JP2008040085A - カメラシステム、カメラ本体およびカメラシステムの制御方法 - Google Patents
カメラシステム、カメラ本体およびカメラシステムの制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正装置が内蔵されている場合において、使用状況に応じて正常に像ブレ補正装置を動作させるカメラシステムおよびその制御方法を提供する。
【解決手段】カメラシステム1は、カメラ本体3と、カメラ本体3に着脱可能な交換レンズ2とから構成される。カメラ本体3は、撮像部71と、本体用ブレ検出部30と、本体用像ブレ補正部76と、撮像部71、ブレ検出部30および像ブレ補正部76の動作を制御するボディーマイコン12とを有する。交換レンズ2は、ブレ検出部21と、像ブレ補正部83と、ブレ検出部21および像ブレ補正部83の動作を制御するレンズマイコン20とを有する。ボディーマイコン12は、撮像部71の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズマイコン20を介してレンズ用像ブレ補正部83を補正可能状態に設定する。
【選択図】図7
【解決手段】カメラシステム1は、カメラ本体3と、カメラ本体3に着脱可能な交換レンズ2とから構成される。カメラ本体3は、撮像部71と、本体用ブレ検出部30と、本体用像ブレ補正部76と、撮像部71、ブレ検出部30および像ブレ補正部76の動作を制御するボディーマイコン12とを有する。交換レンズ2は、ブレ検出部21と、像ブレ補正部83と、ブレ検出部21および像ブレ補正部83の動作を制御するレンズマイコン20とを有する。ボディーマイコン12は、撮像部71の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズマイコン20を介してレンズ用像ブレ補正部83を補正可能状態に設定する。
【選択図】図7
Description
本発明は、カメラシステムおよびその制御方法、特に交換レンズおよびカメラ本体に像ブレ補正装置が内蔵された一眼レフデジタルカメラのカメラシステムおよびその制御方法に関する。
近年、被写体の光学的な像を電気的な画像信号に変換して出力可能な一眼レフデジタルカメラが、急速に普及している。この一眼レフデジタルカメラでは、カメラ本体と、カメラ本体に取り外し可能に装着された交換レンズとによりカメラシステムが構成されている。このカメラシステムでは、カメラ本体が被写体を撮像する基本的な機能を有しており、交換レンズは撮像光学系の一部を構成する光学的機能を有している。
この一眼レフデジタルカメラでは、撮影者がファインダを介して被写体を観察する場合、交換レンズに入射した光(すなわち被写体像)が、交換レンズの後方の光路上に配置された反射ミラーにより反射され、ペンタプリズムに入射する。この結果、ペンタプリズムにより被写体像が正立像に変換され、光学ファインダを介して撮影者が被写体像を観察することができる。
また、この一眼レフデジタルカメラにおいては、1つのカメラ本体に対して、焦点距離の異なる複数の交換レンズを装着することができるため、撮影者はいろいろなシーンで、そのシーンに合った交換レンズを用いて撮影することができる。
一方で、ユーザーの利便性を高めるために、カメラ本体と交換レンズとの間の通信システムやレンズマウント等が標準化された一眼レフカメラシステムの規格が提案されている。これにより、規格に準拠したカメラ本体および交換レンズであれば互換性を有しており、撮影者は異なるメーカーによって製造されたカメラ本体と交換レンズとを組み合わせて撮影することができる。
この一眼レフデジタルカメラでは、撮影者がファインダを介して被写体を観察する場合、交換レンズに入射した光(すなわち被写体像)が、交換レンズの後方の光路上に配置された反射ミラーにより反射され、ペンタプリズムに入射する。この結果、ペンタプリズムにより被写体像が正立像に変換され、光学ファインダを介して撮影者が被写体像を観察することができる。
また、この一眼レフデジタルカメラにおいては、1つのカメラ本体に対して、焦点距離の異なる複数の交換レンズを装着することができるため、撮影者はいろいろなシーンで、そのシーンに合った交換レンズを用いて撮影することができる。
一方で、ユーザーの利便性を高めるために、カメラ本体と交換レンズとの間の通信システムやレンズマウント等が標準化された一眼レフカメラシステムの規格が提案されている。これにより、規格に準拠したカメラ本体および交換レンズであれば互換性を有しており、撮影者は異なるメーカーによって製造されたカメラ本体と交換レンズとを組み合わせて撮影することができる。
このように、この一眼レフデジタルカメラは、非常に利便性が高いシステムとなっている。このため、この一眼レフデジタルカメラが普及するにつれ、従来のプロ、ハイアマチュアはもとより、初心者等も一眼レフデジタルカメラを使うようになってきている。
しかしながら、一眼レフデジタルカメラであっても、通常のデジタルカメラと同様に、手ブレが撮影画像に悪影響を及ぼすことが多い。このため、カメラ本体に内蔵された撮像センサの画素数が大きくなり、そして撮影画像を大きく引き延ばして印刷するなどの機会が増えるにつれ、手ブレの影響は顕著になる。初心者が使用する場合は、手ブレの影響はさらに顕著となる。
そこで、一眼レフデジタルカメラにおいて、光路を調節することで手ブレにより生じる像ブレを補正する光学式像ブレ補正装置が交換レンズ内に内蔵されたカメラシステムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平10−73860号公報
しかしながら、一眼レフデジタルカメラであっても、通常のデジタルカメラと同様に、手ブレが撮影画像に悪影響を及ぼすことが多い。このため、カメラ本体に内蔵された撮像センサの画素数が大きくなり、そして撮影画像を大きく引き延ばして印刷するなどの機会が増えるにつれ、手ブレの影響は顕著になる。初心者が使用する場合は、手ブレの影響はさらに顕著となる。
そこで、一眼レフデジタルカメラにおいて、光路を調節することで手ブレにより生じる像ブレを補正する光学式像ブレ補正装置が交換レンズ内に内蔵されたカメラシステムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
一方で、像ブレ補正装置として、光学式の他に、撮像センサを手ブレに応じてシフトさせるセンサーシフト式像ブレ補正装置が提案されている。このセンサーシフト式の像ブレ補正装置は、光学式像ブレ補正装置を搭載していない交換レンズを取り付けた場合にも、像ブレ補正効果を得ることが可能となる。このため、一眼レフデジタルカメラのカメラ本体にセンサーシフト式像ブレ補正装置が搭載されるケースが考えられる。
しかしながら、カメラ本体および交換レンズの両方に像ブレ補正装置が内蔵されている場合、交換レンズがカメラ本体に接続されると、2つの像ブレ補正装置が同時に動作し、正常な像ブレ補正動作を行うことができない。また、異なるメーカーによって製造されたカメラ本体と交換レンズとの間で、正常に通信ができるとは限らない。
さらに、カメラシステムの使用状況によっては、カメラ本体に内蔵された像ブレ補正装置を使用する方が好ましい場合もあり、また交換レンズに内蔵された像ブレ補正装置を使用する方が好ましい場合もある。
本発明の課題は、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正装置が内蔵されている場合において、カメラシステムの使用状況に応じて像ブレ補正装置を正常に動作させるカメラシステム、カメラ本体、交換レンズおよびカメラシステムの制御方法を提供することにある。
しかしながら、カメラ本体および交換レンズの両方に像ブレ補正装置が内蔵されている場合、交換レンズがカメラ本体に接続されると、2つの像ブレ補正装置が同時に動作し、正常な像ブレ補正動作を行うことができない。また、異なるメーカーによって製造されたカメラ本体と交換レンズとの間で、正常に通信ができるとは限らない。
さらに、カメラシステムの使用状況によっては、カメラ本体に内蔵された像ブレ補正装置を使用する方が好ましい場合もあり、また交換レンズに内蔵された像ブレ補正装置を使用する方が好ましい場合もある。
本発明の課題は、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正装置が内蔵されている場合において、カメラシステムの使用状況に応じて像ブレ補正装置を正常に動作させるカメラシステム、カメラ本体、交換レンズおよびカメラシステムの制御方法を提供することにある。
第1の発明に係るカメラシステムは、被写体を撮影するカメラシステムであって、カメラ本体と、カメラ本体に着脱可能な交換レンズとを備えている。カメラ本体は、被写体を撮像する撮像部と、カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正する本体用像ブレ補正部と、撮像部および本体用像ブレ補正部の動作を制御する本体制御部と、光学像を撮影者が外部から確認できるファインダ部と、を有している。交換レンズは、被写体の光学像を形成する撮像光学系と、撮像光学系の一部に含まれカメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正するレンズ用像ブレ補正部と、レンズ用像ブレ補正部の動作を制御するレンズ制御部と、を有している。本体制御部は、レンズ制御部と情報の送受信が可能であり、撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する。
このカメラシステムでは、撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズ用像ブレ補正部が補正可能状態に設定される。このため、例えば撮影者が光学像をファインダ部にて確認している間は、レンズ用像ブレ補正部により光学像のブレが補正される。すなわち、撮影者は像ブレ補正が行われた光学像によりフレーミングを行うことができる。このように、このカメラシステムでは、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正装置が内蔵されている場合であっても、使用状況に応じて像ブレ補正部を正常に動作させることができ、利便性の向上を図ることができる。
このカメラシステムでは、撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズ用像ブレ補正部が補正可能状態に設定される。このため、例えば撮影者が光学像をファインダ部にて確認している間は、レンズ用像ブレ補正部により光学像のブレが補正される。すなわち、撮影者は像ブレ補正が行われた光学像によりフレーミングを行うことができる。このように、このカメラシステムでは、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正装置が内蔵されている場合であっても、使用状況に応じて像ブレ補正部を正常に動作させることができ、利便性の向上を図ることができる。
ここで、「露光」とは、撮像部の撮像素子に光学像を結像させて、光学像を撮像する動作をいう。露光開始のタイミングを決定する要素としては、例えば、レリーズボタンの全押し操作などが挙げられる。また、「露光準備」とは、露光の条件を整えるための動作をいい、露光準備としては、例えば焦点および露出調整などの一連の動作が挙げられる。また、露光準備開始のタイミングを決定する要素としては、例えば、レリーズボタンの半押し操作などが挙げられる。
また、「露光準備開始と実質的に同時」とは、露光準備開始と同時である場合の他に、例えば本体制御部およびレンズ制御部の交信時のタイムラグにより同時ではない場合も含む。さらに、「補正可能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行える状態を意味している。また、「補正不能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行えない状態を意味しており、「補正不能状態」には、例えば像ブレ補正部の補正レンズが中心位置で機械的に固定されている状態や、あるいは補正レンズが中心位置で電気的に保持されている状態などが含まれる。
第2の発明に係るカメラシステムは、第1の発明に係るカメラシステムにおいて、本体制御部が、露光開始に応じて、レンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定し、本体用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する。
また、「露光準備開始と実質的に同時」とは、露光準備開始と同時である場合の他に、例えば本体制御部およびレンズ制御部の交信時のタイムラグにより同時ではない場合も含む。さらに、「補正可能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行える状態を意味している。また、「補正不能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行えない状態を意味しており、「補正不能状態」には、例えば像ブレ補正部の補正レンズが中心位置で機械的に固定されている状態や、あるいは補正レンズが中心位置で電気的に保持されている状態などが含まれる。
第2の発明に係るカメラシステムは、第1の発明に係るカメラシステムにおいて、本体制御部が、露光開始に応じて、レンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定し、本体用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する。
この場合、撮影者は、露光準備段階ではレンズ用像ブレ補正部により補正された光学像を確認でき、露光段階では本体用像ブレ補正部により補正された光学像を撮像できる。これにより、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正部に搭載された2つの像ブレ補正部を有効利用できる。
ここで、「露光開始に応じて」とは、露光開始のタイミングを決定する要素に基づいて、ということを意味している。
第3の発明に係るカメラシステムは、第1または第2の発明に係るカメラシステムにおいて、カメラ本体が、交換レンズがカメラ本体に装着されているか否かを検知するレンズ検知部をさらに有している。レンズ検知部により交換レンズがカメラ本体に装着されていると検知された場合、本体制御部は、レンズ検知部からの信号に応じて、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する。
この場合、カメラ本体に交換レンズが装着された状態では、常にレンズ用像ブレ補正部により補正を行える。すなわち、撮影者は、ファインダ部で光学像を確認する際、常に像ブレが補正された光学像を確認できる。
第4の発明に係るカメラシステムは、第1または第2の発明に係るカメラシステムにおいて、カメラ本体がカメラシステムの操作情報が外部から入力される操作部をさらに有している。操作部に露光準備開始の情報が入力された場合、本体制御部は、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する。操作部に露光開始の情報が入力された場合、本体制御部は、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定する。
ここで、「露光開始に応じて」とは、露光開始のタイミングを決定する要素に基づいて、ということを意味している。
第3の発明に係るカメラシステムは、第1または第2の発明に係るカメラシステムにおいて、カメラ本体が、交換レンズがカメラ本体に装着されているか否かを検知するレンズ検知部をさらに有している。レンズ検知部により交換レンズがカメラ本体に装着されていると検知された場合、本体制御部は、レンズ検知部からの信号に応じて、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する。
この場合、カメラ本体に交換レンズが装着された状態では、常にレンズ用像ブレ補正部により補正を行える。すなわち、撮影者は、ファインダ部で光学像を確認する際、常に像ブレが補正された光学像を確認できる。
第4の発明に係るカメラシステムは、第1または第2の発明に係るカメラシステムにおいて、カメラ本体がカメラシステムの操作情報が外部から入力される操作部をさらに有している。操作部に露光準備開始の情報が入力された場合、本体制御部は、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する。操作部に露光開始の情報が入力された場合、本体制御部は、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定する。
この場合、露光準備開始および露光開始のタイミングに合わせて、レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態および補正不能状態に設定できる。このため、消費電力の増大を抑制することができる。
第5の発明に係るカメラシステムは、第1または第2の発明に係るカメラシステムにおいて、ファインダ部が、撮影者がファインダ部をのぞいているか否かを検知するファインダ検知部を有している。ファインダ検知部により撮影者がファインダ部をのぞいていると検知された場合、本体制御部は、ファインダ検知部からの信号に応じて、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する。ファインダ検知部により撮影者がファインダ部をのぞいていないと検知された場合、本体制御部は、ファインダ検知部からの信号に応じて、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定する。
この場合、撮影者がファインダ部で光学像を確認している間にレンズ用像ブレ補正部により光学像のブレを補正できる。また、撮影者が光学像を確認していない間はレンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定できる。このため、撮影者の確認動作に合わせてレンズ用像ブレ補正部を補正可能状態および補正不能状態に設定でき、消費電力の増大を抑制しつつ、撮影者は常に補正された光学像を確認できる。
第5の発明に係るカメラシステムは、第1または第2の発明に係るカメラシステムにおいて、ファインダ部が、撮影者がファインダ部をのぞいているか否かを検知するファインダ検知部を有している。ファインダ検知部により撮影者がファインダ部をのぞいていると検知された場合、本体制御部は、ファインダ検知部からの信号に応じて、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する。ファインダ検知部により撮影者がファインダ部をのぞいていないと検知された場合、本体制御部は、ファインダ検知部からの信号に応じて、レンズ制御部を介してレンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定する。
この場合、撮影者がファインダ部で光学像を確認している間にレンズ用像ブレ補正部により光学像のブレを補正できる。また、撮影者が光学像を確認していない間はレンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定できる。このため、撮影者の確認動作に合わせてレンズ用像ブレ補正部を補正可能状態および補正不能状態に設定でき、消費電力の増大を抑制しつつ、撮影者は常に補正された光学像を確認できる。
第6の発明に係るカメラシステムは、第1から第5のいずれかの発明に係るカメラシステムにおいて、カメラ本体および交換レンズのうち少なくとも一方が、カメラシステムのブレを検出するブレ検出部をさらに有している。本体制御部は、レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する前に、ブレ検出部を起動する。
ブレ検出部は、起動してから動作が安定するまで、ある程度の時間を要する。この場合、レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する前にブレ検出部が起動する。このため、像ブレ補正部により補正する際にブレ検出部の動作が安定しやすくなる。
第7の発明に係るカメラシステムは、第1から第5のいずれかの発明に係るカメラシステムにおいて、カメラ本体が、カメラシステムのブレを検出する本体用ブレ検出部をさらに有している。交換レンズは、カメラシステムのブレを検出するレンズ用ブレ検出部をさらに有している。本体制御部は、カメラ本体に関する本体情報を格納している。レンズ制御部は、交換レンズに関するレンズ情報を格納している。本体制御部は、本体情報およびレンズ情報に基づいて本体用およびレンズ用ブレ検出部のうち一方を選択し、レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する前に選択されたブレ検出部を起動する。
これにより、ブレ検出部の仕様などに応じて、ブレ検出部を選択することができ、カメラシステムの像ブレ補正性能を最大限に利用できる。
ブレ検出部は、起動してから動作が安定するまで、ある程度の時間を要する。この場合、レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する前にブレ検出部が起動する。このため、像ブレ補正部により補正する際にブレ検出部の動作が安定しやすくなる。
第7の発明に係るカメラシステムは、第1から第5のいずれかの発明に係るカメラシステムにおいて、カメラ本体が、カメラシステムのブレを検出する本体用ブレ検出部をさらに有している。交換レンズは、カメラシステムのブレを検出するレンズ用ブレ検出部をさらに有している。本体制御部は、カメラ本体に関する本体情報を格納している。レンズ制御部は、交換レンズに関するレンズ情報を格納している。本体制御部は、本体情報およびレンズ情報に基づいて本体用およびレンズ用ブレ検出部のうち一方を選択し、レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する前に選択されたブレ検出部を起動する。
これにより、ブレ検出部の仕様などに応じて、ブレ検出部を選択することができ、カメラシステムの像ブレ補正性能を最大限に利用できる。
第8の発明に係るカメラ本体は、被写体を撮影するカメラシステムを交換レンズとともに構成し、交換レンズが着脱可能である。交換レンズは、被写体の光学像を形成する撮像光学系と、撮像光学系の一部に含まれカメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正するレンズ用像ブレ補正部と、レンズ用像ブレ補正部の動作を制御するレンズ制御部と、を有している。このカメラ本体は、被写体を撮像する撮像部と、カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正する本体用像ブレ補正部と、撮像部および本体用像ブレ補正部の動作を制御する本体制御部と、撮影者が外部から光学像を確認できるファインダ部と、を備えている。本体制御部は、レンズ制御部と情報の送受信が可能であり、撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズ制御部へレンズ用像ブレ補正部の起動命令を送信する。
このカメラ本体では、撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズ用像ブレ補正部が補正可能状態に設定される。このため、例えば撮影者が光学像をファインダ部にて確認している間は、レンズ用像ブレ補正部により光学像のブレが補正される。すなわち、撮影者は像ブレ補正が行われた光学像によりフレーミングを行うことができる。このように、このカメラ本体では、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正装置が内蔵されている場合であっても、使用状況に応じて像ブレ補正部を正常に動作させることができ、利便性の向上を図ることができる。
このカメラ本体では、撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズ用像ブレ補正部が補正可能状態に設定される。このため、例えば撮影者が光学像をファインダ部にて確認している間は、レンズ用像ブレ補正部により光学像のブレが補正される。すなわち、撮影者は像ブレ補正が行われた光学像によりフレーミングを行うことができる。このように、このカメラ本体では、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正装置が内蔵されている場合であっても、使用状況に応じて像ブレ補正部を正常に動作させることができ、利便性の向上を図ることができる。
ここで、「露光」とは、撮像部の撮像素子に光学像を結像させて、光学像を撮像する動作をいう。露光開始のタイミングを決定する要素としては、例えば、レリーズボタンの全押し操作などが挙げられる。また、露光準備とは、露光の条件を整えるための動作をいい、露光準備としては、例えば焦点および露出調整などの一連の動作が挙げられる。露光準備開始のタイミングを決定する要素としては、例えば、レリーズボタンの半押し操作などが挙げられる。また、「露光準備開始と実質的に同時」とは、露光準備開始と同時である場合の他に、例えば本体制御部およびレンズ制御部の交信時のタイムラグにより同時ではない場合も含む。さらに、「補正可能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行える状態を意味している。また、「補正不能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行えない状態を意味しており、「補正不能状態」には、例えば像ブレ補正部の補正レンズが中心位置で機械的に固定されている状態や、あるいは補正レンズが中心位置で電気的に保持されている状態などが含まれる。
第9の発明に係るカメラシステムの制御方法は、カメラ本体と、カメラ本体に着脱可能な交換レンズと、を備えた、被写体を撮影するカメラシステムの制御方法である。カメラ本体は、被写体を撮像する撮像部と、カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正する本体用像ブレ補正部と、撮像部および本体用像ブレ補正部の動作を制御する本体制御部と、光学像を撮影者が外部から確認できるファインダ部と、を有している。交換レンズは、被写体の光学像を形成する撮像光学系と、撮像光学系の一部に含まれカメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正するレンズ用像ブレ補正部と、レンズ用像ブレ補正部の動作を制御するレンズ制御部と、を有している。この制御方法は、撮像部の露光準備が行われる露光準備工程と、撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズ用像ブレ補正部が補正可能状態に設定される起動工程と、を含んでいる。
第9の発明に係るカメラシステムの制御方法は、カメラ本体と、カメラ本体に着脱可能な交換レンズと、を備えた、被写体を撮影するカメラシステムの制御方法である。カメラ本体は、被写体を撮像する撮像部と、カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正する本体用像ブレ補正部と、撮像部および本体用像ブレ補正部の動作を制御する本体制御部と、光学像を撮影者が外部から確認できるファインダ部と、を有している。交換レンズは、被写体の光学像を形成する撮像光学系と、撮像光学系の一部に含まれカメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正するレンズ用像ブレ補正部と、レンズ用像ブレ補正部の動作を制御するレンズ制御部と、を有している。この制御方法は、撮像部の露光準備が行われる露光準備工程と、撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズ用像ブレ補正部が補正可能状態に設定される起動工程と、を含んでいる。
この制御方法では、撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前にレンズ用像ブレ補正部が補正可能状態に設定される。このため、例えば撮影者が光学像をファインダ部にて確認している間は、レンズ用像ブレ補正部により光学像のブレが補正される。すなわち、撮影者は像ブレ補正が行われた光学像によりフレーミングを行うことができる。このように、この制御方法では、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正装置が内蔵されている場合であっても、使用状況に応じて像ブレ補正部を正常に動作させることができ、利便性の向上を図ることができる。
ここで、「露光」とは、撮像部の撮像素子に光学像を結像させて、光学像を撮像する動作をいう。露光開始のタイミングを決定する要素としては、例えば、レリーズボタンの全押し操作などが挙げられる。また、露光準備とは、露光の条件を整えるための動作をいい、露光準備としては、例えば焦点および露出調整などの一連の動作が挙げられる。露光準備開始のタイミングを決定する要素としては、例えば、レリーズボタンの半押し操作などが挙げられる。また、「露光準備開始と実質的に同時」とは、露光準備開始と同時である場合の他に、例えば本体制御部およびレンズ制御部の交信時のタイムラグにより同時ではない場合も含む。さらに、「補正可能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行える状態を意味している。また、「補正不能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行えない状態を意味しており、「補正不能状態」には、例えば像ブレ補正部の補正レンズが中心位置で機械的に固定されている状態や、あるいは補正レンズが中心位置で電気的に保持されている状態などが含まれる。
ここで、「露光」とは、撮像部の撮像素子に光学像を結像させて、光学像を撮像する動作をいう。露光開始のタイミングを決定する要素としては、例えば、レリーズボタンの全押し操作などが挙げられる。また、露光準備とは、露光の条件を整えるための動作をいい、露光準備としては、例えば焦点および露出調整などの一連の動作が挙げられる。露光準備開始のタイミングを決定する要素としては、例えば、レリーズボタンの半押し操作などが挙げられる。また、「露光準備開始と実質的に同時」とは、露光準備開始と同時である場合の他に、例えば本体制御部およびレンズ制御部の交信時のタイムラグにより同時ではない場合も含む。さらに、「補正可能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行える状態を意味している。また、「補正不能状態」とは、像ブレ補正部が補正動作を行えない状態を意味しており、「補正不能状態」には、例えば像ブレ補正部の補正レンズが中心位置で機械的に固定されている状態や、あるいは補正レンズが中心位置で電気的に保持されている状態などが含まれる。
第10の発明に係るカメラシステムは、第9の発明に係るカメラシステムにおいて、撮像部を露光する露光工程と、露光開始に応じて、レンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定し、本体用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する切換工程と、をさらに含んでいる。
この場合、撮影者は、露光準備段階ではレンズ用像ブレ補正部により補正された光学像を確認でき、露光段階では本体用像ブレ補正部により像ブレを補正された光学像を撮像できる。これにより、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正部に搭載された2つの像ブレ補正部を有効利用できる。
ここで、「露光開始に応じて」とは、露光開始のタイミングを決定する要素に基づいて、ということを意味している。
この場合、撮影者は、露光準備段階ではレンズ用像ブレ補正部により補正された光学像を確認でき、露光段階では本体用像ブレ補正部により像ブレを補正された光学像を撮像できる。これにより、カメラ本体および交換レンズに像ブレ補正部に搭載された2つの像ブレ補正部を有効利用できる。
ここで、「露光開始に応じて」とは、露光開始のタイミングを決定する要素に基づいて、ということを意味している。
本発明に係るカメラシステムでは、カメラ本体および交換レンズに内蔵されたブレ検出部のうちいずれか一方のみが起動され、カメラ本体および交換レンズに内蔵された像ブレ補正部のうちいずれか一方のみが補正可能状態に設定される。このため、カメラ本体および交換レンズの両方にブレ検出部および像ブレ補正部が搭載されている場合であっても、カメラシステムの使用状況に応じて像ブレ補正装置を正常に作動させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
<1:カメラシステムの全体構成>
図1〜図3を用いて、本発明の第1実施形態に係るカメラシステムについて説明する。図1に本発明の第1実施形態に係るカメラシステムの全体構成図、図2にカメラ本体の概略構成図、図3に交換レンズの概略構成図を示す。
図1に示すように、カメラシステム1は、交換レンズ式の一眼レフデジタルカメラのシステムであり、主に、カメラシステム1の主要な機能を有するカメラ本体3と、カメラ本体3に取り外し可能に装着された交換レンズ2とから構成されている。交換レンズ2は、カメラ本体3の前面に設けられたレンズマウント70に装着されている。
(1.1:カメラ本体)
カメラ本体3は主に、被写体を撮像する撮像部71と、撮像部71などの各部の動作を制御する本体制御部としてのボディーマイコン12と、撮影された画像や各種情報を表示する画像表示部72と、画像データを格納する画像格納部73と、被写体像を視認するファインダ光学系19と、不揮発性メモリ53とから構成されている。
〔第1実施形態〕
<1:カメラシステムの全体構成>
図1〜図3を用いて、本発明の第1実施形態に係るカメラシステムについて説明する。図1に本発明の第1実施形態に係るカメラシステムの全体構成図、図2にカメラ本体の概略構成図、図3に交換レンズの概略構成図を示す。
図1に示すように、カメラシステム1は、交換レンズ式の一眼レフデジタルカメラのシステムであり、主に、カメラシステム1の主要な機能を有するカメラ本体3と、カメラ本体3に取り外し可能に装着された交換レンズ2とから構成されている。交換レンズ2は、カメラ本体3の前面に設けられたレンズマウント70に装着されている。
(1.1:カメラ本体)
カメラ本体3は主に、被写体を撮像する撮像部71と、撮像部71などの各部の動作を制御する本体制御部としてのボディーマイコン12と、撮影された画像や各種情報を表示する画像表示部72と、画像データを格納する画像格納部73と、被写体像を視認するファインダ光学系19と、不揮発性メモリ53とから構成されている。
撮像部71は主に、入射光をファインダ光学系19および焦点検出ユニット5に導くクイックリターンミラー4と、光電変換を行うCCDなどの撮像センサ11と、撮像センサ11の露光状態を調節するシャッターユニット10と、ボディーマイコン12からの制御信号に基づいてシャッターユニット10の駆動を制御するシャッター制御部14と、撮像センサ11の動作を制御する撮像センサ制御部13と、カメラシステム1のブレにより生じる像ブレを補正する本体用像ブレ補正装置75と、焦点(被写体像の合焦状態)を検出する焦点検出ユニット5とから構成されている。焦点検出ユニット5は、例えば一般的な位相差検出方式によって焦点検出を行う。
ボディーマイコン12は、カメラ本体3の中枢を司る制御装置であり、各種シーケンスをコントロールする。具体的には、ボディーマイコン12にはCPU、ROM、RAMが搭載されており、ROMに格納されたプログラムがCPUに読み込まれることで、ボディーマイコン12は様々な機能を実現することができる。例えば、ボディーマイコン12は、交換レンズ2がカメラ本体3に装着されたことを検知する機能、いずれの像ブレ補正装置により像ブレ補正を行うかを選択する機能、像ブレ補正装置を補正可能状態および補正不能状態に設定する機能などを有している。図1に示すように、ボディーマイコン12はカメラ本体3に設けられた各部と接続されている。
ボディーマイコン12は、カメラ本体3の中枢を司る制御装置であり、各種シーケンスをコントロールする。具体的には、ボディーマイコン12にはCPU、ROM、RAMが搭載されており、ROMに格納されたプログラムがCPUに読み込まれることで、ボディーマイコン12は様々な機能を実現することができる。例えば、ボディーマイコン12は、交換レンズ2がカメラ本体3に装着されたことを検知する機能、いずれの像ブレ補正装置により像ブレ補正を行うかを選択する機能、像ブレ補正装置を補正可能状態および補正不能状態に設定する機能などを有している。図1に示すように、ボディーマイコン12はカメラ本体3に設けられた各部と接続されている。
画像表示部72は、画像表示用液晶モニタ16と、液晶モニタ16の動作を制御する画像表示制御部15とから構成されている。画像格納部73は、例えば図示せぬカード型記録媒体に対して撮影画像の記録および再生を行う画像記録再生部18と、画像記録再生部18の動作を制御する画像記録制御部17とから構成されている。
クイックリターンミラー4は、入射光を反射および透過可能なメインミラー4aと、メインミラー4aの背面側に設けられメインミラー4aからの透過光を反射するサブミラー4bとから構成されており、クイックリターンミラー制御部32により光路X外に跳ね上げが可能である。入射光は、メインミラー4aにより2つの光束に分割され、反射光束はファインダ光学系19へ導かれる。一方、透過光束は、サブミラー4bで反射されて、焦点検出ユニット5のAF用光束として利用される。通常の撮影時には、クイックリターンミラー制御部32により、クイックリターンミラー4が光路X外に跳ね上げられるとともに、シャッターユニット10が開かれて撮像センサ11の撮像面上に被写体像が結像される。また非撮影時には、図1に示すようにクイックリターンミラー4が光路X上に配置されるとともに、シャッターユニット10は閉状態とされる。
ファインダ光学系19は、被写体像が結像されるファインダスクリーン6と、被写体像を正立像に変換するペンタプリズム7と、被写体の正立像をファインダ接眼窓9に導く接眼レンズ8と、撮影者が被写体像を観察するファインダ接眼窓9とから構成されている。
クイックリターンミラー4は、入射光を反射および透過可能なメインミラー4aと、メインミラー4aの背面側に設けられメインミラー4aからの透過光を反射するサブミラー4bとから構成されており、クイックリターンミラー制御部32により光路X外に跳ね上げが可能である。入射光は、メインミラー4aにより2つの光束に分割され、反射光束はファインダ光学系19へ導かれる。一方、透過光束は、サブミラー4bで反射されて、焦点検出ユニット5のAF用光束として利用される。通常の撮影時には、クイックリターンミラー制御部32により、クイックリターンミラー4が光路X外に跳ね上げられるとともに、シャッターユニット10が開かれて撮像センサ11の撮像面上に被写体像が結像される。また非撮影時には、図1に示すようにクイックリターンミラー4が光路X上に配置されるとともに、シャッターユニット10は閉状態とされる。
ファインダ光学系19は、被写体像が結像されるファインダスクリーン6と、被写体像を正立像に変換するペンタプリズム7と、被写体の正立像をファインダ接眼窓9に導く接眼レンズ8と、撮影者が被写体像を観察するファインダ接眼窓9とから構成されている。
また図2に示すように、カメラ本体3には、カメラシステム1の電源の入切を操作する電源スイッチ52と、撮影者がフォーカシング時およびレリーズ時に操作する操作部としてのレリーズボタン50とが設けられている。電源スイッチ52により電源がON状態になると、カメラ本体3および交換レンズ2の各部に電源が供給される。また、レリーズボタン50が半押しの状態になると、焦点および露出調整などの露光準備が開始され、レリーズボタン50が全押しの状態になると、露光が開始される。
さらに、不揮発性メモリ53には、カメラ本体3に関する各種情報(本体情報)が格納されている。この本体情報には、例えば、カメラ本体3のメーカー名、製造年月日、型番、ボディーマイコン12にインストールされているソフトのバージョン、およびファームアップに関する情報などのカメラ本体3を特定するための型式に関する情報(本体特定情報)、カメラ本体3が像ブレ補正装置を搭載しているか否かに関する情報、像ブレ補正装置を搭載している場合は、ブレ検出部30(後述)の型番および感度などの検出性能に関する情報(本体側検出性能情報)、像ブレ補正部76の型番および最大補正可能角度などの補正性能に関する情報(本体側補正性能情報)、像ブレ補正を行うためのソフトのバージョンなどが含まれている。さらに、本体情報には、像ブレ補正部76の駆動に必要な消費電力に関する情報(本体側消費電力情報)および像ブレ補正部76の駆動方式に関する情報(本体側駆動方式情報)も含まれている。なお、これらの情報は、不揮発性メモリ53の代わりにボディーマイコン12内のメモリ部38に格納されていてもよい。
さらに、不揮発性メモリ53には、カメラ本体3に関する各種情報(本体情報)が格納されている。この本体情報には、例えば、カメラ本体3のメーカー名、製造年月日、型番、ボディーマイコン12にインストールされているソフトのバージョン、およびファームアップに関する情報などのカメラ本体3を特定するための型式に関する情報(本体特定情報)、カメラ本体3が像ブレ補正装置を搭載しているか否かに関する情報、像ブレ補正装置を搭載している場合は、ブレ検出部30(後述)の型番および感度などの検出性能に関する情報(本体側検出性能情報)、像ブレ補正部76の型番および最大補正可能角度などの補正性能に関する情報(本体側補正性能情報)、像ブレ補正を行うためのソフトのバージョンなどが含まれている。さらに、本体情報には、像ブレ補正部76の駆動に必要な消費電力に関する情報(本体側消費電力情報)および像ブレ補正部76の駆動方式に関する情報(本体側駆動方式情報)も含まれている。なお、これらの情報は、不揮発性メモリ53の代わりにボディーマイコン12内のメモリ部38に格納されていてもよい。
(1.2:交換レンズ)
交換レンズ2は、カメラシステム1内の撮像センサ11に被写体像を結ぶための撮像光学系Lを構成しており、主に、フォーカシングを行うフォーカス調節部80と、絞りを調節する絞り調節部81と、光路を調節することで像ブレを補正するレンズ用像ブレ補正装置82と、交換レンズ2の動作を制御するレンズ制御部としてのレンズマイコン20と、不揮発性メモリ54とから構成されている。
フォーカス調節部80は主に、フォーカスを調節するフォーカスレンズ群24と、フォーカスレンズ群24の動作を制御するフォーカスレンズ群制御部25とから構成されている。絞り調節部81は主に、絞りまたは開放を調節する絞り部26と、絞り部26の動作を制御する絞り制御部27とから構成されている。
レンズマイコン20は、交換レンズ2の中枢を司る制御装置であり、交換レンズ2に搭載された各部に接続されている。具体的には、レンズマイコン20には、CPU、ROM、RAMが搭載されており、ROMに格納されたプログラムがCPUに読み込まれることで、レンズマイコン20は様々な機能を実現することができる。例えば、レンズマイコン20は、ボディーマイコン12からの信号に基づいてレンズ用像ブレ補正装置82を補正可能状態または補正不能状態に設定する機能を有している。また、レンズマウント70に設けられた電気切片(図示せず)を介してボディーマイコン12およびレンズマイコン20は電気的に接続されており、互いに情報の送受信が可能となっている。
交換レンズ2は、カメラシステム1内の撮像センサ11に被写体像を結ぶための撮像光学系Lを構成しており、主に、フォーカシングを行うフォーカス調節部80と、絞りを調節する絞り調節部81と、光路を調節することで像ブレを補正するレンズ用像ブレ補正装置82と、交換レンズ2の動作を制御するレンズ制御部としてのレンズマイコン20と、不揮発性メモリ54とから構成されている。
フォーカス調節部80は主に、フォーカスを調節するフォーカスレンズ群24と、フォーカスレンズ群24の動作を制御するフォーカスレンズ群制御部25とから構成されている。絞り調節部81は主に、絞りまたは開放を調節する絞り部26と、絞り部26の動作を制御する絞り制御部27とから構成されている。
レンズマイコン20は、交換レンズ2の中枢を司る制御装置であり、交換レンズ2に搭載された各部に接続されている。具体的には、レンズマイコン20には、CPU、ROM、RAMが搭載されており、ROMに格納されたプログラムがCPUに読み込まれることで、レンズマイコン20は様々な機能を実現することができる。例えば、レンズマイコン20は、ボディーマイコン12からの信号に基づいてレンズ用像ブレ補正装置82を補正可能状態または補正不能状態に設定する機能を有している。また、レンズマウント70に設けられた電気切片(図示せず)を介してボディーマイコン12およびレンズマイコン20は電気的に接続されており、互いに情報の送受信が可能となっている。
また、不揮発性メモリ54には、交換レンズ2に関する各種情報(レンズ情報)が格納されている。このレンズ情報には、例えば、交換レンズ2のメーカー名、製造年月日、型番、レンズマイコン20にインストールされているソフトのバージョンおよびファームアップに関する情報などの交換レンズ2を特定するための型式に関する情報(レンズ特定情報)、交換レンズ2が像ブレ補正装置を搭載しているか否かに関する情報、像ブレ補正装置を搭載している場合は、ブレ検出部21(後述)の型番および感度などの検出性能に関する情報(レンズ側検出性能情報)、像ブレ補正部83の型番および最大補正可能角度などの補正性能に関する情報(レンズ側補正性能情報)、像ブレ補正を行うためのソフトのバージョンなどが含まれている。さらに、レンズ情報には、像ブレ補正部83の駆動に必要な消費電力に関する情報(レンズ側消費電力情報)および像ブレ補正部83の駆動方式に関する情報(レンズ側駆動方式情報)も含まれている。なお、メモリ部38は、ボディーマイコン12から送信された情報を格納可能である。なお、これらの情報は、不揮発性メモリ54の代わりに、レンズマイコン20内のメモリ部38に格納されていてもよい。
(1.3:像ブレ補正装置)
ここで、図4および図5を用いて、本体用像ブレ補正装置75およびレンズ用像ブレ補正装置82について説明する。図4に本体用像ブレ補正装置75のハードウェアのブロック図、図5にレンズ用像ブレ補正装置82のハードウェアのブロック図を示す。
(1.3:像ブレ補正装置)
ここで、図4および図5を用いて、本体用像ブレ補正装置75およびレンズ用像ブレ補正装置82について説明する。図4に本体用像ブレ補正装置75のハードウェアのブロック図、図5にレンズ用像ブレ補正装置82のハードウェアのブロック図を示す。
〈本体用像ブレ補正装置〉
図4に示すように、像ブレ補正装置75は、センサーシフト式の像ブレ補正装置であり、カメラシステム1のブレを検出する本体用ブレ検出部30と、ブレ検出部30により検出されたカメラシステム1のブレ量に応じて像ブレを補正する本体用像ブレ補正部76とから構成されている。
ブレ検出部30は主に、撮像光学系Lを含むカメラシステム1自体の動きを検出する角速度センサ85と、角速度センサ85の出力に含まれる不要帯域成分中の直流ドリフト成分を除去する高域通過フィルタとしてのHPF86と、角速度センサ85の出力に含まれる不要帯域成分中のセンサの共振周波数成分やノイズ成分を除去する低域通過フィルタとしてのLPF87と、角速度センサ85の出力信号レベルの調整を行うアンプ88と、アンプ88の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部89とから構成されている。
角速度センサ85は、カメラシステム1が静止している状態での出力を基準に、カメラシステム1の動きの方向により正負両方の角速度信号を出力する。また角速度センサ85は、例えば光軸と直交するヨーイング方向の動きを検出するセンサである。角速度センサ85としては、例えばジャイロセンサなどが挙げられる。図4では、1方向のみの角速度センサ85が示されており、ピッチング方向のブレ検出部は省略されている。
図4に示すように、像ブレ補正装置75は、センサーシフト式の像ブレ補正装置であり、カメラシステム1のブレを検出する本体用ブレ検出部30と、ブレ検出部30により検出されたカメラシステム1のブレ量に応じて像ブレを補正する本体用像ブレ補正部76とから構成されている。
ブレ検出部30は主に、撮像光学系Lを含むカメラシステム1自体の動きを検出する角速度センサ85と、角速度センサ85の出力に含まれる不要帯域成分中の直流ドリフト成分を除去する高域通過フィルタとしてのHPF86と、角速度センサ85の出力に含まれる不要帯域成分中のセンサの共振周波数成分やノイズ成分を除去する低域通過フィルタとしてのLPF87と、角速度センサ85の出力信号レベルの調整を行うアンプ88と、アンプ88の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部89とから構成されている。
角速度センサ85は、カメラシステム1が静止している状態での出力を基準に、カメラシステム1の動きの方向により正負両方の角速度信号を出力する。また角速度センサ85は、例えば光軸と直交するヨーイング方向の動きを検出するセンサである。角速度センサ85としては、例えばジャイロセンサなどが挙げられる。図4では、1方向のみの角速度センサ85が示されており、ピッチング方向のブレ検出部は省略されている。
像ブレ補正部76は主に、撮像部71の一部としての撮像センサ11と、撮像光学系Lの光軸Xに直交する平面内において撮像センサ11を上下左右に移動させる撮像センサ駆動部35と、撮像センサ駆動部35の駆動を制御する像ブレ補正制御部31とから構成されている。
像ブレ補正制御部31はさらに、撮像センサ駆動部35における撮像センサ11の実際の移動量を検出する移動量検出部37と、移動量検出部37により検出された移動量がボディーマイコン12から出力される駆動制御量(以下、制御信号を称す)になるよう撮像センサ駆動部35の動作を制御するシフト制御部31aと、ボディーマイコン12から出力される制御信号をアナログ信号に変換するD/A変換部36とから構成されている。シフト制御部31aおよび移動量検出部37により、像ブレ補正装置75の内部において、撮像センサ駆動部35を駆動制御するための帰還制御ループが形成されている。
また、ボディーマイコン12は、A/D変換部89を介して取り込んだ角速度センサ85の出力信号に対し、フィルタリング、積分処理、位相補償、ゲイン調整、クリップ処理等を施し、ブレ補正に必要な撮像センサ11の制御信号を求めて出力する制御信号発生部を有している。そして、ここで求められた制御信号は像ブレ補正制御部31のD/A変換部36を介してシフト制御部31aに出力される。シフト制御部31aは、この制御信号に基づき撮像センサ11の駆動を制御する。
像ブレ補正制御部31はさらに、撮像センサ駆動部35における撮像センサ11の実際の移動量を検出する移動量検出部37と、移動量検出部37により検出された移動量がボディーマイコン12から出力される駆動制御量(以下、制御信号を称す)になるよう撮像センサ駆動部35の動作を制御するシフト制御部31aと、ボディーマイコン12から出力される制御信号をアナログ信号に変換するD/A変換部36とから構成されている。シフト制御部31aおよび移動量検出部37により、像ブレ補正装置75の内部において、撮像センサ駆動部35を駆動制御するための帰還制御ループが形成されている。
また、ボディーマイコン12は、A/D変換部89を介して取り込んだ角速度センサ85の出力信号に対し、フィルタリング、積分処理、位相補償、ゲイン調整、クリップ処理等を施し、ブレ補正に必要な撮像センサ11の制御信号を求めて出力する制御信号発生部を有している。そして、ここで求められた制御信号は像ブレ補正制御部31のD/A変換部36を介してシフト制御部31aに出力される。シフト制御部31aは、この制御信号に基づき撮像センサ11の駆動を制御する。
このように、ブレ検出部30により検出されたブレ量が相殺されるように、撮像センサ駆動部35により撮像センサ11がシフトされる。これにより、カメラシステム1のブレにより生じる像ブレをカメラ本体3側で補正することができ、撮影者の手ブレなどの影響を抑制でき、良好な撮影画像を得ることができる。
なお、ボディーマイコン12内のメモリ部38には、カメラ本体3の駆動を制御するための各種プログラム、あるいは像ブレ補正時に用いる交換レンズ2の焦点距離に応じた撮像センサ11の光軸中心からのシフト量のデータなどが記憶されている。なお、これらの情報は、メモリ部38の代わりに、不揮発性メモリ53に格納されていてもよい。一般的に、撮像センサを用いた像ブレ補正装置の補正範囲については、取り付けられた交換レンズの焦点距離と一定の関係がある。つまり、交換レンズの焦点距離をf〔m〕、振動により所定時間内(露光時間内)にカメラシステムが揺れる角度をθ〔rad〕とすると、撮像センサ上にて像が移動する量ΔY〔m〕は、次式(1)で表される。
ΔY=f×tanθ ・・・・ (1)
したがって、像ブレ補正時には、逆に撮像センサ11を駆動し、この像の移動量ΔYをキャンセルすることにより像ブレ補正が可能となる。言い換えると、像ブレ補正できる最大補正可能角度θは、個々の像ブレ補正装置75,82の可動範囲で定められている。
なお、ボディーマイコン12内のメモリ部38には、カメラ本体3の駆動を制御するための各種プログラム、あるいは像ブレ補正時に用いる交換レンズ2の焦点距離に応じた撮像センサ11の光軸中心からのシフト量のデータなどが記憶されている。なお、これらの情報は、メモリ部38の代わりに、不揮発性メモリ53に格納されていてもよい。一般的に、撮像センサを用いた像ブレ補正装置の補正範囲については、取り付けられた交換レンズの焦点距離と一定の関係がある。つまり、交換レンズの焦点距離をf〔m〕、振動により所定時間内(露光時間内)にカメラシステムが揺れる角度をθ〔rad〕とすると、撮像センサ上にて像が移動する量ΔY〔m〕は、次式(1)で表される。
ΔY=f×tanθ ・・・・ (1)
したがって、像ブレ補正時には、逆に撮像センサ11を駆動し、この像の移動量ΔYをキャンセルすることにより像ブレ補正が可能となる。言い換えると、像ブレ補正できる最大補正可能角度θは、個々の像ブレ補正装置75,82の可動範囲で定められている。
〈レンズ用像ブレ補正装置〉
図5に示すように、像ブレ補正装置82は、光学式の像ブレ補正装置であり、主に、カメラシステム1のブレを検出するレンズ用ブレ検出部21と、ブレ検出部21により検出されたブレ量に応じて像ブレを補正するレンズ用像ブレ補正部83とから構成されている。
ブレ検出部21は主に、撮像光学系Lを含むカメラシステム1自体の動きを検出する角速度センサ91と、角速度センサ91の出力に含まれる不要帯域成分中の直流ドリフト成分を除去する高域通過フィルタとしてのHPF92と、角速度センサ91の出力に含まれる不要帯域成分中のセンサの共振周波数成分やノイズ成分を除去する低域通過フィルタとしてのLPF93と、角速度センサ91の出力信号レベルの調整を行うアンプ94と、アンプ94の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部95とから構成されている。角速度センサ91としては、例えばジャイロセンサなどが挙げられる。
像ブレ補正部83は主に、撮像光学系Lの一部を構成するブレ補正レンズ群22と、撮像光学系Lの光軸Xに直交する平面内においてブレ補正レンズ群22を移動させる補正レンズ駆動部28と、ブレ検出部21により検出されたブレ量に応じて補正レンズ駆動部28の動作を制御する像ブレ補正制御部23とから構成されている。
図5に示すように、像ブレ補正装置82は、光学式の像ブレ補正装置であり、主に、カメラシステム1のブレを検出するレンズ用ブレ検出部21と、ブレ検出部21により検出されたブレ量に応じて像ブレを補正するレンズ用像ブレ補正部83とから構成されている。
ブレ検出部21は主に、撮像光学系Lを含むカメラシステム1自体の動きを検出する角速度センサ91と、角速度センサ91の出力に含まれる不要帯域成分中の直流ドリフト成分を除去する高域通過フィルタとしてのHPF92と、角速度センサ91の出力に含まれる不要帯域成分中のセンサの共振周波数成分やノイズ成分を除去する低域通過フィルタとしてのLPF93と、角速度センサ91の出力信号レベルの調整を行うアンプ94と、アンプ94の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部95とから構成されている。角速度センサ91としては、例えばジャイロセンサなどが挙げられる。
像ブレ補正部83は主に、撮像光学系Lの一部を構成するブレ補正レンズ群22と、撮像光学系Lの光軸Xに直交する平面内においてブレ補正レンズ群22を移動させる補正レンズ駆動部28と、ブレ検出部21により検出されたブレ量に応じて補正レンズ駆動部28の動作を制御する像ブレ補正制御部23とから構成されている。
像ブレ補正制御部23はさらに、補正レンズ駆動部28におけるブレ補正レンズ群22の実際の移動量を検出する移動量検出部40と、移動量検出部40により検出された移動量がレンズマイコン20から出力される駆動制御量(以下、制御信号と称す)になるよう補正レンズ駆動部28の動作を制御するシフト制御部23aと、レンズマイコン20から出力される制御信号をアナログ信号に変換するD/A変換部46とから構成されている。シフト制御部23aおよび移動量検出部40により、像ブレ補正装置82の内部において、補正レンズ駆動部28を駆動制御するための帰還制御ループが形成されている。
このように、ブレ検出部30により検出されたブレ量が相殺されるように、撮像センサ駆動部35により撮像センサ11をシフトすることで、像ブレを補正することができる。
レンズマイコン20は、A/D変換部45を介して取り込んだ角速度センサ91の出力信号に対し、フィルタリング、積分処理、位相補償、ゲイン調整、クリップ処理等を施し、ブレ補正に必要な撮像センサ駆動部35の制御信号を求めて出力する制御信号発生部を有している。そして、ここで求められた制御信号はD/A変換部36を介して像ブレ補正制御部23に出力される。像ブレ補正制御部23は、この制御信号に基づきブレ補正レンズ群22の駆動を制御する。これにより、カメラシステム1のブレにより生じる像ブレを交換レンズ2側で光学的に補正することができ、撮影者の手ブレなどの影響を抑制でき、良好な撮影画像を得ることができる。
このように、ブレ検出部30により検出されたブレ量が相殺されるように、撮像センサ駆動部35により撮像センサ11をシフトすることで、像ブレを補正することができる。
レンズマイコン20は、A/D変換部45を介して取り込んだ角速度センサ91の出力信号に対し、フィルタリング、積分処理、位相補償、ゲイン調整、クリップ処理等を施し、ブレ補正に必要な撮像センサ駆動部35の制御信号を求めて出力する制御信号発生部を有している。そして、ここで求められた制御信号はD/A変換部36を介して像ブレ補正制御部23に出力される。像ブレ補正制御部23は、この制御信号に基づきブレ補正レンズ群22の駆動を制御する。これにより、カメラシステム1のブレにより生じる像ブレを交換レンズ2側で光学的に補正することができ、撮影者の手ブレなどの影響を抑制でき、良好な撮影画像を得ることができる。
また、レンズマイコン20内のメモリ部29には、交換レンズ2の駆動を制御するための各種プログラム、あるいは焦点距離および被写体までの距離とフォーカスレンズ群24の移動量との関係を示すデータや、焦点距離に応じたブレ補正レンズ群22の光軸中心からのシフト量のデータなどが記憶されている。このブレ補正レンズ群22のシフト量については、先述の式(1)で示される像の移動量ΔYに基づき、交換レンズ2にて補正できる最大補正可能角度θについての情報が不揮発性メモリ54に記憶されている。
<2:カメラシステムの動作>
本発明に係るカメラシステム1の特徴的な動作について説明する前に、図1〜図6を用いてカメラシステム1の基本的な動作について説明する。図6にカメラシステム1での撮像時の概念図を示す。
(2.1:撮像前の動作)
カメラシステム1の電源を入れていない場合の光学系の動作について説明する。
図1および図6に示すように、被写体(図示せず)からの光は、交換レンズ2を透過し、半透過ミラーであるメインミラー4aに入射する。メインミラー4aに入射した光の一部は反射してファインダスクリーン6に入射し、残りの光は透過してサブミラー4bに入射する。ファインダスクリーン6に入射した光は被写体像として結像する。この被写体像は、ペンタプリズム7によって正立像に変換され接眼レンズ8に入射する。これにより、撮影者は、ファインダ接眼窓9を介して被写体の正立像(光学像)を観察できる。また、サブミラー4bに入射した光は反射され、焦点検出ユニット5に入射する。このとき、カメラシステム1の電源が入っていないため、交換レンズ2のレンズ用像ブレ補正部83は、例えばロック機構(図示せず)により機械的にロックされており、ブレ補正レンズ群22は中心位置に保持されている。このため、ファインダ接眼窓9から撮影者が確認できる光学像は、像ブレが補正されていない。
<2:カメラシステムの動作>
本発明に係るカメラシステム1の特徴的な動作について説明する前に、図1〜図6を用いてカメラシステム1の基本的な動作について説明する。図6にカメラシステム1での撮像時の概念図を示す。
(2.1:撮像前の動作)
カメラシステム1の電源を入れていない場合の光学系の動作について説明する。
図1および図6に示すように、被写体(図示せず)からの光は、交換レンズ2を透過し、半透過ミラーであるメインミラー4aに入射する。メインミラー4aに入射した光の一部は反射してファインダスクリーン6に入射し、残りの光は透過してサブミラー4bに入射する。ファインダスクリーン6に入射した光は被写体像として結像する。この被写体像は、ペンタプリズム7によって正立像に変換され接眼レンズ8に入射する。これにより、撮影者は、ファインダ接眼窓9を介して被写体の正立像(光学像)を観察できる。また、サブミラー4bに入射した光は反射され、焦点検出ユニット5に入射する。このとき、カメラシステム1の電源が入っていないため、交換レンズ2のレンズ用像ブレ補正部83は、例えばロック機構(図示せず)により機械的にロックされており、ブレ補正レンズ群22は中心位置に保持されている。このため、ファインダ接眼窓9から撮影者が確認できる光学像は、像ブレが補正されていない。
(2.2:撮影時の動作)
次に、図7を用いて、カメラシステム1の電源を入れてから撮影を完了するまでの動作について説明する。
図7に示すように、撮影者により電源スイッチ52がONに切り換えられると、カメラ本体3に交換レンズ2が装着されているか否かがボディーマイコン12により確認される(S1)。具体的には、交換レンズ2がカメラ本体3に装着されている場合、レンズマウント70の電気切片(図示せず)を介してボディーマイコン12により交換レンズ2の装着状態が検知される(レンズ検知工程:S1)。
交換レンズ2がカメラ本体3に装着されたと検出された場合、電気切片を介してボディーマイコン12によりレンズマイコン20に格納されたレンズ情報が取得される(S2)。前述のように、レンズ情報には、交換レンズ2側の像ブレ補正装置に関する情報などが含まれている。ボディーマイコン12は、レンズ情報に基づいて交換レンズ2内に像ブレ補正装置が搭載されているか否かを判断する(S3)。本実施形態では、交換レンズ2内にレンズ用像ブレ補正装置82が搭載されているため、ボディーマイコン12からの命令により、本体用ブレ検出部30およびレンズ用ブレ検出部21に電力が供給され、ブレ検出部30,21が起動される(S4)。このように、前もってブレ検出部30,21を起動させておくことで、像ブレ補正を行う前にブレ検出部30,21の動作を早期に安定させることができ、像ブレ補正の精度を高めることができる。
次に、図7を用いて、カメラシステム1の電源を入れてから撮影を完了するまでの動作について説明する。
図7に示すように、撮影者により電源スイッチ52がONに切り換えられると、カメラ本体3に交換レンズ2が装着されているか否かがボディーマイコン12により確認される(S1)。具体的には、交換レンズ2がカメラ本体3に装着されている場合、レンズマウント70の電気切片(図示せず)を介してボディーマイコン12により交換レンズ2の装着状態が検知される(レンズ検知工程:S1)。
交換レンズ2がカメラ本体3に装着されたと検出された場合、電気切片を介してボディーマイコン12によりレンズマイコン20に格納されたレンズ情報が取得される(S2)。前述のように、レンズ情報には、交換レンズ2側の像ブレ補正装置に関する情報などが含まれている。ボディーマイコン12は、レンズ情報に基づいて交換レンズ2内に像ブレ補正装置が搭載されているか否かを判断する(S3)。本実施形態では、交換レンズ2内にレンズ用像ブレ補正装置82が搭載されているため、ボディーマイコン12からの命令により、本体用ブレ検出部30およびレンズ用ブレ検出部21に電力が供給され、ブレ検出部30,21が起動される(S4)。このように、前もってブレ検出部30,21を起動させておくことで、像ブレ補正を行う前にブレ検出部30,21の動作を早期に安定させることができ、像ブレ補正の精度を高めることができる。
一方、工程S3において交換レンズ2内に像ブレ補正装置が搭載されていないと判断された場合(S3)、ボディーマイコン12からの命令により本体用ブレ検出部30が起動される(S11)。
ブレ検出部30,21の起動後(工程S5の後)、レンズマイコン20を介してボディーマイコン12によりレンズ用像ブレ補正部83が補正可能状態に設定される(起動工程:S5)。具体的には、ボディーマイコン12からレンズマイコン20へレンズ用像ブレ補正部83の起動命令が送信され、この起動命令に応じてレンズマイコン20がレンズ用像ブレ補正部83を補正可能状態に設定する。この結果、レンズ用ブレ検出部21により検出されたブレ量に応じて、レンズ用像ブレ補正部83により像ブレが補正される。これにより、撮影者はファインダ接眼窓9を介して、レンズ用像ブレ補正部83により像ブレ補正された光学像を確認できる。ここで、「補正可能状態」とは、レンズ用像ブレ補正部83が補正動作を行える状態を意味している。
工程S5または工程S11の後、撮影者がフレーミングを完了しシャッターチャンスであると判断すると、撮影者はレリーズボタン50を半押しする(S6、S12)。レリーズボタン50が半押し状態になる(すなわち、露光準備開始の情報が外部から入力される)と、ボディーマイコン12によりレリーズボタン50の半押し状態が検出され、露光準備が開始される。具体的には、例えばフォーカス調節部80および絞り調節部81により焦点および露出が調節される(露光準備工程:S7、S13)。
ブレ検出部30,21の起動後(工程S5の後)、レンズマイコン20を介してボディーマイコン12によりレンズ用像ブレ補正部83が補正可能状態に設定される(起動工程:S5)。具体的には、ボディーマイコン12からレンズマイコン20へレンズ用像ブレ補正部83の起動命令が送信され、この起動命令に応じてレンズマイコン20がレンズ用像ブレ補正部83を補正可能状態に設定する。この結果、レンズ用ブレ検出部21により検出されたブレ量に応じて、レンズ用像ブレ補正部83により像ブレが補正される。これにより、撮影者はファインダ接眼窓9を介して、レンズ用像ブレ補正部83により像ブレ補正された光学像を確認できる。ここで、「補正可能状態」とは、レンズ用像ブレ補正部83が補正動作を行える状態を意味している。
工程S5または工程S11の後、撮影者がフレーミングを完了しシャッターチャンスであると判断すると、撮影者はレリーズボタン50を半押しする(S6、S12)。レリーズボタン50が半押し状態になる(すなわち、露光準備開始の情報が外部から入力される)と、ボディーマイコン12によりレリーズボタン50の半押し状態が検出され、露光準備が開始される。具体的には、例えばフォーカス調節部80および絞り調節部81により焦点および露出が調節される(露光準備工程:S7、S13)。
焦点調節時においては、サブミラー4bからの反射光に基づいて焦点検出ユニット5により焦点ずれ量(以後、Df量という)が取得される。ボディーマイコン12からレンズマイコン20へ、そのDf量分だけフォーカスレンズ群24を駆動するように命令が送信される。具体的には、レンズマイコン20によりフォーカスレンズ群制御部25がコントロールされ、Df量分だけフォーカスレンズ群24が移動する。このように焦点検出とフォーカスレンズ群24の駆動を繰り返すことにより、Df量を小さくできる。Df量が所定量以下になった時点でボディーマイコン12により合焦と判断され、フォーカスレンズ群24の駆動が停止される。
また、露出調節時においては、測光センサ(図示せず)からの出力に基づいて計算された絞り値にするよう、ボディーマイコン12からレンズマイコン20へ命令が送信される。そして、レンズマイコン20により絞り制御部27がコントロールされ、指示された絞り値まで絞りが絞り込まれる。
その後、撮影者がレリーズボタン50を全押しする(すなわち、露光開始の情報が外部から入力される)と(S8、S14)、レンズマイコン20を介してボディーマイコン12によりレンズ用像ブレ補正部83の動作が補正不能状態に設定され、本体用像ブレ補正部76が補正可能状態に設定される(切換工程:S9)。すなわち、使用する像ブレ補正部がレンズ用像ブレ補正部83から本体用像ブレ補正部76に切り換えられる。ここで、「補正不能状態」とは、本体用像ブレ補正部76が補正動作を行えない状態を意味しており、「補正不能状態」には、例えば像ブレ補正部76の補正レンズが中心位置でロック機構(図示せず)により機械的に固定されている状態や、あるいはブレ補正レンズ群22が中心位置で電気的に保持されている状態などが含まれる。また、交換レンズ2に像ブレ補正装置82が搭載されていない場合、本体用像ブレ補正部76が補正可能状態に設定される(S15)。
また、露出調節時においては、測光センサ(図示せず)からの出力に基づいて計算された絞り値にするよう、ボディーマイコン12からレンズマイコン20へ命令が送信される。そして、レンズマイコン20により絞り制御部27がコントロールされ、指示された絞り値まで絞りが絞り込まれる。
その後、撮影者がレリーズボタン50を全押しする(すなわち、露光開始の情報が外部から入力される)と(S8、S14)、レンズマイコン20を介してボディーマイコン12によりレンズ用像ブレ補正部83の動作が補正不能状態に設定され、本体用像ブレ補正部76が補正可能状態に設定される(切換工程:S9)。すなわち、使用する像ブレ補正部がレンズ用像ブレ補正部83から本体用像ブレ補正部76に切り換えられる。ここで、「補正不能状態」とは、本体用像ブレ補正部76が補正動作を行えない状態を意味しており、「補正不能状態」には、例えば像ブレ補正部76の補正レンズが中心位置でロック機構(図示せず)により機械的に固定されている状態や、あるいはブレ補正レンズ群22が中心位置で電気的に保持されている状態などが含まれる。また、交換レンズ2に像ブレ補正装置82が搭載されていない場合、本体用像ブレ補正部76が補正可能状態に設定される(S15)。
工程S9またはS15の後、露光が開始される(露光工程:S10)。具体的には、例えばクイックリターンミラー制御部32によりクイックリターンミラー4が光路X内から退避する。退避完了後、撮像センサ制御部13から撮像センサ11の駆動命令が出力され、シャッターユニット10が開放される。撮像センサ制御部13は、測光センサ(図示せず)からの出力に基づいて計算されたシャッタースピードの時間だけ、撮像センサ11を露光する。所定の時間だけ撮像センサ11が露光された後、クイックリターンミラー4およびシャッターユニット10が露光前の状態に戻され、露光が終了する。
<3:作用効果>
以上のように、このカメラシステム1では、例えば、撮影者がファインダ接眼窓9から光学像を確認している際に、交換レンズ2に搭載されたレンズ用像ブレ補正部83により光学像のブレが補正される。このため、像ブレが補正された光学像を撮影者は確認することができ、フレーミング時の手ブレによる違和感を抑制することができる。
このように、このカメラシステム1では、撮影者のフレーミング時などの使用状況に応じて、像ブレ補正部を正常に動作させることができ、利便性の向上を図ることができる。
また、ブレ検出部30,21を像ブレ補正の開始よりも前に起動するため、像ブレ補正を行う際のブレ検出部30,21の動作が従来よりも安定する。
<3:作用効果>
以上のように、このカメラシステム1では、例えば、撮影者がファインダ接眼窓9から光学像を確認している際に、交換レンズ2に搭載されたレンズ用像ブレ補正部83により光学像のブレが補正される。このため、像ブレが補正された光学像を撮影者は確認することができ、フレーミング時の手ブレによる違和感を抑制することができる。
このように、このカメラシステム1では、撮影者のフレーミング時などの使用状況に応じて、像ブレ補正部を正常に動作させることができ、利便性の向上を図ることができる。
また、ブレ検出部30,21を像ブレ補正の開始よりも前に起動するため、像ブレ補正を行う際のブレ検出部30,21の動作が従来よりも安定する。
〔第2実施形態〕
前述の実施形態では、交換レンズ2装着時にレンズ用像ブレ補正部83が補正可能状態に設定される。しかし、露光準備開始のタイミングに合わせて像ブレ補正部83を起動する場合も考えられる。図8を用いて、本発明の第2実施形態に係るカメラシステム101について説明する。図8にカメラシステム101の動作フローを示す。なお、前述の実施形態と同じ構成については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
図8に示すように、この場合、撮影者がレリーズボタン50を半押しすると、ボディーマイコン12によりレンズ用像ブレ補正部83が補正可能状態に設定される(S105)。すなわち、像ブレ補正部83が補正可能状態に設定されるタイミングは、レリーズボタン50が半押しされるのと実質的に同時となる。ここで、「レリーズボタン50が半押しされるのと実質的に同時」とは、レリーズボタン50が半押しされるのと同時である場合の他に、例えばボディーマイコン12およびレンズマイコン20の交信時のタイムラグにより同時ではない場合も含んでいる。このカメラシステム1では、前述の実施形態と同様に、使用状況に応じて、像ブレ補正部を正常に動作させることができ、利便性の向上を図ることができる。
前述の実施形態では、交換レンズ2装着時にレンズ用像ブレ補正部83が補正可能状態に設定される。しかし、露光準備開始のタイミングに合わせて像ブレ補正部83を起動する場合も考えられる。図8を用いて、本発明の第2実施形態に係るカメラシステム101について説明する。図8にカメラシステム101の動作フローを示す。なお、前述の実施形態と同じ構成については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
図8に示すように、この場合、撮影者がレリーズボタン50を半押しすると、ボディーマイコン12によりレンズ用像ブレ補正部83が補正可能状態に設定される(S105)。すなわち、像ブレ補正部83が補正可能状態に設定されるタイミングは、レリーズボタン50が半押しされるのと実質的に同時となる。ここで、「レリーズボタン50が半押しされるのと実質的に同時」とは、レリーズボタン50が半押しされるのと同時である場合の他に、例えばボディーマイコン12およびレンズマイコン20の交信時のタイムラグにより同時ではない場合も含んでいる。このカメラシステム1では、前述の実施形態と同様に、使用状況に応じて、像ブレ補正部を正常に動作させることができ、利便性の向上を図ることができる。
〔第3実施形態〕
前述の第1および第2実施形態では、ボディーマイコン12によりレンズ用像ブレ補正部83の起動タイミングが決定されている。しかし、以下のような場合も考えられる。図9〜図11を用いて、本発明の第3実施形態に係るカメラシステム201およびその動作について説明する。図9にカメラシステム201の概略構成図、図10にカメラシステム201の動作フローを示す。
図9に示すように、カメラ本体203は、撮影者がファインダ接眼窓9をのぞいているか否かを検知するファインダ検知部としてのアイセンサ260をさらに有している。アイセンサ260は、撮影者の目がファインダ接眼窓9に接近したことを検知するように、例えばファインダ接眼窓9周辺に設置されている。アイセンサ260は、例えばリンバストラッキング法(強膜反射法)を利用している。具体的には、アイセンサ260は、撮影者の目に微弱赤外線を照射し、その反射光をフォトダイオードなどのセンサにより検知し視線方向を判定する。白目の部分(強膜)は黒目の部分(瞳孔)に比べて光の反射率が高いため、視線方向が変わると眼球で反射される光の量も変化する。この光量の変化を光電変換により検知することで、撮影者がファインダ接眼窓9をのぞいているか否かの判定が可能となる。アイセンサ260は、ボディーマイコン12に接続されており、撮影者の目がファインダ接眼窓9に接近するとボディーマイコン12に信号を出力する。
前述の第1および第2実施形態では、ボディーマイコン12によりレンズ用像ブレ補正部83の起動タイミングが決定されている。しかし、以下のような場合も考えられる。図9〜図11を用いて、本発明の第3実施形態に係るカメラシステム201およびその動作について説明する。図9にカメラシステム201の概略構成図、図10にカメラシステム201の動作フローを示す。
図9に示すように、カメラ本体203は、撮影者がファインダ接眼窓9をのぞいているか否かを検知するファインダ検知部としてのアイセンサ260をさらに有している。アイセンサ260は、撮影者の目がファインダ接眼窓9に接近したことを検知するように、例えばファインダ接眼窓9周辺に設置されている。アイセンサ260は、例えばリンバストラッキング法(強膜反射法)を利用している。具体的には、アイセンサ260は、撮影者の目に微弱赤外線を照射し、その反射光をフォトダイオードなどのセンサにより検知し視線方向を判定する。白目の部分(強膜)は黒目の部分(瞳孔)に比べて光の反射率が高いため、視線方向が変わると眼球で反射される光の量も変化する。この光量の変化を光電変換により検知することで、撮影者がファインダ接眼窓9をのぞいているか否かの判定が可能となる。アイセンサ260は、ボディーマイコン12に接続されており、撮影者の目がファインダ接眼窓9に接近するとボディーマイコン12に信号を出力する。
図10に示すように、ブレ検出部30,21が起動された後に、撮影者がファインダ接眼窓9をのぞいた場合、アイセンサ260が反応する。アイセンサ260からボディーマイコン12へ検知信号が送信されると、ボディーマイコン12によりレンズ用像ブレ補正部83が補正可能状態に設定される(S220、S221)。
このカメラシステム201では、撮影者が光学像を確認していない間はレンズ用像ブレ補正部の駆動が停止されるため、撮影者の確認動作に合わせてレンズ用像ブレ補正部83を駆動することができる。これにより、このカメラシステム201では、前述の第1および第2実施形態と同様の作用効果に加えて、消費電力の増大を抑制することができる。
〔第4実施形態〕
前述の第1〜第3実施形態では、レンズ用像ブレ補正部83は、レンズ用ブレ検出部21からの出力に応じて像ブレ補正を行っている。しかし、本体用ブレ検出部30およびレンズ用ブレ検出部21から使用するブレ検出部を選択してもよい。図11および図12を用いて、本発明の第4実施形態に係るカメラシステムの動作フローについて説明する。図11および図12にカメラシステムの動作フローを示す。
図11に示すように、交換レンズ2内に像ブレ補正装置が搭載されていると判断された場合、例えばボディーマイコン12により本体用ブレ検出部30およびレンズ用ブレ検出部21の型式が比較される(S330、S331)。具体的には、ボディーマイコン12は、本体情報およびレンズ情報に基づいてブレ検出部30,21の型式を比較する。ここで、「型式」とは、ハードあるいはソフトの構成を特定できる情報を意味しており、例えば、製造年月日、型番、バージョン、ファームアップの状態などが挙げられる。
このカメラシステム201では、撮影者が光学像を確認していない間はレンズ用像ブレ補正部の駆動が停止されるため、撮影者の確認動作に合わせてレンズ用像ブレ補正部83を駆動することができる。これにより、このカメラシステム201では、前述の第1および第2実施形態と同様の作用効果に加えて、消費電力の増大を抑制することができる。
〔第4実施形態〕
前述の第1〜第3実施形態では、レンズ用像ブレ補正部83は、レンズ用ブレ検出部21からの出力に応じて像ブレ補正を行っている。しかし、本体用ブレ検出部30およびレンズ用ブレ検出部21から使用するブレ検出部を選択してもよい。図11および図12を用いて、本発明の第4実施形態に係るカメラシステムの動作フローについて説明する。図11および図12にカメラシステムの動作フローを示す。
図11に示すように、交換レンズ2内に像ブレ補正装置が搭載されていると判断された場合、例えばボディーマイコン12により本体用ブレ検出部30およびレンズ用ブレ検出部21の型式が比較される(S330、S331)。具体的には、ボディーマイコン12は、本体情報およびレンズ情報に基づいてブレ検出部30,21の型式を比較する。ここで、「型式」とは、ハードあるいはソフトの構成を特定できる情報を意味しており、例えば、製造年月日、型番、バージョン、ファームアップの状態などが挙げられる。
ブレ検出部30,21の型式が同じ場合、予め設定されているブレ検出部が起動される。本実施形態では、型式が同じ場合、本体用ブレ検出部30が起動される(S330、S333)。
一方、ブレ検出部30,21の型式が異なる場合、例えば型式が新しい方のブレ検出部が起動される。具体的には、レンズ用ブレ検出部21が本体用ブレ検出部30よりも型式が新しい場合、レンズ用ブレ検出部21が起動される(S331、S332)。また、本体用ブレ検出部30がレンズ用ブレ検出部21よりも型式が新しい場合、本体用ブレ検出部30が起動される(S331、S333)。
このように、このカメラシステムでは、ブレ検出部30,21の仕様などに応じて、一方のブレ検出部を選択することができる。このため、カメラシステム1の像ブレ補正性能を最大限に利用できる。
なお、交換レンズ2内に像ブレ補正装置82が搭載されていない場合、および工程S222またはS223の後は、図12に示すフローAおよびBに進むが、これらのフローは第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔他の実施形態〕
本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
一方、ブレ検出部30,21の型式が異なる場合、例えば型式が新しい方のブレ検出部が起動される。具体的には、レンズ用ブレ検出部21が本体用ブレ検出部30よりも型式が新しい場合、レンズ用ブレ検出部21が起動される(S331、S332)。また、本体用ブレ検出部30がレンズ用ブレ検出部21よりも型式が新しい場合、本体用ブレ検出部30が起動される(S331、S333)。
このように、このカメラシステムでは、ブレ検出部30,21の仕様などに応じて、一方のブレ検出部を選択することができる。このため、カメラシステム1の像ブレ補正性能を最大限に利用できる。
なお、交換レンズ2内に像ブレ補正装置82が搭載されていない場合、および工程S222またはS223の後は、図12に示すフローAおよびBに進むが、これらのフローは第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔他の実施形態〕
本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
例えば、前述の実施形態をそれぞれ組み合わせて実施することも可能である。
また、前述の第1実施形態では、工程S5は工程S4と同時に実施されてもよい。
また、前述の第4実施形態では、ブレ検出部の型式などの本体特定情報に基づいて起動するブレ検出部が選択されているが、ブレ検出部の検出性能情報、消費電力情報などに基づいて選択される場合も考えられる。ここで、「検出性能」とは、例えばブレ検出部の感度などが挙げられる。
また、前述の第1実施形態では、工程S5は工程S4と同時に実施されてもよい。
また、前述の第4実施形態では、ブレ検出部の型式などの本体特定情報に基づいて起動するブレ検出部が選択されているが、ブレ検出部の検出性能情報、消費電力情報などに基づいて選択される場合も考えられる。ここで、「検出性能」とは、例えばブレ検出部の感度などが挙げられる。
本発明に係るカメラシステム、交換レンズ、カメラ本体およびカメラシステムの制御方法は、交換レンズとカメラ本体との互換性が求められるデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ機能付きの携帯電話端末およびPDAなどに好適である。
L 撮像光学系
Df 焦点ずれ量
X 光路
1 カメラシステム
2 交換レンズ
3 カメラ本体
4 クイックリターンミラー
10 シャッターユニット
11 撮像センサ
12 ボディーマイコン(本体制御部)
16 液晶モニタ
20 レンズマイコン(レンズ制御部)
21 レンズ用ブレ検出部
22 ぶれ補正レンズ群
23 像ブレ補正制御部
24 フォーカスレンズ群
27 絞り制御部
28 補正レンズ駆動部
29 交換レンズ内のメモリ部
30 本体用ブレ検出部
31 像ブレ補正制御部
32 クイックリターンミラー制御部
35 撮像センサ駆動部
38 デジタルカメラ内のメモリ部
50 レリーズボタン(操作部)
52 電源スイッチ
53 不揮発性メモリ
54 不揮発性メモリ
75 本体用像ブレ補正装置
76 本体用像ブレ補正部
82 レンズ用像ブレ補正装置
83 レンズ用像ブレ補正部
Df 焦点ずれ量
X 光路
1 カメラシステム
2 交換レンズ
3 カメラ本体
4 クイックリターンミラー
10 シャッターユニット
11 撮像センサ
12 ボディーマイコン(本体制御部)
16 液晶モニタ
20 レンズマイコン(レンズ制御部)
21 レンズ用ブレ検出部
22 ぶれ補正レンズ群
23 像ブレ補正制御部
24 フォーカスレンズ群
27 絞り制御部
28 補正レンズ駆動部
29 交換レンズ内のメモリ部
30 本体用ブレ検出部
31 像ブレ補正制御部
32 クイックリターンミラー制御部
35 撮像センサ駆動部
38 デジタルカメラ内のメモリ部
50 レリーズボタン(操作部)
52 電源スイッチ
53 不揮発性メモリ
54 不揮発性メモリ
75 本体用像ブレ補正装置
76 本体用像ブレ補正部
82 レンズ用像ブレ補正装置
83 レンズ用像ブレ補正部
Claims (10)
- 被写体を撮影するカメラシステムであって、
前記被写体を撮像する撮像部と、前記カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正する本体用像ブレ補正部と、前記撮像部および本体用像ブレ補正部の動作を制御する本体制御部と、前記光学像を撮影者が外部から確認できるファインダ部と、を有するカメラ本体と、
前記被写体の光学像を形成する撮像光学系と、前記撮像光学系の一部に含まれ前記カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正するレンズ用像ブレ補正部と、前記レンズ用像ブレ補正部の動作を制御するレンズ制御部と、を有する、前記カメラ本体に着脱可能な交換レンズと、を備え、
前記本体制御部は、前記レンズ制御部と情報の送受信が可能であり、前記撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前に前記レンズ制御部を介して前記レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する、
カメラシステム。 - 前記本体制御部は、前記露光開始に応じて、前記レンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定し、前記本体用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する、
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記カメラ本体は、前記交換レンズが前記カメラ本体に装着されているか否かを検知するレンズ検知部をさらに有しており、
前記レンズ検知部により前記交換レンズが前記カメラ本体に装着されていると検知された場合、前記本体制御部は、前記レンズ検知部からの信号に応じて、前記レンズ制御部を介して前記レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する、
請求項1または2に記載のカメラシステム。 - 前記カメラ本体は、前記カメラシステムの操作情報が外部から入力される操作部をさらに有しており、
前記操作部に前記露光準備開始の情報が入力された場合、前記本体制御部は、前記レンズ制御部を介して前記レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定し、
前記操作部に前記露光開始の情報が入力された場合、前記本体制御部は、前記レンズ制御部を介して前記レンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定する、
請求項1または2に記載のカメラシステム。 - 前記ファインダ部は、前記撮影者が前記ファインダ部をのぞいているか否かを検知するファインダ検知部を有しており、
前記ファインダ検知部により前記撮影者が前記ファインダ部をのぞいていると検知された場合、前記本体制御部は、前記ファインダ検知部からの信号に応じて、前記レンズ制御部を介して前記レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定し、
前記ファインダ検知部により前記撮影者が前記ファインダ部をのぞいていないと検知された場合、前記本体制御部は、前記ファインダ検知部からの信号に応じて、前記レンズ制御部を介して前記レンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定する、
請求項1または2に記載のカメラシステム。 - 前記カメラ本体および交換レンズのうち少なくとも一方は、前記カメラシステムのブレを検出するブレ検出部をさらに有しており、
前記本体制御部は、前記レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する前に、前記ブレ検出部を起動する、
請求項1から5のいずれかに記載のカメラシステム。 - 前記カメラ本体は、前記カメラシステムのブレを検出する本体用ブレ検出部をさらに有しており、
前記交換レンズは、前記カメラシステムのブレを検出するレンズ用ブレ検出部をさらに有しており、
前記本体制御部は、前記カメラ本体に関する本体情報を格納しており、
前記レンズ制御部は、前記交換レンズに関するレンズ情報を格納しており、
前記本体制御部は、前記本体情報およびレンズ情報に基づいて前記本体用およびレンズ用ブレ検出部のうち一方を選択し、前記レンズ用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する前に前記選択されたブレ検出部を起動する、
請求項1から5のいずれかに記載のカメラシステム。 - 被写体を撮影するカメラシステムを交換レンズとともに構成し、前記被写体の光学像を形成する撮像光学系と、前記撮像光学系の一部に含まれ前記カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正するレンズ用像ブレ補正部と、前記レンズ用像ブレ補正部の動作を制御するレンズ制御部と、を有する前記交換レンズが着脱可能なカメラ本体であって、
前記被写体を撮像する撮像部と、
前記カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正する本体用像ブレ補正部と、
前記撮像部および本体用像ブレ補正部の動作を制御する本体制御部と、
撮影者が外部から前記光学像を確認できるファインダ部と、を備え、
前記本体制御部は、前記レンズ制御部と情報の送受信が可能であり、前記撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前に前記レンズ制御部へ前記レンズ用像ブレ補正部の起動命令を送信する、
カメラ本体。 - カメラ本体と、前記カメラ本体に着脱可能な交換レンズと、を備えた、被写体を撮影するカメラシステムの制御方法であって、
前記カメラ本体は、前記被写体を撮像する撮像部と、前記カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正する本体用像ブレ補正部と、前記撮像部および本体用像ブレ補正部の動作を制御する本体制御部と、前記光学像を撮影者が外部から確認できるファインダ部と、を有しており、
前記交換レンズは、前記被写体の光学像を形成する撮像光学系と、前記撮像光学系の一部に含まれ前記カメラシステムのブレにより生じる画像のブレを補正するレンズ用像ブレ補正部と、前記レンズ用像ブレ補正部の動作を制御するレンズ制御部と、を有しており、
前記撮像部の露光準備が行われる露光準備工程と、
前記撮像部の露光準備開始と実質的に同時または露光準備開始よりも前に前記レンズ用像ブレ補正部が補正可能状態に設定される起動工程と、
を含むカメラシステムの制御方法。 - 前記撮像部を露光する露光工程と、
前記露光開始に応じて、前記レンズ用像ブレ補正部を補正不能状態に設定し、前記本体用像ブレ補正部を補正可能状態に設定する切換工程と、をさらに含む、
請求項9に記載のカメラシステムの制御方法。
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2006
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