JP2007293834A - 勤怠管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 勤務形態が変更になっても作業者の勤怠管理を低コストで実現でき、作業者以外の者による不正ななりすましを防止できる勤怠管理システムを提供する。
【解決手段】 勤怠管理サーバ1が、作業者IDと作業者の勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、従業者の携帯電話機5にQRコード画像のデータを送信しておき、読み取り装置4が、作業者の出退勤時に携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取り、管理PC3が、読み取ったQRコードから勤怠関連の情報及び読み取り時刻を取得して勤怠管理サーバ1に送信し、勤怠管理サーバ1が、作業者ID及び勤務形態の情報毎に読み取り時刻を記憶する勤怠管理システムである。
【選択図】 図1
【解決手段】 勤怠管理サーバ1が、作業者IDと作業者の勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、従業者の携帯電話機5にQRコード画像のデータを送信しておき、読み取り装置4が、作業者の出退勤時に携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取り、管理PC3が、読み取ったQRコードから勤怠関連の情報及び読み取り時刻を取得して勤怠管理サーバ1に送信し、勤怠管理サーバ1が、作業者ID及び勤務形態の情報毎に読み取り時刻を記憶する勤怠管理システムである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、二次元コード(QR[Quick Response]コード)を利用した勤怠管理システムに係り、特に、電子メールで従業員各自の携帯電話機に勤怠に関連するQRコードの画像データを送信し、当該QRコードを携帯電話機の画面に表示させて、コード読み取り装置で読み取らせて、従業員の勤怠を管理する勤怠管理システムに関する。
従来の勤怠を管理する方法として、原始的にタイムカードを利用したものがある。
また、近年、コンピュータネットワークの発達に伴い、ネットワークに接続するコンピュータから出勤、退勤を入力する勤怠管理システムがある。
また、近年、コンピュータネットワークの発達に伴い、ネットワークに接続するコンピュータから出勤、退勤を入力する勤怠管理システムがある。
例えば、勤怠管理システムの先行技術として、特開平9−115021号公報がある(特許文献1)。
上記発明は、社員が出退社時等に社員証カードの社員コードをカードリーダに読み取らせ、社員コードに対応した出退社データ等を入力して端末のメモリに記憶し、一定時刻毎にそのデータを管理パソコンに送信してデータ集計を行うものである。
上記発明は、社員が出退社時等に社員証カードの社員コードをカードリーダに読み取らせ、社員コードに対応した出退社データ等を入力して端末のメモリに記憶し、一定時刻毎にそのデータを管理パソコンに送信してデータ集計を行うものである。
また、別の勤怠管理システムとして、特開2002−269307号公報がある(特許文献2)。
この発明は、社員固有データを記憶する社員認証カードを社員認証型携帯電話機に差し込むと、それを読み取った携帯電話機からネットワークを介して制御器に社員の勤怠状況が通知され、管理されるものである。
この発明は、社員固有データを記憶する社員認証カードを社員認証型携帯電話機に差し込むと、それを読み取った携帯電話機からネットワークを介して制御器に社員の勤怠状況が通知され、管理されるものである。
尚、QRコード関連の発明として、特開2003−6570号公報がある(特許文献3)。
この発明は、携帯電話機にQRコードを記憶し、その画像を画面にスクロール表示し、それを1次元配列センサで撮像して読み取る非接触通信システムである。
この発明は、携帯電話機にQRコードを記憶し、その画像を画面にスクロール表示し、それを1次元配列センサで撮像して読み取る非接触通信システムである。
原始的タイムカードであれば、会社の建物入り口に機械が設けられているため、出退勤時にタイムスタンプを押し忘れるということは少なく、かつ費用を安価にできるものであるが、タイムカードを回収した後の処理作業が大変であり、リアルタイムで勤怠を管理できないという問題点があった。
また、社員コード又は社員固有データを記憶する社員証カードを読み込む方法では、リアルタイムに勤怠管理が可能になるが、従業員、パート、アルバイトの勤務形態が変更になった場合に、十分に対応できないという問題点があった。
つまり、従業員等の勤務形態が日勤から夜勤に変更になった場合に、社員証カードを読み取った時間が出勤なのか退勤なのか判別できず、また、従業員等の配属、勤務場所が変更になった場合に、それらの場所に応じた勤怠形態に適用できないものとなっていた。
例えば、一週間の内、3日は日勤でA作業場で作業し、2日は夜勤でB作業場で作業する場合で、日が特定されておらず、任意に変更になる場合など、その作業者の勤怠データの処理が難しいものとなっていた。
例えば、一週間の内、3日は日勤でA作業場で作業し、2日は夜勤でB作業場で作業する場合で、日が特定されておらず、任意に変更になる場合など、その作業者の勤怠データの処理が難しいものとなっていた。
また、社員コード又は社員固有データを社員証カードから読み込む従来システムでは、監督者のいない作業場所での作業者に対して社員証カードが他の従業員に貸与されると、勤怠管理に不正利用される可能性があり、なりすましを防止できないという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたものであり、勤務形態が変更になっても作業者の勤怠管理を低コストで実現でき、作業者以外の者による不正ななりすましを防止できる勤怠管理システムを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、勤怠管理システムにおいて、作業者の識別子と当該作業者の勤務形態の情報を記憶する記憶部と、当該作業者の識別子と当該勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、当該作業者の出勤前に作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを提供する制御部とを備える勤怠管理サーバと、作業者の出退勤時に作業者の携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取る読み取り装置と、読み取ったQRコードから作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を取得し、勤怠管理サーバに送信する管理コンピュータとを有し、勤怠管理サーバの制御部は、記憶部に記憶する作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報と、管理コンピュータから受信した作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報とを比較し、一致する場合に、作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報毎に時刻を記憶するサーバであることを特徴とする。
本発明は、勤怠管理システムにおいて、作業者の識別子と当該作業者の勤務形態の情報を記憶する記憶部と、当該作業者の識別子と当該勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、当該作業者の出勤前に作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを提供する制御部とを備える勤怠管理サーバと、作業者の出退勤時に作業者の携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取り、読み取ったQRコードから作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を取得し、勤怠管理サーバに送信する管理者の携帯電話機とを有し、勤怠管理サーバの制御部は、記憶部に記憶する作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報と、管理者の携帯電話機から受信した作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報とを比較し、一致する場合に、作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報毎に時刻を記憶するサーバであることを特徴とする。
本発明は、上記勤怠管理システムにおいて、勤怠管理サーバの制御部が、作業者の勤務形態に変更があると、当該作業者の識別子と変更になった勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、当該作業者の出勤前に作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを提供することを特徴とする。
本発明は、上記勤怠管理システムにおいて、勤怠管理サーバの制御部が、記憶部に記憶する作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報と、管理コンピュータ又は管理者の携帯電話機から受信した作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報とを比較し、一致しない場合に、作業者の携帯電話機にQRコード画像の再度の読み取りを促す通知を行うことを特徴とする。
本発明は、上記勤怠管理システムにおいて、勤怠管理サーバの記憶部には、作業者の識別子に対応してQRコード画像の提供の有無を記憶しており、勤怠管理サーバの制御部が、作業者の携帯電話機からQRコード画像の提供要求を受け付けると、当該作業者の識別子に対応するQRコード画像の提供の有無を参照し、提供無しであれば作業者の携帯電話機へのQRコード画像の提供を行い、提供有りであれば作業者の携帯電話機へのQRコード画像の提供を行わないことを特徴とする。
本発明は、上記勤怠管理システムにおいて、勤怠管理サーバの記憶部には、作業者の勤務形態及び勤務状況を記憶しており、勤怠管理サーバの制御部が、QRコード画像を提供する際に、作業者の勤務形態及び勤務状況が閲覧可能な作業者固有のアクセス先の情報をも提供することを特徴とする。
本発明は、勤怠管理方法において、勤怠管理サーバが、作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを送信しておき、読み取り装置又は管理者の携帯電話機が、作業者の出退勤時に作業者の携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取り、読み取ったQRコードから勤怠関連の情報及び読み取り時刻を取得して、作業者の識別子及び勤務形態の情報毎に読み取り時刻を記憶することを特徴とする。
本発明は、勤怠管理方法において、勤怠管理サーバが、作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、作業者の携帯電話機からのアクセスによりQRコード画像のデータを携帯電話機にダウンロードし、読み取り装置又は管理者の携帯電話機が、作業者の出退勤時に作業者の携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取り、読み取ったQRコードから勤怠関連の情報及び読み取り時刻を取得して、作業者の識別子及び勤務形態の情報毎に読み取り時刻を記憶することを特徴とする。
本発明によれば、作業者の識別子と当該作業者の勤務形態の情報を記憶する記憶部と、当該作業者の識別子と当該勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、当該作業者の出勤前に作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを提供する制御部とを備える勤怠管理サーバと、作業者の出退勤時に作業者の携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取る読み取り装置と、読み取ったQRコードから作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を取得し、勤怠管理サーバに送信する管理コンピュータとを有し、勤怠管理サーバの制御部は、記憶部に記憶する作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報と、管理コンピュータから受信した作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報とを比較し、一致する場合に、作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報毎に時刻を記憶する勤怠管理システムとしているので、作業者の勤怠管理を勤務形態に応じて容易に行うことができ、作業者以外の者による不正ななりすましを防止できる効果がある。
本発明によれば、作業者の識別子と当該作業者の勤務形態の情報を記憶する記憶部と、当該作業者の識別子と当該勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、当該作業者の出勤前に作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを提供する制御部とを備える勤怠管理サーバと、作業者の出退勤時に作業者の携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取り、読み取ったQRコードから作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を取得し、勤怠管理サーバに送信する管理者の携帯電話機とを有し、勤怠管理サーバの制御部は、記憶部に記憶する作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報と、管理者の携帯電話機から受信した作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報とを比較し、一致する場合に、作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報毎に時刻を記憶する勤怠管理システムとしているので、作業者の勤怠管理を勤務形態に応じて容易に行うことができ、作業者以外の者による不正ななりすましを防止できる効果がある。
本発明によれば、勤怠管理サーバの制御部が、作業者の勤務形態に変更があると、当該作業者の識別子と変更になった勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、当該作業者の出勤前に作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを提供する上記勤怠管理システムとしているので、作業者の勤務形態が頻繁に変更になったとしても、作業者の勤怠管理を勤務形態に応じて容易に行うことができ、作業者以外の者による不正ななりすましを防止できる効果がある。
本発明によれば、勤怠管理サーバの制御部が、記憶部に記憶する作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報と、管理コンピュータ又は管理者の携帯電話機から受信した作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報とを比較し、一致しない場合に、作業者の携帯電話機にQRコード画像の再度の読み取りを促す通知を行う上記勤怠管理システムとしているので、作業者が古いQRコード画像を読み取らせたとしても、再度適正なQRコード画像で読み取りを行わせることができる効果がある。
本発明によれば、勤怠管理サーバの記憶部には、作業者の識別子に対応してQRコード画像の提供の有無を記憶しており、勤怠管理サーバの制御部が、作業者の携帯電話機からQRコード画像の提供要求を受け付けると、当該作業者の識別子に対応するQRコード画像の提供の有無を参照し、提供無しであれば作業者の携帯電話機へのQRコード画像の提供を行い、提供有りであれば作業者の携帯電話機へのQRコード画像の提供を行わない上記勤怠管理システムとしているので、一度適正に提供したQRコード画像の再提供を禁止でき、作業者以外の者による不正ななりすましを防止できる効果がある。
本発明によれば、勤怠管理サーバの記憶部には、作業者の勤務形態及び勤務状況を記憶しており、勤怠管理サーバの制御部が、QRコード画像を提供する際に、作業者の勤務形態及び勤務状況が閲覧可能な作業者固有のアクセス先の情報をも提供する上記勤怠管理システムとしているので、一度適正に提供したQRコード画像の再提供を禁止でき、作業者以外の者による不正ななりすましを防止できる効果がある。
本発明によれば、勤怠管理サーバが、作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを送信しておき、読み取り装置又は管理者の携帯電話機が、作業者の出退勤時に作業者の携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取り、読み取ったQRコードから勤怠関連の情報及び読み取り時刻を取得して、作業者の識別子及び勤務形態の情報毎に読み取り時刻を記憶する勤怠管理方法としているので、作業者の勤怠管理を勤務形態に応じて容易に行うことができ、作業者以外の者による不正ななりすましを防止できる効果がある。
本発明によれば、勤怠管理サーバが、作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、作業者の携帯電話機からのアクセスによりQRコード画像のデータを携帯電話機にダウンロードし、読み取り装置又は管理者の携帯電話機が、作業者の出退勤時に作業者の携帯電話機の表示画面に表示させたQRコード画像を読み取り、読み取ったQRコードから勤怠関連の情報及び読み取り時刻を取得して、作業者の識別子及び勤務形態の情報毎に読み取り時刻を記憶する勤怠管理方法としているので、作業者の勤怠管理を勤務形態に応じて容易に行うことができ、作業者以外の者による不正ななりすましを防止できる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[発明の概要]
本発明の実施の形態に係る勤怠管理システムは、勤怠管理サーバで、作業者の識別子とその勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、作業者の携帯電話機にQRコード画像を送信しておき、作業者の出退勤時に当該QRコード画像を読み取り装置に読み込んで、当該QRコードから勤怠関連の情報を取得して、作業者の識別子と勤務形態の情報で作業者の勤怠を管理するようにしているので、作業者の勤務形態が不規則に変化するものであっても、柔軟に対応できるものである。
[発明の概要]
本発明の実施の形態に係る勤怠管理システムは、勤怠管理サーバで、作業者の識別子とその勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、作業者の携帯電話機にQRコード画像を送信しておき、作業者の出退勤時に当該QRコード画像を読み取り装置に読み込んで、当該QRコードから勤怠関連の情報を取得して、作業者の識別子と勤務形態の情報で作業者の勤怠を管理するようにしているので、作業者の勤務形態が不規則に変化するものであっても、柔軟に対応できるものである。
尚、QRコード画像は、勤怠管理サーバから送信してもよいが、携帯電話機から作業者固有の勤怠管理サイトにアクセスしてダウンロードするようにしてもよい。
また、勤怠管理サーバで、作業者の現在の勤務形態を記憶しておき、読み取り装置で読み取られたQRコードから取得した勤務形態と一致していなければ、再度読み取り作業を行うよう促すようにしているので、QRコードの読み取り誤りを訂正できる。
携帯電話機は、QRコード画像の転送を禁止する機能を備えている。
勤怠管理サーバは、QRコード画像の送信又はダウンロードを管理しており、特定の条件(例えば、再度読み取り作業を促す場合)を除いて、2度目の送信又はダウンロードを禁止しているので、他の作業員によるなりすましを防止できる。
勤怠管理サーバは、QRコード画像の送信又はダウンロードを管理しており、特定の条件(例えば、再度読み取り作業を促す場合)を除いて、2度目の送信又はダウンロードを禁止しているので、他の作業員によるなりすましを防止できる。
[勤怠管理システムの構成]
本発明の実施の形態に係る勤怠管理システム(本システム)の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る勤怠管理システムの構成ブロック図である。
本システムは、図1に示すように、勤怠管理サーバ1と、インターネット2と、管理コンピュータ(管理PC)3と、読み取り装置4と、携帯電話機5と、基地局6とを基本的に備えている。
尚、インターネット2とそれに接続する基地局6は、既存の通信事業者の設備を利用するものである。
図1では、説明を簡単にするために、構成を簡略化しているが、従業員等の作業者の数に相当する携帯電話機5と、作業所の数に相当する管理PC3が実際に存在するものである。
本発明の実施の形態に係る勤怠管理システム(本システム)の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る勤怠管理システムの構成ブロック図である。
本システムは、図1に示すように、勤怠管理サーバ1と、インターネット2と、管理コンピュータ(管理PC)3と、読み取り装置4と、携帯電話機5と、基地局6とを基本的に備えている。
尚、インターネット2とそれに接続する基地局6は、既存の通信事業者の設備を利用するものである。
図1では、説明を簡単にするために、構成を簡略化しているが、従業員等の作業者の数に相当する携帯電話機5と、作業所の数に相当する管理PC3が実際に存在するものである。
[勤怠管理システムの各部]
本システムの各部を具体的に説明する。
[勤怠管理サーバ]
勤怠管理サーバ1は、一つ又は複数の事業者の勤怠を管理するためのサーバであり、従業員、パート、アルバイト等が所有する携帯電話機若しくはPHS(Personal Handy-phone System)端末にQRコード等の画像データを送信すると共に、管理PC3から送信された従業員等の勤怠関連データを受信してデータ処理を行うものである。
本システムの各部を具体的に説明する。
[勤怠管理サーバ]
勤怠管理サーバ1は、一つ又は複数の事業者の勤怠を管理するためのサーバであり、従業員、パート、アルバイト等が所有する携帯電話機若しくはPHS(Personal Handy-phone System)端末にQRコード等の画像データを送信すると共に、管理PC3から送信された従業員等の勤怠関連データを受信してデータ処理を行うものである。
勤怠管理サーバ1は、QRコード画像を携帯電話機5からのアクセスによりダウンロード可能としてもよい。この場合、電子メールで携帯電話機5にアクセス先(利用者固有のURL(Uniform Resource Locator)にリンク)を通知し、当該URLにアクセスしてQRコード画像をダウンロードするものである。
勤怠管理サーバ1は、インターネット2に接続する時間管理サーバ(図示せず)から定期的に時刻を取得し、当該時刻を基にサーバ内の時刻を調整するようになっている。
尚、管理PC3で送信されら情報の送信時刻と、勤怠管理サーバ1で当該情報を受信した時刻が許容範囲を超えている場合には、勤怠管理サーバ1での受信時刻を優先的に採用する。作業者が管理PC3の時刻を意図的に変更しても、当該不正は防止できる。
尚、管理PC3で送信されら情報の送信時刻と、勤怠管理サーバ1で当該情報を受信した時刻が許容範囲を超えている場合には、勤怠管理サーバ1での受信時刻を優先的に採用する。作業者が管理PC3の時刻を意図的に変更しても、当該不正は防止できる。
複数の事業者の勤怠を管理する勤怠管理サーバ1とは、勤怠管理をASP(Application Service Provider)として提供するものである。
勤怠管理サーバ1の構成及び処理動作は、後述する。
勤怠管理サーバ1の構成及び処理動作は、後述する。
[管理PC]
管理PC3は、インターネット2を介して勤怠管理サーバ1に接続し、USB等の接続コネクタにより読み取り装置4を接続する。
また、管理PC3は、QRコードを読み込む読み取り装置4から入力される情報を勤怠管理サーバ1にインターネット2を介して送信する。
また、管理PC3は、インターネット2に接続する時間管理サーバ(図示せず)から定期的に時刻を取得し、当該時刻を基にサーバ内の時刻を調整するようになっている。
管理PC3の構成及び処理動作は、後述する。
管理PC3は、インターネット2を介して勤怠管理サーバ1に接続し、USB等の接続コネクタにより読み取り装置4を接続する。
また、管理PC3は、QRコードを読み込む読み取り装置4から入力される情報を勤怠管理サーバ1にインターネット2を介して送信する。
また、管理PC3は、インターネット2に接続する時間管理サーバ(図示せず)から定期的に時刻を取得し、当該時刻を基にサーバ内の時刻を調整するようになっている。
管理PC3の構成及び処理動作は、後述する。
[読み取り装置]
読み取り装置4は、携帯電話機5の表示画面に表示されたQRコードの画像を非接触で読み取り、読み取ったQRコードの画像からQRコードに含まれる情報を取得し、管理PC3に出力する。
この読み取り装置は、既に市販されているQRコード読み取り装置を利用するか、若しくは、光学センサ、デジタルカメラを用いて装置を製造してもよい。
読み取り装置4は、携帯電話機5の表示画面に表示されたQRコードの画像を非接触で読み取り、読み取ったQRコードの画像からQRコードに含まれる情報を取得し、管理PC3に出力する。
この読み取り装置は、既に市販されているQRコード読み取り装置を利用するか、若しくは、光学センサ、デジタルカメラを用いて装置を製造してもよい。
[携帯電話機]
携帯電話機5は、勤怠管理サーバ1からインターネット2,基地局6を介して送信された電子メールを受信し、添付されたQRコードの画像データ等を、利用者(作業者又は従業員等)の操作によって表示画面に表示させる。表示画面に表示されるのは、主にQRコード画像と利用者専用のアクセス先(利用者専用のURLにリンクするアクセス先)である。
携帯電話機5は、勤怠管理サーバ1からインターネット2,基地局6を介して送信された電子メールを受信し、添付されたQRコードの画像データ等を、利用者(作業者又は従業員等)の操作によって表示画面に表示させる。表示画面に表示されるのは、主にQRコード画像と利用者専用のアクセス先(利用者専用のURLにリンクするアクセス先)である。
また、電子メールにはQRコードの画像データを添付せず、アクセス先を通知し、当該アクセス先に携帯電話機5がアクセスしてQRコードの画像データをダウンロードするようにしてもよい。更に、携帯電話機5に電子メールを送信せず、携帯電話機5が入社・退社の前に自主的にアクセス先にアクセスしてQRコードの画像データをダウンロードするようにしてもよい。
また、携帯電話機5は、受信又はダウンロードしたQRコードの画像データを表示は可能であるものの、内部の記憶部への記憶が禁止され、若しくは記憶までは可能であるが、記憶されたQRコードの画像データの転送を不可とするものである。
そして、利用者は、携帯電話機5の表示画面に表示されたQRコードの画像を読み取り装置4に読み込ませる。
[勤怠管理サーバ/管理PC]
次に、勤怠管理サーバ1及び管理PC3の具体的内部構成について図2を参照しながら説明する。図2は、勤怠管理サーバ及び管理PCの具体的内部構成ブロック図である。
勤怠管理サーバ及び管理PCは、図2に示すように、制御部11と、メインメモリ12と、記憶部13と、インタフェース部14とを基本的に備えている。
次に、勤怠管理サーバ1及び管理PC3の具体的内部構成について図2を参照しながら説明する。図2は、勤怠管理サーバ及び管理PCの具体的内部構成ブロック図である。
勤怠管理サーバ及び管理PCは、図2に示すように、制御部11と、メインメモリ12と、記憶部13と、インタフェース部14とを基本的に備えている。
制御部11は、全体の処理制御を行う。特に、制御部11は、記憶部13に記憶された処理プログラムをメインメモリ12に展開して実行可能とする。
メインメモリ12は、一時的にデータ及びプログラムを記憶する。
記憶部13は、ハードディスク等が用いられており、必要なデータ、処理プログラム等を記憶している。
インタフェース部14は、ネットワークに接続するインタフェースと、管理PC3であれば、読み取り装置4に接続するインタフェースと、場合によっては表示装置に接続するインタフェースとを備える。
メインメモリ12は、一時的にデータ及びプログラムを記憶する。
記憶部13は、ハードディスク等が用いられており、必要なデータ、処理プログラム等を記憶している。
インタフェース部14は、ネットワークに接続するインタフェースと、管理PC3であれば、読み取り装置4に接続するインタフェースと、場合によっては表示装置に接続するインタフェースとを備える。
[本システムでの処理]
次に、本システムにおける処理について説明する。
本システムの処理として、第1に、勤怠管理サーバ1での従業員等に向けてのQRコード画像送信処理があり、第2に、管理PC3におけるQRコード読み取り送信処理があり、第3に、勤怠管理サーバ1における勤怠データ受信・記憶処理があり、第4に、勤怠管理サーバ1における再ダウンロード禁止処理がある。
次に、本システムにおける処理について説明する。
本システムの処理として、第1に、勤怠管理サーバ1での従業員等に向けてのQRコード画像送信処理があり、第2に、管理PC3におけるQRコード読み取り送信処理があり、第3に、勤怠管理サーバ1における勤怠データ受信・記憶処理があり、第4に、勤怠管理サーバ1における再ダウンロード禁止処理がある。
[QRコード画像送信処理]
本システムにおける勤怠管理サーバ1での従業員等に向けてのQRコード画像送信処理について図3を参照しながら説明する。図3は、本システムのQRコード画像送信処理のフローチャートである。
勤怠管理サーバ1において、勤怠の管理者が作業者の勤務形態を変更した場合、当該作業者の識別子(作業者ID)に対応付けて勤務形態の情報が記憶部に設定される。
本システムにおける勤怠管理サーバ1での従業員等に向けてのQRコード画像送信処理について図3を参照しながら説明する。図3は、本システムのQRコード画像送信処理のフローチャートである。
勤怠管理サーバ1において、勤怠の管理者が作業者の勤務形態を変更した場合、当該作業者の識別子(作業者ID)に対応付けて勤務形態の情報が記憶部に設定される。
勤怠管理サーバ1の制御部は、記憶部における作業者の勤務形態の変更設定を監視しており、作業者の勤務形態が変更になったか否かを判定する(S11)。変更になっていなければ(Noの場合)、当該判定処理を繰り返す。
勤務形態が変更になっていれば(Yesの場合)、勤怠管理サーバ1の制御部は、当該作業者向けの新勤務形態の情報と作業者IDをQRコードに変換し、QRコード画像を生成する(S12)。次に、勤怠管理サーバ1の制御部は、生成されたQRコード画像に当該作業者専用のアクセス情報を付与して電子メールで送信し(S13)、処理を終了する。
ここで、アクセス情報とは、当該作業者の勤務予定、過去の勤怠状況を閲覧できるサイトへのアクセス情報である。このアクセス情報部分を選択すると、リンクされた作業者の勤怠関連のサイトに移行するようになっている。
[QRコード読み取り送信処理]
次に、管理PC3におけるQRコード読み取り送信処理について図4、図5を参照しながら説明する。図4は、管理PCにおける読み取り送信処理のフローチャートであり、図5は、管理PCから送信されるデータフォーマットを示す概念図である。
管理PC3の制御部は、接続する読み取り装置4でQRコード画像を読み取ったか否かを判定しており(S21)、読み取っていなければ(Noの場合)、当該判定処理を繰り返す。
次に、管理PC3におけるQRコード読み取り送信処理について図4、図5を参照しながら説明する。図4は、管理PCにおける読み取り送信処理のフローチャートであり、図5は、管理PCから送信されるデータフォーマットを示す概念図である。
管理PC3の制御部は、接続する読み取り装置4でQRコード画像を読み取ったか否かを判定しており(S21)、読み取っていなければ(Noの場合)、当該判定処理を繰り返す。
QRコード画像を読み取ったのであれば(Yesの場合)、管理PC3の制御部は、読み取った時刻を記録する(S22)。次に、管理PC3の制御部は、読み取ったQRコード画像から情報を取得する(S23)。取得する情報としては、作業者IDと勤務形態の情報(勤務形態情報)である。勤務形態情報とは、特定の勤務形態を示す識別情報となる。
更に、管理PC3の制御部は、取得した作業者ID、勤務形態情報及び読み取った時刻を、図5に示すデータフォーマットで勤怠管理サーバ1にインターネット2を介して送信して(S24)、処理を終了する。
管理PC3の制御部で特定される、読み取った時刻は、インターネット2に接続する時間管理サーバから定期的に提供された時刻に基づいて調整されたものである。
管理PC3の制御部で特定される、読み取った時刻は、インターネット2に接続する時間管理サーバから定期的に提供された時刻に基づいて調整されたものである。
[勤怠データ受信・記憶処理]
次に、勤怠管理サーバ1における勤怠データ受信・記憶処理について図6、図7を参照しながら説明する。図6は、勤怠管理サーバにおける勤怠データ受信・記憶処理のフローチャートであり、図7は、勤怠管理サーバにおける勤怠管理テーブルの概略図である。
勤怠管理サーバ1の制御部は、管理PC3から作業者ID、勤務形態情報、取得時刻等の情報を受信したか否か判定しており(S31)、受信していなければ(Noの場合)、当該判定処理を繰り返す。
次に、勤怠管理サーバ1における勤怠データ受信・記憶処理について図6、図7を参照しながら説明する。図6は、勤怠管理サーバにおける勤怠データ受信・記憶処理のフローチャートであり、図7は、勤怠管理サーバにおける勤怠管理テーブルの概略図である。
勤怠管理サーバ1の制御部は、管理PC3から作業者ID、勤務形態情報、取得時刻等の情報を受信したか否か判定しており(S31)、受信していなければ(Noの場合)、当該判定処理を繰り返す。
管理PC3からの情報を受信したならば(Yesの場合)、次に、勤怠管理サーバ1の制御部は、記憶部に設定記憶されている作業者IDに対応する勤務形態情報と一致するか否かを判定する(S32)。一致していなければ(Noの場合)、勤怠管理サーバ1の制御部は、図3の処理S12に示したようにQRコード画像を生成し(S33)、図3の処理S13に示したようにQRコード画像等を電子メールで送信する(S34)。電子メールでは、読み取り装置4に読み取らせたQRコード画像は正しくない旨伝え、当該電子メールに添付されたQRコード画像で再度読み取らせるよう促すものとなっている。
これは、作業者が読み取り装置4に過去の古いQRコード画像を誤って読み取らせた可能性があるので、最新のQRコード画像等を送信して、そのQRコード画像で再度読み取りを行わせるためのものである。尚、処理S34で、QRコード画像を添付しないで、再度の読み取りを促す文面だけの電子メール送信でもよい。
そして、判定処理S32で、一致していれば(Yesの場合)、勤怠管理サーバ1の制御部は、図7に示す勤怠管理テーブルに、作業者ID及び勤務形態情報毎に時刻を記憶する(S35)。
勤怠管理サーバ1の制御部には、インターネット2に接続する時間管理サーバから定期的に時刻(インターネット時刻)が提供され、当該インターネット時刻に基づいて内部時計が調整されている。読み取り装置4での読み取り時刻が、勤怠管理サーバ1での受信時刻を中心として適正な範囲内にない場合には、読み取り時刻は不適性であるとして、勤怠管理サーバ1での受信時刻を優先し、勤怠管理テーブルに設定する。これにより、管理PC3での不正な時刻変更に対処できる。
勤怠管理サーバ1において、作業者IDと勤務形態情報で出勤、退勤の時刻を管理しているので、作業者が不規則な勤務形態であっても柔軟に対応でき、更に、作業者がQRコード画像を誤って読み取らせても、作業者の誤りを適正に訂正させることができ、更に、管理PC3での不正時刻変更にも対処できる。
[QRコード画像データ再ダウンロード禁止処理]
勤怠管理サーバ1から携帯電話機5がQRコード画像データをダウンロードする場合に、再ダウンロードを禁止する処理について図8を参照しながら説明する。図8は、勤怠管理サーバでの再ダウンロード禁止処理のフローチャートである。
勤怠管理サーバ1から携帯電話機5がQRコード画像データをダウンロードする場合に、再ダウンロードを禁止する処理について図8を参照しながら説明する。図8は、勤怠管理サーバでの再ダウンロード禁止処理のフローチャートである。
図8の処理を説明する前に、記憶部内にQRコード管理テーブルが設けられており、このQRコード管理テーブルは、作業者IDと勤務形態情報に対応して最新のQRコードを記憶し、更に、当該QRコードが既にダウンロードされたものか、否かを示すフラグが設けられている。QRコード管理テーブルには、QRコードの代わりにQRコードの画像データを記憶するようにしてもよい。
また、フラグは、QRコードがダウンロードされるとオンになり、未だダウンロードされていないとオフのままとなっている。
作業者が誤ったQRコード画像データを読み取り装置4に読み取らせた場合に、再度QRコード画像データのダウンロードを促す場合には、一度目のダウンロードによってオンとなったフラグをオフに設定することになる。
つまり、フラグオンは、ダウンロードを禁止することを示し、フラグオフは、ダウンロードを許可することを示している。
作業者が誤ったQRコード画像データを読み取り装置4に読み取らせた場合に、再度QRコード画像データのダウンロードを促す場合には、一度目のダウンロードによってオンとなったフラグをオフに設定することになる。
つまり、フラグオンは、ダウンロードを禁止することを示し、フラグオフは、ダウンロードを許可することを示している。
勤怠管理サーバ1の制御部は、携帯電話機5からQRコードのダウンロード要求あるか否かを判定してり(S41)、ダウンロード要求がなければ(Noの場合)、当該判定処理S41を繰り返す。
携帯電話機5からのQRコードのダウンロード要求があると(Yesの場合)、QRコード管理テーブルを参照し、要求のあった作業者IDに対応するフラグを参照する(S42)。
携帯電話機5からのQRコードのダウンロード要求があると(Yesの場合)、QRコード管理テーブルを参照し、要求のあった作業者IDに対応するフラグを参照する(S42)。
当該フラグがオン(ダウンロード禁止)であれば(Yesの場合)、QRコードのダウンロード処理はなされず、処理を終了する。
当該フラグがオフ(ダウンロード許可)であれば(Noの場合)、QRコードのダウンロード処理を行い(S43)、処理を終了する。
QRコードのダウンロード処理は、携帯電話機5からのアクセスによって、QRコード画像を生成し、生成したQRコードの画像データをダウンロードするものである。
当該フラグがオフ(ダウンロード許可)であれば(Noの場合)、QRコードのダウンロード処理を行い(S43)、処理を終了する。
QRコードのダウンロード処理は、携帯電話機5からのアクセスによって、QRコード画像を生成し、生成したQRコードの画像データをダウンロードするものである。
これにより、2回目以降の不適切なQRコードのダウンロード要求は拒否されるので、作業者本人以外がなりしましてQRコードをダウンロードすることは不可能となる。
また、携帯電話機5でも、QRコードの画像データを記憶部できないか、転送できないようになっているので、QRコードの画像データを他の作業者が取得できないものである。
また、携帯電話機5でも、QRコードの画像データを記憶部できないか、転送できないようになっているので、QRコードの画像データを他の作業者が取得できないものである。
[その他の実施の形態]
上記実施の形態では、管理PC3と勤怠管理サーバ1を別々のものとしたが、両者を一体化して一つのサーバで処理するようにしてもよい。
上記実施の形態では、管理PC3と勤怠管理サーバ1を別々のものとしたが、両者を一体化して一つのサーバで処理するようにしてもよい。
また、上記実施の形態ではQRコード画像は、作業者の勤務形態が変更になった場合に、送信するようにしていたが、それ以外に、月に1回、週に1回、毎日1回、更に1日に数回送信するようにしてもよい。これにより、なりすまし防止が図られる。
1日数回の場合は、例えば、出社・退社の30分前にQRコード画像を送信したり、作業者のスケジュールを勤怠管理サーバ1が管理しておき、作業者の外出予定のスケジュールに合わせてQRコード画像を送信することが考えられ、勤怠管理の効率化となりすまし防止を促進できる。
上記実施の形態では、QRコード画像データを送信するようにしているが、携帯電話機5から作業者の特定サイトにアクセスして、QRコード画像を閲覧・表示のみさせるようにしてもよい。
また、勤怠管理サーバ1から送信又はダウンロードされるQRコード内に当該QRコードのコピーを禁止する情報を含めるようにし、携帯電話機5における記憶部に当該QRコードの画像を記憶できないようにし、若しくは当該QRコードの画像を転送できないようにしてもよい。
また、携帯電話機の通信環境が不良の場合に備えて、緊急対処用のQRコードを予め配布しておき、勤怠管理サーバ1からQRコードの画像データが届かない場合には、その緊急対処用のQRコードを利用できるようにしておくと便利である。
更に、別の実施の形態について図9を参照しながら説明する。図9は、別の実施の形態に係る勤怠管理システムの構成ブロック図である。
図9に示すシステム(別のシステム)は、図1における読み取り装置4及び管理PC3の代わりに、QRコード読み取り可能な管理者用携帯電話機7が設けられている。
図9に示すシステム(別のシステム)は、図1における読み取り装置4及び管理PC3の代わりに、QRコード読み取り可能な管理者用携帯電話機7が設けられている。
管理者用携帯電話機7は、制御部、記憶部、入力部を備え、QRコードを読み込むためのカメラが設けられている。
そして、管理者用携帯電話機7は、管理PC3で実行される処理プログラムと同等の処理プログラムを勤怠管理サーバ1又は別のサーバからダウンロードして記憶部に記憶し、更に記憶部には処理に必要なデータ等を記憶して、管理PC3と同等の処理を行う。
つまり、図4で示したように、管理者用携帯電話機7は、カメラでQRコード画像を読み込み、時刻を記憶し、QRコード画像から作業者ID、勤務形態情報を取得し、無線電話回線を通じて勤怠管理サーバ1にアクセスしてデータ送信を行う。
そして、管理者用携帯電話機7は、管理PC3で実行される処理プログラムと同等の処理プログラムを勤怠管理サーバ1又は別のサーバからダウンロードして記憶部に記憶し、更に記憶部には処理に必要なデータ等を記憶して、管理PC3と同等の処理を行う。
つまり、図4で示したように、管理者用携帯電話機7は、カメラでQRコード画像を読み込み、時刻を記憶し、QRコード画像から作業者ID、勤務形態情報を取得し、無線電話回線を通じて勤怠管理サーバ1にアクセスしてデータ送信を行う。
別のシステムによれば、作業現場に、読み取り装置4及び管理PC3がなくても、QRコード画像を読み込んで、上記処理を行う管理者用携帯電話機7があれば、勤怠管理を容易に実現することができる。
尚、別のシステムにおいても、本システムで実現するその他あらるる処理を適用するものである。
尚、別のシステムにおいても、本システムで実現するその他あらるる処理を適用するものである。
本発明は、勤務形態が変更になっても作業者の勤怠管理を低コストで実現できる勤怠管理システムに好適である。
1…勤怠管理サーバ、 2…インターネット、 3…管理PC、 4…読み取り装置、 5…携帯電話機(作業者用携帯電話機)、 6…基地局、 7…管理者用携帯電話機、 11…制御部、 12…メインメモリ、 13…記憶部、 14…インタフェース部
Claims (8)
- 作業者の識別子と当該作業者の勤務形態の情報を記憶する記憶部と、当該作業者の識別子と当該勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、当該作業者の出勤前に作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを提供する制御部とを備える勤怠管理サーバと、
作業者の出退勤時に前記作業者の携帯電話機の表示画面に表示させた前記QRコード画像を読み取る読み取り装置と、
読み取ったQRコードから作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を取得し、前記勤怠管理サーバに送信する管理コンピュータとを有し、
前記勤怠管理サーバの制御部は、前記記憶部に記憶する作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報と、前記管理コンピュータから受信した作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報とを比較し、一致する場合に、作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報毎に時刻を記憶することを特徴とする勤怠管理システム。 - 作業者の識別子と当該作業者の勤務形態の情報を記憶する記憶部と、当該作業者の識別子と当該勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、当該作業者の出勤前に作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを提供する制御部とを備える勤怠管理サーバと、
作業者の出退勤時に前記作業者の携帯電話機の表示画面に表示させた前記QRコード画像を読み取り、読み取ったQRコードから作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を取得し、前記勤怠管理サーバに送信する管理者の携帯電話機とを有し、
前記勤怠管理サーバの制御部は、前記記憶部に記憶する作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報と、前記管理者の携帯電話機から受信した作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報とを比較し、一致する場合に、作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報毎に時刻を記憶することを特徴とする勤怠管理システム。 - 勤怠管理サーバの制御部は、作業者の勤務形態に変更があると、当該作業者の識別子と変更になった勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、当該作業者の出勤前に作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを提供することを特徴とする請求項1又は2記載の勤怠管理システム。
- 勤怠管理サーバの制御部は、記憶部に記憶する作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報と、管理コンピュータ又は管理者の携帯電話機から受信した作業者の識別子及び作業者の勤務形態の情報とを比較し、一致しない場合に、作業者の携帯電話機にQRコード画像の再度の読み取りを促す通知を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の勤怠管理システム。
- 勤怠管理サーバの記憶部には、作業者の識別子に対応してQRコード画像の提供の有無を記憶しており、勤怠管理サーバの制御部は、作業者の携帯電話機からQRコード画像の提供要求を受け付けると、当該作業者の識別子に対応するQRコード画像の提供の有無を参照し、提供無しであれば前記作業者の携帯電話機へのQRコード画像の提供を行い、提供有りであれば前記作業者の携帯電話機へのQRコード画像の提供を行わないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の勤怠管理システム。
- 勤怠管理サーバの記憶部には、作業者の勤務形態及び勤務状況を記憶しており、勤怠管理サーバの制御部は、QRコード画像を提供する際に、作業者の勤務形態及び勤務状況が閲覧可能な作業者固有のアクセス先の情報をも提供することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の勤怠管理システム。
- 勤怠管理サーバが、作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、作業者の携帯電話機にQRコード画像のデータを送信しておき、読み取り装置又は管理者の携帯電話機が、作業者の出退勤時に前記作業者の携帯電話機の表示画面に表示させた前記QRコード画像を読み取り、読み取ったQRコードから勤怠関連の情報及び読み取り時刻を取得して、作業者の識別子及び勤務形態の情報毎に前記時刻を記憶することを特徴とする勤怠管理方法。
- 勤怠管理サーバが、作業者の識別子と作業者の勤務形態の情報を基にQRコード画像を生成し、作業者の携帯電話機からのアクセスによりQRコード画像のデータを前記携帯電話機にダウンロードし、読み取り装置又は管理者の携帯電話機が、作業者の出退勤時に前記作業者の携帯電話機の表示画面に表示させた前記QRコード画像を読み取り、読み取ったQRコードから勤怠関連の情報及び読み取り時刻を取得して、作業者の識別子及び勤務形態の情報毎に前記時刻を記憶することを特徴とする勤怠管理方法。
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