JP2007279929A - 機器の不正使用防止システム及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 撮影カメラ装置は、検知手段と、制御手段と、撮影した人物の顔画像情報を処理装置に送信する手段と、撮影領域内から人物の存在が検知できなくなった場合に、処理装置に対して検知不可信号を送信する手段とを有し、処理装置は、顔画像情報登録手段と、撮影カメラ装置から受信した顔画像情報と、登録された顔画像情報とを照合する照合手段と、照合一致した場合に、機器に対して許可信号を送信する許可信号送信手段と、撮影カメラ装置から検知不可信号を受信した際に、機器に使用制限信号を送信する使用制限信号送信手段と、機器は、許可信号を受信した際に、機器の通常使用を可能に制御し、また使用制限信号を受信した際に、機器の通常使用をできない状態にさせる制御手段を備える。
【選択図】 図1
Description
例えば、トイレに行ったり、コーヒーなどの飲み物を用意したりするために厨房などに行く場合には、その都度、パソコンなどの機器の電源を切らないで離席することも多いために、たとえ本人認証処理が高いセキュリティレベルであっても、本人認証後における本人の離席時のスキにパソコンなどの機器が不正に本人以外の者によって使用される危険性があるという問題がある。
図1は、本発明の実施形態に係る機器の不正使用防止システムの概要を説明する図、図2は、本発明の実施形態に係る機器の不正使用防止システムのシステムブロック図、図3及び図4は、本発明の実施形態に係る機器の不正使用防止システムの処理手順を示すフローチャートである。
例えば、会社の社員などの特定の人間が仕事を行うためのオフィスの部屋1には、パソコン2a、コピー機2b、プリンタ2cなどの機器2が所定の場所にそれぞれ備えられている。
また、パソコン2aのような個人が常時使用する機器は、その部屋1内で仕事を行う人間の数に応じて複数設けられている。
例えば、パソコン2aの使用者を撮影するための撮影カメラ装置3a、コピー機2の使用対象者を撮影するための撮影カメラ装置3b、プリンタ2cの使用者を撮影するための撮影カメラ装置3cなど、各撮影カメラ装置3a,3b,3cは、機器の使用者を撮影できる位置に備えられている。
また、各撮影カメラ装置3a,3b,3cは、各機器の使用者の顔を撮影可能な場所に設けてあり、撮影カメラ装置3a,3b,3cにより撮影した顔画像情報を利用した認証処理を行えるようにしてある。
各機器は、撮影カメラ装置の撮影領域内に入った者を機器の使用者7aとして撮影し、その撮影した顔画像情報に基づく認証を受けることで使用が可能な状態に制御されるようになっているため、認証を受けることができない者の不正使用を防止できるようになっている。
図2には、各々の機器であるパソコン2a、コピー機2b、プリンタ2cなどの機器の中から、一例としてパソコン2aである機器2と、その機器2の使用者を撮影する撮影カメラ装置3と、処理装置4との関係について説明する。
撮影カメラ装置3には、検知手段8、撮影手段9、記憶手段10、検知不可信号送信手段11、顔画像情報送信手段12、インターフェース(I/F)13、制御手段14などが備えられている。
機器2の使用者7aは、機器2を使用するためにその機器2に近づくことで、撮影手段9の撮影領域内に入るが、仕事の途中で種々の所用などで離席して撮影領域外に出ることもあり、更に、その後に再び戻ってきて撮影領域内に入ることなどがある。
このように機器2の使用者7aは、撮影手段9の撮影領域内から出たり、戻ったりした場合でも、それらの状況を検知手段8で検知できるようにしてある。
また、撮影手段9は、撮影領域内にいる機器の使用者7aを撮影することで、使用者7aの顔画像情報を記憶手段10に一時的に記憶させる機能を有する。
また、顔画像情報送信手段12は、撮影手段9で撮影して記憶手段10に一時的に記憶させた顔画像情報を処理装置4に送信する機能を有している。
まず、顔画像情報登録手段20には、機器2の使用が許可されている使用対象者の顔画像情報が予め登録されており、この顔画像情報登録手段20に登録されている使用対象者者が機器2の使用の際に認証を受けられるようになっている。
これにより、機器2の使用はその電源が切られるまで、たとえ顔画像情報登録手段20に予め顔画像情報が登録されている者であっても使用することができない状態を維持し、最初に顔画像情報で認証された者だけが継続して使用できるように制限される。
但し、顔画像情報照合手段15の照合処理の際に、上記したように機器2の電源をON状態のままでいる場合において、撮影領域内に2回目以降に入って機器2の使用をする者を撮影した際には、顔画像情報一時記憶手段19に記憶されている顔画像情報を利用して照合するように制御される。
機器2は、処理装置4から許可信号を受信することで使用ができるように制御される。
また、使用制限信号送信手段17は、処理装置4が撮影カメラ装置3から検知不可信号を受信した際に、機器2に対して、該機器2の使用をできない状態にさせるための使用制限信号を送信する機能を有している。
機器2は、使用制御切換手段26により、処理装置4から使用制限信号を受信することで、機器の使用ができない状態となるように制御され、また、処理装置4から許可信号を受信することで、機器の使用ができる状態となるように制御される。
ここでは、機器2としてパソコン2aを使用する場合を例に挙げて説明する。
パソコン2aの使用者7aが、パソコン2aに近づくことで撮影カメラ装置3の撮影領域内に入ると、検知手段8が使用者7aの検知を行なう。(ステップS1)
撮影カメラ装置3の検知手段8が使用者7aの検知を行うと、撮影手段9による撮影が開始されて、撮影した使用者7aの顔画像情報を記憶手段10に記憶させる。(ステップS2)
処理装置4は、撮影カメラ装置3から受信した顔画像情報と、処理装置4の顔画像情報登録手段20に予め登録されている顔画像情報とを照合処理を行う。(ステップS4)
この顔画像情報に基づく照合処理の結果において、照合一致となった場合には本人認証が受けられて、処理装置4から機器であるパソコン2aに対して、パソコン2aの使用が出来る状態に制御させるための使用許可信号の送信が行われる。(ステップS5)
また、処理装置4の顔画像情報一時記憶手段19にその顔画像情報を記憶させる。(ステップS6)
尚、顔画像情報に基づく照合処理の結果において、照合不一致となった場合には処理を終了する。
その後、パソコン2aの使用者7aが、コーヒーブレイクやトイレや打ち合わせなどの所用で一時的に、離席して、撮影カメラ装置3の撮影領域外に出ることで、検知手段8が使用者7aの検知を行えない状態となった場合には、撮影カメラ装置3から処理装置4に対して検知不可信号の送信が行なわれる。(ステップS8)
パソコン2aは、処理装置4から使用制限信号を受信すると使用ができない状態に制御して、パソコン2aの不正使用を防止する。(ステップS10)
撮影カメラ装置3の検知手段8が使用者7aの検知を行うと、撮影手段9による撮影が開始されて、撮影した使用者7aの顔画像情報を記憶手段10に記憶させる。(ステップS12)
処理装置4は、撮影カメラ装置3から受信した顔画像情報と、処理装置4の顔画像情報一時記憶手段19に記憶されている顔画像情報との照合処理を行う。(ステップS14)
この顔画像情報に基づく照合処理の結果において、照合一致となった場合には本人認証が受けられて、処理装置4から機器であるパソコン2aに対して、パソコン2aの使用が出来る状態に制御させるための使用許可信号の送信が行われる。(ステップS15)
尚、顔画像情報に基づく照合処理の結果において、照合不一致となった場合には処理を終了する。
パソコン2aは、処理装置4から使用許可信号を受信することで使用が可能な状態に制御され、使用者7aにより使用される。(ステップS16)
これにより、最初に顔画像に基づく認証を受けた使用者だけが、そのパソコン2aの使用を行えるようにしてあり、その使用者が一時的に離席した際に他の者がパソコン2aを操作して情報を見たり、削除するなどの不正を行えないようにしてセキュリティが確保されている。
更に、機器2に撮影カメラ装置3と処理装置4とを一体化させて構成するようにしてもよい。
2 機器
2a パソコン
2b コピー機
2c プリンタ
3,3a,3b,3c 撮影カメラ装置
4 処理装置
5 通信線
6 ドア
7 入室者
7a 機器の使用者
8 検知手段
9 撮影手段
10,18,25 記憶手段
11 検知不可信号送信手段
12 顔画像情報送信手段
13,21,27 インターフェース(I/F)
14,28 制御手段
15 顔画像情報照合手段
16 許可信号送信手段
17 使用制限信号送信手段
19 顔画像情報一時記憶手段
20 顔画像情報登録手段
23 入力手段
24 表示手段
26 使用制御切換手段
Claims (4)
- 機器と、該機器の使用者を撮影する撮影カメラ装置と、前記機器及び前記撮影カメラ装置と通信可能に接続された処理装置とからなる機器の不正使用防止システムであって、
前記撮影カメラ装置は、撮影領域内に人物が存在するか否かを検知する検知手段と、前記検知手段で人物の存在を検知した場合に撮影を開始させる制御手段と、撮影した人物の顔画像情報を前記処理装置に送信する手段と、前記検知手段で撮影領域内に人物の存在を検知した後、撮影領域内からその人物が出たことで存在が検知できなくなった場合に、前記処理装置に対して検知できなくなったことを知らせる検知不可信号を送信する手段と、を有し、
前記処理装置は、予め前記機器を使用できる使用対象者の顔画像情報が登録された顔画像情報登録手段と、前記撮影カメラ装置から受信した顔画像情報と、前記顔画像情報登録手段に登録された顔画像情報とを照合する照合手段と、前記照合手段で照合一致した場合に、前記機器に対して、機器の通常使用を許可する許可信号を送信する許可信号送信手段と、前記撮影カメラ装置から検知不可信号を受信した際に、前記機器に対して、該機器の使用をできない状態にさせるための使用制限信号を送信する使用制限信号送信手段と、
前記機器は、前記処理装置から許可信号を受信した際に、該機器の通常使用を可能に制御し、また前記処理装置から使用制限信号を受信した際に、該機器の通常使用をできない状態に制御させる制御手段を備えていることを特徴とする機器の不正使用防止システム。 - 前記機器が、該機器の使用開始時において、本人認証処理を行うことを条件に使用することができる機能を有し、前記処理装置は、前記本人認証処理の後に前記照合手段で照合一致した場合に、その照合一致した顔画像情報を一時的に記憶させておく記憶手段と、前記機器の使用可能な状態の間に、前記照合手段による初回照合以降の照合処理を行う場合に、前記記憶手段に記憶されている顔画像情報を用いて照合処理を行う手段を有していることを特徴とする請求項1記載の機器の不正使用防止システム。
- 前記処理装置が、前記撮影カメラ装置内に一体化して設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機器の不正使用防止システム。
- 機器の使用対象者を撮影した顔画像情報を用いて本人認証を行う機器の不正使用防止方法であって、
撮影カメラ装置で、機器の使用者の顔を撮影するステップと、
前記撮影カメラ装置で撮影した顔画像情報と、予め登録されている顔画像情報とを照合処理するステップと、
前記照合処理において照合一致した場合に、前記機器の使用をできる状態に制御すると共に、前記撮影カメラ装置で撮影した顔画像情報を記憶手段に記憶させるステップと、
前記撮影カメラ装置で撮影した人物が、該撮影カメラ装置の撮影領域外に出た場合に、前記機器の使用をできない状態に制御するステップと、
前記撮影カメラ装置で撮影した人物が、該撮影カメラ装置の撮影領域外に出た後において、該撮影領域内に次に入ってきた人物の顔を該撮影カメラ装置で撮影するステップと、
前記撮影領域内に次に入ってきた人物の顔を撮影カメラ装置で撮影した顔画像情報と、前記記憶手段に記憶された顔画像情報とを照合処理するステップと、
前記撮影領域内に次に入ってきた人物の顔画像情報に基づく照合処理において、照合一致した場合に機器の使用をできる状態に制御するステップと、
を有することを特徴とする機器の不正使用防止方法。
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JP2009169796A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | システム管理装置、およびセキュリティシステム |
JP2020520511A (ja) * | 2017-07-20 | 2020-07-09 | シェンチェン センスタイム テクノロジー カンパニー リミテッドShenzhen Sensetime Technology Co.,Ltd | アクセス制御方法及び装置、システム、電子デバイス、プログラムならびに媒体 |
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