JP2007201319A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な転送効率と飽和電荷量とを実現できる固体撮像装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板101上に第1酸化膜102及び第1窒化膜103が順次積層されている。第1窒化膜103上に複数の第1ゲート電極104が所定の間隔で配列されている。各第1ゲート電極104の上部及び側壁を第2酸化膜105が覆っている。第2酸化膜105と各第1ゲート電極104間の第1窒化膜103とを第2窒化膜106が覆っている。少なくとも隣接する各第1ゲート電極間104における第2窒化膜106上に複数の第2ゲート電極107が形成されている。各第2ゲート電極107は、第2酸化膜105及び第2窒化膜106により第1ゲート電極104から離隔されていると共に、第1酸化膜102、第1窒化膜103及び第2窒化膜106により半導体基板101から離隔されている。
【選択図】図2
【解決手段】半導体基板101上に第1酸化膜102及び第1窒化膜103が順次積層されている。第1窒化膜103上に複数の第1ゲート電極104が所定の間隔で配列されている。各第1ゲート電極104の上部及び側壁を第2酸化膜105が覆っている。第2酸化膜105と各第1ゲート電極104間の第1窒化膜103とを第2窒化膜106が覆っている。少なくとも隣接する各第1ゲート電極間104における第2窒化膜106上に複数の第2ゲート電極107が形成されている。各第2ゲート電極107は、第2酸化膜105及び第2窒化膜106により第1ゲート電極104から離隔されていると共に、第1酸化膜102、第1窒化膜103及び第2窒化膜106により半導体基板101から離隔されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、固体撮像装置およびその製造方法に関し、より特定的には、飽和電荷量と転送効率とを良好に保てるように特性改善された固体撮像装置およびその製造方法に関する。
一般に、固体撮像装置は、複数の画素がマトリクス状に配列された複数の画素部を有し、各画素においては、半導体基板の主面に、入射光量に応じた電気信号を出力するよう構成された受光部と、蓄積された電荷を順次転送するよう構成された転送部とが設けられている。
従来の一般的な固体撮像装置の転送部の構造およびその製造方法について図5(a)〜(e)を参照しながら説明する。
まず、図5(a)に示すように、半導体基板11上にシリコン酸化膜12及びシリコン窒化膜13を順次積層した後、半導体基板11上の全面にポリシリコン層14Aを形成する。
次に、図5(b)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン層14Aをパターニングして第1ゲート電極14を形成する。このとき、第1ゲート電極14の下側以外のシリコン窒化膜13には、エッチングによりある程度の膜減りが生じる。
次に、図5(c)に示すように、第1ゲート電極14を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極14の上部及び側壁にシリコン酸化膜15を形成する。尚、シリコン窒化膜13上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極14を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、シリコン窒化膜13の表面はほとんど酸化されない。
次に、図5(d)に示すように、半導体基板11上の全面にポリシリコン層16Aを形成する。
次に、図5(e)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン層16Aをパターニングして、第1ゲート電極14と部分的にオーバーラップする第2ゲート電極16を形成する。
以上に説明した従来構造の固体撮像装置は次のような問題点を内包している。図6(a)及び(b)は、従来の固体撮像装置の転送部構造の課題を説明する図である。
第一に、第2ゲート電極16は、シリコン酸化膜15によって電気的に分離された状態で第1ゲート電極14とオーバーラップしているが、シリコン酸化膜15の形成は、前述のように、シリコン窒化膜13と第1ゲート電極14を構成するポリシリコン膜との間の酸化膜成長速度差を利用したものであるため、図6(a)に示すように、第1ゲート電極14と第2ゲート電極16との間のシリコン酸化膜15は、第1ゲート電極14の側壁下部では他の部分よりも薄くなる結果、当該側壁下部でゲート間リーク電流が発生し易い。
第二に、第1ゲート電極14形成時のエッチングにより、第1ゲート電極14下側以外のシリコン窒化膜13にはある一定量の膜減りが生じるため、第1ゲート電極14下側のシリコン窒化膜13の膜厚と第2ゲート電極16下側のシリコン窒化膜13の膜厚との間には差が生じる。その結果、第1ゲート電極14と半導体基板11との間の誘電容量と、第2ゲート電極17と半導体基板11との間の誘電容量との間には差が発生するため、図6(b)に示すように、各ゲート電極下のポテンシャルが変動し、蓄積される飽和電荷量の低下や転送効率の悪化などの特性劣化が生じる要因となる。尚、図6(b)において、VL及びVMは各ゲート電極に印加されている電圧レベルを示している。
上記問題点に対しては、特許文献1に示されるような、シリコン窒化膜を除去して再度付け直すことを特徴とする技術が提案されている。
以下、図7(a)〜(g)を参照しながら、特許文献1に示されている固体撮像装置およびその製造方法について説明する。
まず、図7(a)に示すように、半導体基板21上にシリコン酸化膜22及びシリコン窒化膜23を順次積層した後、半導体基板21上の全面にポリシリコン層24Aを形成する。
次に、図7(b)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン層24Aをパターニングして第1ゲート電極24を形成する。このとき、第1ゲート電極24の下側以外のシリコン窒化膜23には、エッチングによりある程度の膜減りが生じる。
次に、図7(c)に示すように、第1ゲート電極24を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極24の上部及び側壁にシリコン酸化膜25を形成する。尚、シリコン窒化膜23上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極24を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、シリコン窒化膜23の表面はほとんど酸化されない。
次に、図7(d)に示すように、第1ゲート電極24の下側以外のシリコン窒化膜23を、シリコン酸化膜25に対する選択性の高いリン酸を用いたウェットエッチングによって除去する。
次に、図7(e)に示すように、半導体基板21上の全面にシリコン窒化膜26を、第1ゲート電極24下側のシリコン窒化膜23と同じ厚さだけ形成する。
次に、図7(f)に示すように、半導体基板21上の全面にポリシリコン層27Aを形成する。
次に、図7(g)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン層27Aをパターニングして、第1ゲート電極24と部分的にオーバーラップする第2ゲート電極27を形成する。
以上に説明した、特許文献1に示される固体撮像装置によると、第1ゲート電極24と第2ゲート電極27との間を電気的に分離する層間膜がシリコン酸化膜25とシリコン窒化膜26とから構成されるため、ゲート間リーク電流が発生しにくくなる。また、第1ゲート電極24下側のシリコン窒化膜23の膜厚と第2ゲート電極27下側のシリコン窒化膜26の膜厚とが同じになるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、良好な転送効率を得ることができる。
特開平6−85234号公報
特開平4−335572号公報
特開平5−267355号公報
しかしながら、特許文献1に示される固体撮像装置には、以下のような問題点がある。図8は、特許文献1に示される固体撮像装置の転送部構造の課題を説明する図である。
第一に、特許文献1に示される固体撮像装置を製造する際には、第1ゲート電極24下側以外のシリコン窒化膜23を剥離した後にシリコン窒化膜26を再度形成するため、第1ゲート電極24下側のシリコン窒化膜23とシリコン窒化膜26との界面には自然酸化膜などの膜が形成され、その結果、シリコン窒化膜23とシリコン窒化膜26とが連続的な膜を構成することができないので、転送効率劣化が生じる要因となる。
第二に、シリコン窒化膜23を剥離するときにエッチング量がばらつくと、第1ゲート電極24下側のシリコン窒化膜23まで除去されるため、再度形成されるシリコン窒化膜26のカバレッジが悪い場合には、図8に示すように、シリコン窒化膜23とシリコン窒化膜26との界面にボイド28が生じる。その結果、第1ゲート電極24と第2ゲート電極27との間の耐圧、及び第1ゲート電極24と半導体基板21との間の耐圧がそれぞれ低下するので、リーク電流が生じる要因となる。
第三に、特許文献1に示される固体撮像装置の製造においては、シリコン窒化膜23に対しては、シリコン窒化膜26と比べて、850℃以上の熱処理が少なくとも1回以上多く行われるので、焼きしめの膜質への影響がシリコン窒化膜23とシリコン窒化膜26との間で異なることになる。すなわち、特許文献1に示される固体撮像装置においては、第1ゲート電極24下側のシリコン窒化膜23の膜厚と第2ゲート電極27下側のシリコン窒化膜26の膜厚とが同じであっても、両シリコン窒化膜が電気的に同じ膜とはならないので、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生して転送効率劣化が生じる要因となる。
前記に鑑み、本発明は、飽和電荷量と転送効率とを良好に保てるように特性改善された固体撮像装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本願発明者らは、種々の検討を重ねた結果、第1ゲート電極形成後においても第1ゲート電極下側以外のシリコン窒化膜(以下、第1窒化膜と称する)を剥離せずに残存させながら新たにシリコン窒化膜(以下、第2窒化膜と称する)を第1窒化膜の膜減り分を補うように形成することによって、特許文献1に示される固体撮像装置の上記問題点を克服できることを見出した。
具体的には、本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に順次積層された第1酸化膜及び第1窒化膜と、前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜と、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜、前記第1窒化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されている。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第4工程と、少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第5工程とを備えている。
以上の本発明によれば、第1ゲート電極の下側以外の第1窒化膜を除去せずに、エッチングなどの前工程で第1窒化膜が膜減りした分だけ第2窒化膜を付け直すことによって、第1ゲート電極下側の窒化膜と第2ゲート電極下側の窒化膜とを、同じ熱処理が施された連続膜を用いて構成することができるので、転送効率に優れた固体撮像装置を得ることができる。
また、本発明によれば、第2窒化膜の形成時において第1ゲート電極の下側以外の第1窒化膜を残存させているため、第1ゲート電極下側の窒化膜と第2ゲート電極下側の窒化膜との間にボイドが生じる事態を回避できる。このため、第1ゲート電極と第2ゲート電極との間の耐圧の低下、及び第1ゲート電極と半導体基板との間の耐圧の低下をそれぞれ防止することができるので、リーク電流が生じにくくなる。
また、本発明によれば、第1ゲート電極下側の窒化膜の膜厚と第2ゲート電極下側の窒化膜の膜厚とを同じに設定することができるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、飽和電荷量と転送効率とを良好に保つことができる。
さらに、本発明によれば、第1ゲート電極と第2ゲート電極とは第2酸化膜と第2窒化膜とによって電気的に分離されているので、ゲート間耐圧が向上し、リーク電流がさらに発生しにくくなる。また、窒化膜の誘電率は酸化膜の誘電率の約2倍であるため、実効的な層間膜厚を薄くすることができるので、良好な転送効率を確保することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構造および製造方法について図面に基づいてその詳細を説明する。図1は、本実施形態の固体撮像装置の全体図を示している。図1に示すように、本実施形態の固体撮像装置は、複数の画素がマトリクス状に配列されてなる画素部と、その周囲に配置された周辺回路部とから構成される。画素部1としては、入射光量に応じた電気信号を出力するよう構成された受光部(フォトダイオード)2と、フォトダイオード2に蓄積された電荷を順次垂直方向に転送するよう構成された垂直転送部(VCCD)3とが設けられている。また、周辺回路部としては、垂直転送部3から転送されてきた電荷を順次水平方向に転送するよう構成された水平転送部(HCCD)4と、水平転送部4から転送されてきた電荷を検出して増幅する出力部(アンプ)5とが設けられている。
以下、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構造および製造方法について図面に基づいてその詳細を説明する。図1は、本実施形態の固体撮像装置の全体図を示している。図1に示すように、本実施形態の固体撮像装置は、複数の画素がマトリクス状に配列されてなる画素部と、その周囲に配置された周辺回路部とから構成される。画素部1としては、入射光量に応じた電気信号を出力するよう構成された受光部(フォトダイオード)2と、フォトダイオード2に蓄積された電荷を順次垂直方向に転送するよう構成された垂直転送部(VCCD)3とが設けられている。また、周辺回路部としては、垂直転送部3から転送されてきた電荷を順次水平方向に転送するよう構成された水平転送部(HCCD)4と、水平転送部4から転送されてきた電荷を検出して増幅する出力部(アンプ)5とが設けられている。
本実施形態の固体撮像装置の動作原理について説明する。入射してきた光はフォトダイオード2によって光電変換され、一定時間蓄積された後、転送部3及び4に送られる。転送部3及び4においては、半導体基板上に一定の間隔で配列された各転送電極に位相の異なるパルス電圧を加えることにより半導体基板内に形成される空乏層の深さを利用して電荷が隣接電極下に転送され、最終的に、出力部5において電荷検出されて増幅される。
以下、本実施形態の固体撮像装置の転送部の構造およびその製造方法について図2(a)〜(f)を参照しながら説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の転送部は2層ゲート構造を有し、図2(a)〜(f)においては、下層ゲート電極(第1ゲート電極)を1つ図示しているが、第1ゲート電極は半導体基板上に所定の間隔で複数配列されている。
まず、図2(a)に示すように、半導体基板101上に第1酸化膜(シリコン酸化膜)102及び第1窒化膜(シリコン窒化膜)103を順次積層する。ここで、半導体基板101は例えばシリコン基板であり、当該基板上に例えばP型又はN型の半導体層が設けられていてもよい(以下、当該半導体層を含めて半導体基板101と称する)。チャネル領域は半導体基板101の表面から所定の深さに形成される。第1酸化膜102としては例えば熱酸化膜(シリコン酸化膜)を用いることができ、当該熱酸化膜は例えば850℃以上の熱処理により10〜50nm程度の厚さで形成される。第1窒化膜103としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜は例えば減圧CVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法により20〜100nm程度の厚さで形成される。次に、第1ゲート電極104を形成するために、第1窒化膜103上に導電膜、例えばポリシリコン膜104Aを形成する。
次に、図2(b)に示すように、リソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いてポリシリコン膜104Aをパターニングして第1ゲート電極104を第1窒化膜103上に形成する。この時、第1ゲート電極104の下側以外の第1窒化膜103には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけ膜減りが生じる。また、図示は省略しているが、複数の第1ゲート電極104が第1窒化膜103上に所定の間隔で配列されるように形成される。
次に、図2(c)に示すように、第1ゲート電極104を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極104の上部及び側壁に第2酸化膜(シリコン酸化膜)105を形成する。尚、第1窒化膜103上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極104を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、第1窒化膜103の表面はほとんど酸化されない。
次に、図2(d)に示すように、第1窒化膜103が前記エッチング工程で膜減りした膜厚分だけ第2窒化膜106を半導体基板101上の全面に形成する。これにより、第2酸化膜105と各第1ゲート電極104間の第1窒化膜103とが第2窒化膜106によって覆われる。第2窒化膜106としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜を例えば減圧CVD法により形成することによって、第1ゲート電極104下側の第1窒化膜103の膜厚と、第1ゲート電極104の下側以外の第1窒化膜103と第2窒化膜106との合計膜厚とを同じに設定する。
次に、図2(e)に示すように、第2ゲート電極107を形成するために、半導体基板101上の全面に導電膜、例えばポリシリコン膜107Aを形成する。
次に、図2(f)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン膜107Aをパターニングして、複数の第2ゲート電極107を少なくとも隣接する各第1ゲート電極104間における第2窒化膜106上に形成する。ここで、各第2ゲート電極107は、第2酸化膜105及び第2窒化膜106により第1ゲート電極104から離隔されていると共に、第1酸化膜102、第1窒化膜103及び第2窒化膜106により半導体基板101から離隔されている。
尚、本実施形態では、第2ゲート電極107を第1ゲート電極104とオーバーラップするように形成するが、これに代えて、当該オーバーラップ部を設けなくてもよいし、又は当該オーバーラップ部を後工程で除去してもよい。
以上に説明したように、本実施形態によると、第1ゲート電極104の下側以外の第1窒化膜103を除去せずに、エッチングなどの前工程で第1窒化膜103が膜減りした分だけ第2窒化膜106を付け直すことによって、第1ゲート電極104下側の窒化膜と第2ゲート電極107下側の窒化膜とを、同じ熱処理が施された連続膜(つまり第1窒化膜103)を用いて構成することができるので、転送効率に優れた固体撮像装置を得ることができる。
また、本実施形態によると、第2窒化膜106の形成時において第1ゲート電極104の下側以外の第1窒化膜103を残存させているため、第1ゲート電極104下側の窒化膜と第2ゲート電極107下側の窒化膜との間にボイドが生じる事態を回避できる。このため、第1ゲート電極104と第2ゲート電極107との間の耐圧の低下、及び第1ゲート電極104と半導体基板101との間の耐圧の低下をそれぞれ防止することができるので、リーク電流が生じにくくなる。
また、本実施形態によると、第1ゲート電極104下側の窒化膜の膜厚と第2ゲート電極107下側の窒化膜の膜厚とを同じに設定することができるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、飽和電荷量と転送効率とを良好に保つことができる。
さらに、本実施形態によると、第1ゲート電極104と第2ゲート電極107とは第2酸化膜105と第2窒化膜106とによって電気的に分離されているので、ゲート間耐圧が向上し、リーク電流がさらに発生しにくくなる。また、窒化膜の誘電率は酸化膜の誘電率の約2倍であるため、実効的な層間膜厚を薄くすることができるので、良好な転送効率を確保することができる。
尚、本実施形態において、ゲート電極104及び107のそれぞれの下側のゲート絶縁膜として、熱酸化膜とシリコン窒化膜との二層構造(ON構造)を用いたが、これに代えて、シリコン窒化膜上に熱酸化膜や減圧CVD酸化膜をさらに形成した三層構造(ONO構造)を用いてもよい。すなわち、第1窒化膜103の形成後、第1ゲート電極104を形成する前に、第1窒化膜103上に酸化膜を形成し、第2窒化膜106の形成後、第2ゲート電極107を形成する前に、第2窒化膜106上に酸化膜を形成してもよい。
また、本実施形態において、第1窒化膜103が膜減りした分だけ付け直される第2窒化膜106の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば2nm程度以上で且つ35nm程度以下である。具体的には、第1窒化膜103の膜減り分を例えば統計的手法により予測し、その結果に基づいて第2窒化膜106の厚さを設定してもよい。或いは、第1窒化膜103の膜減り分を実際に測定し、その結果に基づいて第2窒化膜106の厚さを設定してもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の構造および製造方法について図面に基づいてその詳細を説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の全体構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
以下、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の構造および製造方法について図面に基づいてその詳細を説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の全体構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
本実施形態の固体撮像装置の転送部の構造およびその製造方法について図3(a)〜(f)及び図4(a)〜(d)を参照しながら説明する。尚、本実施形態の固体撮像装置の転送部は3層ゲート構造を有し、図3(a)〜(f)及び図4(a)〜(d)においては、下層ゲート電極(第1ゲート電極)を1つ図示しているが、第1ゲート電極は半導体基板上に所定の間隔で複数配列されている。
まず、図3(a)に示すように、半導体基板201上に第1酸化膜(シリコン酸化膜)202及び第1窒化膜(シリコン窒化膜)203を順次積層する。ここで、半導体基板201は例えばシリコン基板であり、当該基板上に例えばP型又はN型の半導体層が設けられていてもよい(以下、当該半導体層を含めて半導体基板201と称する)。チャネル領域は半導体基板201の表面から所定の深さに形成される。第1酸化膜202としては例えば熱酸化膜(シリコン酸化膜)を用いることができ、当該熱酸化膜は例えば850℃以上の熱処理により10〜50nm程度の厚さで形成される。第1窒化膜203としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜は例えば減圧CVD法により20〜100nm程度の厚さで形成される。次に、第1ゲート電極204を形成するために、第1窒化膜203上に導電膜、例えばポリシリコン膜204Aを形成する。
次に、図3(b)に示すように、リソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いてポリシリコン膜204Aをパターニングして第1ゲート電極204を第1窒化膜203上に形成する。この時、第1ゲート電極204の下側以外の第1窒化膜203には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけ膜減りが生じる。また、図示は省略しているが、複数の第1ゲート電極204が第1窒化膜203上に所定の間隔で配列されるように形成される。
次に、図3(c)に示すように、第1ゲート電極204を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第1ゲート電極204の上部及び側壁に第2酸化膜(シリコン酸化膜)205を形成する。尚、第1窒化膜203上での酸化膜成長速度と、第1ゲート電極204を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、第1窒化膜203の表面はほとんど酸化されない。
次に、図3(d)に示すように、第1窒化膜203が前記エッチング工程で膜減りした膜厚分だけ第2窒化膜206を半導体基板201上の全面に形成する。これにより、第2酸化膜205と各第1ゲート電極204間の第1窒化膜203とが第2窒化膜206によって覆われる。第2窒化膜206としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜を例えば減圧CVD法により形成することによって、第1ゲート電極204下側の第1窒化膜203の膜厚と、第1ゲート電極204の下側以外における第1窒化膜203と第2窒化膜206との合計膜厚とを同じに設定する。
次に、図3(e)に示すように、第2ゲート電極207を形成するために、半導体基板201上の全面に導電膜、例えばポリシリコン膜207Aを形成する。
次に、図3(f)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン膜207Aをパターニングして、複数の第2ゲート電極207を少なくとも隣接する各第1ゲート電極204間における第2窒化膜206上に形成する。ここで、各第2ゲート電極207は、第2酸化膜205及び第2窒化膜206により各第1ゲート電極204から離隔されていると共に、第1酸化膜202、第1窒化膜203及び第2窒化膜206により半導体基板201から離隔されている。また、第2ゲート電極207の下側以外の第2窒化膜206には、上記エッチングに起因して一定の膜厚分だけ膜減りが生じる。
尚、本実施形態では、第2ゲート電極207を第1ゲート電極204とオーバーラップするように形成するが、これに代えて、当該オーバーラップ部を設けなくてもよいし、又は当該オーバーラップ部を後工程で除去してもよい。
次に、図4(a)に示すように、第2ゲート電極207を構成するポリシリコンを熱酸化させることによって、第2ゲート電極207の上部及び側壁に第3酸化膜(シリコン酸化膜)208を形成する。尚、第2窒化膜206上での酸化膜成長速度と、第2ゲート電極207を構成するポリシリコン膜上での酸化膜成長速度との差により、第2窒化膜206の表面はほとんど酸化されない。
次に、図4(b)に示すように、第2窒化膜206が前記エッチング工程で膜減りした膜厚分だけ第3窒化膜209を半導体基板201上の全面に形成する。これにより、第3酸化膜208と各第2ゲート電極207間の第2窒化膜206とが第3窒化膜209によって覆われる。第3窒化膜209としては例えばシリコン窒化膜を用いることができ、当該シリコン窒化膜を例えば減圧CVD法により形成することによって、第1ゲート電極204下側の第1窒化膜203の膜厚と、第2ゲート電極207の下側以外(正確には後述する第3ゲート電極210の下側)における第1窒化膜203と第2窒化膜206と第3窒化膜209との合計膜厚とを同じに設定する。
次に、図4(c)に示すように、第3ゲート電極210を形成するために、半導体基板201上の全面に導電膜、例えばポリシリコン膜210Aを形成する。
次に、図4(d)に示すように、リソグラフィとエッチング技術とを用いてポリシリコン膜210Aをパターニングして、複数の第3ゲート電極210を少なくとも隣接する各第2ゲート電極207間における第3窒化膜209上に形成する。ここで、各第3ゲート電極210は、第3酸化膜208及び第3窒化膜209により各第2ゲート電極207から離隔されていると共に、第1酸化膜202、第1窒化膜203、第2窒化膜206及び第3窒化膜209により半導体基板201から離隔されている。
尚、本実施形態では、第3ゲート電極210を第2ゲート電極207とオーバーラップするように形成するが、これに代えて、当該オーバーラップ部を設けなくてもよいし、又は当該オーバーラップ部を後工程で除去してもよい。
以上に説明したように、本実施形態によると、第1ゲート電極204の下側以外の第1窒化膜203及び第2ゲート電極207の下側以外の第2窒化膜206をそれぞれ除去せずに、エッチングなどの前工程で第1窒化膜203が膜減りした分だけ第2窒化膜206を付け直すと共にエッチングなどの前工程で第2窒化膜206が膜減りした分だけ第3窒化膜209を付け直すことによって、第1ゲート電極204下側の窒化膜と第2ゲート電極207下側の窒化膜と第3ゲート電極210下側の窒化膜とを、同じ熱処理が施された連続膜(つまり第1窒化膜203)を用いて構成することができるので、転送効率に優れた固体撮像装置を得ることができる。
また、本実施形態によると、第2窒化膜206の形成時において第1ゲート電極204の下側以外の第1窒化膜203を残存させているため、第1ゲート電極204下側の窒化膜と第2ゲート電極207下側の窒化膜との間にボイドが生じる事態を回避できる。このため、第1ゲート電極204と第2ゲート電極207との間の耐圧の低下、及び第1ゲート電極204と半導体基板201との間の耐圧の低下をそれぞれ防止することができるので、リーク電流が生じにくくなる。
また、本実施形態によると、第3窒化膜209の形成時において第2ゲート電極207の下側以外の第2窒化膜206を残存させているため、第2ゲート電極207下側の窒化膜と第3ゲート電極210下側の窒化膜との間にボイドが生じる事態を回避できる。このため、第2ゲート電極207と第3ゲート電極210との間の耐圧の低下、及び第2ゲート電極207と半導体基板201との間の耐圧の低下をそれぞれ防止することができるので、リーク電流が生じにくくなる。
また、本実施形態によると、第1ゲート電極204下側の窒化膜の膜厚と第2ゲート電極207下側の窒化膜の膜厚と第3ゲート電極210下側の窒化膜の膜厚とを同じに設定することができるため、各ゲート電極下のポテンシャルに差が発生することを防止できるので、飽和電荷量と転送効率とを良好に保つことができる。
さらに、本実施形態によると、第1ゲート電極204と第2ゲート電極207とは第2酸化膜205と第2窒化膜206とによって電気的に分離されていると共に、第2ゲート電極207と第3ゲート電極210とは第3酸化膜208と第3窒化膜209とによって電気的に分離されているので、ゲート間耐圧が向上し、リーク電流がさらに発生しにくくなる。また、窒化膜の誘電率は酸化膜の誘電率の約2倍であるため、実効的な層間膜厚を薄くすることができるので、良好な転送効率を確保することができる。
尚、本実施形態において、ゲート電極204、207及び210のそれぞれの下側のゲート絶縁膜として、熱酸化膜とシリコン窒化膜との二層構造(ON構造)を用いたが、これに代えて、シリコン窒化膜上に熱酸化膜や減圧CVD酸化膜をさらに形成した三層構造(ONO構造)を用いてもよい。すなわち、第1窒化膜203の形成後、第1ゲート電極204を形成する前に、第1窒化膜203上に酸化膜を形成し、第2窒化膜206の形成後、第2ゲート電極207を形成する前に、第2窒化膜206上に酸化膜を形成し、第3窒化膜209の形成後、第3ゲート電極210を形成する前に、第3窒化膜209上に酸化膜を形成してもよい。
また、本実施形態において、第1窒化膜203が膜減りした分だけ付け直される第2窒化膜206の厚さ、及び第2窒化膜206が膜減りした分だけ付け直される第3窒化膜209の厚さは、それぞれ特に限定されるものではないが、例えば2nm程度以上で且つ35nm程度以下である。具体的には、第1窒化膜203及び第2窒化膜206のそれぞれの膜減り分を例えば統計的手法により予測し、その結果に基づいて第2窒化膜206及び第3窒化膜209のそれぞれの厚さを設定してもよい。或いは、第1窒化膜203及び第2窒化膜206のそれぞれの膜減り分を実際に測定し、その結果に基づいて第2窒化膜206及び第3窒化膜209のそれぞれの厚さを設定してもよい。
また、本実施形態において、3層ゲート構造の転送部を有する固体撮像装置を対象としたが、これに代えて、4層以上のゲート構造の転送部を有する固体撮像装置を対象としてもよい。
本発明の固体撮像装置およびその製造方法は、良好な転送効率と飽和電荷量とが得られる固体撮像装置を実現できるので、具体的には、カメラ付き携帯電話、ビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどに使用される固体撮像装置や、プリンタなどに使用されるラインセンサなどに好適に使用できる。
1 画素部
2 フォトダイオード
3 垂直転送部
4 水平転送部
5 出力部
101 半導体基板
102 第1酸化膜
103 第1窒化膜
104 第1ゲート電極
104A ポリシリコン膜
105 第2酸化膜
106 第2窒化膜
107 第2ゲート電極
107A ポリシリコン膜
201 半導体基板
202 第1酸化膜
203 第1窒化膜
204 第1ゲート電極
204A ポリシリコン膜
205 第2酸化膜
206 第2窒化膜
207 第2ゲート電極
207A ポリシリコン膜
208 第3酸化膜
209 第3窒化膜
210 第3ゲート電極
210A ポリシリコン膜
2 フォトダイオード
3 垂直転送部
4 水平転送部
5 出力部
101 半導体基板
102 第1酸化膜
103 第1窒化膜
104 第1ゲート電極
104A ポリシリコン膜
105 第2酸化膜
106 第2窒化膜
107 第2ゲート電極
107A ポリシリコン膜
201 半導体基板
202 第1酸化膜
203 第1窒化膜
204 第1ゲート電極
204A ポリシリコン膜
205 第2酸化膜
206 第2窒化膜
207 第2ゲート電極
207A ポリシリコン膜
208 第3酸化膜
209 第3窒化膜
210 第3ゲート電極
210A ポリシリコン膜
Claims (22)
- 半導体基板と、
前記半導体基板上に順次積層された第1酸化膜及び第1窒化膜と、
前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、
前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、
前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜と、
少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極とを備え、
前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜、前記第1窒化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔されていることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1に記載の固体撮像装置において、
前記第1ゲート電極と前記第1窒化膜との間、及び前記第2ゲート電極と前記第2窒化膜との間にそれぞれ酸化膜が設けられていることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1又は2に記載の固体撮像装置において、
前記第2窒化膜の厚さは、前記第1ゲート電極下のポテンシャルと前記第2ゲート電極下のポテンシャルとが同じになるように調節されていることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1又は2に記載の固体撮像装置において、
前記第2ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第2窒化膜との合計厚さは、前記第1ゲート電極の下側における前記第1窒化膜の厚さと同じであることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
前記第1ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第2ゲート電極の下側における前記第1窒化膜とは連続していることを特徴とする固体撮像装置。 - 半導体基板と、
前記半導体基板上に順次積層された第1酸化膜及び第1窒化膜と、
前記第1窒化膜上に所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極と、
前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜と、
前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜と、
少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に形成された複数の第2ゲート電極と、
前記各第2ゲート電極の上部及び側壁を覆う第3酸化膜と、
前記第3酸化膜と前記各第2ゲート電極間の前記第2窒化膜とを覆う第3窒化膜と、
少なくとも隣接する前記各第2ゲート電極間における前記第3窒化膜上に形成された複数の第3ゲート電極とを備え、
前記各第2ゲート電極は、前記第2酸化膜及び前記第2窒化膜により前記第1ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜、前記第1窒化膜及び前記第2窒化膜により前記半導体基板から離隔され、
前記各第3ゲート電極は、前記第3酸化膜及び前記第3窒化膜により前記第2ゲート電極から離隔されていると共に、前記第1酸化膜、前記第1窒化膜、前記第2窒化膜及び前記第3窒化膜により前記半導体基板から離隔されていることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項6に記載の固体撮像装置において、
前記第1ゲート電極と前記第1窒化膜との間、及び前記第2ゲート電極と前記第2窒化膜との間、及び前記第3ゲート電極と前記第3窒化膜との間にそれぞれ酸化膜が設けられていることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項6又は7に記載の固体撮像装置において、
前記第3窒化膜の厚さは、前記第1ゲート電極下のポテンシャルと前記第2ゲート電極下のポテンシャルと前記第3ゲート電極下のポテンシャルとが同じになるように調節されていることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項6又は7に記載の固体撮像装置において、
前記第3ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第2窒化膜と前記第3窒化膜との合計厚さは、前記第1ゲート電極の下側における前記第1窒化膜の厚さと同じであることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項6〜9のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
前記第1ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第2ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第3ゲート電極の下側における前記第1窒化膜とは連続していることを特徴とする固体撮像装置。 - 半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、
前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、
前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、
前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第4工程と、
少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第5工程とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項11に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第2工程よりも前に、前記第1窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備え、
前記第5工程よりも前に、前記第2窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項11又は12に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第2窒化膜の厚さは、前記第1ゲート電極下のポテンシャルと前記第2ゲート電極下のポテンシャルとが同じになるように調節されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項11又は12に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第2窒化膜の厚さは、前記第2ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第2窒化膜との合計厚さと、前記第1ゲート電極の下側における前記第1窒化膜の厚さとが同じになるように調節されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項11又は12に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第2窒化膜の厚さは、2nm以上で且つ35nm以下であることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項11〜15のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第2工程において、前記第1ゲート電極の外側の第1窒化膜を残存させることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 半導体基板上に第1酸化膜及び第1窒化膜を順次積層する第1工程と、
前記第1窒化膜上に、所定の間隔で配列された複数の第1ゲート電極を形成する第2工程と、
前記各第1ゲート電極の上部及び側壁を覆う第2酸化膜を形成する第3工程と、
前記第2酸化膜と前記各第1ゲート電極間の前記第1窒化膜とを覆う第2窒化膜を形成する第4工程と、
少なくとも隣接する前記各第1ゲート電極間における前記第2窒化膜上に複数の第2ゲート電極を形成する第5工程と、
前記各第2ゲート電極の上部及び側壁を覆う第3酸化膜を形成する第6工程と、
前記第3酸化膜と前記各第2ゲート電極間の前記第2窒化膜とを覆う第3窒化膜を形成する第7工程と、
少なくとも隣接する前記各第2ゲート電極間における前記第3窒化膜上に複数の第3ゲート電極を形成する第8工程とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項17に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第2工程よりも前に、前記第1窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備え、
前記第5工程よりも前に、前記第2窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備え、
前記第8工程よりも前に、前記第3窒化膜上に酸化膜を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項17又は18に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第3窒化膜の厚さは、前記第1ゲート電極下のポテンシャルと前記第2ゲート電極下のポテンシャルと前記第3ゲート電極下のポテンシャルとが同じになるように調節されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項17又は18に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第3窒化膜の厚さは、前記第3ゲート電極の下側における前記第1窒化膜と前記第2窒化膜と前記第3窒化膜との合計厚さと、前記第1ゲート電極の下側における前記第1窒化膜の厚さとが同じになるように調節されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項17又は18に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第3窒化膜の厚さは、2nm以上で且つ35nm以下であることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項17〜21のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法において、
前記第2工程において、前記第1ゲート電極の外側の第1窒化膜を残存させ、
前記第5工程において、前記第2ゲート電極の外側の第2窒化膜を残存させることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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Legal Events
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