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JP2007282024A - 無線通信装置 - Google Patents

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JP2007282024A JP2006107568A JP2006107568A JP2007282024A JP 2007282024 A JP2007282024 A JP 2007282024A JP 2006107568 A JP2006107568 A JP 2006107568A JP 2006107568 A JP2006107568 A JP 2006107568A JP 2007282024 A JP2007282024 A JP 2007282024A
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誠司 佐々木
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Abstract

【課題】本発明の課題は、あるサブチャネルの周波数帯が長時間に渡り強い干渉を受けている場合でも、個々の加入者に割当てたデータバーストにおいて長い期間のフレーム消失は発生することがないOFDMA(直交周波数分割多元接続)を使用した無線通信装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、サブチャネル回線品質情報に基づき、特定の1つまたは複数のサブチャネルの品質が時間的に連続して所定の品質より劣化していることを検出した場合、同じデータバーストが連続的に該品質劣化したサブチャネルに割当てられることが無いように制御するスケジューリング手段を具備することを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、多元接続方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing access:直交周波数分割多元接続)を使用し、データバーストへのサブチャネル割当てを行うスケジューリング手段を有するBS(基地局)用無線通信装置に関する。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)は、日本・欧州の地上波デジタルTV放送、ADSL、高速無線LAN規格のIEEE802.11a、さらにはWiMAXなど、ブロードバンドやユビキタス・ネットワークを実現するほとんどの通信アプリケーションに採用されている。
OFDMは、中心周波数が異なる複数のサブキャリア(副搬送波)を利用することで、高い周波数効率を実現している。送信するデータを細かく分割し、複数のサブキャリアに乗せて並列に伝送する多重通信方式である。データを分割することで、1つのサブキャリア当りのシンボル伝送速度をシリアル転送する場合よりも遅くすることができ、位相補正などに使用されるパイロット信号を挿入することもできる。このため、全体としてフェージング(無線通信において信号の強度等が時間的・空間的に大きく変化する現象)の影響を小さくすることができる。また、隣り合うサブキャリアの帯域が重なり合うほど近接させても干渉することがないよう、互いに「直交」させて送信が行われる。加えてOFDMは、データを時間的に一部重複させて送る「ガードインターバル」を用いており、乱反射などによって受信地点に時間的にズレを持った信号(ゴースト)が到来しても、マルチパス障害が出ないシステムを実現できる。この特長が、マルチパスが発生しやすい地上波デジタルTV放送にOFDMが採用された大きな理由の一つである。
OFDMA(直交周波数分割多元接続)は、OFDMと同じように搬送波を複数のサブキャリアに分割するが、分割されたサブキャリアをグループ化する点がOFDMとは異なる。グループ内のサブキャリアをサブチャネルと呼び、単一の加入者がこれらのサブチャネルを占有する場合もあれば、複数の加入者でサブチャネルを共有する場合もある。
OFDMAを採用したシステムとしてWiMAXを取り上げて説明する。WiMAXの無線アクセス方式は非特許文献1に標準規格として規定されている。
図1はOFDMAを使用したWiMAX基地局(BS)用無線通信装置の物理層の1例を示す構成説明図である。尚、図1では、同期処理、チャネル推定、等化処理、電力制御等の本発明に直接関係しない機能は省略している。
まず、送信系の処理について説明する。
加入者への送信データalと割当て情報qlは、切替器11によりどちらか一方が選択され、BS用無線通信装置の物理層処理に入力される。ここで、割当て情報qlは、以下の3つの情報(詳細は後述)を含む。
〔1〕 FCH(Frame Control Header:フレーム制御ヘッダ)
〔2〕 DL−MAP(Downlink MAP:下り回線の割当て情報)
〔3〕 UL−MAP(Uplink MAP:上り回線の割当て情報)
また、加入者への送信データalには、通信している複数の加入者分のデータが含まれている。ここで、加入者への送信データal、割当て情報qlは、共にMAC層から出力されるPDU(Protocol Data Unit:プロトコルデータ単位)に1つずつ含まれており、PDUはMACヘッダ、ペイロード、CRC(Cyclic Redundancy Check:誤り検出符号)から構成されている。
切替器11の出力blは、ランダム化処理部12に入力される。ランダム化の目的は、以下の2点にある。
(1) 変調されないキャリアを減らし、効率良く伝送できるようにする。
(2) クロックリカバリに必要なビットが十分に送出されるようにする。
ランダム化されたデータclは次に誤り訂正符号化処理部13に入力され、誤り訂正符号化される。誤り訂正としては、ランダム誤り訂正符号化である畳み込み符号化を用いる。誤り訂正符号化が施されたデータdlに対し、バースト誤りをランダム誤りに変換するためにビットインターリーブ処理部14でビットインターリーブが実行される。その後、変調マッピング処理部15では、ビットインターリーブされたデータelをQPSK、16QAM等の変調方式を用いて信号点にマッピングし、送信シンボルflが出力される。
OFDMA多重化処理部16では、送信シンボルflを細かく分割し、複数のサブキャリアに乗せて並列に伝送するための処理が行われる。OFDMAでは、分割されたサブキャリアをグループ化し、グループ内のサブキャリアをサブチャネルと呼び、複数の加入者でサブチャネルを共有させるように、加入者にサブチャネルを割当てる。OFDMAのフレーム構造は、横軸がOFDMAシンボル番号、縦軸がサブチャネル番号で構成される2次元の構造を有している。フレーム構造の詳細については後述する。OFDMAフレーム上のデータバーストへのサブチャネル割当ては、後述するスケジューリング処理部24からの出力である割当て情報qlに基き時間領域上で適応的に行われる。
その後、OFDMA多重化された送信信号glは、送信RF部17により処理される。送信RF部17は、送信フィルタ、送信キャリア周波数にアップコンバートする直交変調処理部、パワーアンプ、送信アンテナで構成される。
送信RF部17の出力である送信信号hlは、SS(Subscriber Station:加入者端末)へ送出される。
次に受信系の処理について説明する。
SSから送出され、伝送路でフェージングや干渉等の影響を受けた受信信号ilが受信RF部18に入力される。
受信RF部18は、受信アンテナ、LNA、受信信号をベースバンド周波数にダウンコンバートする直交復調処理部、受信フィルタにより構成される。
受信RF部18からの出力信号jlは、後述するスケジューリング処理部24からの出力である割当て情報qlに基きOFDMA分割処理部19により、加入者毎の受信信号(受信シンボル列)klに分割される。以降の処理は、加入者毎の受信信号に対しそれぞれ実行される。
加入者毎の受信信号である受信シンボル列klは、復調デマッピング処理部20により受信ビット列llに変換される。その後、受信ビット列llはビットデインターリーブ処理部21でビットデインターリーブされ、バースト誤りがランダム誤りに変換されたビット列mlが出力される。次にビット列mlに対し誤り訂正復号処理部22で誤り訂正復号が施される。誤り訂正復号としては、ビタビ復号が用いられ、誤り訂正復号が施されたビット列nlが出力される。前記ビット列nlに対し、ランダム化復元処理部23によりランダム化と逆の処理が行われ、受信データolが出力される。
スケジューリング処理部24のスケジューリングは、データバーストへのサブチャネル割当てを時間領域上で適応的に行う機能であるが、具体的なスケジューリングの手法は、ベンダーが独自性を出せるようにするため規定されておらず、MAC層よりも上位の層で行われるものとされている。スケジューリング結果である割当て情報qlとして以下の3つの情報を含む。
〔1〕 FCH(フレーム制御ヘッダ):後に続く下りバーストのプロファイルを規定している。具体的には、DL−MAPのプロファイル(DL−MAPで使用する誤り訂正符号の種類、DL−MAPメッセージの長さ等)を示す。
〔2〕 DL−MAP(下り回線の割当て情報):下りサブフレームにおけるデータバーストのマッピング情報(フレーム番号、フレーム長、各データバーストの開始OFDMAシンボル番号、開始サブチャネル論理番号、各データバーストを伝送するのに必要なOFDMAシンボル数等)を示し、また、下りサブフレームにおける各データバーストの物理層のプロファイル(変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率等)を規定する。
〔3〕 UL−MAP(上り回線の割当て情報):上りサブフレームにおけるデータバーストのマッピング情報(各データバーストの開始OFDMAシンボル番号、開始サブチャネル論理番号、各データバーストを伝送するのに必要なOFDMAシンボル数等)を示し、また、上りサブフレームにおける各データバーストの物理層のプロファイル(変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率等)を規定する。
FCH、DL−MAP、UL−MAPは全SS(加入者端末)にブロードキャストされる。
図6は、OFDMAのフレーム構造を示す説明図である。図6は、TDD(Time Division Duplexing:時分割複信)方式のOFDMAのフレーム構造を示す。インデックスnで示されたフレームnは、下り(DL)サブフレームと上り(UL)サブフレームから成る。横軸がOFDMAシンボル番号(フレームの先頭のインデックスをkと記している)、縦軸がサブチャネル論理番号を示す。ここで、サブチャネル論理番号について説明する。OFDMAでは、分割されたサブキャリアをグループ化した後(グループ内のサブキャリアをサブチャネルと呼ぶ)、各サブチャネルに対し、データ伝送用キャリア、位相調整などに使用されるパイロットキャリア、ガードバンドなどに利用されるヌルキャリアを割当てるが、グループ毎に、データ伝送用キャリアに割当てられたサブチャネルのみに対しインデックスsから始まる番号を付与したものをサブチャネル論理番号といっている。
TTG(Transmit/Receive Transition Gap)は、送信/受信切替えのギャップ、RTG(Receive/Transmit Transition Gap)は、受信/送信切替えのギャップである。
以下にフレーム構造への各バーストの割当てについて説明する。フレームの最初に、フレーム同期、搬送波再生、クロック再生等に使用されるプリアンブルが配置され、次に、FCH、DL−MAP、UL−MAPの順に配置される。配置の規則は、OFDMAシンボル番号k、サブチャネル論理番号sから開始し、サブチャネル論理番号が1づつ増加するよう順番に配置し、s+15に達したならば、次のOFDMAシンボル番号に進む。
下りサブフレームの残りの部分は、個々のSSに対するデータバーストで構成される。各データバーストには、DL−MAPで規定された割当て領域、及びバーストプロファイルに従う変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率が割当てられる。図6には、下り回線のデータバーストについて下りバースト♯1〜♯14と記している。各データバースト割当ては、まだ割当てられていない、最小のOFDMAシンボル番号、最小のサブチャネル論理番号から割当てを開始し、OFDMAシンボル番号増加方向に2シンボル単位で割当て、データ領域の最後のシンボルに達したならば、次のサブチャネル論理番号の最小のOFDMAシンボル番号に折り返して割当てる。図6では、簡単のため、各データバーストはデータ領域の最後のシンボルで終了するように描いている。また、各下りデータバーストへは複数のSSを割当てることも可能であるが、以下の説明では簡単のため1つのデータバーストに1つのSSを割当てることを前提とする。
下りサブフレームの後、TTG(送信/受信切替えのギャップ)を空けて、上りサブフレームが開始する。
上りサブフレームでは、個々のSSに対するデータバーストで構成される。各データバーストには、UL−MAPで規定された割当て領域、及びバーストプロファイルに従う変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率が割当てられる。図6には、上り回線のデータバーストについて上りバースト♯1〜♯14と記している。各データバースト割当ては、まだ割当てられていない、最小のOFDMAシンボル番号、最小のサブチャネル論理番号から割当てを開始し、OFDMAシンボル番号増加方向に3シンボル単位で割当て、データ領域の最後のシンボルに達したならば、次のサブチャネル論理番号の最小のOFDMAシンボル番号に折り返して割当てる。図6では、簡単のため、各データバーストはデータ領域の最後のシンボルで終了するように描いている。上りデータバーストの最後には、レンジング・サブチャネルが割当てられる。レンジング・サブチャネルは、BSとSSとの通信タイミングや送信出力の調整を行うためにレンジングを行うためのチャネルであり、SSは、BSによって指定されたレンジング・サブチャネルを使い、BSとの通信を繰り返しつつ、送信タイミング、出力や周波数を調整する。
サブチャネル回線品質測定部25は、上りバーストプロファイルの選択と上り電力制御を行う目的で、各バースト毎に測定される。ここではOFDMA分割処理部19から出力される各サブチャネル毎の受信信号rlから、各バーストについてRSSI(Receive Signal Strength Indicator)、CINR(Carrier-to-Interference-and-Noise Ratio:信号対干渉雑音比)等が測定され、サブチャネル回線品質情報plとしてスケジューリング処理部24に入力される構成としている。
上記のBS無線通信装置により、音声通信を行う場合、すなわち、送信データとして音声符号化情報を伝送する場合を考える。音声符号化方式としては、例えば、ITU−TG.729標準(または、TTC標準JT−G729)である8kbit/sCS−ACELP(共役構造―代数的符号励振線形予測)を使用して、音声符号化フレーム長10msec毎に音声符号化情報(線スペクトル対情報(合成フィルタパラメータ)、適応コードブックの遅延情報、固定コードブック情報、適応および固定コードブック利得情報)を上記BS用無線通信装置により送受信する。OFDMAフレーム長もこれに対応させ、10msecとし、図6において加入者♯1〜♯14に下り回線では下りバースト♯1〜♯14を、上り回線では上りバースト♯1〜♯14をそれぞれ割当てるものとする。
劣悪な伝搬路環境等により、符号化パラメータフレーム(10msフレーム相当)の消失をCRCにより検出した時には、ITU−TG.729標準(または、TTC標準JT−G729)で規定されている通り、音声復号器において以下のフレーム消失補償処理が行われる。
(1) 合成フィルタパラメータの反復
・消失フレームにおける合成フィルタでは、直前の正常フレームのLP(線形予測)パラメータを使用する。
(2) 適応および固定コードブック利得の減衰
・固定コードブック利得は、過去の固定コードブック利得を減衰させたものを基にして求める。
・適応コードブック利得は、過去の適応コードブック利得を減衰させたものを基にして求める。
IEEE Std 802.16-2004,"Part16:Air Interface for Fixed Broadband Wireless Access Systems",2004、[online] インターネット<URL:http://standards.ieee.org/getieee802/802.16.html >
上記のフレーム消失補償処理は、フレーム消失が頻繁に発生しない場合は、有効である。しかし、例えば図6において、ある加入者に割当てたデータバーストのサブチャネルの周波数帯が長時間に渡り強い干渉を受けている場合、フレーム消失が長い期間に渡り発生することになり、フレーム消失補償処理を行っても通話品質は改善されない。
また、音声通信では、リアルタイム性が必要であるため、データ通信のようにARQ(Automatic Repeat Request:自動再送要求)の機能を使用することも出来ない。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、特定の1つまたは複数のサブチャネルの品質が時間的に連続して所定の品質より劣化していることを検出した場合、同じデータバーストが連続的に該品質劣化したサブチャネルに割当てられることが無いように制御するOFDMA(直交周波数分割多元接続)を使用した無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、多元接続方式としてOFDMA(直交周波数分割多元接続)を使用し、一方の軸がOFDMAシンボル番号、他方の軸がサブチャネル番号で構成される2次元のフレーム構造を有し、データバーストへのサブチャネル割当てを時間領域上で適応的に行う無線通信装置において、各サブチャネルの回線品質を測定するサブチャネル回線品質測定手段と、前記サブチャネル回線品質測定手段からの出力であるサブチャネル回線品質情報に基づき、特定の1つまたは複数のサブチャネルの品質が時間的に連続して所定の品質より劣化していることを検出した場合、同じデータバーストが連続的に該品質劣化したサブチャネルに割当てられることが無いように制御するスケジューリング手段とを具備することを特徴とするものである。
尚、サブチャネル回線品質として、例えばCINR(信号対干渉雑音比)等を使用することができる。
本発明の無線通信装置を適用することにより、あるサブチャネルの周波数帯が長時間に渡り強い干渉を受けている場合でも、個々の加入者に割当てたデータバーストにおいて長い期間のフレーム消失は発生することはなく、音声復号器においてフレーム消失補償処理が有効に機能し、全加入者が良好な音声通信を行うことが可能となる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の実施形態は、多元接続方式としてOFDMA(直交周波数分割多元接続)を使用し、一方の軸がOFDMAシンボル番号、他方の軸がサブチャネル番号で構成される2次元のOFDMAフレーム構造を有し、データバーストへのサブチャネル割当てを時間領域上で適応的に行う無線通信装置として、図1の無線通信装置を用いる。本発明の実施形態では、サブチャネル回線品質測定部25が各サブチャネルの回線品質を測定し、データバーストへのサブチャネル割当てを行うスケジューリング処理部24が前記サブチャネル回線品質測定部25からの出力であるサブチャネル回線品質情報に基づき、特定の1つまたは複数のサブチャネルの品質が時間的に連続して所定の品質より劣化していることを検出した場合、同じデータバーストが連続的に該品質劣化したサブチャネルに割当てられることが無いように制御する。
図1のサブチャネル回線品質測定部25において、OFDMA分割処理部19から出力される各サブチャネル毎の受信信号rlから、各サブチャネルについてCINR(信号対干渉雑音比)を測定し、サブチャネル回線品質情報plとしてスケジューリング処理部24に入力する。
スケジューリング処理部24では、2次元のOFDMAフレーム構造に対応させて、CINRの状態を観測し、長時間に渡りCINRが所定の閾値よりも劣化しているサブチャネルを検出する。長時間に渡り強い干渉を受けてCINRが劣化したサブチャネルを検出した場合、同じ加入者、すなわち、同じデータバーストをその干渉を受け劣化したサブチャネルに連続して割当てることが無いようにスケジューリングする。
本発明の実施形態に係るスケジューリング手法の1例を図2〜図5を用いて説明する。
図2は、フレーム番号nに着目しており、図6と同じOFDMAフレーム構造を示すが、斜線が施されているサブチャネル(サブチャネル論理番号s+2及びs+3)が検出された長時間に渡り強い干渉を受けCINRが劣化したサブチャネルを表す。先ずフレームnにおいて、サブチャネル論理番号s+2及びs+3のサブチャネルに割当てられているデータバーストは、下り及び上り回線においてバースト♯3とバースト♯4である。
この状態において、スケジューリング処理部24は、次フレームn+1では、図3に示すように、サブチャネル論理番号s+2及びs+3のサブチャネルに割当てるデータバーストを下り及び上り回線においてバースト♯5及びバースト♯6と入れ替える。更に次フレームn+2では、図4に示すように、サブチャネル論理番号s+2及びs+3のサブチャネルに割当てるデータバーストを下り及び上り回線においてバースト♯7及びバースト♯8と入れ替える。更に次フレームn+3では、図5に示すように、サブチャネル論理番号s+2及びs+3のサブチャネルに割当てるデータバーストを下り及び上り回線においてバースト♯9及びバースト♯10と入れ替える。同様に後続フレームに対しても、フレームn+4では、サブチャネル論理番号s+2及びs+3のサブチャネルに割当てるデータバーストを下り及び上り回線においてバースト♯11及びバースト♯12と入れ替え、フレームn+5では、サブチャネル論理番号s+2及びs+3のサブチャネルに割当てるデータバーストを下り回線については下りバースト♯14と入れ替え(下りバースト♯14は、2つのサブチャネルを使用している)、上り回線については上りバースト♯13及び上りバースト♯14と入れ替える。次のフレームn+6では、サブチャネル論理番号s+2及びs+3のサブチャネルに割当てるデータバーストを下り及び上り回線においてバースト♯1及びバースト♯2と入れ替える。このデータバーストの入れ替えをサブチャネル回線品質の状態の変化を検出するまで繰り返す。
尚、本発明の実施形態では複信方式としてTDD方式を用いており、上り/下り回線が同一の周波数で実現されるため、上り回線のサブチャネル回線品質を測定すれば、その結果がそのまま下り回線に適用可能である。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
OFDMAを使用したWiMAX基地局(BS)用無線通信装置の物理層の1例を示す構成説明図である。 本発明の実施形態に係るスケジューリング手法の1例を説明するためのOFDMAフレーム構造説明図である。 本発明の実施形態に係るスケジューリング手法の1例を説明するためのOFDMAフレーム構造説明図である。 本発明の実施形態に係るスケジューリング手法の1例を説明するためのOFDMAフレーム構造説明図である。 本発明の実施形態に係るスケジューリング手法の1例を説明するためのOFDMAフレーム構造説明図である。 OFDMAフレーム構造の説明図である。
符号の説明
11…切替器、12…ランダム化処理部、13…誤り訂正符号化処理部、14…ビットインターリーブ処理部、15…変調マッピング処理部、16…OFDMA多重化処理部、17…送信RF部、18…受信RF部、19…OFDMA分割処理部、20…復調デマッピング処理部、21…ビットデインターリーブ処理部、22…誤り訂正復号処理部、23…ランダム化復元処理部、24…スケジューリング処理部、25…サブチャネル回線品質測定部。

Claims (1)

  1. 多元接続方式としてOFDMA(直交周波数分割多元接続)を使用し、一方の軸がOFDMAシンボル番号、他方の軸がサブチャネル番号で構成される2次元のフレーム構造を有し、データバーストへのサブチャネル割当てを時間領域上で適応的に行う無線通信装置において、
    各サブチャネルの回線品質を測定するサブチャネル回線品質測定手段と、
    前記サブチャネル回線品質測定手段からの出力であるサブチャネル回線品質情報に基づき、特定の1つまたは複数のサブチャネルの品質が時間的に連続して所定の品質より劣化していることを検出した場合、同じデータバーストが連続的に該品質劣化したサブチャネルに割当てられることが無いように制御するスケジューリング手段と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
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