが、ここでの説明は省略する。解析メモリ20は、DUT40の試験を行って得られるフェイルデータD3の解析を行うため、収集メモリ18に収集されたフェイルデータをコピーするためのものであって、バースト転送が可能なメモリである。このため、解析メモリコントローラ19も、ランダム転送モードとバースト転送モードとを有している。
次に、アドレス変換部16について詳細に説明する。アドレス変換部16は、前述した通り、アドレスジェネレータ13で生成されるアドレスA2及びコピーアドレスジェネレータ15で生成されるアドレスA3を変換して収集メモリコントローラ18に与えるアドレスA4と解析メモリコントローラ19に与えるアドレスA5とを生成するものである。ここで、前述の通り、収集メモリコントローラ17及び解析メモリコントローラ19は、ランダム転送モードとバースト転送モードとを有しており、各々の転送モード毎にアドレスの指定の仕方が異なる。このため、アドレス変換部16は、アドレスジェネレータ13で生成されるアドレスA2及びコピーアドレスジェネレータ15で生成されるアドレスA3を、各々の転送モードに適したアドレスに変換する。
図1に示す通り、アドレス変換部16は、アドレススクランブラ21(第1変換部)、バーストアドレススクランブラ22(第2変換部)、バーストアドレスセレクタ23(アドレス選択部)、コピーアドレスセレクタ24、逆バーストアドレススクランブラ25(逆変換部)、バーストアドレスセレクタ26(待避アドレス選択部)、バーストモード設定レジスタ27(転送モード設定部)、バーストスクランブル設定レジスタ28(移動ビット設定部)、及びバースト長設定レジスタ29(バースト長設定部)を備える。
アドレススクランブラ21は、アドレスジェネレータ13で生成されるアドレス(二次元アドレス)A2を、所定の変換規則に基づいて変換して一次元のアドレスA11を生成する。このアドレススクランブラ21は、収集メモリ18及び解析メモリ20のアドレスが一次元アドレスであるため、アドレスジェネレータ13で生成される二次元のアドレスA2を一次元のアドレスに変換するために設けられる。
例えば、アドレスジェネレータ13で生成されるアドレスA2が、図2に示す3ビットのXアドレス(X3,X2,X1)と3ビットのYアドレス(Y3,Y2,Y1)とからなる場合には、アドレススクランブラ21は、Xビットを下位ビットとし、Yビットを上位ビットとした6ビットの一次元アドレス(Y3,Y2,Y1,X3,X2,X1)に変換する。尚、本実施形態では、この変換規則を例に挙げて説明するが、アドレススクランブラ21の変換規則はこの例に限られる訳ではなく、任意の変換規則を用いることができる。アドレススクランブラ21で変換されたアドレスA11は、バーストアドレススクランブラ22及びバーストアドレスセレクタ23に出力される。
バーストアドレススクランブラ22は、バースト転送モード時にフェイルデータD3を収集メモリ18に書き込む際にバースト性が保証されるよう、アドレススクランブラ21から出力されるアドレスA11の変換を行うものである。つまり、アドレススクランブラ21から順次出力されるアドレスA11がバースト長を単位として連続したアドレスとなるようにアドレスA11を変換してアドレスA12を生成する。具体的には、変数kを1以上の整数とし、バースト転送モード時のバースト長が2であるとすると、アドレススクランブラ21から順次出力されるアドレスA11のk個毎に値が変化するビットを最下位から数えて第kビット目にする変換を行う。
図3は、バーストアドレススクランブラ22で行われるアドレスの変換処理を説明するための図であって、(a)はバースト長が「2」である場合の説明図であり、(b)はバースト長が「4」である場合の説明図である。バースト長が「2」である場合に、アドレススクランブラ21から順次出力されるアドレスA11の第mビットの値が「0」,「1」,「0」,「1」,…と変化してるとすると、バーストアドレススクランブラ22は、図3(a)に示す通り、アドレスA11の第mビットを移動させて最下位ビットにし、この第mビットの下位に位置するビット列B1を1ビットだけ上位側にシフトさせる変換を行ってアドレスA12を生成する。
次に、バースト長が「4」である場合に、アドレススクランブラ21から順次出力されるアドレスA11の第mビットの値が「0」,「1」,「0」,「1」,…と変化しており、アドレスA11の第nビットの値が「0」,「0」,「1」,「1」,「0」,「0」,「1」,「1」…と変化してるとする。バーストアドレススクランブラ22は、図3(b)に示す通り、アドレスA11の第mビットを移動させて最下位ビットにし、アドレスA11の第nビットを移動させて最下位ビットから数えて第2ビット目にする変換を行う。尚、アドレスA11の第mビットと第nビットとの間に位置するビット列B2を1ビットだけ上位側にシフトさせるとともに、アドレスA11の第nビットの下位に位置するビット列B3を2ビットだけ上位側にシフトさせる変換を行ってアドレスA12を生成する。
以上の変換を行うことにより、アドレスA12のバースト性が保証される。尚、移動させるビットを示す情報はバーストスクランブル設定レジスタ28に設定されており、バースト長を示す情報はバースト長設定レジスタ29に設定されている。バーストアドレススクランブラ22は、これらのレジスタに設定されている情報に基づいて、上記の変換を行う。
バーストアドレスセレクタ23は、アドレススクランブラ21から出力されるアドレスA11と、バーストアドレススクランブラ22から出力されるアドレスA12とを入力とし、バーストモード設定レジスタ27の設定内容に応じて、アドレスA11及びアドレスA12の何れか一方を選択的に出力する。コピーアドレスセレクタ24は、バーストアドレスセレクタ23とコピーアドレスジェネレータ15とに接続されており、これらから出力されるアドレスの何れか一方を収集メモリコントローラ17に出力する。
逆バーストアドレススクランブラ25は、収集メモリ18に収集されたフェイルデータをバースト転送して解析メモリ20にコピーする場合に、解析メモリ20にコピーされた後のメモリマップとDUT40のメモリマップとが合致するよう、コピーアドレスジェネレータ15から出力されるアドレスA3の変換を行うものである。具体的には、バーストアドレススクランブラ22で行われる変換の逆変換を行う。
図4は、逆バーストアドレススクランブラ25で行われるアドレスの変換処理を説明するための図であって、(a)はバースト長が「2」である場合の説明図であり、(b)はバースト長が「4」である場合の説明図である。図4(a)に示す通り、バースト長が「2」である場合には、逆バーストアドレススクランブラ25は、コピーアドレスジェネレータ15から順次出力されるアドレスA3の最下位ビットを移動させて第mビットにし、アドレスA3の最下位ビットの上位に位置する(m−1)ビット分のビット列B6を1ビットだけ下位側にシフトさせる変換を行ってアドレスA13を生成する。
図4(b)に示す通り、バースト長が「4」である場合には、逆バーストアドレススクランブラ25は、コピーアドレスジェネレータ15から順次出力されるアドレスA3の最下位ビットを移動させて第mビットにするとともにアドレスA3の最下位ビットから数えて第2ビット目を移動させて第nビットにする変換を行う。尚、アドレスA3の第(n+2)ビットから第mビットまでのビット列B7を1ビットだけ下位側にシフトさせるとともに、アドレスA3の最下位ビットから数えて第3ビット目から第(n+1)ビットまでのビット列B8を2ビットだけ下位側にシフトさせる変換を行ってアドレスA13を生成する。
以上の変換を行うことにより、バースト転送によりフェイルデータを収集メモリ18に収集するときにバーストアドレススクランブラ22の変換によって並び替えられたデータの並びが、DUT40のメモリマップに合致した元の並びに並び替えられる。尚、移動先のビットを示す情報はバーストスクランブル設定レジスタ28に設定されており、バースト長を示す情報はバースト長設定レジスタ29に設定されている。逆バーストアドレススクランブラ25は、これらのレジスタに設定されている情報に基づいて、上記の変換を行う。
バーストアドレスセレクタ26は、コピーアドレスジェネレータ15から出力されるアドレスA3と、逆バーストアドレススクランブラ25から出力されるアドレスA13とを入力とし、バーストモード設定レジスタ27の設定内容に応じて、アドレスA3及びアドレスA13の何れか一方を選択的に出力する。
バーストモード設定レジスタ27は、フェイルデータを収集メモリ18に収集する場合、又は収集メモリ18に記憶されているフェイルデータを解析メモリ20にコピーする場合に、収集メモリコントローラ17及び解析メモリコントローラ19の転送モードを設定するものである。例えば、値「0」が格納されている場合にはランダム転送モードが設定され、値「1」が設定されている場合にはバースト転送モードが設定される。このバーストモード設定レジスタ27の設定値は、バーストアドレスセレクタ23,26、収集メモリコントローラ17、及び解析メモリコントローラ19に出力される。
バーストスクランブル設定レジスタ28は、図3,図4を用いて説明した通り、アドレススクランブラA11から出力されるアドレスA11の移動元のビットを示す情報、及びコピーアドレスジェネレータ15から出力されるアドレスA3の移動先のビットを示す情報を設定するものである。バーストスクランブル設定レジスタ28に設定された情報は、バーストアドレススクランブラ22及び逆バーストアドレススクランブラ25に出力される。バースト長設定レジスタ29は、バースト転送モード時のバースト長を示す情報を設定するものである。バースト長設定レジスタ29に設定された情報は、バーストアドレススクランブラ22及び逆バーストアドレススクランブラ25並びに収集メモリコントローラ17及び解析メモリコントローラ19に出力される。
次に、以上説明した構成の半導体試験装置10の動作について説明する。尚、一般的に半導体試験装置10は、試験信号をDUT40に書き込み、書き込んだ試験信号を読み出して予め設定された期待値と比較してパス/フェイルを判定する動作を繰り返し行うが、以下の説明では、DUT40には既に試験信号が書き込まれているとして書き込み時の動作の説明を省略し、試験信号を読み出す際の動作について詳細に説明する。
本実施形態の半導体試験装置10は、ランダム転送モードとバースト転送モードとを有する収集メモリコントローラ17及び解析メモリコントローラ19を備えているため、以下では、ランダム転送モード時の動作とバースト転送モード時の動作とに分けて説明する。尚、理解を容易にするために、ランダム転送モード及びバースト転送モードの何れの転送モードであっても、アドレスジェネレータ13からは試験信号読み出しのためのアドレスとして同一のアドレスが出力されるとする。
図5は、試験信号の読み出し時にアドレスジェネレータ13が発生するアドレスの一例を示す図である。ここでは、図5(a)に示す通り、Xアドレスが(0,0,0)である列R1とXアドレスが(1,0,0)である列R2とに配列された記憶領域から交互に試験信号を読み出す場合について考える。尚、図5(a)中の矩形領域に示した「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,…は、記憶領域に記憶されている試験信号を示しており、試験信号「A」〜「P」の順で順次試験信号が読み出されるものとする。
かかる順序で試験信号の読み出しを行う場合には、アドレスジェネレータ13は、図5(b)に示すアドレスを生成する。具体的には、Yアドレスについては順次インクリメントされるYアドレスを2回づつ出力し、Xアドレスについては(0,0,0)と(1,0,0)とを交互に出力する。尚、アドレスジェネレータ13から出力されるアドレスを、アドレススクランブラ21で変換したアドレスA11を図5(b)に併せて示している。
〈ランダム転送モード時の動作〉
まず、ランダム転送モードでは、バーストモード設定レジスタ27に値「0」が設定される。これにより、バーストアドレスセレクタ23はアドレススクランブラ21からのアドレスA11を出力するように設定され、バーストアドレスセレクタ26はコピーアドレスジェネレータ15からのアドレスA3を出力するように設定される。また、収集メモリコントローラ17及び解析メモリコントローラ19の転送モードは、バーストモード設定レジスタ27の設定内容に従って、ランダム転送モードに設定される。
アドレスジェネレータ13がXアドレス(0,0,0)及びYアドレス(0,0,0)を生成すると、このアドレスはデータジェネレータ12に出力されるとともに、アドレスA2としてアドレススクランブラ21に出力される。データジェネレータ12は、タイミングジェネレータ11で生成される基準信号に同期して、アドレスジェネレータ13からのアドレスに基づいてDUT40に与えるアドレスA1を生成するとともに、コンパレータ14に与える期待値を生成する。生成されたアドレスA1はDUT40に出力され、生成された期待値はコンパレータ14に出力される。
DUT40にアドレスA1が入力されると、そのアドレスA1で指定される記憶領域に記憶されている試験信号「A」が読み出されてコンパレータ14にデータD2として出力される。コンパレータ14は、DUT40から出力されるデータD2をストローブ信号で保持し、保持したデータD2とデータジェネレータ12で生成された期待値とを比較してパス/フェイルを判断し、パス/フェイルを示すフェイルデータD3を出力する。このフェイルデータD3は、収集メモリコントローラ17に出力される。
一方、アドレスジェネレータ13からアドレススクランブラ21に出力されたアドレスA2は、アドレススクランブラ21により一次元アドレスに変換される。具体的には、アドレスジェネレータ13が生成したXアドレス(0,0,0)及びYアドレス(0,0,0)が、Yアドレスを上位にしてXアドレスを下位にした一次元アドレス(0,0,0,0,0,0)に変換される。アドレススクランブラ21で変換されたアドレスA11は、バーストアドレスセレクタ23及びコピーアドレスセレクタ24を介してアドレスA4として収集メモリコントローラ17に出力される。収集メモリコントローラ17は、アドレス変換部16から出力されるアドレスA4で示される収集メモリ18の記憶領域に、コンパレータ14から出力されるフェールデータを書き込む。
次に、アドレスジェネレータ13は、Xアドレス(1,0,0)及びYアドレス(0,0,0)を生成する。このアドレスは、データジェネレータ12に出力されるとともに、アドレスA2としてアドレススクランブラ21に出力される。データジェネレータ12は、タイミングジェネレータ11で生成される基準信号に同期して、アドレスジェネレータ13からのアドレスに基づいてDUT40に与えるアドレスA1を生成するとともに期待値を生成する。
DUT40にアドレスA1が入力されると、そのアドレスA1で指定される記憶領域に記憶されている試験信号「B」が読み出されてコンパレータ14にデータD2として出力される。コンパレータ14は、DUT40から出力されるデータD2をストローブ信号で保持し、保持したデータD2とデータジェネレータ12で生成された期待値とを比較してパス/フェイルを判断し、パス/フェイルを示すフェイルデータD3を出力する。このフェイルデータD3は、収集メモリコントローラ17に出力される。
一方、アドレスジェネレータ13からアドレススクランブラ21に出力されたアドレスA2は、アドレススクランブラ21により一次元アドレスに変換される。具体的には、アドレスジェネレータ13が生成したXアドレス(1,0,0)及びYアドレス(0,0,0)が、一次元アドレス(0,0,0,1,0,0)に変換される。アドレススクランブラ21で変換されたアドレスA11は、バーストアドレスセレクタ23及びコピーアドレスセレクタ24を介してアドレスA4として収集メモリコントローラ17に出力され、収集メモリコントローラ17は、アドレス変換部16から出力されるアドレスA4で示される収集メモリ18の記憶領域に、コンパレータ14から出力されるフェールデータを書き込む。
以下、同様に、アドレスジェネレータ13が1つのアドレスを生成する度に、そのアドレスで指定されるDUT40の記憶領域から1つの試験信号が読み出されてフェイルデータが生成されるとともに、そのアドレスがアドレススクランブラ21で変換される。そして、アドレススクランブラ21で変換されたアドレスで指定される収集メモリ18の記憶領域にフェイルデータが書き込まれる。
以上の動作が繰り返し行われてDUT40の試験が終了すると、収集メモリ18に収集したフェイルデータを解析メモリ20にコピーする動作が行われる。コピーアドレスジェネレータ15からアドレスA3が出力されると、収集メモリ18に収集されたフェイルデータのコピーが開始される。コピーアドレスジェネレータ15は、まず先頭のアドレス(例えば、アドレス(0,0,0,0,0,0))A3を出力する。このアドレスA3は、コピーアドレスセレクタ24を介してアドレスA4として収集メモリコントローラ17に出力されるとともに、バーストアドレスセレクタ26を介してアドレスA5として解析メモリコントローラ19に出力される。
収集メモリコントローラ17は、アドレス変換部16から出力されるアドレスA4で指定される収集メモリ18の記憶領域に記憶されているフェイルデータを読み出し、読み出したフェイルデータをデータD4として解析メモリコントローラ19に出力する。解析メモリコントローラ19は、アドレス変換部16から出力されるアドレスA5で指定される解析メモリ20の記憶領域に、収集メモリコントローラ17から出力されたデータD5を書き込む。以上の処理が終了すると、コピーアドレスジェネレータ15は、次のアドレス(例えば、アドレス(0,0,0,0,0,1))A3を出力する。そして、同様の処理により、収集メモリ18に記憶されている1つのフェイルデータが解析メモリ20にコピーされる。以上の動作が繰り返し行われて収集メモリ18のフェイルデータが解析メモリ20にコピーされる。
図6は、ランダム転送モード時におけるDUT40、収集メモリ18、及び解析メモリ20の記憶内容の一例を示す図である。アドレススクランブラ21から出力される一次元のアドレスA11を用いると、DUT40のメモリマップは図6中の左側に示したメモリマップの通り表すことができる。つまり、先頭アドレス(0,0,0,0,0,0)から4つのアドレスおきに試験信号「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,…が順に記憶されたメモリマップである。
以上説明した、ランダム転送によりフェイルデータを収集メモリ18に収集すると、収集メモリ18のメモリマップは図6中の真ん中に示したメモリマップの通り表すことができる。つまり、先頭アドレス(0,0,0,0,0,0)から4つのアドレスおきに、試験信号「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,…に対応したフェイルデータ「FA」,「FB」,「FC」,「FD」,「FE」,…が順に記憶されたメモリマップである。
収集メモリ18に収集されたフェイルデータを解析メモリ20にコピーすると、解析メモリ20のメモリマップは図6中の右側に示したメモリマップの通り表すことができる。つまり、先頭アドレス(0,0,0,0,0,0)から4つのアドレスおきに、試験信号「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,…に対応したフェイルデータ「FA」,「FB」,「FC」,「FD」,「FE」,…が順に記憶されたメモリマップである。このように、ランダム転送モードでは、DUT40のメモリマップに合致するようフェイルデータが収集メモリ18に収集されるとともに、DUT40のメモリマップに合致するようフェイルデータが解析メモリ20にコピーされる。
〈バースト転送モード時の動作〉
まず、バースト転送モードでは、バーストモード設定レジスタ27に値「1」が設定される。これにより、バーストアドレスセレクタ23はバーストアドレススクランブラ22からのアドレスA12を出力するように設定され、バーストアドレスセレクタ26は逆バーストアドレススクランブラ25からのアドレスA13を出力するように設定される。また、収集メモリコントローラ17及び解析メモリコントローラ19の転送モードは、バーストモード設定レジスタ27の設定内容に従って、バースト転送モードに設定される。
尚、前述したランダム転送モードにおいては、アドレスジェネレータ13で任意のアドレスを生成させることができたが、バースト転送モードではアドレスジェネレータ13で生成するアドレスに一定の制限がある。前述の通り、バーストアドレススクランブラ22は、変数kを1以上の整数とし、バースト転送モード時のバースト長が2であるとすると、アドレススクランブラ21から順次出力されるアドレスA11のk個毎に値が変化するビットを最下位から数えて第kビット目にする変換を行うものである。
このため、バースト長が「2」である場合には、アドレススクランブラ21から順次出力されるアドレスA11は、アドレス毎に値が交互に変化するビットを有している必要がある。また、アドレススクランブラ21から連続して出力される2つのアドレスA11について、値が交互に変化するビットを除いた他のビットの全てが同じである必要がある。尚、バースト長が「4」である場合には、アドレススクランブラ21から順次出力されるアドレスA11は、アドレス毎に値が交互に変化するビットと、2つのアドレス毎に値が変化するビットとを有している必要があり、連続する4つのアドレスのうち、これらのビットを除いた他のビットの全てが同じ必要がある。
このため、バースト転送モードによりフェイルデータD3を収集する場合には、まずアドレスジェネレータ13で発生させるアドレスをアドレススクランブラ21でアドレスA11に変換してみた場合に上記の制約に合致することを確認の上、バースト転送時のバースト長をバースト長設定レジスタ29に設定するとともに、バーストアドレススクランブラ22で移動させるビットを示す情報をバーストスクランブル設定レジスタ28に設定する。
図5(b)に示したアドレスA11を参照すると、最下位から数えて第3ビット目がアドレス毎に値が変化しており、しかもこのビットを除くと、連続する2つのアドレスの他のビットが全て同じになることが分かる。よって、図5(b)に示したXアドレス及びYアドレスは、上記の制約に合致しており、バースト転送による収集が可能となる。以下の説明では、バースト長設定レジスタ29に値「2」が設定されており、バーストアドレススクランブラ22で移動させるビットを示す情報として「3」がバーストスクランブル設定レジスタ28に設定されているものとする。
アドレスジェネレータ13がXアドレス(0,0,0)及びYアドレス(0,0,0)を生成すると、このアドレスはデータジェネレータ12に出力されるとともに、アドレスA2としてアドレススクランブラ21に出力される。データジェネレータ12は、タイミングジェネレータ11で生成される基準信号に同期して、アドレスジェネレータ13からのアドレスに基づいてDUT40に与えるアドレスA1を生成するとともに、コンパレータ14に与える期待値を生成する。生成されたアドレスA1はDUT40に出力され、生成された期待値はコンパレータ14に出力される。
DUT40にアドレスA1が入力されると、そのアドレスA1で指定される記憶領域に記憶されている試験信号「A」が読み出されてコンパレータ14にデータD2として出力される。コンパレータ14は、DUT40から出力されるデータD2をストローブ信号で保持し、保持したデータD2とデータジェネレータ12で生成された期待値とを比較してパス/フェイルを判断し、パス/フェイルを示すフェイルデータD3を出力する。このフェイルデータD3は、収集メモリコントローラ17に出力される。
一方、アドレスジェネレータ13からアドレススクランブラ21に出力されたアドレスA2は、アドレススクランブラ21により一次元アドレスに変換される。具体的には、アドレスジェネレータ13が生成したXアドレス(0,0,0)及びYアドレス(0,0,0)が、Yアドレスを上位にしてXアドレスを下位にした一次元アドレス(0,0,0,0,0,0)に変換される。アドレススクランブラ21で変換されたアドレスA11は、バーストアドレススクランブラ22に入力され、バーストスクランブル設定レジスタ28及びバースト長設定レジスタ29の設定内容に応じた変換が行われる。
具体的には、アドレススクランブラ21から出力されるアドレスA11の最下位から数えて第3ビット目を最下位に移動させるとともに、アドレスA11の最下位ビット及び最下位から数えて第2ビット目を上位側に1ビットだけシフトさせる変換を行ってアドレスA12を生成する。尚、ここでは、アドレススクランブラ21から出力されるアドレスA11は(0,0,0,0,0,0)であるため、バーストアドレススクランブラ22から出力されるアドレスA12も(0,0,0,0,0,0)となる。このアドレスは、バーストアドレスセレクタ23及びコピーアドレスセレクタ24を介してアドレスA4として収集メモリコントローラ17に出力される。
次いで、アドレスジェネレータ13は、Xアドレス(1,0,0)及びYアドレス(0,0,0)を生成する。このアドレスは、データジェネレータ12に出力されるとともに、アドレスA2としてアドレススクランブラ21に出力される。データジェネレータ12は、タイミングジェネレータ11で生成される基準信号に同期して、アドレスジェネレータ13からのアドレスに基づいてDUT40に与えるアドレスA1を生成するとともに期待値を生成する。
DUT40にアドレスA1が入力されると、そのアドレスA1で指定される記憶領域に記憶されている試験信号「B」が読み出されてコンパレータ14にデータD2として出力される。コンパレータ14は、DUT40から出力されるデータD2をストローブ信号で保持し、保持したデータD2とデータジェネレータ12で生成された期待値とを比較してパス/フェイルを判断し、パス/フェイルを示すフェイルデータD3を出力する。このフェイルデータD3は、収集メモリコントローラ17に出力される。
一方、アドレスジェネレータ13からアドレススクランブラ21に出力されたアドレスA2は、アドレススクランブラ21により一次元アドレスに変換される。具体的には、アドレスジェネレータ13が生成したXアドレス(1,0,0)及びYアドレス(0,0,0)が、一次元アドレス(0,0,0,1,0,0)に変換される。アドレススクランブラ21で変換されたアドレスA11は、バーストアドレススクランブラ22に入力され、バーストスクランブル設定レジスタ28及びバースト長設定レジスタ29の設定内容に応じた変換が行われる。
具体的には、アドレススクランブラ21から出力されるアドレスA11の最下位から数えて第3ビット目を最下位に移動させるとともに、アドレスA11の最下位ビット及び最下位から数えて第2ビット目を上位側に1ビットだけシフトさせる変換を行う。これにより、アドレススクランブラ21から出力されるアドレス(0,0,0,1,0,0)が、アドレス(0,0,0,0,0,1)に変換される。このアドレスは、バーストアドレスセレクタ23及びコピーアドレスセレクタ24を介してアドレスA4として収集メモリコントローラ17に出力される。
以上の処理によって、収集メモリコントローラ17には、2つのアドレス(0,0,0,0,0,0)及び(0,0,0,0,0,1)と、2つのフェイルデータD3とが入力されている。収集メモリコントローラ17は、収集メモリ18に対して、先に入力されたアドレス(0,0,0,0,0,0)を用いて2つのフェイルデータD2をバースト転送し、そのアドレスで指定される記憶領域と、その記憶領域に連続する記憶領域とに2つのフェイルデータをそれぞれ書き込む。尚、収集メモリコントローラ17に入力された2つのアドレスのうちの、後に入力されたアドレスは破棄される。
次に、アドレスジェネレータ13は、Xアドレス(0,0,0)及びYアドレス(0,0,1)を生成する。このアドレスが出力されると、DUT40に記憶された試験信号「C」に関するフェイルデータD3が得られるとともに、アドレススクランブラ21及びバーストアドレススクランブラ22によってアドレス(0,0,1,0,0,0)が得られる。次いで、アドレスジェネレータ13が、Xアドレス(1,0,0)及びYアドレス(0,0,1)を生成すると、DUT40に記憶された試験信号「D」に関するフェイルデータD3が得られるとともに、アドレススクランブラ21及びバーストアドレススクランブラ22によってアドレス(0,0,1,0,0,1)が得られる。
収集メモリコントローラ17には、2つのアドレス(0,0,1,0,0,0)及び(0,0,1,0,0,1)と、2つのフェイルデータD3とが入力されている。収集メモリコントローラ17は、収集メモリ18に対して、先に入力されたアドレス(0,0,1,0,0,0)を用いて2つのフェイルデータD2をバースト転送し、そのアドレスで指定される記憶領域と、その記憶領域に連続する記憶領域とに2つのフェイルデータをそれぞれ書き込む。尚、収集メモリコントローラ17に入力された2つのアドレスのうちの、後に入力されたアドレスは破棄される。
以下、同様に、アドレスジェネレータ13がアドレスを生成する度に、そのアドレスで指定されるDUT40の記憶領域から1つの試験信号が読み出されてフェイルデータが生成されるとともに、そのアドレスがアドレススクランブラ21及びバーストアドレススクランブラ22でそれぞれ変換される。図7は、バーストアドレススクランブラ22がアドレスA11をアドレスA12に変換する一例を示す図である。図7に示す通り、アドレスA11の最下位から第3ビット目が最下位に移動し、アドレスA11の最下位ビット及び最下位ビットから数えて第2ビット目が上位側に1ビットシフトしたアドレスA12が形成される。そして、収集メモリコントローラ17に入力される2つのアドレスのうちの先に入力されたアドレスを用いて2つのフェイルデータが収集メモリ18にバースト転送され、そのアドレスで指定される記憶領域と、その記憶領域に連続する記憶領域とに2つのフェイルデータがそれぞれ書き込まれる。
以上の動作が繰り返し行われてDUT40の試験が終了すると、収集メモリ18に収集したフェイルデータを解析メモリ20にコピーする動作が行われる。コピーアドレスジェネレータ15からアドレスA3が出力されると、収集メモリ18に収集されたフェイルデータのコピーが開始される。コピーアドレスジェネレータ15は、まず先頭のアドレス(例えば、アドレス(0,0,0,0,0,0))A3を出力する。このアドレスA3は、コピーアドレスセレクタ24を介してアドレスA4として収集メモリコントローラ17に出力されるとともに、逆バーストアドレススクランブラ25に入力される。
逆バーストアドレススクランブラ25は、バーストスクランブル設定レジスタ28及びバースト長設定レジスタ29の設定内容に応じて、コピーアドレスジェネレータ15から出力されるアドレスA3に対し、バーストアドレススクランブラ22で行われる変換の逆変換を行う。具体的には、コピーアドレスジェネレータ15から出力されるアドレスA3の最下位ビットを、最下位ビットから数えて第3ビット目に移動させるとともに、アドレスA3の最下位から数えて第2,3ビットを下位側に1ビットだけシフトさせる変換を行ってアドレスA13を生成する。尚、ここでは、コピーアドレスジェネレータ15から出力されるアドレスA3は(0,0,0,0,0,0)であるため、逆バーストアドレススクランブラ25から出力されるアドレスA13も(0,0,0,0,0,0)となる。このアドレスは、バーストアドレスセレクタ26を介してアドレスA5として解析メモリコントローラ19に出力される。
収集メモリコントローラ17は、アドレス変換部16から出力されるアドレスA4で指定される収集メモリ18の記憶領域に記憶されているフェイルデータを読み出し、読み出したフェイルデータをデータD4として解析メモリコントローラ19に出力する。解析メモリコントローラ19は、アドレス変換部16から出力されるアドレスA5で指定される解析メモリ20の記憶領域に、収集メモリコントローラ17から出力されたデータD5を書き込む。以上の処理が終了すると、コピーアドレスジェネレータ15は、次のアドレス(例えば、アドレス(0,0,0,0,0,1))A3を出力する。そして、同様の処理により、収集メモリ18に記憶されている1つのフェイルデータが解析メモリ20にコピーされる。以上の動作が繰り返し行われて収集メモリ18のフェイルデータが解析メモリ20にコピーされる。尚、収集メモリ18から解析メモリ20へのフェイルデータの転送はバースト転送により行うのが望ましい。
図8は、バースト転送モード時におけるDUT40、収集メモリ18、及び解析メモリ20の記憶内容の一例を示す図である。図6と同様に、アドレススクランブラ21から出力される一次元のアドレスA11を用いると、DUT40のメモリマップは図8中の左側に示したメモリマップの通り表すことができる。つまり、先頭アドレス(0,0,0,0,0,0)から4つのアドレスおきに試験信号「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,…が順に記憶されたメモリマップである。
以上説明した、バースト転送によりフェイルデータを収集メモリ18に収集すると、収集メモリ18のメモリマップは図8中の真ん中に示したメモリマップの通り表すことができる。つまり、試験信号「A」に対応したフェイルデータ「FA」に続くアドレスに、試験信号「B」に対応したフェイルデータ「FB」が記憶され、試験信号「C」に対応したフェイルデータ「FC」に続くアドレスに、試験信号「D」に対応したフェイルデータ「FD」が記憶される。以下同様に、6つのアドレスおきに2つのフェイルデータが記憶されたメモリマップである。
収集メモリ18に収集されたフェイルデータを解析メモリ20にコピーすると、解析メモリ20のメモリマップは図8中の右側に示したメモリマップの通り表すことができる。つまり、DUT40内において試験信号「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,…の各々が記憶されているアドレスと同一のアドレスに、試験信号「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,…に対応したフェイルデータ「FA」,「FB」,「FC」,「FD」,「FE」,…がそれぞれ記憶されたメモリマップである。このように、バースト転送モードでは、収集メモリ18にフェイルデータを収集する場合には、バースト性が保証されるようアドレスの変換が行われるが、収集メモリ18に収集されたフェイルデータを解析メモリ20にコピーする場合には、DUT40のメモリマップに合致するようフェイルデータが解析メモリ20にコピーされる。
以上説明した本発明の第1実施形態においては、理解を容易にするために、アドレスジェネレータ13が生成した1つのアドレスをDUT40に印加して1つの試験信号を得る場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本実施形態は、DUT40をバースト転送モードで動作させて1つのアドレスに対して複数の試験結果が得られる場合にも適用することができる。
〔第2実施形態〕
図9は、本発明の第2実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。尚、図9においては、図1に示した構成と同一の構成には同一の符号を付してある。図9に示す第2実施形態による半導体試験装置50と、図1に示す第1実施形態による半導体装置10とが異なる点は、図1に示すコンパレータ14に代えてコンパレータ51を備え、アドレス変換部16に代えてアドレス変換部52を備える点である。
上述した第1実施形態による半導体試験装置10は、バースト転送によりフェイルデータを収集して、フェイルデータの収集効率を高めたものである。このため、DUT40がある程度高速化してもフェイルデータの収集を効率的に行うことができるが、例えばDUT40をバーストモードで動作させて試験する場合のように、DUT40の動作速度が更に高速化すると、フェイルデータの収集が追いつかなくなることが考えられる。
このため、本実施形態の半導体試験装置50は、パス/フェイルの判定を高速で行うことができるコンパレータ51と、収集メモリ18を複数の領域に分けて使用するためのアドレス変換部51とを備え、DUT40の試験を複数回(例えば、2回)に分けて行うものである。つまり、1回目の試験において、DUT40にアドレスを与えて得られるフェイルデータを間引いて収集メモリ18の1つの領域に収集し、2回目の試験において、DUT40に対して1回目に与えたアドレスと同一のアドレスを与えて残りのフェイルデータを収集メモリ18の他の領域に収集するものである。
コンパレータ51は、DUT40の高速動作での試験をするために、図1に示すコンパレータ14よりも2倍程度又はそれ以上の高速動作が可能なものである。図10は、本発明の第2実施形態において、コンパレータ51がDUT40からのデータD2を保持するストローブ信号の位置を説明するための図である。
DUT40がバーストモードで動作しているため、図10に示す通り、アドレスジェネレータ13から1つのアドレスが出力されると、DUT40からは2つのデータD2が読み出される。具体的には、図10中のアドレスadrAを(0,0,0,0,0,0)とすると、DUT40からは、そのアドレスで指定される記憶領域に記憶されている試験信号「A」と、そのアドレスに続くアドレス(0,0,0,0,0,1)で指定される記憶領域に記憶されている試験信号(ここでは、「a」とする)とが連続してデータD2として読み出される。また、図10中のアドレスadrBを(0,0,0,1,0,0)とすると、DUT40からは、そのアドレスで指定される記憶領域に記憶されている試験信号「B」と、そのアドレスに続くアドレス(0,0,0,1,0,1)で指定される記憶領域に記憶されている試験信号(ここでは、「b」とする)とが連続してデータD2として読み出される。
1回目の試験ではDUT40から先に出力されるデータ(試験信号「A」,「B」)を保持するようにコンパレータ51のストローブ信号の位置が設定されており、2回目の試験ではDUT40から後に出力されるデータ(試験信号「a」,「b」)を保持するようにコンパレータ51のストローブ信号の位置が設定されている。従って、1回目の試験においては、DUT40に与えるアドレスで指定される記憶領域に記憶されている試験信号(試験信号「A」,「B」,…)に対するフェイルデータ(フェイルデータ「FA」,「FB」,…)が、DUT40に与えたアドレスの数だけ得られる。また、2回目の試験においては、DUT40に与えるアドレスに続くアドレスで指定される記憶領域に記憶されている試験信号(試験信号「a」,「b」,…)に対するフェイルデータ(フェイルデータ「Fa」,「Fb」,…)が、DUT40に与えたアドレスの数だけ得られる。
アドレス変換部52は、図1に示すアドレススクランブラ21、バーストアドレススクランブラ22等のアドレス変換部16が備える構成に加えて、バーストアドレス固定回路31及び固定ビット設定レジスタ32を備える。バーストアドレス固定回路31は、アドレススクランブラ21とバーストアドレススクランブラ22との間に設けられており、バースト転送モード時に収集メモリ18を複数の領域に分けて使用するために、アドレススクランブラ21から出力されるアドレスA11に対して所定の変換を行ってアドレスA21を生成する。具体的には、アドレスA11の所定ビットの値を「0」又は「1」に固定する変換を行う。固定ビット設定レジスタ32は、値を「0」又は「1」に固定するビットを示す情報を設定する。
図11は、バーストアドレス固定回路31で行われるアドレスの変換処理を説明するための図である。バーストアドレス固定回路31は、アドレスA11の第pビットの値を「0」又は「1」に固定する。例えば、第1回目の試験ではアドレスA11の第pビットの値を「0」に固定し、第2回目の試験ではそのビットの値を「1」に固定する。値を固定するアドレスA11のビットは、アドレスジェネレータ13で発生させるパターンと、コンパレータ51でデータD2を保持するストローブ信号の位置とに応じて決定される。例えば、図5(b)に示したアドレスをアドレスジェネレータ13で発生させ、コンパレータ51でのストローブ信号の位置が図10で説明した通りに設定されているとすると、値を固定するビットは最下位ビットになる。
図5(b)に示したアドレスを発生させた場合には、アドレス変換部52では図12に示すアドレスが生成される。図12は、本発明の第2実施形態において、アドレス変換部52で生成されるアドレスの一例を示す図である。1回目の試験では、アドレススクランブラ21で発生したアドレスA11がバーストアドレス固定回路31に入力されると、図12(a)に示す通り、最下位ビットの値が「0」に固定されたアドレスA21が生成される。そして、このアドレスA21がバーストアドレススクランブラ22に入力されると、アドレスA21の最下位から数えて第3ビット目を最下位に移動させるとともに、アドレスA11の最下位ビット及び最下位から数えて第2ビット目を上位側に1ビットだけシフトさせる変換が行われたアドレスA12が生成される。このため、1回目の試験では、最下位から数えて第2ビット目の値が「0」に固定されたアドレスA12が生成される。
これに対し、2回目の試験では、ドレススクランブラ21で発生したアドレスA11がバーストアドレス固定回路31に入力されると、図12(b)に示す通り、最下位ビットの値が「1」に固定されたアドレスA21が生成される。そして、このアドレスA21がバーストアドレススクランブラ22に入力されると、アドレスA21の最下位から数えて第3ビット目を最下位に移動させるとともに、アドレスA11の最下位ビット及び最下位から数えて第2ビット目を上位側に1ビットだけシフトさせる変換が行われたアドレスA12が生成される。このため、2回目の試験では、最下位から数えて第2ビット目の値が「1」に固定されたアドレスA12が生成される。
フェイルデータD3の収集メモリ18への収集は、バーストアドレススクランブラ22から出力されるアドレスA12を用いて行われる。このため、1回目の試験では、フェイルデータD3は、最下位から数えて第2ビット目の値が「0」に固定されたアドレスで指定される領域にフェイルデータD3が収集される。これに対し、2回目の試験では、フェイルデータD3は、最下位から数えて第2ビット目の値が「1」に固定されたアドレスで指定される領域にフェイルデータD3が収集される。
このように、本実施形態では、1回目の試験において、DUT40にアドレスを与えて得られる複数のデータに関するフェイルデータが間引かれて収集メモリ18の1つの領域に収集され、2回目の試験において、DUT40に対して1回目に与えたアドレスと同一のアドレスを与えて得られる複数のデータに関するフェイルデータのうちの残りのフェイルデータが収集メモリ18の他の領域に収集される。このため、1つのアドレスに対して複数のフェイルデータが得られる場合であっても、フェイルデータをバースト転送して収集メモリ18に漏れなく収集することができる。
以上説明した通り、本発明の第1、第2実施形態では、アドレススクランブラ21から順次出力されるアドレスA11が所定数を単位として連続するように変換した上で、フェイルデータD3を収集メモリ18に対してバースト転送しているため、フェイルデータD3を収集メモリ18に収集する効率を改善することができ、試験時間の短縮を図ることができる。
また、収集メモリ18に収集されたフェイルデータを解析メモリ20にコピーする場合には、コピーアドレスジェネレータ15で生成されるアドレスA3、バーストアドレススクランブラ22で用いられる変換規則に対して逆変換となる逆変換規則に従って変換し、このアドレスA5を用いてフェイル情報をコピーしている。このため、試験時間の短縮を図ることができるとともに、DUT40のメモリマップに合致するようフェイルデータが解析メモリ20にコピーされることによりフェイルデータの解析を容易に行うことが可能となる。
また、本発明の第1、第2実施形態では、フェイルデータの転送モードをバースト転送モードと他の転送モードとの間で切り替えることが可能であり、転送モードに応じて収集メモリコントローラ17及び解析メモリコントローラ19に与えるアドレスを選択することができるため、データ転送方式に応じた適切なアドレス指定を行うことができる。
更に、本発明の第2実施形態では、フェイルデータD3を収集メモリ18に収集する場合に、収集メモリ18を複数の領域に分けて収集している。このため、DUT40を高速で試験する場合に、フェイルデータD3の収集が追いつかないときでも、各フェイルデータD3を別の領域に記憶させることで、正常に(漏れなく)フェイルデータD3の収集を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、説明を簡単にするためにバースト長が「2」の場合を例に挙げて説明したが、本発明はバースト長が「2」である場合に制限されず、これ以外のバースト長(例えば、「4」又は「8」)にも適用することができる。また、上記実施形態では、アドレスジェネレータ13が3ビットからなるXアドレスと3ビットからなるYアドレスとを生成するものであるとして説明したが、発生するアドレスのビット数はこの例に限られるものでないことは言うまでもない。
本発明の第1実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。 DUT40内部に設けられたメモリのメモリ空間の一例を示す図である。 バーストアドレススクランブラ22で行われるアドレスの変換処理を説明するための図である。 逆バーストアドレススクランブラ25で行われるアドレスの変換処理を説明するための図である。 試験信号の読み出し時にアドレスジェネレータ13が発生するアドレスの一例を示す図である。 ランダム転送モード時におけるDUT40、収集メモリ18、及び解析メモリ20の記憶内容の一例を示す図である。 バーストアドレススクランブラ22がアドレスA11をアドレスA12に変換する一例を示す図である。 バースト転送モード時におけるDUT40、収集メモリ18、及び解析メモリ20の記憶内容の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態において、コンパレータ51がDUT40からのデータD2を保持するストローブ信号の位置を説明するための図である。 バーストアドレス固定回路31で行われるアドレスの変換処理を説明するための図である。 本発明の第2実施形態において、アドレス変換部52で生成されるアドレスの一例を示す図である。
符号の説明
10 半導体試験装置
13 アドレスジェネレータ
15 コピーアドレスジェネレータ
17 収集メモリコントローラ
18 収集メモリ
19 解析メモリコントローラ
20 解析メモリ
21 アドレススクランブラ
22 バーストアドレススクランブラ
23 バーストアドレスセレクタ
25 逆バーストアドレススクランブラ
26 バーストアドレスセレクタ
27 バーストモード設定レジスタ
28 バーストスクランブル設定レジスタ
29 バースト長設定レジスタ
31 バーストアドレス固定回路
40 DUT
50 半導体試験装置

Claims (9)

  1. 被試験デバイスの出力信号からパス/フェイルを示すフェイル情報を求めて前記被試験デバイスの試験を行う半導体試験装置において、
    前記被試験デバイスから前記出力信号を得るための二次元アドレスを生成するアドレス生成部と、
    前記アドレス生成部で生成された前記二次元アドレスを所定の第1変換規則に従って一次元アドレスに変換する第1変換部と、
    前記第1変換部から順次出力される前記一次元アドレスが所定数を単位として連続するように、前記一次元アドレスを所定の第2変換規則に従って変換する第2変換部と、
    前記フェイル情報を収集するバースト転送が可能な第1メモリと、
    前記第2変換部で変換された前記一次元アドレスを用いて、前記フェイル情報を前記所定数を単位として前記第1メモリに対してバースト転送するメモリ制御部と
    を備えることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 前記メモリ制御部の前記第1メモリに対する前記バースト転送を実行させるか否かを設定する転送モード設定部を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体試験装置。
  3. 前記第1変換部で変換された前記一次元アドレスと前記第2変換部で変換された前記一次元アドレスとを入力とし、前記転送モード設定部の設定内容に応じて何れか一方の一次元アドレスを選択的に出力するアドレス選択部を備えることを特徴とする請求項2記載の半導体試験装置。
  4. 前記第1メモリを複数の領域に分けて前記フェイル情報を収集するために、前記第1変換部で変換された前記一次元アドレスを所定の第3規則に従って変換して前記第2変換部に出力する第3変換部を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の半導体試験装置。
  5. 前記第1メモリで収集された前記フェイル情報を待避するためのバースト転送が可能な第2メモリと、
    前記第1メモリから前記第2メモリに前記フェイル情報を待避させるための待避アドレスを生成する待避アドレス生成部と、
    前記待避アドレス生成部で生成された前記待避アドレスを、前記第2変換規則に対して逆変換となる逆変換規則に従って変換する逆変換部とを備え、
    前記メモリ制御部は、前記逆変換部で逆変換された前記待避アドレスを用いて、前記第1メモリに記憶されている前記フェイル情報を前記第2メモリにバースト転送することを特徴とする請求項2から請求項4の何れか一項に記載の半導体試験装置。
  6. 前記メモリ制御部は、前記転送モード設定部の設定内容に応じて、前記フェイル情報を前記第1メモリから第2メモリにバースト転送するか否かを制御することを特徴とする請求項5記載の半導体試験装置。
  7. 前記待避アドレス生成部で生成される前記待避アドレスと前記逆変換部で変換された前記アドレスとを入力とし、前記転送モード設定部の設定内容に応じて何れか一方の待避アドレスを選択的に出力する待避アドレス選択部を備えることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の半導体試験装置。
  8. 前記第2変換規則は、前記バースト転送のバースト長を2(kは1以上の整数)とすると、前記第1変換部から順次出力される前記一次元アドレスのk個毎に値が変化するビットを、最下位から数えて第kビット目に移動させる変換であることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の半導体試験装置。
  9. 前記バースト長を設定するバースト長設定部と、
    前記移動の対象となるビットを設定する移動ビット設定部とを備え、
    前記第2変換部は、前記バースト長設定部及び前記移動ビット設定部の設定内容に応じて前記第1変換部から順次出力される前記一次元アドレスの変換を行うことを特徴とする請求項8記載の半導体試験装置。
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