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JP2007253977A - チャックテープ付き袋およびその製造方法 - Google Patents

チャックテープ付き袋およびその製造方法 Download PDF

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JP2007253977A JP2006078721A JP2006078721A JP2007253977A JP 2007253977 A JP2007253977 A JP 2007253977A JP 2006078721 A JP2006078721 A JP 2006078721A JP 2006078721 A JP2006078721 A JP 2006078721A JP 2007253977 A JP2007253977 A JP 2007253977A
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Abstract

【課題】開封が容易で使い勝手のよいチャックテープ付き袋を提供する。
【解決手段】重ね合い一部に投入孔201を開口する状態に周縁を熱溶着して袋体200を構成する包材210の投入孔201の開口縁に、包材210の外面との間に投入孔201が開口する方向に対して反対方向へ操作口401を開口する作業空間402を区画する把手部400をそれぞれ連設する。開封時には、把手部400の操作口401から作業空間402内に指Fを挿入して把手部400を互いに離間する方向に引っ張って投入孔201の開口縁を開く状態に引っ張り力をチャックテープ300に作用させて互いの嵌合を解除させる。指Fを引っ掛けるようにするので滑ることなく開封できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、雄型ファスナー部および雌型ファスナー部を有するチャックテープが設けられたチャックテープ付き袋およびその製造方法に関する。
食料品、医薬品、電子部品、事務用品などの各種物品を密封包装するための包装材として、チャックテープを備えた袋(チャックテープ付き袋)が広く使用されている。このようなチャックテープ付き袋は、例えば、包材を重ね合わせ、その周縁部をヒートシールして形成した袋において、この袋体の開口縁に沿って、一方の包材の内面に雄型ファスナー部をヒートシールし、他方の包材の内面に雌型ファスナー部をヒートシールした構成のものが知られている。
このようなチャックテープ付き袋として、チャックテープの開閉を容易とするために把手を設けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、袋上部に開口する注ぎ口の下方にチャックテープを設けるとともに、チャックテープの上方から注ぎ口の外方に延びるチャックテープの開放片を設けている。そして、開放片を摘んで左右に引っ張ることで、互いに噛み合っているチャックテープを開く構成が採られている。
特開2002−337891号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のような開放片を備えた従来のチャックテープ付き袋では、チャックテープを開くための構成が、先端部が自由端となる舌片状に突出する形状で利用者が摘んで左右に引っ張るので、例えば調理作業中などで利用者の手が濡れていたり油などが付着していたりする場合では、開放片を摘んで左右に引っ張る際に滑ってしまい、直ちに開封することが困難となる。そこで、調理作業中に手を拭いたり洗ったりして滑らないようにする動作が必要となり、開封作業が煩わしく、調理作業などの主の作業に影響を及ぼすおそれがある。
また、開封作業時に一部が開封する状態で片方の開放片から滑って手が離れ、その際の衝撃などにより収容物が一部こぼれ出たり、両方の開放片から手が離れて落としてしまい、内容物がこぼれ出たりするおそれもある。
本発明の目的は、このような点に鑑みて、開封が容易で使い勝手のよいチャックテープ付き袋およびその製造方法を提供する。
本発明に記載のチャックテープ付き袋は、包材が重ね合わされて一部に投入孔を開口する状態に周縁が貼り合わせてなる袋体の内面に、互いに嵌合する雄型ファスナー部と雌型ファスナー部とを有するチャックテープが前記投入孔の開口縁に略沿って取り付けられたチャックテープ付き袋であって、前記包材の前記投入孔の開口縁にそれぞれ連設され、前記包材の外面との間に前記投入孔が開口する方向に対して略反対側に向けて開口する作業空間を区画する対をなす把手部が設けられたことを特徴とする。
この発明では、重ね合わされて一部に投入孔を開口する状態に周縁が貼り合わされて袋体を構成する包材の投入孔の開口縁にそれぞれ連設する状態に、包材の外面との間に投入孔が開口する方向に対して略反対方向に向けて開口する作業空間を区画する対をなす把手部を設けている。そして、開封時には、各把手部の開口から作業空間内に例えば指を挿入して把手部を互いに離間する方向に引っ張って開口縁を開く状態に引っ張り力を作用させることでチャックテープの互いの嵌合を解除する。
このことにより、把手部に利用者が指を引っ掛けるようにして投入孔の開口縁を開くように引っ張り力を作用させるので、仮に指が濡れていたり油などが付着していたりしても、把手部に開口縁を開くように引っ張り力を作用させることが容易で、容易に開封でき、滑り落とすなどの不都合もなく、使い勝手を向上できる。
ここで、袋体としては、包材の貼り合わせとして、接着剤などによる貼り合わせの他、熱溶着などにより貼り合わせるなどが例示できる。また、包材を折り返して折返し方向に対する両側を貼り合わせたり、三方あるいは四方を貼り合わせたりしたいわゆる平袋、両側に織り込みが設けられたガセット袋、底部に折り込みを設けて自立機能を有するスタンディング袋の他、平面視で四角形に限らず、円形や多角形、キャラクターを模した形状など、各種袋体形状を対象とすることができる。
そして、本発明では、前記把手部は、前記投入孔を介して略対称位置に設けられた構成とすることが好ましい。
この発明では、対をなす把手部を、投入孔を介して略対称位置に設けている。
このことにより、各把手部に指を引っ掛けるなどして開口縁を開くように引っ張り力を作用させる際に、引っ張り力が開口縁を開く方向とチャックテープの嵌合方向に略沿った方向とが略同一となって、より容易に効率よく開封できる。
また、本発明では、前記把手部は、前記作業空間内に利用者の指が挿入可能に開口する袋状に形成された構成とすることが好ましい。
この発明では、作業空間内に利用者の指が挿入可能に開口する袋状に把手部を形成している。
このことにより、開口縁側が袋状の把手部の底部分となるので、把手部の底部分を互いに反対方向に押し広げるように開口縁を開くように引っ張り力を作用させることで、確実に滑ることなく把手部に引っ張り力を効率よく作用させることができる。さらに、開口縁側が把手部の底部分となるので、利用者の指を作業空間内に挿入した状態では開口縁に対して指が覆われる状態となり、袋体内に収容する収容物が利用者の指に付着するなどの不都合も防止できる。
さらに、本発明では、前記把手部は、前記包材の前記投入孔の開口縁に対応する一縁側が外面側に折り返されて前記包材に一連に設けられた構成とすることが好ましい。
この発明では、包材の投入孔の開口縁に対応する一縁側を外面側に折り返して把手部を包材に一連に設けている。
このことにより、互いに重ね合わされる包材を単にそれぞれの開口縁側を折り返す簡単な製造工程で、滑ることなく容易に開封できる把手部を形成でき、製造性を向上できる。さらには、折り返すことで把手部を開封作業時に開口縁に対して指が覆われる状態となる袋状に形成することが容易にできる。
また、本発明では、前記把手部は、前記投入孔が開口する方向に対して両側が前記包材の周縁の貼り合わせにより形成されるサイドシール部の形成時に前記サイドシール部とともに貼り合わされ、前記作業空間を区画する状態に形成された構成とすることが好ましい。
この発明では、包材の周縁の貼り合わせにより形成されるサイドシール部の形成時に、投入孔が開口する方向に対して両側をサイドシール部とともに貼り合わせて作業空間を区画する把手部を形成する。
このことにより、重なり合う包材の周縁を例えば熱溶着などにて貼り合わせて袋体を形成する一動作で把手部も形成されることとなり、製造性を向上できる。
さらに、本発明では、前記包材は、熱可塑性樹脂にて形成され、前記サイドシール部は、熱溶着にて形成された構成とすることが好ましい。
この発明では、包材を熱可塑性樹脂にて形成して、包材の周縁を熱溶着にて貼り合わせてサイドシール部を形成する。
このことにより、包材のサイドシール部の形成とともに把手部を熱溶着にて作業空間を区画すればよく、袋体の形成動作と合わせた一動作での把手部の形成が従来の袋体を形成する熱溶着方法を利用して容易にできる。
そして、本発明では、前記雄型ファスナー部および前記雌型ファスナー部は、前記投入孔の開口縁に略沿って前記投入孔の開口縁側に位置する一縁が前記開口縁から所定の距離範囲で面接着される帯状の取付基材を有した構成とすることが好ましい。
この発明では、雄型ファスナー部および雌型ファスナー部の帯状の取付基材を、投入孔の開口縁に略沿いこの開口縁側に位置する一縁が開口縁から所定の距離範囲で包材に面接着して取り付ける。
このことにより、投入孔の開口縁に連設した把手部を持って開口縁を開くように作用させる引っ張り力がチャックテープの取付基材に互いに離間する方向に効率よく作用させることができ、良好な開封作業が容易に得られる。
本発明のチャックテープ付き袋の製造方法は、包材が重ね合わされて一部に投入孔を開口する状態に周縁が貼り合わせてなる袋体の内面に、互いに嵌合する雄型ファスナー部と雌型ファスナー部とを有するチャックテープが前記投入孔の開口縁に略沿って取り付けられたチャックテープ付き袋を製造する製造方法であって、搬送されつつ重ね合わされ対向する内側で搬送方向の一縁側近傍に前記チャックテープが取り付けられた前記包材の前記一縁側をそれぞれ対向方向に対して外側へ折り返して折返片を形成する折返片形成工程と、前記折返片が設けられて搬送される前記重ね合わされた包材を、搬送方向に対して所定間隔でかつ搬送方向に対して交差する方向に沿った方向に前記包材とともに前記折返片を帯状に溶着してサイドシール部を形成しつつ溶断して前記チャックテープ付き袋を形成する溶断工程と、を実施する
ことを特徴とする。
この発明では、例えばロール状の包材を巻き戻すように搬送しつつ重ね合わせて対向する内側で搬送方向の一縁側近傍にチャックテープを取り付け、この重ね合う包材の搬送方向に一蹴る一縁側をそれぞれ対向方向に対して外側へ折り返して折返片を形成する折返片形成工程を実施する。そして、この折返片形成工程で折返片が形成されて搬送される重なり合う包材を、搬送方向に対して所定間隔で包材とともに折返片を搬送方向に対して交差する方向に沿った方向で帯状に溶着してサイドシール部を形成しつつ溶断する溶断工程を実施してチャックテープ付き袋を製造する。
このため、把手部を有したチャックテープ付き袋を連続的に順次製造でき、また従来の溶断して袋体を製造する工程を利用して製造でき、効率よく把手部を有し使い勝手の良いチャックテープ付き袋を製造できる。
ここで、包材を折り返して折返片を形成する際、熱や加圧により折返しの状態を維持させたり、押さえ部材にて折返し状態を維持しつつ溶着させるなどが例示できる。
そして、本発明では、前記折返片形成工程は、前記折返片を形成する前に包材シートを搬送しつつ搬送方向の一縁側を他縁側に折り返して前記包材が重なり合う状態とする構成とすることが好ましい。
この発明では、折返片形成工程で折返片を形成する前に、例えばロール状の包材シートを巻き戻すようにして搬送しつつ搬送方向の一縁側を他縁側に折り返して、包材が重なり合う状態とすることで、2枚の包材を用いることなく、一般的に利用されている単に折り返す工程を利用すればよく、より効率よく把手部を有し使い勝手の良いチャックテープ付き袋を製造できる。
以下、本発明のチャックテープ付き袋に係る一実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態では、1枚の包材シートを折り返して重ね合わせ折り返し方向に対して両側を貼り合わせて袋形状とした平袋を例示して説明するが、各種形状とすることができる。例えば、2枚の包材を重ね合わせて周縁を貼り合わせて袋形状とするなどしてもよい。さらに、平袋に限らず、両側に織り込みが設けられたガセット袋、底部に折り込みを設けて自立機能を有するスタンディング袋の他、平面視で四角形に限らず、円形や多角形、キャラクターを模した形状など、各種袋形状を対象とすることができる。また、チャックテープとして嵌合位置が1箇所となる嵌合凹部および嵌合凸部を1条設けた構成を例示するが、2つ以上の複数条としてもよく、内側に位置する嵌合凹部および嵌合凸部の嵌合状態を例えば面接触により密封構造とするなど、凹凸形状はいずれのものが適用できる。
図1は、本実施の形態におけるチャックテープ付き袋を示す平面図である。図2は、チャックテープ付き袋を開封する状態を示す一部を切り欠いた断面図である。なお、これら図1および図2は、説明の都合上、チャックテープの部分を誇張して示す。
〔チャックテープ付き袋の構成〕
図1および図2において、100はチャックテープ付き袋で、このチャックテープ付き袋100は、例えば、粉体、液状体、食料品、医薬品、電子部品、事務用品などの各種物品を密封包装する袋である。
このチャックテープ付き袋100は、袋体200と、チャックテープ300と、把手部400と、を備えている。
なお、図2は、説明の都合上、チャックテープ付き袋100のチャックテープ300を開封する状況を示す。
袋体200は、図1および図2に示すように、周縁の一部となる一縁(図1中の上縁部)に投入孔201を開口し、この投入孔201を介して外部に連通する収容空間202を内部に区画形成する袋形状に構成されている。すなわち、袋体200は、長方形のシート状が略半分に折り返されて互いに重なり合う2枚の包材210の長手方向となる折返し方向の両側が貼り合わされてサイドシール部203が形成され、袋形状に構成されている。この包材210の貼り合わせとしては、例えば接着剤などによる接着や本実施形態における熱溶着など、各種貼り合わせ方法が適用できる。
そして、包材210としては、単層または多層のフィルムによりなることが好ましく、例えば延伸したポリエチレンテレフタレート(Oriented Polyethylene Terephthalate:OPET)、延伸したポリプロピレン(Oriented Polypropylene:OPP)、直鎖状低密度ポリエチレン(Linear Low Density Polyethylene:LLDPE)、ポリプロピレン(Polypropylene:PP)、キャストポリプロピレン(Cast Polypropylene:CPP)などの熱可塑性樹脂にて形成された単層または多層のフィルムを包材210として用いることができる。
また、これらの熱可塑性樹脂にて形成された単層または多層のフィルムに対して、アルミニウム蒸着層、アルミニウム箔などを蒸着ないし積層するようにしてもよく、このようにすることにより、フィルムに対してガスバリアー性や遮光性などの諸特性を付与することができる。
チャックテープ300は、図2に示すように、例えば互いに係脱可能に嵌合する雌型ファスナー部310と雄型ファスナー部320とを備えている。
そして、雌型ファスナー部310および雄型ファスナー部320は、例えば成形性や包材210との接着性となる熱溶着性を考慮して、例えば、低密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、あるいはこれらの共重合体などのポリオレフィン系樹脂などにて形成することが好ましく、これらのポリオレフィン系樹脂を押出成形などの成形手段により連続的に成形することが好ましい。
雌型ファスナー部310は、図2に示すように、帯状の雌取付基材311と、この雌取付基材311の一面に長手方向に沿って設けられた嵌合凹部312と、を有している。
雌取付基材311は、帯状に形成され、一面側に嵌合凹部312を設けている。そして、雌取付基材311は、嵌合凹部312が設けられた一面と反対側の面が袋体200の一方の包材210に面接着する状態に取り付けられている。この取り付けられた状態では、雌取付基材311における投入孔201側の一縁が、投入孔201の開口縁から所定距離、例えば数mm〜数cm程度離間する状態で取り付けられる。なお、包材210への雌取付基材311の取り付けとしては、接着剤などによる接着や本実施形態のような熱溶着などが例示できるが、製造性の観点から熱溶着が好ましい。そして、雌取付基材311の厚さ寸法は、雌型ファスナー部310および雄型ファスナー部320の嵌合状態を確保しつつ、チャックテープ付き袋100の可撓性を良好にする厚さ寸法、例えば100μm以上200μm以下程度が好ましいが、利用形態により適宜設定すればよい。
嵌合凹部312、雌取付基材311の一面に対して垂直方向に沿った方向で嵌合開口312Aを開口する凹溝状で、断面略円弧状に雌取付基材311に一連に形成されている。すなわち、嵌合凹部312は、内側の幅寸法より嵌合開口312Aの幅寸法が幅狭となる状態に形成されている。
雄型ファスナー部320は、図2に示すように、帯状の雄取付基材321と、この雄取付基材321の一面に長手方向に沿って設けられた嵌合凸部322と、を有している。
雄取付基材321は、雌取付基材311と同様の帯状に形成されている。そして、雄取付基材321は、嵌合凸部322が設けられた一面側に対して反対側の面が、袋体200の他方の包材210に、嵌合凸部322が嵌合凹部312に対応する状態で雌取付基材311に対向して取り付けられている。なお、この取り付けについても、雌取付基材311と同様に、接着剤などによる接着や本実施形態のような熱溶着などが例示できる。
嵌合凸部322は、嵌合凹部312に係脱可能に嵌合する凸リブ状で、連結部322Aと、雄部322Bと、を有し、雄取付基材321に一連に形成されている。
連結部322Aは、雄取付基材321の長手方向に沿った壁状で幅寸法が嵌合凹部312の嵌合開口312Aの幅寸法と略同程度に、雄取付基材321の一面に一連に突設されている。雄部322Bは、連結部322Aの突出する先端部に、断面形状で例えば鏃状や矢印状、三角形状、キノコ状などのように、連結部322Aの幅寸法より幅広で嵌合凹部312の内側の幅広位置での幅寸法と略同程度で、先端部に従って幅狭となるように一連に形成されている。
そして、嵌合凸部322は、雄部322Bが嵌合凹部312の嵌合開口312Aを弾性に抗して広げる状態に嵌合凹部312内に挿入され嵌合凹部312の復元力により嵌合凹部312内に収容される状態で嵌合される。
把手部400は、図1および図2に示すように、袋体200の投入孔201の開口縁に、投入孔201が開口する方向に対して反対側(図1中の下側)へ向けて操作口401を開口し利用者の指などが挿入可能な作業空間402を区画し、袋体200の幅方向(図1中の左右方向)に亘った袋状に連設されている。すなわち、把手部400は、袋体200の投入孔201の開口縁から外面側に一連に折り返されて包材210の外面に重ね合わされる状態に折返片410が形成され、この折返片410における折返し方向の両側が袋体200のサイドシール部203で合わせて包材210に溶着されて袋状に形成されている。
この把手部400は、折返片410の折返し量である開口方向における幅寸法が数cm程度、具体的には2cm程度で形成される。
なお、図1および図2は、把手部400の操作口401の開口縁がチャックテープ300の雌取付基材311および雄取付基材321が取り付けられた位置より投入孔201側に位置する状態を示すが、この状態に限らず、例えばチャックテープ300が取り付けられた位置を覆うように、利用者の指先のみならず指Fのほぼ全部が挿入可能な袋状に形成するなどしてもよい。
〔チャックテープ付き袋の動作〕
次に、上記チャックテープ付き袋100の動作について、チャックテープ付き袋100を製造する製造工程と、チャックテープ付き袋100の開封作業とを図面を参照して説明する。
図3は、チャックテープ付き袋100を製造する動作を示す概念斜視図である。
(チャックテープ付き袋の製造動作)
まず、チャックテープ付き袋100を製造する動作を説明する。
チャックテープ付き袋100の製造に利用される図示しない製袋装置は、図示しない前処理部と、図3に示すような折返片形成部500と、図示しない溶断部と、袋搬送部と、などを備えている。
前処理部としては、包材送出部と、包材折返部と、テープ送出部と、テープ貼付部と、などを備えている。包材送出部は、例えばロール状の包材シート220の一端を巻き戻すように順次送り出して搬送する。包材折返部は、包材送出部にて送り出されて搬送される包材シート220を搬送方向の一縁側を他縁側に重ね合わせるように搬送方向の略中央で折り返す。テープ送出部は、あらかじめ雄型ファスナー部および雌型ファスナー部が嵌合されたロール状のチャックテープ300の一端を巻き戻すように順次送り出し、包材折返部により折り返される包材シート220の重なり合う包材210間に位置させて搬送させる。テープ貼付部は、テープ送出部にて送り出されたチャックテープ300を包材210にそれぞれ接着させる。
折返片形成部500は、図3に示すように、軸方向が略平行で外周面が互いに接触する状態に、前処理部から搬送される包材シート220の搬送方向に対して軸方向が交差する状態に配設された一対の折返ローラ510を備えている。これら折返ローラ510は、前処理部で包材210が重ね合わされチャックテープ300が取り付けられて搬送される包材シート220の互いに重なり合う縁を狭持し、搬送方向に対して反対方向に回転することで、包材210の一縁側を包材210の対向方向に対して反対側となる外側へ折り返して折返片410を形成する。また、折返片形成部500は、図3に示すように、軸方向が略平行で外周面が互いに接触する状態に軸方向が包材シート220の搬送方向に対して略直行する状態に配設された一対の癖付ローラ520を備えている。これら癖付ローラ520は、搬送方向に対して順回転方向で回転させて搬送される包材シート220を挟み込み、折返ローラにて折り返される折返片410が折返し状態を維持するように転圧する。
溶断部は、折返片形成部500で折返片410が形成されて搬送される包材シート220を、包材シート220の搬送方向に対して所定間隔、すなわちチャックテープ付き袋100の幅方向の寸法に対応した間隔で熱溶着および溶断してチャックテープ付き袋100を形成する。この溶断部は、搬送される包材シート220を、搬送方向に対して略直行する方向に沿った帯状に熱溶着してサイドシール部203を形成する図示しないヒート部と、このヒート部で熱溶着した帯状の部分の略中央で溶断する図示しないカット部と、を備えている。
袋搬送部は、溶断部で形成されたチャックテープ付き袋100を、別途検品や梱包工程へ適宜搬送する。
そして、チャックテープ付き袋100の製造に際しては、前処理部により、包材シート220を搬送しつつ搬送方向の一縁側を他縁側に折り返して包材210が重なり合う状態とするとともに、チャックテープ300を包材210の対向する内側で縁近傍に接着する前処理工程を実施する。
この前処理工程で折り返されてチャックテープ300が接着された包材シート220を、図3に示すように、折返片形成部500により、各包材210の一縁側をそれぞれ対向方向に対して外側へ折り返して折返片410を形成する折返片形成工程を実施する。
この折返し片形成工程で折返片410が形成されて搬送される包材シート220を、溶断部により、搬送方向に対してチャックテープ付き袋100の幅寸法に対応する間隔で、包材210同士および包材210と折返片410とをヒート部で熱溶着するとともに、熱溶着した部分をカット部で溶断し、チャックテープ付き袋100を製造する。この製造されたチャックテープ付き袋100は、袋搬送部により適宜後工程へ搬送され、検品されたり適宜まとめて包装されたりする。
(チャックテープ付き袋の開封動作)
次に、チャックテープ付き袋100の開封作業について説明する。
チャックテープ付き袋100の開封に際しては、図2に示すように、利用者が指Fを把手部400の操作口401から作業空間402内に挿入する。そして、投入孔201の開口縁側となる把手部400の底部分を互いに反対方向に指先側から広げるようにして、投入孔201の開口縁部分を開くように一対の包材210を互いに離間する方向へ引っ張り力を作用させる。すなわち、指先に把手部400の折返片410を引っ掛けるようにして広げる。この包材210を互いに離間する方向へ引っ張り力を作用させることで、互いに嵌合するチャックテープ300の嵌合凹部312および嵌合凸部322の嵌合が解除され、収容空間202が投入孔201を介して外部に連通する開封状態となる。
この際、例えば人差し指および中指を作業空間402内に挿入し親指を把手部400の折返片410の外面側に添えて折返片410を摘むようにすると、より引っ張り力を作用させ易い。また、把手部400の略中央で摘むようにして広げると、引っ張り力がチャックテープ300に効率よく作用し、開封しやすくなる。
また、封止の際には、従来のチャックテープ300の封止作業と同様に、包材210の外面側をチャックテープ300の位置で摘んで扱くようにすればよい。
〔実施の形態の作用効果〕
上述したチャックテープ付き袋100によれば、重ね合わされて一部に投入孔201を開口する状態に周縁を熱溶着して袋体200を構成する包材210の投入孔201の開口縁に、包材210の外面との間に投入孔201が開口する方向に対して略反対方向に向けて操作口401を開口する作業空間402を区画する把手部400を、それぞれ連設している。
このことにより、開封時には、各把手部400の操作口401から作業空間402内に例えば指Fを挿入して把手部400を互いに離間する方向に引っ張って投入孔201の開口縁を開く状態に引っ張り力を作用させることで、チャックテープ300の互いの嵌合が解除される。このため、把手部400に利用者が指Fを引っ掛けるようにして投入孔201の開口縁を開くように引っ張り力を作用させて開封するので、仮に指Fが濡れていたり油などが付着していたりしても、滑ることなく把手部400に開口縁を開くように引っ張り力を作用させることが容易にでき、容易に開封でき、滑り落とすなどの不都合もなく、使い勝手を向上できる。
そして、作業空間402内に利用者の指Fが挿入可能に操作口401を開口する袋状に把手部400を形成している。
このため、袋体200の投入孔201の開口縁側が袋状の把手部400の底部分となるので、把手部400の底部分を互いに反対方向に押し広げるように投入孔201の開口縁を開くように引っ張り力を作用させることで、確実に滑ることなく把手部400に引っ張り力を効率よく作用させることができる。さらに、投入孔201の開口縁側が把手部400の底部分となるので、利用者の指Fを作業空間402内に挿入した状態では投入孔201の開口縁に対して指Fが覆われる状態となり、袋体200内の収容空間202に収容する収容物が利用者の指Fに付着するなどの不都合も防止できる。
そして、指Fが挿入できる程度、例えば幅寸法が2cm程度の袋状に把手部400を形成している。このため、指Fを引っ掛けるようにして引っ張り力を嵌合するチャックテープ300の離間方向へ作用させることが、最小限の構成で得られる。
さらには、把手部400が袋状で、通常時は包材210の外面に積層する状態となっていることから、嵩張ることなく一般的な袋と同様に収納・管理でき、より使い勝手がよい。
さらに、包材210の投入孔201の開口縁に対応する一縁側を外面側に折り返して把手部400を包材210に一連に設けている。
このため、互いに重ね合わされる包材210を単にそれぞれの開口縁側を折り返す簡単な製造工程で、滑ることなく容易に開封できる把手部400を形成でき、製造性を向上できる。さらに、折り返すことで把手部400を開封作業時に開口縁に対して指Fが覆われる状態となる袋状に形成することが容易にできる。したがって、指先で把手部400を広げるように引っ張り力を作用させることができるとともに指Fに収容物が付着する不都合の防止が容易にできる構成が容易に得られる。
また、包材210の熱溶着により形成されるサイドシール部203の形成時に、投入孔201が開口する方向に対して把手部400の両側をサイドシール部203の形成時にサイドシール部203とともに熱溶着させて作業空間402を区画する状態に把手部400を形成している。
このため、重なり合う包材210の周縁を熱溶着にて貼り合わせて袋体200を形成する動作で把手部400も合わせて形成でき、袋体200を形成する一動作で把手部400も形成できることから製造性を向上できる。
そして、図3に示すような折返片410を形成する対をなすローラを設ける簡単な構造の折返片形成部500を従来の製袋装置に組み付ける程度で把手部400を有したチャックテープ付き袋100を、従来の袋体を製袋するのと同様に連続して効率よく製造できる。
そして、包材210を熱可塑性樹脂にて形成して、包材210の周縁を熱溶着にて貼り合わせてサイドシール部203を形成している。
このため、包材210のサイドシール部203の形成とともに把手部400を熱溶着にて作業空間402を区画する袋状に形成すればよく、袋体200の形成動作と合わせた一動作での把手部400の形成が、従来の袋体200を形成する熱溶着方法を利用して容易にできる。
また、雌型ファスナー部310の帯状の雌取付基材311および雄型ファスナー部320の帯状の雄取付基材321を、投入孔201の開口縁に略沿いこの開口縁側に位置する一縁が開口縁から所定の距離範囲、例えば数mm〜数cmで包材210に面接着して取り付けている。
このことにより、投入孔201の開口縁に連設した把手部400を持って開口縁を開くように作用させる引っ張り力がチャックテープ300の雌取付基材311および雄取付基材321に互いに離間する方向に効率よく作用させることができ、良好な開封作業が容易に得られる。特に、数mm〜2,3cm程度であれば、把手部400の位置とチャックテープ300との位置が比較的に近く、良好な開封作業が容易に得られる。
〔実施の形態の変形例〕
なお、以上に説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的および効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造および形状などは、本発明の目的および効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状などとしても問題はない。
すなわち、本発明のチャックテープ付き袋としては、上記実施形態である平袋に限らず、各種袋形状に適用できる。
そして、袋体200の一縁に投入孔201が開口する袋形状で説明したが、例えば一縁の一部のみ開口する袋形状にも適用できる。
また、チャックテープ300として、嵌合位置が1条となる構成で説明したが、2条以上の複数条とした構成としてもよい。さらには、収容物がスープやジュースなどのような液状物や水あるいは海水などの液体などの場合には、例えば互いに面接触にて嵌合する水密構造とするなどしてもよい。また、チャックテープ300として、直線上の嵌合凹部312および嵌合凸部322で説明したが、例えば波形状など、直線形状で嵌合する形態に限られない。
そして、製袋方法としては、上述した製袋装置を用いる構成に限らず、いずれの製袋装置を利用することができる。
また、包材シート220を折り返して製袋する構成に限らず、一対の包材210を重ね合わせて投入孔201を開口するように周縁を貼り合わせて製袋してもよい。
さらには、嵌合したチャックテープ300を包材210に接着する構成に限らず、例えば一方の包材210に雌型ファスナー部310を接着し、他方の包材210に雄型ファスナー部320を接着してから互いに重ね合わせて製袋するなどしてもよい。
また、把手部400を包材210の開口縁側を折り返してサイドシール部203の位置で合わせて熱溶着し、投入孔201の周縁に亘って把手部400を設けたが、例えば図4に示すように、開口縁の一部分のみに把手部400を設けた構成としてもよい。すなわち、図4に示す実施の形態のチャックテープ付き袋600は、上記図1ないし図3に示す実施の形態のチャックテープ付き袋100の把手部400に対して幅狭の把手部700が設けられたものである。
図4において、チャックテープ付き袋600は、包材210の投入孔201の開口縁となる一縁に舌片状の折返片710をそれぞれ設けている。そして、これら折返片710を包材210の外面側へそれぞれ折り返し、折返片710の折り返し方向の両側を包材210の外面に接着や溶着などにより貼り付け、折返片710の先端縁で操作口701を構成し包材210の外面との間に投入孔201の開口方向と反対側に開口する作業空間702を区画する袋状の把手部700を、投入孔201の開口縁に連設する状態で形成している。この把手部700の貼り付けも、接着剤による接着や熱溶着など各種方法が適用できる。
このような構成によれば、最小限の包材210で把手部700を形成でき、材料コストを低減できる。
なお、この図4に示すような一部分に把手部700を設ける構成では、特に投入孔201を介してそれぞれ略対称位置に設けることが好ましく、開口縁における略中央に設けることがより好ましい。すなわち、上記図1および図3に示す実施の形態における開封作業時でも説明したが、開口縁の略中央を持って作業することにより、効率よく引っ張り力が作用して良好な開封作業性が得られるためである。なお、対称形状とせず、例えばキャラクターを模した形状とするなどしてもよく、対称位置に設ける構成に限られるものではない。
さらに、把手部400としては、袋状に形成した構成に限らず、例えば投入孔201の開口方向に沿って軸方向を有する筒状となる構成としてもよい。すなわち、包材210を折り返して成形する構成に限らない。
例えば、別体の帯状のシート部材の長手方向がチャックテープ300と同様に開口縁に沿うように長手方向の両端部を包材210の外面に貼り付けて上下に操作口が開口するように形成してもよい。
このような構成によれば、折返片形成部500のような折り返しのための構成を設けなくても、包材210の重ね合わせと同様にシート部材を重ね合わせて貼り合わせればよく、製造性の向上を図ることができる。
さらには、例えばタンスの把手のような平面視でコ字状に形成された把手部材を取り付ける構成としてもよい。
そして、把手部400の折返片410や操作口401の開口縁近傍を着色するなどとしてもよい。
このような構成によれば、把手部400の操作口401の位置が一目瞭然で開封作業性をより向上できるとともにデザイン上でも美観の向上が得られ、拡販効果も期待できる。
その他、本発明の実施における具体的な構造および形状などは、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
本発明のチャックテープ付き袋は、粉体、食料品、医薬品、電子部品、事務用品などの各種物品を密封包装するための包装材料として、ガゼット袋、ピロー袋など袋の形状を問わず広く利用することができるものである。
本発明に係る実施の一形態のチャックテープ付き袋を示す平面図である。 前記実施の一形態における開封する状態でのチャックテープ付き袋を示す一部を切り欠いた断面図である。 前記実施の一形態におけるチャックテープ付き袋を製造する動作を示す概念斜視図である。 本発明に係る他の実施の形態のチャックテープ付き袋を示す平面図である。
符号の説明
100,600…チャックテープ付き袋
200…袋体
201…投入孔
203…サイドシール部
210…包材
220…包材シート
300…チャックテープ
310…雌型ファスナー部
311…取付基材である雌取付基材
320…雄型ファスナー部
321…取付基材である雄取付基材
400,700…把手部
402,702…作業空間
410,710…折返片

Claims (9)

  1. 包材が重ね合わされて一部に投入孔を開口する状態に周縁が貼り合わせてなる袋体の内面に、互いに嵌合する雄型ファスナー部と雌型ファスナー部とを有するチャックテープが前記投入孔の開口縁に略沿って取り付けられたチャックテープ付き袋であって、
    前記包材の前記投入孔の開口縁にそれぞれ連設され、前記包材の外面との間に前記投入孔が開口する方向に対して略反対側に向けて開口する作業空間を区画する対をなす把手部が設けられた
    ことを特徴としたチャックテープ付き袋。
  2. 請求項1に記載のチャックテープ付き袋であって、
    前記把手部は、前記投入孔を介して略対称位置に設けられた
    ことを特徴としたチャックテープ付き袋。
  3. 請求項1または請求項2に記載のチャックテープ付き袋であって、
    前記把手部は、前記作業空間内に利用者の指が挿入可能に開口する袋状に形成された
    ことを特徴としたチャックテープ付き袋。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のチャックテープ付き袋であって、
    前記把手部は、前記包材の前記投入孔の開口縁に対応する一縁側が外面側に折り返されて前記包材に一連に設けられた
    ことを特徴としたチャックテープ付き袋。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のチャックテープ付き袋であって、
    前記把手部は、前記投入孔が開口する方向に対して両側が前記包材の周縁の貼り合わせにより形成されるサイドシール部の形成時に前記サイドシール部とともに貼り合わされ、前記作業空間を区画する状態に形成された
    ことを特徴としたチャックテープ付き袋。
  6. 請求項5に記載のチャックテープ付き袋であって、
    前記包材は、熱可塑性樹脂にて形成され、
    前記サイドシール部は、熱溶着にて形成された
    ことを特徴としたチャックテープ付き袋。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のチャックテープ付き袋であって、
    前記雄型ファスナー部および前記雌型ファスナー部は、前記投入孔の開口縁に略沿って前記投入孔の開口縁側に位置する一縁が前記開口縁から所定の距離範囲で面接着される帯状の取付基材を有した
    ことを特徴としたチャックテープ付き袋。
  8. 包材が重ね合わされて一部に投入孔を開口する状態に周縁が貼り合わせてなる袋体の内面に、互いに嵌合する雄型ファスナー部と雌型ファスナー部とを有するチャックテープが前記投入孔の開口縁に略沿って取り付けられたチャックテープ付き袋を製造する製造方法であって、
    搬送されつつ重ね合わされ対向する内側で搬送方向の一縁側近傍に前記チャックテープが取り付けられた前記包材の前記一縁側をそれぞれ対向方向に対して外側へ折り返して折返片を形成する折返片形成工程と、
    前記折返片が設けられて搬送される前記重ね合わされた包材を、搬送方向に対して所定間隔でかつ搬送方向に対して交差する方向に沿った方向に前記包材とともに前記折返片を帯状に溶着してサイドシール部を形成しつつ溶断して前記チャックテープ付き袋を形成する溶断工程と、を実施する
    ことを特徴とするチャックテープ付き袋の製造方法。
  9. 請求項8に記載のチャックテープ付き袋の製造方法であって、
    前記折返片形成工程は、前記折返片を形成する前に包材シートを搬送しつつ搬送方向の一縁側を他縁側に折り返して前記包材が重なり合う状態とする
    ことを特徴とするチャックテープ付き袋の製造方法。
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