JP2007288746A - 通信端末及びデータ送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線異常等によりPDUの送信に障害が発生したとしても、SDUを確実に送信する。
【解決手段】 無線通信端末10は、送信対象のSDUを上位のレイヤから受け付けて、当該SDUから1つ以上のPDUを生成して下位のレイヤに出力するRLCレイヤ120を備える通信端末である。無線通信端末10は、生成された全てのPDUの送信終了前に送信に障害が発生したことを検知する下位レイヤ(主にレイヤ1)と、障害が発生したことが検知されるとRLCレイヤ120にSDUの再送のトリガとなるリンクの再確立を指示する上位レイヤ(主にレイヤ3)と、を更に備える。RLCレイヤ120は、上位のレイヤから受け付けた送信対象のSDUを保持する保持部121と、上位レイヤからリンクの再確立を指示されると、保持されたSDUからPDUを再生成して下位のレイヤに出力する再生成部122とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 無線通信端末10は、送信対象のSDUを上位のレイヤから受け付けて、当該SDUから1つ以上のPDUを生成して下位のレイヤに出力するRLCレイヤ120を備える通信端末である。無線通信端末10は、生成された全てのPDUの送信終了前に送信に障害が発生したことを検知する下位レイヤ(主にレイヤ1)と、障害が発生したことが検知されるとRLCレイヤ120にSDUの再送のトリガとなるリンクの再確立を指示する上位レイヤ(主にレイヤ3)と、を更に備える。RLCレイヤ120は、上位のレイヤから受け付けた送信対象のSDUを保持する保持部121と、上位レイヤからリンクの再確立を指示されると、保持されたSDUからPDUを再生成して下位のレイヤに出力する再生成部122とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信端末、及び当該通信端末におけるデータ送信方法に関する。
W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式等の移動通信システムでは、無線通信端末の無線インターフェースのプロトコル構成は、レイヤ1(物理層)、レイヤ2(データリンク層)及びレイヤ3(ネットワーク層)の3層から成っている。W−CDMA方式での、無線通信端末におけるパケットの送信では、レイヤ3からの送信要求に基づいて、レイヤ2においてSDU(Service Data Unit)からPDU(Protocol Data Unit)が生成されて送信される(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2004−179917号公報
レイヤ2により生成された複数のPDUの送信が行われている際に、無線通信端末とネットワークとの間の無線異常や再送のリサイクルアウト等が発生すると、PDUを送信することができなくなる。その後、上位のレイヤであるレイヤ3は、レイヤ2に対してリンクの再確立を指示する。しかしながら、通常、レイヤ2でのリンクの再確立が行われた時点では、レイヤ2で保持していた送信すべきSDU及びPDUは消去されているので、結果として送信対象となっているSDUは送信されない。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、無線異常等によりPDUの送信に障害が発生したとしても、SDUを確実に送信することができる通信端末及びデータ送信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る通信端末は、送信対象のSDUを上位のレイヤから受け付けて、当該SDUから1つ以上のPDUを生成して下位のレイヤに出力するPDU生成レイヤを備える通信端末であって、生成された全てのPDUの送信が終了する前に送信に障害が発生したことを検知する検知手段と、検知手段により障害が発生したことが検知されるとPDU生成レイヤにSDUの再送を指示する指示手段と、を更に備え、PDU生成レイヤは、上位のレイヤから受け付けた送信対象のSDUを保持する保持手段と、指示手段からSDUの再送を指示されると、保持手段により保持されたSDUからPDUを再生成して下位のレイヤに出力する再生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る通信端末では、PDU生成レイヤで送信対象のSDUを保持しておき、当該SDUから生成された全てのPDUの送信が終了する前に障害が発生すると、保持されたSDUからPDUを再生成する。従って、本発明に係る通信端末によれば、PDUの送信に障害が発生したとしても、再生成されたPDUを送信するので、SDUを確実に送信することができる。
通信端末は、W−CDMA方式によるものであり、PDU生成レイヤは、レイヤ2のレイヤである、ことが望ましい。この構成によれば、W−CDMA方式での通信端末において、本発明を容易かつ確実に実施することができる。
ところで、本発明は、上記のように通信端末の発明として記述できる他に、以下のように当該通信端末におけるデータ送信方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
即ち、本発明に係るデータ送信方法は、送信対象のSDUを上位のレイヤから受け付けて、当該SDUから1つ以上のPDUを生成して下位のレイヤに出力するPDU生成レイヤを備える通信端末におけるデータ送信方法であって、生成された全てのPDUの送信が終了する前に送信に障害が発生したことを検知する検知ステップと、検知ステップにおいて障害が発生したことが検知されるとPDU生成レイヤにSDUの再送を指示する指示ステップと、を含み、PDU生成レイヤが、上位のレイヤから受け付けた送信対象のSDUを保持する保持ステップと、指示ステップにおいてSDUの再送を指示されると、保持ステップにおいて保持されたSDUからPDUを再生成して下位のレイヤに出力する再生成ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、全てのPDUの送信が終了する前に障害が発生すると保持されたSDUからPDUを再生成するため、PDUの送信に障害が発生したとしても再生成されたPDUを送信するので、SDUを確実に送信することができる。
以下、図面とともに本発明に係る通信端末及びデータ送信方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に本実施形態に係る無線通信端末(通信端末)10の構成を示す。本実施形態では、無線通信端末10は、W−CDMA方式による移動体通信が可能なものである。
また、図2に無線通信端末10のハードウェア構成を示す。図2に示すように、無線通信端末10は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、操作部104、無線通信部105、ディスプレイ106及びアンテナ107等のハードウェアにより構成されている。これらの構成要素が動作することにより、以下に説明する無線通信端末10の各機能が発揮される。
図1に示す無線通信端末10の構成は、無線通信のプロトコルにおけるレイヤの構成を示したものである。図1に示すように、無線通信端末10は、レイヤ1(11)、レイヤ2(12)、レイヤ3(13)、TAF14、アプリケーション15とを備えている。
レイヤ1(11)は、物理的な無線通信によるデータの送受信、受信レベルの測定、同期検出等を行う。レイヤ1(11)は、具体的には、フィジカルレイヤを有しており、フィジカルレイヤが上記の機能を有している。レイヤ1(11)は、上位のレイヤ(レイヤ2(12))から出力されるPDUを送信、即ち、ネットワーク(移動体通信網)へPDUを送出する。また、レイヤ1(11)は、上位のレイヤから受け渡された全てのPDUの送信が終了する前に、送信に障害が発生したことを検知する検知手段でもある。この検知は、具体的には同期検出等により行われる。レイヤ1(11)は、上記のように送信に障害の発生を検知すると、その旨をレイヤ3(13)に通知する。
レイヤ2(12)は、レイヤ1(11)の上位のレイヤであり、論理チャネルでの伝送を行う。レイヤ2(12)は、具体的には、図1に示すようにRLC(Radio Link Control)レイヤ120を含んで構成されている。RLCレイヤ120は、上位のレイヤから受け付けた送信対象のデータであるSDUから、パケット化したデータである1つ以上のPDUを生成するPDU生成レイヤである。ここで、SDUには、制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージ及びユーザデータの両方を含む。また、RLCレイヤ120は、受信したデータであるPDUを下位のレイヤから受け付けて、当該PDUからSDUを組み上げて上位のレイヤに渡す。
RLCレイヤ120は、上位のレイヤから受け付けた送信対象のデータであるSDUを保持しておく保持部121(保持手段)を有する。SDUの保持は、具体的には、RLCレイヤ120がアクセスすることができるメモリ上にSDUを格納することにより行われる。また、RLCレイヤ120は、上位のレイヤからリンク(レイヤ2(12)レベルでの接続)の再確立を指示されると、当該再確立の指示をSDUの再送のトリガとして保持したSDUからPDUを再生成して下位のレイヤに出力する再生成部122(再生成手段)を有する。PDUの再生成は、PDUの一度目の生成と同様に行われる。但し、RLCレイヤ120は、再確立の指示の前に、送信すべきPDUを全て、下位のレイヤに出力していた場合、SDUの再送の指示とは判断せず、PDUの再生成は行わない。なお、RLCレイヤ120における保持部121及び再生成部122以外の機能については、図1において機能ブロックとしては示さない。上記のPDUの生成及び再生成の処理については、より具体的に後述する。
また、レイヤ2(12)は、MAC(Medium Access Control)レイヤを有している(図示せず)。MACレイヤは、RLCレイヤ120とレイヤ1(11)との間に位置しており、上位のレイヤから受け付けたPDUの各チャネルへのマッピングや秘匿処理等を行う。
レイヤ3(13)は、レイヤ2(12)の上位のレイヤであり、無線リソースの制御、呼制御、移動管理等を行う。また、レイヤ3(13)は、上位のレイヤからの指示に基づき、送信対象のSDUをRLCレイヤ120に渡す。また、レイヤ3(13)は、全てのPDUの送信が終了する前に送信に障害が発生した旨の通知をレイヤ1(11)から受けると、RLCレイヤ120にリンクの確立を指示する。リンクの確立の指示は、RLCレイヤ120でSDUの再送のトリガとなるので、レイヤ3(13)は実質的に、レイヤ1(11)により障害が発生したことが検知されるとRLCレイヤ120にSDUの再送を指示する指示手段の役割を果たす。しかしこのような構成の場合、レイヤ3(13)に特別な処理を行わせる必要はない。
レイヤ3(13)は、具体的には、RRCレイヤ、GMM(GPRS Mobility Management)レイヤ、MM(Mobility Management)レイヤ、CC(Call Control)レイヤ及びSM(Session Management)レイヤを含んで構成されている(全て図示せず)。上記のレイヤ3(13)の各機能は、これらの構成要素の下記の機能によって実現される。RRCレイヤは、RLCレイヤ120と、GMMレイヤ、MMレイヤ、CCレイヤ及びSMレイヤとの間に位置しており、メッセージの送受信を行う。GMMレイヤは、RRCレイヤの上位のレイヤであり、パケット通信等に関する移動管理や認証制御等を行う。MMレイヤは、RRCレイヤの上位のレイヤであり、音声通信等に関する移動管理や認証制御等を行う。SMレイヤは、GMMレイヤの上位のレイヤであり、パケット通信等の呼制御を行う。CCレイヤは、MMレイヤの上位のレイヤであり、音声通信等の呼制御を行う。
TAF14は、レイヤ3(13)の上位のレイヤであり、アプリケーション15からの指示を受け付けて、下位のレイヤ(レイヤ3(13))に指示する。アプリケーション15は、ユーザインターフェースであり、ユーザデータを扱う。図1に示すように、アプリケーション15は、TAF14及びレイヤ2(12)の上位のレイヤである。
引き続いて、図3のシーケンス図を用いて、本実施形態の無線通信端末10で実行される処理(データ送信方法)を説明する。この処理は、ユーザの操作等をトリガとして無線通信端末10からデータが送信される際の処理である。以下では、図3に示すように、無線通信端末10の処理を、RLCレイヤ120、RLCレイヤ120よりも上位のレイヤ(以下、上位レイヤと呼ぶ)、及びRCLレイヤ120よりも下位のレイヤ(以下、下位レイヤと呼ぶ)の3つの構成の各処理として説明する。なお、上位レイヤは、具体的には主にレイヤ3(13)に相当し、下位レイヤは、具体的には主にレイヤ1(11)に相当する。
まず、上位レイヤからRLCレイヤ120に対して、SDUの送信要求がなされ、SDUがRLCレイヤ120に渡される(S01)。RLCレイヤ120では、保持部121によりSDUが保持される(S02、保持ステップ)。続いて、RLCレイヤ120では、SDUからPDUが生成される(S03)。PDU、通常、SDUを所定の単位データ長(本実施形態では、パケットのデータ長)に分割して、データ長等の制御用情報を含んだヘッダが付加されて生成される。なお、SDUのデータ長が分割する必要の無いものである場合は、必ずしも分割は行われない。このヘッダには、PDUを特定するためにシーケンスナンバー(SN:Sequence Number)が含まれる。シーケンスナンバーは、連続した整数値であり、このPDUの生成までに、無線通信端末10において、m−1(mは整数)までが使用されていたら(この値は無線通信端末10で管理される)、生成されたPDUのシーケンスナンバーは、m、m+1、m+2というように順番に決定する。
生成されたPDUは、RLCレイヤ120から下位レイヤに、送信要求と共に出力される(S04)。続いて、RLCレイヤ120から出力されたPDUは、下位レイヤにより送信される(S05)。送信は、下位レイヤからPDUが順次、ネットワークに送出されることにより行われる。ここで、PDUが正常に送信され無線通信端末10が送信先から当該PDUの送信に応じたAckを受信したとすると、PDU及びSDUはRLCレイヤ120から消去されメモリが開放される。なお、無線通信端末10から送信され正常に送信先の端末により受信されたPDUからは、当該送信先の端末においてSDUが形成される。
本実施形態では、PDUを順次送信している途中で無線通信端末10とネットワークとの間で無線異常が発生するものとする。無線異常は、例えば、無線通信端末10が移動通信システムの通信エリアの外に出てしまう等の理由により発生し、無線通信端末10とネットワークとの間の通信を不能にさせる。無線異常の発生に伴いPDUの送信にも障害が発生する。
全てのPDUの送信が終了する前に送信の障害が発生すると、この障害の発生が下位レイヤにより検知される。この検知は、上述したように例えば同期外れを検出すること等により行われる。障害の発生が検知されると、下位レイヤによりその旨が、上位レイヤに通知される(S06、検知ステップ)。続いて、障害の発生を通知された上位レイヤから、RLCレイヤ120に対してリンクの再確立の指示がなされる(S07、指示ステップ)。
なお、従来の無線通信端末においても、下位レイヤで障害の発生が検知されると、上位レイヤにその旨が通知され、リンクの再確立が指示される。しかしながら、従来の無線通信端末では、リンクの再確立が行われた時点では、RLCレイヤ120ではSDU及びPDUは消去されており、SDUの再送を行うことができない。
本実施形態でも、上位レイヤからRLCレイヤ120に対してリンクの再確立の指示がなされると、当該再確立が行われる。続いて、RLCレイヤ120では、当該リンクの再確立の指示がSDUの再送のトリガとされて、RLCレイヤ120の再生成部122により、保持部121により保持されているSDUが読み出されて、当該SDUからPDUの再生成が行われる(S08、再生成ステップ)。PDUの再生成は、上記のS03におけるPDUの生成と同様に行われる。但し、シーケンスナンバーはリセットされ、0から割り振られる。即ち、図3にも示したように、PDUが3つ再生成されたとすると、それらのシーケンスナンバーはそれぞれ0,1,2となる。再生成されたPDUを再生成前の無線通信端末10のメモリ等の状態との関連付けを無くして、送信先において再生成されたPDUからSDUを確実に形成することができるようにするためである。なお、本実施形態において、S03において生成されたPDUを再送にも用いないのは、送信先において一度目の送信に係るPDUと再送に係るPDUを明確に区別できるようにするためである。
続いて、S04及びS05と同様に、RLCレイヤ120から再生成されたPDUが下位のレイヤに出力され(S09)、下位レイヤによりPDUが順次送信される(S10)。上述したように、PDUが正常に送信され無線通信端末10が送信先から当該PDUの送信に応じたAckを受信したとすると、PDUはRLCレイヤ120から消去されメモリが開放される。また、保持部121により保持されていたSDUもRLCレイヤ120から消去されて、SDUを保持するために用いられていたメモリが開放される(S11)。
以上が、本実施形態の無線通信端末10で実行される処理の説明である。続いて、下位レイヤにより全てのPDUが送信された後に、無線異常が発生した場合に、本実施形態の無線通信端末10で実行される処理を、図4のシーケンス図を用いて説明する。図4に示すように、PDUの送信(S05)において、全てのPDUの送信が終了した場合は、下位レイヤによるPDUの送信の障害の発生の検知が行われて上位レイヤからリンクの再確立の指示があってもPDUの再生成及び送信は行われない。この場合は、保持部121により保持されていたSDUは、上位レイヤからのリンクの再生成の指示をトリガとしてRLCレイヤ120から消去されて、SDUを保持するために用いられていたメモリが開放される。RLCレイヤ120において、全てのPDUが送信されたか否かは、例えば、下位レイヤからの通知で検知される。
これは、無線通信端末10からのPDUの送信自体は全て行われているので、送信先において全てのPDUの受信が行われている可能性があり、再送が無駄なものになる可能性があるからである。
上述したように本実施形態によれば、PDUの送信に障害が発生したとしても再生成されたPDUを送信するので、SDUを確実に送信することができる。また、本実施形態のように、W−CDMA方式の無線通信端末10において、レイヤ2(12)のRLCレイヤ120において、SDUの保持、及びPDUの再生成を行うこととすれば、容易かつ確実に本発明を実施することができる。無線システムでは、伝送による誤りが発生しやすくレイヤ2(12)でのPDUの再送が環境に依存することから、レイヤ2(12)でのPDU数による課金は通常、あまり実施されないが、ネットワーク側における受信SDU数による課金を実施した場合もネットワーク側でSDUを2度受けることはないので、再送による課金の問題は発生しない。
なお、本実施形態では、無線通信端末10は図1に示すレイヤ構成を有しているものとした。しかしながら、本発明における通信端末は、必ずしも上記のレイヤ構成を有するものでなくてもよく、送信対象のSDUを上位のレイヤから受け付けて、当該SDUから1つ以上のPDUを生成して下位のレイヤに出力するPDU生成レイヤを備えるものであればよい。
また、本実施形態では、上位レイヤからのリンクの再確立をRLCレイヤ120におけるSDUの再送のトリガとしていたが、上位レイヤからRLCレイヤ120に対してSDUの再送の指示がおこなわれることとしてもよい。
また、本実施形態では、PDUの送信の障害の原因を無線異常として説明したが、無線異常以外の原因による障害でも無線通信端末10により検知できるものであればよい。例えば、再送のリサイクルアウト等による送信の障害でもよい。
10…無線通信端末、11…レイヤ1、12…レイヤ2、120…RLCレイヤ、121…保持部、122…再生成部、13…レイヤ3、14…TAF、15…アプリケーション。
Claims (3)
- 送信対象のSDUを上位のレイヤから受け付けて、当該SDUから1つ以上のPDUを生成して下位のレイヤに出力するPDU生成レイヤを備える通信端末であって、
前記生成された全てのPDUの送信が終了する前に送信に障害が発生したことを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記障害が発生したことが検知されると前記PDU生成レイヤにSDUの再送を指示する指示手段と、を更に備え、
前記PDU生成レイヤは、
前記上位のレイヤから受け付けた送信対象のSDUを保持する保持手段と、
前記指示手段からSDUの再送を指示されると、前記保持手段により保持されたSDUからPDUを再生成して下位のレイヤに出力する再生成手段と、
を有することを特徴とする通信端末。 - 前記通信端末は、W−CDMA方式によるものであり、
前記PDU生成レイヤは、レイヤ2のレイヤである、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。 - 送信対象のSDUを上位のレイヤから受け付けて、当該SDUから1つ以上のPDUを生成して下位のレイヤに出力するPDU生成レイヤを備える通信端末におけるデータ送信方法であって、
前記生成された全てのPDUの送信が終了する前に送信に障害が発生したことを検知する検知ステップと、
前記検知ステップにおいて前記障害が発生したことが検知されると前記PDU生成レイヤにSDUの再送を指示する指示ステップと、を含み、
前記PDU生成レイヤが、
前記上位のレイヤから受け付けた送信対象のSDUを保持する保持ステップと、
前記指示ステップにおいてSDUの再送を指示されると、前記保持ステップにおいて保持されたSDUからPDUを再生成して下位のレイヤに出力する再生成ステップと、
を含むことを特徴とするデータ送信方法。
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