JP2007501238A - 癌の治療および阻害のための上皮増殖因子受容体キナーゼ阻害剤と細胞障害性物質との組み合わせの使用 - Google Patents
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Abstract
本発明は、細胞障害性物質とEGFRキナーゼ阻害剤を含む組み合わせ、ならびにその必要とする哺乳動物における癌の治療または阻害方法であって、有効量の細胞障害性物質およびEGFRキナーゼ阻害剤を該哺乳動物に投与することを含む、方法を開示する。
Description
(技術分野)
本発明は細胞障害性物質と上皮増殖因子受容体(EGFR)キナーゼ阻害剤との組み合わせおよびその癌の治療および阻害における使用に関する。
本発明は細胞障害性物質と上皮増殖因子受容体(EGFR)キナーゼ阻害剤との組み合わせおよびその癌の治療および阻害における使用に関する。
(従来技術)
蛋白チロシンキナーゼはリン酸基のATPまたはGTPから蛋白基質に位置するチロシン残基への移動を触媒する一連の酵素である。蛋白チロシンキナーゼが正常な細胞増殖において一の役割を果たしているのは明らかである。増殖因子受容体蛋白の多くはチロシンキナーゼとして働き、それらが信号伝達を行うのはこの工程によるものである。増殖因子とこれらの受容体との相互関係は細胞増殖を正常に調節するにおいて不可欠な事象である。しかしながら、特定の条件下では、変異または過剰発現の結果として、これらの受容体はその制限が解除されるようになる;そのような結果、細胞増殖は制御されず、腫瘍増殖をもたらし、最終的に癌として知られている疾病に至りうる[Wilks A.F.、Adv. Cancer Res.、60、43(1993)およびParsons,J.T.;Parsons,S.J.、Important Advances in Oncology、DeVita V.T.編、J.B. Lippincott Co.、Phila.、3(1993)]。今までに同定されている増殖因子受容体キナーゼおよびそのプロトオンコジーンの中で、本発明の化合物の標的となるものは上皮増殖因子受容体キナーゼ(EGFRキナーゼ、erbBオンコジーンの蛋白産物)、およびerbB(neuまたはHER2とも言われる)オンコジーンにより産生される産物である。リン酸化事象は細胞分裂が起こるための必須のシグナルであり、過剰発現または変異したキナーゼは癌と関連付けられるため、この事象の阻害剤、すなわち、蛋白チロシンキナーゼ阻害剤は、細胞増殖の非制御または異常な細胞増殖により特徴付けられる癌および他の疾患の処理に治療的価値があるであろう。例えば、erbB−2オンコジーンの受容体キナーゼ産物の過剰発現はヒト乳癌および卵巣癌と関連付けられている[Slamon,D. J.ら、Science 244、707(1989)およびScience 235、1146(1987)]。EGF−Rキナーゼの制限の解除は、類上皮腫[Reiss,M.ら、Cancer Res. 51、6254(1991)]、乳房の腫瘍[Macias,A.ら、Anticancer Res.、7、459(1987)]および他の腫瘍組織に関与す腫瘍[Gullick,W.J.、Brit. Med. Bull.、47、87(1991)]と関連づけられる。癌の発病機序において制限の解除された受容体キナーゼが果たす役割は重要であるため、最近の研究の多くは特定のPTK阻害剤を潜在的な抗癌治療薬として開発しようとするものである[最新の報文:Burke,T.R.、Drugs Future、17、119(1992)およびChang,C.J.;Geahlen,R.L.、J. Nat. Prod.、55、1529(1992)]。
興味のあるEGFRキナーゼ阻害剤は4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミド(EKB−569)である。EKB−569が単独の抗ガン剤として作用することも重要であるが、それを用いて癌の治療法を改良することも望ましい。
蛋白チロシンキナーゼはリン酸基のATPまたはGTPから蛋白基質に位置するチロシン残基への移動を触媒する一連の酵素である。蛋白チロシンキナーゼが正常な細胞増殖において一の役割を果たしているのは明らかである。増殖因子受容体蛋白の多くはチロシンキナーゼとして働き、それらが信号伝達を行うのはこの工程によるものである。増殖因子とこれらの受容体との相互関係は細胞増殖を正常に調節するにおいて不可欠な事象である。しかしながら、特定の条件下では、変異または過剰発現の結果として、これらの受容体はその制限が解除されるようになる;そのような結果、細胞増殖は制御されず、腫瘍増殖をもたらし、最終的に癌として知られている疾病に至りうる[Wilks A.F.、Adv. Cancer Res.、60、43(1993)およびParsons,J.T.;Parsons,S.J.、Important Advances in Oncology、DeVita V.T.編、J.B. Lippincott Co.、Phila.、3(1993)]。今までに同定されている増殖因子受容体キナーゼおよびそのプロトオンコジーンの中で、本発明の化合物の標的となるものは上皮増殖因子受容体キナーゼ(EGFRキナーゼ、erbBオンコジーンの蛋白産物)、およびerbB(neuまたはHER2とも言われる)オンコジーンにより産生される産物である。リン酸化事象は細胞分裂が起こるための必須のシグナルであり、過剰発現または変異したキナーゼは癌と関連付けられるため、この事象の阻害剤、すなわち、蛋白チロシンキナーゼ阻害剤は、細胞増殖の非制御または異常な細胞増殖により特徴付けられる癌および他の疾患の処理に治療的価値があるであろう。例えば、erbB−2オンコジーンの受容体キナーゼ産物の過剰発現はヒト乳癌および卵巣癌と関連付けられている[Slamon,D. J.ら、Science 244、707(1989)およびScience 235、1146(1987)]。EGF−Rキナーゼの制限の解除は、類上皮腫[Reiss,M.ら、Cancer Res. 51、6254(1991)]、乳房の腫瘍[Macias,A.ら、Anticancer Res.、7、459(1987)]および他の腫瘍組織に関与す腫瘍[Gullick,W.J.、Brit. Med. Bull.、47、87(1991)]と関連づけられる。癌の発病機序において制限の解除された受容体キナーゼが果たす役割は重要であるため、最近の研究の多くは特定のPTK阻害剤を潜在的な抗癌治療薬として開発しようとするものである[最新の報文:Burke,T.R.、Drugs Future、17、119(1992)およびChang,C.J.;Geahlen,R.L.、J. Nat. Prod.、55、1529(1992)]。
興味のあるEGFRキナーゼ阻害剤は4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミド(EKB−569)である。EKB−569が単独の抗ガン剤として作用することも重要であるが、それを用いて癌の治療法を改良することも望ましい。
(発明の開示)
本発明は、細胞障害性物質とEGFRキナーゼ阻害剤の組み合わせに、およびその必要とする哺乳動物における癌の治療または阻害方法であって、該組み合わせを哺乳動物に投与することを含む方法に関する。
以下の試験的な詳細な記載は、本発明の理解を助けるためのものであり、添付した特許請求の範囲に記載の発明を意図とするものではなく、本発明を制限するものと解釈すべきではない。
本発明は、細胞障害性物質とEGFRキナーゼ阻害剤の組み合わせに、およびその必要とする哺乳動物における癌の治療または阻害方法であって、該組み合わせを哺乳動物に投与することを含む方法に関する。
以下の試験的な詳細な記載は、本発明の理解を助けるためのものであり、添付した特許請求の範囲に記載の発明を意図とするものではなく、本発明を制限するものと解釈すべきではない。
(発明の詳細な記載)
本発明は、細胞障害性物質とEGFRキナーゼ阻害剤との組み合わせを提供する。本発明はまた、その必要とする哺乳動物における癌の治療または阻害方法であって、細胞障害性物質とEGFRキナーゼ阻害剤を哺乳動物に投与することを含む方法をも提供する。
発明の範囲を限定することを目的として、EGFRキナーゼ阻害剤はEGFRのキナーゼドメインを阻害する分子として定義される。EGFRキナーゼ阻害剤は、典型的には、EGFRとの共有結合を形成しうる反応性の部分(ミカエルアクセプターなど)を有することにより不可逆的にEGFRキナーゼを阻害することが好ましい。
本発明は、細胞障害性物質とEGFRキナーゼ阻害剤との組み合わせを提供する。本発明はまた、その必要とする哺乳動物における癌の治療または阻害方法であって、細胞障害性物質とEGFRキナーゼ阻害剤を哺乳動物に投与することを含む方法をも提供する。
発明の範囲を限定することを目的として、EGFRキナーゼ阻害剤はEGFRのキナーゼドメインを阻害する分子として定義される。EGFRキナーゼ阻害剤は、典型的には、EGFRとの共有結合を形成しうる反応性の部分(ミカエルアクセプターなど)を有することにより不可逆的にEGFRキナーゼを阻害することが好ましい。
好ましい一群のEGFRキナーゼ阻害剤は、米国特許第6384051号B1に開示されている式1のキノリン(quinazoline)である。これらの化合物は、出典明示により本明細書の一部とする、米国特許第6384051号B1に記載されている方法に従って調製されうる。式1のEGFRキナーゼ阻害剤の構造式は次のとおりである:
Xは炭素数3ないし7のシクロアルキルであり、1個またはそれ以上の炭素数1ないし6のアルキル基で置換されていてもよく;またはピリジニル、ピリミジニルまたはフェニル環であり;ここで、ピリジニル、ピリミジニルまたはフェニル環は、所望により、ハロゲン、炭素数1ないし6のアルキル、炭素数2ないし6のアルケニル、炭素数2ないし6のアルキニル、アジド、炭素数1ないし6のヒドロキシアルキル、ハロメチル、炭素数2ないし7のアルコキシメチル、炭素数2ないし7のアルカノイルオキシメチル、炭素数1ないし6のアルコキシ、炭素数1ないし6のアルキルチオ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、炭素数2ないし7のカルボアルコキシ、炭素数2ないし7のカルボアルキル、フェノキシ、フェニル、チオフェノキシ、ベンゾイル、ベンジル、アミノ、炭素数1ないし6のアルキルアミノ、炭素数2ないし12のジアルキルアミノ、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、炭素数1ないし6のアルカノイルアミノ、炭素数3ないし8のアルケノイルアミノ、炭素数3ないし8のアルキノイルアミノおよびベンゾイルアミノからなる群より選択される置換基によってモノ−、ジ−またはトリ−置換されていてもよく;
nは0−1であり;
Yは−NH−、−O−、−S−または−NR−であり;
Rは炭素数1ないし6のアルキルであり;
nは0−1であり;
Yは−NH−、−O−、−S−または−NR−であり;
Rは炭素数1ないし6のアルキルであり;
R1、R2、R3およびR4は、各々独立して、水素、ハロゲン、炭素数1ないし6のアルキル、炭素数2ないし6のアルケニル、炭素数2ないし6のアルキニル、炭素数2ないし6のアルケニルオキシ、炭素数2ないし6のアルキニルオキシ、ヒドロキシメチル、ハロメチル、炭素数1ないし6のアルカノイルオキシ、炭素数3ないし8のアルケノイルオキシ、炭素数3ないし8のアルキノイルオキシ、炭素数2ないし7のアルカノイルオキシメチル、炭素数4ないし9のアルケノイルオキシメチル、炭素数4ないし9のアルキノイルオキシメチル、炭素数2ないし7のアルコキシメチル、炭素数1ないし6のアルコキシ、炭素数1ないし6のアルキルチオ、炭素数1ないし6のアルキルスルフィニル、炭素数1ないし6のアルキルスルホニル、炭素数1ないし6のアルキルスルホンアミド、炭素数2ないし6のアルケニルスルホンアミド、炭素数2ないし6のアルキニルスルホンアミド、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、炭素数2ないし7のカルボアルコキシ、炭素数2ないし7のカルボアルキル、フェノキシ、フェニル、チオフェノキシ、ベンジル、アミノ、ヒドロキシアミノ、炭素数1ないし4のアルコキシアミノ、炭素数1ないし6のアルキルアミノ、炭素数2ないし12のジアルキルアミノ、炭素数1ないし4のアミノアルキル、炭素数2ないし7のN−アルキルアミノアルキル、炭素数3ないし14のN,N−ジアルキルアミノアルキル、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、
R5は炭素数1ないし6のアルキル、一またはそれ以上のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル、フェニル、あるいは一またはそれ以上のハロゲン、炭素数1ないし6のアルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、ニトロ、シアノまたは炭素数1ないし6のアルキル基で置換されていてもよいフェニルであり;
R6は水素、炭素数1ないし6のアルキルまたは炭素数2ないし6のアルケニルであり;
R7はクロロまたはブロモであり;
R8は水素、炭素数1ないし6のアルキル、炭素数1ないし6のアミノアルキル、炭素数2ないし9のN−アルキルアミノアルキル、炭素数3ないし12のN,N−ジアルキルアミノアルキル、炭素数4ないし12のN−シクロアルキルアミノアルキル、炭素数5ないし18のN−シクロアルキル−N−アルキルアミノアルキル、炭素数7ないし18のN,N−ジシクロアルキルアミノアルキル、モルホリノ−N−アルキル(ここで、アルキル基は炭素数1ないし6である)、ピペリジノ−N−アルキル(ここで、アルキル基は炭素数1ないし6である)、N−アルキル−ピペリジノ−N−アルキル(ここで、アルキル基は炭素数1ないし6である)、炭素数3ないし11のアザシクロアルキル−N−アルキル、炭素数1ないし6のヒドロキシアルキル、炭素数2ないし8のアルコキシアルキル、カルボキシ、炭素数1ないし6のカルボアルコキシ、フェニル、炭素数2ないし7のカルボアルキル、クロロ、フルオロまたはブロモであり;
R6は水素、炭素数1ないし6のアルキルまたは炭素数2ないし6のアルケニルであり;
R7はクロロまたはブロモであり;
R8は水素、炭素数1ないし6のアルキル、炭素数1ないし6のアミノアルキル、炭素数2ないし9のN−アルキルアミノアルキル、炭素数3ないし12のN,N−ジアルキルアミノアルキル、炭素数4ないし12のN−シクロアルキルアミノアルキル、炭素数5ないし18のN−シクロアルキル−N−アルキルアミノアルキル、炭素数7ないし18のN,N−ジシクロアルキルアミノアルキル、モルホリノ−N−アルキル(ここで、アルキル基は炭素数1ないし6である)、ピペリジノ−N−アルキル(ここで、アルキル基は炭素数1ないし6である)、N−アルキル−ピペリジノ−N−アルキル(ここで、アルキル基は炭素数1ないし6である)、炭素数3ないし11のアザシクロアルキル−N−アルキル、炭素数1ないし6のヒドロキシアルキル、炭素数2ないし8のアルコキシアルキル、カルボキシ、炭素数1ないし6のカルボアルコキシ、フェニル、炭素数2ないし7のカルボアルキル、クロロ、フルオロまたはブロモであり;
Zはアミノ、ヒドロキシ、炭素数1ないし6のアルコキシ、アルキルアミノ(ここで、アルキル部分は炭素数1ないし6である)、ジアルキルアミノ(ここで、アルキル部分の各々は炭素数1ないし6である)、モルホリノ、ピペラジノ、N−アルキルピペラジノ(ここで、アルキル部分は炭素数1ないし6である)またはピロリジノであり;
mは1−4であり、qは1−3であり、およびpは0−3であり;
隣接する炭素原子上に位置する置換基R1、R2、R3またはR4はいずれも一緒になって二価の基:−O−C(R8)2−O−とすることができる]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩:ただし、Yが−NH−であり、R1、R2、R3およびR4が水素であり、nが0である場合、Xは2−メチルフェニル以外の基である。
mは1−4であり、qは1−3であり、およびpは0−3であり;
隣接する炭素原子上に位置する置換基R1、R2、R3またはR4はいずれも一緒になって二価の基:−O−C(R8)2−O−とすることができる]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩:ただし、Yが−NH−であり、R1、R2、R3およびR4が水素であり、nが0である場合、Xは2−メチルフェニル以外の基である。
式1のシアノキノリン(cyanoquiline)に関して、医薬上許容される塩は、酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸、マレイン酸、マロン酸、グルコン酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝酸、硫酸、メタンスルホン酸および同様に公知の許容される酸などの、かかる有機酸および無機酸から誘導されるものである。
アルキル、アルコキシ、アルカノイルオキシ、アルコキシメチル、アルカノイルオキシメチル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホンアミド、カルボアルコキシ、カルボアルキル、アルカノイルアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、N,N−ジシクロアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキルおよびアルコキシアルキル置換基のアルキル部分は直鎖ならびに分岐した炭素鎖の両方を包含する。N−シクロアルキル−N−アルキルアミノアルキルおよびN,N−ジシクロアルキルアミノアルキル置換基のシクロアルキル部分は単純な炭素環ならびにアルキル置換基を含有する炭素環の両方を包含する。アルケニル、アルケノイルオキシメチル、アルケニルオキシ、アルケニルスルホンアミド置換基のアルケニル部分は、直鎖ならびに分岐した炭素鎖の両方であって、1またはそれ以上の不飽和部位を含むものを包含する。アルキニル、アルキノイルオキシメチル、アルキニルスルホンアミド、アルキニルオキシ置換基のアルキニル部分は、直鎖ならびに分岐した炭素鎖の両方であって、1またはそれ以上の不飽和部位を含むものを包含する。カルボキシは−CO2H基と定義される。炭素数2ないし7のカルボアルコキシは−CO2R”基(ここで、R”炭素数1ないし6のアルキル基である)と定義される。カルボアルキルは−COR”基(ここで、R”は炭素数1ないし6のアルキル基である)と定義される。アルカノイルオキシは−OCOR”基(ここで、R”は炭素数1ないし6のアルキル基である)と定義される。アルカノイルオキシメチルはR”CO2CH2−基(ここで、R”は炭素数1ないし6のアルキルである)と定義される。アルコキシメチルはR”OCH2−基(ここで、R”は炭素数1ないし6のアルキル基である)として定義される。アルキルスルフィニルはR”SO−基(ここで、R”は炭素数1ないし6のアルキル基である)として定義される。アルキルスルホニルはR”SO2−基(ここで、R”は炭素数1ないし6のアルキル基である)として定義される。アルキルスルホンアミド、アルケニルスルホンアミド、アルキニルスルホンアミドはR”SO2NH−基(ここで、R”は、各々、炭素数2ないし6のアルキル基、炭素数2ないし6のアルケニル基、または炭素数2ないし6のアルキニル基である)として定義される。Xが置換されている場合、それはモノ−、ジ−またはトリ−置換されていることが好ましい。モノ置換が最も好ましい。置換基R1、R2、R3およびR4のうち、少なくとも一つは水素であることが好ましく、二個または三個が水素であることが最も好ましい。アザシクロアルキル−N−アルキル置換基は、直鎖または分岐鎖のアルキル基で置換された一の窒素原子を含有する、単環式複素環をいう。モルホリノ−N−アルキル置換基は、窒素原子が直鎖または分岐鎖のアルキル基で置換された、モルホリン環である。ピペリジノ−N−アルキル置換基は、窒素原子のうちの一つが直鎖または分岐鎖のアルキル基で置換されたピペリジン環である。N−アルキル−ピペリジノ−N−アルキル置換基は、窒素原子の一つが直鎖または分岐鎖のアルキル基で置換され、他の窒素原子が直鎖または分岐鎖のアルキル基で置換されているピペリジン環である。
アルキルなる語は、直鎖または分岐鎖の両方のアルキル部分、好ましくは炭素数1ないし6のアルキル部分を包含する。アルケニルなる語は、少なくとも一つの二重結合を含有する炭素数2ないし6の直鎖または分岐鎖の両方のアルケニル部分を包含する。かかるアルケニル部分はEまたはZの立体構造で存在してもよく;本発明の化合物は両方の立体構造を包含する。アルキニルなる語は少なくとも一つの三重結合を含有する炭素数2ないし6の直鎖または分岐鎖の両方のアルキニル部分を包含する。シクロアルキルなる語は炭素数3ないし7の脂肪族炭化水素基をいう。
ハロゲンなる語はCl、Br、FおよびIとして定義される。
アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルコキシアルキルオキシおよびアルキルチオアルキルオキシは、アルキル鎖の(直鎖または分岐鎖の)炭素数が1ないし6である基である。
アルキルアミノなる語は、アルキル鎖の炭素数が1ないし6である、一または二個のアルキル基を有し、該基が同一または異なっていてもよい、基をいう。窒素原子と結合したアルキル基(同一または異なる)は、炭素数1ないし3のアルキル基に結合される。
アルコキシ、アルキルチオ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルコキシアルキルオキシおよびアルキルチオアルキルオキシは、アルキル鎖の(直鎖または分岐鎖の)炭素数が1ないし6である基である。
アルキルアミノなる語は、アルキル鎖の炭素数が1ないし6である、一または二個のアルキル基を有し、該基が同一または異なっていてもよい、基をいう。窒素原子と結合したアルキル基(同一または異なる)は、炭素数1ないし3のアルキル基に結合される。
式1の化合物は不斉炭素を含有してもよく、そのような場合において、式1の化合物はラセミ体および個々のRおよびSエナンチオマーに及ぶものであり、1個以上の不斉炭素が含有する場合には、個々のジアステレオマー、そのラセミ体および個々のエナンチオマーにまで及ぶ。
特に好ましいEGFRキナーゼ阻害剤は4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミド)(「EKB−569」)である。
特に好ましいEGFRキナーゼ阻害剤は4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミド)(「EKB−569」)である。
細胞障害性物質の化学構造は変化する。好ましい細胞障害性物質は;カペシタビン(capecitabine)、パクリタキセル(paclitaxel)、5−フルオロウラシル(5−FU)、FOLFIRI、FOLFOX4(フルオロウラシル/ロイコボリン/オキサリプラチン)およびシスプラチンである。本発明の細胞障害性物質は商業上入手可能であるか、文献記載の標準的な操作により製造することができる。
本発明のためには、癌しては結腸直腸癌および膵臓癌が挙げられる。
本発明のためには、癌しては結腸直腸癌および膵臓癌が挙げられる。
以下の実施例を用いて本発明を説明する。すべての実験において、無胸腺のnu/nuの雌のマウス(チャールズ・リバー・ラボラトリー)に、7x106または1x107個のLoVo結腸癌腫細胞または5x106個のGEO結腸癌腫細胞をSC(皮下)注射した。腫瘍の重量が80と120mgの間に達した時に(0日目)、動物を(実験に応じて)無作為に各々が5ないし20匹の動物を含有する群に分けた。マウスをEKB−569またはビヒクル対照で実験に応じて15ないし20日間経口処理(PO)した。EKB−569を0.5%メトセル、0.4%ツィーン80に処方した。細胞障害性物質(パクリタキセル、5−FUおよびシスプラチン)を非経口(IP)または静脈内(IV)投与のいずれかで実験に応じて1、5および9日目、あるいは1、5、9および13日目に与えた。腫瘍の重量([長さx幅2]/2)を病期分類(staging)後35日までの間7日毎に測定した。ついで、腫瘍の相対的増殖(測定した日の腫瘍の平均重量を0日目の腫瘍の平均重量で割る)および腫瘍/対照のパーセント(%T/C)を、対照群が残存している限り、処理群の各々について算定した。%T/Cは、処理群の相対的平均腫瘍増殖をビヒクル対照群の相対的平均腫瘍増殖で割り、100倍したものとして定義される。データをスチューデント片側t−検定を介して解析した。p−値が<0.05であることは、ビヒクル対照群または薬物処理群との比較において、処理群の相対的腫瘍増殖が統計学的に有意に減少したことを示す。
パクリタキセルと組み合わせたEKB−569の活性がヒト結腸癌腫系統LoVoおよびGEOを用いて評価された。LoVo実験において、20mg/kgのEKB−569を20日間連続してPO投与した。2%クレモホールELおよび2%エタノール中に調製した20mg/kgのパクリタキセルを1、5、9および13日目にIV投与した。この実験において、単独で投与されたEKB−569は25%と59%の間の腫瘍増殖阻害をもたらした。パクリタキセル単独での処理は41ないし74%増殖阻害をもたらした;投与後に減退したパクリタキセルの効果は終了した(図1)。2種の薬物を組み合わせて投与して、14日目から35日目の実験の終わりまで、約80%の腫瘍増殖阻害が得られた。スチューデントt−検定による統計的解析は、5つのうち3つの時点でパクリタキセル処理と比較して併用療法が統計学的に優れていることを示した(p<0.05)。
表1の実験(GEO)にて、80mg/kgのEKB−569を15日間連続してPO投与し、その一方で25mg/kgのパクリタキセルを1、5、9および13日目にIV投与した(表1)。この実験にて得られた結果は、併用療法を受けている群では85%までの腫瘍増殖阻害が見られたことを除き、LoVo実験の結果と同じであった。この阻害は実際にすべての時点で単独で投与されたいずれの化合物とも有意に異なっていた。
5−FUと組み合わせたEKB−569の活性をLoVoおよびGEOの異種移植片にて評価した。LoVo実験においては、20mg/kgのEKB−569を20日間連続して投与し、その一方で40mg/kgの5−FUを1、5、9および13日目にIP投与した。GEO実験においては、80mg/kgのEKB−569を15日間連続してPO投与し、その一方で40mg/kgの5−FUを1、5、9および13日目にIP投与した。LoVo(表2)およびGEO実験(表3)の両方において、EKB−569および5−FUを組み合わせることで、一またはそれ以上の試験した時点で、5−FUまたはEKB−569のいずれかを単独で受けた群における阻害よりも有意に腫瘍増殖を阻害することができた(p<0.05)。あらゆる時点で、これらの実験における単独薬物処理群と比較して、併用群における腫瘍の大きさは小さかった。
シスプラチンと組み合わせたEKB−569の活性をLoVoおよびGEOの異種移植片にて評価した。LoVo実験においては、20mg/kgのEKB−569を20日間連続してPO投与し、その一方で3mg/kgのシスプラチンを1、5および9日目にIP投与した。GEO実験においては、80mg/kgのEKB−569を15日間連続してPO投与し、その一方で3mg/kgのシスプラチンを1、5、9および13日目にIP投与した。これら両方の実験において、併用療法は、試験した4つのうち3つの時点でいずれかの薬物単独での場合よりも統計学的に有意な(p<0.05)腫瘍増殖を示した。EKB−569またはシスプラチンのいずれかの実験ではわずか50%の阻害しか得られない場合でも、併用した群では両方の実験にて70%より大きな阻害が見られた。
各実験において、併用療法を受ける群はすべて、各々単独で薬物を受ける場合と比較して腫瘍増殖阻害の%は増加を示した。5−FU実験においては、併用されている群はEKB−569を単独で受けている動物と比較して増殖阻害が12ないし42%増加し、5−FUを受けている動物と比較して11ないし37%増加した。パクリタキセル実験にて、EKB−569を単独で受けている動物と比較して、併用している群では20ないし56%増の増殖阻害が、パクリタキセルを受けている動物と比較して11ないし40%増の増殖阻害があるとする、さらに有意な阻害が見られた。シスプラチンは、EKB−569単独の場合と比較して18−53%、シスプラチン単独の場合と比較して16−79%という、腫瘍増殖阻害にて最も大きな違いを示した。統計学的に、シスプラチン/EKB−569またはパクリタキセル/EKB−569の併用している群を各薬物単独の場合と比較すると、試験時点の大部分で阻害効果は個々の単独での薬物の効果よりも統計学的に優れていた(p<0.05)。
進行性結腸直腸癌を患っている患者をEKB−569とカペシタビンの組み合わせで処理した場合に:
MTDは、75mgのEKB−569、1000mg/m2のカペシタビンでの、等級3の下痢(1患者)および等級2の下痢と等級2の発疹(1患者)のDLTに基づいて、50mgのEKB−569、1000mg/m2のカペシタビンであった;
最も頻繁に生じる、あらゆる等級の、EKB−569関連の治療突発性副事象は、下痢(75%)、吐き気(56%)、無気力(53%)、発疹(45%)および拒食症(36%)であった;
等級4のEKB−569−関連の治療突発性副事象は生じなかった;
患者の一人が3%の客観的な腫瘍反応割合に対して部分的な応答を示した。臨床的有用割合(CR+PR+SD)は45%であった;および
カペシタビンと組み合わせたEKB−569は一般に良好な耐用性を示し、抗腫瘍活性を有した。
MTDは、75mgのEKB−569、1000mg/m2のカペシタビンでの、等級3の下痢(1患者)および等級2の下痢と等級2の発疹(1患者)のDLTに基づいて、50mgのEKB−569、1000mg/m2のカペシタビンであった;
最も頻繁に生じる、あらゆる等級の、EKB−569関連の治療突発性副事象は、下痢(75%)、吐き気(56%)、無気力(53%)、発疹(45%)および拒食症(36%)であった;
等級4のEKB−569−関連の治療突発性副事象は生じなかった;
患者の一人が3%の客観的な腫瘍反応割合に対して部分的な応答を示した。臨床的有用割合(CR+PR+SD)は45%であった;および
カペシタビンと組み合わせたEKB−569は一般に良好な耐用性を示し、抗腫瘍活性を有した。
進行性結腸直腸癌を患っている患者をEKB−569とFOLFIRIの組み合わせで処理した場合に:
MTDは、等級3の無気力(1患者、50mgのEKB−569、FOLFIRI)および等級3の下痢(2患者、75mgのEKB−569、FOLFIRI)のDLTに基づいて、25mgのEKB−569、FOLFIRIであった;50mgのEKB−569、FOLFIRIおよび75mgのEKB−569、FOLFIRIを受けた患者はすべて下痢を発症した;
最も頻繁に生じる、あらゆる等級の、EKB−569関連の治療突発性副事象は、下痢(75%)、無気力(51%)、吐き気(42%)および発疹(33%)であった;
等級4のEKB−569−関連の治療突発性副事象は生じなかった;
3人の患者が38%の客観的な反応割合に対して部分的な応答を示した。臨床的有用割合(CR+PR+SD)は85%であった;および
FOLFIRIと組み合わせたEKB−569は一般に良好な耐性を示し、その組み合わせは抗腫瘍活性の明瞭な証拠を示した。
MTDは、等級3の無気力(1患者、50mgのEKB−569、FOLFIRI)および等級3の下痢(2患者、75mgのEKB−569、FOLFIRI)のDLTに基づいて、25mgのEKB−569、FOLFIRIであった;50mgのEKB−569、FOLFIRIおよび75mgのEKB−569、FOLFIRIを受けた患者はすべて下痢を発症した;
最も頻繁に生じる、あらゆる等級の、EKB−569関連の治療突発性副事象は、下痢(75%)、無気力(51%)、吐き気(42%)および発疹(33%)であった;
等級4のEKB−569−関連の治療突発性副事象は生じなかった;
3人の患者が38%の客観的な反応割合に対して部分的な応答を示した。臨床的有用割合(CR+PR+SD)は85%であった;および
FOLFIRIと組み合わせたEKB−569は一般に良好な耐性を示し、その組み合わせは抗腫瘍活性の明瞭な証拠を示した。
EKB−569+FOLFIRI/FOLFOX4は一般に良好な耐性を示し、進行性結腸直腸癌の患者にて抗腫瘍活性を示した。
上皮増殖因子受容体を過剰発現することが知られている型の腫瘍を有する患者にてEKB−569の安全性、耐性および薬物動態の漸増容量試験を行った。次の細胞障害性物質を結腸直腸癌または膵臓癌についてEKB−569と組み合わせて試験した:ゲムシタビン(膵臓);5−FU/イリノテカン(結腸直腸);カペシタビン(結腸直腸);および5−FU/LV/オキサリプラチン(結腸直腸)。EKB−569とゲムシタビンの組み合わせで処理した5人の患者のうち、2人は10ヶ月以上も疾患が安定していた。
一の態様において、本発明は、式1の化合物を、細胞障害性物質と共に、医薬上許容される担体と組み合わせてあるいは一緒に含んでなる医薬組成物を哺乳動物に提供する。好ましい実施形態において、式1の化合物はEKB−569である。
医薬組成物の哺乳動物への投与は、錠剤またはカプセルなどの形態での哺乳動物へのデリバリーを必要とする。デリバリーは時間単位で、日単位で、週単位で、または月単位で生じてもよい。哺乳動物に供給される医薬組成物の有効量は当業者であれば決定することができ、大きさおよび年齢などの変数に依存する。当業者は経験的な活性試験を慣用的に行い、その有効量を決定することができる。
上皮増殖因子受容体を過剰発現することが知られている型の腫瘍を有する患者にてEKB−569の安全性、耐性および薬物動態の漸増容量試験を行った。次の細胞障害性物質を結腸直腸癌または膵臓癌についてEKB−569と組み合わせて試験した:ゲムシタビン(膵臓);5−FU/イリノテカン(結腸直腸);カペシタビン(結腸直腸);および5−FU/LV/オキサリプラチン(結腸直腸)。EKB−569とゲムシタビンの組み合わせで処理した5人の患者のうち、2人は10ヶ月以上も疾患が安定していた。
一の態様において、本発明は、式1の化合物を、細胞障害性物質と共に、医薬上許容される担体と組み合わせてあるいは一緒に含んでなる医薬組成物を哺乳動物に提供する。好ましい実施形態において、式1の化合物はEKB−569である。
医薬組成物の哺乳動物への投与は、錠剤またはカプセルなどの形態での哺乳動物へのデリバリーを必要とする。デリバリーは時間単位で、日単位で、週単位で、または月単位で生じてもよい。哺乳動物に供給される医薬組成物の有効量は当業者であれば決定することができ、大きさおよび年齢などの変数に依存する。当業者は経験的な活性試験を慣用的に行い、その有効量を決定することができる。
Claims (13)
- 細胞障害性物質とEGFRキナーゼ阻害剤の組み合わせ。
- 細胞障害性物質がカペシタビン、パクリタキセル、5−FU、FOLFIRI、FOLFOX4およびシスプラチンからなる群より選択されるところの、請求項1記載の組み合わせ。
- EGFRキナーゼ阻害剤が不可逆的にEGFRキナーゼを阻害するところの、請求項1または請求項2記載の組み合わせ。
- EGFRキナーゼ阻害剤が、構造式:
Xは炭素数3ないし7のシクロアルキル(1個またはそれ以上の炭素数1ないし6のアルキル基で置換されていてもよい)であるか;またはピリジニル、ピリミジニルまたはフェニル環(ここで、ピリジニル、ピリミジニルまたはフェニル環は、ハロゲン、炭素数1ないし6のアルキル、炭素数2ないし6のアルケニル、炭素数2ないし6のアルキニル、アジド、炭素数1ないし6のヒドロキシアルキル、ハロメチル、炭素数2ないし7のアルコキシメチル、炭素数2ないし7のアルカノイルオキシメチル、炭素数1ないし6のアルコキシ、炭素数1ないし6のアルキルチオ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、炭素数2ないし7のカルボアルコキシ、炭素数2ないし7のカルボアルキル、フェノキシ、フェニル、チオフェノキシ、ベンゾイル、ベンジル、アミノ、炭素数1ないし6のアルキルアミノ、炭素数2ないし12のジアルキルアミノ、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、炭素数1ないし6のアルカノイルアミノ、炭素数3ないし8のアルケノイルアミノ、炭素数3ないし8のアルキノイルアミノおよびベンゾイルアミノからなる群より選択される置換基でモノ−、ジ−またはトリ−置換されていてもよい)であり;
nは0ないし1であり;
Yは−NH−、−O−、−S−または−NR−であり;
Rは炭素数1ないし6のアルキルであり;
R1、R2、R3およびR4は、各々、独立して、水素、ハロゲン、炭素数1ないし6のアルキル、炭素数2ないし6のアルケニル、炭素数2ないし6のアルキニル、炭素数2ないし6のアルケニルオキシ、炭素数2ないし6のアルキニルオキシ、ヒドロキシメチル、ハロメチル、炭素数1ないし6のアルカノイルオキシ、炭素数3ないし8のアルケノイルオキシ、炭素数3ないし8のアルキノイルオキシ、炭素数2ないし7のアルカノイルオキシメチル、炭素数4ないし9のアルケノイルオキシメチル、炭素数4ないし9のアルキノイルオキシメチル、炭素数2ないし7のアルコキシメチル、炭素数1ないし6のアルコキシ、炭素数1ないし6のアルキルチオ、炭素数1ないし6のアルキルスルフィニル、炭素数1ないし6のアルキルスルホニル、炭素数1ないし6のアルキルスルホンアミド、炭素数2ないし6のアルケニルスルホンアミド、炭素数2ないし6のアルキニルスルホンアミド、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、炭素数2ないし7のカルボアルコキシ、炭素数2ないし7のカルボアルキル、フェノキシ、フェニル、チオフェノキシ、ベンジル、アミノ、ヒドロキシアミノ、炭素数1ないし4のアルコキシアミノ、炭素数1ないし6のアルキルアミノ、炭素数2ないし12のジアルキルアミノ、炭素数1ないし4のアミノアルキル、炭素数2ないし7のN−アルキルアミノアルキル、炭素数3ないし14のN,N−ジアルキルアミノアルキル、フェニルアミノ、ベンジルアミノ、
R6は水素、炭素数1ないし6のアルキルまたは炭素数2ないし6のアルケニルであり;
R7はクロロまたはブロモであり;
R8は水素、炭素数1ないし6のアルキル、炭素数1ないし6のアミノアルキル、炭素数2ないし9のN−アルキルアミノアルキル、炭素数3ないし12のN,N−ジアルキルアミノアルキル、炭素数4ないし12のN−シクロアルキルアミノアルキル、炭素数5ないし18のN−シクロアルキル−N−アルキルアミノアルキル、炭素数7ないし18のN,N−ジシクロアルキルアミノアルキル、モルホリノ−N−アルキル(ここで、アルキル基は炭素数1ないし6である)、ピペリジノ−N−アルキル(ここで、アルキル基は炭素数1ないし6である)、N−アルキル−ピペリジノ−N−アルキル(ここで、アルキル基は炭素数1ないし6である)、炭素数3ないし11のアザシクロアルキル−N−アルキル、炭素数1ないし6のヒドロキシアルキル、炭素数2ないし8のアルコキシアルキル、カルボキシ、炭素数1ないし6のカルボアルコキシ、フェニル、炭素数2ないし7のカルボアルキル、クロロ、フルオロまたはブロモであり;
Zはアミノ、ヒドロキシ、炭素数1ないし6のアルコキシ、アルキルアミノ(ここで、アルキル部分は炭素数1ないし6である)、ジアルキルアミノ(ここで、アルキル部分の各々は炭素数1ないし6である)、モルホリノ、ピペラジノ、N−アルキルピペラジノ(ここで、アルキル部分は炭素数1ないし6である)またはピロリジノであり;
mは1−4であり、qは1−3であり、およびpは0−3であり;
隣接する炭素原子上に位置する置換基R1、R2、R3またはR4はいずれも一緒になって二価の基:−O−C(R8)2−O−とすることができる]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩:ただし、Yが−NH−であり、R1、R2、R3およびR4が水素であり、nが0である場合、Xは2−メチルフェニル以外の基である。 - EGFRキナーゼ阻害剤が4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミドまたはその医薬上許容される塩であるところの、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の組み合わせ。
- カペシタビンまたはその医薬上許容される塩と、4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミドまたはその医薬上許容される塩との組み合わせ。
- パクリタキセルまたはその医薬上許容される塩と、4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミドまたはその医薬上許容される塩との組み合わせ。
- 5−FUまたはその医薬上許容される塩と、4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミドまたはその医薬上許容される塩との組み合わせ。
- シスプラチンまたはその医薬上許容される塩と、4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミドまたはその医薬上許容される塩との組み合わせ。
- その必要とする哺乳動物における癌の治療または阻害方法であって、有効量の細胞障害性物質およびEGFRキナーゼ阻害剤を該哺乳動物に投与することを含む、方法。
- 癌が結腸直腸癌または膵臓癌であるところの、請求項10記載の方法。
- FOLFIRIまたはその医薬上許容される塩と、4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミドまたはその医薬上許容される塩との組み合わせ。
- FOLFOX4またはその医薬上許容される塩と、4−ジメチルアミノ−ブタ−2−エン酸[4−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニルアミノ)−3−シアノ−7−エトキシ−キノリン−6−イル]−アミドまたはその医薬上許容される塩との組み合わせ。
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