JP2007245804A - 電動式パワーステアリング機構を備える車両用ステアリング装置およびその組立方法 - Google Patents
電動式パワーステアリング機構を備える車両用ステアリング装置およびその組立方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】車両用ステアリング装置は、運転者の操舵力を前記操舵輪に出力するピニオン軸11と、電動モータのトルクをピニオン軸11に伝達するウォーム23およびウォームホイール24を備える。ウォームホイール24はピニオン軸11に軸方向に圧入されて固定されている。ピニオン軸11に圧入されるウォームホイール24の、ピニオン軸11に対する軸方向での位置決めは、圧入工程時に使用される治具により行われる。このため、ピニオン軸11には、ウォームホイール24の位置決めを行う位置決め部が設けられていない。
【選択図】図2
Description
なお、明細書または特許請求の範囲において、軸方向とは、出力軸の回転中心線方向である。
請求項2記載の発明によれば、位置規制治具が出力軸に対する伝動ギヤの軸方向での位置決めを行うため、出力軸には伝動ギヤの位置決めのために位置決め部を設ける必要がない。このため、出力軸の小径化が可能になり、出力軸の歩留まりが向上し、しかも加工コストが削減されて、電動式パワーステアリング機構を備えるステアリング装置のコストが削減される。
図1を参照すると、本発明が適用された車両用ステアリング装置Sは、ハンドル1と、入力側伝達機構2と、運転者がハンドル1に加える操舵力が伝達機構2を介して入力されると共に左右の操舵輪を操舵する操舵力を出力するギヤボックス3と、ギヤボックス3からの操舵力を前記操舵輪に伝達する出力側伝達機構4とを備える。
ハウジング6は、車両の左右方向に水平に延びる筒状の第1ハウジングとしてのラックハウジング7と、ラックハウジング7の一方の端部の付近で斜め上方に向けて延びる第2ハウジングとしてのピニオンハウジング8とから構成される。ピニオンハウジング8は、ラックハウジング7と一体成形された下部ハウジング8aと、下部ハウジング8aの上端に結合される上部ハウジング8bとから構成される。
転舵時にラック軸12に補助操舵力を付加する電動式パワーステアリング機構20は、トルクセンサ25で検出された操舵トルクが入力される電子制御ユニット(図示されず)により制御される電動モータ21と、補助操舵力を発生する電動モータ21のトルクをピニオン軸11に伝達する減速機構である伝動機構としてのウォームギヤ22とを備える。
ウォームホイール24は、外周に歯部が形成された合成樹脂製の円板状の本体24aと、ピニオン軸11に圧入される結合部30としてのボス部24b1を有すると共に本体24aに埋設された芯金24bとから構成される。
円柱面からなる外周面を有する圧入部31は、円柱面からなる内周面を有するボス部24b1の内径よりも大きな外径を有する。また、鋸歯状の断面形状のセレーションが全周に渡って形成されたセレーション部32は、圧入部31の外径よりも大きな外径を有する。このため、セレーション部32ではセレーションの径方向での先端がボス部に食い込んでいて、ピニオン軸11とウォームホイール24との相対回転防止に寄与する。
図3(A),(B)を参照すると、ピニオン軸11の位置決め工程では、トーションバー15およびピン25dが結合されたピニオン軸11が軸方向で位置決めされた状態で位置規制治具40にセットされる。位置規制治具40には、トーションバー15が挿通される挿通されると共にピン25dおよび端部11aが収容される収容孔41と、端部11aが軸方向に平行なる圧入方向で当接することにより軸方向でのピニオン軸11の移動を規制する段形状に形成された規制部42とが設けられる。
その後、一体化されたピニオン軸11とウォームホイール24とから両治具40,50が外されて、ピニオン軸11へのウォームホイール24の組付工程が終了する。
車両用ステアリング装置Sの組立方法において、ピニオン軸11に対して圧入されて固定されるウォームホイール24をピニオン軸11に組み付けるにあたり、位置規制治具40に対して位置決めされたピニオン軸11に対して、ウォームホイール24を押圧治具50により位置規制治具40に軸方向で当接するまで押圧してピニオン軸11に圧入し、圧入されたウォームホイール24を該位置規制治具40により軸方向でピニオン軸11に対して位置決めすることにより、ピニオン軸11へのウォームホイール24の圧入工程において、位置規制治具40がピニオン軸11に対するウォームホイール24の軸方向での位置決めを行うため、ピニオン軸11にはウォームホイール24の位置決めのために位置決め部を設ける必要がない。このように、ウォームホイール24の位置決めのためにピニオン軸11に設けられる位置決め部を廃止することで、ピニオン軸11の小径化が可能になり、ピニオン軸11の歩留まりが向上し、しかも加工コストが削減されて、電動式パワーステアリング機構20を備えるステアリング装置Sのコストが削減される。
出力軸は、ピニオン軸以外の軸により構成されてもよく、伝動ギヤはウォームホイール以外のギヤにより構成されてもよい。
S…ステアリング装置。
Claims (2)
- 運転者の操舵力を操舵輪に出力する出力軸と、
補助操舵力を発生する電動モータのトルクを前記出力軸に伝達する伝動ギヤを備えて、前記伝動ギヤが出前記力軸に軸方向に圧入されて固定される電動式パワーステアリング機構と
を備える車両用ステアリング装置において、
前記出力軸には、前記伝動ギヤに当接することにより前記出力軸に対する軸方向での前記伝動ギヤの位置決めを行う位置決め部が設けられていないことを特徴とする車両用ステアリング装置。 - 運転者の操舵力を操舵輪に出力する出力軸と、
補助操舵力を発生する電動モータのトルクを前記出力軸に伝達する伝動ギヤを備えて、前記伝動ギヤが前記出力軸に圧入されて固定される電動式パワーステアリング機構と
を備える車両用ステアリング装置において、
位置規制治具に対して位置決めされた前記出力軸に対して、前記伝動ギヤを押圧治具により前記位置規制治具に軸方向で当接するまで押圧して前記出力軸に圧入し、圧入された前記伝動ギヤを前記位置規制治具により軸方向で前記出力軸に対して位置決めすることを特徴とする車両用ステアリング装置の組立方法。
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