JP2007230272A - ドアウエザーストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアドアウエザーストリップのベース部が、これを取り付けたドアのウエザーストリップ取付面から浮き上がるのを防止する。
【解決手段】ドアドアウエザーストリップ1は、メインシール部2と、メインシール部2を設けたベース部3と、を備えている。ベース部3は、メインシール部2の底面部を構成する第1ベース部4と、第1ベース部4の一端部からメインシール部2の側面にそって略直角に延びる第2ベース部5と、第2ベース部5の一端部からドアのウエザーストリップ取付面105に連続するフランジ部110に向かって延びる第3ベース部6と、で構成されている。第2,第3ベース部5,6は、メインシール部2よりも硬質の硬質材で略L字状に形成されていて、ドア閉時にメインシール部2を押して撓ませる力を略2等分して第2,第3ベース部5,6の先端のシールビード8,9を上記取付部105またはフランジ部110に押し付ける。
【選択図】図3
【解決手段】ドアドアウエザーストリップ1は、メインシール部2と、メインシール部2を設けたベース部3と、を備えている。ベース部3は、メインシール部2の底面部を構成する第1ベース部4と、第1ベース部4の一端部からメインシール部2の側面にそって略直角に延びる第2ベース部5と、第2ベース部5の一端部からドアのウエザーストリップ取付面105に連続するフランジ部110に向かって延びる第3ベース部6と、で構成されている。第2,第3ベース部5,6は、メインシール部2よりも硬質の硬質材で略L字状に形成されていて、ドア閉時にメインシール部2を押して撓ませる力を略2等分して第2,第3ベース部5,6の先端のシールビード8,9を上記取付部105またはフランジ部110に押し付ける。
【選択図】図3
Description
本発明はドアウエザーストリップ、特に中空状のシール部を設けたベース部の下面側を自動車のドアのドアウエザーストリップ取付部に取付けて上記ベース部と上記ドアウエザーストリップ取付部との間をシールするドアウエザーストリップに関するものである。
ドアウエザーストリップ、例えば自動車用ドアドアウエザーストリップの押出成形部として、図19に示すように、中空状のシール部101と、該中空状のシール部101を上面側に設けたベース部102と、を一体に押出し成形し、上記ベース部102をクリップ103や両面接着テープ104で自動車ドアの周縁のドアウエザーストリップ取付部105に取付けて、上記ベース部102を上記ドアウエザーストリップ取付部105に圧着させて、上記ベース部102と上記ドアウエザーストリップ取付部105との間をシールするようにしたものが知られている。106はドアを閉じたときに上記中空状のシール部101に接触する車体のドア開口縁部である。(例えば特許文献1)。
上記特許文献1の自動車用ドアドアウエザーストリップは、ドア閉時においてドア侵入方向によっては上記両面接着テープ104等に剥離方向の分力Fが作用し、上記両面接着テープ104が剥がれ、上記ベース部102が上記ドアウエザーストリップ取付部105から浮き上がって、シール効果が損なわれてしまうという欠点があった。上記欠点を解決するために、図20に示すように、自動車用ドアのドア外周縁部201に両面接着テープ202を介して接着される被取付壁部203及びこの被取付壁部203から中空状に膨出する中空壁部204を有する基部205と、上記中空壁部204から中空状に膨出し、ドア閉時に車体のドア開口縁部106に圧接する中空シール部206と、上記基部205内を一対の空間部に隔成するように上記被取付壁部203から中空壁部204に架け渡されるブリッジ部207と、を有するドアドアウエザーストリップにおいて、上記ブリッジ部207と中空壁部204との接続部分を、上記中空シール部206と中空壁部204との接続部分の近傍に配置したドアドアウエザーストリップが開発されている。(例えば特許文献2)。
特開平9−123760号公報
特開2003−2069号公報
ところで、上記特許文献2のドアドアウエザーストリップは、比較的幅の狭い両面接着テープ202を用いた場合でも、ドアドアウエザーストリップをドア外周縁部201に安定した状態で強固に接着固定し、ドア閉時において上記両面接着テープ202が剥がれてドアドアウエザーストリップがドア外周縁部201から浮き上がるのを防止することができるという効果がある反面、ドアドアウエザーストリップの構造が複雑になり製造コストが高くなるという問題点があった。
本発明の目的は、より簡単な構成でドアドアウエザーストリップがドア外周縁部から浮き上がるのを防止し、シール効果を損なうことのないドアウエザーストリップを提供することにある。
請求項1の発明は、中空状のメインシール部と、該中空状のメインシール部を設けたベース部と、を備え、上記ベース部を、上記中空状のメインシール部の底面部を構成して自動車のドアウエザーストリップ取付部に取付ける第1ベース部と、該第1ベース部の一端部から上記中空シール部の一側面に沿って上記ドアウエザーストリップ取付部から離間する方向に延びる第2ベース部と、該第2ベース部の一端部から上記ドアウエザーストリップ取付部に連続するフランジ部に向かって延びる第3ベース部と、で構成したドアドアウエザーストリップにおいて、上記第2ベース部と第3ベース部を、上記メインシール部よりも硬質の硬質材で略L字状に形成し、ドア閉時に上記中空状のメインシール部を押して撓ませる力を略2等分して上記第2ベース部の端部を上記ドアウエザーストリップ取付部に押し付け、上記第3ベース部の端部を上記フランジ部に押し付けるようにするとともに、これら第2のベース部と第3のベース部の端部には上記ベース部よりも軟質のスポンジのシールビードを設けた。
請求項2の発明は、請求項1のドアウエザーストリップにおいて、上記シールビードを、高発泡スポンジで形成した。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のドアウエザーストリップにおいて、上記略L字状に配置された第2ベース部と第3ベース部の端部を、形状保持部により連結するとともに、該形状保持部を、上記ドアウエザーストリップ取付部および上記フランジ部と非接触状態に維持した。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のドアウエザーストリップにおいて、上記第3ベース部を、該第3ベース部の底面側と上記フランジ部と成す角度が90°以下になるように形成した。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のドアウエザーストリップにおいて、上記第2ベース部を、該第2ベース部の外面側と上記ドアウエザーストリップ取付部と成す角度が90°以下になるように形成した。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5のドアウエザーストリップにおいて、上記第1ベース部を、上記第2ベース部および第3ベース部と同様に硬質材で形成した。
請求項1のドアウエザーストリップは、ドア閉時において上記中空状のメインシール部を押す力は、略2等分されて上記第2ベース部と第3ベース部とに伝達され、上記第2ベース部の端部に設けたシールビードを上記ドアウエザーストリップ取付部に押し付け、第3ベース部の端部に設けたシールビードを上記フランジ部に押し付けてこれらの間をシールし、裏漏れを確実に防止する。
請求項2のドアウエザーストリップは、上記シールビードを高発泡スポンジ(比重0.1〜0.3)で形成したので、上記シールビードは柔軟性に富み、上記第2ベース部と第3ベース部によって押された場合に上記ドアウエザーストリップ取付部又は上記フランジ部に押し付けられて密着してシール効果を向上させる。
請求項3のドアウエザーストリップは、上記略L字状に配置された第2ベース部と第3ベース部の端部を、形状保持部により連結したので、上記第2ベース部と第3ベース部が押し広げられるのを防止する。特に、上記形状保持部を、上記ドアウエザーストリップ取付部および上記フランジ部と非接触状態に維持することにより、ドア閉時において上記中空状のメインシール部が押された場合でも上記形状保持部が上記ドアウエザーストリップ取付部等に接触するのを防止して上記第1ベース部等が上記ドアウエザーストリップ取付部等から浮き上がるのを未然に阻止する。
請求項4のドアウエザーストリップは、上記第3ベース部を、該第3ベース部の底面側と上記フランジ部と成す角度が90°以下になるように形成したので、特にドアの後辺部での開閉侵入方向に対しても上記第1ベース部が上記ドアウエザーストリップ取付部等から浮き上がるのを防止してシール効果を安定させることができる。
請求項5のドアウエザーストリップは、上記第2ベース部を、該第2ベース部の外面側と上記ドアウエザーストリップ取付部と成す角度が90°以下になるように形成したので、特に、ドアの前辺部での開閉侵入方向に対しても上記第3ベース部が上記フランジ部から浮き上がるのを防止してシール効果を安定させることができる。
請求項6のドアウエザーストリップは、上記第1ベース部を、上記第2ベース部および第3ベース部と同様に硬質材で形成したので、上記第1ベース部をクリップ等で上記ドアウエザーストリップ取付部に取り付けた場合に、上記クリップの固定力が上記シールビードに円滑に伝達されて、該シールビードが確実に上記ドアウエザーストリップ取付部に押し付けられて、上記シールビード部分におけるシール線が確保され、シール効果がより確実なものになる。
図1〜図7は、第1の実施の形態のドアウエザーストリップ1を示す。図1に示す自動車のフロントドア107及びリアドア108は、いわゆる前ヒンジ後ろ開きのドア109である。このようなドア109外周縁には、ドア109が閉じられた際に、ドア109外周縁と車体パネルとの間をシールするドアウエザーストリップ1が取付けられている。図2,図3は、本発明に係る第1の実施の形態のドアウエザーストリップ1の断面図を示している。図2に示すように、ドアウエザーストリップ1は、中空状のメインシール部2と、該中空状のメインシール部2を設けたベース部3と、を備えている。
上記ベース部3は、上記中空状のメインシール部2の底面部を構成して自動車の車体のドアウエザーストリップ取付部105にクリップ103等により取付けられる第1ベース部4と、該第1ベース部4の一端部から上記メインシール部2の一側面を構成しながら上記ドアウエザーストリップ取付部105から離間する方向に延びる第2ベース部5と、該第2ベース部5の一端部から上記ドアウエザーストリップ取付部105に連続するフランジ部110(インナーパネル111とアウターパネル112の重合部)に向かって延びる第3ベース部6と、を備えている。上記第3ベース部6には上記中空状のメインシール部2と同様に軟質スポンジによってサブリップ7が形成されている。
上記第2ベース部5と第3ベース部6は、上記メインシール部2等よりも硬質の硬質材、例えば硬質スポンジで略L字状に形成されていて、図4に示すように、ドアが閉じられて車体のドア開口縁部106でメインシール部2が所定の力F1で押されると、該力F1を分割して、上記第2ベース部5の端部(上記第1ベース部4と交わる部分)を上記ドアウエザーストリップ取付部105に押し付ける1/2F1の力F3で上記第3ベース部6の端部を上記フランジ部110に押し付けている。特に、上記力F1の方向と上記第2ベース部5の成す角度θ1と、上記第3ベース部6の成す角度θ2を略等しい値、例えば45°にするとともに、上記第2ベース部5と上記ドアウエザーストリップ取付部105の成す角度θ3と上記第3ベース部6と上記フランジ部110の成す角度θ4を略90°にすることにより、上記力F1を2等分して略等しい力F2,F3で上記第2ベース部5の端部を上記ドアウエザーストリップ取付部105に押し付け、上記第3ベース部6の端部を上記フランジ部110に押し付けている。
上記第2のベース部5と第3のベース部6の端部には、これら第2のベース部5と第3のベース部6よりも軟質のスポンジ(以下、軟質スポンジと称する)により第1,第2シールビード8,9が形成されている。これら第1,第2シールビード8,9は、高発泡スポンジで形成されている。ここで、表1に示すように、硬質スポンジとは比重0.9〜1.0のスポンジをいい、軟質スポンジとは比重0.4〜0.8のスポンジをいい、高発泡スポンジとは比重0.1〜0.3のスポンジをいう。
上記第1ベース部4は、上記第2ベース部5および第3ベース部6と同様に硬質材で形成されている。
次に、第1の実施の形態のドアウエザーストリップ1の作用について説明する。上記ドアウエザーストリップ1は、上記第1ベース部4をクリップ103等で上記ドアウエザーストリップ取付部105に取り付けられるが、上記第1ベース部4は、上記第2ベース部5および第3ベース部6と同様に硬質材で形成されているので、上記クリップ103の固定力が上記第1ベース部4を介して上記第1シールビード8に円滑に伝達されて、該第1シールビード8が上記ドアウエザーストリップ取付部105に押し付けられて、上記第1シールビード8部分におけるシール線が確保され、シール効果が確実なものになる。
ここでドア109に取付けられたドアウエザーストリップ1にあっては、ドアウエザーストリップ1のドア109外周縁周方向の取付位置によって、ドア109を閉じる際の車体のドア開口縁部106への進入方向が異なったものとなる。
図4及び図5は、車体ルーフに沿ったフロントドア107及びリアドア108の上辺部20,20、すなわち図1におけるA−A線に沿った位置の断面図を示している。図6はフロントドア107及びリアドア108の後辺部21,21、すなわち図1におけるB−B線に沿った位置の断面図を示している。図7は、図示せぬドアヒンジの回転軸に略沿ったフロントドア107及びリアドア108の前辺部22,22、すなわち図1におけるC−C線に沿った位置の断面図を示している。
ドアを閉めると、図4に示すように、フロントドア107及びリアドア108の上辺部20,20では、車体のドア開口縁部106でメインシール部2が所定の力F1で押される。上記力F1は略2分割されて、1/2F1の力F2で上記第2ベース部5の端部(上記第1ベース部4と交わる部分)を上記ドアウエザーストリップ取付部105に押し付けるとともに、上記力F2と略同じ力F3で上記第3ベース部6の端部を上記フランジ部110に押し付けて、シールを確実なものにする。
図5に示すように、組付誤差等により第2シールビード9とフランジ部110の間に多少の隙間δが発生したような場合でも、ドアを閉めると上記第3ベース部6が上記フランジ部110側に変位して上記第2シールビード9を上記フランジ部110に押し付けて上記隙間δを塞ぐことができる。
また、図6に示すように、フロントドア107及びリアドア108の後辺部21,21では、ドアを閉めると車体のドア開口縁部106でメインシール部3が所定の力F4で押される。上記力F4は分割されて、力F5で上記第2ベース部5の端部を上記ドアウエザーストリップ取付部105に押し付けるとともに、力F6で上記第3ベース部6の端部を上記フランジ部110に押し付けて、シールを確実なものにする。ここで力F6は、力F5よりも大きな力となる。さらにまた、図7に示すようにフロントドア107及びリアドア108の前辺部22,22では、ドアを閉めると車体のドア開口縁部106でメインシール部3が所定の力F7で押される。上記力F7は分割されて、力F8で上記第2ベース部5の端部を上記ドアウエザーストリップ取付部105に押し付けるとともに、力F9で上記第3ベース部6の端部を上記フランジ部110に押し付けて、シールを確実なものにする。ここで力F8は、力F9よりも大きな力となる。
図8〜図14は、第2の実施の形態のドアウエザーストリップ1を示す。この実施の形態においては、図8に示すように、第2ベース部5と第3ベース部6の端部間をブリッジ状の形状保持部10により連結した場合を示す。上記形状保持部10は、上記第2ベース部5と第3ベース部6の成す角度θ5が必要以上に大きくならないようにしている。
図9に示すように、上記形状保持部10を、上記ドアウエザーストリップ取付部105に沿って伸びる第1形状保持部11と、上記フランジ部110に沿って伸びる第2形状保持部12と、で構成してもよいが、上記形状保持部10をこのように構成すると、図10に示すように、ドアウエザーストリップ1が転んだ状態でドアウエザーストリップ取付部105に取り付けられると、上記形状保持部10の一部、特に上記第1形状保持部11の端部が上記ドアウエザーストリップ取付部105に接触して、上記第1シールビード8が上記ドアウエザーストリップ取付部105に対して非接触状態になりシール性能は損なわれる虞がある。
そこで、図11,図12に示すように、上記第1形状保持部11とドアウエザーストリップ取付部105の間および上記第2形状保持部12とフランジ部110の間に隙間δを設定し、図13に示すように、ドアウエザーストリップ1が多少転んだ状態で取り付けられた場合でも、上記第1、第2形状保持部11,12がドアウエザーストリップ取付部105やフランジ部110に接触するのを防止して、第1シールビード8をドアウエザーストリップ取付部105に接触させた状態に保つ構成にしてもよい。なお、上記形状保持部10は、図14に示すように第2ベース部5と第3ベース部6の端部間を一直線状に結ぶものであってもよい。その他の構成、作用は、第1の実施の形態の場合と同じであるので重複する説明は省略する。
図15〜図18は、第3の実施の形態のドアウエザーストリップ1を示す。この実施の形態は、ドアウエザーストリップ1を転びをより確実に防止できるようにしたものであり、図15に示すように、上記第2ベース部5の外面5a側と上記ドアウエザーストリップ取付部105の成す角度θ3および上記第3ベース部6の底面6a側と上記フランジ部110と成す角度θ4を90°以下、例えば60°に形成した場合を示す。
次に、第3の実施の形態のドアウエザーストリップ1の作用について説明する。
ドアウエザーストリップ1は、車体ルーフに沿ったフロントドア107及びリアドア108の上辺部20,20では、ドアを閉めると第1の実施の形態と同様に、安定したシール効果を得られる。作用については、第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
ドアウエザーストリップ1は、車体ルーフに沿ったフロントドア107及びリアドア108の上辺部20,20では、ドアを閉めると第1の実施の形態と同様に、安定したシール効果を得られる。作用については、第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
また、図17に示すように、フロントドア107及びリアドア108の後辺部21,21では、ドアを閉めると車体のドア開口縁部106でメインシール部3が所定の力F4で押される。上記力F4は分割されて、力F5で上記第2ベース部5の端部を上記ドアウエザーストリップ取付部105に押し付けるとともに、力F6で上記第3ベース部6の端部を上記フランジ部110に押し付けて、シールを確実なものにする。ここで力F6は、力F5よりも大きな力となるが、上述したように上記第3ベース部6の底面6a側と上記フランジ部110と成す角度θ4を90°以下、例えば60°に形成したので、上記力F6が上記第3ベース部6に作用しても、
上記第3ベース部6は、上記角度θ4が狭くなる方向に変位し、第2ベース部5,第1ベース部4を上記ドアウエザーストリップ取付部105側に押し付ける力が作用し、上記第1ベース部4が上記ドアウエザーストリップ取付部105から浮き上がるのを確実に防止するのである。
上記第3ベース部6は、上記角度θ4が狭くなる方向に変位し、第2ベース部5,第1ベース部4を上記ドアウエザーストリップ取付部105側に押し付ける力が作用し、上記第1ベース部4が上記ドアウエザーストリップ取付部105から浮き上がるのを確実に防止するのである。
さらにまた、図18に示すようにフロントドア107及びリアドア108の前辺部22,22では、ドアを閉めると車体のドア開口縁部106でメインシール部3が所定の力F7で押される。上記力F7は分割されて、力F8で上記第2ベース部5の端部を上記ドアウエザーストリップ取付部105に押し付けるとともに、力F9で上記第3ベース部6の端部を上記フランジ部110に押し付ける。ここで力F8は、力F9よりも大きな力となるが、上述したように上記第2ベース部5の外面5a側と上記ドアウエザーストリップ取付部105とが成す角度θ3を90°以下、例えば60°に形成したので、上記力F8が上記第2ベース部5に作用しても、上記第2ベース部5は、上記角度θ3が狭くなる方向に変位し、上記第3ベース部6を上記フランジ部110に押し付ける力が作用しドアウエザーストリップ1の転び、即ち上記第3ベース部6が上記フランジ部110から浮き上がるのを確実に防止する。その他の構成、作用、効果は、上記第1、第2の実施の形態の場合と同じであるので重複する説明は省略する。
1…ドアウエザーストリップ、2…中空状のメインシール部、3…ベース部、4…第1ベース部、5…第2ベース部、6…第3ベース部、7…サブリップ、8…第1シールビード、9…第2シールビード、10…形状保持部、105…ドアウエザーストリップ取付部、106…車体のドア開口縁部、107…フロントドア、108…リアドア、109…ドア、110…フランジ部、111…インナーパネル、112…アウターパネル。
Claims (6)
- 中空状のメインシール部と、該中空状のメインシール部を設けたベース部と、を備え、
上記ベース部は、上記中空状のメインシール部の底面部を構成して自動車のドアウエザーストリップ取付部に取付ける第1ベース部と、該第1ベース部の一端部から上記中空シール部の一側面に沿って上記ドアウエザーストリップ取付部から離間する方向に延びる第2ベース部と、該第2ベース部の一端部から上記ドアウエザーストリップ取付部に連続するフランジ部に向かって延びる第3ベース部と、を備え、
上記第2ベース部と第3ベース部は、上記メインシール部よりも硬質の硬質材で略L字状に形成されていて、ドア閉時において上記中空状のメインシール部を押して撓ませる力を略2等分して上記第2ベース部の端部を上記ドアウエザーストリップ取付部に押し付け、上記第3ベース部の端部を上記フランジ部に押し付けるようになっているとともに、これら第2のベース部と第3のベース部の端部には上記ベース部よりも軟質のスポンジのシールビードを設けたことを特徴とするドアウエザーストリップ。 - 上記シールビードは、高発泡スポンジで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドアウエザーストリップ。
- 上記略L字状に配置された第2ベース部と第3ベース部の端部は、形状保持部により連結されているとともに、該形状保持部は、上記ドアウエザーストリップ取付部および上記フランジ部と非接触状態に保持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドアウエザーストリップ。
- 上記第3ベース部は、該第3ベース部の底面側と上記フランジ部と成す角度が90°以下に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3に記載のドアウエザーストリップ。
- 上記第2ベース部は、該第2ベース部の外面側と上記ドアウエザーストリップ取付部と成す角度が90°以下に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載のドアウエザーストリップ。
- 上記第1ベース部は、上記第2ベース部および第3ベース部と同様に硬質材で形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5に記載のドアウエザーストリップ。
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