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JP2007286858A - 面モデルの作成装置と作成方法 - Google Patents

面モデルの作成装置と作成方法 Download PDF

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JP2007286858A
JP2007286858A JP2006112859A JP2006112859A JP2007286858A JP 2007286858 A JP2007286858 A JP 2007286858A JP 2006112859 A JP2006112859 A JP 2006112859A JP 2006112859 A JP2006112859 A JP 2006112859A JP 2007286858 A JP2007286858 A JP 2007286858A
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JP2006112859A
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Shinichi Murahata
晋一 村端
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】 オフセット面モデルを精度よく作成するための技術を提供する。
【解決手段】 オフセット面モデルの作成装置は、曲面データが曲面を記述している三次元空間に三次元格子点とその近傍領域を設定する手段と、曲面が近傍領域内を通過する第1格子点とその曲面上の最寄点の対のデータ群の作成手段と、最寄点をオフセットさせた仮オフセット点が近傍領域内に位置する第2格子点群を記述するデータの作成手段と、第2格子点群のなかで、最寄りに位置する第1格子点までの距離が所定のオフセット判定範囲である第3格子点群を記述するデータの作成手段と、第3三次元格子点毎に最寄点をオフセットさせたオフセット点を計算し、計算したオフセット点群を記述するオフセット面モデルデータを作成する手段と、第3三次元格子点に隣接する三次元格子点群を第2三次元格子群に追加する手段とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、NC加工技術(数値制御加工技術)等で用いられる面モデルを作成する技術に関する。特に、曲面を記述するデータに基づいて、その曲面から所定距離だけオフセットしたオフセット面モデルを作成する技術に関する。
NC加工技術は、工具と素材を予め教示された移動経路に沿って相対移動させることによって、素材に所定の加工面を形成する。加工面の形状は、三次元CAD(Computer Aided Design)装置等を用いて作成された加工面データで表現される。NC工作機械を用いて素材に加工面を形成するためには、その加工面を記述する加工面データに基づいて、工具の移動経路を定める必要がある。
NC加工技術では、工具の位置を座標で記述するために、工具に基準点が定められている。それにより、工具の移動経路は、工具の基準点の移動経路によって定められる。工具の移動経路は、工具の刃先面を加工面に接触させながら移動させたときに、工具基準点が移動する経路に等しい。即ち、工具の移動経路は、加工面から工具形状分だけオフセットさせた面上に位置することとなる。工具の移動経路を定めるためには、加工面を記述する面データに基づいて、加工面から工具形状分だけオフセットさせたオフセット面モデルを作成する必要がある。
特許文献1には、逆オフセット法を利用して、工具参照面モデルを作成する技術が記載されている。逆オフセット法は、加工面を点群あるいは微小平面群(STL: Stereo lithography)等の近似要素で近似し、工具形状を加工時の姿勢に対して反転させた仮想反転工具を、工具基準点が各近似要素に位置するように配置する。そして、配置した仮想反転工具形状群の包絡面を求めることによって、加工面から工具形状分だけオフセットさせたオフセット面モデルを作成するものである。
特開平4−133103号公報
特許文献1の技術では、曲面を直接取り扱うことができないことから、曲面を近似要素群で近似した近似モデルに基づいて、オフセット面モデルを計算する必要が生じる。そのことから、作成されるオフセット面モデルには、近似処理に起因する誤差が生じてしまう。この誤差を低減するためには、曲面を細かに近似することが必要となるが、細かな近似処理を行うほど、計算負荷は増大してしまう。計算負荷を過剰に増大させることなく、オフセット面モデルを精度よく作成する技術が必要とされている。
本発明は、上記の課題を解決する。本発明は、計算負荷を増大させることなく、オフセット面モデルを精度よく作成するための技術を提供する。
本発明の技術は、曲面を記述している曲面データに基づいて、その曲面から所定のオフセット距離だけオフセットしたオフセット面モデルを作成する装置に具現化することができる。このオフセット面モデルの作成装置は、三次元空間に配置された曲面を記述している曲面データの記憶手段と、曲面データが曲面を記述している三次元空間に所定間隔で三次元格子点を配置し、三次元格子点毎に所定半径の近傍領域を設定する手段と、曲面が近傍領域内を通過する第1三次元格子点と、第1三次元格子点に対する曲面上の最寄点とを特定し、第1三次元格子点と最寄点の対のデータ群を記述する第1格子点データを作成する手段と、第1格子点データに記述されている第1三次元格子点と最寄点の対のデータ毎に、第1三次元格子点と最寄点との相対位置からオフセット方向を定め、最寄点をオフセット方向へオフセット距離だけ移動させた仮オフセット点を求め、仮オフセット点が近傍領域内に存在する第2三次元格子点を特定し、特定した第2三次元格子点群を記述する第2格子点データを作成する手段と、第2格子点データに記述されている第2三次元格子点群から、第1格子点データに記述されている第1三次元格子点群のなかで最寄りに位置する第1三次元格子点までの距離が所定のオフセット判定範囲である第3三次元格子点群を特定し、特定した第3三次元格子点群を記述する第3格子点データを作成する手段と、第3格子点データに記述されている第3三次元格子点毎に、第1格子点データに記述されている最寄点群のなかで最寄りに位置する最寄点を、第3三次元格子点に向けてオフセット距離だけ移動させたオフセット点を計算し、計算したオフセット点群を記述するオフセット面モデルデータを作成する手段と、第3格子点データに記述されている第3三次元格子点に隣接する三次元格子点群を、第2格子点データに追加する手段とを備えている。
このオフセット面モデルの作成装置は、先ず、曲面が配置されている三次元空間に三次元格子点を配置するとともに、三次元格子点毎に三次元格子点を中心とする所定半径の近傍領域を設定する。
次いで、オフセット面モデルの作成装置は、曲面が近傍領域内を通過する第1三次元格子点と、第1三次元格子点に対する曲面上の最寄点とを特定し、第1三次元格子点と最寄点の対のデータ群を記述する第1格子点データを作成する。それにより、曲面データが記述している曲面を、三次元格子点群の集合で表現するデータを得る。
次いで、オフセット面モデルの作成装置は、第1格子点データが記述している第1三次元格子点と最寄点の対のデータ毎に、第1三次元格子点と最寄点との相対位置からオフセット方向を定め、最寄点をオフセット方向へオフセット距離だけ移動させた仮オフセット点を求め、仮オフセット点が近傍領域内に存在する第2三次元格子点を特定し、特定した第2三次元格子点群を記述する第2格子点データを作成する。第1三次元格子点に対する曲面上の最寄点は、第1三次元格子点から曲面へ下ろした垂線の足となる。従って、第1三次元格子点と最寄点との相対位置、即ち、第1三次元格子点と最寄点とを結ぶベクトルから、曲面の最寄点における法線方向を求めることができる。第1三次元格子点と最寄点との相対位置から、複雑な計算を必要とすることなく、各最寄点におけるオフセット方向を正しく求めることができる。
次いで、オフセット面モデルの作成装置は、第2格子点データに記述されている第2三次元格子点群から、第1格子点データに記述されている第1三次元格子点群のなかで最寄りに位置する第1三次元格子点までの距離が所定のオフセット判定範囲である第3三次元格子点群を特定し、特定した第3三次元格子点群を記述する第3格子点データを作成する。第2三次元格子点群のそれぞれは、曲面上の一最寄点をオフセットさせた仮オフセット点の近傍に位置することから、曲面をオフセットさせたオフセット面の近傍に位置する三次元格子点となり得る。その一方において、曲面上の一最寄点をオフセットさせた仮オフセット点は、曲面の他の部分に対してオフセット距離よりも近接することがあり、第2三次元格子点群のそれぞれが、必ずしもオフセット面の近傍に位置するとは限られない。このオフセット面モデルの作成装置では、第2三次元格子点群のなかから、最寄りに位置する第1三次元格子点までの距離が所定のオフセット判定範囲であるものを特定することで、オフセット面の近傍に位置する第3三次元格子点群を抽出する。
次いで、オフセット面モデルの作成装置は、第3格子点データに記述されている第3三次元格子点毎に、第1格子点データに記述されている最寄点群のなかで最寄りに位置する最寄点を、第3三次元格子点に向けてオフセット距離だけ移動させたオフセット点を計算し、計算したオフセット点群を記述するオフセット面モデルデータを作成する。ここで計算するオフセット点群は、曲面上に位置する最寄点群をオフセットさせた点であり、曲面をオフセットさせたオフセット面上に位置する点群を求めることができる。
次いで、オフセット面モデルの作成装置は、第3格子点データに記述されている第3三次元格子点に隣接する三次元格子点群を、第2格子点データに追加する。第3三次元格子点はオフセット面の近傍に位置することから、第3三次元格子点に隣接する三次元格子点群も、オフセット面の近傍に位置しうるものとなる。そのことから、第3三次元格子点に隣接する三次元格子点群を第2格子点データに追加し、第3三次元格子点に隣接する三次元格子点群についても上記した処理を実行することによって、オフセット点を漏れなく求めることができる。
最終的に、曲面をオフセット距離だけオフセットさせたオフセット面をオフセット点群によって表現するオフセット面モデルデータを得ることができる。
この作成装置によると、オフセット面モデルを作成する中間過程では三次元格子点を用いて計算処理を低減し、最終的には曲面上の点をオフセットさせたオフセット点によってオフセット面モデルを作成する。従来のように、曲面を近似した近似要素からオフセットさせたオフセット面モデルに比して、精度のよいオフセット面モデルが得られる。
上記の装置では、前記第3格子点データの作成手段が用いる前記オフセット判定範囲が、前記オフセット距離から前記近傍領域の直径を減算した値と、前記オフセット距離に前記近傍領域の直径を加算した値までの範囲であることが好ましい。
それにより、第2格子点データに記述されている第2三次元格子点群のなかから、オフセット面の近傍に位置する第3三次元格子点群を、過不足なく抽出することができる。
本発明の技術はまた、曲面を記述している曲面データに基づいて、その曲面から所定のオフセット距離だけオフセットしたオフセット面モデルを作成する方法にも具現化することができる。この方法は、三次元空間に配置された曲面を記述している曲面データを用意する工程と、曲面データが曲面を記述している三次元空間に所定間隔で三次元格子点を配置し、三次元格子点毎に所定半径の近傍領域を設定する工程と、曲面が近傍領域内を通過する第1三次元格子点と、第1三次元格子点に対する曲面上の最寄点とを特定し、第1三次元格子点と最寄点の対のデータ群を記述する第1格子点データを作成する工程と、第1格子点データに記述されている第1三次元格子点と最寄点の対のデータ毎に、第1三次元格子点と最寄点との相対位置からオフセット方向を定め、最寄点をオフセット方向へオフセット距離だけ移動させた仮オフセット点を求め、仮オフセット点が近傍領域内に存在する第2三次元格子点を特定し、特定した第2三次元格子点群を記述する第2格子点データを作成する工程と、第2格子点データに記述されている第2三次元格子点群から、第1格子点データに記述されている第1三次元格子点群のなかで最寄りに位置する第1三次元格子点までの距離が所定のオフセット判定範囲である第3三次元格子点群を特定し、特定した第3三次元格子点群を記述する第3格子点データを作成する工程と、第3格子点データに記述されている第3三次元格子点毎に、第1格子点データに記述されている最寄点群のなかで最寄りに位置する最寄点を、第3三次格子点に向けてオフセット距離だけ移動させたオフセット点を計算し、計算したオフセット点群を記述するオフセット面モデルデータを作成する工程と、第3格子点データに記述されている第3三次元格子点に隣接する三次元格子点群を、第2格子点データに追加する工程とを備える。
この方法によると、オフセット面モデルを作成する中間過程では三次元格子点を用いて計算処理を低減し、最終的には曲面上の点をオフセットさせたオフセット点によってオフセット面モデルを作成する。従来のように、曲面を近似する近似要素からオフセットさせたオフセット面モデルに比して、精度のよいオフセット面モデルが得られる。
本発明によって、曲面を記述するデータに基づいて、その曲面からオフセット距離だけオフセットしたオフセット面モデルを精度よく作成することができる。作成したオフセット面モデルを用いてNC工作機械に教示する工具経路を作成することで、NC工作機械に加工面を精度よく成形させることが可能となる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。
(特徴1) 曲面データは、3次元CAD装置を用いて作成される。
(特徴2) 三次元格子点は、三次元方向に関して等間隔に配置される。
(特徴3) 三次元格子点の間隔に対し、三次元格子点の近傍領域の直径は、31/2倍に設定される。
図1は、本発明を実施したオフセット面モデルの作成装置10(以下、単に作成装置と略す)の機能的な構成を示している。作成装置10は、例えば加工面等の曲面を記述している曲面データに基づいて、その曲面から工具形状分だけオフセットしたオフセット面モデルを作成する装置である。作成装置10が作成したオフセット面モデルは、例えば数値制御(NC)工作機械を用いて素材に加工面を形成するための工具の移動経路の作成に用いることができる。
図1に示すように、作成装置10は、機能的に、データ記憶部20と、データ作成部50と、入出力部70を備えている。作成装置10は、主にコンピュータ装置を用いて構成されており、コンピュータ装置のハードウエアやソフトウエア等によって、データ記憶部20やデータ作成部50や入出力部70が構成されている。
データ記憶部20は、曲面データ22と、曲面格子点データ(第1格子点データ)24と、仮オフセット格子点データ(第2格子点データ)26と、オフセット格子点データ(第3格子点データ)28と、オフセット面データ30等を記憶することができる。曲面データ22は、例えば所望する加工面等の曲面を記述するデータであり、xyz直交座標が定義されている三次元空間に配置された曲面を記述している。曲面データ22は、入出力部70を介して外部から作成装置10に教示される。曲面格子点データ24と、仮オフセット格子点データ26と、オフセット格子点データ28と、オフセット面データ30は、データ作成部50によって作成される。
データ作成部50は、格子点設定部52と、曲面格子点データ作成部54と、仮オフセット格子点データ作成部56と、オフセット格子点判定部58と、オフセット点計算部60を備えている。データ作成部50は、データ記憶部20に記憶されている曲面データ22に基づいて、各種の演算処理を行い、最終的にオフセット面データ30を作成する。オフセット面データ30は、曲面データ22が記述している曲面から、所定距離だけオフセットしたオフセット面を記述するものである。また、データ作成部50は、オフセット面データ30を作成する演算過程において、曲面格子点データ24と仮オフセット格子点データ26とオフセット格子点データ28を作成する。
図2は、作成装置10が、オフセット面データ30を作成する処理の流れを示すフローチャートである。図2に示すフローに沿って、作成装置10が、外部から教示された曲面データ22に基づいて、オフセット面データ30を作成する処理手順について説明する。
先ず、ステップS2において、作成装置10は、入出力部70を介して曲面データ22入力し、データ記憶部20に記憶する。曲面データ22は、例えば外部の三次元CAD(Computer Aided Design)装置等によって作成される。
図3は、曲面データ22が記述している加工面22aの一例を示している。図3に例示するように、曲面データ22は、xyz空間に配置された複数の基本形状によって、xyz空間に配置されている加工面22aを記述している。基本形状には、例えば頂点Vや稜線Cや面S等が用いられている。稜線Cには、例えば直線や曲線等が用いられており、面Sには、平面、円柱面、球面、自由曲面等が用いられている。稜線Cは、パラメータtを用いた曲線表現式C(t)で記述されている。面Sは、パラメータu,vを用いた面表現式S(u,v)で記述されている。加工面22aを記述している基本形状V、C、Sには、それぞれを識別可能な識別子IDが割り当てられている。
なお、曲面データ22は、xyz空間に配置された点群や、xyz空間に配置された微小平面群(STL: Stereo lithography)によって、加工面22aを近似して記述するデータであってもよい。
図2のステップS4では、曲面データ22が記述しているxyz空間、即ち、加工面22aが配置されているxyz空間に、データ作成部50の格子点設定部52が、三次元格子点群を設定する。三次元格子点群とは、xyz空間に三次元格子を区画したときの交点群である。
図4は、格子点設定部52によって三次元格子点g群が設定されたxyz空間を示している。なお、図4は、図示の明瞭化を目的として、三次元格子点群の間隔を実際よりも拡大して示している。図4に示すように、格子点設定部52は、加工面22aが配置されているxyz空間に、xyz方向のそれぞれに関して所定の間隔bで配列する三次元格子点g群を設定する。各三次元格子点gは、整数座標(i,j,k)を用いて識別される。ここで、iはx方向に関する位置を意味し、x方向においてi番目に位置することを示す。jはy方向に関する位置を意味し、y方向においてj番目に位置することを示す。kはz方向に関する位置を意味し、z方向においてk番目に位置することを示す。即ち、三次元格子点g:(i,j,k)は、xyz空間において座標(b×i,b×j,b×k)に位置することを意味する。
図2のステップS6では、曲面格子点データ作成部54が、曲面格子点データ24を作成する。図5に示すように、曲面格子点データ24は、ステップS4で設定した三次元格子点g群毎に半径a(直径2a)の近傍領域Rを設定したときに、加工面22aが近傍領域Rを通過する三次元格子点gm群を記述するデータである。また、それらの三次元格子点gm群に対応付けて、加工面22a上の最寄点pと、その最寄点pが位置する基本形状(頂点V,稜線C,面S)の識別子IDを記述している。以下、曲面格子点データ24に記述されている三次元格子点gmを、曲面格子点(第1三次元格子点)gmということがある。
ここで、曲面格子点データ作成部54が、曲面データ22から曲面格子点データ24を作成する手順について説明する。先に説明したように、曲面データ22では、xyz空間に配置された頂点Vや稜線Cや面S等の基本形状群によって、加工面22aが記述されている。そこで、図6(a)〜(c)に例示するように、曲面格子点データ作成部54は、先ず加工面22aを構成する頂点Vに関して曲面格子点gmを特定し、次いで加工面22aを構成する稜線Cに関して曲面格子点gmを特定し、最後に加工面22aを構成する面Sに関して曲面格子点gmを特定する。
図6(a)に示すように、先ず、曲面格子点データ作成部54は、ステップS4で設定した三次元格子点g群のなかで、曲面データ22に記述されている頂点Vが近傍領域R内に存在する三次元格子点g群を特定する。図7は、その近傍領域R内に頂点Vが存在する三次元格子点gを示している。曲面格子点データ作成部54は、曲面データ22に記述されている頂点V毎に、頂点Vから各三次元格子点gまでの距離をそれぞれ計算し、計算した距離が近傍領域Rの半径a以下である三次元格子点gを、曲面格子点gmとして曲面格子点データ24に記録していく。
図6(b)に示すように、次いで、曲面格子点データ作成部54は、ステップS4で設定した三次元格子点g群のなかで、曲面データ22に記述されている稜線Cが近傍領域Rを通過する三次元格子点g群を特定する。図8は、その近傍領域R内に稜線Cが存在する三次元格子点gを示している。図8に示すように、近傍領域R内に稜線Cが存在する三次元格子点gでは、三次元格子点gに対する稜線C上の最寄点Caまでの距離が、近傍領域Rの半径aよりも短くなる。三次元格子点gに対する稜線C上の最寄点Caは、三次元格子点gと最寄点Caを結ぶベクトルと、最寄点Caにおける接線ベクトルC’が垂直であることを拘束条件とし、ニュートン・ラプソン法の解析演算を実行することによって求めることができる。ただし、最寄点Caを求める解析演算においては、与える初期点が不適切であると、正しい最寄点Caが算出されない場合がある。そこで、曲面格子点データ作成部54は、先ず稜線C上に少なくとも一つの初期点を定めるとともに、その初期点が近傍領域R内に位置する三次元格子点gを特定する。そして、特定した三次元格子点gに関して、先に定めた稜線C上の初期点を用いて解析演算を行い、最寄点Caを算出する。それにより、稜線Cに関する一の曲面格子点gmと、それに対する稜線C上の最寄点Caを正しく特定することができる。曲面格子点データ作成部54は、特定した曲面格子点gmと最寄点Caを、曲面格子点データ24に記録する。次いで、曲面格子点データ作成部54は、先に特定した曲面格子点gmに隣接する三次元格子点gに関して、先に特定した最寄点Caを初期点に用いて解析演算を行い、隣接する三次元格子点gに対する最寄点Caを求める。そして、隣接する三次元格子点gと最寄点Caとの距離を計算し、計算した距離が近傍領域Rの半径a以下であれば、その三次元格子点gを曲面格子点gmとして曲面格子点データ24に記録する。曲面格子点データ作成部54は、先に特定した曲面格子点gmに隣接する26個の三次元格子点gのそれぞれに関して、同様の処理を実行する。以降、曲面格子点gmを特定する度に、その曲面格子点gmに隣接する26個の三次元格子点gを上記した解析演算処理の対象に加えていくことで、稜線Cに沿って位置する三次元格子点gに関して解析演算を順次行っていく。それにより、稜線Cに関する曲面格子点gm群を漏れなく正しく特定することができる。
図6(c)に示すように、最後に、曲面格子点データ作成部54は、ステップS4で設定した三次元格子点g群のなかで、曲面データ22に記述されている面Sが近傍領域R内を通過する三次元格子点g群を特定する。図9は、その近傍領域R内に面Sが存在する三次元格子点gを示している。図9に示すように、近傍領域R内に面Sが存在する三次元格子点gでは、三次元格子点gに対する面S上の最寄点Saまでの距離が、近傍領域Rの半径aよりも短くなる。三次元格子点gに対する面S上の最寄点Saは、三次元格子点gと最寄点Saとを結ぶベクトルと、最寄点Saにおけるs方向の接線ベクトルSuおよびu方向の接線ベクトルSuが垂直であることを拘束条件とし、ニュートン・ラプソン法の解析演算を実行することによって求めることができる。ただし、最寄点Saを求める解析演算においては、与える初期点が不適切であると、正しい最寄点Saが算出されない場合がある。そこで、曲面格子点データ作成部54は、先ず面S上に少なくとも一つの初期点を定めるとともに、その初期点が近傍領域R内に位置する三次元格子点gを特定する。そして、特定した三次元格子点gに関して、先に定めた面S上の初期点を用いて解析演算を行い、最寄点Saを算出する。それにより、面Sに関する一の曲面格子点gmと、それに対する面S上の最寄点Saを正しく特定することができる。曲面格子点データ作成部54は、特定した曲面格子点gmと最寄点Saを、曲面格子点データ24に記録する。次いで、曲面格子点データ作成部54は、先に特定した曲面格子点gmに隣接する三次元格子点gに関して、先に特定した最寄点Saを初期点に用いて解析演算を行い、隣接の三次元格子点gに対する最寄点Saを求める。そして、三次元格子点gと最寄点Saとの距離が近傍領域Rの半径a以下であれば、曲面格子点gmとして曲面格子点データ24に記録する。曲面格子点データ作成部54は、先に特定した曲面格子点gmに隣接する26個の三次元格子点gのそれぞれに関して、同様の処理を実行する。以降、曲面格子点gmを特定する度に、その曲面格子点gmに隣接する26個の三次元格子点gを上記した解析演算処理の対象に加えていくことで、面Sに沿って位置する三次元格子点gに関して解析演算を順次行っていく。それにより、面Sに関する曲面格子点gm群を漏れなく正しく特定することができる。
図2のステップS8では、仮オフセット格子点データ作成部56が、曲面格子点データ24を用いて、仮オフセット格子点データ26を作成する。図10に示すように、仮オフセット格子点データ26は、曲面格子点データ24に記述されている加工面22a上の最寄点p毎に、加工面22aの法線方向にオフセット距離rだけ移動させた仮オフセット点h群を定めたときに、仮オフセット点h群が近傍領域R内に位置する三次元格子点gf群を記述するデータである。以下、仮オフセット格子点データ26に記述されている三次元格子点gf、即ち、仮オフセット点hが近傍領域R内に位置する三次元格子点gfを、仮オフセット格子点gfということがある。ここで、オフセット距離rは、工具形状等に応じて予め定めておくことができる。仮オフセット格子点データ作成部56は、先ず、曲面格子点データ24に記述されている曲面格子点gmと最寄点pとの相対位置から、最寄点pをオフセットさせるオフセット方向を定める。曲面格子点gmと最寄点pとの相対位置、即ち、曲面格子点gmと最寄点pとを結ぶベクトルは、加工面22aの最寄点pにおける法線方向を示す。そのことから、曲面格子点gmと最寄点pとを通る直線状に定めた仮オフセット点hは、加工面22a上の最寄点pから加工面22aの法線方向にオフセットすることとなる。次いで、最寄点pをオフセット方向へオフセット距離rだけ移動させた仮オフセット点hを求める。そして、仮オフセット点hが近傍領域R内に位置する三次元格子点gfを特定し、仮オフセット格子点gfとして仮オフセット格子点データ26に記録していく。
図2のステップS10、S12では、オフセット格子点判定部58が、仮オフセット格子点データ26に記述されている各仮オフセット点格子gfに対して、オフセット格子点であるのか否かの判定を行う。先のステップS8で求めた仮オフセット格子点gf群のそれぞれは、加工面22a上の一つの最寄点pをオフセットさせた仮オフセット点hの近傍に位置することから、加工面22aをオフセットさせたオフセット面の近傍に位置する三次元格子点となり得る。その一方において、加工面22a上の一つの最寄点pをオフセットさせた仮オフセット点hは、加工面22aの他の部分に対してオフセット距離rよりも近接することがあり、仮オフセット格子点gf群のそれぞれが、必ずしもオフセット面の近傍に位置するとは限られない。そのことから、このステップS10、S12の処理では、仮オフセット格子点gf群のなかから、加工面22aをオフセット距離だけオフセットさせたオフセット面の近傍に位置するものを抽出する。
先ず、図2のステップS10では、オフセット格子点判定部58は、仮オフセット格子点データ26から、一つの仮オフセット格子点gfを選択する。
次いで、ステップS12では、オフセット格子点判定部58が、選択した仮オフセット格子点gfが、オフセット格子点であるのか否かの判定を行う。図11を参照して、この判定処理について説明する。図11に示すように、オフセット格子点判定部58は、選択した仮オフセット格子点gfを中心に、オフセット距離rから近傍領域Rの直径2rを減算した半径r−2aの第1判定領域U1と、オフセット距離rに近傍領域Rの直径2rを加算した半径r+2aの第2判定領域U2を定める。そして、曲面格子点データ24に記述されている曲面格子点gmが、第1判定領域U1内に存在しないとともに、第1判定領域U1と第2判定領域U2の差分領域に存在する場合に、選択した仮オフセット格子点gfをオフセット格子点であると判定する。即ち、曲面格子点データ24に記述されている曲面格子点gmのなかで仮オフセット格子点gfの最寄りに位置する曲面格子点gmまでの距離が、第1判定領域U1の半径r−2a以上であって、第2判定領域U2の半径r+2a以上であるときに、選択した仮オフセット格子点gfをオフセット格子点であると判定する。このとき併せて、曲面格子点データ24に記述されている曲面格子点gmのなかで、第2判定領域U2内に存在するもの(図11中のハッチングが付された曲面格子点gm)を特定する。そして、オフセット格子点判定部58は、オフセット格子点であると判定した仮オフセット格子点gfと、その第2判定領域U2内に存在する曲面格子点gm群とを対応付けて、データ記憶部20に記録する。それにより、オフセット格子点gfと、その第2判定領域U2内に存在する曲面格子点gm群とを対応付けて記述するオフセット格子点データ28が作成される。一方、曲面格子点gmが第1判定領域U1内に存在する場合、あるいは、曲面格子点gmが第2判定領域U2内に存在しない場合には、選択した仮オフセット格子点gfはオフセット格子点ではないと判定する。この場合、ステップS10へ戻る。
図2に示すステップS14では、オフセット点計算部60が、ステップS12で判定されたオフセット格子点gfを用いて、加工面22aへの最短距離が略オフセット距離rであるオフセット点を計算する。
図12、図13を参照して、オフセット点計算部60がオフセット点を計算する処理について説明する。図12に示すように、先ず、オフセット点計算部60は、ステップS10においてオフセット格子点であると判定したオフセット格子点gfを中心に、オフセット距離rから近傍領域Rの半径aを減算した半径r−aの第3判定領域U3と、オフセット距離rに近傍領域Rの半径aを加算した半径r+aの第4判定領域U4を定める。次いで、オフセット点計算部60は、ステップS12で特定した第2判定領域U2内に存在する曲面格子点gm群のなかから、その加工面22a上の最寄点pが、第3判定領域U3外に位置するとともに第4判定領域U4内に位置するものを特定する。図12に示す例では、曲面格子点gm1に対する最寄点p1と、曲面格子点gm2に対する最寄点p2が、第3判定領域U3外に位置するとともに第4判定領域U4内に位置することから、2つの曲面格子点gm1、gm2が特定されることとなる。
図13に示すように、次いで、オフセット点計算部60は、特定した2つの曲面格子点gm1、gm2のそれぞれに関して、オフセット候補点q1、q2を計算する。オフセット候補点q1は、曲面格子点gm1に対する加工面22a上の最寄点p1を、オフセット格子点gfに向けて、オフセット距離rだけオフセットさせた点である。同様に、オフセット候補点q2は、曲面格子点gm2に対する加工面22a上の最寄点p2を、オフセット格子点gfに向けて、オフセット距離rだけオフセットさせた点である。
次いで、オフセット点計算部60は、オフセット候補点q1、q2のそれぞれに関して、オフセット候補点q1、q2からオフセット格子点gfまでの符号付き距離値d1、d2を計算する。符号付き距離値d1、d2は、次式、di=(最寄点piとオフセット格子点gfとの距離)−(オフセット距離r)を用いて計算される。即ち、符号付き距離値d1、d2は、オフセット候補点q1、q2とオフセット格子点gfとの距離を示すとともに、オフセット候補点q1、q2がオフセット格子点gfよりも加工面22aに対して遠方に位置していれば負の値をとり、オフセット候補点q1、q2がオフセット格子点gfよりも加工面22aに対して近隣に位置していれば正の値をとる。
最後に、オフセット点計算部60は、オフセット候補点q1、q2のなかから、符号付き距離値d1、d2が最小となったものをオフセット点に定める。図14に示す例では、オフセット候補点p1、p2のなかから、オフセット候補点q1がオフセット点と定められる。即ち、オフセット点q1は、加工面22a上の最寄点p1、p2のなかでオフセット格子点gfの最寄りに位置する最寄点p1を、オフセット格子点gfに向けてオフセット距離rだけ移動させたものとなる。オフセット点計算部60は、計算したオフセット点q1をデータ記憶部20のオフセット面データ30に記録する。このように、オフセット格子点gfに対して、一つのオフセット点q1が求められる。
図2のステップS16では、図15に示すように、仮オフセット格子点データ作成部56が、オフセット格子点gfに隣接する26個の三次元格子点g群を、仮オフセット格子点として仮オフセット格子点データ26に追加する。オフセット格子点gfに隣接する26個の三次元格子点gは、オフセット格子点であり得る。そのことから、オフセット格子点gfに隣接する26個の三次元格子点gを仮オフセット格子点データ26に記録し、オフセット格子点gfに隣接する26個の三次元格子点gにも上記した処理を実行することによって、オフセット格子点gfおよびオフセット点qを漏れなく求めることができる。
図2のステップS18では、仮オフセット格子点データ26に記述されているすべての仮オフセット格子点gfに対して処理が終了したのか否かが判定される。すべての仮オフセット格子点gfに対して処理が終了するまで、ステップS10〜S16の処理が繰り返し実行され、オフセット面データ30にオフセット点qが記録されていく。最終的に、オフセット面データ30には、加工面22aからオフセット距離rだけオフセットしたオフセット点q群が記録されることとなる。即ち、加工面22aからオフセット距離rだけオフセットしたオフセット面を、オフセット点q群によって表現するオフセット面モデルが得られる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
オフセット面モデルの作成装置の構成を示すブロック図。 オフセット面モデルの作成装置が実行する処理フローを示す図。 曲面データが記述する曲面の一例を示す図。 三次元空間に設定した三次元格子点群を示す図。 曲面格子点群を例示する図。 曲面格子点群を特定する手順を示す図。 近傍領域内に基本形状の頂点が存在する三次元格子点を示す図。 近傍領域内に基本形状の稜線が存在する三次元格子点を示す図。 近傍領域内に基本形状の面が存在する三次元格子点を示す図。 仮オフセット格子点を例示する図。 第1判定領域と第2判定領域を例示する図。 第3判定領域と第4判定領域を例示する図。 オフセット候補点からオフセット点を選択する処理を説明する図。 オフセット格子点に隣接する三次元格子点を例示する図。
符号の説明
10・・オフセット面モデルの作成装置
20・・データ記憶部
22・・曲面データ
24・・曲面格子点データ
26・・仮オフセット格子点データ
28・・オフセット格子点データ
30・・オフセット面データ
50・・データ作成部
52・・格子点設定部
54・・曲面格子点データ作成部
56・・仮オフセット格子点データ作成部
58・・オフセット格子点データ作成部
60・・オフセット点計算部

Claims (3)

  1. 曲面を記述している曲面データに基づいて、その曲面から所定のオフセット距離だけオフセットしたオフセット面モデルを作成する装置であって、
    三次元空間に配置された曲面を記述している曲面データの記憶手段と、
    曲面データが曲面を記述している三次元空間に所定間隔で三次元格子点を配置し、三次元格子点毎に所定半径の近傍領域を設定する手段と、
    曲面が近傍領域内を通過する第1三次元格子点と、第1三次元格子点に対する曲面上の最寄点とを特定し、第1三次元格子点と最寄点の対のデータ群を記述する第1格子点データを作成する手段と、
    第1格子点データに記述されている第1三次元格子点と最寄点の対のデータ毎に、第1三次元格子点と最寄点との相対位置からオフセット方向を定め、最寄点をオフセット方向へオフセット距離だけ移動させた仮オフセット点を求め、仮オフセット点が近傍領域内に存在する第2三次元格子点を特定し、特定した第2三次元格子点群を記述する第2格子点データを作成する手段と、
    第2格子点データに記述されている第2三次元格子点群から、第1格子点データに記述されている第1三次元格子点群のなかで最寄りに位置する第1三次元格子点までの距離が所定のオフセット判定範囲である第3三次元格子点群を特定し、特定した第3三次元格子点群を記述する第3格子点データを作成する手段と、
    第3格子点データに記述されている第3三次元格子点毎に、第1格子点データに記述されている最寄点群のなかで最寄りに位置する最寄点を、第3三次元格子点に向けてオフセット距離だけ移動させたオフセット点を計算し、計算したオフセット点群を記述するオフセット面モデルデータを作成する手段と、
    第3格子点データに記述されている第3三次元格子点に隣接する三次元格子点群を、第2格子点データに追加する手段と、
    を備えるオフセット面モデルの作成装置。
  2. 前記第3格子点データの作成手段が用いる前記オフセット判定範囲は、前記オフセット距離から前記近傍領域の直径を減算した値と、前記オフセット距離に前記近傍領域の直径を加算した値までの範囲であることを特徴とする請求項1の作成装置。
  3. 曲面を記述している曲面データに基づいて、その曲面から所定のオフセット距離だけオフセットしたオフセット面モデルを作成する方法であって、
    三次元空間に配置された曲面を記述している曲面データを用意する工程と、
    曲面データが曲面を記述している三次元空間に所定間隔で三次元格子点を配置し、三次元格子点毎に所定半径の近傍領域を設定する工程と、
    曲面が近傍領域内を通過する第1三次元格子点と、第1三次元格子点に対する曲面上の最寄点とを特定し、第1三次元格子点と最寄点の対のデータ群を記述する第1格子点データを作成する工程と、
    第1格子点データに記述されている第1三次元格子点と最寄点の対のデータ毎に、第1三次元格子点と最寄点との相対位置からオフセット方向を定め、最寄点をオフセット方向へオフセット距離だけ移動させた仮オフセット点を求め、仮オフセット点が近傍領域内に存在する第2三次元格子点を特定し、特定した第2三次元格子点群を記述する第2格子点データを作成する工程と、
    第2格子点データに記述されている第2三次元格子点群から、第1格子点データに記述されている第1三次元格子点群のなかで最寄りに位置する第1三次元格子点までの距離が所定のオフセット判定範囲である第3三次元格子点群を特定し、特定した第3三次元格子点群を記述する第3格子点データを作成する工程と、
    第3格子点データに記述されている第3三次元格子点毎に、第1格子点データに記述されている最寄点群のなかで最寄りに位置する最寄点を、第3三次格子点に向けてオフセット距離だけ移動させたオフセット点を計算し、計算したオフセット点群を記述するオフセット面モデルデータを作成する工程と、
    第3格子点データに記述されている第3三次元格子点に隣接する三次元格子点群を、第2格子点データに追加する工程と、
    を備えるオフセット面モデルの作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108873815A (zh) * 2017-05-12 2018-11-23 欧姆龙株式会社 辅助装置、辅助装置的控制方法及计算机可读取记录介质
CN112464399A (zh) * 2020-11-12 2021-03-09 华中科技大学 一种基于运动旋量的五轴加工刀具包络面计算方法

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