JP2007263605A - ナビゲーション装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】単純で確実な技術により効果的に車速パルス係数を補正すること。
【解決手段】車両が接近する交通用の信号機を信号機検出手段50で検出し、このように検出した二つの信号機間の距離を、信号機間距離算出手段52が、道路地図データ記憶手段32に記憶されている前記道路地図データに基いて算出し、信号機間距離記憶手段53に記憶させる。また、前記信号機間で発生した車速パルス数をパルス数カウント手段54がカウントしパルス数記憶手段58に記憶させる。そして、係数補正手段56が、信号機間距離記憶手段53に記憶されている前記信号機間の距離を、パルス数パルス数記憶手段に記憶されている前記車速パルス数で除算して、車速パルス係数記憶手段16に記憶されている車速パルス係数を補正する。
【選択図】図1
【解決手段】車両が接近する交通用の信号機を信号機検出手段50で検出し、このように検出した二つの信号機間の距離を、信号機間距離算出手段52が、道路地図データ記憶手段32に記憶されている前記道路地図データに基いて算出し、信号機間距離記憶手段53に記憶させる。また、前記信号機間で発生した車速パルス数をパルス数カウント手段54がカウントしパルス数記憶手段58に記憶させる。そして、係数補正手段56が、信号機間距離記憶手段53に記憶されている前記信号機間の距離を、パルス数パルス数記憶手段に記憶されている前記車速パルス数で除算して、車速パルス係数記憶手段16に記憶されている車速パルス係数を補正する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ナビゲーション技術の改良に関する。
近年、自動車の一般化と情報処理技術の発達に伴い、車載用に代表されるナビゲーション装置が急速に発達しており、制御用マイコンの高速化と共に、記憶媒体もCD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、といった具合に、より大容量となっている。このようなナビゲーション装置における自車位置検出では、走行距離検出用には車速パルス、絶対位置検出用にはGPS、高さ方向検出用には加速度センサ、方位検出用にはジャイロセンサ、走行中の道路の判断には地図データなどが用いられており、これらの各要素を総合的に判断して車両の現在位置を算出している。
これら各要素の中で、車速パルスによる走行距離検出では、車両から入力されるパルスあたりの走行距離換算用に係数(車速パルス係数)を用いているが、真の車速パルス係数は、タイヤにおける夏冬用などの種類や摩耗、空気圧や、乗員数等による変形、また、ジャイロセンサの温度特性などにより変化するため、走行中は常に補正が必要であり、この補正により走行距離算出精度を保持しているが、このような絶対位置精度の維持にはかなり高度な技法が必要であった。
特開2005−291732号公報
例えば、自車両の走行に基づいてこのような自車の絶対位置精度を維持する技術として、本出願人は、車に取り付けたカメラで道路の白線を検知して車速を求め、車速センサから得られた車速を補正する方法を提案しているが(特許文献1参照)、白線検知における角度計算などパタン照合の手法や、昼夜の照度差、路面状態の多様性や白線の規格性の限界などの課題もあり、従来技術では装置や手法が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するもので、その目的は、単純で確実な技術により効果的に車速パルス係数を補正することである。
上記の目的をふまえ、本発明の一態様は、車速パルス係数に基いて走行距離を計算するナビゲーション装置において、道路及び信号機の位置を含む道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段と、車両が接近する交通用の信号機を検出する信号機検出手段と 前記信号機検出手段で検出した二つの信号機間の距離を、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データに基いて算出する信号機間距離算出手段と、前記信号機間で発生した車速パルス数をカウントするパルス数カウント手段と、前記信号機間距離算出手段で算出した前記信号機間の距離を、前記パルス数カウント手段でカウントした前記車速パルス数で除算して、車速パルス係数を補正する係数補正手段と、を有することを特徴とする。
このように、信号機をその点灯光を受けて検出し、道路地図データから得る位置座標から信号機間の距離を計算し、信号機間で発生したパルス数との関係を利用する単純で確実な技術により、効果的に車速パルス係数を補正することが可能となり、自車位置精度を容易に改善できる。
本発明の他の態様では、さらに、前記信号機検出手段は、車両前方の信号機が発生する点灯光を受光手段で検出することにより信号機を検出することを特徴とする。
このように、LED(発光ダイオード)などによる信号機の点灯光を受光素子などで受光することにより、信号機を簡易な手段で容易に検出し高い信頼性を低コストで実現可能となる。
このように、LED(発光ダイオード)などによる信号機の点灯光を受光素子などで受光することにより、信号機を簡易な手段で容易に検出し高い信頼性を低コストで実現可能となる。
本発明の他の態様では、さらに、前記受光手段は、水平又は所定の仰角をもって前方へ向けて車両に取り付けられたことを特徴とする。
このように、光センサやCCDカメラなどの受光手段を、水平から斜め上向きに前方へ向けて車両に取り付けることにより、走行車線を向いた信号と正対しやすく優れた検出精度が得られる。
このように、光センサやCCDカメラなどの受光手段を、水平から斜め上向きに前方へ向けて車両に取り付けることにより、走行車線を向いた信号と正対しやすく優れた検出精度が得られる。
本発明の他の態様では、さらに、前記信号機検出手段は、信号機における赤色、青色、黄色それぞれの点灯光の波長範囲を記憶する波長記憶手段と、を前記受光手段が検出している光の波長が、前記波長記憶手段に記憶されているいずれかの波長範囲と一致したときに信号機を検出したと判定する波長判定手段と、を有することを特徴とする。
このように、各点灯色の波長範囲を予め記憶しそれらとの一致を基準とすることにより、信号機を簡易な手法で高精度に検出することが可能となる。
このように、各点灯色の波長範囲を予め記憶しそれらとの一致を基準とすることにより、信号機を簡易な手法で高精度に検出することが可能となる。
本発明の他の態様では、さらに、前記波長判定手段は、前記波長範囲の光の照度が、所定の下限値以上かつ所定の上限値以下であるときに信号機を検出したと判定することを特徴とする。
このように、波長範囲の光の照度を所定の照度範囲内に限定することにより、風景やネオンサインなどその他の各種光源による誤検出を減らすことができる。
このように、波長範囲の光の照度を所定の照度範囲内に限定することにより、風景やネオンサインなどその他の各種光源による誤検出を減らすことができる。
本発明の他の態様では、さらに、前記受光手段は映像撮影用のCCDカメラであり、前記波長判定手段は、前記CCDカメラからの映像において前記波長範囲の光の領域が略円形又は略楕円形であるときに信号機を検出したと判定することを特徴とする。
このように、CCDカメラの映像中で点灯光の範囲が円形や楕円形に近い場合に信号機を検出することにより、既に確立し安く普及しているCCDカメラの技術を利用しながら信号機を高精度に検出可能となる。
このように、CCDカメラの映像中で点灯光の範囲が円形や楕円形に近い場合に信号機を検出することにより、既に確立し安く普及しているCCDカメラの技術を利用しながら信号機を高精度に検出可能となる。
本発明の他の態様では、さらに、前記波長判定手段は、前記波長範囲の光の領域が、前記映像中で静止し又は継続的に略上方へ移動するときに信号機を検出したと判定することを特徴とする。
このように、映像中で点灯光の範囲が、停車時は静止し前進時は上へ移動する特性を利用することにより、簡易なアルゴリズムで、他の光源による誤検出を回避しながら、信号機を高精度に検出可能となる。
このように、映像中で点灯光の範囲が、停車時は静止し前進時は上へ移動する特性を利用することにより、簡易なアルゴリズムで、他の光源による誤検出を回避しながら、信号機を高精度に検出可能となる。
本発明の他の態様では、さらに、前記波長判定手段は、黄色の波長範囲の光を検出後、その光が所定時間以上継続したときは判定を取り消すことを特徴とする。
このように、黄色の点灯光は継続時間が短い特性を利用し、その検出後所定時間以上継続すると信号機検出の判定を取り消すことにより、他の光源による誤検出を簡単な手法で効率よく減らすことが可能となる。
このように、黄色の点灯光は継続時間が短い特性を利用し、その検出後所定時間以上継続すると信号機検出の判定を取り消すことにより、他の光源による誤検出を簡単な手法で効率よく減らすことが可能となる。
本発明の他の態様では、さらに、前記波長判定手段は、赤色の波長範囲の光を検出後、その光の量が漸増直後に急減し、かつ、その直後に青色の波長範囲の光を検出しなかった場合に、判定を取り消すことを特徴とする。
このように、赤信号の場合は交差点に接近中は漸増するが、その後、すぐ青に変わった場合を除いては停車するため、光が受光手段の視界から消えて急減することはない、という特性を利用し、他の光源による誤検出を簡単な手法で効率よく減らすことが可能となる。
このように、赤信号の場合は交差点に接近中は漸増するが、その後、すぐ青に変わった場合を除いては停車するため、光が受光手段の視界から消えて急減することはない、という特性を利用し、他の光源による誤検出を簡単な手法で効率よく減らすことが可能となる。
本発明の他の態様では、さらに、前記信号機検出手段で検出した前記信号機の位置座標を、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データをもとに取得する位置取得手段を有し、前記信号機間距離算出手段は、前記位置取得手段で取得した各信号機の位置座標から、それら信号機間の距離を算出することを特徴とする。
本発明の他の態様では、さらに、前記信号機検出手段で第一の信号機を検出したときに、前記位置取得手段により前記地図データ記憶手段に記憶された前記道路地図データからその第一の信号機の位置座標を取得するとともに、前記パルス数カウント手段により車速パルス数のカウントを開始し、その後、前記信号機検出手段で第二の信号機を検出したときは、前記位置取得手段により前記地図データ記憶手段に記憶された前記道路地図データからその第二の信号機の位置座標を取得し、前記パルス数カウント手段における車速パルス数のカウントを完了し、前記位置取得手段により取得した前記第一の信号機の位置座標と、前記位置取得手段により取得し前記第二の信号機の位置座標から、前記信号機間距離算出手段により各信号機間の距離を算出し、前記係数補正手段により、前記信号機間距離算出手段で算出した前記信号機間の距離を、前記パルス数カウント手段で検出された車速パルス数で除算して1パルスあたりの距離を算出することにより、前記車速パルス係数記憶手段に記憶されている前記車速パルス係数を補正することを特徴とする。
これらのように、信号機の位置座標をまず取得し、それを用いて距離を算出することにより、明確な機能分担で実装容易となり、取得した位置座標をさらに次の信号との距離算出に流用する処理も容易になる。
本発明の他の態様では、さらに、前記位置取得手段は、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データから、自車位置から最も近いノードの位置座標を取得して信号機の位置座標とみなすことを特徴とする。
このように、信号機検出時に、最寄りの交差点にあたるリンク同士の接続ノードの位置座標を信号機の位置とみなすことにより、交差点ノードの位置座標を持つが個別の信号機ごとの位置座標は持たない従来の道路地図データも活用可能となり、本発明の導入が容易になる。
このように、信号機検出時に、最寄りの交差点にあたるリンク同士の接続ノードの位置座標を信号機の位置とみなすことにより、交差点ノードの位置座標を持つが個別の信号機ごとの位置座標は持たない従来の道路地図データも活用可能となり、本発明の導入が容易になる。
本発明の他の態様では、さらに、前記信号機間距離算出手段は、前記信号機の間が、ノードで接続される複数の区間道路リンクを含む場合、各区間道路リンクについて両端のノードの位置座標から区間距離を算出し、各区間距離を積算することにより信号機間の距離を算出することを特徴とする。
このように、信号機の間が複数の区間道路リンクの場合は個々に算出した距離を積算して信号機間の距離とすることにより、信号機の間に、信号機の無い交差点、カーブ、屈曲、T字路、分岐、合流など直線以外の要素があっても、実走行距離に近い距離での補正が可能となるので、優れた車速パルス係数の精度が維持できる。
このように、信号機の間が複数の区間道路リンクの場合は個々に算出した距離を積算して信号機間の距離とすることにより、信号機の間に、信号機の無い交差点、カーブ、屈曲、T字路、分岐、合流など直線以外の要素があっても、実走行距離に近い距離での補正が可能となるので、優れた車速パルス係数の精度が維持できる。
本発明の他の態様では、さらに、前記係数補正手段は、新たに算出した前記車速パルス係数と、それまでの車速パルス係数とを、所定の比で平均することにより新たな車速パルス係数とすることを特徴とする。
このように、新たに算出した車速パルス係数について、そっくりそのままそれまでの車速パルス係数と置き換えてしまうのではなく、ある程度の比重で反映させるなど徐々に補正することにより、誤検出など不測の事態で予期せず誤った車速パルス係数が算出されても影響が限定され車速パルス係数の精度が維持できる。
このように、新たに算出した車速パルス係数について、そっくりそのままそれまでの車速パルス係数と置き換えてしまうのではなく、ある程度の比重で反映させるなど徐々に補正することにより、誤検出など不測の事態で予期せず誤った車速パルス係数が算出されても影響が限定され車速パルス係数の精度が維持できる。
なお、以上各項については、方法及びプログラムについても同様である。
次に、本発明を実施するための最良の実施形態について、図に沿って説明する。なお、背景技術や課題での説明と共通の前提事項は省略する。
〔使用状況〕
本実施形態は、車速パルス係数に基いて走行距離を計算する車載用のナビゲーション装置(「本装置」と呼ぶ)に関するもので、本装置を搭載する車両と信号機との関係を図1の模式図に示す。すなわち、交通用の信号機(本出願では単に「信号機」と呼ぶ)8は、点灯制御を行う信号機制御部9を備え、LED(発光ダイオード)により赤、青、黄の点灯光を交差点内から手前にかけての左走行車線7の中央部付近(図1の破線内)を中心に送り出す。一方、この車線7を走行してくる車両2では、受光部(受光手段)6を、信号機8の点灯光の見える適宜な位置(例えば、屋根上、フロントガラス内、車両前面など)に設ける。
本実施形態は、車速パルス係数に基いて走行距離を計算する車載用のナビゲーション装置(「本装置」と呼ぶ)に関するもので、本装置を搭載する車両と信号機との関係を図1の模式図に示す。すなわち、交通用の信号機(本出願では単に「信号機」と呼ぶ)8は、点灯制御を行う信号機制御部9を備え、LED(発光ダイオード)により赤、青、黄の点灯光を交差点内から手前にかけての左走行車線7の中央部付近(図1の破線内)を中心に送り出す。一方、この車線7を走行してくる車両2では、受光部(受光手段)6を、信号機8の点灯光の見える適宜な位置(例えば、屋根上、フロントガラス内、車両前面など)に設ける。
〔ナビゲーション装置の構成〕
また、このような車両に搭載する本装置の構成を図2に示す。すなわち、受光部10は、信号機8からの点灯光を受ける受光手段で(図1)、受光素子を用いた光センサやCCDカメラなどを用い、水平又は所定の仰角をもって前方へ向けて車両2に取り付けられている。このように、受光手段を水平から斜め上向きに前方へ向けて車両に取り付けることにより、走行車線を向いた信号と正対しやすく優れた検出精度が得られる。
また、このような車両に搭載する本装置の構成を図2に示す。すなわち、受光部10は、信号機8からの点灯光を受ける受光手段で(図1)、受光素子を用いた光センサやCCDカメラなどを用い、水平又は所定の仰角をもって前方へ向けて車両2に取り付けられている。このように、受光手段を水平から斜め上向きに前方へ向けて車両に取り付けることにより、走行車線を向いた信号と正対しやすく優れた検出精度が得られる。
また、信号処理部12は(図2)、受光部10からの信号を制御部Cで利用可能な形式に処理する部分である。車速検出部14は、例えばタイヤ1回転あたりに対し、車速パルス係数を2または4パルス検出し、走行係数を乗算して走行距離を算出する部分である。この際に用いる車速パルス係数は車速パルス係数記憶手段16に記憶されている。
また、本装置は、VICS受信機18、液晶などの表示部20、スイッチなどの操作部22、表示部20や操作部22を制御するユーザインタフェース24、GPS受信機26、ジャイロセンサー28、メモリ30のほか、道路及び信号機の位置を含む道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段32、を有する。
また、コンピュータの演算制御部であるCPUなどの制御部Cは、予め格納した制御プログラムがメモリなどの記憶手段を用いながら実現する要素又は電子回路が実現する要素として、図1に示す下記のような信号機検出手段50、信号機間距離算出手段52、パルス数カウント手段54、係数補正手段56、その他の各手段を有する。なお、地図表示や経路案内といったその他の構成は、従来と同様であるので省略する。
〔作用効果の概略〕
上記のように構成された本装置では、車両が接近する交通用の信号機を信号機検出手段50で検出し(信号機検出処理)、このように検出した二つの信号機間の距離を、信号機間距離算出手段52が、道路地図データ記憶手段32に記憶されている前記道路地図データに基いて算出し、信号機間距離記憶手段53に記憶させる(信号機間距離算出処理)。
上記のように構成された本装置では、車両が接近する交通用の信号機を信号機検出手段50で検出し(信号機検出処理)、このように検出した二つの信号機間の距離を、信号機間距離算出手段52が、道路地図データ記憶手段32に記憶されている前記道路地図データに基いて算出し、信号機間距離記憶手段53に記憶させる(信号機間距離算出処理)。
また、前記信号機間で発生した車速パルス数をパルス数カウント手段54がカウントしパルス数記憶手段58に記憶させる(パルス数カウント処理)。そして、係数補正手段56が、信号機間距離記憶手段53に記憶されている前記信号機間の距離を、パルス数カウント手段54でカウントした前記車速パルス数で除算して、車速パルス係数記憶手段16に記憶されている車速パルス係数を補正する(係数補正処理)。
このように、信号機をその点灯光を受けて検出し、道路地図データから得る位置座標から信号機間の距離を計算し、信号機間で発生したパルス数との関係を利用する単純で確実な技術により、効果的に車速パルス係数を補正することが可能となり、自車位置精度を容易に改善できる。これにより、車速センサ等の車速検出値に基づいて算出された車速に誤差が生じた場合でも、信号機を検出することにより適宜車速の補正が実施されるので自車位置の誤差を低減することが可能となる。
以下、より具体的な処理と、いろいろな工夫について説明する。
以下、より具体的な処理と、いろいろな工夫について説明する。
〔信号機の検出〕
まず、信号機の検出であるが、信号機検出手段50は、車両前方の信号機がLED(発光ダイオード)などで発生する点灯光である赤色、青色(青緑色)、黄色を受光部10で検出することにより信号機を検出する。このように、信号機の点灯光を受光素子などで受光することにより、信号機を簡易な手段で容易に検出し高い信頼性を低コストで実現可能となる。
まず、信号機の検出であるが、信号機検出手段50は、車両前方の信号機がLED(発光ダイオード)などで発生する点灯光である赤色、青色(青緑色)、黄色を受光部10で検出することにより信号機を検出する。このように、信号機の点灯光を受光素子などで受光することにより、信号機を簡易な手段で容易に検出し高い信頼性を低コストで実現可能となる。
より具体的には、信号機検出手段50は、信号機における赤色、青色(青緑色)、黄色それぞれの点灯光の波長範囲を波長記憶手段60に予め記憶し、波長判定手段62により、受光部10が検出している光の波長が、波長記憶手段60に記憶されているいずれかの波長範囲と一致したときに信号機を検出したと判定する(波長判定処理)。このように、各点灯色の波長範囲を予め記憶しそれらとの一致を基準とすることにより、信号機を簡易な手法で高精度に検出することが可能となる。
〔誤検出の防止〕
また、本発明では信号機の誤検出防止が重要であり、その一環として、波長判定手段62において、前記波長範囲の光の照度が、所定の下限値以上かつ所定の上限値以下であるときに信号機を検出したと判定する。このように、波長範囲の光の照度を所定の照度範囲内に限定することにより、風景やネオンサインなどその他の各種光源による誤検出を減らすことができる。
また、本発明では信号機の誤検出防止が重要であり、その一環として、波長判定手段62において、前記波長範囲の光の照度が、所定の下限値以上かつ所定の上限値以下であるときに信号機を検出したと判定する。このように、波長範囲の光の照度を所定の照度範囲内に限定することにより、風景やネオンサインなどその他の各種光源による誤検出を減らすことができる。
また、受光手段として映像撮影用のCCDカメラを用いる場合は、波長判定手段62において、そのCCDカメラからの映像において前記波長範囲の光の領域が略円形又は略楕円形であるときに信号機を検出する。このように、CCDカメラの映像中で点灯光の範囲が円形や楕円形に近い場合に信号機を検出することにより、既に確立し安く普及しているCCDカメラの技術を利用しながら信号機を高精度に検出可能となる。
特に望ましくは、波長判定手段62は、前記波長範囲の光の領域が、前記映像中で静止し又は継続的に略上方へ移動するときに信号機を検出したと判定する。このように、映像中で点灯光の範囲が、停車時は静止し前進時は上へ移動する特性を利用することにより、簡易なアルゴリズムで、他の光源による誤検出を回避しながら、信号機を高精度に検出可能となる。
さらに、波長判定手段62は、黄色の波長範囲の光を検出後、その光が所定時間以上継続したときは判定を取り消す。このように、黄色の点灯光は継続時間が短い特性を利用し、その検出後所定時間以上継続すると信号機検出の判定を取り消すことにより、他の光源による誤検出を簡単な手法で効率よく減らすことが可能となる。
また、波長判定手段62は、赤色の波長範囲の光を検出後、その光の量(照度又は映像中で占める画素数などの面積)が漸増直後に急減し、かつ、その直後に青色の波長範囲の光を検出しなかった場合に、判定を取り消す。すなわち、赤信号の場合は、交差点に接近中は漸増するが、その後は、すぐ青に変わった場合を除いては停車するため、光が受光手段の視界から消えて急減することはないので、このような特性を利用し、他の光源による誤検出を簡単な手法で効率よく減らすことが可能となるものである。
〔位置の取得と距離の計算〕
次に、信号機間の距離算出については、二段階の処理となる。すなわち、まず、信号機検出手段50で検出した前記信号機の位置座標を、道路地図データ記憶手段32に記憶されている道路地図データをもとに位置取得手段64が取得する(位置取得処理)。そして、信号機間距離算出手段52が、位置取得手段64で取得した各信号機の位置座標から、それら信号機間の距離を算出する。このように、信号機の位置座標をまず取得し、それを用いて距離を算出することにより、明確な機能分担で実装容易となり、取得した位置座標をさらに次の信号との距離算出に流用する処理も容易になる。
次に、信号機間の距離算出については、二段階の処理となる。すなわち、まず、信号機検出手段50で検出した前記信号機の位置座標を、道路地図データ記憶手段32に記憶されている道路地図データをもとに位置取得手段64が取得する(位置取得処理)。そして、信号機間距離算出手段52が、位置取得手段64で取得した各信号機の位置座標から、それら信号機間の距離を算出する。このように、信号機の位置座標をまず取得し、それを用いて距離を算出することにより、明確な機能分担で実装容易となり、取得した位置座標をさらに次の信号との距離算出に流用する処理も容易になる。
具体的な処理手順としては、図3のフローチャートに示すように、まず、信号機検出手段50で第一の信号機を検出したときに(ステップS11)、位置取得手段64により地図データ記憶手段32に記憶された道路地図データからその第一の信号機の位置座標を取得し(ステップS12)第一座標記憶手段68に記憶させるとともに、パルス数カウント手段54により車速パルス数のカウントを開始する(ステップS13)。
その後、信号機検出手段50で第二の信号機を検出したときは(ステップS14)、位置取得手段64により地図データ記憶手段32に記憶された道路地図データからその第二の信号機の位置座標を取得して(ステップS15)第二座標記憶手段70に記憶させるとともに、パルス数カウント手段54における車速パルス数のカウントを完了し(ステップS16)、カウントした車速パルス数をパルス数記憶手段58に記憶させる。
さらに、位置取得手段64により取得し第一座標記憶手段68に記憶されている第一の信号機の位置座標と、位置取得手段64により取得し第二座標記憶手段70に記憶されている第二の信号機の位置座標から、信号機間距離算出手段52により各信号機間の距離を算出して(ステップS17)信号機間距離記憶手段53に記憶させる。
そして、係数補正手段56により、信号機間距離算出手段52で算出し信号機間距離記憶手段53に記憶されている信号機間の距離を、パルス数カウント手段54で検出されパルス数記憶手段58に記憶されている車速パルス数で除算して1パルスあたりの距離を算出することにより、車速パルス係数記憶手段16に記憶されている車速パルス係数を補正する。
〔交差点位置の利用〕
また、信号機の位置座標を持たない道路地図データの活用も可能である。この場合、位置取得手段64は、道路地図データ記憶手段32に記憶されている道路地図データを参照して、自車位置検出手段66で検出した自車位置から最も近いノードの位置座標(緯度経度)を取得して信号機の位置座標とみなす。すなわち、リンク情報などを参照し交差点に対応して道路リンクが接続するノードの情報からその位置座標を得る。
また、信号機の位置座標を持たない道路地図データの活用も可能である。この場合、位置取得手段64は、道路地図データ記憶手段32に記憶されている道路地図データを参照して、自車位置検出手段66で検出した自車位置から最も近いノードの位置座標(緯度経度)を取得して信号機の位置座標とみなす。すなわち、リンク情報などを参照し交差点に対応して道路リンクが接続するノードの情報からその位置座標を得る。
このように、信号機検出時に、最寄りの交差点にあたるリンク同士の接続ノードの位置座標を信号機の位置とみなすことにより、交差点ノードの位置座標を持つが個別の信号機ごとの位置座標は持たない従来の道路地図データも活用可能となり、本発明の導入が容易になる。
〔直線以外の経路〕
また、信号機間距離算出手段52は、信号機の間が、ノードで接続される複数の区間道路リンクを含む場合、各区間道路リンクについて両端のノードの位置座標から区間距離を算出し、各区間距離を積算することにより信号機間の距離を算出する。このように、信号機の間が複数の区間道路リンクの場合は個々に算出した距離を積算して信号機間の距離とすることにより、信号機の間に、信号機の無い交差点、カーブ、屈曲、T字路、分岐、合流など直線以外の要素があっても、実走行距離に近い距離での補正が可能となるので、優れた車速パルス係数の精度が維持できる。
また、信号機間距離算出手段52は、信号機の間が、ノードで接続される複数の区間道路リンクを含む場合、各区間道路リンクについて両端のノードの位置座標から区間距離を算出し、各区間距離を積算することにより信号機間の距離を算出する。このように、信号機の間が複数の区間道路リンクの場合は個々に算出した距離を積算して信号機間の距離とすることにより、信号機の間に、信号機の無い交差点、カーブ、屈曲、T字路、分岐、合流など直線以外の要素があっても、実走行距離に近い距離での補正が可能となるので、優れた車速パルス係数の精度が維持できる。
〔車速パルス係数の補正〕
また、係数補正手段56は、新たに算出した車速パルス係数と、それまでの車速パルス係数とを、所定の比(例えば、新:旧=1:3など)で平均することにより新たな車速パルス係数とする。このように、新たに算出した車速パルス係数について、そっくりそのままそれまでの車速パルス係数と置き換えてしまうのではなく、ある程度の比重で反映させるなど徐々に補正することにより、誤検出など不測の事態で予期せず誤った車速パルス係数が算出されても影響が限定され車速パルス係数の精度が維持できる。
また、係数補正手段56は、新たに算出した車速パルス係数と、それまでの車速パルス係数とを、所定の比(例えば、新:旧=1:3など)で平均することにより新たな車速パルス係数とする。このように、新たに算出した車速パルス係数について、そっくりそのままそれまでの車速パルス係数と置き換えてしまうのではなく、ある程度の比重で反映させるなど徐々に補正することにより、誤検出など不測の事態で予期せず誤った車速パルス係数が算出されても影響が限定され車速パルス係数の精度が維持できる。
2…車両
7…車線
8…信号機
9…信号機制御部
10…受光部
12…信号処理部
14…車速検出部
16…車速パルス係数記憶手段
18…受信機
20…表示部
22…操作部
24…ユーザインタフェース
26…受信機
28…ジャイロセンサー
30…メモリ
32…地図データ記憶手段
32…道路地図データ記憶手段
50…信号機検出手段
52…信号機間距離算出手段
53…信号機間距離記憶手段
54…パルス数カウント手段
56…係数補正手段
58…パルス数記憶手段
60…波長記憶手段
62…波長判定手段
64…位置取得手段
66…自車位置検出手段
68…第一座標記憶手段
70…第二座標記憶手段
C…制御部
S1〜…手順の各ステップ
7…車線
8…信号機
9…信号機制御部
10…受光部
12…信号処理部
14…車速検出部
16…車速パルス係数記憶手段
18…受信機
20…表示部
22…操作部
24…ユーザインタフェース
26…受信機
28…ジャイロセンサー
30…メモリ
32…地図データ記憶手段
32…道路地図データ記憶手段
50…信号機検出手段
52…信号機間距離算出手段
53…信号機間距離記憶手段
54…パルス数カウント手段
56…係数補正手段
58…パルス数記憶手段
60…波長記憶手段
62…波長判定手段
64…位置取得手段
66…自車位置検出手段
68…第一座標記憶手段
70…第二座標記憶手段
C…制御部
S1〜…手順の各ステップ
Claims (30)
- 車速パルス係数に基いて走行距離を計算するナビゲーション装置において、
道路及び信号機の位置を含む道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段と、
車両が接近する交通用の信号機を検出する信号機検出手段と、
前記信号機検出手段で検出した二つの信号機間の距離を、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データに基いて算出する信号機間距離算出手段と、
前記信号機間で発生した車速パルス数をカウントするパルス数カウント手段と、
前記信号機間距離算出手段で算出した前記信号機間の距離を、前記パルス数カウント手段でカウントした前記車速パルス数で除算して、車速パルス係数を補正する係数補正手段と、
を有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記信号機検出手段は、車両前方の信号機が発生する点灯光を、車両に設けた受光手段で検出することにより信号機を検出することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 前記受光手段は、水平又は所定の仰角をもって前方へ向けて車両に取り付けられたことを特徴とする請求項2記載のナビゲーション装置。
- 前記信号機検出手段は、
信号機における赤色、青色、黄色それぞれの点灯光の波長範囲を記憶する波長記憶手段と、
前記受光手段が検出している光の波長が、前記波長記憶手段に記憶されているいずれかの波長範囲と一致したときに信号機を検出したと判定する波長判定手段と、
を有することを特徴とする請求項2又は3記載のナビゲーション装置。 - 前記波長判定手段は、前記波長範囲の光の照度が、所定の下限値以上かつ所定の上限値以下であるときに信号機を検出したと判定することを特徴とする請求項4記載のナビゲーション装置。
- 前記受光手段は映像撮影用のCCDカメラであり、
前記波長判定手段は、前記CCDカメラからの映像において前記波長範囲の光の領域が略円形又は略楕円形であるときに信号機を検出したと判定する
ことを特徴とする請求項4又は5記載のナビゲーション装置。 - 前記波長判定手段は、前記波長範囲の光の領域が、前記映像中で静止し又は継続的に略上方へ移動するときに信号機を検出したと判定する
ことを特徴とする請求項6記載のナビゲーション装置。 - 前記波長判定手段は、黄色の波長範囲の光を検出後、その光が所定時間以上継続したときは判定を取り消すことを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 前記波長判定手段は、赤色の波長範囲の光を検出後、その光の量が漸増直後に急減し、かつ、その直後に青色の波長範囲の光を検出しなかった場合に、判定を取り消すことを特徴とする請求項4から8のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 前記信号機検出手段で検出した前記信号機の位置座標を、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データをもとに取得する位置取得手段を有し、
前記信号機間距離算出手段は、前記位置取得手段で取得した各信号機の位置座標から、それら信号機間の距離を算出することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。 - 前記位置取得手段は、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データから、自車位置から最も近いノードの位置座標を取得して信号機の位置座標とみなすことを特徴とする請求項10記載のナビゲーション装置。
- 前記信号機検出手段で第一の信号機を検出したときに、
前記位置取得手段により前記地図データ記憶手段に記憶された前記道路地図データからその第一の信号機の位置座標を取得するとともに、
前記パルス数カウント手段により車速パルス数のカウントを開始し、
その後、前記信号機検出手段で第二の信号機を検出したときは、
前記位置取得手段により前記地図データ記憶手段に記憶された前記道路地図データからその第二の信号機の位置座標を取得し、
前記パルス数カウント手段における車速パルス数のカウントを完了し、
前記位置取得手段により取得した前記第一の信号機の位置座標と、前記位置取得手段により取得し前記第二の信号機の位置座標から、前記信号機間距離算出手段により各信号機間の距離を算出し、
前記係数補正手段により、前記信号機間距離算出手段で算出した前記信号機間の距離を、前記パルス数カウント手段で検出された車速パルス数で除算して1パルスあたりの距離を算出することにより、前記車速パルス係数記憶手段に記憶されている前記車速パルス係数を補正する
ことを特徴とする請求項10又は11記載のナビゲーション装置。 - 前記信号機間距離算出手段は、前記信号機の間が、ノードで接続される複数の区間道路リンクを含む場合、各区間道路リンクについて両端のノードの位置座標から区間距離を算出し、各区間距離を積算することにより信号機間の距離を算出することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 前記係数補正手段は、新たに算出した前記車速パルス係数と、それまでの車速パルス係数とを、所定の比で平均することにより新たな車速パルス係数とすることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 道路及び信号機の位置を含む道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段を有し、車速パルス係数に基いて走行距離を計算するナビゲーション装置を用いるナビゲーション方法において、
車両が接近する交通用の信号機を検出する信号機検出処理と、
前記信号機検出処理で検出した二つの信号機間の距離を、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データに基いて算出する信号機間距離算出処理と、
前記信号機間で発生した車速パルス数をカウントするパルス数カウント処理と、
前記信号機間距離算出処理で算出した前記信号機間の距離を、前記パルス数カウント処理でカウントした前記車速パルス数で除算して、車速パルス係数を補正する係数補正処理と、
を含むことを特徴とするナビゲーション方法。 - 前記信号機検出処理は、車両前方の信号機が発生する点灯光を、車両に設けた受光手段で検出することにより信号機を検出することを特徴とする請求項15記載のナビゲーション方法。
- 前記信号機検出処理は、
信号機における赤色、青色、黄色それぞれの点灯光の波長範囲を所定の波長記憶手段に予め記憶し、
前記受光手段で検出している光の波長が、前記波長記憶手段に記憶されているいずれかの波長範囲と一致したときに信号機を検出したと判定する波長判定処理を含むことを特徴とする請求項16記載のナビゲーション方法。 - 前記波長判定処理は、前記波長範囲の光の照度が、所定の下限値以上かつ所定の上限値以下であるときに信号機を検出したと判定することを特徴とする請求項17記載のナビゲーション方法。
- 前記受光手段として映像撮影用のCCDカメラを用い、
前記波長判定処理は、前記CCDカメラからの映像において前記波長範囲の光の領域が略円形又は略楕円形であるときに信号機を検出したと判定する
ことを特徴とする請求項17又は18記載のナビゲーション方法。 - 前記波長判定処理は、前記波長範囲の光の領域が、前記映像中で静止し又は継続的に略上方へ移動するときに信号機を検出したと判定する
ことを特徴とする請求項19記載のナビゲーション方法。 - 前記波長判定処理は、黄色の波長範囲の光を検出後、その光が所定時間以上継続したときは判定を取り消すことを特徴とする請求項17から20のいずれか一項に記載のナビゲーション方法。
- 前記波長判定処理は、赤色の波長範囲の光を検出後、その光の量が漸増直後に急減し、かつ、その直後に青色の波長範囲の光を検出しなかった場合に、判定を取り消すことを特徴とする請求項17から21のいずれか一項に記載のナビゲーション方法。
- 前記信号機検出処理で検出した前記信号機の位置座標を、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データをもとに取得する位置取得処理を含み、
前記信号機間距離算出処理は、前記位置取得手段で取得した各信号機の位置座標から、それら信号機間の距離を算出することを特徴とする請求項15から22のいずれか一項に記載のナビゲーション方法。 - 前記位置取得処理は、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データから、自車位置から最も近いノードの位置座標を取得して信号機の位置座標とみなすことを特徴とする請求項23記載のナビゲーション方法。
- 前記信号機検出処理で第一の信号機を検出したときに、
前記位置取得処理により前記地図データ記憶手段に記憶された前記道路地図データからその第一の信号機の位置座標を取得するとともに、
前記パルス数カウント処理により車速パルス数のカウントを開始し、
その後、前記信号機検出処理で第二の信号機を検出したときは、
前記位置取得処理により前記地図データ記憶手段に記憶された前記道路地図データからその第二の信号機の位置座標を取得し、
前記パルス数カウント処理における車速パルス数のカウントを完了し、
前記位置取得処理により取得した前記第一の信号機の位置座標と、前記位置取得処理により取得し前記第二の信号機の位置座標から、前記信号機間距離算出処理により各信号機間の距離を算出し、
前記係数補正処理により、前記信号機間距離算出処理で算出した前記信号機間の距離を、前記パルス数カウント処理で検出された車速パルス数で除算して1パルスあたりの距離を算出することにより、前記車速パルス係数記憶手段に記憶されている前記車速パルス係数を補正する
ことを特徴とする請求項23又は24記載のナビゲーション方法。 - 前記信号機間距離算出処理は、前記信号機の間が、ノードで接続される複数の区間道路リンクを含む場合、各区間道路リンクについて両端のノードの位置座標から区間距離を算出し、各区間距離を積算することにより信号機間の距離を算出することを特徴とする請求項15から25のいずれか一項に記載のナビゲーション方法。
- 前記係数補正処理は、新たに算出した前記車速パルス係数と、それまでの車速パルス係数とを、所定の比で平均することにより新たな車速パルス係数とすることを特徴とする請求項15から26のいずれか一項に記載のナビゲーション方法。
- コンピュータの演算制御部と、道路及び信号機の位置を含む道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段と、を有し、車速パルス係数に基いて走行距離を計算するナビゲーション装置を制御するナビゲーションプログラムにおいて、
そのプログラムは前記演算制御部を制御することにより、
車両が接近する交通用の信号機を検出する信号機検出処理と、
前記信号機検出処理で検出した二つの信号機間の距離を、前記道路地図データ記憶手段に記憶されている前記道路地図データに基いて算出する信号機間距離算出処理と、
前記信号機間で発生した車速パルス数をカウントするパルス数カウント処理と、
前記信号機間距離算出処理で算出した前記信号機間の距離を、前記パルス数カウント処理でカウントした前記車速パルス数で除算して、車速パルス係数を補正する係数補正処理と、
を実行させることを特徴とするナビゲーションプログラム。 - 前記信号機検出処理において、
信号機における赤色、青色、黄色それぞれの点灯光の波長範囲を所定の波長記憶手段に予め記憶させ、
を前記受光処理で検出している光の波長が、前記波長記憶手段に記憶されているいずれかの波長範囲と一致したときに信号機を検出したと判定する波長判定処理を、前記演算制御部に行わせることを特徴とする請求項28記載のナビゲーションプログラム。 - 前記信号機間距離算出処理は、前記信号機の間が、ノードで接続される複数の区間道路リンクを含む場合、各区間道路リンクについて両端のノードの位置座標から区間距離を算出し、各区間距離を積算することにより信号機間の距離を算出することを特徴とする請求項28又は29記載のナビゲーションプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006085823A JP2007263605A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | ナビゲーション装置、方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008082925A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Clarion Co Ltd | ナビゲーション装置、その制御方法及び制御プログラム |
JP2009109290A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Tokyo Institute Of Technology | 視標位置測定装置 |
JP2013104861A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-05-30 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 車載カメラ及び車載カメラシステム |
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