JP2007522277A5 - - Google Patents

Description

本発明は、
Ａ）分岐アルキル基を有する少なくとも１種のジアルキルフタレートを含む溶媒中で、
Ｂ）２，６−トリレンジイソシアネートを３５重量％未満含有するトリレンジイソシアネートの異性体混合物を、
Ｃ）マンニッヒ塩基タイプの少なくとも１種の窒素塩基を含む触媒の存在下で、かつ、
Ｄ）脂肪族ヒドロキシ基および／またはウレタン基を含む化合物の完全な非存在下で、
遊離した三量化されていない残留ＴＤＩ（トリレンジイソシアネート）モノマー含有率が０．２重量％以下になり、同時に２３℃での粘度が２００００ｍＰａ・ｓ未満であり、存在するイソシアヌレート型ポリイソシアネートに基づく固形分含有率が２５重量％より大になるまで、三量化することによって、ＴＤＩ（トリレンジイソシアネート）ベースのイソシアヌレート型ポリイソシアネート溶液を調製する方法を提供するものである。

Claims (7)

1. トリレンジイソシアネートベースのイソシアヌレート型ポリイソシアネート溶液を調製する方法であって、
   Ａ）ジイソノニルフタレートを含む溶媒中で、
   Ｂ）２，６−トリレンジイソシアネートを３５重量％未満含有するトリレンジイソシアネートの異性体混合物を、
   Ｃ）マンニッヒ塩基タイプの少なくとも１種の窒素塩基を含む触媒の存在下で、かつ、
   Ｄ）脂肪族ヒドロキシ基および／またはウレタン基を含む化合物の完全な非存在下で、
   遊離の三量化されていない残留トリレンジイソシアネートモノマーの含有率が０．２重量％以下になり、同時に２３℃での粘度が２００００ｍＰａ・ｓ未満であり、存在するイソシアヌレート型ポリイソシアネートに基づく固形分含有率が２５重量％より大になるまで三量化することにより、トリレンジイソシアネートベースのイソシアヌレート型ポリイソシアネート溶液を調製する方法。
2. Ａ）の溶媒としてジイソノニルフタレートのみを使用することを特徴とする、請求項１記載のトリレンジイソシアネートベースのイソシアヌレート型ポリイソシアネート溶液の調製方法。
3. 構成要素Ｂ）で使用されるトリレンジイソシアネート混合物の２，６−トリレンジイソシアネートの含有率が１５〜２５重量％であることを特徴とする、請求項１又は２に記載のトリレンジイソシアネートベースのイソシアヌレート型ポリイソシアネート溶液の調製方法。
4. 請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法によって得られる、トリレンジイソシアネートベースのイソシアヌレート型ポリイソシアネート溶液。
5. 請求項４に記載のトリレンジイソシアネートベースのイソシアヌレート型ポリイソシアネート溶液のポリ塩化ビニル用接着促進添加剤としての使用。
6. 請求項４に記載のトリレンジイソシアネートベースのイソシアヌレート型ポリイソシアネート溶液を使用して得られるコーティング。
7. 請求項６に記載のコーティングでコートされた基材。