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JP2007527876A - インスリン分泌の改変方法 - Google Patents

インスリン分泌の改変方法 Download PDF

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JP2007527876A JP2007502214A JP2007502214A JP2007527876A JP 2007527876 A JP2007527876 A JP 2007527876A JP 2007502214 A JP2007502214 A JP 2007502214A JP 2007502214 A JP2007502214 A JP 2007502214A JP 2007527876 A JP2007527876 A JP 2007527876A
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Abstract

膵島細胞中における糖質コルチコイド誘導性のキナーゼSGK1の活性の調節は、インスリン放出を回復させる。また、糖質コルチコイド誘発性2型真性糖尿病の治療に有用な方法および化合物も開示する。

Description

発明の分野
SGK1を発現する膵島細胞を、SGK1を調節する物質と接触させることにより、SGK1の阻害がグルコースの脱分極作用の逆転を伴い、したがって電位作動型のカルシウムチャネルおよびインスリン放出の活性化を引き起こすことを含む、インスリン分泌の改変方法。
発明の背景
糖質コルチコイド治療は2型真性糖尿病を誘発し、これは薬物を中止したあとに容易に改善することができる(HoogwerfおよびDanese、1999;Schacke他、2002)。末梢性インスリン耐性および糖新生を刺激することによる肝臓でのグルコース産生の増加に加えて(McMahon他、1988)、糖質コルチコイドは膵臓細胞のインスリン分泌を妨げる(Lambillotte他、1997;Pierluissi他、1986)。鋭意研究にもかかわらず、その分子機構には依然として論議の余地がある。核糖質コルチコイド受容体の拮抗剤である抗黄体ホルモンのミフェプリストン(RU486)は、デキサメタゾンに誘導されるインスリン分泌の阻害を完全に無効にし(Lambillotte他、1997)、糖質コルチコイド依存性遺伝子発現の関与を示している。
糖質コルチコイド感受性遺伝子には、とりわけ血清・糖質コルチコイド誘導性のキナーゼSGK1が挙げられる(Webster他、1993b;Webster他、1993a、US6326181号)。SGK1は、例えば鉱質コルチコイド(Chen他、1999、Naray−Fejes−Toth他、1999、Shigaev他、2000、Brennan他、2000、Cowling他、2000)などのいくつかの刺激によって影響を受ける(Lang他、2001)。
SGK1は、インスリン様成長因子IGF1、インスリン、ならびにホスホイノシトール−3−キナーゼ(PI3キナーゼ)およびホスホイノシトール依存性キナーゼPDK1が関与するシグナルカスケードを介した酸化的ストレスによって調節されることが示されている(Kobayashi & Cohen、1999、Park他、1999、Kobayashi他、1999)。PDK1によるSGK1の活性化は、セリン422のリン酸化を含む。さらに、ser422からアスパラギン酸への変異(S422DSGK1)により、継続的に活性化されたキナーゼがもたらされることが示されている(Kobayashi他、1999)。
糖質コルチコイド誘導性のキナーゼSGK1の活性の測定には、様々なアッセイ系が利用可能である。シンチレーション近接アッセイ(Sorg他、J.of.Biomolecular Screening、2002、7、11〜19)およびフラッシュプレート(flashplate)アッセイでは、タンパク質またはペプチドを基質として、γATPを用いて放射性リン酸化を測定する。阻害性化合物の存在下では、放射性シグナルが検出されない、または低い放射性シグナルしか検出可能でない。さらに、ホモジニアス時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(HTR−FRET)および蛍光偏光(FP)技術がアッセイ方法に有用である(Sills他、J.of Biomolecular Screening、2002、191〜214)。非放射性ELISAに基づいた他のアッセイ方法では、特異的なホスホ−抗体(AB)を用いる。ホスホ−ABはリン酸化された基質のみに結合する。この結合は、ペルオキシダーゼ結合抗ヒツジ二次抗体を用いて、化学発光によって検出可能である(Ross他、2002、Biochem.J.,immediate publication、原稿BJ20020786)。
以前の結果により、SGK1が腎上皮Na+チャネルの強力な刺激剤であることが示されている(De la Rosa他、1999、Boehmer他、2000、Chen他、1999、Naray−Fejes−Toth他、1999、Lang他、2000、Shigaev他、2000、Wagner他、2001)。
SGK1に関連する別の発見は、エクソン8における(CC/CT)のヌクレオチドの組合せの一塩基多型(SNP)およびイントロン6におけるさらなる多型(CC)が血圧の上昇に関連していることであり(Busjahn他、2002)、このことから、SGK1が血圧調節および高血圧に重要であり得ると結論づけられた。
SGK1の活性の上昇は、腎臓におけるナトリウムの再吸収を増加させることによって高血圧をもたらす腎上皮Na+チャネルの活性と相関しているので(Lifton、1996;Staessen他、2003;Warnock、2001)、SGK1の対立遺伝子変異の組合せ次第で腎臓におけるNa+の再吸収の増加が起こり得、これは立ち代って血圧の上昇をもたらすことが決定的であった(Busjahn他、2002)。
現在までに、膵島のインスリン分泌細胞が相当する量のSGK1を発現することが示されておらず(Klingel他、2000)、一般に、未処置の膵島細胞はSGK1を発現しないか、少量のみ発現すると考えられている。
長期間にわたる高用量の糖質コルチコイド治療は、少なくとも部分的にはインスリン分泌の機能障害によって、真性糖尿病の発生の素因となる。その根底にある機構は依然として説明が困難であり、治療行為を可能にする標的は現在知られていない。本出願はこのような新しい機構および分子標的を定義すると同時に、真性糖尿病を克服することを目的として前述の病理学的機序を妨害する新しい化合物を同定する方法を教示する。
発明の概要
本出願では、糖質コルチコイドで事前に処理した膵島細胞が、インスリン分泌島細胞においてSGK1の転写レベルおよび発現の顕著な増加を示すことが予想外に実証された。
過剰の糖質コルチコイドは、少なくとも部分的にインスリン分泌の機能障害によって真性糖尿病の発生の原因となり、本発明の方法は、膵島細胞におけるSGK1の活性を調節することによって、糖質コルチコイド誘発性2型真性糖尿病を、そのような治療を必要としている対象において軽減するためのものである。
本発明は、他の態様と共に、とりわけ、SGK1を発現する膵島細胞とSGK1を調節する物質とを接触させることによってインスリン分泌を回復させるのに有用な、治療上活性のある化合物の同定方法を教示する。このようにして、グルコースの脱分極作用が逆転され、その結果、電位作動型のカルシウムチャネルの活性化および続くインスリン放出がもたらされる。
SGK1の調節は、SGK1遺伝子の一塩基多型によって定義される臨床的に関連のある表現型または遺伝子型に適用した場合に特に有用である。したがって、治療を必要としている個体由来の試料中の多型SGK1 SNP変異の解析が、別の用途となりうる。さらに、本発明は、SGK1の発現を測定することによって疾患の進行、退行または発症を判定する方法について述べる。疾患状態の個体から採った試料により、選択されたSGK1 SNP変異の解析、および例えば糖質コルチコイドを用いた長期治療によって誘発されるような、疾患または他の状態の素因とのその相関の解析が、さらに可能となり得る。別の態様は、疾患に関連するSGK1を調節する新しい薬物候補を同定するためのスクリーニング方法に関連する。特に有用なモジュレータは、SGK1の機能を妨害し、その結果インスリン分泌のアップレギュレーションをもたらす化合物である。SGK1の阻害剤は、2型真性糖尿病の症状に罹患している、治療後の対象に特に有用である。SGK1のモジュレータも、ストレス誘発性高血糖症に罹患している対象または低血糖症に罹患している対象の治療に有用である。
本発明に従って行った薬物スクリーニング方法により、SGK1に向けられた治療化合物の発見がもたらされた。2つの異なる化合物クラス、すなわち一方はアシルヒドラゾン誘導体のクラスに属し、他方がピリドピリミジン誘導体のクラスに属する化合物クラスが同定されている。製薬上有効な担体、賦形剤または希釈剤を含む薬剤組成物中における選択されたSGK1阻害性化合物は、糖質コルチコイド誘発性2型真性糖尿病の治療に有用である。所望の治療的プロファイルを有する新しい薬物の同定に用いるスクリーニング方法が本出願中に開示する化合物に限定されないことは、本発明において重要である。さらに、SGK1調節化合物をスクリーニングするための1ステップのアプローチまたは2ステップのアプローチが適用に有用であり得ることは、当業者には明らかである。このようなスクリーニングの第1ステップには、SGK1キナーゼの活性を妨げる化合物の同定が含まれる。様々なアッセイ様式が利用可能であり、好ましいアッセイでは、タンパク質またはペプチドを基質として、γATPと共に用いたSGK1触媒の放射性リン酸化の測定を用いる。SGK1阻害化合物の存在下では、放射性シグナルが検出されない、または低い放射性シグナルしか検出可能でない。スクリーニングの第2ステップでは、SGK1阻害化合物を、SGK1を阻害した際に、例えばINS−1細胞などの糖質コルチコイドdで処置した膵島細胞においてインスリン分泌を回復させるその潜在性について試験した。しかし、他の読み出し活性を測定することでインスリンの放出を測定することも有用であり得る。
発明の詳細な説明
糖質コルチコイド誘発性糖尿病の根底にある機構は、現在まで依然として説明が困難であった。本発明では、デキサメタゾンなどの糖質コルチコイドがインスリン分泌細胞中の血清・糖質コルチコイド誘導性のキナーゼSGK1の転写ならびに発現のアップレギュレーションを行うことが示されており、これは、核糖質コルチコイド受容体の拮抗剤であるミフェプリストン(RU486)によって逆転させることができる作用である。アフリカツメガエル(Xenopus)卵母細胞中で同時発現された場合、SGK1は電位作動型のK+チャネルであるKv1.5の活性を増大させる。INS−1細胞では、デキサメタゾンはKv1.5の転写を刺激し、再分極化する外向き電流を増加させ、グルコース誘発性のインスリン放出を低減させる。後者2つの効果は、K+チャネルブロッカーである4−APおよびTEAによって逆転される。デキサメタゾンは、野生型マウスから単離した膵島でのグルコース誘発性のインスリン放出を事実上無効にし、この効果はSGK1ノックアウトマウスから単離した膵島では有意に減衰している。結論として、糖質コルチコイドはSGK1の転写を刺激し、これは立ち代って電位作動型のK+チャネルの活性のアップレギュレーションを行う。続く過分極がグルコースの脱分極作用を相殺し、電位作動型のCa2+チャネルの活性化、Ca2+の流入およびインスリン放出が防がれる。
本発明は、インスリン分泌の調節における、SGK1およびSGK1依存性チャネルの活性の役割に関する。
リアルタイムPCRによれば、SGK1の転写レベルは未処置のINS−1細胞中で低く(図1A)、この所見はヒト膵島について以前に報告されている低い転写レベルに沿っている(Klingel他、2000)。しかし、INS−1細胞を100nMのデキサメタゾンと共に2〜23時間インキュベーションを行うことによってmRNA転写レベルが上昇し、この効果は糖質コルチコイド受容体拮抗剤RU486によって完全に抑止された(図1A)。23時間以内に、デキサメタゾンが、マウスの膵島中においてデキサメタゾンで処置したあとに上昇する細胞性SGK1の転写レベルを上昇させた(図1A)。同様に、糖質コルチコイドによるSGK1転写の強力な刺激が他の細胞種で観察された(Itani他、2002;Rozansky他、2002)。ウェスタンブロットから明らかなように、SGK1タンパク質は未処置の細胞中では検出不可能であったが、デキサメタゾンへ暴露して2時間以内に既に現れ、次の23時間以内にさらに増加した(100nM)(図1B)。SGK1タンパク質の存在比の増加は、RU486によって完全に逆転される。したがって、デキサメタゾンはインスリン分泌細胞においてSGK1の発現を刺激する。
図1Dに示すように、アフリカツメガエル卵母細胞におけるSGK1およびKvチャネルの同時発現は、異種発現させたKv1.5チャネルの活性よりも約2倍アップレギュレーションされる(図1D)。これらのチャネルは以前に、INS−1細胞(Su他、2001)ならびにげっ歯類およびヒトβ細胞(Philipson他、1994;Roe他、1996)で発現されることが示されている。INS−1細胞では、チャネルはK+チャネルブロッカーである4−APによって阻害される(Su他、2001)。図2Aおよび2Bに例示するように、実際、デキサメタゾンを用いた処置のあとには4−AP感受性の電位作動型の外向き電流の上昇が続いた。未処置の細胞では、K+チャネルブロッカー4−APは外向き電流の10%(0.1mM)および28%(1mM)しか阻害しなかった。100nMのデキサメタゾンを用いた4時間の処置後、4−AP感受性の電流が28%(0.1mMの4−AP)および40%(1mMの4−AP)まで増加した。これらのデータは、インスリン分泌細胞においてKv1.5チャネルの活性がデキサメタゾンによって増強されることを示している。糖質コルチコイドは、心臓(TakimotoおよびLevitan1994)、骨格筋および下垂体においてKv1.5チャネルの発現を増加させるが、視床下部および肺(Levitan他、1996)では増加させないことが見出されている。
さらに、甲状腺機能低下性にした、副腎摘出したラットからの左心室において、T3がKv1.5mRNAレベルを上昇させるのにデキサメタゾンが必要であった(Nishiyama他、1997)。リアルタイムPCRから、4時間以内のデキサメタゾン(100nM)での処置により、INS細胞中のKv1.5mRNAの存在量比が約10倍上昇することが明らかとなっている。したがって、デキサメタゾンはSGK1の発現を刺激し、これは立ち代ってKvチャネルの活性を増大させる。
デキサメタゾンによるインスリン放出の鈍化に対するKvチャネルおよびSGK1の影響を解明するために、追加の実験を行った。図3に例示するように、INS−1細胞をデキサメタゾン(100nM)で事前に処置することによって、グルコース誘発性のインスリン分泌が62%阻害された。この阻害はKvチャネルブロッカーであるTEAおよび4−APによって逆転され、インスリン分泌のデキサメタゾン媒介性阻害がKvチャネルの活性に依存することが示される。
インスリン分泌に対するデキサメタゾンの阻害効果におけるSGK1の寄与を推測するため、野生型の同腹仔(sgk1+/+)と比較した、SGK1ノックアウトマウス(sgk-/-)における、インスリン分泌に対するデキサメタゾンの効果を研究した。デキサメタゾンの事前処置なしでは、グルコース(16.7mM)に曝したあとのインスリン分泌も、アデニル酸シクラーゼの活性化(5μMのフォルスコリン)も、プロテインキナーゼCの刺激(100nMのPMA)も、sgk1-/-マウスから単離した膵島とsgk1+/+マウスから単離した膵島とで有意差がなかった(図4AおよびB、黒いバー)。しかし、デキサメタゾンでの処置により、インスリン分泌に対するグルコース、フォルスコリンまたはPMAの刺激効果が、sgk1-/-の膵島よりもsgk1+/+の膵島で有意に低下した。これらのデータは、SGK1が、デキサメタゾンによるインスリン分泌のダウンレギュレーションに役割を果たしていることを示している。
結論として、本発明の実験は、インスリン分泌の調節の新規機構を開示している。グルコココルチコイドであるデキサメタゾンは、インスリン分泌細胞におけるSGK1の転写および発現を増強する。このキナーゼがKv1.5を含めた電位作動型のK+チャネルのアップレギュレーションを行う。Kvチャネルの過剰発現はβ−細胞膜を過分極化し、したがって電位作動型のCa2+チャネルの活性化を妨げる。
したがって、このキナーゼは、糖質コルチコイド過剰の際にインスリン放出の阻害に寄与する。
図面の簡単な説明
図1は、デキサメタゾンがインスリン分泌INS−1細胞においてSGK1の発現を誘発することを示す図である。
INS−1細胞を培養中に、100nMのデキサメタゾンまたはビヒクル(DMSO)を用いて表示した時間処理した。デキサメタゾンはSGK1の発現を2時間以内に有意に誘発した。1μmol/lのRU486はデキサメタゾンの効果を完全に阻害した。
(A)逆転写酵素M−MuLV(Roche Diagnostics GmbH、Roche Applied Science、ドイツ、Mannheim)を用いて細胞性RNAをcDNAへと転写させた。光サイクラーシステム(Roche Diagnostics GmbH、Roche Applied Science、ドイツ、Mannheim)中でのリアルタイムPCRによってSGK1 mRNAを定量した。用いたプライマーは以下の通りである:SGK1上流:5’−TTT TTT TTC CCA ACC CTT GC−3’;下流:5’−ATT GAA CAA AGG TTG GGG GG−3。表示した実験数の平均±SEMを示す。
(B)全細胞溶解液を1%SDS−PAGEに供し、ニトロセルロース膜(Schleicher and Schuell、ドイツ、Dassel)にプロットした。プロットをSGK1に対する抗体(New England Biolabs、米国マサチューセッツ州Beverly)と共にインキュベーションした。西洋ワサビペルオキシダーゼに結合した第2の抗体を用いて、結合した抗体を可視化した。
(C)Kv1.5のリアルタイムPCRを、光サイクラーシステム(Roche Diagnostics GmbH、Roche Applied Science、ドイツ、Mannheim)を用いて行った。図1Aに記載の実験と同じRNA調製物を解析した。3つの独立した実験の平均±SEMを示す。
(D)アフリカツメガエル卵母細胞におけるSGK1およびKvチャネルの同時発現はK+電流を増加させる。ヒトSGK1のmRNA(μg/ml)およびKv1.5のmRNA(μg/ml)を卵母細胞内に注入し、2電位クランプ法を用いて、注入2日後に全細胞電流を測定した。代表的なトレースおよび平均±SEMを示す。
図2は、デキサメタゾンがINS−1細胞においてkvチャネルの活性を増強することを示す図である。
細胞は、実験前に100nMのデキサメタゾンで4時間処置した。(2A)全細胞電流は、−70mv〜+50mvまで10mvずつのステップで上昇する200msの電圧パルスによって誘発した。(2B)4−AP(0.1および1mM)ならびにtea(1および10mM)に対する感度は、細胞中でデキサメタゾン処置の前(黒いカラム)および後(白いカラム)に試験した。−70〜50mvの、200msの持続時間の電圧パルスを印加した。表示した実験数平均±semを示す。*は、同一阻害剤濃度における対照である未処置の細胞中での電流に対する有意性(p<0.05)を表す。Ins−1細胞は以前に記載されているように培養した(Abel他、1996;Asfari他、1992)。外部パッチクランプ溶液は以下を含んでいた:140mmol/lのNaCl、5.6mmol/lのKCl、1.2mmol/lのMgCl2、2.6mmol/lのCaCl2、0.5mmol/lのグルコースおよび10mmol/lのHEPES、PH7.4。内部溶液は以下を含んでいた:30mmol/lのKCL、95mmol/lのK+−グルコン酸、1mmol/lのMgCl2、1.2mmol/lのNaH2PO4、4.8mmol/lのNa2HPO4、5mmol/lのNa2ATP、1mmol/lのNa3GTP、5mmol/lのEGTA、PH7.2。電流の測定にはEpc9パッチクランプアンプリファイアー(Heka Electronic、ドイツ、Lambrecht)を用いた。
図3は、Kvチャネルの阻害がINS−1細胞のインスリン分泌のデキサメタゾン誘発性の阻害を逆転することを示す図である。
実験の前に、INS−1細胞を培養中にデキサメタゾン、100nMで4時間処置した。細胞を2回洗浄し、以下を含むHEPES緩衝塩溶液中でプレインキュベーションした:140mmol/lのNaCl、5.6mmol/lのKCl、1.2mmol/lのMgCl2、2.6mmol/lのCaCl2、0.5mmol/lのグルコース、10mmol/lのHEPESおよび5g/lのウシ血清アルブミン、37℃でpH7.4。その後、試験物質を適切な濃度で含む新鮮な溶液中で、細胞を30分間37℃でインキュベーションした。インスリンは、ラットインスリン抗血清(Linco、Biotrend Chemikalien GmbH、ドイツ、Cologne)、I125−インスリン(CIS Diagnostik GmbH、ドイツ、Dreieich)およびラットインスリン(Novo Nordisk、ドイツ、Mainz)を標準として用いたラジオイムノアッセイによって、またはインスリンElisaキット(Mercodia、スウェーデン、Uppsala)によって測定した。
図4AおよびBは、デキサメタゾンがSGK1ノックアウトマウス由来の膵島からの分泌に影響を与えなかったことを示す図である。
単離した膵島を、11mmol/lのグルコースを含むRPMI1640中で終夜培養した。デキサメタゾン(100ng/ml)またはDMSO(対照)を、実験の5時間前に加えた。培養後、膵島を1時間37℃で、以下を含むインキュベーションバッファー中でプレインキュベーションした:140mmol/lのNaCl、5.6mmol/lのKCl、1.2mmol/lのMgCl2、2.6mmol/lのCaCl2、2.8mmol/lのグルコース、10mmol/lのHEPES、pH7.4および5g/lのウシ血清アルブミン(画分V、Sigma、Deisenhofen)。その後、5個の膵島/0.5mlのバッチを、各実験について表示した試験物質の存在下で、30分間37℃でインキュベーションした。インスリンは、Elisaキット(Mercodia、スウェーデン、Uppsala)を用いて測定した。
さらなる方法および材料
実施例1:Sgk1−/−マウスの作製
12個のエクソン上の転写される全領域を包含する7kbの断片からコンディショナル ターゲティングベクターを作製した(Wulff他、2002)。ネオマイシン耐性カセットには2つのloxP部位が隣接しており、イントロン11内に挿入された。sgk1キナーゼドメインをコードしているエクソン4〜11は、第3のloxP部位をイントロン3内に挿入することによって「フロックス(flox)させた」。第1および第3のloxP部位の間に組換えを有するクローン(1型組換え)をC57BL/6未分化胚細胞内に注入した。雄のキメラをC57BL/6および129/SvJの雌と交配させた。ヘテロ接合性sgk1欠損マウスを129/SvJ野生型マウスと2世代戻し交配し、その後、相互交配させてホモ接合性sgk1−/−およびsgk1+/+同腹仔を作製した。
実施例2:細胞培養およびインスリン分泌の測定
ラット膵島細胞腫由来のINS−1細胞(CB Wollheim、University of Geneva、スイスから好意により提供)を、10%ウシ胎児血清(Biochrom、ドイツ、Berlin)、1mmol/lのHEPES、1mmol/lのピルビン酸Na、10μmol/lのβ−メルカプトエタノール(Sigma、ドイツ、Munich)および抗生物質を添加したHEPES緩衝RPMI1640中で、他の文献中に記載のように培養した(Abel他、1996;Asfari他、1992)。細胞を2.0〜2.5 105個の細胞/mlの細胞密度で、24ウェル培養プレート中に播種し、実験前に2日間培養した。細胞を、以下を含むHEPES緩衝塩溶液で2回洗浄した:140mmol/lのNaCl、5.6mmol/lのKCl、1.2mmol/lのMgCl2、2.6mmol/lのCaCl2、0.5mmol/lのグルコース、10mmol/lのHEPESおよび5g/lのウシ血清アルブミン、pH7.4。30分間37℃でプレインキュベーションした。その後、培地を廃棄し、試験物質を適切な濃度で含む新鮮な培地を加えた。細胞を30分間37℃でインキュベーションした。インキュベーションを氷上で停止させ、培地を除去し、ラットインスリン抗血清(Linco、Biotrend Chemikalien GmbH、ドイツ、Cologne)、I125−インスリン(CIS Diagnostik GmbH、ドイツ、Dreieich)およびラットインスリン(Novo Nordisk、ドイツ、Mainz)を標準として用いたラジオイムノアッセイによって、またはインスリンElisaキット(Mercodia、スウェーデン、Uppsala)によって測定するまで、上清中に放出されたインスリンを−20℃で凍結した。インスリン含量は、酸エタノール(1.5(v/v)%HCl/75%エタノール)を用いて終夜4℃で抽出したのちに測定した。
SGK1 KOおよび野生型の同腹仔マウスからの膵島の単離には、1mg/mlのコラゲナーゼ(Serva、ドイツ、Heidelberg)を含む3mlのコラゲナーゼ溶液を、総胆管を介してin situで膵臓内に注入した。腺全体を取り出し、10分間37℃で消化した。その後、解剖用顕微鏡下で新鮮な培地中に集めることによって、膵島を外分泌組織から単離した。膵島を、11mmol/lのグルコースおよびデキサメタゾン(100ng/ml)またはDMSO(対照)を含むRPMI1640中で終夜培養した。培養後、膵島を1時間37℃で、以下を含むインキュベーションバッファー中でプレインキュベーションした:140mmol/lのNaCl、5.6mmol/lのKCl、1.2mmol/lのMgCl2、2.6mmol/lのCaCl2、2.8mmol/lのグルコース、10mmol/lのHEPES、pH7.4および5g/lのウシ血清アルブミン(画分V、Sigma、Deisenhofen)。その後、5個の膵島/0.5mlのバッチを、各実験について表示した試験物質の存在下で、30分間37℃でインキュベーションした。インスリンは、Elisaキット(Mercodia、スウェーデン、Uppsala)を用いて測定した。
実施例3:膜電流の測定
INS−1細胞を2〜4日間、ポリ−L−オルニチン(10mg/l、Sigma、ドイツ、Munich)をコーティングしたガラス製カバーガラス上で、適切な細胞密度(1.2×106個の細胞/ml)で培養した。カバーガラスを倒立顕微鏡(IM、Zeiss、ドイツ、Jena)のステージ上のバスチャンバに装着した。細胞は、各実験について表示したように室温または34℃で維持し、以下を含む溶液で灌流した:140mmol/lのNaCl、5.6mmol/lのKCl、1.2mmol/lのMgCl2、2.6mmol/lのCaCl2、0.5mmol/lのグルコースおよび10mmol/lのHEPES、pH7.4。DMZ−ユニバーサルプラー(Zeitz、ドイツ、Augsburg)を用いて4〜6MΩの抵抗を有するパッチクランプピペット(Clark−Medical、英国Reading)を引っ張った。これらに以下を含む内部溶液を満たした:30mmol/lのKCl、95mmol/lのK+−グルコン酸、1mmol/lのMgCl2、1.2mmol/lのNaH2PO4、4.8mmol/lのNa2HPO4、5mmol/lのNa2ATP、1mmol/lのNa3GTP、5mmol/lのEGTA、pH7.2。電流の測定にはEPC9パッチクランプアンプリファイアー(Heka Electronic、ドイツ、Lambrecht)を用いた。安定した電流の測定値のみ、すなわち対応する阻害薬を除去したあとに電流が対照電流の少なくとも90%に達した場合にのみ、解析に用いた。
実施例4:リアルタイムPCR
INS−1細胞を70cm2のフラスコ中で培養し、培養を除去し、600μlの溶解バッファー(Mini kit、Qiagen、ドイツ、Hilden)を加えた。溶解した細胞を掻き取り、溶解物をエッペンドルフチューブ内に集めた。Qiagen Mini kitを用いて細胞性RNAを単離し、逆転写酵素M−MuLV(Roche Diagnostics GmbH、Roche Applied Science、ドイツ、Mannheim)を用いて2μgのRNAをcDNAへと転写させた。各実験について表示したRNAの量に対応するcDNAのアリコートを用いて、光サイクラーシステム(Roche Diagnostics GmbH、Roche Applied Science、ドイツ、Mannheim)を用いたリアルタイムPCRによるmRNAの定量を行った。ラットKv1.5チャネルの特異的プライマーは、センス:5’−ATC TTC AAG CTC TCC CGC CAC TCC AAG GG−3’;アンチセンス:5’−GGG TTA TGG AAA GAG GAG TTA−3’であった。用いたラットSGK1のプライマーは:センス:5’−TTT TTT TTC CCA ACC CTT GC−3’;アンチセンス:5’−AAT GAA CAA AGG TTG GGG GG−3であった。単離したマウス膵島を培養し、指示したようにデキサメタゾンで処置した。その後、膵島を集め、溶解バッファー(Mini kit、Qiagen、ドイツ、Hilden)中で、膵島をインスリンシリンジ内に繰り返して吸い込むことによって溶解した。
実施例5:ウェスタンブロット
INS−1細胞を、デキサメタゾンなし(対照)、または100ng/mlのデキサメタゾンと共に、表示した時間、70cm2のフラスコ中で培養した。その後、培地を除去し、300mMのNaCl、20mMのトリスHCl、pH7.4、1%(v/v)のTritonX−100、1%のデオキシコール酸ナトリウム、0.1%のSDS、2.5mMのEDTA、10μg/mlのペプスタチンA、10μg/mlのアプロチニンおよび0.1mMのPMSFを含む溶液中で細胞を溶解した。クマシーブルーG染色(ブラッドフォード色素アッセイ、Biorad Laboratories GmbH、ドイツ、Munich)によって定量した50μgの全細胞性タンパク質をSDS−PAGE(1%)に供し、ニトロセルロース膜(Schleicher and Schuell、ドイツ、Dassel)上にプロットした。プロットをSGK1に対する抗体(New England Biolabs、米国マサチューセッツ州Beverly)と共にインキュベーションした。西洋ワサビペルオキシダーゼに結合した二次抗体を用いて結合した抗体を可視化した。
実施例6:SGK1を調節する化合物
6.1.一般式Iの化合物、その製薬上有用な誘導体、塩、溶液および立体異性体、ならびにそれらの混合物。
Figure 2007527876
式中、
1、R5は、H、OH、OA、OAcまたはメチルのいずれかであり、
2、R3、R4、R6、R7、R8、R9、R10は、H、OH、OA、OAc、OCF3、Hal、NO2、CF3、A、CN、OSO2CH3、SO2CH3、NH2またはCOOHのいずれかであり、
11は、HまたはCH3であり、
Aは、1、2、3または4個のC原子を有するアルキルであり、
Xは、CH2、CH2CH2、OCH2または−CH(OH)−であり、
Halは、F、Cl、BrまたはIである。
以下の化合物群から選択される式Iによる化合物:
(3−ヒドロキシ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−ヒドロキシ−フェニル)−酸性酸−[1−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−フェニル)−エチリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド。
フェニル酸性酸−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(4−ヒドロキシ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3,4−ジクロロ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
m−トリル−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
o−トリル−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(2−クロロ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−クロロ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(4−フルオロ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−フルオロ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−[1−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−フェニル)−エチリデン]ヒドラジド、
(3−メチルスルホニルオキシ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3,5−ジヒドロキシ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−フルオロ−フェニル)−酸性酸−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−(4−アセトキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−トリフルオロメチル−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
3−(3−メトキシ−フェニル)−プロピオン酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−(2,4−ジヒドロキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェノキシ)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−ニトロ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−(2−ヒドロキシ−5−ニトロ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
2−ヒドロキシ−2−フェニル−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−(2−エトキシ−4−ヒドロキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−ブロモ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−メトキシ−フェニル)−酸性酸−[1−(4−ヒドロキシ−フェニル)−エチリデン]−ヒドラジド、
(3,5−ジフルオロ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−ヒドロキシ−フェニル)−酸性酸−(4−ヒドロキシ−2−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−ヒドロキシ−フェニル)−酸性酸−(2−エトキシ−4−ヒドロキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド、
(3−ヒドロキシ−フェニル)−酸性酸−(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−6−メチルベンジリデン)−ヒドラジド、
(2−フルオロ−フェニル)−酸性酸−(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−ベンジリデン)−ヒドラジド
6.2.一般式IIの化合物、その製薬上有用な誘導体、塩、溶液および立体異性体、ならびにそれらの混合物
Figure 2007527876
式中、
1、R2、R3、R4、R5は、H、A、OH、OA、アルケニル、アルキニル、NO2、NH2、NHA、NA2、Hal、CN、COOH、COOA、−OHet、−O−アルキレン−Het、−O−アルキレン−NR89もしくはCONR89;R1、R2、R3、R4、R5から選択された2つの基;ならびに−O−CH2−CH2−、−O−CH2−O−または−O−CH2−CH2−O−のいずれかであり、
6、R7は、H、A、Hal、OH、OAまたはCNのいずれかであり、
8、R9は、HまたはAのいずれかであり、
Hetは、1つもしくは複数のHal、A、OA、COOA、CNまたはカルボニルオキシゲン(=O)で置換された、1〜4個のN−、O−および/またはS原子を有する飽和あるいは不飽和の複素環であり、
Aは、1〜10個のC原子を有し、1〜7個のH原子がFおよび/または塩素で置換されていてもよいアルキルであり、
X、X’は、NHであるか、欠如しているかのいずれかであり、
Halは、F、Cl、BrまたはIである。
以下の化合物群から選択される式IIによる化合物:
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(4−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(2,6−ジフルオロフェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(4−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−SH−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(4−メチル−5−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロ−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(2,4−ジブロモ−6−フルオロ−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(2−フルオロ−6−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(2,3,4−トリフルオロ−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[2−(1−tert.−ブチルオキシカルボニル−ピペリジン−4−イル)−フェニル]−尿素、
N−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−2,4−ジクロロベンズアミド、
N−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−4−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド、
N−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンズアミド、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−(ピペリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[(2−フルオロ−5−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[5−フルオロ−2−(ピペリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[4−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−(ピペリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[2−(ピペリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[2−フルオロ−5−(2−ジエチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[2−フルオロ−5−[2−(ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[4−フルオロ−2−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[4−フルオロ−2−(2−ジエチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[3−クロロ−4−[2−(モルホリン−4−イル)−エトキシ]−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[4−フルオロ−2−[2−(モルホリン−4−イル)−エトキシ]−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[3−クロロ−4−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[3−クロロ−4−(2−ジエチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[4−クロロ−2−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−尿素、
1−[4−(4−アミノ−5−オキソ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−8−イル)−フェニル]−3−[2−クロロ−5−(2−ジエチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−尿素、
ならびにその製薬上有用な誘導体、溶媒和物、塩、互変異性体および立体異性体、ならびにそれらの混合物。
実施例8:SGK9ヌクレオチド多型
任意の高血圧患者のイントロン6を規定するヌクレオチド配列は...aattacattgCgcaacccag..であり、健康な集団を表すヌクレオチド配列は....aattacattgTgcaacccag...である。いずれの配列も、寄託番号GI2463200、位置2071から入手可能である。任意の高血圧性患者のエクソン8の配列は、ホモ接合性..tactgaCttcggact..もしくは....tactgaTttcggact....またはヘテロ接合性.tactgaCttcggact...および...tactgaTttcggact.のいずれかである。これら配列は、寄託番号NM_005627.2、位置777から入手可能である。
TTヌクレオチドの組合せを有するホモ接合性の個体は、同時にCC一塩基多型をイントロン6内に表す場合も保護される。
実施例9:統計
データは平均±SEMとして表す。複数群のANOVAおよびスチューデントt試験を統計的解析に用いた。統計的有意性を示すためにp値<0.05が許容される。
デキサメタゾンがインスリン分泌INS−1細胞においてSGK1の発現を誘発することを示す図である。 デキサメタゾンがINS−1細胞においてkvチャネルの活性を増強することを示す図である。 Kvチャネルの阻害がINS−1細胞のインスリン分泌のデキサメタゾン誘発性の阻害を逆転することを示す図である。 デキサメタゾンがSGK1ノックアウトマウス由来の膵島からの分泌に影響を与えなかったことを示す図である。(A)野生型の膵島。(B)ノックアウトの膵島。

Claims (15)

  1. SGK1を発現する膵島細胞とSGK1を調節する物質とを接触させることを含む、インスリン分泌の改変方法。
  2. 発現されたSGK1が選択されたSNP変異を含む、請求項1に記載の方法。
  3. SGK1のモジュレータが阻害剤である、請求項1または2に記載の方法。
  4. モジュレータがSGK1の活性化剤である、請求項1または2に記載の方法。
  5. SGK1の阻害がグルコースの脱分極作用の逆転、電位作動型のCa−チャネルの活性化およびインスリン放出を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 阻害の前に多型SGK1 SNP変異が診断される、請求項5に記載の方法。
  7. インスリン分泌のアップレギュレーションを特徴とする、請求項1から4に記載の方法。
  8. 治療される対象が2型真性糖尿病の症状に罹患している、請求項1から4に記載の方法。
  9. 膵島細胞におけるSGK1の活性を調節することによって、糖質コルチコイド誘発性2型真性糖尿病を、そのような治療を必要としている対象において軽減する方法。
  10. 治療される対象がストレス誘発性高血糖症に罹患している、請求項1から4に記載の方法。
  11. 治療される対象が低血糖症に罹患している、請求項1から4に記載の方法。
  12. 疾患状態の個体から試料を採取することを含む、SGK1の発現を測定することによって疾患の進行、退行または発症を判定する方法。
  13. 前記SGK1が選択されたSNP変異を含む、請求項12に記載の方法。
  14. SGK1阻害剤と製薬上有効な担体、賦形剤または希釈剤とを含む薬剤組成物。
  15. インスリン分泌障害によって引き起こされる障害を治療する医薬品を製造するための、一般式IまたはIIを有する列挙された化合物から選択されるSGK1阻害剤の使用。
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