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JP2007516575A - キャパシタ及び抵抗器を有する避雷器用断路器組立体 - Google Patents

キャパシタ及び抵抗器を有する避雷器用断路器組立体 Download PDF

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JP2007516575A
JP2007516575A JP2006533454A JP2006533454A JP2007516575A JP 2007516575 A JP2007516575 A JP 2007516575A JP 2006533454 A JP2006533454 A JP 2006533454A JP 2006533454 A JP2006533454 A JP 2006533454A JP 2007516575 A JP2007516575 A JP 2007516575A
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グオ、ホン‐シェン
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Abstract

避雷器用の断路器組立体が提供される。非導電性ハウジングが、内部チャンバによって離隔された互いに反対側の第1の端部と第2の端部を有している。第1の電気端子が、この第1の端部のところに接続されている。第2の電気端子が、第2の端部のところに接続されている。キャパシタ組立体が、内部チャンバ内で第1の端子及び第2の端子に係合すると共にこれら端子相互間に延びている。キャパシタ組立体は、互いに直列接続されたキャパシタと抵抗器を含む。スパークギャップが、第1の端子と第2の端子との間でキャパシタ組立体に対して電気的並列関係にある。爆薬入りのカートリッジが、内部チャンバ内に設けられ、このカートリッジは、キャパシタ組立体に対して電気的並列関係にあるが、スパークギャップに対しては電気的直列関係にある。

Description

開示の内容
発明の分野
本発明は、避雷器用の断路器組立体に関する。避雷器は、避雷器故障の際に分離される。特に、本発明は、キャパシタ組立体、スパークギャップ及び爆発性カートリッジにより結合された1対の電気接点に関する。キャパシタ組立体は、互いに電気的に直列接続されたキャパシタと抵抗器を含み、このキャパシタ組立体は、スパークギャップに対して電気的並列関係にある。
発明の背景
避雷器又はサージアレスタは典型的には、送電線に接続されて、サージ電流を大地又はアースに逃がし、それにより避雷器に接続された線路及び機器の損傷を阻止するようになっている。避雷器は、送電線にかかる通常の電圧に対して高い抵抗をもたらすが、例えば落雷、開閉又はスイッチングサージ電流又は一時的な過電圧により生じる突然の高電圧条件により生じるサージ電流に対するその抵抗は、非常に低い。サージ後、電圧が降下し、避雷器は通常、高抵抗状態に戻る。しかしながら、避雷器の誤動作又は故障の際、高抵抗状態には戻らず、避雷器は、送電線から大地への電気経路を提供し続ける。最終的には、送電線は、配電用変圧器の短絡状態又は破壊に起因して断線することになり、避雷器を交換する必要が生じることになる。
送電線のロックアウトを回避するため、通常、断路器組立体が避雷器と関連して用いられ、それにより誤動作を起こしている避雷器を回路から分離すると共に避雷器の故障の視覚的表示をもたらすようになっている。従来型断路器組立体は、回路の経路を破壊し、電気接点を物理的に分離させる爆薬を装備している。かかる断路器組立体の例が、クラウゼ(Krause)に付与された米国特許第5,952,910号明細書、ローダボー(Raudabaugh)に付与された米国特許第5,057,810号及び同第5,113,167号明細書並びにプット(Putt)に付与された米国特許第5,434,550号明細書、カニンガム(Cunningham)に付与された米国特許第4,471,402号明細書及びレンクに付与された米国特許第4,609,902号明細書に開示されており、これら米国特許明細書の各々の要旨は参考としてここに組入れられる。
伝統的に、ポリマーを収容した配電等級の避雷器が、避雷器を物理的に支持すると共に避雷器の稼働不能の場合に避雷器の接地側端部をシステムアースから分離する接地側端部絶縁ブラケットと組み立てられる。アース線コネクタすなわちアイソレータ(断路器)が、アイソレータの接地側端部をシステム中性線又はアース線に接続している。
通常の使用状況では、避雷器等級の電流が、アース線アイソレータ中を流れる。避雷器が故障した場合、避雷器の60Hz故障電流が、故障した避雷器中を流れ、そしてアース線断路器中を流れ、それによりアース線断路器が動作する。断路器は、アースからの切り離しを行い、それにより故障した避雷器をアースから効果的に絶縁する。避雷器をアースから切り離すことにより、ユーティリティはその顧客に途切れないサービスを提供することができる。このことは又、故障した避雷器がどれであるかを突き止めるのを容易にしてかかる故障避雷器を新品の避雷器に交換できるようにする。
既存の断路器は典型的には、スパークギャップと並列のグレーディングコンポーネントを有する。グレーディングコンポーネント及びスパークギャップは、起爆装置、例えば非雷管型カートリッジに近接して配置される。グレーディングコンポーネントは、避雷器等級の電流を通常の使用条件下において導通させる。避雷器の故障が生じると、避雷器グレーディング電流は、避雷器の設置場所におけるユーティリティシステムのアース接続方式に応じて、数ミリアンペアから数アンペア又は数千アンペアまで増大する。この大電流が流れることにより、電圧が断路器のグレーディングコンポーネントに現れる。電圧が所定レベルに達すると、並列スパークギャップは、火花連絡し、それによりカートリッジへの熱の蓄積を生じさせる。すると、カートリッジは起爆し、アース線結線を分離する。
典型的には、グレーディングコンポーネントは、低電圧高精度抵抗器、高電力抵抗器又は半導性ポリマー材料である。しかしながら、これらグレーディングコンポーネントは、長期間にわたる一時的過電圧状況中に破損しがちである。グレーディングコンポーネントの破損は、断路器が適正に起爆するのを阻止する場合がある。信頼性の一層高いカートリッジ起爆を可能にする断路器が要望されている。
さらに、既存のグレーディングコンポーネントは、耐久性試験中にかなり損傷する場合が多く、その結果、断路器の電気的健全性が損なわれることになる。グレーディングコンポーネントの劣化の結果として、時間電流起爆特性が劣化する場合がある。耐久性試験によってはそれほど劣化しないグレーディングコンポーネントが要望されている。
避雷器用の改良型断路器組立体が要望されている。
発明の概要
したがって、本発明の主目的は、改良型断路器組立体を提供することにある。
本発明の別の目的は、信頼性の一層高いカートリッジ起爆を可能にする避雷器用断路器組立体を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、耐久性試験によってはそれほど劣化しないグレーディングコンポーネントを有する避雷器用断路器組立体を提供することにある。
上述の目的は、基本的に、避雷器用の断路器組立体を提供することにより達成される。非導電性ハウジングが、内部チャンバによって離隔された互いに反対側の端部と第2の端部を備えている。第1の電気端子が、第1の端部に接続されている。第2の電気端子が、第2の端部に接続されている。キャパシタ組立体が、内部チャンバ内で第1の端子及び第2の端子に係合すると共にこれら端子相互間に延びている。スパークギャップが、キャパシタに電気的に並列接続されている。爆薬入りのカートリッジが、内部チャンバ内に配置され、カートリッジは、キャパシタに対して電気的並列関係にあるが、スパークギャップに対しては電気的直列関係にある。
別の実施形態では、上記目的は、基本的に、避雷器用断路器組立体を提供することによって達成される。非導電性ハウジングが、内部チャンバによって離隔された互いに反対側の端部と第2の端部を備えている。第1の電気端子が、第1の端部に接続されている。第2の電気端子が、第2の端部に接続されている。キャパシタ組立体が、内部チャンバ内で第1の端子及び第2の端子に係合すると共にこれら端子相互間に延びている。キャパシタ組立体は、互いに電気的に直列接続されたキャパシタと抵抗器を含む。スパークギャップが、第1の端子と第2の端子との間でキャパシタ組立体に対して電気的並列関係にある。爆薬入りカートリッジが、内部チャンバ内に設けられ、カートリッジは、キャパシタに対して電気的並列関係にあるが、スパークギャップに対しては電気的直列関係にある。キャパシタのキャパシタンス特性により、キャパシタは、線形抵抗器を故障させる長時間にわたる一時的過電圧条件に耐えることができ、それにより信頼性の一層高い断路器組立体が得られる。
本発明の他の目的、利点及び顕著な特徴は、以下の詳細な説明から明らかになり、かかる詳細な説明は、添付の図面と関連して本発明の好ましい実施形態を開示している。
本願の一部をなす図面については後で簡単に説明する
発明の詳細な説明
図1〜図5に示すように、本発明は、避雷器13用の断路器組立体10に関する。非導電性ハウジング21が、内部チャンバ27により離隔された互いに反対側の第1の端部91と第2の端部93を有している。第1の電気接点12が、第1の端部91に接続されている。第2の電気端子41が、第2の端部93に接続されている。キャパシタ組立体95が、内部チャンバ27内で第1の端子12及び第2の端子41に係合すると共にこれら端子相互間に延びている。キャパシタ組立体は、互いに電気的に直列接続されたキャパシタ31と抵抗器81を含む。爆薬入りのカートリッジ51が、内部チャンバ27内に設けられている。カートリッジは、キャパシタ31に対して電気的並列関係にある。ばねスペーサ53が、カートリッジ51を受け入れている。ばねスペーサ53は、第1の端子12に隣接し、第2の端子41からは間隔を置いて位置している。
まず最初に図1及び図2を参照すると、本発明の断路器組立体11は、避雷器13に電気的に接続された第1の上側電気端子12及び大地又はアース17に電気的に接続された第2の下側電気端子又はスタッド41を有している。避雷器13は、送電線15に電気的に接続され、この送電線は、電力系統を表している。端子12,41は、互いに機械的に且つ電気的に係合されている。
避雷器13は、従来型のものであり、かくしてこれについて詳細には説明しない。避雷器は、ローダボーに付与された米国特許第4,656,555号の教示に従って形成されたものであるのがよく、かかる米国特許明細書の要旨は参考としてここに組入れられる。
端子12,41は、ブラケット21により互いに機械的に連結されている。ブラケット21は、任意の適当に強固な絶縁材料、例えば非導電性プラスチックで作られたものであるのがよい。好ましくは、ブラケットは、ガラス繊維入りポリエステル材料で作られる。上述したように、ブラケット21は、ベース23及びベース23からほぼ垂直に延びる壁25を有し、壁25は、ベース23の表面22と壁25の表面28との間に延びる内部キャビティ27を構成している。キャビティ27の上端部は、円筒形上側ボア30によりブラケット表面26に連結されている。キャビティ27の下端部は、段付き下側チャンバ32によって壁25の表面28に連結されている。下側チャンバ32の横方向直径は、内部キャビティ27の横方向直径よりも大きい。
ブラケットは、キャビティ27と下側チャンバ32との間に、半径方向に延びる下側環状肩34を有している。上側肩36が、キャビティ27と上側ボア30のインタフェースのところで半径方向に延びている。
上側電気端子12は、従来構造のものであり、この上側電気端子は、上側肩36に当接した状態でキャビティ27内に設けられたヘッド部分38を有している。端子12の雄ねじ付きシャンク部分40が、ヘッド部分から上側ボア30を貫通して延びてシャンク部分がブラケット21の外部に少なくとも部分的に露出されて避雷器13に結合可能になっている。このように、ヘッド部分の表面42は、上側肩36に係合し、ヘッド部分の表面44は、キャビティ27内に露出している。
アイソレータ組立体11が、キャビティ27内に設けられている。断路器組立体は、キャパシタ31、カートリッジ51及びばねスペーサ53を含むのがよい。ばねスペーサ53は、端子ヘッド部分38の表面44に当接している。ばねスペーサ53は、キャビティ27内での断路器組立体の部品の電気的又は物理的接触を維持するよう付勢力をもたらすと共に下側端子(スタッド)41への上側端子12の電気的接続を容易にする。タブ55が、ばねスペーサ53からキャビティ27内に下方に延びてカートリッジ51を受け入れている。
キャパシタ31は、キャビティ27内に設けられていて、ばねスペーサ53とキャップ46の上面47との間に延び、それにより導電性キャップ46を介して上側端子12と下側端子41が電気的に接続されている。図4は、避雷器13とアース17との間にキャパシタ31を有する断路器組立体11の電気図を示している。好ましくは、キャパシタは、高電圧材料、例えばセラミックで作られる。好ましくは、キャパシタ31は、このキャパシタをカートリッジ51が放電するようにさせるギャップ火花連絡中、炭素による汚染から保護するよう絶縁スリーブ又はセラミックカラー71内に納められている。
高電圧型キャパシタ31のキャパシタンスは、抵抗器の場合に問題であった長時間にわたる過電圧条件期間中における破損を無くす。抵抗器が破損すると、避雷器が長時間にわたる一時的過電圧条件にさらされた後、カートリッジが適正に起爆されなくなる。高電圧型キャパシタ31は避雷器の過電圧状況の間破損しないので、この高電圧型キャパシタは、信頼性の一層高いカートリッジ起爆を可能にし、それによりユーティリティ及びこれらユーティリティの顧客の経験するシステムロックアウトと関連した煩わしさを無くす。高電圧型キャパシタ31は、システム過電圧条件中、アイソレータ内に単独で用いられる抵抗器で得られる場合と比べて避雷器にとって向上した一時的過電圧性能をもたらし、それによりキャパシタの破損及びカートリッジの非起爆状態を無くす。かくして、高電圧型キャパシタ31は、システム過電圧条件下において避雷器13に関する一時的過電圧性能を向上させる。
高電圧型キャパシタ31の電気的及び機械的健全性は、セラミックカラー又は絶縁スリーブ71の良好な誘電健全性と関連して、直列接続避雷器が、耐久性試験にかけられた場合でも顕著な劣化を阻止する。耐久性試験、例えば100kA落雷衝撃デューティは、高電圧型キャパシタ31を備えた断路器組立体11の電気的健全性をそれほど損なわない。抵抗器だけを用いるアイソレータは、この種のデューティにより相当大きな損傷を受ける場合があり、その結果断路器組立体の電気的健全性が損なわれることになる。かかる損傷としては、時間電流起爆特性の劣化が挙げられ、その結果、カートリッジの起爆信頼性が損なわれる。
高電圧型キャパシタ31を有する断路器組立体11は、抵抗器を用いる既存の断路器組立体よりも低い電流レベル、代表的には約数百ミリアンペアで起爆させる。インピーダンスが高いと、避雷器13が部分的にしか破損しない場合又は避雷器13が高インピーダンス接地又は三角結線システム形態で破損した場合、スパークギャップの火花連絡が可能になり、それにより信頼性の一層高いカートリッジ51の起爆及び信頼性の一層高い断路器組立体11が得られる。
別の好ましい実施形態では、キャパシタ組立体が、図3及び図5に示すように抵抗器81と電気的に直列接続されたキャパシタ31を有しており、それにより避雷器13とアース17との間に電気経路が得られている。抵抗器81は、ギャップの火花連絡75と関連した高頻度振動に耐えるキャパシタの性能を向上させ、それによりキャパシタの損傷の恐れを最小限に抑える。好ましくは、キャパシタ31と抵抗器81の両方は、キャパシタを図5に示すように避雷器の動作中に生じるギャップ火花連絡中における炭素汚染から保護するよう絶縁スリーブ71内に収納されている。キャパシタ組立体95は、抵抗器81と端子97との間に収納されたキャパシタ31を有している。上側端子12からキャパシタ組立体95を介する下側端子41への電気的接続を可能にするよう、抵抗器81は導電性表面82を有すると共に端子92は導電性表面98(図6)を有している。絶縁スリーブ71は、インタフェースの誘電健全性を高めるためにスリーブと抵抗器81、キャパシタ31及び端子97との間のインタフェース内に配向状態で設けられたRTV型材料を有するのがよい。
爆薬入りカートリッジ51は、キャパシタ31に隣接してキャビティ27内に設けられている。カートリッジ51は、端子12,41及びブラケットキャビティ27の長手方向軸線に実質的に垂直なカートリッジ軸線に沿って細長い。カートリッジ51は、図1に示すようにそのヘッド61と本体62との間にばねスペーサタブ55を受け入れており、それによりカートリッジはキャビティ27内でばねスペーサ53に近接して固定される。
第2の端子又は下側端子41は、従来型スタッドである。第2の端子41は、ヘッド部分又はキャップ46及びねじ山付きシャンク部分64を有している。ヘッド部分46は、キャビティ27内へ向くと共にハウジングの下側肩34に当接した上面47を有している。端子41は、そのヘッド部分46とハウジングの下側肩34との係合及び適当な接着剤56、例えばエポキシ樹脂によりハウジング21内の定位置に維持される。
ヘッド部分46の肩48と壁25との間の接着剤56が、第2の端子をハウジング27内に固定する。任意の適当な接着剤を用いることができるが、好ましくは、この接着剤は、製造中における断路器組立体の汚染を回避するよう空気中での硬化時間が迅速な濃密なエポキシ樹脂である。
ガスケット57が、ヘッド部分47の肩48の上面とキャビティ27の下側肩34との間に設けられている。このガスケットにより、接着剤56がキャビティ27に入って断路器組立体の構成部品のうちどれかを損傷させる恐れが生じないようにすることが一段と確保される。
図1に示すように、図3及び図4に概略的に示されたスパークギャップ75が、カートリッジ61のヘッド61と下側端子41の上面27との間に設けられている。スパークギャップ75は、図4に示すように第1の端子12と第2の端子41との間でキャパシタ31に電気的に並列接続されている。図3に示す別の実施形態では、スパークギャップ75は、キャパシタ組立体15に電気的に並列接続されている。カートリッジ51は、図3及び図4に示すようにスパークギャップ75に電気的に直列接続されていて、ギャップが避雷器の故障の際に火花連絡すると、カートリッジが起爆し、それにより避雷器13をアース17から分離するようになっている。
組立体及び分解
完全組立て状態の断路器組立体11が図1及び図2に示されている。上側電気端子12をボア30に挿入してブラケット21を避雷器13に接続する。次に、断路器組立体11を単にキャビティ27内へ落下させて端子12を覆うようにする。次に、ガスケット57及び下側端子スタッド41を接着剤56でブラケット21の壁25に固定することによりキャビティ27を密閉する。次に、接着剤56が硬化することができるようにして、断路器組立体11の組立てを完了し、それにより断路器組立体11をキャビティ27内に封止する。
避雷器13の故障の無い通常の動作中においては、避雷器の高い抵抗に起因して断路器組立体11を通る電流は、殆ど無く又は全く無い。落雷又はサージ電流を受けると、避雷器は、高パルス電流を放出し、かかる高パルス電流は、避雷器13及び断路器組立体11を通って流れる。断路器組立体内では、電流は、カートリッジ51のばねスペーサ55と下側端子14の上面47との間でアークを生じてアース17に流れる。
避雷器が適正に機能しているとき、ギャップは、大電流の短い持続時間のパルスの間、火花連絡し、これらパルスは、落雷の場合100ミリ秒未満、スイッチング電流の場合数ミリ秒未満持続する。このように火花連絡が短いと、カートリッジを作動させ又は起爆させるために生じるエネルギは不十分である。しかしながら、避雷器が上記電圧に耐えられなかった場合、非雷管型カートリッジを作動させるのに十分な長い期間にわたりアークが生じ、それにより端子12,41を機械的に互いに分離する爆発が生じる。爆薬の力により、端子のうちの少なくとも一方、通常は下側端子41がハウジング21から押し離される。この作用により、避雷器13がシステムから電気的に切り離され、避雷器の交換が必要である視覚的表示が得られる。
本発明を説明するのに有利な実施形態を選択したが、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく種々の変更及び改良を想到できることは理解されよう。
本発明の断路器組立体の部分断面側面図である。 本発明の図1の2−2線矢視断面底面図である。 本発明の第1の実施形態の概略電気図であり、スパークギャップに対して電気的並列接続されたキャパシタ組立体を示す図である。 本発明の第2の実施形態の概略電気図であり、スパークギャップに対して電気的に並列接続されたキャパシタ組立体を示す図である。 本発明のキャパシタ組立体の長手方向軸線を通る平面に沿って断面で見たキャパシタ組立体の立面図である。 本発明のキャパシタ組立体の底面図である。

Claims (26)

  1. 避雷器用断路器組立体であって、
    内部チャンバによって離隔された互いに反対側の端部と第2の端部を備えた非導電性ハウジングを有し、
    前記第1の端部に接続された第1の電気端子を有し、
    前記第2の端部に接続された第2の電気端子を有し、
    前記内部チャンバ内で前記第1の端子及び前記第2の端子に係合すると共にこれら端子相互間に延びるキャパシタ組立体を有し、前記キャパシタ組立体は、互いに電気的に直列接続されたキャパシタと抵抗器を含み、
    前記キャパシタに電気的に並列接続されたスパークギャップを有し、
    前記内部チャンバ内に配置された爆薬入りのカートリッジを有し、前記カートリッジは、前記キャパシタに対して電気的並列関係にあるが、前記スパークギャップに対しては電気的直列関係にある、避雷器用断路器組立体。
  2. ばねスペーサが、前記キャパシタ組立体と前記第1の電気端子との間に設けられている、請求項1記載の避雷器用断路器組立体。
  3. 前記カートリッジを受け入れるタブが、前記ばねスペーサから延びている、請求項1記載の避雷器用断路器組立体。
  4. 前記スパークギャップは、前記カートリッジのヘッドと前記第2の電気端子との間に形成される、請求項1記載の避雷器用断路器組立体。
  5. 前記キャパシタは、高電圧型キャパシタである、請求項1記載の避雷器用断路器組立体。
  6. 前記キャパシタは、セラミックで作られている、請求項1記載の避雷器用断路器組立体。
  7. 接着剤が、前記第2の電気端子を前記ハウジングに固定している、請求項1記載の避雷器用断路器組立体。
  8. 前記接着剤が前記内部チャンバに入らないようにするためにガスケットが前記第2の端子と前記ハウジングとの間に設けられている、請求項7記載の避雷器用断路器組立体。
  9. 前記ハウジングの内面は、前記ガスケットを受け入れるために段付けされている、請求項8記載の避雷器用断路器組立体。
  10. 前記ハウジングは、非導電性プラスチックで作られている、請求項1記載の避雷器用断路器組立体。
  11. 前記キャパシタ組立体は、前記キャパシタ及び前記抵抗器を受け入れるスリーブを有する、請求項1記載の避雷器用断路器組立体。
  12. 避雷器用断路器組立体であって、
    内部チャンバによって離隔された互いに反対側の端部と第2の端部を備えた非導電性ハウジングを有し、
    前記第1の端部に接続された第1の電気端子を有し、
    前記第2の端部に接続された第2の電気端子を有し、
    前記内部チャンバ内で前記第1の端子及び前記第2の端子に係合すると共にこれら端子相互間に延びるキャパシタ組立体を有し、前記キャパシタ組立体は、互いに電気的に直列接続されたキャパシタと抵抗器を含み、
    前記内部チャンバ内に設けられた爆薬入りカートリッジを有し、前記カートリッジは、前記キャパシタ組立体に対して電気的並列関係にある、避雷器用断路器組立体。
  13. 前記キャパシタは、高電圧型キャパシタである、請求項12記載の避雷器用断路器組立体。
  14. 前記キャパシタは、セラミックで作られている、請求項12記載の避雷器用断路器組立体。
  15. ばねスペーサが、前記カートリッジを受け入れるタブを有し、前記ばねスペーサは、前記第1の端子に隣接し、前記第2の端子から間隔を置いて位置している、請求項12記載の避雷器用断路器組立体。
  16. 接着剤が、前記第2の端子を前記ハウジングに連結している、請求項12記載の避雷器用断路器組立体。
  17. 前記接着剤が前記内部チャンバに入らないようにするためにガスケットが前記第2の端子と前記ハウジングとの間に設けられている、請求項16記載の避雷器用断路器組立体。
  18. 前記ハウジングの内面は、前記ガスケットを受け入れるために段付けされている、請求項17記載の避雷器用断路器組立体。
  19. 前記ハウジングは、非導電性プラスチックで作られている、請求項12記載の避雷器用断路器組立体。
  20. 前記キャパシタ組立体は、前記キャパシタ及び前記抵抗器を受け入れるスリーブを有する、請求項12記載の避雷器用断路器組立体。
  21. 避雷器組立体であって、
    避雷器を有し、
    内部チャンバによって離隔された互いに反対側の端部と第2の端部を備えた非導電性ハウジングを有し、
    前記第1の端部に接続された第1の電気端子を有し、
    前記第1の電気端子に隣接して設けられたばねスペーサを有し、前記ばねスペーサからは、タブが下方に延びており、
    前記ハウジングの前記第2の端部のところでアースに接続された第2の電気端子を有し、
    前記内部チャンバ内で前記ばねスペーサと前記第2の端子との間に延びるキャパシタ組立体を有し、前記キャパシタ組立体は、スリーブ、前記スリーブ内に設けられた高電圧型キャパシタ及び前記スリーブ内に設けられていて、前記キャパシタに電気的に直列接続された抵抗器を含み、
    前記キャパシタ組立体に電気的に並列接続されたスパークギャップを有し、
    前記内部チャンバ内に設けられていて、前記タブによって受け入れられる爆薬入りカートリッジを有し、前記カートリッジは、前記キャパシタ組立体に対して電気的並列関係にあるが、前記スパークギャップに対しては電気的直列関係にある、避雷器組立体。
  22. 前記キャパシタは、セラミックで作られている、請求項21記載の避雷器用断路器組立体。
  23. 接着剤が、前記第2の端子を前記ハウジングに連結している、請求項21記載の避雷器用断路器組立体。
  24. 前記接着剤が前記内部チャンバに入らないようにするためにガスケットが前記第2の端子と前記ハウジングとの間に設けられている、請求項21記載の避雷器用断路器組立体。
  25. 前記ハウジングの内面は、前記ガスケットを受け入れるために段付けされている、請求項24記載の避雷器用断路器組立体。
  26. 前記ハウジングは、非導電性プラスチックで作られている、請求項21記載の避雷器用断路器組立体。
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