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JP2007264913A - 異常監視携帯端末及び異常監視装置 - Google Patents

異常監視携帯端末及び異常監視装置 Download PDF

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JP2007264913A JP2006087465A JP2006087465A JP2007264913A JP 2007264913 A JP2007264913 A JP 2007264913A JP 2006087465 A JP2006087465 A JP 2006087465A JP 2006087465 A JP2006087465 A JP 2006087465A JP 2007264913 A JP2007264913 A JP 2007264913A
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Abstract

【課題】 所有者に異常事態が発生した場合に確実に異常状態を検出することができる異常監視携帯端末を提供するとともに、所有者に異常事態が発生した場合に確実に異常状態を検出することができる異常監視装置を提供する。
【解決手段】 使用者が正常状態にあることを示す正常状態確認信号S3を発信する異常監視携帯端末1であって、正常状態確認信号S3の受信状況に基づいて使用者の状態判定を行う異常監視装置2に対し、警戒モードの設定及び解除を通知する警戒モード設定信号S1、S2を送信する警戒モード設定手段11、所定の操作時点設定ルールに基づいて、使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う操作要求手段12、正常状態確認操作を認識する毎に正常状態確認信号S3を生成する正常状態確認信号生成手段13、及び、異常監視装置2に対し正常状態確認信号S3を発信する発信手段14を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用者の操作に基づいて前記使用者が正常状態にあることを示す正常状態確認信号を発信する異常監視携帯端末、及び、前記正常状態確認信号の受信状況に基づいて前記使用者の状態判定を行う異常監視装置に関する。
子供や女性等に対する犯罪の防止や危険回避のための技術として、大音量の警報音で異常発生を周囲に知らせる警報ブザーがある。また、他の犯罪防止技術として、利用者の操作によって異常発生信号を発信する携帯電話から異常発生信号を受信したときに、GPS(Global Positioning System)や携帯電話の基地局を利用して異常発生信号を発信した携帯電話の位置情報を検出し、検出した位置情報とともに異常発生が発生したことを、身内や警察、警備会社等の利用者に関係する個人または機関に対して通報する異常通知システムが提供されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。異常事態としては、例えば、住宅内での事故や病気により利用者が動けなくなった場合や、子供や女性等の利用者に危険が迫った場合等が考えられる。
しかしながら、警報ブザーや警報端末等を身につけていても、異常事態に際して利用者が警報ブザーや警報端末を操作できない場合があり、異常事態を利用者に関係する個人や機関に確実に通報できない場合があった。
これに対し、一定間隔で利用者に対し応答操作を要求し、応答操作がない場合に所定の警備会社に対して異常発生信号と位置情報を送信する携帯端末がある(例えば、非特許文献1参照)。
特開2001−76289号公報 特開2003−298774号公報 特開2002−271522号公報 "ココセコム(人向け)"、[online]、セコム株式会社、[平成18年3月10日検索]、インターネット〈URL:http://www.secom.co.jp/service/cocosecom/human/women.html〉
しかしながら、非特許文献1の携帯端末は、利用者による応答操作が認識されない場合に異常発生信号と位置情報を送信する構成であることから、携帯端末が破壊される等により正常に異常発生信号を送信できなかった場合には、異常を検知できないという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、所有者に異常事態が発生した場合に確実に異常状態を検出することができる異常監視携帯端末を提供する点にある。また、所有者に異常事態が発生した場合に確実に異常状態を検出することができる異常監視装置を提供する。
上記目的を達成するための本発明に係る異常監視携帯端末は、使用者の操作に基づいて前記使用者が正常状態にあることを示す正常状態確認信号を発信する異常監視携帯端末であって、所定の条件に基づいて警戒モードの設定及び解除を行い、前記正常状態確認信号の受信状況に基づいて前記使用者の状態判定を行う異常監視装置に対し、前記警戒モードの設定及び解除を通知する警戒モード設定信号を送信する警戒モード設定手段と、前記警戒モードの設定期間内に、所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う操作要求手段と、前記使用者による前記正常状態確認操作を認識する毎に、現在位置を特定し、特定した前記現在位置を示す位置情報を含む正常状態確認信号を生成する正常状態確認信号生成手段と、前記異常監視装置に対し前記正常状態確認信号を発信する発信手段と、を備えることを第1の特徴とする。
上記特徴の異常監視携帯端末は、前記警戒モード設定信号が、前記現在位置を示す位置情報を含むことを第2の特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る異常監視携帯端末は、使用者の操作に基づいて前記使用者が正常状態にあることを示す正常状態確認信号を発信する異常監視携帯端末であって、所定の条件に基づいて警戒モードの設定及び解除を行い、前記正常状態確認信号の受信状況に基づいて前記使用者の状態判定を行う異常監視装置に対し、前記警戒モードの設定及び解除を通知する警戒モード設定信号を送信する警戒モード設定手段と、前記警戒モードの設定期間内に、所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う操作要求手段と、前記使用者による前記正常状態確認操作を認識する毎に、正常状態確認信号を生成する正常状態確認信号生成手段と、前記異常監視装置に対し正常状態確認信号を発信する発信手段と、所定時間経過毎に現在位置を特定し、特定した前記現在位置を示す位置情報を含む位置情報通知信号を前記異常監視装置に対し送信する位置情報送信手段と、を備えることを第3の特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る異常監視携帯端末は、使用者の操作に基づいて前記使用者が正常状態にあることを示す正常状態確認信号を発信する異常監視携帯端末であって、所定の条件に基づいて警戒モードの設定及び解除を行い、前記正常状態確認信号の受信状況に基づいて前記使用者の状態判定を行う異常監視装置に対し、前記警戒モードの設定及び解除を通知する警戒モード設定信号を送信する警戒モード設定手段と、前記警戒モードの設定期間内に、所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う操作要求手段と、前記使用者による前記正常状態確認操作を認識する毎に、正常状態確認信号を生成する正常状態確認信号生成手段と、前記異常監視装置に対し前記正常状態確認信号を発信する発信手段と、を備え、前記異常監視装置に対する発信は、前記異常監視装置側で前記異常監視携帯端末の位置を特定することが可能な通信経路を経由して行うことを第4の特徴とする。
上記第1〜第4の何れかの特徴の異常監視携帯端末によれば、警戒モードの設定と解除を示す警戒モード設定信号を異常監視装置に発信し、使用者に対して正常状態確認操作を要求し、正常状態確認操作が行われたときに正常状態確認信号を異常監視装置に発信するように構成したので、異常監視装置側では、警戒モード中において正常状態確認操作が行われないときに使用者の状態が異常状態であると判定することができる。このため、本発明に係る異常監視携帯端末によれば、異常事態の発生に際して所有者が異常事態の発生を通知するための操作を実施できない場合、例えば、異常監視携帯端末が破壊された場合や病気等により使用者が異常監視携帯端末を操作できない場合でも、異常監視装置が設置された学校や警備会社等の側で異常事態の発生を確実に検知できる。また、異常事態の検出を異常監視装置側で行うので、防犯処理に係る異常監視携帯端末の負荷を軽減することができる。尚、警戒モードに設定されなければ正常状態確認信号を受信しなくても異常状態とは判定されないので、警戒が必要な場合にのみ異常監視携帯端末を使用することが可能になる。
更に、本発明に係る異常監視携帯端末によれば、上記第1の特徴の異常監視携帯端末では位置情報を含む正常状態確認信号により、上記第3の特徴の異常監視携帯端末では位置情報を含む位置情報通知信号により、異常監視装置側で使用者の位置を任意の時に把握することが可能になる。これによって、異常監視携帯端末の使用者に異常事態が発生した場合に異常監視携帯端末の使用者の位置を異常監視装置側で迅速に特定することが可能になり、異常事態により適切且つ迅速に対応することが可能になる。
上記第2の特徴の異常監視携帯端末によれば、警戒モード設定信号が位置情報を含むので、警戒モードの設定時及び解除時における異常監視携帯端末の使用者の位置を異常監視装置側で特定することが可能になる。これによって、異常監視携帯端末の使用者に異常事態が発生した場合により適切に対応することが可能になる。
尚、警戒モードの設定及び解除における所定の条件は、例えば、使用者の設定及び解除操作を警戒モードの設定及び解除条件としても良いし、異常監視携帯端末が所定領域内にあることを警戒モードの設定条件としても良い。
上記何れかの特徴の異常監視携帯端末は、前記操作要求手段が、一定時間経過毎に前記操作要求を行うことを第5の特徴とする。
上記第5の特徴の異常監視携帯端末によれば、定期的に使用者が正常状態にあることを確認するので、異常監視装置側で異常事態が発生した位置及び時刻をある程度の精度で把握することが可能になる。
上記第1〜第5の何れかの特徴の異常監視携帯端末は、予め設定された所定の確認地点の通過を検出する確認地点通過検出手段と、前記確認地点通過検出手段が前記確認地点の通過を検出した場合に、前記確認地点を示す位置情報を含む確認地点通過信号を生成する確認地点通過信号生成手段と、を備え、前記操作要求手段は、所定の前記正常状態確認信号の発信時から一定時間内に通過予定の前記確認地点の通過が検出されなかった場合に、前記操作要求を行うことを第6の特徴とする。
上記第6の特徴の異常監視携帯端末によれば、通過予定の確認地点の通過が検出されない場合に操作要求を行うので、予め設定された経路を外れた場合や確認地点への到達が遅れている場合に使用者の状態確認を行うことができる。予め設定された経路を外れた場合は異常事態が発生している可能性が高いと考えられ、このような場合に使用者の状態確認を行うことで、より確実に使用者の異常状態を検出することができ、より適切に使用者の安全を担保することが可能になる。また、本発明に係る異常監視携帯端末は、通過予定の確認地点の通過が検出されない場合に操作要求を行うので、例えば、確認地点の通過が検出された場合には使用者に対し正常状態確認操作を要求しないことで、使用者の正常状態確認操作の回数を減らすことができ、使用者の正常状態確認操作にかかる負担を軽減できる。
上記第6の特徴の異常監視携帯端末は、前記発信手段が、前記確認地点通過信号を前記異常監視装置に対し発信することを第7の特徴とする。
上記第7の特徴の異常監視携帯端末によれば、確認地点通過信号を異常監視装置に対し発信するので、異常監視装置側で、使用者が正しい経路を辿っているか否かを確認することが可能になる。
上記第1〜第4の何れかの特徴の異常監視携帯端末は、前記操作要求手段が、前記異常監視装置からの正常状態確認要求に応じて、前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行うことを第8の特徴とする。
上記第8の特徴の異常監視携帯端末によれば、異常監視装置からの正常状態確認要求に応じて操作要求を行うので、異常監視携帯端末の操作要求の要否判断に要する負担を軽減することができる。
上記第8の特徴の異常監視携帯端末は、予め設定された所定の確認地点の通過を検出する確認地点通過検出手段と、前記確認地点通過検出手段が前記確認地点の通過を検出した場合に、前記確認地点を示す位置情報を含む確認地点通過信号を生成する確認地点通過信号生成手段と、を備え、前記発信手段は、前記確認地点通過信号を前記異常監視装置に対し発信することを第9の特徴とする。
上記第9の特徴の異常監視携帯端末によれば、所定の確認地点の通過を検出して異常監視装置に確認地点通過信号を発信するので、使用者が正しい経路を辿っているか否かを異常監視装置側で確認することが可能になる。これによって、異常監視装置は、使用者の行動により柔軟に適応した使用者の状態判定を行うことが可能になる。
上記目的を達成するための本発明に係る異常監視装置は、上記第1〜7の何れかの特徴の異常監視携帯端末から発信された前記警戒モード設定信号及び前記正常状態確認信号を少なくとも受け付ける受信手段と、前記正常状態確認信号の受信予定期間内に前記受信手段が前記正常状態確認信号を受信しなかった場合に、前記使用者の状態が異常状態であると判定する状態判定手段と、を備えることを第1の特徴とする。
上記第1の特徴の異常監視装置によれば、上記第1〜7の何れかの特徴の異常監視携帯端末から発信された警戒モード設定信号及び正常状態確認信号に基づいて使用者の状態を判定するので、異常監視装置側で、警戒モード中において正常状態確認操作が行われないときに使用者の状態が異常状態であると判定することができる。これによって、異常事態の発生に際して所有者が異常事態の発生を通知するための操作を実施できない場合でも、異常監視装置が設置された学校や警備会社等の側で異常事態の発生を確実に検知できる。また、異常事態の検出を異常監視装置側で行うので、防犯処理に係る異常監視携帯端末の負荷を軽減することができる。更に、異常監視携帯端末からの正常状態確認信号または位置情報通知信号に含まれる位置情報により、異常監視携帯端末の位置を常時特定することが可能になるため、異常事態により適切且つ迅速に対応することが可能になる。
上記目的を達成するための本発明に係る異常監視装置は、上記第8または9の特徴の異常監視携帯端末から発信された前記警戒モード設定信号及び前記正常状態確認信号を少なくとも受け付ける受信手段と、所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記異常監視携帯端末に対し前記正常状態確認要求を発信する正常状態確認要求手段と、前記正常状態確認信号の受信予定期間内に前記受信手段が前記正常状態確認信号を受信しなかった場合に、前記使用者の状態が異常状態であると判定する状態判定手段と、を備えることを第2の特徴とする。
上記第2の特徴の異常監視装置によれば、上記第8または9の特徴の異常監視携帯端末から発信された警戒モード設定信号及び正常状態確認信号に基づいて使用者の状態を判定するので、異常監視装置側で、警戒モード中において正常状態確認操作が行われないときに使用者の状態が異常状態であると判定することができる。これによって、所有者が異常事態の発生を通知するための操作を実施できない場合でも異常監視装置側で異常事態の発生を確実に検知でき、防犯処理に係る異常監視携帯端末の負荷を軽減することができる。更に、本発明に係る異常監視装置側で正常状態確認操作を行わせるための正常状態確認要求を発信するので、異常監視携帯端末の処理負担を増大させることなく、使用者の属性に対応してより柔軟な正常状態確認を行うことが可能になる。
上記目的を達成するための本発明に係る異常監視装置は、上記第3の特徴の異常監視携帯端末から発信された前記警戒モード設定信号、前記正常状態確認信号及び前記位置情報通知信号を受け付ける受信手段と、前記異常監視携帯端末から発信された前記位置情報通知信号に基づいて、予め設定された所定の確認地点の通過を検出する確認地点通過検出手段と、前記正常状態確認信号の受信予定期間内に前記受信手段が前記正常状態確認信号を受信しなかった場合、若しくは、前記確認地点通過検出手段において所定の前記正常状態確認信号の受信時から一定時間内に通過予定の前記確認地点の通過が検出されなかった場合の少なくとも何れか一方の場合に、前記使用者の状態が異常状態であると判定する状態判定手段と、を備えることを第3の特徴とする。
上記第3の特徴の異常監視装置によれば、上記第3の特徴の異常監視携帯端末から発信された警戒モード設定信号、正常状態確認信号及び位置情報通知信号に基づいて使用者の状態を判定するので、異常監視装置側で、警戒モード中において正常状態確認操作が行われないときに使用者の状態が異常状態であると判定することができる。これによって、所有者が異常事態の発生を通知するための操作を実施できない場合でも異常監視装置側で異常事態の発生を確実に検知でき、防犯処理に係る異常監視携帯端末の負荷を軽減することができる。更に、本発明に係る異常監視装置によれば、異常監視携帯端末からの位置情報通知信号に含まれる位置情報により、使用者が正しい経路を辿っているか否かを確認することが可能になり、異常監視携帯端末の移動状況から使用者の状態を判定することが可能になるため、より確実に使用者の異常状態を検出することができ、より適切に使用者の安全を担保することが可能になる。
上記目的を達成するための本発明に係る異常監視装置は、上記第3の特徴の異常監視携帯端末から発信された前記警戒モード設定信号、前記正常状態確認信号及び前記位置情報通知信号を受け付ける受信手段と、前記異常監視携帯端末から発信された前記位置情報通知信号に基づいて、予め設定された所定の確認地点の通過を検出する確認地点通過検出手段と、所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記異常監視携帯端末に対し前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行わせる正常状態確認要求を発信する正常状態確認要求手段と、前記正常状態確認信号の受信予定期間内に前記受信手段が前記正常状態確認信号を受信しなかった場合に、前記使用者の状態が異常状態であると判定する状態判定手段と、を備えることを第4の特徴とする。
上記第4の特徴の異常監視装置によれば、上記第3の特徴の異常監視携帯端末から発信された警戒モード設定信号、正常状態確認信号及び位置情報通知信号に基づいて使用者の状態を判定するので、異常監視装置側で、警戒モード中において正常状態確認操作が行われないときに使用者の状態が異常状態であると判定することができる。これによって、所有者が異常事態の発生を通知するための操作を実施できない場合でも異常監視装置側で異常事態の発生を確実に検知でき、防犯処理に係る異常監視携帯端末の負荷を軽減することができる。更に、本発明に係る異常監視装置によれば、異常監視携帯端末からの位置情報通知信号に含まれる位置情報により、異常監視携帯端末の移動状況から使用者の状態を判定することが可能になるため、より確実に使用者の異常状態を検出することができ、より適切に使用者の安全を担保することが可能になる。
上記第4の特徴の異常監視装置は、前記正常状態確認要求手段が、所定の前記正常状態確認信号の受信時から一定時間内に通過予定の前記確認地点の通過が検出されなかった場合に、前記正常状態確認要求を行うことを第5の特徴とする。
上記第5の特徴の異常監視装置によれば、一定時間の間に通過予定の確認地点の通過が検出されない場合に操作要求を行うので、例えば、確認地点の通過が検出された場合には使用者に対し正常状態確認操作を要求しないことで、使用者の正常状態確認操作の回数を減らすことができ、使用者の正常状態確認操作にかかる負担を軽減できる。
上記第2、4、5の何れかの特徴の異常監視装置は、前記正常状態確認要求手段が、一定時間経過毎に前記正常状態確認要求を行うことを第6の特徴とする。
上記第6の特徴の異常監視装置によれば、定期的に使用者が正常状態にあることを確認するので、異常事態が発生した位置及び時刻をある程度の精度で把握することが可能になる。
以下、本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第1実施形態について図1及び図2を基に説明する。
本実施形態の異常監視携帯端末1は、図1に示すように、異常監視装置2と中継端末3を介してデータ通信を行うための通信インターフェース10、異常監視装置2に警戒モードの設定及び解除を通知する警戒モード設定手段11、所定の操作時点設定ルールに基づいて使用者に対し正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う操作要求手段12、正常状態確認操作を認識する毎に正常状態確認信号S3を生成する正常状態確認信号生成手段13、及び、異常監視装置2に対し正常状態確認信号S3を発信する発信手段14を備えて構成される。
本実施形態の異常監視携帯端末1は、コンピュータのハードウェアとそのハードウェア上で実行されるアプリケーションソフトウェアで構成されている。また、本実施形態の異常監視携帯端末1は、防犯ブザー機能を備えており、所有者によって防犯ブザーが操作されると、ブザーを鳴らしたりフラッシュを発光させたりする等の防犯機能を備えている。
通信インターフェース10は、本実施形態では、微弱電波或いは特定小電力無線を利用して、所定の警備会社が管理する複数のホームセキュリティ端末の内の異常監視携帯端末1の通信圏内にあるホームセキュリティ端末3と無線通信可能に構成されており、当該ホームセキュリティ端末3を中継端末3として異常監視装置2とデータ通信を行う。
警戒モード設定手段11は、所定の条件に基づいて警戒モードの設定及び解除を行い、異常監視装置2に対して警戒モードの設定を通知する警戒モード設定信号S1と警戒モードの解除を通知する警戒モード設定信号S2を送信する。本実施形態の警戒モード設定信号S1、S2は、異常監視携帯端末1の端末ID、警戒モードの設定または解除を示す情報、異常監視携帯端末1の現在位置を示す位置情報、及び、中継端末3に対する異常監視装置2への転送指示を含んで構成される。ここでの位置情報は、世界測地系による経度・緯度である。
操作要求手段12は、警戒モードの設定期間内に、所定の操作時点設定ルールに基づいて、使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う。本実施形態では、警戒モードの設定時または正常状態確認操作の実施時から時間計測を行い、警戒モードの設定時または正常状態確認操作の実施時から予め設定された一定時間が経過したときに操作要求を行う。操作要求としては、異常監視携帯端末1に搭載されたバイブレーション機能を用いて異常監視携帯端末1を振動させる、または、操作要求を示す音を鳴らす等する。
正常状態確認信号生成手段13は、使用者による正常状態確認操作を認識する毎に、現在位置を特定し、特定した現在位置を示す位置情報を含む正常状態確認信号S3を生成し、生成した正常状態確認信号S3を異常監視携帯端末1に予め搭載されている不揮発性半導体メモリ等の記憶装置の所定の記憶領域15に記憶する。現在位置は、本実施形態では、GPS(Global Positioning System)を利用して特定する。本実施形態の正常状態確認信号S3は、異常監視携帯端末1の端末ID、使用者の属性情報、異常監視携帯端末1の現在位置を示す位置情報、及び、中継端末3に対する異常監視装置2への転送指示を含んで構成される。使用者の属性情報としては、例えば、異常監視携帯端末1に固有に割り当てられた端末ID、使用者の氏名等を想定している。
発信手段14は、正常状態確認信号生成手段13が正常状態確認信号S3を生成したときに、当該正常状態確認信号S3を通信インターフェース10を介して異常監視装置2に対して発信する。
本実施形態の異常監視装置2は、警戒モード設定信号S1、S2及び正常状態確認信号S3の受信状況に基づいて使用者の状態判定を行う。異常監視装置2は、図1に示すように、異常監視携帯端末1とホームセキュリティ端末3を介してデータ通信を行うための通信インターフェース20、異常監視携帯端末1から発信された警戒モード設定信号S1、S2及び正常状態確認信号S3を受け付ける受信手段21、及び、警戒モード設定信号S1、S2及び正常状態確認信号S3の受信状況に基づいて使用者の状態判定を行う状態判定手段22を備える。
本実施形態の異常監視装置2は、コンピュータのハードウェアとそのハードウェア上で実行されるアプリケーションソフトウェアで構成されている。本実施形態では、異常監視装置2が所定の警備会社に設置されている場合を想定して説明する。
通信インターフェース20は、本実施形態では、ホームセキュリティ端末3と公衆電話回線等の通信回線を介してデータ通信可能に構成されており、当該ホームセキュリティ端末3を中継端末3として異常監視携帯端末1とデータ通信を行う。
受信手段21は、異常監視携帯端末1から発信された警戒モード設定信号S1、S2及び正常状態確認信号S3を受け付ける。更に、本実施形態の受信手段21は、正常状態確認信号S3を受信したときは、正常状態確認信号S3の受信時刻(年月日分秒)を取得し、正常状態確認信号S3と受信時刻とを異常監視携帯端末1に予め搭載されている不揮発性半導体メモリ等の記憶装置の所定の記憶領域23に記憶する。本実施形態の記憶領域23は、所定数の正常状態確認信号S3を記憶可能に構成されている。また、受信手段21は、警戒モード設定信号S1、S2を受信したときは、警戒モード設定信号S1、S2の受信時刻を取得し、警戒モード設定信号S1、S2と受信時刻とをメモリ内の所定の記憶領域23に記憶する。
状態判定手段22は、警戒モード設定信号S1、S2及び正常状態確認信号S3の受信状況に基づいて使用者の状態判定を行う。本実施形態では、状態判定手段22は、正常状態確認信号S3の受信予定期間内に受信手段21が正常状態確認信号S3を受信しなかった場合に、使用者の状態が異常状態であると判定する。より具体的には、記憶領域23に記憶されている正常状態確認信号S3の受信時刻から一定時間内に次の正常状態確認信号S3が受信されない場合に、使用者の状態が異常状態であると判定する。尚、1回目の正常状態確認信号S3に対する判定は、警戒モード設定信号S1を起点として行う。
次に、本実施形態における異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の異常監視処理について図2を基に説明する。ここで、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の初期状態は非監視状態となっており、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2は警戒監視モードが設定されている間に使用者の状態確認を行うように構成されている。
異常監視携帯端末1は、非監視状態(状態#111)において、使用者の操作により警戒モードが設定されると警戒モード(状態#112)に移行する。このとき、警戒モード設定手段11は、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を異常監視装置2に送信する。
異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#112)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#111)に移行する。異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#112)が設定されると、予め設定された一定時間経過毎に操作要求モード(状態#113)に移行する。操作要求モード(状態#113)において、操作要求手段12は、使用者に正常状態確認操作の操作要求を行う。
異常監視携帯端末1は、操作要求モード(状態#113)において、使用者により正常状態確認操作が行われると、正常状態確認信号S3を異常監視装置2に対して送信し、警戒モード(状態#112)に移行する。また、異常監視携帯端末1は、操作要求モード(状態#113)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#111)に移行する。
異常監視装置2は、非監視状態(状態#121)において、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を受信すると、監視モード(状態#122)に移行する。
異常監視装置2は、異常監視携帯端末1からの警戒モード設定信号S1(設定)または正常状態確認信号S3の受信により監視モード(状態#122)が設定されると、各信号の受信時刻からの経過時間の計測を行う。異常監視装置2は、監視モード(状態#122)において、前記受信時刻から受信予定時間内に新たな正常状態確認信号S3を受信した場合は(状態#123)、受信した正常状態確認信号S3とその受信時刻を記憶領域23に記憶し、監視モード(状態#122)に移行する。また、異常監視装置2は、監視モード(状態#122)において、前回の警戒モード設定信号S1または正常状態確認信号S3の受信時刻から受信予定時間内に新たな正常状態確認信号S3を受信しなかった場合、異常監視携帯端末1の使用者の状態が異常状態であると判定する(状態#124)。更に、異常監視装置2は、監視モード(状態#122)において、警戒モード設定信号S2(解除)を受信したときは、非監視状態(状態#121)に移行する。
本実施形態では、異常監視装置2において異常状態と判定された場合、異常監視装置2を備える警備会社によって、異常監視携帯端末1の使用者に関係する個人、例えば、使用者が子供である場合の保護者等、及び、使用者に関係する機関、例えば、警察署、学校等に対し、使用者の状態が異常状態であることが通報される。当該通報において、使用者の氏名、年齢、性別、現在位置等が通知される。
〈第2実施形態〉
本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第2実施形態について図3及び図4を基に説明する。
本実施形態の異常監視携帯端末1は、図3に示すように、上記第1実施形態の異常監視携帯端末1と同様に、通信インターフェース10、警戒モード設定手段11、操作要求手段12、正常状態確認信号生成手段13、及び、発信手段14を備えて構成されている。ここで、通信インターフェース10、警戒モード設定手段11、正常状態確認信号生成手段13、及び、発信手段14の構成は上記第1実施形態と同じであるので、本実施形態ではその説明を割愛する。
本実施形態の操作要求手段12は、異常監視装置2からの正常状態確認要求S4に応じて、使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う。
本実施形態の異常監視装置2は、図3に示すように、上記第1実施形態の異常監視装置2の各構成に加え、所定の操作時点設定ルールに基づいて、異常監視携帯端末1に対し正常状態確認要求S4を発信する正常状態確認要求手段24を備えて構成される。
正常状態確認要求手段24は、本実施形態では、警戒モードが設定されている場合に、一定時間が経過する毎に異常監視携帯端末1に対し正常状態確認操作の操作要求を行う。
次に、本実施形態における異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の異常監視処理について図4を基に説明する。また、本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の初期状態は非監視状態となっており、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2は警戒監視モードが設定されている間に使用者の状態確認を行うように構成されている。
異常監視携帯端末1は、非監視状態(状態#211)において、使用者の操作により警戒モードが設定されると警戒モード(状態#212)に移行する。このとき、警戒モード設定手段11は、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を異常監視装置2に送信する。
異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#212)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#211)に移行する。異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#212)において異常監視装置2から正常状態確認要求S4を受信すると、操作要求モード(状態#213)に移行する。
操作要求モード(状態#213)において、異常監視携帯端末1の操作要求手段12は使用者に対する正常状態確認操作の操作要求を行う。使用者により正常状態確認操作が行われると、異常監視携帯端末1の発信手段14は、正常状態確認信号生成手段13によって生成された正常状態確認信号S3を異常監視装置2に対して送信し、警戒モード(状態#212)に移行する。また、異常監視携帯端末1は、操作要求モード(状態#213)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#211)に移行する。
異常監視装置2は、非監視状態(状態#221)において、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を受信すると、監視モード(状態#222)に移行する。
異常監視装置2は、監視モード(状態#222)が設定されると、正常状態確認要求手段24が一定時間経過毎に異常監視携帯端末1に対して正常状態確認要求S4を行う(状態#223)。状態#223において正常状態確認要求S4を行った後、予め設定された受信予定期間が経過する前に異常監視携帯端末1から正常状態確認信号S3を受信したときは、監視モード(状態#222)に移行する。状態#223において、予め設定された受信予定期間内に異常監視携帯端末1から正常状態確認信号S3を受信しなかった場合は、異常監視携帯端末1の所有者の状態が異常状態であると判定する(状態#224)。更に、異常監視装置2は、監視モード(状態#222)において、警戒モード設定信号S2(解除)を受信したときは、非監視状態(状態#221)に移行する。
〈第3実施形態〉
本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第3実施形態について図5及び図6を基に説明する。
本実施形態の異常監視携帯端末1は、図5に示すように、上記第1実施形態の異常監視携帯端末1の通信インターフェース10、警戒モード設定手段11、操作要求手段12、正常状態確認信号生成手段13、及び、発信手段14に加え、確認地点通過検出手段16及び確認地点通過信号生成手段17を備えて構成されている。ここで、通信インターフェース10、警戒モード設定手段11、及び、正常状態確認信号生成手段13の構成は上記第1実施形態と同じであるので、本実施形態ではその説明を割愛する。
確認地点通過検出手段16は、所定の確認地点の通過を検出し、操作要求手段12及び確認地点通過信号生成手段17に検出した確認地点に係る情報を出力する。本実施形態の確認地点通過検出手段16は、GPSを用いて異常監視携帯端末1の現在位置を特定する機能を備えており、定期的にGPSを用いて異常監視携帯端末1の現在位置を特定することで、異常監視携帯端末1の確認地点の通過を検出する。
確認地点通過信号生成手段17は、確認地点通過検出手段16が確認地点の通過を検出した場合に、確認地点通過信号S5を生成する。本実施形態の確認地点通過信号S5は、異常監視携帯端末1の端末ID、確認地点を示す位置情報、及び、中継端末3に対する異常監視装置2への転送指示を含んで構成される。ここでの位置情報は、世界測地系による経度・緯度である。
操作要求手段12は、本実施形態では、確認地点通過検出手段16によって、所定の通過予定時間内に通過予定の確認地点の通過が検出されなかった場合に、正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う。ここで、通過予定時間は、警戒モード設定時に確認地点毎に確認地点間の距離や使用者の属性、例えば、性別や年齢等に応じて設定する。尚、本実施形態では、操作要求手段12が、通過予定の確認地点の通過が検出されている場合は操作要求を行わないので、使用者の正常状態確認操作にかかる手間を低減することができる。
発信手段14は、本実施形態では、正常状態確認信号生成手段13が正常状態確認信号S3を生成したときに当該正常状態確認信号S3を通信インターフェース10を介して異常監視装置2に対して発信し、確認地点通過信号生成手段17が確認地点通過信号S5を生成したときに当該確認地点通過信号S5を通信インターフェース10を介して異常監視装置2に対して発信する。
本実施形態の異常監視装置2は、図5に示すように、上記第1実施形態の異常監視装置2の通信インターフェース20、受信手段21及び状態判定手段22を備えて構成される。ここで、通信インターフェース20の構成は上記第1実施形態と同じであるので、本実施形態ではその説明を割愛する。
受信手段21は、本実施形態では、異常監視携帯端末1から発信された警戒モード設定信号S1、S2、正常状態確認信号S3及び確認地点通過信号S5を受信する。更に、本実施形態の受信手段21は、各信号を受信したときは、各信号の受信時刻を取得し、各信号と受信時刻とを異常監視携帯端末1に予め搭載されている不揮発性半導体メモリ等の記憶装置の所定の記憶領域23に記憶する。尚、本実施形態の記憶領域23は、正常状態確認信号S3の複数と確認地点通過信号S5の複数を記憶可能に構成されている。
状態判定手段22は、本実施形態では、通過予定時間内に通過予定の確認地点に係る確認地点通過信号S5が受信されなかった場合に、正常状態確認操作の操作要求に対する正常状態確認信号S3の受信がない場合に、所有者の状態が異常状態であると判定する。
次に、本実施形態における異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の異常監視処理について図6を基に説明する。ここで、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の初期状態は非監視状態となっており、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2は警戒監視モードが設定されている間に使用者の状態確認を行うように構成されている。
異常監視携帯端末1は、非監視状態(状態#311)において、使用者の操作により警戒モードが設定されると警戒モード(状態#312)に移行する。このとき、警戒モード設定手段11は、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を異常監視装置2に送信する。
異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#312)が設定されたときに経過時間の計測を開始する。異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#312)において、確認地点通過検出手段16によって確認地点の通過が検出された場合に、確認地点通過信号生成手段17が生成した確認地点通過信号S5を異常監視装置2に対して送信し(状態#313)、警戒モード(状態#312)に移行する。異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#312)において、通過予定時間内に通過予定の確認地点の通過が検出されなかった場合、操作要求モード(状態#314)に移行する。異常監視携帯端末1は、操作要求モード(状態#314)において、操作要求手段12により正常状態確認操作の操作要求を行い、操作要求に対する正常状態確認操作が認識されると、正常状態確認信号生成手段13が生成した正常状態確認信号S3を異常監視装置2に送信し、警戒モード(状態#312)に移行する。また、異常監視携帯端末1は、操作要求モード(状態#314)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#311)に移行する。
異常監視装置2は、非監視状態(状態#321)において、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を受信すると、監視モード(状態#322)に移行する。
異常監視装置2は、監視モード(状態#322)において、通過予定時間内に通過予定の確認地点の通過に係る確認地点通過信号S5が受信されなかった場合に、経過時間の計測を開始し、受信予定期間内に正常状態確認信号S3を受信しなかった場合は、所有者の状態が異常状態であると判定する(状態#324)。異常監視装置2は、監視モード(状態#322)において、通過予定時間内に通過予定の確認地点の通過に係る確認地点通過信号S5が受信されなかった場合に、受信予定期間内に正常状態確認信号S3を受信した場合は、経過時間の計測をリセットし(状態#323)、監視モード(状態#322)に移行する。更に、異常監視装置2は、監視モード(状態#322)において、警戒モード設定信号S2(解除)を受信したときは、非監視状態(状態#321)に移行する。
〈第4実施形態〉
本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第4実施形態について図7及び図8を基に説明する。
本実施形態の異常監視携帯端末1は、図7に示すように、上記第3実施形態の異常監視携帯端末1と同様に、通信インターフェース10、警戒モード設定手段11、操作要求手段12、正常状態確認信号生成手段13、発信手段14、確認地点通過検出手段16、及び、確認地点通過信号生成手段17を備えて構成されている。ここで、通信インターフェース10、警戒モード設定手段11、操作要求手段12、及び、正常状態確認信号生成手段13の構成は上記第2実施形態と同じであり、発信手段14、確認地点通過検出手段16及び確認地点通過信号生成手段17の構成は上記第3実施形態と同じであるので、本実施形態ではその説明を割愛する。
本実施形態の異常監視装置2は、図7に示すように、上記第3実施形態の異常監視装置2の通信インターフェース20、受信手段21及び状態判定手段22に加え、正常状態確認要求手段24を備えて構成される。ここで、通信インターフェース20及び受信手段21の構成は上記第3実施形態と同じであるので、本実施形態ではその説明を割愛する。
正常状態確認要求手段24は、本実施形態では、所定の通過予定時間内に通過予定の確認地点に係る確認地点通過信号S5が受信されなかった場合に、異常監視携帯端末1に対し正常状態確認要求S4を行う。通過予定時間は、警戒モード設定時に確認地点毎に確認地点間の距離や使用者の属性に応じて設定する。
本実施形態の状態判定手段22は、正常状態確認要求手段24による正常状態確認要求S4の後、予め設定された受信予定期間内に正常状態確認信号S3が受信されなかった場合に、所有者の状態が異常状態であると判定する。
次に、本実施形態における異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の異常監視処理について図8を基に説明する。ここで、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の初期状態は非監視状態となっており、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2は警戒監視モードが設定されている間に使用者の状態確認を行うように構成されている。
異常監視携帯端末1は、非監視状態(状態#411)において、使用者の操作により警戒モードが設定されると警戒モード(状態#412)に移行する。このとき、警戒モード設定手段11は、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を異常監視装置2に送信する。
異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#412)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#411)に移行する。警戒モード(状態#412)において、確認地点通過検出手段16によって確認地点の通過が検出された場合に、確認地点通過信号生成手段17が生成した確認地点通過信号S5を異常監視装置2に対して送信し(状態#413)、警戒モード(状態#412)に移行する。また、異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#412)において異常監視装置2から正常状態確認要求S4を受信すると、操作要求モード(状態#414)に移行する。操作要求モード(状態#414)において、異常監視携帯端末1の操作要求手段12は使用者に対する正常状態確認操作の操作要求を行う。使用者により正常状態確認操作が行われると、異常監視携帯端末1の発信手段14は、正常状態確認信号生成手段13によって生成された正常状態確認信号S3を異常監視装置2に対して送信し、警戒モード(状態#412)に移行する。更に、異常監視携帯端末1は、操作要求モード(状態#414)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#411)に移行する。
異常監視装置2は、非監視状態(状態#421)において、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を受信すると、監視モード(状態#422)に移行する。
異常監視装置2は、監視モード(状態#422)において、確認地点通過信号S5を受信したときに経過時間の計測をリセットし(状態#423)、再度、監視モード(状態#422)に移行する。異常監視装置2は、所定の通過予定時間内に通過予定の確認地点に係る確認地点通過信号S5を受信しなかった場合に、異常監視携帯端末1に対し正常状態確認要求S4を行う(状態#424)。異常監視装置2は、状態#424において、受信予定期間内に異常監視携帯端末1から正常状態確認信号S3を受信した場合は監視モード(状態#422)に移行する。異常監視装置2は、状態#424において、受信予定期間内に異常監視携帯端末1から正常状態確認信号S3を受信しなかった場合は、所有者の状態が異常状態であると判定する(状態#425)。更に、異常監視装置2は、監視モード(状態#422)において、警戒モード設定信号S2(解除)を受信したときは、非監視状態(状態#421)に移行する。
〈第5実施形態〉
本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第5実施形態について図9及び図10を基に説明する。
本実施形態の異常監視携帯端末1は、図9に示すように、上記第1実施形態の通信インターフェース10、警戒モード設定手段11、操作要求手段12、正常状態確認信号生成手段13及び発信手段14に加え、位置情報送信手段18を備えて構成される。ここで、通信インターフェース10、警戒モード設定手段11、操作要求手段12及び発信手段14の構成は上記第1実施形態と同じであるので、本実施形態ではその説明を割愛する。
正常状態確認信号生成手段13は、本実施形態では、使用者による正常状態確認操作を認識する毎に、正常状態確認信号S3を生成する。本実施形態の正常状態確認信号S3は、異常監視携帯端末1の端末ID、使用者の属性情報及び中継端末3に対する異常監視装置2への転送指示を含んで構成される。
位置情報送信手段18は、所定時間経過毎に現在位置を特定し、特定した現在位置を示す位置情報を含む位置情報通知信号S6を異常監視装置2に対し送信する。より具体的には、本実施形態の位置情報通知信号S6は、異常監視携帯端末1の端末ID、異常監視携帯端末1の現在位置を示す位置情報、及び、中継端末3に対する異常監視装置2への転送指示を含んで構成される。ここでの位置情報は、異常監視装置2とのデータ通信を中継したホームセキュリティ端末3の端末IDであり、異常監視装置2において当該端末IDに基づいて中継したホームセキュリティ端末3の設置場所を取得し、無線電波の電界強度情報等に基づいてホームセキュリティ端末3と異常監視携帯端末1の距離を取得することで、異常監視携帯端末1の現在位置が特定可能になる。
本実施形態の異常監視装置2は、図9に示すように、上記第1実施形態の異常監視装置2の通信インターフェース20、受信手段21及び状態判定手段22に加え、確認地点通過検出手段25を備えて構成される。ここで、通信インターフェース20の構成は上記第1実施形態と同じであるので、本実施形態ではその説明を割愛する。
受信手段21は、本実施形態では、警戒モード設定信号S1、S2、正常状態確認信号S3及び位置情報通知信号S6を受信する。更に、本実施形態の受信手段21は、各信号を受信したときは、各信号の受信時刻を取得し、各信号と受信時刻とを異常監視携帯端末1に予め搭載されている不揮発性半導体メモリ等の記憶装置の所定の記憶領域23に記憶する。尚、本実施形態の記憶領域23は、正常状態確認信号S3の複数と位置情報通知信号S6の複数を記憶可能に構成されている。
確認地点通過検出手段25は、異常監視携帯端末1から発信された位置情報通知信号S6に基づいて、予め設定された所定の確認地点の通過を検出する。本実施形態では、位置情報通知信号S6には、位置情報として異常監視携帯端末1と異常監視装置2とのデータ通信を中継したホームセキュリティ端末3の端末IDが含まれており、この端末IDからデータ通信を中継したホームセキュリティ端末3を特定し、該ホームセキュリティ端末3の設置場所を特定する。更に、確認地点通過検出手段25は、ホームセキュリティ端末3と異常監視携帯端末1の間の距離を、無線電波の電界強度情報等から取得する。そして、確認地点通過検出手段25は、ホームセキュリティ端末3の設置場所と、ホームセキュリティ端末3と異常監視携帯端末1の間の距離から、異常監視携帯端末1の現在位置を特定し、予め設定された確認地点の通過を判定する。
状態判定手段22は、本実施形態では、所定の通過予定時間内に通過予定の確認地点の通過が確認地点通過検出手段25によって検出されなかった場合に、正常状態確認信号S3の受信予定期間内に受信手段21が正常状態確認信号S3を受信しなかった場合に、使用者の状態が異常状態であると判定する。
次に、本実施形態における異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の異常監視処理について図10を基に説明する。ここで、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の初期状態は非監視状態となっており、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2は警戒監視モードが設定されている間に使用者の状態確認を行うように構成されている。
異常監視携帯端末1は、非監視状態(状態#511)において、使用者の操作により警戒モードが設定されると警戒モード(状態#512)に移行する。このとき、警戒モード設定手段11は、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を異常監視装置2に送信する。
異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#512)時に、常時、異常監視装置2とデータ通信を行い、位置情報通知信号S6を送信する。また、異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#512)が設定されると、予め設定された一定時間経過毎に操作要求モード(状態#513)に移行する。操作要求モード(状態#513)において、操作要求手段12は、使用者に正常状態確認操作の操作要求を行う。警戒モード(状態#512)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#511)に移行する。
異常監視装置2は、非監視状態(状態#521)において、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を受信すると、監視モード(状態#522)に移行する。
異常監視装置2は、監視モード(状態#522)時に、常時、異常監視携帯端末1とデータ通信を行い、位置情報通知信号S6を受信する。また、異常監視装置2は、監視モード(状態#522)において、正常状態確認信号S3を受信したとき、または、確認地点通過検出手段25が所定の確認地点の通過を検出したときに経過時間の計測をリセットし(状態#523)、再度、監視モード(状態#522)に移行する。異常監視装置2は、所定の通過予定時間内に確認地点の通過が検出されなかった場合に、予め設定された受信予定期間内に正常状態確認信号S3が受信されなかった場合に、所有者の状態が異常状態であると判定する(状態#524)。更に、異常監視装置2は、監視モード(状態#522)において、警戒モード設定信号S2(解除)を受信したときは、非監視状態(状態#521)に移行する。
〈第6実施形態〉
本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第6実施形態について図11及び図12を基に説明する。
本実施形態の異常監視携帯端末1は、図11に示すように、通信インターフェース10、警戒モード設定手段11、操作要求手段12及び正常状態確認信号生成手段13、発信手段14及び位置情報送信手段18を備えて構成される。ここで、通信インターフェース10、警戒モード設定手段11及び操作要求手段12の構成は上記第2実施形態と同じであり、正常状態確認信号生成手段13、発信手段14及び位置情報送信手段18の構成は上記第5実施形態と同じであるので、本実施形態ではその説明を割愛する。
本実施形態の異常監視装置2は、図11に示すように、上記第5実施形態の異常監視装置2の通信インターフェース20、受信手段21、状態判定手段22及び確認地点通過検出手段25に加え、正常状態確認要求手段24を備えて構成される。ここで、通信インターフェース20、受信手段21、状態判定手段22及び確認地点通過検出手段25の構成は上記第5実施形態と同じであるので、本実施形態ではその説明を割愛する。
正常状態確認要求手段24は、本実施形態では、確認地点通過検出手段25によって所定の通過予定時間内に通過予定の確認地点の通過が検出されなかった場合に、異常監視携帯端末1に対し正常状態確認要求S4を行う。通過予定時間は、警戒モード設定時に確認地点毎に確認地点間の距離や使用者の属性に応じて設定する。
次に、本実施形態における異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の異常監視処理について図12を基に説明する。また、本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2の初期状態は非監視状態となっており、異常監視携帯端末1及び異常監視装置2は警戒監視モードが設定されている間に使用者の状態確認を行うように構成されている。
異常監視携帯端末1は、非監視状態(状態#611)において、使用者の操作により警戒モードが設定されると警戒モード(状態#612)に移行する。このとき、警戒モード設定手段11は、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を異常監視装置2に送信する。
異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#612)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#611)に移行する。異常監視携帯端末1は、警戒モード(状態#612)において異常監視装置2から正常状態確認要求S4を受信すると、操作要求モード(状態#613)に移行する。異常監視携帯端末1は、操作要求モード(状態#613)において、異常監視携帯端末1の操作要求手段12は使用者に対する正常状態確認操作の操作要求を行う。使用者により正常状態確認操作が行われると、異常監視携帯端末1の発信手段14は、正常状態確認信号生成手段13によって生成された正常状態確認信号S3を異常監視装置2に対して送信し、警戒モード(状態#612)に移行する。また、異常監視携帯端末1は、操作要求モード(状態#613)時に、使用者の操作により警戒モードが解除された場合には、警戒モードが解除されたことを示す警戒モード設定信号S2を異常監視装置2に対して送信し、非監視状態(状態#611)に移行する。
異常監視装置2は、非監視状態(状態#621)において、警戒モードが設定されたことを示す警戒モード設定信号S1を受信すると、監視モード(状態#622)に移行する。
異常監視装置2は、監視モード(状態#622)において、通過予定の確認地点の通過が確認地点通過検出手段25によって検出された場合は、経過時間の計測をリセットし(状態#623)、再度監視モード(状態#622)に移行する。異常監視装置2は、監視モード(状態#622)において、確認地点通過検出手段25によって所定の通過予定時間内に通過予定の確認地点の通過が検出されなかった場合に、正常状態確認要求手段24が異常監視携帯端末1に対して正常状態確認要求S4を行う(状態#624)。状態#624において、正常状態確認信号S3の受信予定期間内に異常監視携帯端末1から正常状態確認信号S3を受信したときは、監視モード(状態#622)に移行する。状態#624において、正常状態確認信号S3の受信予定期間内に異常監視携帯端末1から正常状態確認信号S3を受信しなかった場合は、異常監視携帯端末1の所有者の状態が異常状態であると判定する(状態#625)。更に、異常監視装置2は、監視モード(状態#622)において、警戒モード設定信号S2(解除)を受信したときは、非監視状態(状態#621)に移行する。
〈別実施形態〉
〈1〉上記第1〜第4実施形態では、正常状態確認信号生成手段13がGPSを用いて現在位置を特定する場合について、上記第3、第4実施形態では、異常監視携帯端末1の確認地点通過検出手段16がGPSを用いて現在位置を特定する場合について、また、上記第5、第6実施形態では、中継端末3の設置場所及び中継端末3と異常監視携帯端末1の距離から現在位置を特定する場合について説明したが、これに限るものではない。現在位置の特定には、GPSを用いても良いし、中継端末3の設置場所及び中継端末3と異常監視携帯端末1の距離を用いても良い。
尚、第1〜第4実施形態において、現在位置を特定するのに中継端末3の設置場所及び中継端末3と異常監視携帯端末1の距離を用いる場合には、異常監視携帯端末1から発信される正常状態確認信号S3は位置情報を含まない構成としても良い。この場合には、異常監視携帯端末1は、正常状態確認信号S3が経由した中継端末3から所定範囲内にあることから、中継端末3の設置場所を特定することで、中継端末3と通信可能な範囲において、異常監視携帯端末1の位置を特定することが可能になる。従って、例えば、中継端末3の設置間隔を短くすることで、異常監視携帯端末1の位置特定精度を上げることができる。尚、異常監視携帯端末1が複数の中継端末3と通信可能な領域にある場合に、通信可能な中継端末3の夫々に対し、各別に正常状態確認信号S3を送信するように構成しても良い。このように構成すれば、異常監視装置2において複数の正常状態確認信号S3の中継端末3の情報を組み合わせることで、より精度良く異常監視携帯端末1の位置を特定することができる。また、現在位置の特定にGPSを用いた場合には、位置情報として、世界測地系による経度・緯度を想定して説明したが、これに限るものではなく、例えば、住所等であっても良い。また、例えば、各GPS衛星から受信した電波信号に含まれるGPS衛星の軌道と時刻のデータ等を位置情報とし、異常監視装置2側で該位置情報(GPS衛星の軌道と時刻のデータ等)に基づいて異常監視携帯端末1の位置を特定するように構成しても良い。
〈2〉上記各実施形態では、警戒モード設定信号S1、S2が異常監視携帯端末1の現在位置を示す位置情報を含む場合について説明したが、警戒モード設定信号S1、S2は必ずしも異常監視携帯端末1の現在位置を含まなくても良い。例えば、異常監視携帯端末1によって発信された警戒モード設定信号S1、S2を中継したホームセキュリティ端末3の設置場所等から異常監視携帯端末1の現在位置を異常監視装置2側で検出する構成にしても良い。
〈3〉上記各実施形態では、異常監視携帯端末1と異常監視装置2の通信を中継端末3を介して行う場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、異常監視携帯端末1が携帯電話機である場合に、異常監視携帯端末1と異常監視装置2を直接通信可能に構成しても良い。
〈4〉上記各実施形態では、異常監視携帯端末1の使用者の操作により警戒モードを設定する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、異常監視携帯端末1の所有者が子供である場合に、位置情報を基に学校から住戸までの間、自動的に警戒モードが設定されるように構成しても良い。このように構成すれば、必要な場合に警戒モードを確実に設定することができ、使用者の安全をより確実に担保することが可能になる。
本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第1実施形態における概略構成を示す概略ブロック図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第1実施形態における処理を示す状態遷移図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第2実施形態における概略構成を示す概略ブロック図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第2実施形態における処理を示す状態遷移図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第3実施形態における概略構成を示す概略ブロック図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第3実施形態における処理を示す状態遷移図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第4実施形態における概略構成を示す概略ブロック図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第4実施形態における処理を示す状態遷移図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第5実施形態における概略構成を示す概略ブロック図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第5実施形態における処理を示す状態遷移図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第6実施形態における概略構成を示す概略ブロック図 本発明に係る異常監視携帯端末及び異常監視装置の第6実施形態における処理を示す状態遷移図
符号の説明
1 本発明に係る異常監視携帯端末
2 本発明に係る異常監視装置
3 ホームセキュリティ端末
10 通信インターフェース
11 警戒モード設定手段
12 操作要求手段
13 正常状態確認信号生成手段
14 発信手段
15 記憶領域
16 確認地点通過検出手段
17 確認地点通過信号生成手段
18 位置情報送信手段
20 通信インターフェース
21 受信手段
22 状態判定手段
23 記憶領域
24 正常状態確認要求手段
25 確認地点通過検出手段
S1 警戒モード設定信号(設定)
S2 警戒モード設定信号(解除)
S3 正常状態確認信号
S4 正常状態確認要求
S5 確認地点通過信号
S6 位置情報通知信号

Claims (15)

  1. 使用者の操作に基づいて前記使用者が正常状態にあることを示す正常状態確認信号を発信する異常監視携帯端末であって、
    所定の条件に基づいて警戒モードの設定及び解除を行い、前記正常状態確認信号の受信状況に基づいて前記使用者の状態判定を行う異常監視装置に対し、前記警戒モードの設定及び解除を通知する警戒モード設定信号を送信する警戒モード設定手段と、
    前記警戒モードの設定期間内に、所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う操作要求手段と、
    前記使用者による前記正常状態確認操作を認識する毎に、現在位置を特定し、特定した前記現在位置を示す位置情報を含む正常状態確認信号を生成する正常状態確認信号生成手段と、
    前記異常監視装置に対し前記正常状態確認信号を発信する発信手段と、を備えることを特徴とする異常監視携帯端末。
  2. 前記警戒モード設定信号は、前記現在位置を示す位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の異常監視携帯端末。
  3. 使用者の操作に基づいて前記使用者が正常状態にあることを示す正常状態確認信号を発信する異常監視携帯端末であって、
    所定の条件に基づいて警戒モードの設定及び解除を行い、前記正常状態確認信号の受信状況に基づいて前記使用者の状態判定を行う異常監視装置に対し、前記警戒モードの設定及び解除を通知する警戒モード設定信号を送信する警戒モード設定手段と、
    前記警戒モードの設定期間内に、所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う操作要求手段と、
    前記使用者による前記正常状態確認操作を認識する毎に、正常状態確認信号を生成する正常状態確認信号生成手段と、
    前記異常監視装置に対し正常状態確認信号を発信する発信手段と、
    所定時間経過毎に現在位置を特定し、特定した前記現在位置を示す位置情報を含む位置情報通知信号を前記異常監視装置に対し送信する位置情報送信手段と、を備えることを特徴とする異常監視携帯端末。
  4. 使用者の操作に基づいて前記使用者が正常状態にあることを示す正常状態確認信号を発信する異常監視携帯端末であって、
    所定の条件に基づいて警戒モードの設定及び解除を行い、前記正常状態確認信号の受信状況に基づいて前記使用者の状態判定を行う異常監視装置に対し、前記警戒モードの設定及び解除を通知する警戒モード設定信号を送信する警戒モード設定手段と、
    前記警戒モードの設定期間内に、所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行う操作要求手段と、
    前記使用者による前記正常状態確認操作を認識する毎に、正常状態確認信号を生成する正常状態確認信号生成手段と、
    前記異常監視装置に対し前記正常状態確認信号を発信する発信手段と、を備え、
    前記異常監視装置に対する発信は、前記異常監視装置側で前記異常監視携帯端末の位置を特定することが可能な通信経路を経由して行うことを特徴とする異常監視携帯端末。
  5. 前記操作要求手段は、一定時間経過毎に前記操作要求を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の異常監視携帯端末。
  6. 予め設定された所定の確認地点の通過を検出する確認地点通過検出手段と、
    前記確認地点通過検出手段が前記確認地点の通過を検出した場合に、前記確認地点を示す位置情報を含む確認地点通過信号を生成する確認地点通過信号生成手段と、を備え、
    前記操作要求手段は、所定の前記正常状態確認信号の発信時から一定時間内に通過予定の前記確認地点の通過が検出されなかった場合に、前記操作要求を行うことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の異常監視携帯端末。
  7. 前記発信手段は、前記確認地点通過信号を前記異常監視装置に対し発信することを特徴とする請求項6に記載の異常監視携帯端末。
  8. 前記操作要求手段は、前記異常監視装置からの正常状態確認要求に応じて、前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の異常監視携帯端末。
  9. 予め設定された所定の確認地点の通過を検出する確認地点通過検出手段と、
    前記確認地点通過検出手段が前記確認地点の通過を検出した場合に、前記確認地点を示す位置情報を含む確認地点通過信号を生成する確認地点通過信号生成手段と、を備え、
    前記発信手段は、前記確認地点通過信号を前記異常監視装置に対し発信することを特徴とする請求項8に記載の異常監視携帯端末。
  10. 請求項1〜7の何れか1項に記載の異常監視携帯端末から発信された前記警戒モード設定信号及び前記正常状態確認信号を少なくとも受け付ける受信手段と、
    前記正常状態確認信号の受信予定期間内に前記受信手段が前記正常状態確認信号を受信しなかった場合に、前記使用者の状態が異常状態であると判定する状態判定手段と、を備えることを特徴とする異常監視装置。
  11. 請求項8または9に記載の異常監視携帯端末から発信された前記警戒モード設定信号及び前記正常状態確認信号を少なくとも受け付ける受信手段と、
    所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記異常監視携帯端末に対し前記正常状態確認要求を発信する正常状態確認要求手段と、
    前記正常状態確認信号の受信予定期間内に前記受信手段が前記正常状態確認信号を受信しなかった場合に、前記使用者の状態が異常状態であると判定する状態判定手段と、を備えることを特徴とする異常監視装置。
  12. 請求項3に記載の異常監視携帯端末から発信された前記警戒モード設定信号、前記正常状態確認信号及び前記位置情報通知信号を受け付ける受信手段と、
    前記異常監視携帯端末から発信された前記位置情報通知信号に基づいて、予め設定された所定の確認地点の通過を検出する確認地点通過検出手段と、
    前記正常状態確認信号の受信予定期間内に前記受信手段が前記正常状態確認信号を受信しなかった場合、若しくは、前記確認地点通過検出手段において所定の前記正常状態確認信号の受信時から一定時間内に通過予定の前記確認地点の通過が検出されなかった場合の少なくとも何れか一方の場合に、前記使用者の状態が異常状態であると判定する状態判定手段と、を備えることを特徴とする異常監視装置。
  13. 請求項3に記載の異常監視携帯端末から発信された前記警戒モード設定信号、前記正常状態確認信号及び前記位置情報通知信号を受け付ける受信手段と、
    前記異常監視携帯端末から発信された前記位置情報通知信号に基づいて、予め設定された所定の確認地点の通過を検出する確認地点通過検出手段と、
    所定の操作時点設定ルールに基づいて、前記異常監視携帯端末に対し前記使用者に対し所定の正常状態確認操作を行わせるための操作要求を行わせる正常状態確認要求を発信する正常状態確認要求手段と、
    前記正常状態確認信号の受信予定期間内に前記受信手段が前記正常状態確認信号を受信しなかった場合に、前記使用者の状態が異常状態であると判定する状態判定手段と、を備えることを特徴とする異常監視装置。
  14. 前記正常状態確認要求手段は、所定の前記正常状態確認信号の受信時から一定時間内に通過予定の前記確認地点の通過が検出されなかった場合に、前記正常状態確認要求を行うことを特徴とする請求項13に記載の異常監視装置。
  15. 前記正常状態確認要求手段は、一定時間経過毎に前記正常状態確認要求を行うことを特徴とする請求項11、13、14の何れか1項に記載の異常監視装置。
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