JP2007514488A - 長qt症候群における心電図湾曲および薬品の影響を分析するためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
Description
Qonset 4は、Q波の起点であることを印す。
Rpeak 6は、R波の頂点であることを印す。
Jpoint 8は、S波の終点であることを印す。
Tstart 10は、T波の起点であることを印す。
Tpeak 12は、T波の頂点であることを印す。
Tend 14は、T波の終点であることを印す。
QT間隔は、Qonset 4で始まり、Tend 14で終了する。
QT湾曲は、Qonset 4とTend 14の間の心電図湾曲部分である。
RR間隔は、1つのRpeak 6から次のRpeak 7に及ぶ。
− ソースから心電図湾曲を受信するステップと、
− 前記受信された心電図湾曲に含まれるいくつかの相異なるパラメータを指示するステップと、
− 前記パラメータを記憶手段内に記憶するステップと、
− 前記記憶手段中の疾病特定パラメータを選択するステップと、
− 少なくとも3つのグループからパラメータを選択するステップであって、前記グループが、対称度、平坦度、期間、および/または、複合度のパラメータを備えるステップと、
− 選択されたパラメータを、数学的分析手段に組み込むステップと、
− 前記数学的分析の前記結果を、少なくとも1つの軸を備えた座標系中の点として表わすステップと、
− 前記座標系中の前記実際の配置を、メモリに記憶されているいくつかの参照パラメータと比較するステップと、
− 薬品誘発変化を指示するために、前記心電図の前記QT湾曲を分析するステップと、を含んでなれば、そのような方法によって成就することができる。
このように、既に述べたように、心電図湾曲の非常に効果的な分析が、実現される。
S1 TstartからTendまで算出された対称度で、以下の式で計算される。
S2 Tpeakを平均としてTstartからTendまで算出された対称度で、以下の式で計算される。
S3 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲のTstart−Tend間隔の10%の対称的な間隔において算出された対称度で、以下の式で計算される。
S4 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲のTstart−Tend間隔の20%の対称的な間隔において算出された対称度で、以下の式で計算される。
S5 時間間隔「TstartからTpeakまで」と、時間間隔「TpeakからTendまで」との比で、以下の式で計算される。
S7 TstartからTendまで算出された変動で、以下の式で計算される。
S8 Tpeakを平均としてTstartからTendまで算出された変動で、以下の式で計算される。
S9 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲のTstart−Tend間隔の10%の対称的な間隔において算出された変動で、以下の式で計算される。
S10 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲のTstart−Tend間隔の20%の対称的な間隔において算出された変動で、以下の式で計算される。
S11 Jpointから次のPonsetまで、再分極積分RI(t)の最小二乗フィッティングによって算出されたHillパラメータKmで、カンタース(Kanters)等「T wave morphology analysis distinguishes between KvLQT1 and HERG mutations in long QT syndrome」、ハート・リズム(Heart Rhythm)、2004年、第3巻、p.285−292に記述されているとおりである。
F2 R波の大きさで正規化された平坦度パラメータF1で、以下の式で計算される。
F3 Tpeakを平均としてTstartからTendまで算出された平坦度で、以下の式で計算される。
F4 R波の大きさで正規化された平坦度パラメータF3で、以下の式で計算される。
F5 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲のTstart−Tend間隔の10%の対称的な間隔において算出された平坦度で、以下の式で計算される。
F6 R波の大きさで正規化された平坦度パラメータF5で、以下の式で計算される。
F7 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲のTstart−Tend間隔の20%の対称的な間隔において算出された平坦度で、以下の式で計算される。
F8 R波の大きさで正規化された平坦度パラメータF7で、以下の式で計算される。
F9 TstartからTpeakまでのT波の下の総面積と、対応する時間間隔の比で、以下の式で計算される。
F10 R波の大きさで正規化された平坦度パラメータF9で、以下の式で計算される。
F11 TpeakからTendまでのT波の下の総面積と、対応する時間間隔の比で、以下の式で計算される。
F12 R波の大きさで正規化された平坦度パラメータF11で、以下の式で計算される。
F13 TstartからTendまでのT波の下の総面積と、対応する時間間隔の比で、以下の式で計算される。
F14 R波の大きさで正規化された平坦度パラメータF13で、以下の式で計算される。
F15 T波の高さとT波の幅の比で、以下の式で計算される。
F16 T波の高さで、以下の式で計算される。
F17 TstartからTpeakまでの平均勾配で、以下の式で計算される。
F18 TpeakからTendまでの平均勾配で、以下の式で計算される。
F19 Jpointから次のPonsetまで、再分極積分RI(t)の最小二乗フィッティングによって算出されたHillパラメータnで、カンタース(Kanters)等「T wave morphology analysis distinguishes between KvLQT1 and HERG mutations in long QT syndrome」、ハート・リズム(Heart Rhythm)、2004年、第3巻、p.285−292に記述されているとおりである。
C1:TstartとTendの間の極大の数;最小値は1である。
C2:TstartとTendの間のフェイズの数であって、1フェイズが、あますところなく等電位線の上、または、あますところなく下にあって、単一に連結している波の部分として定義される;最小値は1である。
これらのパラメータのグループは、さらなるパラメータを含んでもよく、また、これらのグループは、いくつかのサブグループを含んでもよい。
「前記薬品の承認」、
「前記薬品の排除」、
「前記薬品のさらなる検査」、
の少なくとも1つに対して統計的な有意を与える使用法を備えている。
薬品を承認する、または、排除する、非常に効果的な仕方が実現される。
長QT症候群は、延長されたQT期間、失神症状、および、突然心臓死のリスクの増大を引き起こす異常な心再分極によって特徴づけられる遺伝子の疾患である。KvLQT1遺伝子およびHERG遺伝子の変異が、全LQTS患者の90%超を占める。QT間隔期間は、今日、臨床診療において用いられる、唯一の心電図に基づいたLQTSの限定作用素である。しかしながら、期間は、再分極の概算であるに過ぎず、KvLQT1被験者、HERG被験者、および、健常な被験者の間の完全な判別を可能にするわけではない。研究は、T波形態パラメータが、LQTSにおける有用な判別手段であることを示しているが、単一のパラメータでは、十分でないことが判明している。本研究において、T波の対称度パラメータ、平坦度パラメータ、および、期間パラメータの組み合わせに基づく新規な多変数判別方法が提起される。16名の被験者(8名の健常者、5名のHERG患者、および、3名のKvLQT1患者)が、本研究に含まれた。遺伝子型が、一人を除いて、全てのLQTS患者に対して既知であった。標準の12誘導心電図が、各被験者において記録された。自動心電図イベント検出アルゴリズムが、実行された。信号をハイパスフィルタで濾波し、そして、等電位レベルに関して正規化して、安定なベースラインを確保した。再分極の期間を記述する4個のパラメータ、6個の対称度パラメータ、および、15個の平坦度パラメータが、T波の各々を特徴づけるために計算された。V5誘導の平均値および誘導間標準偏差が、パラメータ値として用いられた。段階的判別分析を遂行して、5個の最も強力な判別パラメータに基づいて、2つの判別関数を得た。得られた判別関数は、2個の期間パラメータ、2個の対称度パラメータ、および、1個の平坦度パラメータを含む。それらの2つの関数は、全ての被験者を正しく分類する(p>0.0001、p<0.005)。パラメータ・カテゴリの数を減らした再判別分析は、提示された3つのパラメータ・カテゴリの全てを用いたときに、卓越した分類が得られることを暗示した。再分極の3つのカテゴリ(対称度、平坦度、期間)からのパラメータの組み合わせは、本研究において、KvLQT1被験者、HERG被験者、および、健常な被験者からの心電図記録を正しく分類するのに十分であった。この多変数アプローチは、強力な臨床ツールであることが判明するであろう。
長QT症候群(LQTS)は、心電図における延長されたQT期間、多源性心室頻拍(トルサード・ド・ポワント)による失神症状、および、不整脈源性突然心臓死の存在によって特徴づけられる遺伝性の遺伝子の疾患を表わす。
2.1 被験者
本研究には、8名の女性および8名の男性の被験者からの心電図記録が含まれる。被験者は、4つのグループ;3名のKvLQT1(年令20〜48才、女性2名)、5名のHERG(年令13〜76才、女性2名)、8名の健常者(年令23〜31才、女性4名)に分けられた。遺伝子型が、1つの例外を除いて、全てのKvLQT1被験者およびHERG被験者に対して既知であった。即ち、1名の患者が、既往歴および心電図分析によってKvLQT1被験者としてカテゴリ化された。健常者グループにおいては、既往の心疾患またはLQTSの家族先例についての報告はなかった。
データ取得は、被験者が仰臥位で休息している状態で行われた。データ取得に用いた機器は、携帯デジタル心電図記録システム、カーディオゥコントロール(Cardiocontrol)社によって製造された「カーディオゥ・パーフェクト・レスティング・イーシージー・システム(Cardio Perfect Resting ECG system)」であった。記録は、3セションに分割された。データは、1200Hzのサンプリング・レートで、8誘導(I〜III、V2〜V6)から収集された。信号の記録長は、最初のセションで75s、後2つのセションで150sであった。
再分極プロセスおよびQT間隔の算出を容易にするために、心電図中のいくつかのイベントが検出された(Qstart、Rtop、Tstart、Ttop、Tend)。これらのイベントを検出するためのアルゴリズムが、Matlab 6.0で実行された。
QT間隔および再分極プロセスの算出は、ベースラインを安定化させた心電図信号に基づいてなされた。これは、予備信号処理によって達成された。「生の」心電図が、0.5Hzのカットオフ周波数、0.25Hzにおける40dB減衰、および、通過帯域における0.1dBリップルを持つ、Kaiserウィンドウを用いたハイパスフィルタによって濾波された。他のフィルタが、その後、使用される:ノイズ低減用のローパスフィルタ、および、50Hzまたは60Hzの干渉低減用のノッチ・フィルタ。等電位線は、すぐ近くのQT間隔の前のPQ間隔と、すぐ近くのQT間隔の後のPQ間隔を接続する直線として定義される。ゼロと比較した等電位線が、分析されたQT間隔から差し引かれる。濾波後に、信号は、ほとんど安定したベースラインを持った。安定性を改善するために、信号中の等電位線が、1つのP−Q間隔(Qstart−20ms)から次のP−Q間隔(Qstart−20ms)まで算出された。その後、そのライン値を、対応する信号値から差し引くことによって、信号を正規化した。このプロセスが、図2に示されている。
T波形態を特徴付けるために、いくつかのパラメータが、選択された。それらのパラメータは、3つのカテゴリ:T波対称度、T波平坦度、期間の各々をカバーするように選ばれた。それらのパラメータが、表1にリストされ、記述されている。
信号の下の総面積m0が、次のように計算された。
3次モーメントm3が、次のように計算された。m3は、信号の変形されたゆがみである。
獲得され、前処理された心電図記録のT波形態パラメータが、Matlab 6.0を用いて表価された。有効なデータだけ、即ち、信号が、高周波ノイズによってエラーを持ち込まれたりしなかった誘導、および、イベント検出アルゴリズムが、満足できる精度で該当するイベントの検出に成功した誘導からのデータだけが、分析された。パラメータの平均および標準偏差が、全ての誘導の信号において、全てのT波に対して計算された。T波形態における大きな誘導間変動が、LQTSの1つの指標であろう。したがって、誘導間分散が、各パラメータに対する誘導平均の標準偏差を計算することによって調べられた。
3つのグループ(KvLQT1、HERG、健常者)からのデータを特徴づけて、分類するために、算出されたパラメータ値が、判別分析を用いて処理された。その分析は、SPSSバージョン11.5で行われた。判別分析の目的は、二重であった。即ち、グループ間を最も効率的に判別するパラメータを見出すことと、変数の数を低減することであった。したがって、ステップワイズ法が、もっとも適切な距離測度としてのMahalanobis D2とともに用いられた。
判別関数は、全てのKvLQT1被験者、HERG被験者および健常な被験者からのデータを基にした。両判別関数に含まれた5つのパラメータが、表2にリストされている。生成された両関数の判別効率は、5つのパラメータ全ての算入の後、統計的に有意であった(関数1:p<0.0001、関数2:p<0.005)。
本研究において遂行された最初の判別分析は、全てのKvLQT1被験者、HERG被験者、および、健常な被験者の完全な分類をもたらした。表2では、判別関数が、3つのカテゴリ:T波対称度、T波平坦度、期間の全てからのパラメータを含んでいることが注目された。これは、再分極期間とT波形態特性の組み合わせが、KvLQT1、HERG、および、健常者の間の判別を向上させることができるであろうという最初の仮説に合致している。
KvLQT1遺伝子型とHERG遺伝子型を分類するために、本提案の複数のパラメータ・カテゴリを用いることは、待ち受けられている強力な臨床ツールであることが判明するであろう。
Claims (13)
- いくつかの相異なるパラメータ中の少なくとも1つが分離されて記憶される、心電図湾曲を分析するためのシステムであって、前記システムが、心電図ソースに接続された入力手段を持ち、受信された心電図湾曲の前記相異なるパラメータが、症状を指示するために指示され、および/または、分離され、少なくとも3つの主要なグループから選択された第一の数のパラメータであって、前記グループが対称度、平坦度、期間、および/または、複合度のパラメータを備えてなる第一の数のパラメータが、少なくとも第一の数学的分析に組み込まれ、前記分析の結果が、少なくとも1つの軸を備えた、少なくとも1つの座標系における点として表わされ、前記システムが、前記心電図湾曲に影響を与える症状または疾病を指示するために、前記座標系中の実際の座標を、前記システムに記憶された、いくつかの参照パラメータと比較し、前記システムが、遺伝的または後天的な長QT症候群を指示するために心電図のQT湾曲を分析するシステム。
- 前記システムが、薬品の影響によって後天的に得た長QT症候群の心電図湾曲を分析することを特徴とする請求項1に記載の心電図湾曲を分析するためのシステム。
- 前記分析プロセスが、前記システムにおいて、より信頼性の高い結果を達成するために、さらなる選択されたパラメータに対して繰り返されることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
- 前記対称度のグループが、少なくとも以下のパラメータ:
S1 TstartからTendまで算出された対称度、
S2 Tpeakを平均として、TstartからTendまで算出された対称度、
S3 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲の前記Tstart−Tend間隔の10%の対称的な間隔において算出された対称度、
S4 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲の前記Tstart−Tend間隔の20%の対称的な間隔において算出された対称度、
S5 前記時間間隔「TstartからTpeakまで」と、前記時間間隔「TpeakからTendまでとの比、
S6 TstartからTpeakまでと、TpeakからTendまでとの平均勾配の比、
S7 前記式によって計算された、TstartからTendまで算出された変動、
S8 Tpeakを平均として、TstartからTendまで算出された変動、
S9 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲の前記Tstart−Tend間隔の10%の対称的な間隔において算出された変動、
S10 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲の前記Tstart−Tend間隔の20%の対称的な間隔において算出された変動、
S11 Jpointから次のPonsetまで、再分極積分RI(t)の最小二乗フィッティングによって算出されたHillパラメータKm、および、
S12 TstartからTendまで、前記再分極積分RI(t)の最小二乗フィッティングによって算出されたHillパラメータKm、
を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記平坦度のグループが、少なくとも以下のパラメータ:
F1 Tstartからまで算出された平坦度、
F2 前記R波の前記大きさで正規化された平坦度パラメータF1、
F3 Tpeakを平均として、TstartからTendまで算出された平坦度、
F4 前記R波の前記大きさで正規化された平坦度パラメータF3、
F5 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲の前記Tstart−Tend間隔の10%の対称的な間隔において算出された平坦度、
F6 前記R波の前記大きさで正規化された平坦度パラメータF5、
F7 Tpeakを平均として、Tpeakの周囲の前記Tstart−Tend間隔の20%の対称的な間隔において算出された平坦度、
F8 前記R波の前記大きさで正規化された平坦度パラメータF7、
F9 TstartからTpeakまでのT波の下の総面積と、前記対応する時間間隔の比、
F10 前記R波の前記大きさで正規化された平坦度パラメータF9、
F11 TpeakからTendまでの前記T波の下の前記総面積と、前記対応する時間間隔の比、
F12 前記R波の前記大きさで正規化された平坦度パラメータF11、
F13 TstartからTendまでの前記T波の下の前記総面積と、前記対応する時間間隔の比、
F14 前記R波の前記大きさで正規化された平坦度パラメータF13、
F15 T波の高さと前記T波の幅の比、
F16 前記T波の高さ、
F17 TstartからTpeakまでの平均勾配、
F18 TpeakからTendまでの平均勾配、
F19 前記Jpointから次のPonsetまで、前記再分極積分RI(t)の最小二乗フィッティングによって算出されたHillパラメータn、
F20 TstartからTendまで、前記再分極積分RI(t)の最小二乗フィッティングによって算出されたHillパラメータn、
F21 前記Jpointから次のPonsetまで、前記再分極積分RI(t)の最小二乗フィッティングによって算出されたHillパラメータVmax、および、
F22 TstartからTendまで、前記再分極積分RI(t)の最小二乗フィッティングによって算出されたHillパラメータVmax、
を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記期間のグループが、少なくとも以下のパラメータ:
QTc Bazettの式にしたがって、R−R間隔の前記平方根で正規化されたQ−T間隔、
D2 TstartからTendまでの時間間隔、
D3 TstartからTpeakまでの時間間隔、および、
D4 TpeakからTendまでの時間間隔、
を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記複合度のグループが、少なくとも以下のパラメータ:
C1:TstartとTendの間のローカル極大の数;最小値は1である、
C2:TstartとTendの間のフェイズの数であって、1フェイズが、あますところなく等電位線の上、または、あますところなく前記等電位線の下にあって、単一に連結している前記波の部分として定義される;最小値は1である、
を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記システムが、相異なるグループからパラメータを選択して、組み合わせることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記システムが、使用中にトレーニングされ、前記パラメータ値が、個々の被験者に対して計算され、前記パラメータの前記数学的分析が、全カテゴリからのパラメータの前記全数から、少なくとも1つの最適な小さなパラメータ・セットを選ぶことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記最終的な分類関数が、トレーニング・セットとして記憶されている、少なくとも1つのLQTグループまたは薬品の影響を受けたグループおよび健常な被験者からのデータに少なくとも基づいており、前記分類方法が、前記トレーニング・セットに新しい被験者を加えることによって改善され、前記新しい被験者を地域差または性差に適応させることができるという結果を伴うことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のシステム。
- 心電図湾曲への薬品の影響を分析する方法であって、前記湾曲が、いくつかのパラメータを含んでいる方法において、前記心電図湾曲を分析する前記方法が、
a)ソースから心電図湾曲を受信するステップと、
b)前記受信された心電図湾曲に含まれるいくつかの相異なるパラメータを指示するステップと、
c)前記パラメータを記憶手段内に記憶するステップと、
d)前記記憶手段中の疾病特定パラメータを選択するステップと、
e)少なくとも3つのグループからパラメータを選択するステップであって、前記グループが、対称度、平坦度、期間、および/または、複合度のパラメータを備えてなるステップと、
f)選択されたパラメータを、数学的分析手段に組み込むステップと、
g)前記数学的分析の結果を、少なくとも1つの座標系における点として表わすステップであって、前記座標系が、少なくとも1つの軸を備えてなるステップと、
h)前記座標系中の前記実際の配置を、メモリに記憶されているいくつかの参照パラメータと比較するステップと、
i)薬品誘発変化を指示するために、前記心電図の前記QT湾曲を分析するステップと、を含んでなることを特徴とする方法。 - 前記方法が、より信頼性の高い結果を達成するために、さらなる選択されたパラメータに対して、前記分析プロセスを繰り返すことを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 薬品のテストのために心電図湾曲を分析するシステムの使用法であって、前記システムが、心電図ソースに接続された入力手段を持ち、いくつかの相異なるパラメータ中の少なくとも1つが、前記システムにおいて分離されて記憶され、受信された心電図湾曲の前記相異なるパラメータが、可能な症状を指示するために指示され、および/または、分離され、いくつかの選択されたパラメータが、少なくとも第一の数学的分析に組み込まれ、前記分析の結果が、少なくとも1つの軸を備えた、少なくとも1つの座標系における点として表わされ、前記システムが、前記心電図湾曲に影響を与える症状を指示するために、前記座標系中の前記実際の配置を、前記システムに記憶された、いくつかの参照パラメータと比較し、前記心電図湾曲の前記パラメータが、薬品テストの前と後において、幾人かの被験者に対して計算され、検査の前と後で選択されたパラメータの前記差異が、各被験者に対して計算され、前記システムが、後天的な長QT症候群を指示するために、前記心電図の前記QT湾曲を分析し、幾人かの被験者に対して選択されたパラメータの統計的分析が、以下の判定:
「前記薬品の承認」、
「前記薬品の排除」、および、
「前記薬品のさらなる検査」、
の少なくとも1つに対して統計的な有意を与える使用法。
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