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JP2007203774A - 車両のトノカバー装置 - Google Patents

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JP2007203774A JP2006021854A JP2006021854A JP2007203774A JP 2007203774 A JP2007203774 A JP 2007203774A JP 2006021854 A JP2006021854 A JP 2006021854A JP 2006021854 A JP2006021854 A JP 2006021854A JP 2007203774 A JP2007203774 A JP 2007203774A
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正則 小平
Yuzo Sato
雄三 佐藤
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Abstract

【課題】 後部荷室の車幅方向幅が上側程狭くなる車両において、トノカバーシートと車体の左右両後側部との隙間を極力無くし、シート支持部材を使用位置から1対のガイドレールに沿って確実に上昇させることができる、車両のトノカバー装置を提供する。
【解決手段】 シート支持部材21が1対のガイドレール12に沿って使用位置から上昇する際に、トノカバーシート10の後側部分の左右方向のシート幅を1対のガイドレール12間の車幅方向間隔の縮小に伴って縮小させるようにシート幅の差を吸収するシート幅吸収機構13を備え、シート幅吸収機構13は、シート支持部材21が山折れ可能にシート支持部材21の長さ方向途中部に設けられた左右対称の1対の屈曲部30を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トノカバーシートのシート部材の後端に取り付けたシート支持部材を、1対のガイドレールに沿って上昇させる際に、トノカバーシートの後端側部分の左右方向のシート幅を縮小可能に構成した車両のトノカバー装置に関するものである。
従来、自動車等の車両のトノカバー装置として、車体の後部開口に臨む後部荷室の上側を覆うシート部材とシート部材の後端に取り付けられたシート支持部材とを有するトノカバーシートと、シート支持部材の左右両端部をガイドする1対のガイドレールとを備え、シート支持部材を1対のガイドレールに沿って移動させることで、トノカバーシート(後部荷室)を開閉するものが実用に供されている。
例えば、特許文献1のトノカバー装置では、車体の後部開口の左右両縁部に沿って1対のガイドレールが湾曲状に設けられ、これらガイドレールにシート支持部材としての引き棒の左右両端部がガイドされている(図2参照)。尚、特許文献1には、1対の揺動アームの基端部を車体部材に回動自在に連結し、これら揺動アームの先端部に引き棒の左右両端部を回動自在に連結したもの(図4参照)も開示されている。
ところで、シート支持部材が1対のガイドレールに所定の使用位置にガイドされた状態で、トノカバーシートが略水平状態になって後部荷室の上側を覆うが、1対のガイドレールによりシート支持部材を少なくとも上下方向に位置可変にガイドすることで、シート支持部材を使用位置から1対のガイドレールに沿って上昇させて、トノカバーシート(後部荷室)を大きく開放でき、トノカバーシートの開閉を含む後部荷室への荷物の出し入れを効率的に行うことが可能になる。特許文献1のトノカバー装置もそうなっている。
特許第3613581号公報
車両のトノカバー装置においては、トノカバーシートが後部荷室の上側を覆った略水平状態で、トノカバーシーの下側の後部荷室部分が外部から極力見えないようにすることが望ましく、そのために、その略水平状態のトノカバーシートと後部荷室に臨む車体の左右の後部内側部との間の隙間を殆ど無くすように、トノカバーシートの左右方向のシート幅を設定することができる。しかし、一般的な車両は車体の左右の後部内側部間の車幅方向間隔が上側程狭くなっている。
そのため、シート支持部材を含むトノカバーシートのシート幅を上記のように設定した場合、1対のガイドレールによりシート支持部材の左右両端部を少なくとも上下方向に位置可変にガイドするトノカバー装置では、1対のガイドレールを、それらガイドレール間の車幅方向間隔が上側程狭くなるように傾斜状に設ける必要があり、既存の技術では、シート支持部材を使用位置から1対のガイドレールに沿って上昇させる際に、シート支持部材の左右両端部が、1対のガイドレール(或いは、車体の左右の後部内側部)に突っかかって移動不能になり、トノカバーシートを開放することができなくなる。
そこで、シート支持部材を含むトノカバーシートのシート幅を、車体の左右の後部内側部間の車幅方向間隔のうち、シート支持部材が移動する最上位置における間隔よりも小さくすると共に、1対のガイドレールを鉛直に平行に配設することで、上記課題は解決でき現実的であるが、トノカバーシートが後部荷室の上側を覆った略水平状態で、トノカバーシートと車体の左右の後部内側部との間の隙間が大きくなり、また、1対ガイドレールが後部荷室内へ大きく張り出して邪魔になる虞もある。
本発明の目的は、後部荷室に臨む車体の左右両後側部間の車幅方向間隔(後部荷室の車幅方向幅)が上側程狭くなる車両において、シート支持部材が1対のガイドレールに所定の使用位置にガイドされた状態で、略水平状態のトノカバーシートと車体の左右両後側部との隙間を極力無くすと共に、シート支持部材を使用位置から1対のガイドレールに沿って確実に上昇させて、トノカバーシートを確実に開放できる、車両のトノカバー装置を提供することである。
請求項1の車両のトノカバー装置は、車体の後部開口に臨む後部荷室の上側を覆うシート部材とシート部材の後端に取り付けられたシート支持部材とを有するトノカバーシートと、車体の左右1対の後部ピラーに沿って配設されてトノカバーシートのシート支持部材の左右両端部をガイドする1対のガイドレールとを備えたトノカバー装置において、前記1対のガイドレールは、それらガイドレール間の車幅方向間隔が下側程広くなるように傾斜状に設けられ、前記シート支持部材が1対のガイドレールに所定の使用位置にガイドされた状態で、略水平状態のトノカバーシートの後端側部分の左右方向のシート幅が1対のガイドレール間の車幅方向間隔と略同じになるように構成され、前記シート支持部材が1対のガイドレールに沿って前記使用位置から上昇する際に、前記シート幅を1対のガイドレール間の車幅方向間隔の縮小に伴って縮小させるようにシート幅の差を吸収するシート幅吸収手段を備えたことを特徴とする。
この車両のトノカバー装置は、後部荷室に臨む車体の左右の後部ピラーを含む後部側部間の車幅方向間隔(後部荷室の車幅方向幅)が上側程狭くなる車両に適用されるものである。1対のガイドレールは、それらガイドレール間の車幅方向間隔が下側程広くなるように傾斜状に設けられるため、左右1対の後部ピラーに沿って配設される。トノカバーシートは、シート部材と、シート部材の後端に取り付けられたシート支持部材とを有し、シート支持部材の左右両端部が、1対のガイドレールにより少なくとも上下方向に位置可変にガイドされる。
シート支持部材が1対のガイドレールに所定の使用位置にガイドされた状態で、略水平状態のトノカバーシートの後端側部分の左右方向のシート幅が1対のガイドレール間の車幅方向間隔と略同じになるように構成されているため、後部荷室の上側を覆った略水平状態のトノカバーシートと後部荷室に臨む車体の左右の後部内側部との隙間を極力無くすことができる。シート支持部材が1対のガイドレールに沿って使用位置から上昇する際に、シート幅吸収手段により、前記シート幅を1対のガイドレール間の車幅方向間隔の縮小に伴って縮小させるようにシート幅の差が吸収されるため、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って確実に上昇され、トノカバーシートが確実に開放される。
請求項1の発明において、前記シート幅吸収手段は、シート支持部材が山折れ可能に、シート支持部材の長さ方向中央部に設けられた屈曲部を有する(請求項2)、前記シート幅吸収手段は、シート支持部材が山折れ可能に、シート支持部材の長さ方向途中部に左右対称に設けられた少なくとも1対の屈曲部を有する(請求項3)、前記シート幅吸収手段は、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材を車幅方向に収縮させ又は上方へ撓ませてシート支持部材の左右長を変化させる左右長可変機構からなる(請求項4)、等の構成を採用可能である。
また、請求項4の発明において、前記シート支持部材は、その大部分を構成する支持部材本体と左右1対の連結支持部とを有し、前記左右長可変機構は、支持部材本体の少なくとも両端部に形成されて1対の連結支持部を左右方向へ伸縮自在に内嵌するガイド穴を有する伸縮機構を有する(請求項5)、前記シート部材の後端が、シート支持部材の支持部材本体に結合されると共に1対の連結支持部と非結合状態に構成され、前記シート幅吸収手段は、前記シート支持部材の上昇による1対のガイドレール間の車幅方向間隔の縮小に伴って、シート部材のうち1対の連結支持部と非結合の1対の後端側コーナ部が折り曲がるように構成される(請求項6)、前記シート幅吸収手段は、1対のガイドレールに沿って配設され、シート部材の1対の後端側コーナ部をガイドする1対の補助ガイドレールを有する(請求項7)、等の構成を採用可能である。
請求項1の車両のトノカバー装置によれば、一般的な車両は後部荷室に臨む車体の左右の後部ピラーを含む後部内側部間の車幅方向間隔(後部荷室の車幅方向幅)が上側程狭くなるが、その車両に適用して、トノカバーシートのシート支持部材が1対のガイドレールに所定の使用位置にガイドされた状態で、略水平状態のトノカバーシートと車体の後部内側部との隙間を極力無くすことができるので、このトノカバーシートの下側の後部荷室部分が外部から極力見えないようにすることができ、しかも、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って使用位置から上昇する際に、シート幅吸収手段により、トノカバーシートの後側部分の左右方向のシート幅を1対のガイドレール間の車幅方向間隔の縮小に伴って縮小させるようにシート幅の差を吸収するので、シート支持部材を使用位置から1対のガイドレールに沿って確実に上昇させて、トノカバーシートを確実に開放することができ、しかも、1対のガイドレールを、それらガイドレール間の車幅方向間隔が下側程広くなるように傾斜状に設けて、左右1対の後部ピラーに沿って後部荷室の方へ大きく張り出さないように配設でき、故に、後部荷室のスペースを大きく確保することができる。
請求項2のトノカバー装置によれば、シート幅吸収手段は、シート支持部材が山折れ可能に、シート支持部材の長さ方向中央部に設けられた屈曲部を有するので、シート支持部材が使用位置のときに非屈曲状態になるようにして、トノカバーシートを略水平状態にすることができ、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材の長さ方向中央部の屈曲部を、後部荷室に荷物を出し入れし易くなる上方へ山折れさせて、シート支持部材の左右長を小さくして、トノカバーシートの後側部分のシート幅を確実に縮小させることができる。
請求項3のトノカバー装置によれば、シート幅吸収手段は、シート支持部材が山折れ可能に、シート支持部材の長さ方向途中部に左右対称に設けられた少なくとも1対の屈曲部を有するので、シート支持部材が使用位置のときに非屈曲状態になるようにして、トノカバーシートを略水平状態にすることができ、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材の長さ方向途中部の左右対称の少なくとも1対の屈曲部を、後部荷室に荷物を出し入れし易くなる上方へ山折れさせて、シート支持部材の左右長を小さくして、トノカバーシートの後側部分のシート幅を確実に縮小させることができる。
請求項4のトノカバー装置によれば、シート幅吸収手段は、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材を車幅方向に収縮させ又は上方へ撓ませてシート支持部材の左右長を変化させる左右長可変機構からなるので、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材を水平状態に保持して車幅方向に収縮させて、又は、シート部材を後部荷室に荷物を出し入れし易くなる上方へ撓ませ左右長を小さくして、トノカバーシートの後側部分のシート幅を確実に縮小させることができる。
請求項5のトノカバー装置によれば、シート支持部材は、その大部分を構成する支持部材本体と左右1対の連結支持部とを有し、左右長可変機構は、支持部材本体の少なくとも両端部に形成されて1対の連結支持部を左右方向へ伸縮自在に内嵌するガイド穴を有するので、1対のガイドレールに1対の連結支持部をガイドさせて、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材を車幅方向に確実に収縮させ、また、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って下降する際に、シート支持部材を車幅方向に確実に伸長させることができる。
請求項6のトノカバー装置によれば、シート部材の後端を、シート支持部材の支持部材本体に結合すると共に1対の連結支持部と非結合状態に構成し、シート幅吸収手段は、シート支持部材の上昇による1対のガイドレール間の車幅方向間隔の縮小に伴って、シート部材のうち1対の連結支持部と非結合の1対の後端側コーナ部が折り曲がるように構成したので、トノカバーシートの後側部分のシート部材の左右方向幅を大きくできて、後部荷室の上側を確実に覆い、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って上昇する際に、1対の後端側コーナ部を折り曲げて、シート部材を含むトノカバーシートの後側部分のシート幅を確実に縮小させることができる。
請求項7のトノカバー装置によれば、シート幅吸収手段は、1対のガイドレールに沿って配設され、シート部材の1対の後端側コーナ部をガイドする1対の補助ガイドレールを有するので、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って上昇する際に、1対の補助ガイドレールにより1対の後端側コーナ部をガイドして整然と折り曲げることができる。
本発明の車両のトノカバー装置は、1対のガイドレールが、それらガイドレール間の車幅方向間隔が下側程広くなるように傾斜状に設けられ、トノカバーシートのシート支持部材が1対のガイドレールに所定の使用位置にガイドされた状態で、略水平状態のトノカバーシートの後端側部分の左右方向のシート幅が1対のガイドレール間の車幅方向間隔と略同じになるように構成され、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って前記使用位置から上昇する際に、シート幅吸収手段により、前記シート幅を1対のガイドレール間の車幅方向間隔の縮小に伴って縮小させるようにシート幅の差が吸収される。
図1、図2に示すように、本発明のトノカバー装置1が装備される自動車等の車両2は、車体3の後部に、後部開口4が形成されると共に、後部開口4に臨む後部荷室5が形成され、車体3の後部開口4の上側部分にバックドア6の上端部が車幅方向に向く軸心回りに軸支されて、このバックドア6により後部開口4が上下に開閉され、後部荷室5の前側にシートバック7が配設され、後部荷室5に臨む車体3の左右の後部ピラー8を含む後部内側部間の車幅方向間隔(後部荷室5の車幅方向幅)が上側程狭くなっている。
図1〜図4に示すように、トノカバー装置1は、トノカバーシート10、巻取装置11、左右1対のガイドレール12、シート幅吸収機構13を備えている。
トノカバーシート10は、後部荷室5の上側を覆う可撓性の有るシート部材20と、シート部材20の後端に取り付けられた硬質のシート支持部材21とを有し、1対のガイドレール12は左右1対の後部ピラー8に沿って配設され、これらガイドレール12によりシート支持部材21の左右両端部がガイドされる。
巻取装置11は、シートバック7の背面側に装着され、トノカバーシート10を巻き取り可能に巻き取り方向へ付勢するものである。この巻取装置11は、車幅方向長に長いケーシング11aを有すると共に、図示省略するが、ケーシング11aに収容され且つ回転可能に支持された巻取軸と、巻取軸を一定方向へ回動付勢するバネ部材とを有し、シート部材20が巻取軸に巻かれて、ケーシング11aに形成されたスリットから後方へ導出されている。
1対のガイドレール12は、1対の後部ピラー8の内面側に複数のボルト等の締結部材(図示略)により固定されて、それらガイドレール12間の車幅方向間隔が下側程広くなるように車幅方向に傾斜状に、また、後方程下方へ移行するように前後方向に傾斜状に設けられ、これらガイドレール12により、シート支持部材21が、所定の使用位置(図1、図2に実線で示す位置)と、使用位置よりも上側且つ前側に位置する開放位置(図1、図2に2点鎖線で示す位置)とに亙って、直線的に移動自在にガイドされる。
シート支持部材21が1対のガイドレール12に使用位置にガイドされた状態で、シート支持部材21は、後部荷室5の後端に位置すると共に、その高さ位置が巻取装置11の高さ位置と略同じになり、トノカバーシート10が略水平状態になって後部荷室5の上側を覆った状態になる。シート支持部材21が1対のガイドレール12に開放位置にガイドされた状態で、トノカバーシート10が後方上がり傾斜状になって、トノカバーシート10の下側の荷室部分が後側へ大きく開口し、その荷室部分にバックドア6を開けて後部開口4から荷物を出し入れすることが可能になる。
シート支持部材21が1対のガイドレール12に使用位置にガイドされた状態で、略水平状態のトノカバーシート10の後端側部分の左右方向のシート幅が、1対のガイドレール12間の車幅方向間隔と略同じになるように構成されている。ここで、トノカバーシート10の後端側部分には、シート支持部材21とシート部材20の後端部が含まれ、シート部材20の左右方向のシート幅も全体に均一に、シート部材20の後端部と略同じシート幅になるように構成されている。
シート幅吸収機構13は、シート支持部材21が1対のガイドレール12に沿って使用位置から上昇する際に、トノカバーシート10の後端側部分のシート幅を、1対のガイドレール12間の車幅方向間隔の縮小に伴って縮小させるように、1対のガイドレール12間の車幅方向間隔に対するシート幅の差を吸収するものである。
シート幅吸収機構13は、シート支持部材21が山折れ可能に、シート支持部材21の長さ方向途中部に左右対称に設けられた1対の屈曲部30を有し、そのために、シート支持部材21が、支持部材本体22と左右1対の連結支持部23とを有し、例えば、支持部材本体22は、左右1対の後部ピラー8の下部間の間隔の1/2程度の長さを有し、各連結支持部23は、支持部材本体22の1/2程度の長さを有する。
図3に示すように、1対の連結支持部23の車幅方向外端部が1対のガイドレール12にガイドされると共に、各屈曲部30においては、支持部材本体22の車幅方向外側端部と各連結支持部23の車幅方向内側端部とが、それらの端面同士を当接させて直線状となり且つ山折れのみ可能にヒンジ部材31を介して回動可能に連結され、シート支持部材21が使用位置のときに、支持部材本体22と1対の連結支持部23とが非屈曲状態となるように構成されている。
1対の連結支持部23を1対のガイドレール12に沿って上昇させると、1対の連結支持部23は、内側程上側へ大きく移動するように傾斜し姿勢を変えて、1対の屈曲部30が山折れするが、この連結支持部23の上昇を許容するために、各連結支持部23の外側端部をガイドレール12にガイドさせつつ、各連結支持部23をガイドレール12に対して上下方向へ回動可能に連結する、連結ガイド構造40が設けられている。
図4に示すように、連結ガイド構造40においては、各連結支持部23が、その大部分を構成する連結支持部本体24と、連結支持部本体24の車幅方向外側に位置する連結支持部25とを有し、この連結支持部本体24と連結支持部25が、それらの端面同士を当接させて直線状となり且つ谷折れのみ可能にヒンジ部材41を介して連結され、シート支持部材21が使用位置のときに非屈曲状態となり、連結支持部25に形成された係合部25aがガイドレール12のガイド溝12aに係合解除可能に係合されガイドされる。
以上説明したトノカバー装置1の作用・効果について説明する。
シート支持部材21が1対のガイドレール12に使用位置にガイドされた状態で、トノカバーシート10が略水平状態になって後部荷室5の上側を覆い、このトノカバーシート10の後端側部分の左右方向のシート幅が1対のガイドレール12間の車幅方向間隔と略同じになるように構成したので、このトノカバーシート10と車体3の後部荷室5に臨む後部内側部との隙間を極力無くすことができ、トノカバーシート10の下側の後部荷室部分が外部から極力見えないようにすることができる。
シート支持部材21が1対のガイドレール12に沿って使用位置から上昇する際に、シート幅吸収機構13により、トノカバーシート10の後側部分の左右方向のシート幅を1対のガイドレール12間の車幅方向間隔の縮小に伴って縮小させるようにシート幅の差を吸収するので、シート支持部材21を使用位置から1対のガイドレール12に沿って確実に上昇させて、トノカバーシート10を確実に開放することができ、しかも、1対のガイドレール12を、それらガイドレール12間の車幅方向間隔が下側程広くなるように傾斜状に設けて、左右1対の後部ピラー8に沿って後部荷室5の方へ大きく張り出さないように配設でき、後部荷室5のスペースを大きく確保することができる。
シート幅吸収機構13は、シート支持部材21が山折れ可能に、シート支持部材21の長さ方向途中部に左右対称に設けられた1対の屈曲部30を有するので、シート支持部材21が使用位置のときに非屈曲状態になるようにして、トノカバーシート10を略水平状態にすることができ、シート支持部材21が1対のガイドレール12に沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材21の長さ方向途中部の左右対称の1対の屈曲部30を、後部荷室5に荷物を出し入れし易くなる上方へ山折れさせて、シート支持部材21の左右長を小さくして、トノカバーシート10の後側部分のシート幅を確実に縮小させることができる。
また、シート支持部材21が1対のガイドレール12に沿って下降する際には、屈曲部30が非屈曲側へ戻るため、シート支持部材21を水平状態となる使用位置に確実に復帰させることができ、依って、後部荷室5に臨む車体3の左右両後側部間の車幅方向間隔が上側程狭くなる車両2に最適な、トノカバー装置1を提供することができる。
トノカバー装置1の屈曲部30と連結ガイド構造40を次のように変更可能である。
1]図5に示すように、各屈曲部30Aにおいては、各連結支持部23の車幅方向内側端部と支持部材本体22の車幅方向外側端部と各連結支持部23の車幅方向内側端部とが、これら支持部材本体22と連結支持部23に夫々形成された回動規制部33,34を当接させて直線状となり且つ山折れのみ可能に軸部材32を介して連結され、シート支持部材21が使用位置のときに、支持部材本体22と1対の連結支持部23とが非屈曲状態となるように構成されている。
2]図6に示すように、連結ガイド構造40Aにおいては、各連結支持部23が、その大部分を構成する連結支持部本体24Aと、連結支持部本体24Aの車幅方向外側に位置する連結支持部25Aとを有し、連結支持部本体24Aの車幅方向外側端部に軸部42が形成され、連結支持部25Aに軸部42が係合解除可能に係合される軸係合部43が形成され、シート支持部材21が使用位置のときに非屈曲状態となり、連結支持部25Aに形成された係合部25Aaがガイドレール12のガイド溝12aに係合されガイドされる。
3]尚、3つ以上の屈曲部30(30A)を、シート支持部材21の長さ方向途中部に左右対称に設けてもよい。
このトノカバー装置1Bは、実施例1のトノカバー装置1において、シート幅吸収機構13とシート支持部材21を変更したものであり、その他は実施例1のトノカバー装置1と同じであるので同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、シート幅吸収機構13Bは、シート支持部材21Bが山折れ可能に、シート支持部材21Bの長さ方向中央部に設けられた1つの屈曲部30Bを有し、そのために、シート支持部材21Bが、左右1対の支持部材分割部26を有し、図示省略するが、これら支持部材分割部26が、実施例1の屈曲部30(30A)を構成するための連結構造と同様に、連結されている。
1対の支持部材分割部26を1対のガイドレール12に沿って上昇させると、1対の支持部材分割部26は、内側程上側へ大きく移動するように傾斜し姿勢を変えて、屈曲部30Bが山折れするが、この支持部材分割部26の上昇を許容するために、各支持部材分割部26の外側端部をガイドレール12にガイドさせつつ、各支持部材分割部26をガイドレール12に対して上下方向へ回動可能に連結する、実施例1の連結ガイド構造40(40B)と同様の連結ガイド構造(図示略)が設けられている。
このトノカバー装置1Bによれば、シート幅吸収機構13Bは、シート支持部材21Bが山折れ可能に、シート支持部材21Bの長さ方向中央部に設けられた屈曲部30Bを有するので、シート支持部材21Bが使用位置のときに非屈曲状態になるようにして、トノカバーシート10を略水平状態にすることができ、シート支持部材21Bが1対のガイドレール12に沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材21Bの長さ方向中央部の屈曲部30Bを、後部荷室5に荷物を出し入れし易くなる上方へ山折れさせて、シート支持部材21の左右長を小さくして、トノカバーシート10の後側部分のシート幅を確実に縮小させることができる。その他は実施例1と同様の効果を奏する。
このトノカバー装置1Cは、実施例1のトノカバー装置1において、シート幅吸収機構13とシート支持部材21を変更したものであり、その他は実施例1のトノカバー装置1と同じであるので同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、シート幅吸収機構13Cは、シート支持部材21Cが1対のガイドレール12に沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材21Cを上方へ撓ませてシート支持部材21Cの左右長を小さくさせる左右長可変機構からなる。即ち、シート支持部材21Cが可撓性の有る部材で構成されている。
このトノカバー装置1Cによれば、シート幅吸収機構13Cにより、シート支持部材21Cが1対のガイドレール12に沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材21Cを後部荷室5に荷物を出し入れし易くなる上方へ撓ませ左右長を小さくして、トノカバーシート10の後側部分のシート幅を確実に縮小させることができ、また、実施例1,2のような屈曲部30,30A,30Bを設ける必要がないので、構造を簡単化できる。その他は実施例1と同様の効果を奏する。
図9〜図11に示すように、このトノカバー装置1Dは、トノカバーシート10D、巻取装置11(図示略)、左右1対のガイドレール12D、シート幅吸収機構13D、左右1対のキャリッジ14を備えている。巻取装置11は、実施例1の巻取装置11と同様であるので説明を省略する。
トノカバーシート10Dは、後部荷室5の上側を覆う可撓性の有るシート部材20Dと、シート部材20Dの後端に取り付けられた硬質のシート支持部材21Dとを有し、1対のガイドレール12Dは左右1対の後部ピラー8に沿って配設され、これらガイドレール12Dによりシート支持部材21Dの左右両端部がガイドされる。
1対のガイドレール12Dは、1対の後部ピラー8の内面側に複数のボルト等の締結部材(図示略)により固定されて、それらガイドレール12D間の車幅方向間隔が下側程広くなるように車幅方向に傾斜状に、また、後方程下方へ移行するように前後方向に傾斜状に設けられ、これらガイドレール12Dにより、1対のキャリッジ14が移動自在に係合されガイドされている。
1対のキャリッジ14には、シート支持部材21Dの左右両端部を係合解除可能に係合させて保持する係合部14aが形成され、これらキャリッジ14にシート支持部材21Dの左右両端部が保持された状態で、1対のガイドレール12Dにより、1対のキャリッジ14と共に、シート支持部材21Dが、所定の使用位置(図9に実線で示す位置)と、使用位置よりも上側且つ前側に位置する開放位置(図9に2点鎖線で示す位置)とに亙って、直線的に移動自在にガイドされる。
シート支持部材21Dが1対のガイドレール12Dに使用位置にガイドされた状態で、略水平状態のトノカバーシート10Dの後端側部分の左右方向のシート幅が、1対のガイドレール12D間の車幅方向間隔と略同じになるように構成されている。ここで、トノカバーシート10Dの後端側部分には、シート支持部材21Dとシート部材20Dの後端部が含まれ、シート部材20Dの左右方向のシート幅も全体に均一に、シート部材20Dの後端部と略同じシート幅になるように構成されている。
シート幅吸収機構13Dは、シート支持部材21Dが1対のガイドレール12Dに沿って使用位置から上昇する際に、トノカバーシート10Dの後端側部分のシート幅を、1対のガイドレール12D間の車幅方向間隔の縮小に伴って縮小させるように、1対のガイドレール12D間の車幅方向間隔に対するシート幅の差を吸収するものであり、シート支持部材21Dが1対のガイドレール12Dに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材21Dを車幅方向に収縮させてシート支持部材21Dの左右長を小さくさせる左右長可変機構13Dからなる。
シート支持部材21Dは、その大部分を構成する支持部材本体27と左右1対の連結支持部28とを有し、左右長可変機構13Dは、支持部材本体27の少なくとも両端部に形成されて1対の連結支持部28を左右方向へ伸縮自在に内嵌するガイド穴27aを有する伸縮機構13DAを有する。
シート部材20Dの後端が、シート支持部材21Dの支持部材本体27に結合されると共に1対の連結支持部28と非結合状態に構成され、シート幅吸収機構13Dは、シート支持部材21Dの上昇による1対のガイドレール12D間の車幅方向間隔の縮小に伴って、シート部材20Dのうち1対の連結支持部28と非結合の1対の後端側コーナ部20Daが折り曲がるように構成されている。
シート幅吸収機構13Dは、1対のガイドレール12Dに沿って配設され、シート部材20Dの1対の後端側コーナ部20Daをガイドする1対の補助ガイドレール15を有する。1対の補助ガイドレール15は1対のガイドレール12Dに固定的に設けられ、1対の後端側コーナ部20Daの後端に棒状の被ガイド部20Dbが設けられ、これら棒状の被ガイド部20Dbの外側端部が、1対の補助ガイドレール15に係合されガイドされている。
以上説明したトノカバー装置1Dによれば、シート幅吸収機構13Dは、シート支持部材21Dが1対のガイドレール12Dに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材21Dを車幅方向に収縮させシート支持部材21Dの左右長を変化させる左右長可変機構13Dからなるので、シート支持部材21Dが1対のガイドレール12Dに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材21Dを水平状態に保持して車幅方向に収縮させて、トノカバーシート10Dの後側部分のシート幅を確実に縮小させることができる。
シート支持部材21Dは、その大部分を構成する支持部材本体27と左右1対の連結支持部28とを有し、左右長可変機構13Dは、支持部材本体27の少なくとも両端部に形成されて1対の連結支持部28を左右方向へ伸縮自在に内嵌するガイド穴27aを有するので、1対のガイドレール12Dに1対の連結支持部28をガイドさせて、シート支持部材21Dが1対のガイドレール12Dに沿って使用位置から上昇する際に、シート支持部材21Dを車幅方向に確実に収縮させ、また、シート支持部材21Dが1対のガイドレール12Dに沿って下降する際に、シート支持部材21Dを車幅方向に確実に伸長させることができる。
シート部材20Dの後端を、シート支持部材21Dの支持部材本体27に結合すると共に1対の連結支持部28と非結合状態に構成し、シート幅吸収機構13Dは、シート支持部材21Dの上昇による1対のガイドレール12D間の車幅方向間隔の縮小に伴って、シート部材20Dのうち1対の連結支持部28と非結合の1対の後端側コーナ部20Daが折り曲がるように構成したので、トノカバーシート10Dの後側部分のシート部材20Dの左右方向幅を大きくできて後部荷室5の上側を確実に覆い、シート支持部材21Dが1対のガイドレール12Dに沿って上昇する際に、1対の後端側コーナ部20Daを折り曲げて、シート部材20Dを含むトノカバーシート10Dの後側部分のシート幅を確実に縮小させることができる。
シート幅吸収機構13Dは、1対のガイドレール12Dに沿って配設され、シート部材20Dの1対の後端側コーナ部20Daをガイドする1対の補助ガイドレール14を有するので、シート支持部材21Dが1対のガイドレール12Dに沿って上昇する際に、1対の補助ガイドレール14により1対の後端側コーナ部20Daをガイドして整然と折り曲げることができる。
尚、このトノカバー装置1Dにおいて、支持部材本体27に対して1対の連結支持部28を夫々伸長側へ付勢する圧縮バネ等の付勢部材を設けてよい。また、1対の補助ガイドレール14をガイドレール12Dではなく、後部ピラー8に固定的に設けてもよい。また、1対の補助ガイドレール14を省略して、1対の後端側コーナ部20Daをフリー状態にして自然に折れ曲がるようにしてもよい。
図12に示すように、このトノカバー装置1Eは、実施例1〜4のトノカバー装置に適用可能なものであり、トノカバーシートのシート支持部材を、少なくとも上下方向に位置可変にガイドすると共に、そのガイド方向へ自動的に移動させるトノカバーシート駆動装置1EAを備えたものである。
トノカバーシート駆動装置1EAは、下側程左右に大きく開く門形部材30、門形部材30に固定された左右1対のガイドレール31、1対のガイドレール31に夫々ガイドされた1対のキャリッジ32、1対のキャリッジ32を同期駆動するキャリッジ駆動機構33を備え、門形部材30が後部ピラー8等の車体部材に取り付けられ、1対のキャリッジ32にトノカバーシートのシート支持部材が着脱可能に装着される。
キャリッジ駆動機構33は、駆動モータ34、駆動モータ34により夫々回転駆動されるワイヤ駆動体35、ワイヤ駆動体35に掛装され且つ一端部が1対のキャリッジ32に連結されたワイヤとチューブとを有する1対のプッシュプルワイヤ37,39を有し、駆動モータ34によりワイヤ駆動体35が駆動されると、そのワイヤ駆動体35に掛装された1対のプッシュプルワイヤ37,39のワイヤが対称に押し引きされる。このトノカバーシート駆動装置1EAによれば、トノカバーシートを自動的に開閉可能になる。
尚、その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施可能である。例えば、上記トノカバーシート駆動装置1EAに代えて、トノカバーシートのシート支持部材21或いはキャリッジ14等を、バックドア6の所定位置に紐状部材等を介して連結し、バックドア6の開閉に連動させてトノカバーシートを開閉させるように構成してもよい。そして、後部荷室に臨む車体の左右両後側部間の車幅方向間隔が上側程狭くなる種々の車両に本発明を適用することができる。
実施例1のトノカバー装置を含む車両の内側からの側面図である。 車両のトノカバー装置の背面図である。 トノカバー装置の要部の背面図である。 トノカバー装置の要部の断面図である。 実施例1の変更形態のトノカバー装置の要部の背面図である。 実施例1の変更形態のトノカバー装置の要部の断面図である。 実施例2の車両のトノカバー装置の背面図である。 実施例3の車両のトノカバー装置の背面図である。 実施例4の車両のトノカバー装置の背面図である。 トノカバー装置の要部の背面側からの斜視図である。 トノカバー装置の要部の平面図である。 実施例5のトノカバー装置のトノカバーシート駆動装置の斜視図である。
符号の説明
1,1B〜1E トノカバー装置
2 車両
3 車体
4 後部開口
5 後部荷室
8 後部ピラー
10,10D トノカバーシート
20,20D シート部材
20Da 後端側コーナ部
21,21D シート支持部材
12,12D ガイドレール
13,13A〜13D シート幅吸収機構
13DA 伸縮機構
15 補助ガイドレール
27 支持部材本体
28 連結支持部
30,30A,30B 屈曲部

Claims (7)

  1. 車体の後部開口に臨む後部荷室の上側を覆うシート部材とシート部材の後端に取り付けられたシート支持部材とを有するトノカバーシートと、車体の左右1対の後部ピラーに沿って配設されてトノカバーシートのシート支持部材の左右両端部をガイドする1対のガイドレールとを備えたトノカバー装置において、
    前記1対のガイドレールは、それらガイドレール間の車幅方向間隔が下側程広くなるように傾斜状に設けられ、
    前記シート支持部材が1対のガイドレールに所定の使用位置にガイドされた状態で、略水平状態のトノカバーシートの後端側部分の左右方向のシート幅が1対のガイドレール間の車幅方向間隔と略同じになるように構成され、
    前記シート支持部材が1対のガイドレールに沿って前記使用位置から上昇する際に、前記シート幅を1対のガイドレール間の車幅方向間隔の縮小に伴って縮小させるようにシート幅の差を吸収するシート幅吸収手段を備えたことを特徴とする車両のトノカバー装置。
  2. 前記シート幅吸収手段は、シート支持部材が山折れ可能に、シート支持部材の長さ方向中央部に設けられた屈曲部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両のトノカバー装置。
  3. 前記シート幅吸収手段は、シート支持部材が山折れ可能に、シート支持部材の長さ方向途中部に左右対称に設けられた少なくとも1対の屈曲部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両のトノカバー装置。
  4. 前記シート幅吸収手段は、シート支持部材が1対のガイドレールに沿って前記使用位置から上昇する際に、シート支持部材を車幅方向に収縮させ又は上方へ撓ませてシート支持部材の左右長を小さくさせる左右長可変機構からなることを特徴とする請求項1に記載の車両のトノカバー装置。
  5. 前記シート支持部材は、その大部分を構成する支持部材本体と左右1対の連結支持部とを有し、
    前記左右長可変機構は、支持部材本体の少なくとも両端部に形成されて1対の連結支持部を左右方向へ伸縮自在に内嵌するガイド穴を有する伸縮機構を有することを特徴とする請求項4に記載の車両のトノカバー装置。
  6. 前記シート部材の後端が、シート支持部材の支持部材本体に結合されると共に1対の連結支持部と非結合状態に構成され、
    前記シート幅吸収手段は、前記シート支持部材の上昇による1対のガイドレール間の車幅方向間隔の縮小に伴って、シート部材のうち1対の連結支持部と非結合の1対の後端側コーナ部が折り曲がるように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の車両のトノカバー装置。
  7. 前記シート幅吸収手段は、1対のガイドレールに沿って配設され、シート部材の1対の後端側コーナ部をガイドする1対の補助ガイドレールを有することを特徴とする請求項6に記載の車両のトノカバー装置。
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