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JP2007524738A - 減少した硫化水素放出を有する瀝青組成物の製造方法 - Google Patents

減少した硫化水素放出を有する瀝青組成物の製造方法 Download PDF

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JP2007524738A JP2006547127A JP2006547127A JP2007524738A JP 2007524738 A JP2007524738 A JP 2007524738A JP 2006547127 A JP2006547127 A JP 2006547127A JP 2006547127 A JP2006547127 A JP 2006547127A JP 2007524738 A JP2007524738 A JP 2007524738A
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Abstract

アスファルト/弾性ポリマー組成物を含むアスファルトの製造方法において、H2Sの放出を、ある種のH2Sスカベンジャーを該アスファルト混合物に加えることによって低減させることができるが、すべての公知のH2Sスカベンジャーがこの方法で効果を発揮しうる訳ではないということが発見された。特に役立つH2Sスカベンジャーには、無機金属塩が含まれる。適当な無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーには、該塩の金属が亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、又はマグネシウムであるもの、及びこれらの塩の混合物が含まれるが、必ずしもこれらに限られない。

Description

本発明は、産業用コーティング及び路面用瀝青などとして特に有用な炭化水素ベースのバインダー例えば瀝青、アスファルト及びタールに関係する。それは、一層詳細には、瀝青又は減少した硫化水放出を有する瀝青を得るための方法に関するものである。
道路の舗装材料として有用な骨材組成物(瀝青及び岩石を含むがこれらだけに限定されない)の製造における瀝青(アスファルト)組成物の利用は、少なくとも3つの因子によって複雑化され、該因子の各々は、許容しうる製品を提供することに対する重大な挑戦を強要する。第一に、瀝青組成物は、道路の舗装に有用であるとみなされるためには、ある性能基準又は仕様を満たさなければならない。例えば、許容しうる性能を確実にするために、州及び連邦の機関は、様々な瀝青適用のための仕様(道路の舗装としての利用のための仕様を含む)を発行している。現行連邦高速道路管理仕様(Current Federal Highway Administration specification)は、瀝青(アスファルト)製品が、粘度、剛性、針入度、靭性、粘り強さ及び延性などの特性に関連して、限定されたパラメーターにあうことを求めている。これらのパラメーターの各々は、瀝青組成物の臨界的特徴を規定し、これらのパラメーターの少なくとも一つを満たしえない組成物は、道路の舗装用材料として用いることが容認できないとされるであろう。
慣用の瀝青組成物は、しばしば、特定の仕様の要求をすべて同時に満たすことができないし、これらの仕様が満たされなければ、その結果生成された道路に対するダメージが生じうる(該ダメージは、永久的変形、熱により誘導される深割れ及び曲げ疲れを包含するが、必ずしもこれらに限られない)。このダメージは、舗装道路の有効寿命を大幅に減じる。
この点において、慣用の瀝青組成物の特性は、他の物質例えばポリマーの添加によって改変することができるということが長らく認識されてきた。広範囲の様々なポリマーが、瀝青組成物における添加剤として利用されてきた。例えば、スチレンと共役ジエンに由来するコポリマー例えばブタジエン又はイソプレンは、これらのコポリマーは瀝青組成物における良好な溶解度を有して、その結果生成した改変瀝青組成物は良好なレオロジー特性を有するので、特に有用である。
ポリマー瀝青組成物の安定性を、架橋剤(加硫剤)例えばイオウ(しばしば、元素形態のイオウ)の添加によって増大させることができるということも知られている。外来性のイオウの添加は、たとえ瀝青が変化する量の天然イオウを自然に含んでいても、改良された安定性を生成するために利用される。
このように、瀝青を266〜446°F(130〜230℃)で、30,000〜500,000の平均分子量を有する2〜20重量%のブロック又はランダムコポリマーと混合することよりなる、瀝青ポリマー組成物を製造する方法は公知である。その結果生成した混合物を、少なくとも2時間にわたって攪拌し、次いで、この瀝青に対して0.1〜3重量%のイオウを加えて、その混合物を少なくとも20分間攪拌する。加えたイオウの量は、この瀝青に対して0.1〜1.5重量%であってよい。その結果生成した瀝青ポリマー組成物は、道路のコーティング、産業用コーティング、又は他の産業用の応用に用いられる。
同様に、アスファルトを、0.1〜1.5重量%の元素イオウ及び2〜7重量%の天然又は合成ゴム(直鎖状ブタジエン/スチレンコポリマーであってよい)とホットブレンディングすることにより得られるアスファルト(瀝青)ポリマー組成物も公知である。その上、天然又は合成のゴム(例えば、スチレン/ブタジエンゴム)を瀝青と、293〜365°F(145〜185℃)で、瀝青に対して10重量%以下の量でブレンドしてから、その温度を257〜400°F(125〜204℃)に調節し、イオウを該混合物に、ゴムに対するイオウの重量比が0.01〜0.9となるような量で完全にブレンドすることにより、ゴム改変瀝青を製造する方法も公知である。次いで、触媒量の加硫加速剤を加えて、加硫を達成する。イオウのゴムに対する比の臨界的性質は、ときおり報告されており、例えば、0.01未満のイオウのゴムに対する重量比は、低品質の改変瀝青を与える。
瀝青組成物の使用を複雑にする第二の因子は、かかる組成物の貯蔵条件下での粘度安定性に関係する。この点において、瀝青組成物は、頻繁に、使用される前に7日程度貯蔵され、ときには、該組成物の粘度が大幅に増大して、該瀝青組成物が意図した目的に使用できなくなりうる。他方、貯蔵安定な瀝青組成物は、最小の粘度増加しか与えず、従って、貯蔵後に、依然として、意図した目的に用いることができる。
アスファルトコンクリート(典型的には、アスファルトと骨材を含む)、アスファルトコンクリートを再舗装するためのアスファルト組成物、及び類似のアスファルト組成物は、特に、アスファルトを、表面コート(路面仕上げ)のためのバインダーとして、アスファルトエマルジョンとして、又は産業的応用において用いる場合に、それらの様々な応用分野における使用を可能にする幾つかの特定の機械的特性を示さなければならない。(ここでは、用語「アスファルト」は、「瀝青」と交換可能に用い、アスファルトコンクリートは、典型的には道路における使用のために、適当な骨材を加えてバインダーとして用いられるアスファルトである。)アスファルト又はアスファルトエマルジョンバインダーの使用は、表面コート又は非常に薄い瀝青質混合物、又はアスファルトコンクリートにおける瀝青質混合物の一層薄い構造層としての何れの保守外装であっても、これらのバインダーが、望ましいレベルの弾性及び可塑性などの必要な特性を有するのであれば、増進される。
道路等級アスファルト(ポリマーで改変してあるか否かによらず、道路の舗装を意図する任意のアスファルト)、ルーフィングアスファルト及び他の瀝青の製造における更なる関心は、該アスファルトの製造中、貯蔵中及び適用時に、時折望ましくないレベルの硫化水素(H2S)が生成することである。これらの場合に、H2Sのレベルを減じ又は排除することができれば、望ましいであろう。硫化水素は、無色の不快な臭いを有する有毒ガスであり、腐った卵のような臭いがするといわれている。H2Sは、労働者に危険であり、貯蔵タンク内で自然発火しうる黄鉄鉱の生成をも引き起こしうる。
上記から分かるように、道路用アスファルトを改良する方法は、公知である。任意のかかる方法の商業的成功に必要な要素は、その方法を可能な限り簡略に維持すること、成分コストを減じること、及び一層高価な画分でのブレンドの必要のない精製所から入手可能なアスファルト切片を利用することを包含する。加えて、その結果生成したアスファルト組成物は、上記の行政機関の決めた物性及び環境的関心事(H2Sの減少など)に合うものでなければならない。従って、アスファルトからの硫化水素放出を、如何なる他の要素をも犠牲にせずに減少させること及びアスファルトの特性を可能な限り改良することは、この産業のゴールである。
アスファルトポリマー組成物を含むアスファルトからの硫化水素の放出を低減させるための方法であって、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーをアスファルトに、H2Sの放出を低減させるのに有効な量で加えることを含む当該方法を提供する。無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーの金属は、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、及び/又はマグネシウム、及びこれらの塩の混合物であってよい。
無機又は有機金属塩H2SスカベンジャーをH2Sの放出を低減させるのに有効な量で含むアスファルトポリマー組成物を含むアスファルトも又、提供する。再び、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーの金属は、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、及び/又はマグネシウム、及びこれらの塩の混合物であってよい。この発明は又、これらのアスファルトから作られた道路及び屋根用コーティング並びにその方法をも包含する。
この発明の他の非制限的具体例において、アスファルト、骨材、及び無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャー(H2Sの放出を低減させるのに有効な量)を含むアスファルトポリマー組成物を含むアスファルト組成物を提供する。無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーは、上記のものであってよい。この発明は又、骨材を含むこれらの組成物を用いて作られた道路をも含む。
更に、貯蔵容器中で自然発火しうる黄鉄鉱の生成を低減させる方法であって、任意の順序で、アスファルトを該容器に加え、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを該容器にアスファルトからのH2Sの放出を低減させるのに有効な量で加えることを含む当該方法を提供する。再び、この無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーの金属は、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄及び/又はマグネシウムであってよい(これらの塩の混合物を含む)。ポリマーエラストマーを、これらのアスファルトに含有させることができる。
この発明の別の非制限的具体例において、アスファルトを再利用する方法であって、アスファルトを、所在位置から物理的に除去し、任意の順序で、除去したアスファルトのサイズを減じ、加熱し、そして無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを該アスファルトにH2Sの放出を低減させるのに有効な量で加えることを含む当該方法を提供する。もう一度、この無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーの金属は、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄及び/又はマグネシウムであってよい(これらの塩の混合物を含む)。この発明は又、この方法により作られた再利用アスファルトをも包含し、ポリマーエラストマーをこれらの再利用アスファルトに添加することができる。
この発明は、更に、少なくとも部分的に骨材をコートするアスファルトを含む骨材を含む(このアスファルトは、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを、アスファルトからのH2Sの放出を低減させるのに有効な量で含む)。もう一度、適当なスカベンジャーは、上記のものであってよく、エラストマー性ポリマーを適宜加えることができる。
アスファルトの製造、貯蔵及び輸送中のH2S放出の有意の減少が、アルカノールアミン(例えば、エタノールアミン)、二金属アミン、及び/又は無機金属塩の添加によって達成されうるということが発見されている。
ここで用いる場合、用語「瀝青」(ときには、「アスファルト」と呼ばれる)は、すべての種類の瀝青を指す(天然のもの及び石油精製で得られるものを含む)。この瀝青の選択は、本質的に、生成する瀝青組成物に対して意図される特定の応用に依存する。用いることのできる瀝青は、所望するアスファルトの等級に依って、140°F(60℃)で600〜3000ポアズ(60〜300Pa・s)の初期粘度を有しうる。この瀝青の、77°F(25℃)での初期針入範囲(ASTM D5)は、20〜320dmmであり、或は、瀝青組成物の意図する用途が道路の舗装である場合には、50〜150dmmであってよい。この発明の方法のために典型的に用いられるアスファルトの量は、大いに変化するが、この発明の非制限的具体例において、屋根ふき応用のためには少なくとも約5ポンドであってよく、他の非制限的具体例においては、舗装応用のために少なくとも約50,000トンであってよい。
用語「所望のレオロジー特性」は、主として、AASHTOによりSP−1として示されたSUPERPAVEアスファルトバインダーの仕様を指す。追加のアスファルト仕様は、エージング前の、140°F(60℃)で1600〜4000ポアズ(160〜400Pa・s)の粘度;エージング前の、少なくとも110インチ・ポンド(127cm・キログラム)の靱性;エージング前の、少なくとも75インチ・ポンド(86.6cm・キログラム)の引っ張り強さ;及びエージング後の、39.2°F(4℃)における、5cm/分の引く速度での、少なくとも25cmの延性を含みうる。
粘度の測定は、ASTM試験法D2171を利用して行なう。延性の測定は、ASTM試験法D113を利用して行なう。靱性及び引張強さの測定は、靱性及び引張強さのベンソン法により行なう{20インチ/分(50.8cm/分)の引く速度で1/8インチ(2.22cm)の直径のボールを用いて行なう}。
「貯蔵安定な粘度」とは、瀝青組成物が、スキニング、沈殿、ゲル化又は粒状性の形跡を示さないこと及び該組成物の粘度が、325±0.5°F(163±2.8℃)で7日間にわたる貯蔵中に4倍以上増加しないことを意味する。この発明の一つの非制限的具体例において、粘度は、325°F(163℃)で7日間の貯蔵中に2倍以上に増加しない。この発明の他の非制限的具体例において、325°F(163℃)で7日間の貯蔵中の、粘度の増加は、50%未満である。この瀝青組成物の貯蔵中の粘度の実質的な増加は、販売及び使用時の組成物の取扱い及び製品仕様を満たすことを困難にするために、望ましくない。
用語「骨材」は、道路の舗装に適した骨材組成物を与えるように瀝青組成物に添加される岩石及び類似の材料を指す。典型的には、用いる骨材は、瀝青組成物が生成される地域原産の岩石である。適当な骨材には、花崗岩、玄武岩、石灰岩などが含まれる。
ここで用いる場合、用語「アスファルトセメント」は、室温で実質的に固体又は半固体であって加熱すると徐々に液化する様々な材料の何れかを指す。その主成分は、瀝青であり、これらは、天然のものであっても石油精製の残留物として得られるものであってもよい。ここで用いる用語アスファルトは、当業者に周知である。これらの用語の説明のためには、Asphalt Institute(ケンタッキー 40512-4052 Lexington, Research Park Drive, P.O. Box 14052)から発行された小冊子SUPERPAVEシリーズNo.1(SP−1) 1997 印刷(参考として、本明細書中に、そっくりそのまま援用する)が参照される。例えば、第二章は、試験の装置、用語及び目的の説明を与えている。ローリングスィンフィルムオーブン(RTFO)及びプレッシャーエージングベッセル(PAV)は、バインダーの加齢(硬化)特性をシミュレートするために用いられる。高温及び中間温度でのバインダー特性は、ダイナミックシェアレオメーター(DSR)を用いて測定する。これは、永久的変形又は割れ目状及び疲れ亀裂を予想するために利用される。ベンディングビームレオメーター(BBR)を利用して、低温でのバインダー特性を測定する。これらの値は、熱又は低温亀裂を予想する。これらの実験の手順も又、上記の小冊子SUPERPAVEに記載されている。
アスファルトの等級は、受け入れられた上記のAsphalt Instituteの小冊子で論じられた産業用の基準に従って与えた。例えば、この小冊子の62〜65頁には、性能で等級付けしたアスファルトバインダーの仕様と題した表が含まれている。これらのアスファルト組成物は、性能等級(例えば、PG64−22)を与えられている。最初の番号64は、平均7日最大舗道デザイン温度(℃)を表している。二番目の番号−22は、最小舗道デザイン温度(℃)を表している。各等級の他の必要条件は、この表に示されている。例えば、PG64−22についてのPAV−DSR試験の最大値(℃)は、25℃である。
本発明の一つの非制限的具体例によれば、アスファルト組成物は、アスファルト又は瀝青を攪拌手段を有する混合タンクに加えることにより製造される。そのアスファルトを加えて高温で攪拌する。攪拌温度はアスファルトの粘度に依存し、最大500°F(260℃)に及びうる。精油所の運転からのアスファルト生成物は、当分野で周知である。例えば、典型的にこの方法のために用いられるアスファルトは、所望の粘度の底部生成物を得るための原油の高真空蒸留から得られ又は脱金属油、樹脂画分及びアスファルテン画分を産出する溶媒脱歴法から得られる。幾つかの精油所ユニットは、樹脂画分を有しない。これらの材料又は他の450°F(232℃)より高い引火点の相溶性油をブレンドして、所望の粘度のアスファルトを得ることができる。ポリマー改変アスファルト(PMA)工程においては、ポリマーの熱分解を避けるために、アスファルト/ポリマー組成物を高温に、長すぎる時間にわたって投じないように注意しなければならない。
記したように、ある種のH2Sスカベンジャーが、工程中のアスファルト又はアスファルトエラストマー混合物からのH2Sの放出の防止又は阻止に有用であることが見出されているということが発見されている。この発明のH2Sスカベンジャーは、この発明が成功するためには、H2Sの放出を完全に排除する必要はないということは認められよう(何故なら、幾つかの場合には、これは不可能だから)。そのゴールは、少なくともH2Sの放出を許容しうるレベルまで減じることである。この発明の一つの非制限的具体例において、この許容しうるレベルは、OSHAに許容しうる現行レベルである。他の非制限的具体例において、許容しうるレベルは、50ppm以下であり、別の非制限的具体例においては、許容しうるレベルは、10ppm以下である。化合物が以前に一つのコンテキストにおいてH2Sスカベンジャーとして同定されたことは、例証するように、本願発明の方法において十分に機能することを意味しないということも注意されよう。アルカノールアミン及び二金属アミンは、道路用アスファルトについて有用なH2Sスカベンジャーであるということが発見されている。適当なアルカノールアミンには、エタノールアミンが含まれるが、必ずしもこれに限られない。適当な二金属アミンには、Betz Laboratoryから入手可能なジメタリックアミンが含まれるが、必ずしもこれに限られない。
2Sスカベンジャーがアルカノールアミン及び/又は二金属アミンである場合において、このスカベンジャーは、混合物に対して約0.005〜2.0重量%の範囲の量で添加することができる。この発明の他の非制限的具体例において、この量は、約0.01〜1.0重量%に及びうる。
無機及び有機金属塩H2Sスカベンジャーは、H2Sの放出を低減させるのに特に有効であることが見出されている。この金属塩H2Sスカベンジャーの金属は、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、及び/又はマグネシウム、及びこれらの混合物であってよい。これらの金属の有機及び無機塩形態には、カルボキシレート、酸化物、硝酸塩、炭酸塩、水和物、ハロゲン化物、リン酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩など及びこれらの混合物が含まれるが、必ずしもこれらに限られない。適当な有機金属の特定の例には、ステアリン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、クエン酸マグネシウムなど及びこれらの混合物が含まれるが、これらに限られない。この発明の一つの非制限的具体例において、金属塩H2Sスカベンジャーは、酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び/又は酸化銅である。酸化亜鉛種が、ここでは、しばしば、非制限的例として言及されるが、他の適当な金属塩H2Sスカベンジャーを排除することを意図するものではない。
特に、通常使用されるものに由来する過剰の金属塩(例えば、酸化亜鉛)がH2Sの放出又は形成を阻止しうるということも又、発見されている。一般に、非制限的具体例において、無機又は有機金属塩のH2Sスカベンジャーは、最少化されるべきであるが、硫化水素を所望のレベルまで減少させるのに十分であるべきである(最大で約3重量%)。この発明の一つの非制限的具体例において、無機又は有機金属塩のH2Sスカベンジャーは、アスファルトに対して(又は、アスファルトとポリマーの混合物を用いる場合には、該混合物に対して)約0.05〜2重量%に及ぶ。他の非制限的具体例においては、酸化亜鉛の量は、少なくとも通常用いられる量の10倍である。
この発明の別の一つの具体例において、慣用のイオウ含有誘導体(例えば、メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、チウラム、ジチオカルバメート、メルカプトベンズイミダゾール(MBI)及び/又はアスファルトにおいて使用するための元素イオウ架橋剤の少なくとも一部又は適宜全部を、処理中のPMAからのH2Sの放出を低減させるために、アルキルポリスルフィド及び/又はエステルポリスルフィドで置き換える。この発明で用いられる適当な特定のアルキルポリスルフィドには、TPS−32 ジ−t−ドデシルポリスルフィド(Atofina Chemicals社より市販されている)が含まれるが、必ずしもこれに限られない。この発明で用いられる適当な特定のエステルポリスルフィドには、VPS17硫化脂肪酸エステル(Atofina Chemicals社より市販されている)が含まれるが、必ずしもこれに限られない。この発明の他の非制限的具体例において、架橋剤及び硫化物の全量は、アスファルトの重量に対して、約0.01〜0.6重量%の活性成分の量で存在する。この発明の別の非制限的具体例においては、通常加えられる架橋剤の少なくとも50重量%をこの発明の硫化物で置き換える。この架橋剤の硫化物による少なくとも部分的な置き換えは、用いる他のH2Sスカベンジャーの量を減らす効果を有しうる。
一般に、この発明の一つの非制限的具体例において、アスファルトをポリマーで改変したならば、それらは、架橋される場合、一層多くのH2Sを放出しうる。
この発明の方法及び組成物を、特定の実施例について更に説明する(これらは、単に、この発明を一層完全に明らかにすることを意図するものであって、制限するものではない)。
実施例1〜6
この発明に対する要求は、アスファルト/ポリマー混合物をブレンドして、粉砕して、ZnO/MBT/Sベースの架橋剤(Atofina Petrochemicals, Inc.から入手可能)の添加を可能にしていた混合タンクから放出される250〜750ppmの範囲のH2S蒸気が検出された場合に生じる。この架橋剤は、濃縮して、タンク内でアスファルトとブレンドして、架橋反応及び硬化のために、ブレンド/下降タンクにポンプ輸送した。アスファルト/ポリマー混合タンクにおけるH2S減少はなかった。その後の、PMA貯蔵タンク及び積込設備の酸化亜鉛での処理後の試験は、H2Sレベルが、安全と考えられる10ppm以下であることを示した。最初、加熱減量(LOH)及び煙特性を、幾つかのH2Sスカベンジャーについて評価した。
ベースアスファルト中の0.1重量%の各H2Sスカベンジャーのブレンドを、標準的実施により、煙及びLOHについて試験した。その結果を、表Iに与える。
Figure 2007524738
すべてのアスファルト/スカベンジャーブレンドは、RTFOエージング中に0.1重量%を失った。これは、加えたH2Sスカベンジャーの全量と等しい(もっとも、ブランクを行なわなかったので、重量の損失は、幾つかの他のアスファルト成分のためであることもありうるということは理解されるべきであるが)。従って、LOHにおいてスクリーニングしたスカベンジャー間では差異がなかった。
Unichem U−1−7586エタノールアミンは、Betz 二金属アミン製品に最も類似した煙特性を有した。Betz Prosweet及びEnichem EC5492A 及び Enichem EC9266スカベンジャーは、Betz 二金属アミン又はUnichem スカベンジャーの4〜5倍の煙生成特性を有した。煙残留物の測定グラムは、BakerのPetrolite試料について低かったが、このH2Sスカベンジャーは、添加後直ぐにかなりの目に見える煙の生成を伴って、アスファルトから「フラッシュオフ」したらしかった。従って、すべての公知のH2Sスカベンジャーがアスファルトでの使用に適しているのではないと考えなければならない。このUnichemのエタノールアミンを選択して、アスファルト配合物において、全H2S放出について試験した。
実施例7〜15
アスファルト配合物における幾つかの発明を、H2S放出について試験した。これらの変形物は、表II中のものを含んだ:
Figure 2007524738
結果
9の試験した配合物の各々についてのH2Sの滴定結果を、表IIIに与える。報告したH2S濃度は、実験持続期間中に捕捉/収集されたH2Sの蓄積量であって、任意所定の時間にヘッドスペースガス中に存在する実際のH2Sの表示ではないということに注意すべきである。ppmの計算は、出発アスファルト重量に基づいており、適用される処理の相対的比較として用いられる。
ZnO/MBT/Sベースの架橋剤の濃度(実施例8)は、現在用いられている乾燥形態に対する活性な0.06のZnO/0.06MBT/0.12のS活性な架橋剤、当量の活性な成分濃度のデリベリに基づいて計算した。実施例15のZMBT/DTDM濃度は、他の仕事で以前に用いた値からとった。実施例14におけるVPS17の濃度は、全イオウの0.12重量%のデリベリに基づいた。280°F(138℃)の低温の実施例13は、これが、多くの精油所で効果的にアスファルトをポンプ輸送できる最も低温であるので選んだ。
報告した全H2S濃度は、蒸気から洗い落とされた累積量であったということに注意すべきである。これは、架橋剤添加のステップの任意所定の時点での代表的放出ではなかったが、実施例相互の比較のための全H2S放出の可能性の相対的測定として用いた。これらの濃度は、液体アスファルトの重量に対するppm(即ち、106グラムのアスファルト当たりの放出されたH2Sのグラム)として表される。これは、蒸気空間濃度に等しくない。
Figure 2007524738
ベースアスファルト(実施例7)は、測定可能なH2Sを示さなかったし、この実験条件化では有意のH2S放出源とは考えられなかった。アスファルトタンクのヘッドスペースは、高濃度の硫化水素を有することが知られており、環境に放出する前に、硫化水素を除去するための処理をしなければならない。ZnO/MBT/Sベースの架橋剤を用いる実施例8及び乾燥した同量のZnO/MBT/Sの添加を用いる実施例9は、共に、H2S放出に有意の寄与を有した。何故この架橋剤を用いた場合に、乾燥した同量を用いた場合より有意に多くのH2Sが放出されるのかは、両架橋用配合物が、同量(濃度)のZnO/MBT/S活性成分を有する場合には未知である。イオウを拘束するのを助成してH2Sを減じるZnOが、架橋剤のEVA(エチレンビニルアセテート)ペレットから、乾燥同等物の固体懸濁配合物ほど速くは、溶解/活性化されないということはありうることである。実施例15におけるZMBT/DTDMを用いた架橋中にも、有意のH2Sが放出された。
通常の10倍量のZnO(実施例10)又はBetzの二金属アミンH2Sスカベンジャー(実施例11)又はUnichem のU−1−7585エタノールアミン(実施例12)での処理が、この実験において、測定可能なH2Sの放出を排除するということが発見された。しかしながら、アスファルトをトラックに積む際に加熱すると、硫化水素が、アミン/硫化水素塩から放出される。架橋剤の添加/混合温度を280°F(138℃)に低下させることも又、測定可能なH2Sを排除した。しかしながら、操作によりアスファルトの温度を通常の貯蔵温度より低下させることには時間制約があるが、幾らかの温度低下を考えることはできた。
VPS−17ポリスルフィド(0.12重量%のイオウ含量と同等)の利用は、全H2S放出を、ほぼ許容レベルにもたらす。測定された81ppmの濃度のH2Sは、3時間にわたって集められ、架橋剤添加中の任意所定の時点において50ppmの限界を下回ることは最もありそうなことである。確かに、H2Sレベルは、ポリスルフィドの添加速度の制御によって、任意所定の時点で最小化され得た。
実施例16〜20
酸化亜鉛は、H2Sについてのアスファルトの処理において有効であることが示されている。驚くべきことに、CaOは、ZnOでの処理の後では、H2Sを測定されたレベルまで減少させないことが発見された。真空塔底(VTB)からのアスファルトも、MgO又はCuOで処理され、H2S放出につき処理された。これらの結果は、表IVに示してある。H2Sの測定(ppm)は、実験中に集めた全H2Sを表しており、全アスファルト重量に基づいて計算した。これらの結果は、任意所定の時点での蒸気空間濃度を表していない。
Figure 2007524738
ZnOで処理したアスファルト試料は、この試験の検出限界の1ppmより低いレベルのH2Sを有した。アスファルト試料のMgO又はCuOでの処理は、集められたH2Sの、この試験で用いた濾過方法の検出限界の1ppmを下回るレベルを生じた。0.1重量%のCaOで処理したアスファルト試料は、28ppmの未処理の試料で測定されたH2Sを超える36ppmの測定可能なH2Sを有した。
カルシウムは、この実験に用いた金属のうちで最も低い負電荷を有した。CaSは、弱酸で分解してH2Sを放出する。ZnSは、有意に、一層安定である。CaOは、アスファルトベースストック中のH2Sの処理のためのZnOの置き換えのための実行可能な選択肢ではない。MgO及びCuOは、アスファルトにおいて、ZnOと同じ又は類似のレベルのH2S減少を提供するようである。従って、アスファルトの、0.1重量%CaOでの処理は、H2S放出の減少を生じず;アスファルトの、0.1重量%ZnO、0.1重量%MgO、又は0.1重量%CuOでの処理は、H2S放出を、この滴定の検出限界の1ppmより低下させる。
前述の明細書において、この発明は、特定の具体例を参照して記載されており、減少したH2S放出を有するアスファルト及びアスファルトポリマー組成物を製造する方法の提供において有効であることが示されてきた。しかしながら、この方法に対して、添付の請求の範囲に示したように、この発明の一層広い精神又は範囲から離れることなく、様々な改変及び変更がなされうることは明らかであろう。従って、この明細書は、制限的な意味ではなく、説明的なものであるとみなされるべきである。例えば、アスファルト、ポリマー、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャー及び他の成分の、クレームしたパラメーターの範囲内にあるが特定のアスファルト系で特別に同定又は試験をされていない特定の組合せ又は量は、この発明の範囲内にあると予想され、期待される。特に、この発明の方法及び発見は、ここに例示したもの以外のH2Sスカベンジャーと共に働くことが予想される。
この発明のH2Sスカベンジャーは又、道路を作り、屋根を密閉するため、そして他の応用のために用いられるアスファルトにおけるH2S放出を減らすために利用することもできる。それらは又、アスファルトを貯蔵する容器及びタンク内での自然発火しうる黄鉄鉱の生成を減らすように機能することもできる。再利用アスファルトも又、これらのスカベンジャーで処理することができ、少なくとも部分的にアスファルトで被覆された骨材をこれらのスカベンジャーで有利に処理することができる。

Claims (29)

  1. アスファルトポリマー組成物を含むアスファルトからの硫化水素の放出を減少させる方法であって、該方法は、無機又は有機金属塩のH2Sスカベンジャーをアスファルトに、H2Sの放出を低減させるのに有効な量で加えることを含み、該金属塩H2Sスカベンジャーの金属を、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、及び/又はマグネシウム、及びこれらの混合物よりなる群から選択する当該方法。
  2. 2Sの放出を減少させることが、硫化水素をOSHAに許容しうるレベルまで減少させるのに十分な無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを加えることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 硫化水素放出を、約50ppm以下に減少させる、請求項1に記載の方法。
  4. 無機又は有機金属塩を、アスファルトに対して、約0.05〜3重量%の量で加える、請求項1に記載の方法。
  5. 無機又は有機金属塩を、酸化亜鉛、酸化カドミウム、酸化銅、酸化マグネシウム、及びこれらの混合物よりなる群から選択する、請求項1に記載の方法。
  6. 架橋剤をアスファルトに加えることを更に含み、該架橋剤を、イオウ含有誘導体及び元素イオウ及びこれらの混合物よりなる群から選択する、請求項1に記載の方法。
  7. 架橋剤の添加において、該架橋剤を、更に、元素イオウ、メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、チウラム、ジチオカルバメート、メルカプトベンズイミダゾール、及びこれらの混合物よりなる群から選択する、請求項5に記載の方法。
  8. 架橋剤の全量が、アスファルトの重量に対して、約0.01〜0.6重量%の活性成分の量で存在する、請求項5に記載の方法。
  9. アスファルトの量が、少なくとも5lbである、請求項1に記載の方法。
  10. アスファルトとポリマーの組成物を製造する方法であって、該方法は、下記:
    アスファルトとビニル芳香族/共役ジエン弾性ポリマーの混合物を加熱し;
    架橋剤を、この混合物に加え、該架橋剤は、元素イオウ、メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、チウラム、ジチオカルバメート、メルカプトベンズイミダゾール、及びこれらの混合物よりなる群から選択し;そして
    硫化水素(H2S)の放出を、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーをこの混合物に、H2Sの放出を低減させるのに有効な量で加えることにより減少させることを含み、金属塩H2Sスカベンジャーの金属を、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、マグネシウム、及びこれらの混合物よりなる群から選択する当該方法。
  11. 2Sの放出を低減させることが、過剰の酸化亜鉛を加えることを含み、該酸化亜鉛を、通常用いられる量の少なくとも10倍の量で加える、請求項10に記載の方法。
  12. 無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを、混合物に対して、約0.05〜3重量%の量で加える、請求項10に記載の方法。
  13. 無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを、酸化亜鉛、酸化カドミウム、酸化銅、酸化マグネシウム、及びこれらの混合物よりなる群から選択する、請求項10に記載の方法。
  14. 架橋剤が、アスファルト/ポリマー混合物の重量に対して、約0.01〜0.6重量%の活性成分の量で存在する、請求項10に記載の方法。
  15. 硫化水素放出を、約50ppm以下に減少させる、請求項10に記載の方法。
  16. アスファルトの量が、少なくとも5ポンドである、請求項10に記載の方法。
  17. 減少した硫化水素放出を有するアスファルト又はアスファルトポリマー組成物を製造する方法であって、該方法は、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーをアスファルトに約0.05〜3.0重量%の量で加えることを含み、該量はアスファルト又はアスファルトポリマー組成物に基づくものであり、該無機又は有機金属酸化物H2Sスカベンジャー中の金属を、亜鉛、カドミウム、銅、マグネシウム、及びこれらの混合物よりなる群から選択する当該方法。
  18. 架橋剤をアスファルト又はアスファルトポリマー組成物に加えることを更に含み、該架橋剤を、元素イオウ、メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、チウラム、ジチオカルバメート、メルカプトベンズイミダゾール、及びこれらの混合物よりなる群から選択する、請求項17に記載の方法。
  19. 全架橋剤が、アスファルト又はアスファルトポリマー組成物の重量に対して約0.01〜0.6重量%の活性成分の量で存在する、請求項18に記載の方法。
  20. 硫化水素放出を、約50ppm以下に減少させる、請求項17に記載の方法。
  21. アスファルトポリマー組成物を含むアスファルトであって、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを、H2Sの放出を低減させるのに有効な量で含み、該無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーの金属を、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、マグネシウム、及びこれらの混合物よりなる群から選択する当該アスファルト。
  22. 請求項21に記載のアスファルト及び骨材から作られた道路。
  23. 請求項21に記載のアスファルトで密封された屋根。
  24. アスファルトで屋根を密封する方法であって、請求項21に記載のアスファルトを加熱して屋根の表面の少なくとも一部に分布させることを含む、当該方法。
  25. 道路を作る方法であって、請求項21に記載のアスファルトを骨材と合わせて道路舗装材料を形成し、該材料を用いて道路の舗装を形成することを含む当該方法。
  26. 貯蔵容器内で自然発火しうる黄鉄鉱の形成を減少させる方法であって、該方法は、任意の順序で、アスファルトを該容器に加え、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを該容器に、アスファルトからのH2Sの放出を低減させるのに有効な量で加えることを含み、該無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーの金属を、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、マグネシウム、及びこれらの混合物よりなる群から選択する当該方法。
  27. アスファルトを再利用する方法であって、該方法は、アスファルトを所在位置から物理的に除去して、任意の順序でそのサイズを減らし、加熱して、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを該アスファルトにH2Sの放出を低減させるのに有効な量で加えることを含み、該無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーの金属を、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、マグネシウム、及びこれらの混合物よりなる群から選択する当該方法。
  28. 請求項27に記載の方法により作られた再利用アスファルト。
  29. 少なくとも部分的に骨材を被覆するアスファルトを含む骨材であって、該アスファルトが、無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーを、該アスファルトからのH2Sの放出を低減させるのに有効な量で含み、該無機又は有機金属塩H2Sスカベンジャーの金属を、亜鉛、カドミウム、水銀、銅、銀、ニッケル、白金、鉄、マグネシウム、及びこれらの混合物よりなる群から選択する当該骨材。
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