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JP2007244093A - 車両用電力供給装置の電力供給制御方法、及び車両用電力供給装置 - Google Patents

車両用電力供給装置の電力供給制御方法、及び車両用電力供給装置 Download PDF

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JP2007244093A JP2006062795A JP2006062795A JP2007244093A JP 2007244093 A JP2007244093 A JP 2007244093A JP 2006062795 A JP2006062795 A JP 2006062795A JP 2006062795 A JP2006062795 A JP 2006062795A JP 2007244093 A JP2007244093 A JP 2007244093A
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Abstract

【課題】電池を並列接続する際の出力電圧のさらなる調整を可能とし、もって、要求される印加電圧と実際に出力される出力電圧との差に起因した不具合の低減を図る。
【解決手段】車両用電力供給装置は、車両駆動用のモータに電気的に直並列接続可能な複数の電池と、複数の電池の中からモータに接続する電池を切り換える複数のスイッチ手段と、複数のスイッチ手段の作動を制御するコントローラと、を有する。コントローラは、複数の電池のうち1又は複数個をモータに並列接続するに際して、並列接続したときの1又は複数個の電池からの出力電圧Vpnが、各電池の内部抵抗による電圧変化ΔVによって、要求される要求印加電圧Vminに最も近くなるように、並列接続数(N、ただしN≧1)を選択して、複数のスイッチ手段の作動を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は車両用電力供給装置の電力供給制御方法、及び車両用電力供給装置に関する。
電気自動車には、車両駆動用のモータに電気的に接続可能な複数の蓄電手段を有する車両用電力供給装置が組み込まれている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された車両用電力供給装置は、複数の蓄電手段を直列接続又は並列接続に切り換えることが可能に構成され、複数の蓄電手段の直並列を切り換えることによって、複数の蓄電手段からの出力電圧を変化させている。具体的には、要求される印加電圧が小さい場合には、複数の蓄電手段のすべてを並列接続して出力電圧を小さくし、要求される印加電圧が大きい場合には、複数の蓄電手段のすべてを直列接続して出力電圧を大きくしている。
特開平5−236608号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両用電力供給装置は、複数の蓄電手段の直並列を単に切り換えるだけであり、複数の蓄電手段のすべてを並列接続した場合には、要求される印加電圧と実際に出力される出力電圧との差に起因した不具合が生じる。「要求される印加電圧」は、一般的に、モータ損失や、インバータ損失などの種々の損失を最小にする観点をも加味して定められている。したがって、要求される印加電圧と実際に出力される出力電圧との差が大きくなると、上記の種々の損失が大きくなるという不具合が生じる。
本発明の目的は、蓄電手段を並列接続する際の出力電圧のさらなる調整を可能とし、もって、要求される印加電圧と実際に出力される出力電圧との差に起因した不具合の低減を図り得る、車両用電力供給装置の電力供給制御方法、及び車両用電力供給装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、
車両駆動用のモータに電気的に直並列接続可能な複数の蓄電手段を有し、前記複数の蓄電手段の中から前記モータに並列接続する並列接続数(N、ただしN≧1)を選択自在な車両用電力供給装置の電力供給制御方法において、
前記複数の蓄電手段のうちの1又は複数個を前記モータに並列接続するに際して、並列接続したときの1又は複数個の前記蓄電手段からの出力電圧が、各蓄電手段の内部抵抗による電圧変化によって、要求される要求印加電圧に最も近くなるように、前記並列接続数(N)を選択することを特徴とする車両用電力供給装置の電力供給制御方法である。
また、上記目的を達成するための請求項7に記載の発明は、
車両駆動用のモータに電気的に直並列接続可能な複数の蓄電手段と、
前記複数の蓄電手段の中から前記モータに接続する蓄電手段を切り換える複数のスイッチ手段と、
前記複数のスイッチ手段の作動を制御するコントローラと、
を有し、
前記コントローラは、前記複数の蓄電手段のうちの1又は複数個を前記モータに並列接続するに際して、並列接続したときの1又は複数個の前記蓄電手段からの出力電圧が、各蓄電手段の内部抵抗による電圧変化によって、要求される要求印加電圧に最も近くなるように、並列接続数(N、ただしN≧1)を選択して、前記複数のスイッチ手段の作動を制御することを特徴とする車両用電力供給装置である。
本発明によれば、選択した並列接続数の蓄電手段をモータに並列接続し、各蓄電手段の内部抵抗による電圧変化を利用することによって、蓄電手段を並列接続するときの出力電圧のさらなる調整が可能となる。これを通して、要求される印加電圧と実際に出力される出力電圧との差に起因した不具合の低減を図ることが可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る車両用電力供給装置の電力供給制御方法、及び、当該方法を具現化した本発明に係る車両用電力供給装置を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車両の概略構成を示す図、図2は、第1の実施形態に係る車両用電力供給装置1における回路部2aの構成を示す図、図3は、第1の実施形態に係る車両用電力供給装置1におけるコントローラ2bの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、車両としての電気自動車は、車両用電力供給装置1(以下、「電力供給装置」と記す)から供給される電力によって回転駆動される交流電動機3(車両駆動用のモータに相当する。以下、「モータ」と記す)と、モータ3の出力軸に接続される減速機4と、減速機4に接続される差動装置5と、差動装置5に接続されモータ3の回転動が伝達されて回転駆動される車輪6a、6bとを有する。電力供給装置1は、回路部2aと、回路部2aの作動を制御するコントローラ2bとを有する。また、電気自動車は、車両の運転状態を表す所定の情報を検出する複数のセンサ7を有する。センサ7は、コントローラ2bに接続されている。センサ7からの出力信号がコントローラ2bに入力される。センサ7には、アクセルペダルに取り付けられアクセル開度を検出するアクセルペダルセンサ(APS)や、車輪速センサなどが含まれる(図3参照)。
図2及び図3に示すように、電力供給装置1は、概説すれば、インバータ14を介してモータ3に電気的に直並列接続可能な複数の二次電池である電池11、12、13(蓄電手段に相当する)と、複数の電池11、12、13の中からモータ3に接続する電池11、12、13を切り換える複数のスイッチSW1〜SW5、SW11〜SW13(スイッチ手段に相当する)と、複数のスイッチSW1〜SW5、SW11〜SW13の作動を制御するコントローラ2bと、を有する。そして、コントローラ2bは、複数の電池11、12、13のうちの1又は複数個をモータ3に並列接続するに際して、並列接続したときの1又は複数個の電池からの出力電圧が、各電池11、12、13の内部抵抗11b、12b、13bによる電圧変化によって、要求される要求印加電圧に最も近くなるように、並列接続数を選択して、複数のスイッチSW1〜SW5、SW11〜SW13の作動を制御している。なお、電池の個数は複数個である限りにおいて限定されないが、本実施形態においては、3個の電池11、12、13を備える電力供給装置1について説明する。
モータ3に対し並列接続したときの1又は複数個の電池からの出力電圧(インバータ14への入力電圧に相当する)は符号「Vpn」を用いる。出力電圧Vpnの添え字「pn」は、n個の電池が並列(parallel)に接続されていることを表している。例えば、3個の電池が並列に接続されているときの当該3個の電池からの出力電圧は、「Vp3」のように表記される。電池の内部抵抗11b、12b、13bによる電圧変化には符号「ΔV」を用い、要求される要求印加電圧には符号「Vmin」を用いる。並列接続数には符号「N」を用いる。ただし、N≧1である。なお、n及びNはどちらも並列接続数を意味するが、制御過程においてはnを使用し、最終的に並列接続数を決定したときにN=nとし、Nを使用する。上述したように、本発明は、電池を並列接続するときの出力電圧のさらなる調整を可能とすることを目的としており、電池をモータ3に並列接続するに際して、電池の接続数として1個を選択する場合があり得る。この場合には当該1個の電池はモータ3に電気的に直列接続されたことになるが、上記の本発明の目的に照らして、接続数が1の場合も、「並列接続数N」に含まれると理解されなければならない。以下、詳述する。
前記複数の電池11、12、13は、回路部2aにおいてインバータ14に対して、直並列接続可能に配置されている。回路部2aには、突入電流を抑制する充電抵抗15も配置されている。
電池11は、複数の単位電池11aを直列接続して構成され、電池12、13のそれぞれも同様に、複数の単位電池12a、13aを直列接続して構成されている。電池11は、通電しない状態における複数の単位電池11aの電圧の和すなわち開放電圧と、実際にモータ3を駆動する通電状態における出力電圧との間には差が生じる。電池12、13のそれぞれも同様に、開放電圧と、通電状態における出力電圧との間には差が生じる。これは、モータ駆動時には、電池11、12、13の内部抵抗11b、12b、13bによる電圧変化ΔVが起こるためである。
ここで、各電池11、12、13の内部抵抗11b、12b、13bによる電圧変化ΔVについて説明する。
各電池11、12、13の内部抵抗11b、12b、13bによる電圧変化ΔVは、下記の式(1)に示すように、モータ駆動時に電池を流れる電流Iと、内部抵抗値rとから算出することができる。このとき、内部抵抗による電圧変化ΔVは電流Iの方向に対して、逆向きに生じる。すなわち、本実施形態では、モータ力行時においては、電池の出力電圧は、開放電圧より内部抵抗による電圧変化ΔV分だけ小さくなり、またモータ回生時においては、電圧変化ΔV分だけ大きくなる。
Figure 2007244093
この式において、内部抵抗値rを一定とすると、この内部抵抗による電圧変化ΔVはモータ駆動時の電池への電流Iのみに依存する。式(1)より、電流Iに比例して電圧変化ΔVは変化する。
電池11および電池12は、スイッチSW11〜SW13をオン・オフ制御することによって、直並列切換及び単一接続が可能である。電池11の正極と電池12の正極との間にスイッチSW11が配置され、電池11の負極と電池12の負極との間にスイッチSW12が配置されている。電池11の正極とスイッチSW11とを結ぶ経路上から、電池12の負極とスイッチSW12とを結ぶ経路上へとつながる経路上にスイッチSW13が配置されている。
なお、図2に示す破線で囲まれた、電池11、電池12、及び電池11と電池12とを直並列切換可能なSW11〜SW13を含む回路部分を、以下、「電池群16」と称する。電池群16の正極側に、他の構成要素と結ぶ経路が接続する場合には、この経路は、スイッチSW11と電池12の正極とを結ぶ経路上に接続される。電池群16の負極側に、他の構成要素と結ぶ経路が接続する場合には、この経路は、スイッチSW12と電池11の負極とを結ぶ経路上に接続される。
回路部2aはさらに、スイッチSW1〜SW5をオン・オフ制御することによって、電池群16と電池13とを直並列切換可能であるとともに、電池群16又は電池13のいずれか一方のみをインバータ14へ接続することが可能である。
スイッチSW1は、電池群16の正極と電池13の負極とをつなぐ経路上に配置され、電池群16の正極とスイッチSW1との間に充電抵抗15が配置されている。
スイッチSW2は電池群16の正極と充電抵抗15とをつなぐ経路上から電池13の負極へとつながる経路上に配置されている。
スイッチSW3は、充電抵抗15とスイッチSW1とをつなぐ経路上からインバータ14の正極(以降、各電池の正極側と接続する側を、インバータ14の正極とする。また、負極も同様である)へとつながる経路上に配置されている。
スイッチSW4は電池群16の正極とインバータ14の正極とをつなぐ経路上に配置され、スイッチSW5は電池13の負極とインバータ14の負極とをつなぐ経路上に配置されている。
図4には、スイッチのオン・オフ制御によって実現される電池の接続形態の一例が示されている。図において、○はスイッチをオンすることを示し、×はスイッチをオフすることを示している。組合せは、電池の符号「11」、「12」、「13」を用いて示されている。
図示するように、スイッチSW1〜SW5及びスイッチSW11〜SW13をオン・オフ制御することによって、電池11〜13は、インバータ14に対し、単一接続、複数並列接続、又は複数直列接続される。なお、図示したスイッチのオン・オフ制御は、本実施形態において使用する経路であって、充電抵抗15を通らない経路を形成するための一例を示したにすぎず、図示した他にも、種々の経路を形成することが可能であることは言うまでもない。
図3に示すように、前記コントローラ2bは、目標駆動力設定部21と、駆動用モータ出力設定部22と、損失最小印加電圧演算部23と、開放電圧検出部24と、直列・並列判断部25と、並列接続数決定部26aと、スイッチ制御部27とを備える。コントローラ2bは演算処理に必要な処理プログラムや制御マップを予め記憶しているとともに、センサ7からの信号や演算処理の結果を逐次記憶する。まず、前記各部の概要を説明する。制御の詳細はフローチャートに沿って別段説明する。
前記目標駆動力設定部21では、車両の運転状態から、モータ出力を決定するための目標駆動力を決定する。本実施形態ではアクセルセンサ(APS)より検出するアクセル開度と、各車輪速センサから算出される車速とをもとに既存の目標駆動力MAPを参照し、目標駆動力を設定する。
前記駆動用モータ出力設定部22では、目標駆動力と車速とからモータ出力を算出する。本実施形態でモータ出力とは、目標駆動力から算出されるモータトルクと、車速から算出されるモータ回転数との積から算出するモータ仕事率を意味する。
前記損失最小印加電圧演算部23では、駆動用モータ出力設定部22で算出されるモータトルクとモータ回転数とから、モータ駆動時の出力損失が最小となる印加電圧(損失最小印加電圧)を、損失MAPを参照して演算する。この損失最小印加電圧が要求印加電圧Vminに相当する(以下、損失最小印加電圧Vminと記す)。ここでいう損失最小印加電圧Vminは、モータ駆動時のモータ・インバータ損失を最小にする印加電圧を意味する。モータ・インバータ損失は、主に鉄損、銅損などのモータ損失と、オン損失、スイッチング損失などのインバータ損失との総称である。モータ・インバータ損失を最小にするとは、複数の変動する各種損失を総合的に最小とすることを意味する。前記損失MAPは、各電圧における、モータトルクとモータ回転数とモータ・インバータ損失との相関関係を表した一般的なものである。
前記開放電圧検出部24では、電池11、12、13の開放電圧を検出し、その平均値を平均開放電圧とする。平均開放電圧には符号「VaVe」を用いる。
前記直列・並列判断部25では、電池11、12、13の開放電圧に基づいて電池11、12、13を並列接続することが可能か不可かを判断する。直列・並列判断部25は、電池11、12、13を並列接続することが可能であると判断したときには、並列接続数を選択することを決定し、電池11、12、13を並列接続することが不可であると判断したときには、電池11、12、13のうちの複数個をモータに直列接続させることを決定する。本実施形態では、電池11、12、13の平均開放電圧VaVeとモータの逆起電圧とを比較することによって、電池11、12、13を並列接続することが可能か不可かを判断している。平均開放電圧VaVeがモータの逆起電圧よりも大きいときは以下説明する電池11、12、13のうち、1又は複数個をモータに並列接続させる制御に移行し、また小さいときは電池11、12、13のうち、複数個をモータに直列接続させる制御に移行する。電池11、12、13を並列接続することが可能か不可かを判断するにあたり、平均開放電圧VaVeと予め設定されたしきい値とを比較してもよい。
前記並列接続数決定部26aでは、モータ運転状態が力行状態か回生状態かを判断し、それぞれに応じた制御を行う。
まず、力行時の制御について説明する。
ここでは、複数の電池11、12、13を有する電力供給装置1において、それら複数の電池11、12、13を並列接続する際に、単純にすべてを並列接続するのではなく、さらに出力電圧Vpnを損失最小印加電圧Vminに近づける方法を説明する。
まず、平均開放電圧VaVeと損失最小印加電圧Vminとを比較する。そして、平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vminよりも大きい場合には、各並列接続数n(n=1、2、3)における出力電圧Vpnを算出する。この出力電圧Vpnは、上述したように、1又は複数の電池が並列接続された状態において、通電時の内部抵抗による電圧変化ΔVを加味した電圧である。そして、算出された各並列接続数nにおける出力電圧Vpnと損失最小印加電圧Vminとの差が最も小さい並列接続数nを選択し、そのnを、並列接続数Nとして決定する。また、平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vmin以下の場合には、電池11、12、13のすべてを並列接続する状態を選択し(n=3)、そのnを、並列接続数Nとして決定する。電池11、12、13のすべてを並列接続することにより、電圧変化ΔVが最も少なくなり、出力電圧Vpnが損失最小印加電圧Vminに近い状態となる。1又は複数の電池からの出力電圧Vpnが損失最小印加電圧Vminとなるときに、力行時のモータを駆動する効率が最も良くなる。なお、本実施形態においては、理解の容易のために、複数の電池11、12、13の内部抵抗11b、12b、13bは一定とし、各並列接続数(N=1、2、3)において電池11、12、13のいずれを選択しても内部抵抗11b、12b、13bにおける電圧変化ΔVは一定であるとしている。上述したように、並列接続数Nには単一接続(N=1)も含まれる。
図5に、平均開放電圧VaVeと損失最小印加電圧Vminの大小関係(Vmin<<VaVe、Vmin<VaVe、Vmin≒VaVe又はVmin>VaVe)に基づく並列接続数nの変化と、そのときの電池からの出力電圧Vpnの概略図を示す。図5に示すモータ力行状態においては、Vmin<<VaVeのときn=1を選択し、Vmin<VaVeのときn=2を選択し、Vmin≒VaVe又はVmin>VaVeのときn=3を選択する。なお、以降の図中及び計算式中では、平均開放電圧VaVeを、個々の電池11、12、13の開放電圧とみなす。図5に示す平均開放電圧VaVeと、n個を並列接続するときの出力電圧Vpnとの変化量が、各並列接続数nにおける内部抵抗11b、12b、13bによる電圧変化ΔVに相当する。並列接続数1のときは、接続する1個の電池に全電流が流れるため、電圧変化ΔVも大きい。一方、接続数nが増加すれば、接続する個々の電池に流れる電流Iが等分(1/n)されるため、電流の減少に比例して電圧変化ΔVは小さくなる。
一例を以下に説明する。前提条件として、電池を3つ備え、平均開放電圧VaVe=100V、各電池11、12、13の内部抵抗を1Ω、インバータ14への出力(kW)は一定でP=2kWとする。
モータ力行状態において、3つの電池11、12、13をすべて並列接続すると(n=3)、各電池11、12、13へ流れる電流Iは7.2A(インバータ14へ流れる通電量Iは21.6A)、各電池11、12、13の内部抵抗11b、12b、13bにおける電圧変化ΔVは7.2V、このときの出力電圧Vp3は92.8Vとなる。
同様に3つの電池11、12、13のうち2つを並列接続すると(n=2)、接続する2つの電池への通電量Iはそれぞれ11.3A(インバータ14へ流れる通電量Iは22.5A)、接続する電池の内部抵抗における電圧変化ΔVは11.3V、このときの出力電圧Vp2は88.7Vとなる。
また、3つの電池11、12、13のうち1つのみ並列接続すると(n=1)、接続する電池への通電量Iは27.6A、接続する電池の内部抵抗における電圧変化ΔVは27.6V、このときの出力電圧Vp1は72.4Vである。なお、これらの数値は後述するフローチャート中の式より算出することができる。
このように、3つの電池11、12、13を備える場合、その並列接続数nを切り換えることによって、例えば92.8V、88.7V、72.4Vと3パターンの出力を可能とし、この中から最も損失最小印加電圧Vminに近い並列接続数nを選択し、並列接続数Nを決定すればよい。 次に、回生時の制御について説明する。
まず、力行時同様に、平均開放電圧VaVeと損失最小印加電圧Vminとを比較する。そして、平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vminよりも小さい場合には、各並列接続数n(n=1、2、3)における出力電圧Vpnを算出する。そして、算出された各並列接続数nにおける出力電圧Vpnと損失最小印加電圧Vminとの差が最も小さい並列接続数nを選択し、そのnを、並列接続数Nとして決定する。また、平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vmin以上の場合には、電池11、12、13のすべてを並列接続する状態を選択し(n=3)、そのnを、並列接続数Nとして決定する。電池11、12、13のすべてを並列接続することにより、電圧変化ΔVが最も少なくなり、出力電圧Vpnが損失最小印加電圧Vminに近い状態となる。1又は複数の電池からの出力電圧Vpnが損失最小印加電圧Vminとなるときに、回生時のモータを駆動する効率が最も良くなる。なお、本実施形態においては、理解の容易のために、複数の電池11、12、13の内部抵抗11b、12b、13bは一定とし、各並列接続数(N=1、2、3)において電池11、12、13のいずれを選択しても内部抵抗11b、12b、13bにおける電圧変化ΔVは一定であるとしている。上述したように、並列接続数Nには単一接続(N=1)も含まれる。
図6に、平均開放電圧VaVeと損失最小印加電圧Vminの大小関係(Vmin>>VaVe、Vmin>VaVe、Vmin≒VaVe又はVmin<VaVe)に基づく並列接続数nの変化と、そのときの電池からの出力電圧Vpnの概略図を示す。図6に示すモータ回生状態においては、Vmin>>VaVeのときn=1を選択し、Vmin>VaVeのときn=2を選択し、Vmin≒VaVe又はVmin<VaVeのときn=3を選択する。図6に示す平均開放電圧VaVeと、n個を並列接続するときの出力電圧Vpnとの変化量が、各並列接続数nにおける内部抵抗11b、12b、13bによる電圧変化ΔVに相当する。並列接続数1のときは、接続する1個の電池に全電流が流れるため、電圧変化ΔVも大きい。一方、接続数nが増加すれば、接続する個々の電池に流れる電流Iが等分(1/n)されるため、電流の減少に比例して電圧変化ΔVは小さくなる。
一例を以下に説明する。前提条件として、電池を3つ備え、平均開放電圧VaVe=100V、各電池11、12、13の内部抵抗を1Ω、インバータ14への出力(kW)は一定でP=2kWとする。
モータ回生状態において、3つの電池11、12、13をすべて並列接続すると(n=3)、各電池11、12、13へ流れる電流Iは6.2A(インバータ14へ流れる通電量Iは18.8A)、各電池11、12、13の内部抵抗11b、12b、13bにおける電圧変化ΔVは6.2V、このときの出力電圧Vp3は106.2Vとなる。
同様に3つの電池11、12、13のうち2つを並列接続すると(n=2)、接続する2つの電池への通電量Iはそれぞれ9.2A(インバータ14へ流れる通電量Iは18.3A)、接続する電池の内部抵抗における電圧変化ΔVは9.2V、このときの出力電圧Vp2は109.2Vとなる。
また、3つの電池11、12、13のうち1つのみ並列接続すると(n=1)、接続する電池への通電量Iは17.1A、接続する電池の内部抵抗における電圧変化ΔVは17.1V、このときの出力電圧Vp1は117.1Vである。なお、これらの数値は後述するフローチャート中の式より算出することができる。
このように、3つの電池11、12、13を備える場合、その並列接続数nを切り換えることによって、例えば106.2V、109.2V、117.1Vと3パターンの出力を可能とし、この中から最も損失最小印加電圧Vminに近い並列接続数nを選択し、並列接続数Nを決定すればよい。 スイッチ制御部27では、上述した並列接続数決定部26aで決定された接続数Nとなるように、複数のスイッチSW1〜SW5、SW11〜SW13のオン・オフを制御し、図4に示す種々の接続状態を実現する。
次に、コントローラ2bにおいて実行される処理をフローチャートに従って説明する。
図7に、コントローラ2bにおける処理の基本フローチャートを示す。
種々の運転状態よりモータ3の目標駆動力を設定し(ステップS21(以下、「ステップS」は単に「S」と表す。))、モータ出力を設定し(S22)、そのモータ出力に必要な損失最小印加電圧Vminを演算する(S23)。個々の電池11、12、13の開放電圧を検出し、それらの平均値である平均開放電圧VaVeを算出する(S24)。平均開放電圧VaVeとモータ3の逆起電圧とを比較する(S25)。平均開放電圧VaVeが逆起電圧よりも大きければ並列接続数Nを決定する制御を行い(S25;Yes、S26a)、小さければ直列接続を決定する(S25;No、S26b)。そして、スイッチ制御を行い設定された接続状態を実現する(S27)。
図8は、目標駆動力設定(S21)の詳細を示すフローチャートである。まず、各センサからアクセル開度と車速を読み込み(S211、S212)、アクセル開度と車速との相関から予め作成された目標駆動力MAPを参照し(S213)、目標駆動力tFを設定する(S214)。
図9は、モータ出力設定(S22)の詳細を示すフローチャートである。まず、S214において設定した目標駆動力tFと、タイヤ半径と、ギヤ比とよりモータトルクtTmを算出する(S221)。モータトルクtTmは、下記の式(2)より算出される。
tTm=tF×(タイヤ半径)/(ギヤ比) ・・・(2)
である。
次に、S212において読み込んだ車速Vと、タイヤ周長と、ギヤ比とよりモータ回転数Nmを算出する(S222)。モータ回転数Nm、下記の式(3)より算出される。この式(3)では、車速Vとして、VSP(車速パルス信号)を用いている。なお、本実施形態の式(3)では、車速からモータ回転数を算出しているが、一般的であるモータ制御で回転数を直接センシングしてもよい。
Nm=VSP/(タイヤ周長)×(ギヤ比) ・・・(3)
である。
算出したモータトルクtTmと、モータ回転数Nmとよりモータ出力Pmを算出する(S223)。モータ出力Pmは、下記の式(4)より算出される。
Pm=tTm×Nm ・・・(4)
である。
図10は、損失最小印加電圧演算(S23)の詳細を示すフローチャートである。ステップS221、222において算出したモータトルクtTmとモータ回転数Nmとに基づいて、モータ・インバータ損失を最小にする電圧を既存の損失MAPを参照して演算し、損失最小印加電圧Vminとする(S231)。
図11は、開放電圧検出(S24)の詳細を示すフローチャートである。電池11、12、13のそれぞれを識別する番号として、電池11、12、13のそれぞれには、番号1、番号2、番号3が予め設定されている。また、変数Xmaxには、電池11、12、13の総個数である3が予め設定されている。
まず、変数xに初期値1を設定し(S241)、番号x(x=1)が設定されている電池11の開放電圧V1を検出する(S242)。番号xとXmaxとが等しいか否かを判断する(S243)。等しくない場合には(S243;No)、変数xを1だけインクリメントし(S244)、番号x(x=2)が設定されている電池12の開放電圧V2を検出する(S242)。ステップS243においては番号xとXmaxとが等しくないと判断されるので、同様に、変数xを1だけインクリメントし(S244)、番号x(x=3)が設定されている電池13の開放電圧V3を検出する(S242)。すべての電池11、12、13の開放電圧V1、V2、V3の検出が終わると、番号xとXmaxとが等しくなり(S243;Yes)、平均開放電圧VaVeを下記の式(5)より算出する(S245)。平均開放電圧VaVeは、開放電圧Vxの総和を、電池の総個数Xmaxにより除算して算出する。
Figure 2007244093
図12は、並列接続数決定(26a)の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS221において算出したモータトルクtTmが0以上か否かを判断し(S261a)、モータトルクtTmが0以上のとき(S261a;Yes)は力行時の処理を実行し(S262a)、モータトルクtTmが0未満のとき(S261a;No)は回生時の処理を実行する(S263a)。以下に、力行時の処理(S262a)、回生時の処理(S263a)の詳細を順に説明する。
図13は、力行時処理(S262a)の詳細を示すフローチャートである。まず、損失最小印加電圧Vminと平均開放電圧VaVeとを比較し、平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vminより大きいときに限り、以下の並列接続数nを選択する処理を行い(S2621a;Yes)、平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vmin以下のとき(S2621a;No)は、複数の電池の最大接続数Nmaxを並列接続数Nとして設定する(S2622a、S2628a)。本実施形態では、最大接続数Nmaxには「3」がセットされている。
平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vminより大きいとき(S2621a;Yes)は、接続数を最小のn=1とし(S2623a)、その接続数nのときの出力電圧Vpnを算出する(S2624a)。そしてそのnが最大接続数Nmaxとなっているか判断し、最大接続数Nmaxに達していない場合は(S2625a;No)、接続数を1増やし(S2626a)、その接続数nでの出力電圧Vpnをさらに求め(S2624a)、nが最大接続数Nmaxとなるまでこれを繰り返す。接続数nが最大接続数Nmaxとなるとき、すなわち、すべての接続数における出力電圧Vpn(Vp1、Vp2、Vp3)を算出し終えたら(S2625a;Yes)、各接続状態における出力電圧Vpnと印加電圧Vminとの差の絶対値が最小となる出力電圧Vpnを選択し(S2627a)、そのときの接続数nを実際の並列接続数Nとして設定する(S2628a)。なお、出力電圧Vpnは、下記の式(6)〜(9)より算出する。
接続数n時の出力電圧Vpnの算出方法について説明する。複数の電池と負荷の等価回路を示した図15を参照し説明する。開放電圧がE、内部抵抗がr(1個のときはR)、負荷電力[W]がPbatのときの出力電圧Vは下記の式(7)より算出できる。このとき、Pbatはステップ223で算出するモータ出力Pmを出力させるときに必要な、接続する電池からの出力電力である。なお、Pminは、損失最小印加電圧Vminを印加するときの、モータ・インバータ損失であり、損失MAPから求めることができる。
Pbat=Pm+Pmin ・・・(6)
Figure 2007244093
また、接続数がnのとき、n個の開放電圧Eがすべて等しいとすれば、内部抵抗rは下記の式(8)で表すことができる。
r=R/n ・・・(8)
である。
式(7)に、式(8)のrを代入すると、並列接続数nのときの出力電圧Vpnは下記の式(9)より算出できる。
Figure 2007244093
図14は、回生時処理(S263a)の詳細を示すフローチャートである。まず、損失最小印加電圧Vminと平均開放電圧VaVeとを比較し、平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vminよりも小さいときに限り、以下の並列接続数nを選択する処理を行い(S2631a;Yes)、平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vmin以上のとき(S2631a;No)は、複数の電池の最大接続数Nmaxを並列接続数Nとして設定する(S2632a、S2638a)。
平均開放電圧VaVeが損失最小印加電圧Vminより小さいとき(S2631a;Yes)は、接続数を最小のn=1とし(S2633a)、その接続数nのときの電池出力電圧Vpnを算出する(S2634a)。そしてそのnが最大接続数Nmaxとなっているか判断し、最大接続数に達していない場合は(S2635a;No)、接続数を1増やし(S2636a)、その接続数nでの出力電圧Vpnをさらに求め(S2634a)、nが最大接続数Nmaxとなるまでこれを繰り返す。接続数nが最大接続数Nmaxとなるとき、すなわち、すべての接続数における出力電圧Vpn(Vp1、Vp2、Vp3)を算出し終えたら(S2635a;Yes)、各接続状態における出力電圧Vpnと印加電圧Vminとの差の絶対値が最小となる出力電圧Vpnを選択し(S2637a)、そのときの接続数nを実際の並列接続数Nとして設定する(S2638a)。
図7を再び参照して、並列接続数決定(26a)又は直列接続決定(S26b)の処理が終了すると、スイッチ制御(S27)の処理に進む。コントローラ2bは、決定された並列接続および並列接続数N、決定された直列接続(および直列接続数)を実現するように、スイッチSW1〜SW5、SW11〜SW13をオン・オフ制御する。以上により、一連の処理が終了する。
上述したように、本実施形態では、複数の電池11、12、13を並列に接続する際に、並列接続したときの1又は複数個の電池からの出力電圧Vpnが、各電池の内部抵抗による電圧変化ΔVによって、要求印加電圧つまり損失最小印加電圧Vminに最も近くなるように並列接続数Nを選択している。そして、選択した並列接続数Nの電池をモータ3に並列接続し、各電池の内部抵抗による電圧変化ΔVを利用することによって、電池を並列接続するときの出力電圧のさらなる調整が可能となる。これを通して、損失最小印加電圧Vminと実際に出力される出力電圧Vpnとの差に起因した不具合、例えば、モータ・インバータ損失が増大するという不具合の低減を図ることが可能となり、電力供給装置の高効率化が実現される。
また、モータ3が力行状態にあるとき、電池の平均開放電圧VaVeが、要求印加電圧つまり損失最小印加電圧Vminより大きいほど、並列接続数Nを少なくし、各電池の内部抵抗への電流を増加させ内部抵抗による電圧変化ΔVを大きくしている。これにより、出力電圧Vpnが損失最小印加電圧Vminに近くなるように調整され、モータ・インバータ損失の増大を抑えて、電力供給装置の高効率化を実現する。
さらにまた、モータが回生状態にあるとき、電池の平均開放電圧VaVeが、要求印加電圧つまり損失最小印加電圧Vminより小さいほど、複数の電池の並列接続数Nを少なくしによって、各電池の内部抵抗への電流を増加させ、内部抵抗による電圧変化ΔVを大きくしている。これにより、出力電圧Vpnが損失最小印加電圧Vminに近くなるように調整され、モータ・インバータ損失の増大を抑えて、電力供給装置の高効率化を実現する。
さらにまた、平均開放電圧VaVeがモータの逆起電圧より小さいときや、さらに出力電圧を大きくしたい場合、すなわち複数の電池を並列接続することが不可であると判断したときには、複数個の電池を直列接続することも可能である。
なお、本実施形態は複数の電池を並列に接続する際に制御を行っているが、既に複数の電池が並列接続されている場合であっても、本実施形態の制御を行うことによって、並列接続数Nを変化させても、同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態ではあらかじめ作成されたMAPを参照して目標駆動力の設定などを行っているが、計算式による算出も可能である。
さらにまた、本実施形態では各電池11、12、13は、それぞれ複数の単位電池11a、12a、13で構成されているが、1つの単位電池を用いた場合でも本実施形態の効果を同様に得ることができる。
(第2の実施形態)
図16は、第2の実施形態に係る車両用電力供給装置1におけるコントローラ2bの構成を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
第2の実施形態は、電池11、12、13の内部抵抗11b、12b、13bの値をモータを実際に駆動するときに推定する点において、すべての内部抵抗11b、12b、13bの値を均一とみなした第1の実施形態と相違している。
図16に示すように、第2の実施形態のコントローラ2bは、第1の実施形態のコントローラ2bと同様に、目標駆動力設定部21と、駆動用モータ出力設定部22と、損失最小印加電圧演算部23と、開放電圧検出部24と、直列・並列判断部25と、スイッチ制御部27とを備える。第2の実施形態のコントローラ2bは、第1の実施形態の並列接続数決定部26aに代えて、内部抵抗推定部26cと、並列接続組合せ決定部26dとを備える。
前記内部抵抗推定部26cでは、実際にモータ駆動時の各電池11、12、13の電圧と、各電池11、12、13を流れる電流とを検出し、図20に示すようなグラフの傾きから、各電池11、12、13の内部抵抗を推定する。
前記並列接続組合せ決定部26dでは、まず、図17に示すように、電池11、12、13における、すべての並列接続組合せc(c:combination)を予め設定する。ただし、並列接続組合せcには、複数個の電池11、12、13の中からいずれか1つを選択する場合も含まれる。そして、各並列接続組合せcにおける出力電圧Vcを、推定された各電池11、12、13の内部抵抗値から算出する。そして、出力電圧Vcと、第1の実施形態と同様に算出する損失最小印加電圧Vminとの差が最小となるいずれか一つの並列接続組合せcを選択し、並列接続数Nを決定する。なお、本実施形態においても、第1に実施形態と同様に並列接続数NはN≧1である。
次に、第2の実施形態における並列接続数Nを算出するためにコントローラ2bにおいて実行される処理をフローチャートに従って説明する。
図18に、コントローラ2bにおける処理の基本フローチャートを示す。
第1の実施形態と同様に、まず種々の運転状態よりモータの目標駆動力を設定し(S21)、その値からモータ出力を設定し(S22)、モータ出力に必要な損失最小印加電圧Vminを演算し(S23)、さらに個々の電池11、12、13の開放電圧を検出し平均開放電圧VaVeを算出する(S24)。平均開放電圧VaVeとモータ3の逆起電圧を比較する(S25)。そして、並列接続状態を制御可能な場合(S25;Yes)、実際のモータ出力時の個々の電池11、12、13の内部抵抗を推定し(S26c)、その内部抵抗の値から、各並列接続組合せcにおける出力電圧Vcを求め並列接続組合せを決定する(S26d)。
図19は、内部抵抗推定(S26c)の詳細を示すフローチャートである。まず、x=1(xは第1の実施形態と同様に電池の個数に相当する任意の番号)すなわち任意の一つの電池を選び(S261c)、サンプル数m=1の状態の(S262c)、電池xの電圧Vxm(ここではx=1、m=1よりV11)と、電池xを流れる電流Ixm(ここではI11)を検出する(S263c、S264c)。次に、サンプル数が最大m=Mmaxかどうかを判断し、最大でない場合(S265c)はサンプル数をm=m+1(S266c)としステップS263c以降を同様に行い、サンプル数mが最大となったら(S265c;Yes)、各サンプルをプロットし図20に示すようなグラフの傾きから、電池xの内部抵抗値Rx(ここでは電池x=1であればR1)を求める(S267c)。S262c〜S267cのフローを、x=Xmax(S268c;Yes)となるまで同様に繰り返す(S268c;No→S269c→S262c)ことで、モータ出力時の個々の電池の内部抵抗R1、R2、R3・・・Rxを算出する。なお、図20に示すグラフは電池数が3個の場合で、各電池につきサンプルを2つずつプロットし作成した場合の一例である。グラフは縦軸に電圧Vxmを、横軸に電流Ixm(充電域、放電域を有する)をとり、かつ作成される一次曲線の傾きを内部抵抗値Rxとし、さらに一次曲線と縦軸との切片を開放電圧とする。実際には図19に示すフローチャートに従い、電圧Vxm及び電流Ixmを測定するごとに、図20のグラフ同様の座標軸に各電池のサンプルをプロットしグラフを作成する。そして、作成されたグラフから内部抵抗値Rxを推定する。サンプル数mは少なくとも2以上とし、多ければそれだけ精度は高くなる。ただし同じグラフにプロットするサンプル点は各電池の蓄電状態が近い状態のものであることが必要なので、所定時間内でのサンプル点、もしくは所定エネルギー収支範囲内でのサンプル点とする。
図21は、並列接続組合せ決定(S26d)の詳細を示すフローチャートである。まず、図17に示すc=1の組合せ時(S261d)の出力電圧Vc(ここではc=1よりV1)を、S26cで推定した内部抵抗値をもとに、第1の実施形態に示す式(6)〜(9)を応用し算出する(S262d)。次に、出力電圧Vcと、第1の実施形態と同様に算出される損失最小印加電圧Vminとの差ΔVc(ここではc=1よりΔV1)の絶対値を算出する(S263d)。同様に、c=Cmaxになるまでcを1ずつ増やし(S265d)、図17に示す、すべての並列接続組合せcと損失最小印加電圧Vminとの差ΔVcを算出し(S264d)、ΔVcが最小となるCminを選択し、その並列接続組合せCminを選択し並列接続数Nに設定する(S266d、S267d)。例えば、Cmin=5が選択されたとすると、図17より並列接続数Nとして、N=2が設定され、並列接続すべき2個の電池として、電池12と電池13とが設定される。
本実施形態では、モータが出力するときの個々の電池の内部抵抗Rxを推定し、並列接続数Nを選択するに際し、推定した内部抵抗Rxの値から、モータに並列接続する、電池の並列接続組合せcにおける出力電圧Vcを算出する。そして、並列接続組合せcの中から、損失最小印加電圧Vminに最も近い出力電圧Vcの並列接続組合せcを選択することで、第1の実施形態で示す、接続数Nのみを調整し並列接続数Nを決定するものに比べ、不具合の低減をさらに図ることが可能となり、電力供給装置の高効率化がより確実に実現される。
本発明の第1の実施形態に係る車両の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る車両用電力供給装置における回路部の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る車両用電力供給装置におけるコントローラの構成を示すブロック図である。 スイッチのオン・オフ制御によって実現される電池の接続形態の一例を示す図表である。 第1実施形態のモータ力行時における並列接続数の変化に伴って、接続する電池の出力電圧が変化する状態を示す概略図である。 第1実施形態のモータ回生時における並列接続数の変化に伴って、接続する電池の出力電圧が変化する状態を示す概略図である。 第1実施形態におけるコントローラの処理を示す基本フローチャートである。 第1実施形態及び第2実施形態における目標駆動力設定の詳細を示すフローチャートである。 第1実施形態及び第2実施形態におけるモータ出力設定の詳細を示すフローチャートである。 第1実施形態及び第2実施形態における損失最小印加電圧演算の詳細を示すフローチャートである。 第1実施形態における開放電圧検出の詳細を示すフローチャートである。 第1実施形態における並列接続数決定の詳細を示すフローチャートである。 図12の力行時処理の詳細を示すフローチャートである。 図12の回生時処理の詳細を示すフローチャートである。 第1実施形態において接続数がnの時の、接続する電池の出力電圧の算出方法を示す等価回路図である。 第2実施形態におけるコントローラの構成を示すブロック図である。 第2実施形態において、電池が3個のときの各接続数における電池の並列接続組合せを示す表である。 第2実施形態におけるコントローラの処理を示す基本フローチャートである。 第2実施形態における内部抵抗推定の詳細を示すフローチャートである。 第2実施形態において各電池の内部抵抗を算出するマップである。 第2実施形態における並列接続組合せ決定の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電力供給装置(車両用電力供給装置)、
2a 回路部、
2b コントローラ、
3 交流電動機(車両駆動用のモータ)、
7 センサ、
11、12、13 電池(蓄電手段)、
SW1〜SW5、SW11〜SW13 スイッチ(スイッチ手段)、
N 電池の並列接続数(ただし、N≧1)、
Vpn 並列接続したn個の電池からの出力電圧、
ΔV 電池の内部抵抗による電圧変化、
Vmin 損失最小印加電圧(要求される印加電圧)、
VaVe 各電池の開放電圧の平均、
Rx 電池の内部抵抗、
c 電池の接続組合せ、
Vc 電池の各接続組合せ(c)における電池の出力電圧。

Claims (7)

  1. 車両駆動用のモータに電気的に直並列接続可能な複数の蓄電手段を有し、前記複数の蓄電手段の中から前記モータに並列接続する並列接続数(N、ただしN≧1)を選択自在な車両用電力供給装置の電力供給制御方法において、
    前記複数の蓄電手段のうちの1又は複数個を前記モータに並列接続するに際して、並列接続したときの1又は複数個の前記蓄電手段からの出力電圧(Vpn)が、各蓄電手段の内部抵抗による電圧変化(ΔV)によって、要求される要求印加電圧(Vmin)に近くなるように、前記並列接続数(N)を選択することを特徴とする車両用電力供給装置の電力供給制御方法。
  2. 車両駆動用のモータに電気的に直並列接続可能な複数の蓄電手段を有し、前記複数の蓄電手段の中から前記モータに並列接続する並列接続数(N、ただしN≧1)を選択自在な車両用電力供給装置の電力供給制御方法において、
    要求される要求印加電圧(Vmin)を演算するステップと、
    前記複数の蓄電手段のうちの1又は複数個を前記モータに並列接続するに際して、並列接続したときの1又は複数個の前記蓄電手段からの出力電圧(Vpn)が、各蓄電手段の内部抵抗による電圧変化(ΔV)によって、前記要求印加電圧(Vmin)に近くなるように、前記並列接続数(N)を選択するステップと、
    を備えることを特徴とする車両用電力供給装置の電力供給制御方法。
  3. 前記並列接続数を選択するステップは、前記モータが力行状態にあるとき、前記蓄電手段の平均開放電圧(Vave)が前記要求印加電圧(Vmin)より大きいほど、前記並列接続数(N)を少なくすることを特徴とする請求項2に記載の車両用電力供給装置の電力供給制御方法。
  4. 前記並列接続数を選択するステップは、前記モータが回生状態にあるとき、前記蓄電手段の平均開放電圧(Vave)が前記要求印加電圧(Vmin)より小さいほど、前記並列接続数(N)を少なくすることを特徴とする請求項2に記載の車両用電力供給装置の電力供給制御方法。
  5. 前記並列接続数を選択するステップに先立って、前記モータが出力するときの各蓄電手段の内部抵抗(Rx)を推定するステップをさらに備え、
    前記並列接続数(N)を選択するに際し、推定した前記内部抵抗(Rx)の値から、前記モータに並列接続する、前記蓄電手段の各接続組合せ(c)における前記蓄電手段の出力電圧(Vc)を算出し、
    前記各接続組合せ(c)の中から、前記要求印加電圧(Vmin)に最も近い前記蓄電手段の出力電圧(Vc)となる1つの組合せ(c)を選択することを特徴とする請求項2に記載の車両用電力供給装置の電力供給制御方法。
  6. 前記並列接続数を選択するステップに先立って、前記蓄電手段の開放電圧に基づいて前記蓄電手段を並列接続することが可能か不可かを判断するステップをさらに備え、
    前記蓄電手段を並列接続することが可能であると判断したときには前記並列接続数を選択するステップを実行し、前記蓄電手段を並列接続することが不可であると判断したときには前記蓄電手段のうちの複数個を直列接続することを決定することを特徴とする請求項2に記載の車両用電力供給装置の電力供給制御方法。
  7. 車両駆動用のモータに電気的に直並列接続可能な複数の蓄電手段と、
    前記複数の蓄電手段の中から前記モータに接続する蓄電手段を切り換える複数のスイッチ手段と、
    前記複数のスイッチ手段の作動を制御するコントローラと、
    を有し、
    前記コントローラは、前記複数の蓄電手段のうちの1又は複数個を前記モータに並列接続するに際して、並列接続したときの1又は複数個の前記蓄電手段からの出力電圧(Vpn)が、各蓄電手段の内部抵抗による電圧変化(ΔV)によって、要求される要求印加電圧(Vmin)に近くなるように、並列接続数(N、ただしN≧1)を選択して、前記複数のスイッチ手段の作動を制御することを特徴とする車両用電力供給装置。
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