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JP2007500430A - イオン注入装置およびシステム - Google Patents

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JP2007500430A JP2006533304A JP2006533304A JP2007500430A JP 2007500430 A JP2007500430 A JP 2007500430A JP 2006533304 A JP2006533304 A JP 2006533304A JP 2006533304 A JP2006533304 A JP 2006533304A JP 2007500430 A JP2007500430 A JP 2007500430A
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Abstract

【解決手段】イオン注入システムとそのビームラインアセンブリを備えており、マルチカスプ磁界がビームガイドに供給され、このビームガイドは進行波にマイクロ波電界をビームガイド通路に沿って供給している。磁界と電界は相互作用して、ビームガイド通路へのビーム封じ込めのために電子サイクロトロン共鳴状態を供給する。
【選択図】図1A

Description

本発明は、一般にイオン注入装置に関し、特に、イオン注入システムにおいてイオンビームを封じ込めるための装置およびシステムの改良に関する。
半導体装置の製造において、イオン注入は、半導体に不純物を添加するのに使用される。イオンビーム注入機やイオン注入システムは、不純物を添加してn型又はp型の半導体材料を製造したり、集積回路の製造過程で不活性層を形成するために、イオンビームでシリコンウエハを処理するのに使用される。半導体に不純物を添加するのに使用する場合、イオン注入システムは、選択されたイオンの核種を注入して、所望の付帯的な材料を製造する。アンチモンや砒素や燐等のイオン源材料から発生される注入イオンが、「n型」の付帯的な材料のウエハを生むことになるが、それに対して、もし「p型」の半導体材料のウエハが必要であるならば、ボロンやガリウムやインジウム等のイオン源材料で発生されたイオンが注入される。一般的なイオン注入システムは、イオン化可能材料から正電荷イオンを発生させるためのイオン源を有している。発生されたイオンは、イオン源から抽出されビームに形成され、ビームラインアセンブリの所定のビーム径路に沿ってエンドステーションすなわち注入ステーションに導かれる。イオンビーム注入システムは、イオン源とエンドステーションとの間に延びるビーム形成/整形構造体を含んでいる。この構造体は、イオンビームを維持し、イオンビームがエンドステーションで支持された一つまたはそれ以上のウエハまたはワークピースに送られる細長い内部キャビティまたは通路を形成する。一般に、イオンが所定のビーム通路から偏向されて空気分子と衝突する確率を低減するために、イオンビームを送る通路は排気される。
イオンの質量に対する電荷の比は、静電界や磁界によって軸方向と横断方向の両方にイオンが加速される度合に影響する。イオン注入システムは一般に質量分析器をイオン源の下流側のビームアセンブリに備えており、この質量分析器は、通路のビーム径路を横切る双極磁場を作り出す分析磁石を有している。双極磁場は、通路のアーチ状断面の磁界偏向によってイオンビーム内の個々のイオンを偏向するよう作用して、質量に対する電荷の異なる比のイオンを効果的に分離する。質量に対する電荷の所望の比と望ましくない比とのイオンを選択して分離するプロセスは、質量分析として知られている。このようにして、望ましくない分子量のイオンがビーム径路から離れた位置に偏向されて、所望の物質以外の注入が避けられるので、ウエハに付与されるビームの純度を非常に高くすることができる。
高エネルギイオン注入は、通常、半導体ウエハにより深く注入するために採用される。反対に、高電流で低エネルギのイオンビームは、一般に薄くイオン注入するために採用される。イオンが低エネルギの場合には、通常、イオンビームの収束を維持するのが困難となる。特に、高電流・低エネルギのイオンビームは一般に、同じ電荷を帯びた高い濃度の(正)イオンを有しており、このイオンは、相互反発しビームブロウアップとして知られる空間電荷効果により発散する傾向にある。(高電流の)ビーム中の高濃度のイオンは相互反発の力を誇張するが、イオンが低速度で(低エネルギで)伝播するために、相互に反発する力に高エネルギの場合よりも長く晒されるので、ビームブロウアップは、特に高電流・低エネルギの場合で面倒となる。空間電荷中和は、中和粒子として知られている正と負の荷電粒子からなるビームプラズマを備えおよび/または創成することにより、イオン注入機における空間電荷効果を低減させるための技術で、ビームが占める空間内での正と負の荷電粒子の電荷密度をほぼ等しくする。例えば、正の荷電イオンビームが残留背景ガス原子と相互に影響すると、ビームプラズマが創り出され、これによってビームを移送するときに荷電粒子が電離衝突するのを通じてイオン電子対が産出される。その結果、イオンビームは、ビーム通路の残留バックグラウンドガスと相互作用して部分的に中和される。
高エネルギでイオン注入する場合、一般に、ビームが残留またはバックグラウンドガスと相互作用することによる副産物である弱いプラズマを通って、イオンビームが伝播する。このプラズマは、通路内のビーム径路に沿って負の荷電電子を備えることによりイオンビームによって空間電荷を中和する傾向にあり、これによって、ビームが分散するかブロウアップすることなく横断電界を大きく削除する。しかしながら、低イオンビームエネルギでは、バックグラウンドガスと電離衝突する確率は、非常に低い。また、質量分析器の双極磁場においては、磁力線方向に沿った拡散が制限されないにも関わらず、磁力線を横断するプラズマ拡散は大きく低減する。その結果として、導入されたプラズマは通路の側壁に沿った双極磁場の磁力線に素早く反れるので、質量分析器における低ビーム封じ込めを改良するために付加プラズマを導入することは大きな無駄である。さらに、低エネルギ注入システムは一般に、電子がビームラインアセンブリの側壁に沿って消失して、空間電荷の中和に有効な電子が大量に減少する。イオン注入システムおよび装置には、電子の消失を低減して空間電荷の中和とビームブロウアップの防止または減少を高める必要がある。
本発明は、ビームガイドにマルチカスプ磁界を備え、ビームガイドの通路に沿って進行波にマイクロ波電界を供給するためにビームガイドが励磁されている、イオン注入システムとビームアセンブリに向けられたものである。磁界と電界は、相互作用して電子サイクロトロン共鳴(ECR)状態となりビームガイド通路にビームを封じ込める。
本発明は、円形もしくは細長い輪郭(例えば、ペンシルビームおよび/またはリボンビーム)、他の形状のビームを有する低エネルギあるいは超低エネルギのイオンビームなど、如何なるエネルギやフォームファクタのイオンビームの移送と結合に使用することができる。
本発明は、ビームが残留もしくはバックグラウンドガスと相互作用することによりビームプラズマを創り出し、イオン化によって電荷が作り出される定常状態のつりあいに達してイオン注入機のビームガイドで荷電交換が消失するなど、プラズマを通るイオンビームの伝播に真価が認められる。残留プラズマの密度は、イオン化するイオンの衝突の確率による電荷形成と、残留する空間電荷の反発および運動エネルギの結果としての電子脱出によるビーム容積からの損失と、のバランスから生じる。外部で発生されたプラズマの導入またはビームプラズマの強化を通じたプラズマの強化が欠如すると、非常に低いイオンビームエネルギでバックグラウンドガスとのイオン化衝突の確率が相対的に低くなる。このようにして発生された電子は、大きな電位でビームに十分に閉じ込められ、ビームの周りを旋回して通過し、クーロン衝突によって互いが相互作用し、その結果、電子エネルギ分布が熱化する。これらの分布状態にある電子は、分子などのイオン化の確率を有する残留ガス分子のイオン化電位よりも、大きなエネルギを有している。イオン化の確率は、電子エネルギの減少と同様に減少する。
低エネルギビームプラズマにおいては、イオン化の多数は閉じ込められた電子によって創り出される。これらの電子はそのエネルギをビームの電位が異なる中心からエッジへと誘導して、ビームのブロウアップとなるパラメータが同じとなる。このようにして、低エネルギのイオンビームの移送は、外部で発生されたプラズマやビームプラズマの強化の欠如が困難となる。質量分析は本質的に磁界に影響を与えるので、外部で発生されたプラズマは、質量分析器のビームガイドのアーチ状の長さに沿って素早く十分に拡散することができず、その代わりに、磁力線の方向に沿って素早く拡散する。本発明はさらに、マイクロ波振動数での電界によってイオンビーム空間に発生させることもできる付加プラズマにも真価が認められる。この場合にあっては、ECR状態をもたらす大きさで固有の磁界が与えられると、マイクロ波エネルギは、プラズマ電子に効果的に移行される。
本発明では、イオン注入システムおよびビームアセンブリが、相互作用によりビームガイドに沿ってプラズマを強化してビームを封じ込める、磁界とマイクロ波電界とをビームガイドの通路に沿って全体的または部分的に備えている。図に示すとともにここで記述している実施の形態では、マイクロ波電界とマルチカスプ磁界は、ビーム移送中の状態でビームのブロウアップを防止するか抑制する目的で、プラズマを強化するために電子サイクロトロン共鳴状態を少なくとも通路の少なくとも一部に沿って備えている。磁気装置と電源は勿論のこと、ビーム径路に沿ってイオンビームを移送するための通路を形成する少なくとも一つの壁を有するビームガイドからなるビームラインアセンブリを備えている。
磁気装置は、ビームガイドの通路にマルチカスプ磁界を発生させるもので、通路の少なくとも一部分に沿って複数の磁石を取り付けられたものとすることができ、以下に記述するとともに図示した一実施の形態では、一つまたはそれ以上のビームガイドの壁の外側表面に沿って複数の磁石が取り付けられている。
電源はビームガイドに結合されてビームガイドの通路にマイクロ波電界を供給し、ビームガイドはマイクロ波電界を支持する導波管として機能する。ビームガイドは径路に沿ってビームガイドの通路を形成する頂部と底部と側部の壁により構成することができ、ビームガイドはそのビームガイドに沿って伝播する進行波を支持する。図示した実施の形態では、供給ポートがビームガイドの壁の一つに沿って配置されるとともに、マイクロ波カプラが供給ポートに接続されて、マイクロ波出力を電源からビームガイドに連結して、ビームガイドに沿った進行波として単一マイクロ波モードまたは多重マイクロ波モードを励起する。ビームガイドはまた、イオンビーム通路を通る径路に沿った一つまたはそれ以上の開口を入射壁に設けることもできる。入射壁は単一または多重のマイクロ波モードをカットオフするよう機能して、ビームガイドに沿って出口端部に向かう方向に伝播する反射波を創り出す。供給ポートは入射壁から所定距離を離して配置し、反射波と供給ポートからの入射波とを同調して、進行波をビームガイドの出口端部に向かう方向へビームガイドに沿って伝播させることもできる。
本発明の他の見地では、イオン源からエンドステーションへの長手方向径路に沿ってイオンビームを供給し、イオン源とエンドステーションとの間のビームガイドの通路にマルチカスプ磁界を供給し、ビームガイドに沿って進行波を供給して、進行波のマイクロ波電界とマルチカスプ磁界とが協働してビームガイドの通路の少なくとも一部分に沿ってイオンビームを封じ込める、イオンビームを封じ込める方法を包含している。進行波は、単一マイクロ波モードまたは多重マイクロ波モードを励起するビームガイドにマイクロ波出力を供給することにより創り出して、進行波をビームガイドに沿ってエンドステーションに向かう方向へ伝播させることもできる。
以下の記述と添付図面は、本発明の実施の形態の詳細を明らかにする。これらは、本発明が主に採用することができる様々なやり方を僅かではあるが示したものである。
本発明の他の目的、効果、および新規な特徴は、図面と結合して考えれば、以下の本発明の詳細な説明から明かとなるであろう。
ここで、要素中を参照するために参照番号を使用した図面を参照しながら本発明を説明する。本発明は、マルチカスプ磁界を使用してビームプラズマを強化することにより外部で発生されたプラズマの導入や、イオンビームが移送されるビームガイドの通路に電子サイクロトロン共鳴(ECR)の範囲またはゾーンを創り出すための高周波電界を必要とすることなく、低圧で作動する低エネルギで高電流の注入機など、イオン注入システムにビームを封じ込めるためのものである。
図と以下の対応する記述においては、本発明の様々な実施の形態を示すために、低エネルギ注入システムとビームラインアセンブリの例が提示されている。しかしながら、本発明は、ここで図に示され記述された事項から離れた実施に採用する場合にも有効である。例えば、イオン源とエンドステーションまたはエンドステーションから上流の分解ハウジングとの間に位置するビームガイドのビームアセンブリの全長に沿って配置されるビーム封じ込め装置の関連で、様々な実施の形態が以下に記述され図示されている。本発明の他の実施の形態は、添付した特許請求の範囲の趣旨のなかで可能であり、例えば、一つまたはそれ以上の磁気装置およびビームガイドを励磁する部分が、イオン源とエンドステーションとの間の如何なる場所に位置してもよい。さらに、本発明の様々な実施の形態では、直線加速器を含むなど、高エネルギ注入機と関連して実施することもできる。さらには、バッチタイプのエンドステーションに関連して示したが、本発明は、単一のウエハに注入する逐次エンドステーションに限定されることなく、他のタイプのエンドステーションに替えて実施することもできる。
最初に、図1Aを参照すると、ターミナル12と、ビームラインアセンブリ14とエンドステーション16とを有する単純化された低エネルギイオン注入システム10が、本発明と関連して概略で示されている。ターミナル12は、高電圧電源22によって電力供給されるイオン源20を有している。イオン源20は、ビームラインアセンブリ14に向けられるイオンビーム24(図1Aに破線で示されている)を発生する。イオンビーム24は、ビームラインアセンブリ14内で、質量分析器26によって調整される。双極磁界が質量分析器26内に確立される。質量分析器26は、エンドステーション16でウエハ30に拡散開口37を通って適切な質量に対する電荷の比のイオンだけが稼動する。エンドステーション16は、単一のウエハワークピース30を支持する逐次エンドステーションや、並行注入を行うための複数のウエハ30を支持するバッチエンドステーションなど、エンドステーション16でターゲットウエハ30に向けられるイオンビーム24を調整するものであれば、如何なるタイプのエンドステーションでもよい。
本発明では、システム10はまた、複数の永久磁石70と、励磁可能な電導性ビームガイド72と、ビームラインアセンブリ14と関連する高周波電源74とからなるイオンビームの閉じこめ装置により構成されている。電源74は、ビームガイドの側壁に配置された供給ポート76を介して、ビームガイド72と接続されており、複数の磁石70によって創り出される磁界と、電源74によって発生されるとともにビームガイド72によって支持された高周波電界とが協働して、イオンビームの空間電荷の中和を促進し、システム10を通って移行する間にイオンビーム24がブロウアップする可能性が低減する。ビームガイド72は、イオン源20と質量分析器26を通ったエンドステーション16との間のイオンビームの通路となっている。
図示した実施の形態では、複数の永久磁石70はビームガイド72によって形成される通路の範囲に沿って配置されているが、異なる実施の形態では磁界をその一部分だけに沿って設けることもできる。さらに、例示したビームラインアセンブリ14と以下に説明し図示した他の実施の形態とでは、ビームガイドの上方および下方の壁(すなわち頂部と底部)の外側表面に沿って磁石70が取り付けられている。しかしながら、他の実施の形態では、例えば、磁気装置70を、ビームガイド72の一つまたはそれ以上の側壁に沿って配置することができ、また、これに替えるかまたは組み合わせてビームガイドの壁によって形成される通路の内側に取り付けることもできるなど、本発明は、ビームの通路もしくはその部分にマルチカスプ磁界を提供するのに適した如何なる磁気装置も企図している。
以下に記述する実施の形態では、磁石の使用によるマルチカスプ磁界とビームガイド72および電源74の使用による高周波電界とを発生させることによって、ビームをイオンビームの径路に沿って封じ込め、ビームラインアセンブリ14がビームガイド72にECRプラズマを供給する。特に一つの例では、電源74は2.45GHzのマイクロ波でビームガイドの通路に磁界の強さが875ガウス(G)のECR領域を確立するよう働くする。しかしながら、本発明の趣旨では、例えば電源74が高周波を900MHzから15GHzの範囲で運転されるなど、他の実施の形態とすることもでき、このような周波数はここではマイクロ波として参照され、また、その結果の磁界がマイクロ波電界として参照される。
ここで図1Bと図2−5Eを参照すると、本発明に基づくビーム封じ込め装置とともに、イオン源112と、質量分析磁石114と、ターゲットまたはエンドステーション116と、ビームラインアセンブリ115と、を有する超低エネルギ(ULE)イオン注入システム100が示されている。アセンブリ118の下には伸長可能なステンレス鋼がエンドステーション116とビームラインアセンブリ115に接続されて、ビームラインアセンブリ115と対応するエンドステーション116の移動を許容している。イオン源112は、プラズマチャンバ120とイオン抽出アセンブリ122とにより構成されている。エネルギがイオン化可能なドーパントガスに分け与えられると、プラズマチャンバ120にイオンが発生する。一般に、正イオンが発生するが、本発明ではイオン源112によって負イオンが発生する適切なシステムとなっている。正イオンは、複数の電極127からなるイオン抽出アセンブリ122によって、プラズマチャンバ120内のスリットを介して抽出される。イオン抽出アセンブリ122は、プラズマチャンバ120から正イオンのビーム128を抽出して、質量分析磁石114に抽出したイオンを加速させるよう機能する。
ビームラインアセンブリは質量分析磁石114により構成されており、この質量分析磁石114は、質量に対する電荷が適当な比のイオンだけを、分解ハウジング123とビーム中和器124を介してエンドステーション116に供給する。質量分析磁石114は、内と外の側壁204、206を有するアルミニウムのビームガイド200によって形成される通路202内に、カーブしたビーム径路208を含んでおり、通路202は真空ポンプ131によって減圧されている。径路208に沿って伝播するイオンビーム128は、質量分析磁石114により発生される双極磁界によって影響されて、質量に対する電荷が不適当な比のイオンを取り除く。双極磁界の強さと向きは、磁気コネクタ133を介して磁石144の界磁コイルを通る電流を調整する制御エレクトロニクス132によって制御される。双極磁界はイオンビームを、イオン源112近くのビームガイド入射端210における第1のすなわち入射の軌道134から、カーブしたビーム径路208に沿って、分解ハウジング123近くの出射端212における第2のすなわち出射の軌道へと移動させる。ビーム128の、質量に対する電荷の比が不適当なイオンからなる部分128’、128’は、径路208のカーブした軌道からビームガイド206の対応する側壁204と206に偏向される。このようにして、磁石114は、ビーム128のなかの質量に対する電荷が所望の比のイオンだけを分解ハウジング123に通す。
通路202はさらに、その少なくとも一部分に沿って後方に配置された複数の永久磁石220からなる磁気装置によって構成されており、本発明の見地に基づくマルチカスプ磁界を供給する。磁石220はビーム径路208の上方および下方に取り付けられて通路202にマルチカスプ磁界(図1Bでは示されていない)を創り出す。進行波を支持するビームガイドに電源216を接続するマイクロ波注入ポート214を経由する通路202にはまた、高周波(例えばマイクロ波)電界が供給される。マルチカスプ磁界と高周波電界は、通路202で協働して相互作用し、その内部にECR状態を創り出す。これは、通路202に沿ってプラズマを発生させることにより、通路202へのビームの封じ込めを強化または促進する。
ビーム128は、質量分析されイオン源112からビームガイド200を通って分解ハウジング1382移送されるが、この分解ハウジングは、ターミナル電極137と、
イオンビーム128の焦点を合せる静電レンズ138と、ファラデーフラグなどの線量測定インジケータと、を含んでいる。ビーム中和器124は、ターゲットウエハに蓄積されて正荷電されたイオンビーム128によって注入される結果となることなく、正電荷を中和するためのプラズマシャワー145を含む。ビーム中和器と分解ハウジングは真空ポンプ143によって減圧されている。処理すべきウエハWが搭載されるディスク形状のウエハサポート144を含むエンドステーション116へビーム128が通過する。ウエハサポート144は、注入ビームの方向に向かってほぼ垂直なターゲット表面に存する。エンドステーション116におけるディスク形状のウエハサポート144は、モータ146によって回転される。イオンビームは、円形の径路を移動してサポートに搭載されたウエハにあたる。エンドステーション116は、イオンビームの径路164とウエハWとが交差する点162周りに回転して、ターゲット表面がこの点の周りに調整可能となる。
図2‐5Eは、ビームガイド200とこれに取り付けられる磁石220の例のさらに詳細を示したもので、両者は協働してECR領域を本発明に基づくビーム通路202に発生させる。図2および図3に示したように、ビームガイド200は、イオンビーム径路208と対応して、内部と外部のアーチ状の側壁204、206と、頂部と底部の壁22、224とによって形成されるアーチ状の縦の通路202を備えている。ビームガイドの壁204、206、222、224は、アルミニウムにより作られているが、本発明に基づいて他の如何なる非磁性素材に替えて使用することもできる。
ビームガイド200は、径路208に沿って入射端210から出射端212へおおよそ135度のアーチ状の角度を通って長手方向に伸びている。
ビームガイド200はまた、マイクロ波を供給または注入するポート214を備えており、このポート214は、電源216から通路202へ同軸ケーブル218を経由して、高周波マイクロ波エネルギ(例えば900MHz−15GHz)をつなぐ。ビームガイド200は、出射端212に向かう方向に伝播する進行波を支持することによって通路202にマイクロ波電界を支持するウエーブガイドとして働く。電源216からのマイクロ波エネルギは、ポート214に供給されて、電源216からビームガイド200へとマイクロ波出力を接続するための同軸カップリングを経由して、ビームガイド200に沿って進行波として単一マイクロ波モードまたは多重マイクロ波モードを励起する。一つの例では、質量分析器114を通るビームガイド200の一部分において、複数の磁石200によって与えられるマルチカスプ磁界が、質量分析器の双極磁界に重ね合わされる。一方、ビームガイドの他の部分では、複数の磁石220のマルチカスプ磁界が、ビームガイドの通路202内での主たる磁界である。
図3と図4Aは、質量分析ビームガイド200の、図2の3−3および4−4線に沿った長手方向と縦方向の断面図を示したもので、これに対応して、図4Bと4Cは、ビームガイド200のマグネットの形状の変更可能な2つの例を示したものである。図4Aに示されているように、磁石200は、垂直方向に磁性化され、隣接する磁石の極性が互いに反対方向に面するように互い違いに配置されている。明らかであるように、南極が通路202に面した磁石220は220Aで示され、南極が通路202から離れて面した磁石220は220Bで示されており、磁石220は、ビームガイドの壁222、224の頂部と底部の外側表面に沿ってそれぞれ取り付けられている。
ビームガイド200の、質量分析器114を通る径路の部分において、双極磁界は、例えば、図3に示されているように、垂直磁力線230を有する外部電磁石(図1B)を経由して、通路206に確立される。
図5A−5Eを参照すると、図5Aには、双極磁石200A、220Bが個々に形成する磁界の磁力線232A、232Bが例示的に単純化して示されており、磁力線232A、232Bは協働して通路206においてそれぞれ頂部と底部の壁22、224から離れるとともに近付くマルチカスプ磁界を形成する。磁石220A、220Bの配置は、ほぼ縦に配列された頂部と底部の壁222、224に磁石を同じ方向に向けた場合(例えば、磁石220Aを磁石220Bの上に向け、磁石220Bを磁石220Aの上に向ける)を示した様々な図に示されている。しかしながら、図4B、4Cに示されているのは一例であり、ここに記述し図示した以外に、本発明の趣旨の範囲内で考えられる配置が可能である。さらに、磁石220は一般に長さと幅W、高さHを有する長方形であるが、アーチ状やクサビ状などの形状の磁石に限定されることなく、本発明の趣旨の範囲内で他の形状の磁石が含まれることに注意されたい。図に示された例では磁石220A、220Bは、長さが100mm程度、幅Wが20mm程度、高さHが5mm程度を有するSmCoで、40mm程度のピッチ距離Pで互いに離されている。このことについて、図に示された様々な形態の構造は一定の比に拡大・縮小する必要はない。
本発明の一つの例では、図4Aと5A−5Eの磁石220A、220Bは、ビームガイド200の通路202にマルチカスプ磁界を発生させ、励起されたビームガイド200からのマイクロ波電界と相互作用して、通路202にECR領域またはゾーン234を確立することによって、継続してビームを強化する。ECR領域234は、この例では12mm程度の距離236A、236Bによってそれぞれ頂部と底部の壁222、224から離されている。プラズマは、本質的にイオンビームと通路202内のバックグラウンドガスとの間で衝突してイオン化することにより、ビームガイド200内でイオンビームに沿って発達する。さらに、例えば、付加電荷形成が、残留する空間電荷によって正電荷が反発することによる損失と、運動エネルギによる電子脱出とのバランスをとる場合など、イオン化により作り出される電荷とビームガイド200で損失する電荷交換とが平衡する安定した状態として機能する密度を発生されたプラズマが示す。
安定状態のプラズマ密度はイオンビーム128の周囲に分配されて、ビームを空間電荷中和するよう作用する。
プラズマが高い安定状態平衡のプラズマ密度レベルに維持されることにより、ビームの封じ込めを増加させるマルチカスプ磁界232を磁石220A、220Bが発生させる。よって、外部で発生されたプラズマを導入しなくても、マルチカスプ磁界は低エネルギ条件の下で高電流を促進する。ビームガイド200の質量分析部分で、磁石220A、220Bは、磁気鏡効果を使用する磁気ビームを閉じ込め、双極磁界の磁極近くの磁界勾配の増加がビームガイド200の部分に沿って発生する。頂部と底部の壁222、224近くの磁界が増加することにより、ビームガイド200に沿ったエリアで磁気鏡効果が起きる。例えば、壁222、224と接触することにより電子が移動するのを防ぐことによって、磁気鏡効果がプラズマ密度の過度の消耗を防止する。
このように電子の消失を最小限にすることにより、効果的にビームに誘発されたプラズマの維持が改善され、従来のビームガイドと比較して低ビームエネルギでビームの封じ込めの強化が促進される。
図5A−5Eに示されているように、磁石220A、220Bを有効に配置することにより、本発明にとって必ずしも必要なことではないが、隣接する磁石220の間のエリアに磁界が付加される。さらに、電源216と供給ポート214(図2)を通る通路202のマイクロ波エネルギ設備は、磁界と電荷との間に協働して相互作用し、壁222、224からそれぞれ距離236A、236Bによって離された領域234にECR状態を創り出す。領域234におけるECR状態は、径路208に沿って通路202を通るビームの進行と対応してビームプラズマを強化し、これによって、ビームのインテグリティをビームガイド200の長手方向の長さに沿って改良する。イオンビームの周囲の一つまたはそれ以上の領域にECR状態を創り出すことは、エネルギをビーム周囲のプラズマに変換するのを促進し、それによってプラズマを強化することによって発生するブロウアップを防止する。
静磁場で荷電粒子に交番電界が加えられるとECR状態が起きて、電界の周波数が静磁力線の周囲の荷電粒子の回転の固有振動数と調和する。特定の例では、電界が約2.45GHzの周波数を与えられると、層をなしたマルチカスプ磁界と双極磁界(磁界232、230)は、領域234に約875ガウスの強さの磁界を備える。図5B、5Cには、それぞれ、ビームガイド200の部分の外側の質量分析双極磁界におけるマルチカスプ常数のベクトルポテンシャルの等高線と磁界の強さの等高線とが示されている。図5D、5Eには、それぞれ、質量分析器114を通るビームガイド200の部分におけるマルチカスプと双極常数ベクトルポテンシャルと磁界の強さの等高線と示されている。
通路206への磁石220をサイジング、方位、スペーシングは、所望のイオンビームの封じ込め目標に応じて発生されるべきECR領域234の配置を許容することに真価がある。例えば、磁石220の強さは、ビームガイドの壁222、224の内側表面とECR領域234との間の距離236Aおよび/または236Bの変化によって変更することができる。このように、距離236A、236Bは、通路のサイズおよび/または所望のイオンビームのサイズに応じて調整することができる。さらに、隣接する磁石220間のスペーシング(例えば、図4aにおけるピッチ距離P)は、隣接するECR領域234間のスペーシングの変化に応じて変更することができる。さらに、隣接する磁石の磁極面の方向性は、隣接する磁石220間の付加磁力線によって変えることができる。多くの異なる磁石のサイジング、方位、スペーシングが可能であり、本発明の趣旨の範囲内で実施される。他の実施の形態(図示されていない)では、磁石220は、140×24×5mm(長さ×幅W×高さH)の寸法を有するNdFeBであり、32mmのピッチ距離Pで離されている。この実施の形態では、磁石は、通路202に向いた南極を有する2つの隣接する磁石のペアと、通路202から離れて向いた南極を有する隣のペアとにより形成されており、約5mmの距離236によって壁222、224から離されたECR領域234を備えている。
図4Bは、磁化の方向が長手方向に沿っているさらに他の可能な形態を示したもので、
隣接する磁石220の極が互いに面している。図に示した例では、図4Bの磁石はSmCoによって作られており、140×18×5mm(長さ×幅W×高さH)の寸法を有しており、32mmのピッチ距離Pで離されている。この例では、2.45GHzの電界マイクロ波周波数のために、約7mmの距離236で壁222、224からECR領域234が離されている。図4Cはさらに他の可能な形態を示したもので、磁石220は、長手方向と垂直の間で極の方位が変更されている。図4Cの一実施の形態の磁石はSmCoによって作られており、140×18×5mm(長さ×幅W×高さH)の寸法を有しており、32mmのピッチ距離Pで離されており、2.45GHzの電界マイクロ波周波数のために、約11mmの距離236で壁222、224からECR領域234が離されている。他の例では、磁石はNbFeBによって作られており、140×24×7mm(長さ×幅W×高さH)の寸法を有しており、32mmのピッチ距離Pを使用しており、約22mmの距離236で壁222、224からECR領域234が離されている。ECR領域234の如何なる所望の配置を達成するためには、このように磁石の寸法、素材、形状、方位を、本発明の趣旨の範囲内で変更することができる。
図6A−6Eを参照すると、低エネルギイオン注入システム300の他の例が示されており、イオン源312と、質量分析磁石314と、エンドステーション316と、本発明に基づくビーム封じ込め装置からなるビームラインアセンブリ315と、を含んでいる。ビームラインは、イオン源312近くの入射端410から分解器323および中和器324近くの出射端412まで延びるアルミニウムの壁を有するビームガイド4002より構成されている。ビームガイド400は、イオン源312からエンドステーション316までイオンビームが移送される通路402を形成する。複数の磁石420は、ビームガイドの壁の上方と下方の外側表面に沿ってとり付けられてビームガイドの通路にマルチカスプ磁界を形成し、電源316がビームガイド400と接続されて通路402の少なくとも一部分に沿ってマイクロ波電界を形成して、マルチカスプ磁界と相互作用しビームガイドの通路にイオンビームを封じ込める。
ビームガイド400が質量分析器314を貫通しており、磁石420からのマルチカスプ磁界が質量分析器の磁石からの双極磁界に付加され、ECR共鳴領域またはゾーンが通路402に確立される。以下に記述し図示する他の実施例では、質量分析器314は、エンドステーション316に向かう径路に沿って、質量に対する電荷の所望の比の方向に働く。励起されたビームガイド400は導波管として働いて出口端412に向かう方向に伝播する進行波を支持し、一例では2.45GHzなど、電源316が如何なるマイクロ波周波数で働く。例示的なビームガイド400は、その側壁の外側に沿って供給ポート376が配置され、同様にして、マイクロ波カプラー378が供給ポート376に接続されてマイクロ波出力を電源316からビームガイド400につなぎ、ビームガイド400に沿って進行波を単一マイクロ波モードまたは多重マイクロ波モードに励起する。例えば、例示的なビームガイドはTE01、TE10または他のモードでマイクロ波周波数で励起して、進行波を通路402に沿わせるために、カプラー378用に設計された導波管モードコンバータに適当な同軸ケーブルを使用する。カプラー378は、電源316の出力にビームガイド400を接続するための同軸給電線378aを含んでおり、同様に、ビームガイドの内部に突出するロッドを有する調整可能なスタブ同調器378bは、最大に伝達するためのビームガイド400の電力結合(例えばインピーダンス整合)の調整を許容する。操作において、例示的に示したビームガイドは、通路402にビームまたはプラズマがない進行波を供給するよう初期設定されており、ビームガイド400にイオンビームとプラズマが供給されると、同調器378bが調整されるようにしてもよい。
この例でのビームガイド400はまた、入口端410近くに入口壁430を備えており、距離432によって供給ポート376から離されている。入口壁430は、イオンビーム328を通過させる径路に沿ってスリット状の入口開口434を備えている。入口壁430は、出口端412に向かう方向にビームガイド400に沿って伝播する反射波を創り出す単数または多重のマイクロ波のモードのためのカットオフとして働く。本発明では、開口の形状と数をどのようにしてもよく、入口壁430で反射した波がビームガイド400の出口端412に向かって戻る伝導をカットオフするのに開口が十分小さい。本発明の趣旨の範囲内で、例えば、円形穴のハニカムパターンを入口壁430に形成したり、または、細長いスロット状のグリッドパターンを代りに形成することができる。
さらに、供給ポート376と入口壁430との間の典型的なスペーシング距離432は、反射波と供給ポート376からの入射波が同調し、進行波を供給する。進行波は、ビーム径路全体またはビームラインアセンブリ315のその選択された部分に沿って分布しているマイクロ波電界に有効に供給され、図示されここで記述された典型的なビームライン装置は、低電圧定常波比(VSWR)を達成し、これによって供給ポート376近くの局部的な高電界とマイクロ波出力のイオン源312に向かう反射とを回避する。単一マイクロ波モードまたは多重マイクロ波モードは、進行波と同様にイオンビームガイド400の内側で励起されて、共鳴電界として供給される電界がECRゾーンを確立してプラズマを強化しその結果としてビームを閉じ込める。
図6D、6Eには、TEモード(transverse electric mode)TE01とTE10のためのビームガイド400の電界の、それぞれ、ビームガイド400の中央面(例えば中心)における高正磁界エリア450と、高負磁界エリア452と、ゼロ磁界エリア454とを示したものである。図示された例では、マイクロ波結合が、2.45GHzの中心周波数でTE01またはTE10が選択されると、伝播する方向がビームガイド400の出口端412に向かうよう設計されている。ビームガイド構造400の”T”部分は、イオンビームを遮断することなく、マイクロ波エネルギを通路402に導入する。入口端402の入口開口434は、イオンビームが通路402に入ることを許容するが、選択された作動周波数(例えば2.45GHz)で単一または複数のモードを特に励起するために、カットオフ状態にする大きさとなっている。したがって、入口開口434が短絡状態相当となることによって、反射波が創り出され、”T”部分で供給ポート376からの入射波に反射が結合する。進行波は、”T”部分から出口端412へと確立され、定常波が入口端41とビームガイド400の”T”部分との間に供給される。
さらに、スペーシング距離432(例えば、供給ポート376と短絡状態相当の入口開口434との相対的な位置)は、反射波を入射波と同調として、”T”部分の他の出力アームで進行波を創り出す。この例では、距離432はほぼ1.5波長で、典型的に2.45GHzの作動周波数が入射波と反射波との間で同調する関係となっている。しかしながら、本発明は図示された構造に限定されることなく、主ビームガイドの寸法や”T”供給構造は、マイクロ波が”T”の入力アームに反射するのを最小限にして単一または複数のモードにして、作動周波数は距離432が1.5波長の整数倍となるよう、変更することができる。さらに、以下に説明するように、磁石420の形式、大きさ、形状、方位を選択することによって、ビームガイド400内に配置されるECRゾーンをどのようにでも所望するように提供することができ、必ずしも必要ではないが、ビームガイドの通路402を継続して全体にECR領域とすることができる。さらに、カプラー378は、この場合では導波管の移行とどのようにでも所望の同軸に設計することができる。この事について、TE01とTE10モードは、図示する目的で、ビームガイド(例えば、ビームガイド400とここで述べるその他)の断面形状が長方形となっており、また、ビームガイドの他のモードが長方形の断面を有しているが、ビームガイドは他の断面形状を有していても本発明に基づく励起することができる。
典型的なビームガイド400は、約2.45GHzに+/−30MHzの帯域幅を有する中心周波数を使用して80%以上の伝達を達成する。特に注入において、主ビームガイド400は、源側(例えば、入口端410近く)が約90mmで、出口端412が約130mmの寸法を有するテーパ勾配の広い壁を有している。狭い壁は、約66mmの寸法で、中心射線が半径300mmで曲っている。”T”形材の入力アームは、寸法が78mmの広い壁と、寸法が66mmの狭い壁を有しているが、入力アームの長さは重要ではない。図示されたビームガイド400はさらに、入口スロット開口434から”T”形材の入力アームの広い壁の中心までの距離432が218mmで、2.45GHzの作動周波数の波長で真空(自由空間)が122.4mmである。この注入では、長方形の導波管のために最も低いカットオフ周波数を有する3モードは、単一のTE10、TE01、TE11のモードである。単一のTE10モードのために、ビームガイドのカットオフ周波数fc(例えば、15GHz/広い壁の寸法が9cm)が1.67GHz、ガイドの波長(例えば、数量の二乗根で割った真空波長[1−(fc/f)2])が167mm、出口端412での送電が50MHzの帯域の中心の2450MHz程度で約95%である。単一のTE01モードのために、ビームガイドのカットオフ周波数fc(例えば、15GHz/狭い壁の寸法が6.6cm)が2.27GHz、ガイドの波長(例えば、真空波長/数量の二乗根 [1−(fc/f)2])が32.5cm、出口端412での送電が50MHzの帯域の中心の2450MHz程度で約90%である。
単一のTE11モードのために、ビームガイドのカットオフ周波数fc(例えば、aが広い壁の寸法13cmで、bが狭い壁の寸法6.6cmのとき、15GHz×数量の二乗根[1/a2+1/b2])が2.55GHzで、出口端412に伝播することなくこの周波数を下回る。
より高いオーダーのモードは、一つの励起による主ガイドでTE10とTE01のどちらに伝播するか選択する典型的な構造の設計で除外される。幾つかのより高いオーダーのモードは実際に有利になるが、特に高オーダーでマイクロ波出力を維持することは、実行が困難となる可能性がある。図示した例では、ガイド導波管を制御するように、広い壁の寸法aはTE10のために制御され、狭い壁の寸法bはTE01のために制御される。理想のマイクロ波伝達のためには、ビームガイド400の”T”形材の入力ポート(例えば、中央)が入口開口434(例えば、距離432)でのカットオフからn*(導波管のガイドの半分)に配置されるが、実際の設計では、例えば、試行錯誤によって特に中心周波数(例えば、2.45GHz)で能率的に伝達するよう、ビームガイド構造400の3つの寸法の本質による正確な値から逸脱してもよい。さらに、ビームガイド400の波長とインピーダンスはプラズマ負荷の存在で変化する場合があり、スタブ同調器378bがビームガイド400を調整し、同調器378bの数がどのようであっても(例えば、多くの場合、2または3)、どのような負荷インピーダンスにも調整する。
ここで、図7A−7Gを参照すると、本発明の様々な形態は、対称的なビームラインアセンブリにも実行できる。図7Aに示されたイオン注入システム502は、ビーム径路の長手方向に沿って伸長された(例えば、リボン形状)イオンビームを産出するイオン源504を備えており、このシステム502は、発明の名称を”質量分析されたリボンイオンビームを発生させるための対称的なビームラインと方法”と題して2002年7月31日出願の米国特許出願番号10/210,124号に開示されており、この出願は本発明の出願人であるアクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッドに譲渡されており、ここでの説明に全て参照として含まれる。システム502は、イオン源504の下流に配置されたビームアセンブリ512を備えており、ビームガイド530と、カプラー578を介してビームガイド530にマイクロ波出力を供給するマイクロ波電源516と、径路に沿って配置された第1および第2磁石522、524からなり、イオン源504からのビームを受ける質量分析器と、を含んでいる。カプラー578は、電源516からの伝力を受けるための同軸フィード578aと、同様のスタブ同調器578bと、からなる。質量分析器514は、径路を横断する磁界を供給して、イオン源から入射する伸長イオンビームからイオンを反射して、伸長され質量分析されて出力されたイオンビームを同様または同一の形態の比と断面でエンドステーション518に供給するために、質量(例えば、質量に対する電荷の比)に応じて軌道を変える。エンドステーション518は、半導体ウエハ(図示しない)など、一つまたはそれ以上のワークピースを、質量分析されたイオンビームをビームアセンブリ512から注入するための径路に沿って支持する。
第1質量分析磁石522は、第1磁界を供給して伸長されたイオンビームから所望の質量のイオンを分離し、イオンは第1磁界を通過することによって、ビームラインアセンブリ512の径路に沿って所望の質量のイオンと、径路から離れる望ましくない質量の反射イオンとに、各々のイオンが向けられる。対称的なビームアセンブリ512のビーム径路の中間点の分解開口526は、所望の質量のイオンのみを通過させ、一方望ましくないイオンを遮断する。第2磁石524は、実質的に同様で、第1磁石522の下流に配置されており、分解開口526が径路に沿って設けられ、第2磁界は、質量分析されたイオンビームの中間をコリメートして所望の質量のイオンを各々伸長された質量分析されたイオンビームとしてエンドステーション518に向け、ビームガイド530に入射し出射されるビームは、伸長されたリボン形状であるが、径路の分解開口526を通ると充分に小さい(例えば、ペンシルビーム)形状となっている。
さらに図7B‐7Eに示されて入るように、ビームガイド530は2つの進行波を支持するアルミニウム構造であり、例えば、TE01またはTE10モードにおいて、ビームガイド530内で対称的に励起して、ビームガイド530が”T”フィードの2つの出力アームに接続されていることによって、ビームの通路が形成される。図示されたシステム502では、ビームガイド530の広い壁はリボンビームの移送に対応して寸法が変化し、”T”部分で分解開口526と合体して質量が選択されたイオンビームを通過させる。
磁石532は、ビームガイドの広い壁の外側の表面に沿って取り付けられて、マルチカスプ磁界をビームガイドの通路に供給し、電源516がビームガイド5302接続されて通路の少なくとも一部に沿ってマイクロ波電界を供給し、マルチカスプ磁界と相互作用してビームガイドの通路にイオンビームを封じ込める。ビームガイド530が質量分析磁石522、524を通っており、磁石532からのマルチカスプ磁界が質量分析磁石52、524からの双極磁界に付加されて、ECR共鳴領域またはゾーンが通路に確立される。
励起されたビームガイド530は、進行波の支持に適合され、”T”部分からイオン源504に向かう方向と、エンドステーション518(図7A)に向かう方向の双方に伝播し、電源516は、一つの例として2.45GHzなど、どのようなマイクロ波周波数でも働く。例示的に示したカプラー578は、電源516からのマイクロ波出力を”T”構造の供給ポートに接続して、ビームガイド530に沿った進行波として単一のマイクロ波モードまたは複数のマイクロ波モードで励起し、例えば、ビームガイド530はTE01,TE10、またはこれ以外のモードで励起したマイクロ波周波数を使用して、カプラー578のために設計された適当な同軸のモードに変換して、進行波のECRプラズマ発生を促進して、上述したように有効に対応するビームを閉じ込める。図7F、7Gはビームガイド530の中央部分とエンド部分における電界を示したもので、それぞれ、2.45GHzでTE10モードを励起するために、高正電界エリア550と高負電界エリア552とがビームガイド530の広い壁上に示されて入る。
本発明を一つまたはそれ以上の例で図示するとともに記述したが、特許請求の範囲の精神および趣旨から離れることなく、図示した例を変更および/または改良することができる。特に、様々な機能は、上述した構成部品および構造(ブロック、ユニット、エンジン、アセンブリ、デバイス、回路、システムなど)によって発揮され、構成部品などの記述に使用された用語(“手段”と言及したものを含む)は、図示された本発明の実施例のなかでの機能を発揮する開示した構造と構造的に対応しなくても、特に指示したものでない限り、記述の構成部品(たとえば、機能的な同等物)の説明した機能を発揮するいかなる構成部品または構造と一致しているつもりである。さらに、特に本発明の特徴をいくつかの例のうちの一つだけに関して記述してきたが、このような特徴は、与えられまたは特別の出願にとって望ましく有利なものとして、他の例の一つまたはそれ以上の特徴と結びつけることができる。さらにまた、“含む”、“含んでいる”、“有する”、“有している”及びそれらの変形が詳細な説明か特許請求の範囲のいずれかで使用されている限り、これらの用語は、用語の“構成されている”と同様に内包的であると理解すべきである。
図1Aは、本発明に基づくビーム封じ込めのための磁気装置とパワー供給ビームガイドとを有する低エネルギイオン注入システムを例示的に図示した簡略化した模式的なダイアグラムである。 図1Bは、本発明に基づく他の低エネルギイオン注入システムの部分断面平面図である。 図2は、図1Bの注入システムをさらに示した平面図である。 図3は、図2の3‐3線に沿った図1Bおよび図2のビームガイドの断面正面図である。 図4Aは、図2の4‐4線に沿った図1Bおよび図2のビームガイドの断面側面図である。 図4Bは、形状が変更された磁石を有する図1Bおよび図2のビームガイドの断面正面図である。 図4Cは、形状が変更された他の磁石を有する図1Bおよび図2のビームガイドの断面正面図である。 図5Aは、図1Bおよび図2のビームガイドのECRゾーンと同様に、マルチカスプ・双極磁界を例示的に図示した断面側面図である。 図5Bは、図1Bおよび図2のビームガイドの一部における、マルチカスプ常数の外側の質量分析双極磁界のベクトルポテンシャル等高線を示した断面側面図である。 図5Cは、図1Bおよび図2のビームガイドの一部における、マルチカスプ常数の磁界強さの等高線を示した断面側面図である。 図5Dは、図1Bおよび図2のビームガイドの一部における、マルチカスプ・双極常数のベクトルポテンシャル等高線を示した断面側面図である。 図5Eは、図1Bおよび図2の質量分析器のビームガイドの一部における、マルチカスプ・双極常数磁界強さの等高線を示した断面側面図である。 図6Aは、本発明のビーム閉じ込め装置を有する他のイオン注入システムを例示的に示した平面図である。 図6Bは、図6Aにおけるシステムのビームラインアセンブリの更なる詳細を示した平面図である。 図6Cは、ビームガイドマイクロ波カプラーの更なる詳細を示した図6B6C−6Cに沿った断面正面図である。 図6は、TE01モードのための図6Aのビームガイドの電界を示した斜視図である。 図6Eは、TE10モードのための図6Bのビームガイドの電界を示した斜視図である。 図7Aは、本発明に基づくビーム閉じ込め装置を有する他のイオン注入システムを例示的に示した正面図である。 図7Bは、図7Aのシステムのビームラインアセンブリの更なる詳細を示す側面図である。 図7Cは、図7Aのシステムのビームガイドの更なる詳細を示す正面図である。 図7Dは、図7Aのシステムのビームガイドの変更例を示す側面図である。 図7Eは、図7Aのシステムのビームガイドの変更例を示す側面図である。 図7Fは、TE10モードのための、図7Eのビームガイドの”T”部分中央における電界を示す斜視図である。 図7Gは、TE10モードのための、図7Eのビームガイドの”T”部分の一方端における電界を示す斜視図である。

Claims (36)

  1. 径路に沿ってイオンビームを発生させるためのイオン源と、
    このイオン源から下流位置に配置されるビームラインアセンブリと、
    前記径路に沿うビームガイドアセンブリから下流位置に配置され、イオンビームを用いて注入するために前記径路に沿ってウエハを支持するようになっているエンドステーションと、を含むイオン注入システムであって、
    前記ビームラインアセンブリが、
    前記径路に沿ってイオンビームが移動する通路を形成する少なくとも1つの壁を有するビームガイドと、
    前記ビームガイドの通路にマルチカスプ磁界を与えるための磁気装置と、
    前記ビームガイドの通路内にマイクロ波電界を供給するために前記ビームガイドに連結され、前記マイクロ波電界と前記マルチカスプ磁界が、前記ビームガイドの通路内にイオンを封じ込めるようにする電源と、
    を備えていることを特徴とするイオン注入システム。
  2. 前記マルチカスプ磁界を与える装置は、前記通路の少なくとも一部分に沿って取付けられた複数の磁石からなることを特徴とする請求項1記載のイオン注入システム。
  3. 前記複数の磁石は、少なくとも1つの前記ビームガイドの壁の外表面に沿って取付けられていることを特徴とする請求項2記載のイオン注入システム。
  4. 前記ビームラインアセンブリは、ビームガイドの一部を貫通する質量分析器を含み、該質量分析器は、イオン源からイオンビームを受け入れ、所望の電荷質量比のイオンを前記径路に沿って前記エンドステーションに向けて指向させることを特徴とする請求項3記載のイオン注入システム。
  5. マイクロ波電界とマルチカスプ磁界は、前記質量分析器を貫通するビームガイドの通路の少なくとも一部分にイオンビームを封じ込めることを特徴とする請求項4記載のイオン注入システム。
  6. マイクロ波電界とマルチカスプ磁界は、前記通路の少なくとも一部に沿って、電子サイクロトロンの共振状態を与えることを特徴とする請求項5記載のイオン注入システム。
  7. 前記ビームガイドは、前記ビームガイドの通路内に前記マイクロ波電界を維持するための1つの導波管として動作することを特徴とする請求項7記載のイオン注入システム。
  8. 前記ビームガイドは、頂部壁、底部壁、及び第1、第2の対向する側壁とを含み、前記頂部壁、底部壁、及び側壁は、イオン源に近接する入口端から前記エンドステーションに近接する出口端に伸びて、前記径路に沿うビームガイドの通路を形成し、前記ビームガイドは、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する進行波を維持することを特徴とする請求項7記載のイオン注入システム。
  9. 前記ビームガイドは、
    このビームガイドの入口端と出口端との間の頂部壁、底部壁、及び側壁の1つに配置される供給ポートと、
    前記電源から前記ビームガイドにマイクロ波出力を結合するために前記供給ポートに接続され、前記ビームガイドに沿って進行波として単一マイクロ波モードまたはマルチマイクロ波モードを励起するためのマイクロ波カプラーと、
    を含んでいることを特徴とする請求項8記載のイオン注入システム。
  10. 前記ビームガイドは、ビームガイドの入口端近くの入口壁を含み、この入口壁は、イオンビームが通過する径路に沿う入口開口を備え、さらに、前記入口壁は、単一マイクロ波モードまたはマルチマイクロ波モードに対するカットオフとして動作して、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する反射波を作り出すことを特徴とする請求項9記載のイオン注入システム。
  11. 前記供給ポートは、前記ビームガイドの入口端と出口端との間に配置され、かつ前記供給ポートからの前記反射波と入射波がほぼ同位相となる一定の距離だけ離れており、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する進行波を供給することを特徴とする請求項10記載のイオン注入システム。
  12. 前記ビームガイドアセンブリは、前記ビームガイドの少なくとも一部分を貫通する質量分析器を含み、該質量分析器は、イオン源からイオンビームを受け入れ、そして、前記エンドステーションに向かって前記径路に沿って所望の電荷質量比のイオンを指向させることを特徴とする請求項1記載のイオン注入システム。
  13. 前記マイクロ波電界及び前記マルチカスプ磁界は、前記通路の少なくとも一部分に沿って、電子サイクロトロンの共振状態を与えることを特徴とする請求項1記載のイオン注入システム。
  14. 前記ビームガイドは、ビームガイドの通路内にマイクロ波電界を維持するための導波管として動作することを特徴とする請求項1記載のイオン注入システム。
  15. 前記ビームガイドは、頂部壁、底部壁、及び第1、第2の対向する側壁とを含み、前記頂部壁、底部壁、及び側壁は、イオン源に近接する入口端から前記エンドステーションに近接する出口端に伸びて、前記径路に沿うビームガイドの通路を形成し、前記ビームガイドは、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する進行波を維持することを特徴とする請求項14記載のイオン注入システム。
  16. 前記ビームガイドは、
    このビームガイドの入口端と出口端との間の頂部壁、底部壁、及び側壁の1つに配置される供給ポートと、
    前記電源から前記ビームガイドにマイクロ波出力を結合するために前記供給ポートに接続され、進行波が前記ビームガイドに沿って進むように、単一マイクロ波モードまたはマルチマイクロ波モードを励起するためのマイクロ波カプラーと、
    を含んでいることを特徴とする請求項15記載のイオン注入システム。
  17. 前記ビームガイドは、ビームガイドの入口端近くの入口壁を含み、この入口壁は、イオンビームが通過する径路に沿う入口開口を備え、さらに、前記入口壁は、単一マイクロ波モードまたはマルチマイクロ波モードに対するカットオフとして動作して、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する反射波を作り出すことを特徴とする請求項16記載のイオン注入システム。
  18. 前記供給ポートは、前記ビームガイドの入口端と出口端との間に配置され、かつ前記供給ポートからの前記反射波と入射波がほぼ同位相となる一定の距離だけ離れており、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する進行波を供給することを特徴とする請求項17記載のイオン注入システム。
  19. イオン注入システムにおけるイオン源からエンドステーションにイオンビームを移動させるためのビームラインアセンブリであって、
    前記径路に沿ってイオンビームが移動する通路を形成する少なくとも1つの壁を有するビームガイドと、
    前記ビームガイドの通路にマルチカスプ磁界を与えるための磁気装置と、
    前記ビームガイドの通路内にマイクロ波電界を供給するために前記ビームガイドに連結され、前記マイクロ波電界と前記マルチカスプ磁界が、前記ビームガイドの通路内にイオンを封じ込めるようにする電源と、
    を含むことを特徴とするビームラインアセンブリ。
  20. 前記磁気装置は、前記通路の少なくとも一部分に沿って取付けられた複数の磁石からなることを特徴とする請求項19記載のビームラインアセンブリ。
  21. 前記複数の磁石は、前記少なくとも1つのビームガイドの壁の外側表面に沿って取付けられていることを特徴とする請求項20記載のビームラインアセンブリ。
  22. 前記ビームラインアセンブリは、ビームガイドの一部を貫通する質量分析器を含み、該質量分析器は、イオン源からイオンビームを受け入れ、所望の電荷質量比のイオンを前記径路に沿って前記エンドステーションに向けて指向させることを特徴とする請求項20記載のビームラインアセンブリ。
  23. マイクロ波電界とマルチカスプ磁界は、前記質量分析器を貫通するビームガイドの通路の少なくとも一部分にイオンビームを封じ込めることを特徴とする請求項22記載のビームラインアセンブリ。
  24. マイクロ波電界とマルチカスプ磁界は、前記通路の少なくとも一部に沿って、電子サイクロトロンの共振状態を与えることを特徴とする請求項19記載のビームラインアセンブリ。
  25. 前記ビームガイドは、前記ビームガイドの通路内に前記マイクロ波電界を与えるための1つの導波管として動作することを特徴とする請求項24記載のビームラインアセンブリ。
  26. 前記ビームガイドは、頂部壁、底部壁、及び第1、第2の対向する側壁とを含み、前記頂部壁、底部壁、及び側壁は、イオン源に近接する入口端から前記エンドステーションに近接する出口端に伸びて、前記径路に沿うビームガイドの通路を形成し、前記ビームガイドは、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する進行波を維持することを特徴とする請求項25記載のビームラインアセンブリ。
  27. 前記ビームガイドは、
    このビームガイドの入口端と出口端との間の頂部壁、底部壁、及び側壁の1つに配置される供給ポートと、
    前記電源から前記ビームガイドにマイクロ波出力を結合するために前記供給ポートに接続され、進行波が前記ビームガイドに沿って進むように、単一マイクロ波モードまたはマルチマイクロ波モードを励起するためのマイクロ波カプラーと、
    を含んでいることを特徴とする請求項26記載のビームラインアセンブリ。
  28. 前記ビームガイドは、ビームガイドの入口端近くの入口壁を含み、この入口壁は、イオンビームが通過する径路に沿う入口開口を備え、さらに、前記入口壁は、単一マイクロ波モードまたはマルチマイクロ波モードに対するカットオフとして動作して、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する反射波を作り出すことを特徴とする請求項27記載のビームラインアセンブリ。
  29. 前記供給ポートは、前記ビームガイドの入口端と出口端との間に配置され、かつ前記供給ポートからの前記反射波と入射波がほぼ同位相となる一定の距離だけ離れており、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する進行波を供給することを特徴とする請求項28記載のビームラインアセンブリ。
  30. 前記ビームガイドは、前記ビームガイドの通路内に前記マイクロ波電界を維持するための1つの導波管として動作することを特徴とする請求項19記載のビームラインアセンブリ。
  31. 前記ビームガイドは、頂部壁、底部壁、及び第1、第2の対向する側壁とを含み、前記頂部壁、底部壁、及び側壁は、イオン源に近接する入口端から前記エンドステーションに近接する出口端に伸びて、前記径路に沿うビームガイドの通路を形成し、前記ビームガイドは、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する進行波を維持することを特徴とする請求項30記載のビームラインアセンブリ。
  32. 前記ビームガイドは、
    このビームガイドの入口端と出口端との間の頂部壁、底部壁、及び側壁の1つに配置される供給ポートと、
    前記電源から前記ビームガイドにマイクロ波出力を結合するために前記供給ポートに接続され、進行波が前記ビームガイドに沿って進むように、単一マイクロ波モードまたはマルチマイクロ波モードを励起するためのマイクロ波カプラーと、
    を含んでいることを特徴とする請求項31記載のビームラインアセンブリ。
  33. 前記ビームガイドは、ビームガイドの入口端近くの入口壁を含み、この入口壁は、イオンビームが通過する径路に沿う入口開口を備え、さらに、前記入口壁は、単一マイクロ波モードまたはマルチマイクロ波モードに対するカットオフとして動作して、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する反射波を作り出すことを特徴とする請求項32記載のビームラインアセンブリ。
  34. 前記供給ポートは、前記ビームガイドの入口端と出口端との間に配置され、かつ前記供給ポートからの前記反射波と入射波がほぼ同位相となる一定の距離だけ離れており、前記エンドステーションに向かう方向に前記ビームガイドに沿って伝播する進行波を供給することを特徴とする請求項33記載のビームラインアセンブリ。
  35. イオン注入システム内にイオンビームを封じ込めるための方法であって、
    イオン源からエンドステーションに向かう長手方向径路に沿ってイオンビームを供給し、
    前記イオン源と前記エンドステーションとの間にあるビームガイドの通路内に、マルチカスプ磁界を与え、
    前記ビームガイドに沿う進行波を供給し、この進行波のマイクロ波電界と前記マルチカスプ磁界が協働して、前記ビームガイドの通路の少なくとも一部分に沿ってイオンビームを封じ込める、各工程を含んでいることを特徴とする方法。
  36. 前記進行波を供給する工程は、前記進行波が前記ビームガイドに沿って前記エンドステーションに向かう方向に伝播するように、単一マイクロ波モードまたはマルチマイクロ波モードを励起するために、前記ビームガイドに前記マイクロ波出力を供給することを含んでいることを特徴とする請求項35記載の方法。
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