JP2007210011A - Apparatus for tapping molten metal - Google Patents
Apparatus for tapping molten metal Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007210011A JP2007210011A JP2006032731A JP2006032731A JP2007210011A JP 2007210011 A JP2007210011 A JP 2007210011A JP 2006032731 A JP2006032731 A JP 2006032731A JP 2006032731 A JP2006032731 A JP 2006032731A JP 2007210011 A JP2007210011 A JP 2007210011A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- cylindrical body
- impeller
- holding furnace
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
Description
本発明は、保持炉内に貯蔵された溶融金属を、取鍋や前炉等に移動させるために保持炉から出湯する、溶融金属出湯装置に関するものである。 The present invention relates to a molten metal hot water discharge apparatus that discharges molten metal stored in a holding furnace from a holding furnace in order to move it to a ladle, a front furnace, or the like.
従来、加熱されて溶解した後に保持炉内に貯蔵されたアルミニウム合金等の溶融金属を、保持炉から出湯するための手段として、様々な方式が採用されている。
例えば、図8及び図9に示す保持炉100においては、タップ方式による溶融金属出湯装置110が用いられている。ここで、図8は、保持炉100の断面図であり、図9は、溶融金属出湯装置110の部分を示す拡大断面図である。以下、溶融金属出湯装置110について説明する。
Conventionally, various methods have been adopted as means for discharging molten metal such as an aluminum alloy stored in a holding furnace after being heated and melted from the holding furnace.
For example, in the
図8に示すように、保持炉100は、架台5の上に配置されており、その内部にはアルミニウム合金の溶融金属2が貯蔵され、バーナー3により750℃程度の高温に保たれている。そして、図9に示すように、保持炉100の底面端部には溶融金属の出口となる孔8が形成されている。
そして、孔8から出た溶融金属2を、送出管112を介して保持炉100の外に送出し、送出管112の先端に設けられた吐出口112aから出湯し、取鍋4に移動させるようになっている。
As shown in FIG. 8, the
Then, the
一方、保持炉100からの出湯タイミングを制御するために、タップコーン7を備えた制御機器6が設けられている。タップコーン7は、円錐形状のセラミック製部材であり、保持炉100の孔8に嵌挿された状態で、孔8を塞ぐようになっている。制御装置6は、タップコーン7を左右方向に移動させて孔8に嵌脱させることにより、出湯タイミングを制御する。
以上のように、溶融金属出湯装置110により、保持炉100から取鍋4に溶湯を供給することができる。
On the other hand, a control device 6 including a
As described above, it is possible to supply the molten metal from the
また、その他に、メカポンプや真空ポンプを用いて保持炉からの出湯を行う方式も採用されている。さらに、特許文献1には、保持炉内の溶融金属を一定量、鋳造機器へ給湯できる装置として、ピストンを用いた給湯装置に関する発明が開示されている。
しかしながら、上記の溶融金属出湯装置110によれば、保持炉100に溶融金属2の出口となる孔8を設ける必要があり、孔8から湯漏れが発生する懸念がある。この方式は、重力を利用して出湯するものであり、保持炉100を架台5に乗せて高い位置に配置する必要があるため、特に地震発生時等にタップコーン7が孔8からずれてしまうと、高温の溶湯が飛散しやすく、作業員が火傷を負う危険性が高い。
また、タップコーン7の消耗度が高く、頻繁に交換する必要があり、コスト高となってしまう。
また、保持炉100内の溶融金属2のレベルによって出湯量が不安定となりやすい。
However, according to the molten metal hot
Further, the degree of wear of the
Further, the amount of hot water is likely to be unstable depending on the level of the
一方、メカポンプや真空ポンプを用いた場合には、ポンプを構成する部品点数が多くなり、部品の消耗やメンテナンス等の問題が発生する。特に、真空ポンプの場合には、真空状態を実現するために取鍋の形状が限定されるとともに、保持炉と取鍋をつなぐ専用の出湯用パイプも必要となる。また、メカポンプや真空ポンプの場合、出湯管の寿命による予想外の破損、湯漏れの危険もある。
また、特許文献1に記載された給湯装置は、一定量の給湯が必要な場合には有用であるが、大量に出湯する場合には、速度が遅く機構も複雑すぎる。
On the other hand, when a mechanical pump or a vacuum pump is used, the number of parts constituting the pump increases, and problems such as parts wear and maintenance occur. In particular, in the case of a vacuum pump, the shape of the ladle is limited in order to realize a vacuum state, and a dedicated hot water pipe connecting the holding furnace and the ladle is also required. Further, in the case of a mechanical pump or a vacuum pump, there is a risk of unexpected breakage and hot water leakage due to the life of the tapping pipe.
The hot water supply apparatus described in Patent Document 1 is useful when a certain amount of hot water is required, but when a large amount of hot water is discharged, the speed is slow and the mechanism is too complicated.
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、簡単な構造で、安全性が高く、出湯速度の速い、溶融金属出湯装置を提供するものである。また、保持炉内の溶融金属レベルに応じて、安定的な出湯を可能とするものである。 Therefore, the present invention is to solve the above-described conventional problems, and provides a molten metal pouring apparatus having a simple structure, high safety, and high pouring speed. Moreover, stable hot water discharge is enabled according to the molten metal level in the holding furnace.
上記従来の課題を解決するために、請求項1に係る発明の溶融金属出湯装置は、保持炉(1)内に貯蔵された溶融金属(2)を出湯するための溶融金属出湯装置(10)であって、下端に吸込口(11a)が形成され、前記吸込口(11a)が前記溶融金属(2)に浸漬されるように前記保持炉(1)内に配置される筒状体(11)と、一端が前記筒状体(11)の上部に連結され、他端が前記保持炉(1)の外側に延出するとともに、他端に形成された吐出口(12a)から溶融金属(2)を出湯させる送出管(12)と、シャフト(13a)に設けたインペラ(13b)が前記筒状体(11)の内部で回転可能なように、前記筒状体(11)に挿入されるインペラ付シャフト(13)と、を備え、前記インペラ付シャフト(13)を回転させて前記筒状体(11)の内部に上方向の渦流(B)を発生させ、前記吸込口(11a)から溶融金属(2)を前記筒状体(11)の上部に引き上げるとともに、前記引き上げた溶融金属(2)を前記送出管(12)に流し込み、前記吐出口(12a)から出湯することを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned conventional problems, the molten metal hot water apparatus according to the first aspect of the present invention is a molten metal hot water apparatus (10) for pouring molten metal (2) stored in a holding furnace (1). And a cylindrical body (11) disposed in the holding furnace (1) such that a suction port (11a) is formed at a lower end, and the suction port (11a) is immersed in the molten metal (2). ), One end is connected to the upper portion of the cylindrical body (11), the other end extends to the outside of the holding furnace (1), and a molten metal (from a discharge port (12a) formed at the other end 2) A feeding pipe (12) for discharging hot water and an impeller (13b) provided on the shaft (13a) are inserted into the cylindrical body (11) so as to be rotatable inside the cylindrical body (11). A shaft (13) with an impeller, and rotating the shaft (13) with an impeller And generating an upward vortex (B) inside the cylindrical body (11), pulling up the molten metal (2) from the suction port (11a) to the top of the cylindrical body (11), and The pulled molten metal (2) is poured into the delivery pipe (12) and discharged from the discharge port (12a).
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記送出管(12)を、内部が目視可能な樋状に形成したことを特徴とする。
The invention according to
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記送出管(12)を、前記保持炉(1)の外側に向けて下り傾斜となるように形成したことを特徴とする。
The invention according to
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一つに記載の発明において、前記インペラ付シャフト(13)を、上下方向に移動可能としたことを特徴とする。
The invention according to
なお、括弧内の記号は、発明を実施するための最良の形態および図面に記載された対応要素または対応事項を示す。 The symbols in parentheses indicate the best mode for carrying out the invention and the corresponding elements or the corresponding matters described in the drawings.
請求項1に記載の発明によれば、下端に吸込口が形成された筒状体が、吸込口が溶融金属に浸漬されるように保持炉内に配置されるので、筒状体を溶融金属の出湯経路とし、吸込口をその入口とすることができる。
また、送出管の一端が筒状体の上部に連結され、吐出口が形成された送出管の他端が保持炉の外側に延出されているので、送出管を溶融金属の出湯経路とし、吐出口をその出口とすることができる。
また、インペラ付シャフトが筒状体に挿入され、シャフトに設けたインペラが筒状体の内部で回転可能となっているので、インペラ付シャフトを回転させて筒状体の内部に上方向の渦流を発生させることができる。そして、この渦流の働きにより、吸込口から溶融金属を筒状体の上部に引き上げるとともに、引き上げた溶融金属を送出管に流し込み、吐出口から出湯することができる。
以上のように、筒状体、送出管、インペラ付シャフトという簡単な構造であり、保持炉に孔を開ける必要がなく安全性が高い。さらに、筒状体及び送出管の形や大きさ、インペラ付シャフトの回転数の調整等により、出湯速度を速くすることができる。また、保持炉内の溶融金属のレベルに応じてインペラ付シャフトの回転数を変更することにより、安定的な出湯が可能となる。
According to the first aspect of the present invention, the cylindrical body having the suction port formed at the lower end is disposed in the holding furnace so that the suction port is immersed in the molten metal. And a suction port can be used as the entrance.
In addition, one end of the delivery pipe is connected to the upper part of the cylindrical body, and the other end of the delivery pipe in which the discharge port is formed is extended to the outside of the holding furnace. The outlet can be the outlet.
In addition, since the shaft with the impeller is inserted into the cylindrical body, and the impeller provided on the shaft is rotatable inside the cylindrical body, the shaft with the impeller is rotated so that an upward vortex flow is generated inside the cylindrical body. Can be generated. Then, by the action of this vortex, the molten metal can be pulled up from the suction port to the upper part of the cylindrical body, and the pulled molten metal can be poured into the delivery pipe and discharged from the discharge port.
As described above, it has a simple structure of a cylindrical body, a delivery pipe, and a shaft with an impeller, and it is not necessary to make a hole in the holding furnace, and is highly safe. Furthermore, the hot water discharge speed can be increased by adjusting the shape and size of the cylindrical body and the delivery pipe, the rotational speed of the shaft with the impeller, and the like. Further, by changing the number of revolutions of the shaft with the impeller according to the level of the molten metal in the holding furnace, stable hot water can be discharged.
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、送出管が、内部を目視可能な樋状に形成されているので、吐出口だけでなく送出管の流路においても、出湯状態を確認することができ、安全性をより高めることができる。
Further, according to the invention described in
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、送出管が、保持炉の外側に向けて下り傾斜となるように形成されているので、送出管に流れ込んだ溶融金属を、傾斜に沿って吐出口までスムーズに移動させることができる。
According to the invention described in
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一つに記載の発明の作用効果に加えて、インペラ付シャフトが、上下方向に移動可能とされているので、貯蔵された溶融金属の湯位に合わせてインペラ付シャフトを移動させて、保持炉内の溶融金属の増減に対応することができる。
According to the invention described in
次に、図1乃至図7を参照して、本発明の実施形態に係る溶融金属出湯装置について説明する。図1は、本実施形態に係る溶融金属出湯装置10を設けた保持炉1を示す断面図である。
図1に示すように、保持炉1の内部には、加熱されて溶解したアルミニウム合金の溶融金属2が貯蔵されており、保持炉1内に設けられたバーナー3により750℃程度の高温に保たれている。図8に示す従来例に係る保持炉100と異なり、保持炉1の底面には溶融金属2の出口となる孔は設けられていない。
そして、保持炉1に設けられた溶融金属出湯装置10を介して、溶融金属2が保持炉1外に出湯され、取鍋4に溶湯を供給できるようになっている。
Next, with reference to FIG. 1 thru | or FIG. 7, the molten metal tapping apparatus which concerns on embodiment of this invention is demonstrated. FIG. 1 is a cross-sectional view showing a holding furnace 1 provided with a molten
As shown in FIG. 1, a
Then, the
図2に、溶融金属出湯装置10の拡大断面図を示す。溶融金属出湯装置10は、主として、筒状体11、送出管12、及びモーター14の駆動により回転するインペラ付シャフト13から構成されている。
筒状体11は、その下端に吸込口11aが形成されており、吸込口11aが溶融金属2に浸漬されるようにして、保持炉1内に配置されている。
送出管12は、その一端が筒状体11の上部に連結されている。また、送出管12の他端は保持炉1の外側に略水平方向に延出しており、端部には溶融金属2を出湯させるための吐出口12aが下向きに形成されている。
In FIG. 2, the expanded sectional view of the molten-
The
One end of the
図3は、筒状体11と送出管12を示す正面図であり、図4は、同平面図である。また、図5は、図3のA−A断面図である。なお、図3中の点線は、筒状体11及び送出管12の空洞部分を示すために記したものである。
FIG. 3 is a front view showing the
図3及び図4に示すように、筒状体11は、下端に吸込口11aが設けられるとともに上端も開口されて、周壁11bにより円筒状に形成されている。また、周壁11bの上部付近には段差11cが、下から上に向けて拡径するように、テーパー状に形成されている。
筒状体11の上部には送出管12の一端が連結されている。送出管12は、筒状体11の上部から略水平方向に延びており、筒状体11と送出管12は略L字形となるように連結されている。そして、送出管12の先端には、下向きに吐出口12aが形成されている。さらに、側壁12b、底壁12c、先端壁12dにより溶融金属2が流れる流路9が形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
One end of a
なお、送出管12は、保持炉1に設置したときに、先端が保持炉1の外側に延出するように、筒状体11の上部から略水平に延びていればよいが、保持炉1の外側に向けて下り傾斜となるように形成すれば、溶融金属2を吐出口12aに向けてスムーズに移動させることができるため、好ましい。
また、図2に示すように、筒状体11は、保持炉1の溶融金属2に対して垂直方向に差し込まれるようにして配置されているが、これに限定されるものではなく、溶融金属2に対して斜め方向に差し込んでもよい。これにより、溶融金属2を引き上げるために要する力を小さくすることができる。
The
In addition, as shown in FIG. 2, the
図4に示す矢印は、筒状体11に発生する溶融金属2の渦流Wの向きを示している。送出管12は、流路9が渦流Wによる溶融金属2の流出方向に対応するように、筒状体11に対して偏った位置(図4における筒状体11の左下部分)に連結されている。これにより、溶融金属2を、筒状体11から流路9へと、スムーズに流し込むことができるようになっている。
また、筒状体11の上部付近に、渦流Wに沿って、テーパー状の段差11cを形成することにより、さらに溶融金属2をスムーズに流し込むことができるようになっている。
The arrows shown in FIG. 4 indicate the direction of the vortex W of the
Further, by forming a
また、図5に示すように、流路9の上方は開口されており、送出管12は、側壁12b,12bと底壁12cにより、樋状に形成されている。これにより、送出管12を上方から目視可能として、流路9を流れる溶融金属2を確認できるようになっている。
なお、送出管12の流路9の上方や筒状体11の上端を開口せずに、溶融金属2の飛散を防止するようにしてもよい。
As shown in FIG. 5, the upper side of the
Note that the
図6は、筒状体11に挿入されるインペラ付シャフト13を示す斜視図である。
インペラ付シャフト13は、シャフト13aと、シャフト13aの先端に設けられたインペラ13bから形成されている。インペラ13bには、複数枚の羽根が形成されており、インペラ13bを筒状体11の内部で回転させることで、上方向の渦流Wを発生させることができるようになっている。
インペラ13bの大きさは、筒状体11の内部で回転するときに、周壁11bと接触しないよう、筒状体11の内径よりも小さくなっている。
FIG. 6 is a perspective view showing the
The
The size of the
図2に示すように、インペラ付シャフト13は、インペラ13bを下向きにして筒状体11に挿入されている。このとき、インペラ13bが溶融金属2の湯位よりも下側に位置するようになっている。そして、インペラ付シャフト13の上部には、モーター14が接続されて、モーター14の駆動により、インペラ13bが筒状体11の内部で回転するようになっている。インペラ13bの回転方向は、回転により筒状体11の内部に上方向の渦流Wを発生させるような向きである。
As shown in FIG. 2, the
なお、本実施形態では、インペラ付シャフト13の下端側にインペラ13bを設け、上端にモーター14を接続した構成としているが、筒状体11の内部でインペラ13bが回転可能な構成であればこれに限定されるものではない。例えば、上端にインペラを設けたインペラ付シャフトを筒状体11の吐出口11aから挿入し、下側から駆動力を与えるような構成としてもよい。
In the present embodiment, the
ここで、インペラ付シャフト13は、筒状体11の内部を上下方向に移動可能として、貯蔵された溶融金属2の湯位に合わせて移動できるようにすることが好ましい。これにより、例えば、出湯するにつれて溶融金属2の湯位が下がった場合に、インペラ付シャフト13を下方向に移動させて、溶融金属2に浸漬するように調整することができる。
Here, it is preferable that the
また、シャフト13aに設けるインペラとして、図7に示すようなスクリュー状のインペラ13cを用いてもよい。このように、溶融金属2を上方へ引き上げる力を大きくするため、インペラの形状を様々に工夫することが可能である。
さらに、筒状体11、送出管12の形や大きさ、インペラ付シャフト13の回転数を変化させて、出湯速度を速めることもできる。
Further, as the impeller provided on the
Furthermore, the hot water discharge speed can be increased by changing the shape and size of the
上記構成の溶融金属出湯装置10を用いて、保持炉1から溶融金属2を出湯するには、まず、モーター14を駆動させてインペラ付シャフト13を回転させる。すると、インペラ13bの回転により、筒状体11の内部には上方向の渦流Wが発生し、溶融金属2は吸込口11aから引き上げられて、筒状体11の上部に達する。そして、溶融金属2は、筒状体11の上部から送出管12に流し込まれ、流路9を伝って吐出口12aに達し、吐出口12aから取鍋4へと出湯される。
In order to discharge the
本実施形態に係る溶融金属出湯装置10によれば、下端に吸込口11aが形成された筒状体11が、吸込口11aが溶融金属2に浸漬されるように保持炉1内に配置されるので、筒状体11を溶融金属2の出湯経路とし、吸込口11aをその入口とすることができる。
また、送出管12の一端が筒状体11の上部に連結され、吐出口12aが形成された送出管12の他端が保持炉1の外側に延出されているので、送出管12を溶融金属2の出湯経路とし、吐出口12aをその出口とすることができる。
また、インペラ付シャフト13が筒状体11に挿入され、シャフト13aに設けたインペラ13bが筒状体11の内部で回転可能となっているので、インペラ付シャフト13を回転させて筒状体11の内部に上方向の渦流Wを発生させることができる。そして、この渦流Wの働きにより、吸込口11aから溶融金属2を筒状体11の上部に引き上げるとともに、引き上げた溶融金属2を送出管12に流し込み、吐出口12aから出湯することができる。
According to the molten metal
In addition, one end of the
Moreover, since the
以上のように、本実施形態に係る溶融金属出湯装置10は、筒状体11、送出管12、インペラ付シャフト13という簡単な構造であり、保持炉1に孔を開ける必要がなく安全性が高い。さらに、筒状体11及び送出管12の形や大きさ、インペラ付シャフト13の回転数の調整等により、出湯速度を速くすることができる。また、保持炉1内の溶融金属2のレベルに応じてインペラ付シャフト13の回転数を変更することにより、安定的な出湯が可能となる。
As described above, the molten
また、送出管12が、内部を目視可能な樋状に形成されているので、吐出口12aだけでなく送出管12の流路9においても、出湯状態を確認することができ、安全性をより高めることができる。
In addition, since the
また、送出管12が、保持炉1の外側に向けて下り傾斜となるように形成されているので、送出管12に流れ込んだ溶融金属2を、傾斜に沿って吐出口12aまでスムーズに移動させることができる。
Moreover, since the
また、インペラ付シャフト13が、上下方向に移動可能とされているので、貯蔵された溶融金属2の湯位に合わせてインペラ付シャフト13を移動させて、保持炉1内の溶融金属2の増減に対応することができる。
Moreover, since the
なお、本実施形態では溶融金属2をアルミニウム合金として説明したが、その他にも、亜鉛、マグネシウム合金等の出湯に使用可能であり、比重には関係なく、溶融したときの粘性が水と同等のものであれば適用することができる。
In the present embodiment, the
1 保持炉
2 溶融金属
3 バーナー
4 取鍋
5 架台
6 制御機器
7 タップコーン
8 孔
9 流路
10 溶融金属出湯装置
11 筒状体
11a 吸込口
11b 周壁
11c 段差
12 送出管
12a 吐出口
12b 側壁
12c 底壁
12d 先端壁
13 インペラ付シャフト
13a シャフト
13b インペラ
13c インペラ
14 モーター
100 保持炉
110 溶融金属出湯装置
112 送出管
112a 吐出口
W 渦流
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
下端に吸込口が形成され、前記吸込口が前記溶融金属に浸漬されるように前記保持炉内に配置される筒状体と、
一端が前記筒状体の上部に連結され、他端が前記保持炉の外側に延出するとともに、他端に形成された吐出口から溶融金属を出湯させる送出管と、
シャフトに設けたインペラが前記筒状体の内部で回転可能なように、前記筒状体に挿入されるインペラ付シャフトとを備え、
前記インペラ付シャフトを回転させて前記筒状体の内部に上方向の渦流を発生させ、前記吸込口から溶融金属を前記筒状体の上部に引き上げるとともに、前記引き上げた溶融金属を前記送出管に流し込み、前記吐出口から出湯することを特徴とする溶融金属出湯装置。 A molten metal tapping apparatus for tapping molten metal stored in a holding furnace,
A cylindrical body disposed in the holding furnace such that a suction port is formed at a lower end, and the suction port is immersed in the molten metal,
One end is connected to the upper part of the cylindrical body, the other end extends to the outside of the holding furnace, and a delivery pipe for discharging molten metal from a discharge port formed at the other end,
A shaft with an impeller inserted into the cylindrical body so that the impeller provided on the shaft can rotate inside the cylindrical body;
The shaft with the impeller is rotated to generate an upward vortex inside the cylindrical body, the molten metal is pulled up from the suction port to the upper part of the cylindrical body, and the pulled molten metal is sent to the delivery pipe A molten metal hot-water apparatus, wherein the hot metal is poured out and discharged from the discharge port.
The molten metal hot water apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the shaft with the impeller is movable in a vertical direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006032731A JP2007210011A (en) | 2006-02-09 | 2006-02-09 | Apparatus for tapping molten metal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006032731A JP2007210011A (en) | 2006-02-09 | 2006-02-09 | Apparatus for tapping molten metal |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007210011A true JP2007210011A (en) | 2007-08-23 |
Family
ID=38488868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006032731A Pending JP2007210011A (en) | 2006-02-09 | 2006-02-09 | Apparatus for tapping molten metal |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007210011A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010156267A (en) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Sanken Sangyo Co Ltd | Transfer apparatus for nonferrous-metal melt |
JP2011143463A (en) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | The Tokai:Kk | Molten magnesium supply pump and method for controlling the same |
JP2011525118A (en) * | 2008-02-01 | 2011-09-15 | ナイキ インコーポレーティッド | System and method for fitting a golf club to a golfer |
JP2013212542A (en) * | 2013-07-24 | 2013-10-17 | The Tokai:Kk | Molten magnesium supply pump and method for controlling the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001105129A (en) * | 1999-10-12 | 2001-04-17 | Dowa Mining Co Ltd | Supplying device of molten metal for metal casting |
JP2001329987A (en) * | 2000-05-19 | 2001-11-30 | Mazda Pomp Manufacturing Co Ltd | Vertical sinking type axial flow pump for molten metal |
JP2002011564A (en) * | 2000-06-27 | 2002-01-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Device for recovering molten metal |
-
2006
- 2006-02-09 JP JP2006032731A patent/JP2007210011A/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001105129A (en) * | 1999-10-12 | 2001-04-17 | Dowa Mining Co Ltd | Supplying device of molten metal for metal casting |
JP2001329987A (en) * | 2000-05-19 | 2001-11-30 | Mazda Pomp Manufacturing Co Ltd | Vertical sinking type axial flow pump for molten metal |
JP2002011564A (en) * | 2000-06-27 | 2002-01-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Device for recovering molten metal |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011525118A (en) * | 2008-02-01 | 2011-09-15 | ナイキ インコーポレーティッド | System and method for fitting a golf club to a golfer |
JP2010156267A (en) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Sanken Sangyo Co Ltd | Transfer apparatus for nonferrous-metal melt |
JP2011143463A (en) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | The Tokai:Kk | Molten magnesium supply pump and method for controlling the same |
JP2013212542A (en) * | 2013-07-24 | 2013-10-17 | The Tokai:Kk | Molten magnesium supply pump and method for controlling the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9909808B2 (en) | System and method for degassing molten metal | |
US10675679B2 (en) | Transfer pump launder system | |
US8337746B2 (en) | Transferring molten metal from one structure to another | |
JP6393256B2 (en) | Molten metal immersion equipment | |
US9643247B2 (en) | Molten metal transfer and degassing system | |
US9205490B2 (en) | Transfer well system and method for making same | |
US9409232B2 (en) | Molten metal transfer vessel and method of construction | |
US20140265068A1 (en) | System and method for component maintenance | |
US20150328682A1 (en) | Molten metal transfer system and rotor | |
US20200360987A1 (en) | System and method to feed mold with molten metal | |
JP2009285726A (en) | Tapping method in cold crucible melting furnace | |
JP2007210011A (en) | Apparatus for tapping molten metal | |
JP2010070794A (en) | Apparatus for purifying hot metal | |
JP5348718B2 (en) | Blast furnace residue removal method and residue removal device | |
KR101602893B1 (en) | Chip melting and agitatiing device | |
JP2009082972A (en) | Molten metal receiving crucible for molten metal holding furnace in casting apparatus | |
JP2021018040A (en) | Metal material melting device, molten metal melting holding system ad metal material melting method | |
JP2021517932A (en) | Molten metal scrap immersion system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080310 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20100413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100810 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |