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JP2007136824A - 印刷装置及び印刷方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

印刷装置及び印刷方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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JP2007136824A JP2005333073A JP2005333073A JP2007136824A JP 2007136824 A JP2007136824 A JP 2007136824A JP 2005333073 A JP2005333073 A JP 2005333073A JP 2005333073 A JP2005333073 A JP 2005333073A JP 2007136824 A JP2007136824 A JP 2007136824A
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Abstract

【課題】印刷データを記憶するための第1の記憶部及び第2の記憶部を有する印刷装置において、省電力機能を確保しつつ、第2の記憶部の寿命の短縮化を防止する。
【解決手段】ネットワークを介して受信した印刷データ第1の記憶手段又は第2の記憶手段に記憶し、該印刷データに基づいて印刷処理を実行する。第2の記憶手段とを含む複数のモジュールに対する電源供給は電源制御手段により制御され、該電源供給停止時に印刷データの受信が確認された場合、第2の記憶手段に対する電源供給を再開して第2の記憶手段を用いた印刷処理を行うか、第2の記憶手段に対する電源供給を再開することなく第1の記憶手段を用いた印刷処理を行うかを判定手段で判定する。電源制御手段は、判定手段における判定結果に従って第2の記憶手段に対する電源供給の再開を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置及び印刷方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関する。
近年、環境保護の観点から事務機器の低消費電力化が求められている。これを実現するため、デジタル複合機のような画像形成装置では、待機状態が一定時間が継続すると、装置内の各モジュール(印字部、読取部、表示部、制御部等)への電源の供給を停止して、省電力モードへ移行するという手法を採用している。また、省電力モード中においては、ネットワーク経由でなんらかの省電力モードから復帰するパケットを受信した場合において通常動作モードへ復帰する手法を採用している。
また、現在のデジタル複合機においては、印刷データを受信した場合に第1の記憶部(例えば、RAM)にて記憶した印刷データを更に第2の記憶部(例えば、ハードディスク)に記憶させて印刷処理を行うのが一般的な機能となっている。これに関連して、特許文献1には以下のような発明が記載されている。まず、ホストコンピュータが自身の処理能力(例えば、CPU能力)を取得する。そして、ホストコンピュータは、取得した情報を基にアプリケーションデータからビットマップデータを生成してから(スプール後に)印刷データに変換するか或いは、スプールせずに印刷データに変換するかを判断し、メモリに登録しておく。次に、ホストコンピュータは、メモリの登録内容を参照して、印刷データをスプールコマンド生成部に入力するか、或いは、非スプールコマンド生成部に入力するかを判断する。このように構成することで、ホストコンピュータの処理能力に応じた印刷処理の高速化を図っている。
また、現在のデジタル複合機は、省電力モード時に印刷データを受信した場合、一度省電力モードから通常動作モードに復帰させ、印刷データを第2の記憶部(例えば、ハードディスク)に記憶させて印刷処理を行う。なお、ハードディスクは、電力の供給と停止を行う回数が多くなると、寿命によりハードディスクが故障してしまう可能性がある。そこで、省電力モードにて電力の供給が停止されていたハードディスクに対して、通常動作モードに復帰して電力の供給が再開された場合には以下の対応が望ましい。それは、一定時間のハードディスク保護時間を経過するまでは再び省電力モードに移行させないという対応である。
ハードディスク保護時間が経過した後に、スリープ移行条件が満たされれば再び省電力モードに移行できる。ハードディスク保護時間はシステムの性能によって変わるが、一般的には10分から2時間程の保護時間が多く、この時間内にある限り、デジタル複合機が何のジョブも受信しなくても再び省電力モードに移行することはできないようにするのが望ましい。
特開2003−216364号公報
このように、上記のデジタル複合機のような画像形成装置の省電力制御技術では、省電力モードでの動作中に印刷データを受信して通常動作モードに復帰した後、ハードディスク保護時間内は再び省電力モードに移行できない。これにより、省電力モードで動作している時間が短縮され省電力機能が阻害されてしまう。また、省電力モードに移行する度にハードディスクへの電源供給を停止し、省電力モードから復帰するたびにハードディスクへの電源供給を再開することを頻繁に繰り返すことで、結果としてハードディスクの寿命の短縮化にもつながる問題があった。
本発明は、このような問題をまとめて、又は、個別に解決するためのものである。具体的に、印刷データを記憶するための第1の記憶部及び第2の記憶部を有する印刷装置において、省電力機能を確保しつつ、第2の記憶部(例えば、ハードディスク)の寿命の短縮化を防止することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明は、ネットワークを介して外部装置から印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記印刷データを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前記印刷データを記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段又は前記第2の記憶手段に記憶された前記印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷手段と、前記印刷手段と前記第2の記憶手段とを含む複数のモジュールに対する電源供給を制御する電源制御手段と、前記電源制御手段により前記複数のモジュールへの電源供給が停止されている場合に、前記受信手段による前記印刷データの受信を監視する監視手段と、前記監視手段により前記印刷データの受信が確認された場合に、前記第2の記憶手段に対する電源供給を再開して前記第2の記憶手段を用いた印刷処理を行う第1印刷モードと、前記第2の記憶手段に対する電源供給を再開することなく前記第1の記憶手段を用いた印刷処理を行う第2印刷モードのいずれの印刷モードにて印刷処理を実行するかを判定する判定手段とを備え、前記電源制御手段は、前記判定手段が前記第1印刷モードにて印刷処理を実行すると判定した場合は前記監視手段により前記印刷データの受信が確認されたことに応じて前記第2の記憶手段及び前記印刷手段への電源供給を再開させ、前記判定手段が前記第2印刷モードにて印刷処理を実行すると判定した場合は前記監視手段により前記印刷データの受信が確認されたことに応じて前記第2の記憶手段への電源供給を再開することなく前記印刷手段への電源供給を再開させることを特徴とする。
本発明によれば、印刷データを記憶するための第1の記憶部及び第2の記憶部を有する印刷装置の省電力機能を確保しつつ、第2の記憶部(例えば、ハードディスク)の寿命の短縮化を防止することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に対応する印刷システムの構成の一例を示す図である。印刷システムのユーザが利用するホストコンピュータ101やホストコンピュータ102は、ローカルエリアネットワーク(LAN)103を介して、印刷装置としての画像形成装置100と接続される。画像形成装置100は、ネットワーク印刷サービスやスキャンサービスをLAN103を介して、ホストコンピュータ101や102に提供する装置であり、スキャナ機能及び印刷機能等を有するデジタル複合機として実施できる。また、画像形成装置100には、本実施形態に対応する省電力機能が搭載されている。
次に、図2を参照して、本実施形態に対応する画像形成装置100のハードウェア構成の一例を説明する。
図2において、201はスキャナエンジンである。スキャナエンジン201は、原稿用紙を搬送する原稿給紙ユニット(DFユニット)と、原稿画像を光学的に読み取って電気信号としての画像データに変換するスキャナユニットとを有する。202は、スキャナエンジン201を制御するスキャナ制御部である。203はROMであり、ブートプログラムなどを格納する。204は、プリンタエンジンであり、少なくとも記録用紙を収容する複数段の給紙カセットを備えた給紙ユニットと、画像データを記録用紙に電子写真方式により転写/定着するマーキングユニット(部)を備える。また、印字された記録用紙にソート処理やステイプル処理を施し、外部に排出する排紙ユニット(部)も有する。205はプリンタエンジン204を制御するエンジン制御部である。
206はハードディスクドライブ(HDD)であり、各モジュールを制御するプログラムが格納されている。207はCPUである。電源が投入されるとCPU207はROM203からブートプログラムを読み出し、ブートプログラムの制御に従って、各モジュールのブートを実行する。また、HDD206からモジュール制御プログラムをRAM208に展開してモジュールの制御(初期化処理を含む。)を実行する。209は不揮発性のRAM(NVRAM)であり、タッチパネル216から受け付けた設定値(印刷枚数や両面印刷設定など)を保持しておく。
210は、電源制御部であり、各モジュールへの電源供給を制御する。211は、I/O制御部ユニットであり、スピーカ215、タッチパネル216、ボタン217及びランプ218といったユーザインターフェース(UI)219を制御する。212は、ネットワーク制御部であり、画像形成装置100とLAN103との間の接続を制御する。213はタイマであり、ハードディスク保護時間等を計時する。214はバスであり、スキャナ制御部202、ROM203、エンジン制御部205、HDD206、CPU207、RAM208が接続されている。また、NVRAM209、電源制御部210、I/O制御部211、ネットワーク制御部212及びRTC213も接続されている。なお、RAM208は揮発性のメモリであり、HDD206は不揮発性のメモリである。
220は、電源制御部210により省電力モード時において動作が管理される管理対象モジュールを示す。この管理対象モジュール220には、スキャナエンジン201、スキャナ制御部202、ROM203、プリンタエンジン204、エンジン制御部205、HDD(ハードディスクドライブ)206及びCPU207が含まれる。
本実施形態における省電力モードは、電源制御部210の制御によって、管理対象モジュール220に含まれる各モジュールの起動・停止と電源供給の開始・停止を制御することにより実現される。
電源制御部210は省エネモード移行中でもI/O制御部211及びネットワーク制御部212の各ユニットから復帰要求となるPowerON信号221を受信できる。PowerON信号221を受信すると、電源制御部210は管理対象モジュール220内の各モジュールから必要なモジュールを選択した上で電源を投入し、省エネモードから復帰する。222は、電源制御部210から管理対象モジュール220への電源供給を表す。
次に、図3を参照して、本実施形態に対応するソフトウェア構成の一例について説明する。図3に記載の各ソフトウェアブロックは、エンジン制御部205、HDD206、CPU207、RAM208及びネットワーク制御部212等において実行される。
まず、LAN103を経由して受信された印刷データは、ネットワーク処理部302においてデータプロトコルが解析され、対応する印刷アプリケーションへ転送される。印刷アプリケーションには、印刷アプリケーション1(303)と印刷アプリケーション2(304)とがあり、これらはデータプロトコルに応じて選択される。ここでは、印刷アプリケーション1はLPR(Line PRinter daemon protocol)を解析するアプリケーションである。印刷アプリケーション2はSMB(Server Message Block)を解析するアプリケーションであるものとする。
そして、印刷アプリケーション1及び印刷アプリケーション2は、受信した印刷データが使用するPDL(Page Discription Language)の種類を解析してその結果を制御部305へ渡す。そして、制御部305は、印刷アプリケーション303又は304によって解析されたPDLの種類に応じて、PDL処理部1又はPDL処理部2のいずれかに印刷データを転送するよう制御する。その後、印刷データはPDL処理部1又はPDL処理部2にて印刷処理可能なデータに変換され、プリンタ処理部308へ転送される。プリンタ処理部308では、プリンタエンジン104を制御して印刷を行う。
次に、図4を参照して、本実施形態に対応する省電力モードへの移行制御処理について説明する。
ステップS401でCPU207により、ホストコンピュータ101や102からネットワーク制御部222へデータが入力されたか否か、或いは、タッチパネル216を介した画像形成装置100の使用者による操作入力を受け付けたか否かが判定される。そして、CPU207が、ネットワーク制御部222へのデータ入力又は使用者による操作入力を受け付けたと判定した場合には(ステップS401において「YES」)、ステップS402に移行する。ステップS402でCPU207の制御により、入力に応じた処理、例えば、ホストコンピュータ101から印刷データを受信した場合には、印刷処理が実行される。続いて、ステップS403に移行して、タイマ213の計測値が0にリセットされ、計時動作がリスタートされる。
一方、ネットワーク制御部222へのデータ入力又は使用者による操作入力がないとCPU207が判定した場合には(ステップS401において「NO」)、ステップS404に移行する。ステップS404では、タイマ213の計測値が予め設定されたスリープ移行時間を経過したかどうかが判定される。ここで、スリープ移行時間が経過していないと判定された場合には(ステップS404において「NO」)、ステップS401に戻る。
一方、スリープ移行時間が経過していると判定された場合には(ステップS404において「YES」)、ステップS405に移行して、予め定められたハードディスク保護時間が経過したか否かが判定される。このハードディスク保護時間は、システムの性能に応じて10分から2時間程度に定められている。
ここで、ハードディスク保護時間が経過していないと判定された場合には(ステップS405において「NO」)、ステップS401に戻る。一方、ハードディスク保護時間が経過していると判定された場合には(ステップS405において「YES」)、ステップS406に移行する。ステップS406では、電源制御部210から管理対象モジュール220への電源供給が停止され、画像形成装置100は省電力モードに移行する。
ステップS407では、電源制御部210からネットワーク制御部212に、省電力モードへの移行を行った旨の通知がなされる。ネットワーク制御部212は、画像形成装置100の状態を管理しており、該通知に従って、画像形成装置100が省電力モードにあることを示す設定値を保持する。なお、この設定値は、ネットワーク制御部212内ではなく、NVRAM209内に保持することとしても良い。
このようにして、一定期間において信号入力を受け付けない場合には、画像形成装置100において管理対象モジュール220への電源供給を停止する省電力モードが実施される。次に図5を参照して、省電力モード(スリープ状態)において、ホストコンピュータ101や102から印刷データを受信した場合の処理を説明する。
図5において、S501では、ネットワーク制御部212においてLAN103経由で何らかのデータを受信し、かつ、受信データが印刷データであるか否かが判定される。もし印刷データを受信した場合には、ステップS502に移行して、ネットワーク制御部212から電源制御部210に対しPowerOn信号が送信され、復帰要求がなされる。ステップS503では、電源制御部210は、管理対象モジュール220のうち、HDD206を除く各モジュールに電源供給を行う。これにより、画像形成装置100は省電力モードから通常動作モードに移行する。このとき、電源制御部210は、画像形成装置100が通常動作モードに移行した旨をネットワーク制御部212に通知する。ネットワーク制御部212は、該通知に従って設定値を更新し、画像形成装置100が通常動作モードにあることを示す設定値を保持する。
次に、ステップS504において、CPU207においてHDD206を起動する必要があるか否かが判定される。もし、HDD206を起動する必要があると判定された場合には、ステップS505に移行する。ステップS505では、CPU207から電源制御部210に対し、HDD206への電源供給の再開要求がなされる。
次に、ステップS506において、電源制御部210からHDD206への電源供給が行われる。次に、ステップS507において、起動されたHDD206を利用してハードディスクスプール処理が行われる。
ここで、ハードディスクスプール処理とは、ネットワーク制御部222がホストコンピュータ101から受信した印刷データをRAM208へ一時的に記憶させつつ、HDD206へ更に転送して記憶させる処理をいう。RAM208の記憶容量はHDD206の記憶容量よりも小さいので、ハードディスクスプール処理を実行することにより、RAM208に格納できないサイズの印刷データをHDD206に格納することができる。次に、ステップS508に移行して、プリンタエンジン204にて印刷処理が実行される。このように、ステップS507を経てステップS508で実行する印刷処理をハードディスクスプール印刷モードという。
一方、ステップS504において、HDD206の起動が必要ないと判定された場合は(ステップS504において「NO」)、HDD206を起動せずに、ステップS508に移行して印刷処理を行う。ここで、ステップS504からステップS508へ移行することによって実行される印刷処理は、HDD206を使用しない処理なので前述のハードディスクスプール処理とは異なる。具体的には、HDD206を利用することなくRAM208のみを利用して印刷処理を実行する。まず、ネットワーク制御部222がホストコンピュータから受信した印刷データをRAM208へ一時的に記憶させる。そして、その後にRAM208に記憶された印刷データをエンジン制御部205を介してプリンタエンジン204へ送信する。次に、ステップS508に移行して、プリンタエンジン204にて印刷処理が実行される。このように、ステップS507を経ることなくステップS508で実行する印刷処理をメモリスプール印刷モードという。
以上のようにして、省電力モードであっても印刷要求があれば省電力モードから復帰して印刷処理を行うことができる。なお、印刷処理の後は、図4のフローチャートに従い、画像形成装置100が省電力モードに移行するための条件を満たせば、再度省電力モードに移行することとなる。このとき、上記のステップS504においてHDD206を起動する必要がないと判定され、HDD206を起動していない場合は、ハードディスク保護時間をとる必要がない。よって、スリープ移行時間が経過すれば直ちに省電力モードに移行できる点で、省電力機能を有効に活用することができる。
なお、図5では、印刷データを受信した場合に、HDD206以外の管理対象モジュール220に電源供給を行い、CPU207においてHDD206に電源供給を行うか否かを判定した。しかし、これに限らず、ネットワーク制御部212においてHDD206を含めて電源供給を行うか否かを判定しても良い。その場合には、ネットワーク制御部212から電源制御部210への復帰要求は、HDD206を含めたものと、HDD206を除いたものとの二通りの形態をとることとなる。
次に、図5のステップS504における判定処理の詳細を、図6のフローチャートを参照して説明する。
図6において、ステップS601では、受信した印刷データのプロトコルタイプを調べて、HDD206におけるスプールが必要か否かが判定される。ここで、スプールが必要か否かは、印刷データがスプールが必要なプロトコルに基づくものかにより判定することができる。このプロトコルには、例えばSMB(Server Message Block)プロトコルがある。もし、スプールが必要と判定されれば(ステップS601において「YES」)、ステップS605に移行する。一方、スプールが不要と判定されれば(ステップS601において「NO」)、ステップS602に移行する。
ステップS602では、印刷処理を要求したアプリケーション側でスプール処理が指定されたか否かが判定される。ここで、ホストコンピュータ101や102のユーザは、電子文書等の印刷指示を行う際に、HDD206を起動して印刷するか否かを設定することができる。その際、ホストコンピュータ101や102のディスプレイに表示される画面の一例を図7に示す。
図7において、画面700上には、701のように「省電力中の印刷について」といった設定内容の説明表示がなされる。また、設定項目として、「ハードディスクスプール印刷モード」702又は「メモリスプール印刷モード」703のいずれか一方を選択することができる。いずれか一方が選択されると、もう一方の選択肢はグレーアウトされる。また、選択内容は、保存ボタン704の操作により有効となる。
ホストコンピュータ101や102から、画像形成装置100へ送信される印刷データには、画面700における印刷モードの設定内容が含まれることとなる。即ち、「ハードディスクスプール印刷モード」、或いは、「メモリスプール印刷モード」を示す設定値が含まれる。
図6に戻り、ステップS602では、印刷データが「ハードディスクスプール印刷モード」を示す設定値を含む場合には、ハートディスクスプール処理が指定されたと判定され(ステップS602において「YES」)、ステップS605に移行する。一方、印刷データが「メモリスプール印刷モード」を示す設定を含む場合には、該指定がされていないと判定され(ステップS602において「NO」)、ステップS603に移行する。
ステップS603では、印刷データの形式に基づいて、ハードディスクスプール処理が必要か否かが判定される。ここでハードディスクスプール処理が必要とされるデータ形式は、例えばPS(Post Script)、PDF(Portable Document Format)、一部のTIFFなどが含まれる。もし、ハードディスクスプール処理が必要とされるデータ形式と判定された場合には(ステップS603において「YES」)、ステップS605に移行する。一方、ハードディスクスプール処理が必要なデータ形式と判定されなかった場合には(ステップS603において「NO」)、ステップS604に移行する。
ステップS604では、HDD206を起動する必要がないとの判定結果が得られる。また、ステップS605では、HDD206を起動する必要があるとの判定結果が得られる。以上により、ステップS504における判定を行うことができ、ステップS604又はS605における判定結果に従い、ステップS505又はステップS508に移行することとなる。
以上のように、本実施形態に対応する画像形成装置によれば、省電力モードにおいて受信した印刷データにつき、ハードディスクを起動する必要があるか否かを判定し、該判定結果に従ってハードディスクへの電源供給を制御する。即ち、ハードディスクを起動せずに印刷処理が可能な場合には、ハードディスクスプール処理なしで印刷処理を行うことができる。省電力モードからの復帰に際しハードディスクを起動しないことで、印刷処理後ハードディスク保護時間に関係なく迅速に再び省電力モードに移行することができ、省電力機能を有効に活用することができる。また、ハードディスクの電源のON/OFFの頻度を抑えられるので、ハードディスクの寿命の短縮化を効果的に防止できる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について以下に説明する。本実施形態におけるシステム構成及び画像形成装置の構成は図1及び図2に示したものと同様である。また、印刷処理の流れも図5に示したものとほぼ同様であるが、図8に示すように、本実施形態に対応する処理ステップが実行される。
図8は本実施形態に対応する印刷データ受信時の処理の一例を示すフローチャートである。図8において、図5と同様の処理を行うステップについては共通する参照番号を付すこととし、これらの詳細な説明は省略する。図8において、ステップS501において印刷データを受信した後、ステップS801において、画像形成装置100が省電力モードにあるか否かを判定する。この判定は、ネットワーク制御部212或いはNVRAM209に保存された設定値に基づいて行われるもので、設定値が省電力モードを示す値であれば(ステップS801において「YES」)、ステップS502に移行する。
一方、設定値が通常動作モードを示す値であれば(ステップS801において「NO」)、ステップS802に移行する。ステップS802では、既に起動されているCPU207がHDD206も起動されているか否かを判定する。もし、HDD206が起動されていないと判定された場合には(ステップS802において「NO」)、ステップS803に移行する。ステップS803では、HDD206を起動する必要があるか否かが判定される。一方、HDDが起動されていると判定された場合には(ステップS802において「YES」)、ステップS507に移行して、受信した印刷データのハードディスクスプール処理が行われる。
次に、本実施形態に対応するステップS803における判定処理の一例を、図9を参照して説明する。図9において、図6と同様の処理を行うステップについては共通する参照番号を付すこととし、これらの詳細な説明は省略する。図9において、ステップS603において受信した印刷データがスプール処理が必要なデータ形式でないと判定された後、ステップS901に移行する。ステップS901では、図8及び図9において処理対象となっている印刷データ以外に、既に別のホストコンピュータ101等又は別のアプリケーションから印刷データを受信し、HDD206を起動せずに印刷処理を行っているか否かが判定される。もし、そのような印刷処理が行われていないと判定された場合には(ステップS901において「NO」)、ステップS604に移行する。一方、そのような印刷処理が行われている場合には(ステップS901において「YES」)、ステップS605に移行する。
このように本実施形態では、省電力モードにおいて複数の印刷データを受信し印刷処理する場合には、プロトコルやユーザ指定、或いはデータ形式に関わらず、HDD206を起動してハードディスクスプール処理を行うこととしている。これにより、ネットワークトラフィックの防止やアプリケーションの開放を速めることが可能となる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態におけるシステム構成及び画像形成装置の構成は図1及び図2に示したものと同様である。また、印刷処理の流れも図8に示したものと同様である。但し、ステップS803における判定処理は、後述するように図10に示すようなフローチャートに従って実行される点で第2の実施形態とは異なる。
本実施形態では、CPU207がHDD206の電源がON/OFFされた回数、即ち、HDD206の起動及び停止に関する回数をカウントしておく機能を備える。例えば、CPU207は、HDD206の電源供給が停止され省電力モードに移行する際に、NVRAM209に保存されているHDD206の回数値を読み出し、値を"1"更新して、NVRAM209に上書きして保存する。
この回数値は、例えば1日単位で初期化されるように設定され、画像形成装置100のユーザは、1日のHDD206電源ON/OFFの回数の限度を予め設定しておくことができる。
ユーザにより設定された限度を超えて電源ON/OFFが行われることとなる場合は、なるべくHDD206を起動しないように制御する。これにより、HDD206に対する電源供給がON/OFFされる頻度を抑えてハードディスクの寿命の短縮化を防ぐことが可能となる。
本実施形態に対応するステップS803における判定処理の一例を、図10を参照して以下に説明する。図10において、図6及び図9と同様の処理を行うステップについては共通する参照番号を付すこととし、これらの詳細な説明は省略する。図10において、ステップS901において、他の印刷データを受信し印刷処理を行っていると判定された場合は、ステップS1001に移行する。
ステップS1001において、予め設定されたHDD206のON/OFF回数の限度数と、NVRAM209に保存されている回数値とを比較する。比較の結果、もし回数値が限度数以上の場合には(ステップS1001において「YES」)、ステップS604に移行する。一方、もし回数値が限度数を下回る場合には(ステップS1001において「NO」)、ステップS605に移行する。
このように本実施形態では、所定回数を超えてハードディスクの電源がON/OFFされる場合には、HDD206に対する電源供給を再開しなくても処理可能な印刷データについては、他の印刷データの受信状況に関わらずハードディスクを起動しない。これにより、HDD206に対する電源供給のON/OFFの頻度を更に抑えて、ハードディスクの寿命の短縮化を効果的に防止できる。
[第4実施形態]
次に、第4の実施形態について説明する。本実施形態におけるシステム構成及び画像形成装置の構成は図1及び図2に示したものと同様である。また、印刷処理の流れも図5又は図8に示したものと同様である。但し、本実施形態では、HDD206において印刷に関する履歴情報(ジョブログ、プリントログ等)が管理される点に特徴がある。この履歴情報の一例は図13に示すようになる。
図13において、印刷に関する履歴情報1300には、印刷指示を行ったユーザ名1301、ジョブ名1302、データフォーマット1303、ページ数1304及び印刷時間1305が含まれる。このような履歴情報1300は、印刷処理後にHDD206内に保存される。
以下、省電力モードでHDD206への電源供給が停止されている場合に行われた印刷処理に基づく履歴情報を管理する処理の一例を、図11を参照して説明する。図11において、ステップS1101では図5や図8に示したように、省電力モードから復帰する際にHDD206を起動しないままに印刷処理が行われる。続くステップS1102では、CPU207において、ステップS1101において実行された印刷処理に関する履歴情報をNVRAM209に保存した場合に、NVRAM209のバッファ領域がオーバーフローするか否かが判定される。もし、オーバーフローすると判定された場合には(ステップS1102において「YES」)、ステップS1103に移行する。一方、オーバーフローしないと判定された場合には(ステップS1102において「NO」)、ステップS1106に移行する。ステップS1106では、該履歴情報がNVRAM209に保存される。
ステップS1103では、CPU207の指示に従い電源制御部210からHDD206に電源供給が行われ、HDD206が起動される。続くステップS1104では、CPU207の制御により、NVRAM209に保存されていた履歴情報と、ステップS1101における印刷処理に基づく履歴情報とが、HDD206に格納される。ステップS1105では、CPU207の制御により、NVRAM209に保存されていた履歴情報が消去される。
このようにして、ハードディスクに印刷に関する履歴情報を格納しておく場合でも、省電力モード時に書込可能なNVRAM209を利用して履歴情報をバッファしておくことができる。また、バッファ容量が不足する場合にのみハードディスクを起動して、蓄積された履歴情報をまとめて書き込むことができる。これにより、省電力モードからの復帰時にハードディスクのスリープ状態を維持しても、履歴情報の管理を継続することが可能となる。
また、HDD206が省電力モードから復帰した場合に行われる履歴情報を管理する処理の一例を、図12を参照して説明する。図12において、ステップS1201では、省電力モードにあるHDD206が、画像形成装置100本体の電源ボタン操作や、所定のデータ形式の印刷データを受信したなどの理由で電源供給され、通常動作モードに復帰する。続くステップS1202では、CPU207によりNVRAM209に印刷に関する履歴情報が格納されているかが判定される。もし、履歴情報が格納されていると判定された場合には(ステップS1202において「YES」)、ステップS1203に移行する。一方、そのような履歴情報が格納されていない場合には、本処理を終了する。
ステップS1203では、CPU207の制御に従い、NVRAM209に保存されている履歴情報が、HDD206に格納される。続いてステップS1204では、CPU207の制御に従いNVRAM209に保存されていた履歴情報が消去され、本処理を終了する。
これによりNVRAM209に保存された履歴情報が適宜HDD206に移動されるので、HDD206がスリープ状態にある場合に、バッファ容量が不足する可能性を低減させることができる。よって、省電力モード中にハードディスクを不必要に起動することなく、効率的に印刷履歴情報を管理することができる。
[第5実施形態]
次に、第5の実施形態について説明する。本実施形態にシステム構成及び画像形成装置の構成は図1及び図2に示したものと同様である。また、印刷処理の流れも図5又は図8に示したものと同様である。ただし、本実施形態では、図5のステップS504の判定の具体的処理が、第1の実施形態の図6とは異なる。第5の実施形態における画像形成装置100は、ホストコンピュータから受信した印刷データのデータサイズにより、HDD206を起動するか否かを切り換える点に特徴がある。
前述したように印刷処理の流れは図5又は図8と同様であるので説明を省略する。以下では、図14を用いて、図5におけるステップS504の処理について詳細に説明する。図14において、図6と同様の処理を行うステップについては共通する参照番号を付すこととし、これらの詳細な説明は省略する。
ステップS603の判定で、スプール処理が必要なデータ形式でないと判定された後、ステップS1401において、ステップS501で受信した印刷データのデータサイズが所定データサイズ以下であるかどうかが判定される。もし、所定データサイズ以下であれば(ステップS1401において「NO」)、ステップS604へ進む。一方、所定データサイズより大きければ(ステップS1401において「YES」)、ステップS605へ進む。
ここで、所定データサイズとは、印刷データをRAM208へ蓄積するために十分なデータサイズであれば良い。例えば125MByte等の一定のデータサイズとすればよい。また、RAM208の現在の空き容量としても良い。
このように本実施形態の画像形成装置100は、印刷データが所定データサイズ以下である場合には、電源供給がされていないHDD206への電源供給を再開することなく、RAM208のみを用いて印刷処理を実行することができる。これにより、ハードディスクの電源のON/OFFの頻度を更に抑えて、ハードディスクの寿命の短縮化を効果的に防止できる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムに供給し、そのシステムがプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現し、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれる。
さらに、以下の形態で実現しても構わない。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行って、前述した機能が実現される場合も含まれる。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の実施形態に対応する印刷システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応するソフトウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に対応する省電力モードへの移行処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に対応する省電力モード時の印刷処理の一例を示すフローチャートである。 図5のフローチャートのステップS504における判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に対応する、省電力モード中の印刷設定を行うための画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に対応する省電力モード時の印刷処理の一例を示すフローチャートである。 図8のフローチャートのステップS803における判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に対応する、図8のフローチャートのステップS803における判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に対応する履歴情報を管理するための処理の一例に対応するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に対応する履歴情報を管理するための処理の他の一例に対応するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に対応する履歴情報の一例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に対応する判定処理の一例を示すフローチャートである。

Claims (16)

  1. ネットワークを介して外部装置から印刷データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記印刷データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された前記印刷データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段又は前記第2の記憶手段に記憶された前記印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷手段と前記第2の記憶手段とを含む複数のモジュールに対する電源供給を制御する電源制御手段と、
    前記電源制御手段により前記複数のモジュールへの電源供給が停止されている場合に、前記受信手段による前記印刷データの受信を監視する監視手段と、
    前記監視手段により前記印刷データの受信が確認された場合に、前記第2の記憶手段に対する電源供給を再開して前記第2の記憶手段を用いた印刷処理を行う第1印刷モードと、前記第2の記憶手段に対する電源供給を再開することなく前記第1の記憶手段を用いた印刷処理を行う第2印刷モードのいずれの印刷モードにて印刷処理を実行するかを判定する判定手段とを備え、
    前記電源制御手段は、前記判定手段が前記第1印刷モードにて印刷処理を実行すると判定した場合は前記監視手段により前記印刷データの受信が確認されたことに応じて前記第2の記憶手段及び前記印刷手段への電源供給を再開させ、前記判定手段が前記第2印刷モードにて印刷処理を実行すると判定した場合は前記監視手段により前記印刷データの受信が確認されたことに応じて前記第2の記憶手段への電源供給を再開することなく前記印刷手段への電源供給を再開させることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記判定手段は、受信した前記印刷データの少なくともプロトコルタイプ及びデータ形式のいずれかに基づいて前記判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記判定手段は、前記第1印刷モードで印刷処理を実行するか前記第2印刷モードで印刷処理を実行するかの設定が、受信した前記印刷データに含まれる場合に、前記設定に基づいて前記判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記第2の記憶手段を除く前記複数のモジュールに対して電源供給が行われている場合に、前記監視手段により前記印刷データの受信が更に確認された場合に、
    前記判定手段は、前記第1印刷モードにて印刷処理を実行するとの判定を行い、前記電源制御手段は、前記第2の記憶手段に対する電源供給を再開することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記第2の記憶手段に対する電源供給状態の変化に関する回数を保存する保存手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記監視手段により前記印刷データの受信が更に確認された場合であって前記保存手段に保存された回数が予め定められた限度数以上の場合には、前記第2印刷モードにて印刷処理を実行すると判定することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記電源制御手段により前記第2の記憶手段を除く前記複数のモジュールに対して電源供給が行われ、前記印刷手段による印刷が行われた場合に、該印刷手段による印刷についての履歴情報を保持する保持手段と、
    前記保持手段において、新たな履歴情報を保持するための容量が不足するか否かを判定する容量判定手段とを備え、
    前記容量判定手段により、容量が不足すると判定された場合に、前記電源制御手段は前記第2の記憶手段に対する電源供給を行い、前記保持手段に保持された前記履歴情報及び前記新たな履歴情報が前記第2の記憶手段に格納され、前記保持手段における前記履歴情報が削除されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 電源供給が停止されていた前記第2の記憶手段に、前記電源制御手段より電源供給が行われた場合に、前記保持手段に前記履歴情報が保持されているか否かを判定する履歴情報判定手段を更に備え、
    前記履歴情報が前記保持手段に保持されていると判定された場合に、該履歴情報は前記第2の記憶手段に格納された後、前記保持手段から削除されることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記複数のモジュールには、前記第2の記憶手段及び前記印刷手段の他に、少なくとも前記画像形成装置の全体的な制御を行う制御手段及び画像情報を読み取る読取手段のいずれかが含まれることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の印刷装置。
  9. 前記画像形成装置のユーザからの操作入力を受け付ける入力受付手段と、
    少なくとも前記外部装置からの印刷データの受信せず、かつ、前記入力受付手段における操作入力を受け付けない期間を計測する計時手段とを更に備え、
    前記電源制御手段は、
    前記第2の記憶手段を含む前記複数のモジュールに対する電源供給を行っている場合に、前記計時手段の計時結果が、前記第2の記憶手段を保護するための第1の時間を経過した場合に、前記第2の記憶手段を含めた前記複数のモジュールに対する電源供給を停止し、
    前記第2の記憶手段を除く前記複数のモジュールに対する電源供給を行っている場合に、前記計時手段の計時結果が、前記第1の時間よりも短い、予め設定された第2の時間を経過した場合に、前記第2の記憶手段を除く前記複数のモジュールに対する電源供給を停止することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の印刷装置。
  10. 前記判定手段は、受信した前記印刷データのデータサイズが所定データサイズ以下である場合は前記第1印刷モードにて印刷処理を実行すると判定し、受信した前記印刷データのデータサイズが所定データサイズより大きい場合は前記第2印刷モードにて印刷処理を実行すると判定することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の印刷装置。
  11. 前記第1の記憶手段の記憶容量は、前記第2の記憶手段の記憶容量より少ないことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の印刷装置。
  12. 前記第1の記憶手段は揮発性の記憶手段であり、前記第2の記憶手段は不揮発性の記憶手段であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の印刷装置。
  13. 前記第2の記憶手段は、ハードディスクであることを特徴とする請求項12に記載の印刷装置。
  14. ネットワークを介して外部装置から印刷データを受信する受信工程と、
    前記受信工程にて受信した前記印刷データを第1記憶部に記憶する第1記憶工程と、
    前記第1記憶部に記憶された前記印刷データを第2記憶部に記憶する第2記憶工程と、
    前記第1記憶部又は前記第2記憶部に記憶された前記印刷データに基づいて印刷部にて印刷処理を実行する印刷工程と、
    前記印刷部及び前記第2記憶部を含む複数のモジュールへの電源供給が停止されている場合に、前記受信工程における前記印刷データの受信を監視する監視工程と、
    前記監視工程において前記印刷データの受信が確認された場合に、前記第2記憶部に対する電源供給を再開して前記第2記憶部を用いた印刷処理を行う第1印刷モードと、前記第2記憶部に対する電源供給を再開することなく前記第1記憶部を用いた印刷処理を行う第2印刷モードのいずれの印刷モードにて印刷処理を実行するかを判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記第1印刷モードにて印刷処理を実行すると判定した場合、前記監視工程により前記印刷データの受信が確認されたことに応じて前記第2記憶部及び前記印刷部への電源供給を再開させ、前記判定工程において前記第2印刷モードにて印刷処理を実行すると判定した場合、前記監視工程により前記印刷データの受信が確認されたことに応じて前記第2記憶部への電源供給を再開することなく前記印刷部への電源供給を再開させる電源供給工程と
    を備えることを特徴とする印刷方法。
  15. 請求項14に記載の印刷方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  16. 請求項15に記載のコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010197670A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置およびプログラム
WO2011111739A1 (ja) * 2010-03-10 2011-09-15 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP2012109939A (ja) * 2010-10-29 2012-06-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、省電力復帰制御方法、省電力復帰制御プログラム及び記録媒体

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