JP2007137351A - 自動車のバンパ取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車のバンパ取付構造であって、上端に車体側に向かう水平なフランジ部20が形成され、該フランジ部20に係止孔が形成されたバンパフェース1と、車体に締結されると共に、バンパフェース1のフランジ部20が差込まれる被差込み部23と、上方に向けて突出しバンパフェース1の係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナ7とを備え、バンパフェース1のフランジ部20とバンパリテーナ7とに、通常時は係合せず、バンパフェース1に対して上方への荷重が作用した時に係合する係合部29および被係合部27aを形成したことを特徴とする。
【選択図】図11
Description
特許文献1に開示された構造は、バンパフェースの上端部を、差込み部が形成されたリテーナの該差込み部に挿入すると共に、バンパフェースの上端部とリテーナとを、位置決めのボスおよびクリップを有する複数の止着具(いわゆるファスナ)を用いて取付けるものである。
つまり、上述のフェンダパネル203は薄肉構造(例えば肉厚0.3mmt)で撓みやすいものであるから、洗車時その他において、バンパフェース200に上方への荷重が作用すると、フランジ部201がフェンダパネル203を押上げるように上方へ変形し、このフランジ部201がバンパリテーナ204の突起部206を乗り越えるので、バンパフェース200が外れる問題点があった。
この発明の自動車のバンパ取付構造は、車両前部のフロントバンパ、車両後部のリヤバンパの何れにも適用できるが、以下の実施例においては説明の便宜上、フロントバンパを例示し、その車両右側のフロントバンパ取付構造について説明する。なお、車両左側のフロントバンパ取付構造は右側のそれと左右対称に構成される。
図1〜図3において、合成樹脂製のバンパフェース1を設け、このバンパフェース1の車幅方向側部上側にはヘッドライト配設用の凹部2を形成し、この凹部2の下方にはフォグランプ配設用の開口部3を形成すると共に、正面中央部には車幅方向に延びるエアインテーク部4を形成している。
図10は図4のD−D線矢視断面図、図11は図10の要部拡大図であって、リテーナ7にはバンパフェース1のフランジ部20が差込まれる被差込み部23が形成されている。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは
車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示すものである。
図13、図14、図15は自動車のバンパ取付構造の他の実施例を示すものである。
但し、フランジ部20に係止孔21が形成された構造と、この係止孔21に係合される突起部22が形成された構造については、図9と同一である。
図16、図17は自動車のバンパ取付構造のさらに他の実施例を示すものである。但し、フランジ部20に係止孔21が形成された構造と、この係止孔21に係合される突起部22が形成された構造については、図9と同一である。
ここで、上述の孔部35は延出部28に上下方向に貫通形成されたものである。
図18、図19、図20は自動車のバンパ取付構造のさらに他の実施例を示すものである。但し、フランジ部20に係止孔21が形成された構造と、この係止孔21に係合される突起部22が形成された構造については、図9と同一である。
ここで、上述の孔部35は延出部28に上下方向に貫通形成されたものである。
この発明の係合部は、実施例の爪部29または第2突起部34に対応し、
以下同様に、
被係合部は、係合孔27の孔縁27a、橋渡し部32の内奥端32a(詳しくは内奥端下部)または孔部35に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては自動車のバンパ取付構造を車両前部のフロントバンパに適用した場合について例示したが、このバンパ取付構造は車両後部のリヤバンパに適用してもよいことは勿論である。
7…リテーナ(バンパリテーナ)
20…フランジ部
21…係止孔
22…突起部
23…被差込み部
24…ベース面
25…奥壁部
26…水平壁部
27…係合孔
27a…孔縁(被係合部)
28…延出部
29…爪部(係合部)
30,31…側壁部
32…橋渡し部
32a…内奥端(被係合部)
33…開口部
34…第2突起部(係合部)
35…孔部(被係合部)
g…間隔
Claims (5)
- 自動車のバンパ取付構造であって、
上端に車体側に向かう水平なフランジ部が形成され、該フランジ部に係止孔が形成されたバンパフェースと、
車体に締結されると共に、上記バンパフェースのフランジ部が差込まれる被差込み部と、
上方に向けて突出し上記バンパフェースの係止孔に係合される突起部が形成されたバンパリテーナとを備え、
上記バンパフェースのフランジ部とバンパリテーナとに、通常時は係合せず、バンパフェースに対して上方への荷重が作用した時に係合する係合部および被係合部を形成した
自動車のバンパ取付構造。 - 上記バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される奥壁部と、
該奥壁部上端から外方に向けて延びる水平壁部とから構成され、
上記被係合部がバンパリテーナの奥壁部に形成される係合孔の孔縁で形成され、
上記係合部が、バンパフェースのフランジ部の先端から上記水平壁部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ奥壁部に形成された係合孔を貫通する延出部と、該延出部の先端から水平壁部の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部とで形成された
請求項1記載の自動車のバンパ取付構造。 - 上記バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される両側壁部と、
側壁部の上端同士を連結する橋渡し部と、該橋渡し部から外方に向けて延びる水平壁部とから構成され、
上記被係合部は橋渡し部の内奥端で形成され、
上記係合部が、バンパフェースのフランジ部の先端から上記橋渡し部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ橋渡し部を貫通して延びる延出部と、該延出部の先端から橋渡し部の下面と略同一高さ位置まで上方に折返される爪部とで形成された
請求項1記載の自動車のバンパ取付構造。 - 上記バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される奥壁部と、
上記奥壁部上端から外方に向けて延びる水平壁部とから構成され、
上記係合部が奥壁部に形成される開口部の上縁から下方に向けて突出する第2突起部にて形成され、
上記被係合部が、バンパフェースのフランジ部の先端から水平壁部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ奥壁部を貫通すると共に、奥壁部の第2突起部と対向する位置に孔部を有する延出部で形成された
請求項1記載の自動車のバンパ取付構造。 - 上記バンパリテーナの被差込み部は、バンパリテーナのベース面から上方に向けて立設される両側壁部と、
側壁部の上端同士を連結する橋渡し部と、該橋渡し部から外方に向けて延びる水平壁部とから構成され、
上記係合部が橋渡し部後端から下方に向けて突出する第2突起部にて形成され、
上記被係合部が、バンパフェースのフランジ部の先端から橋渡し部に間隔を隔てて水平方向に延び、かつ第2突起部と対向する位置に孔部を有する延出部で形成された
請求項1記載の自動車のバンパ取付構造。
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2005
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