JP2007135243A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、本体フレーム側の取付部の平面度が十分に保たれていない場合であっても、簡単な構成で、光学フレームにおける歪みの発生を効果的に回避できるとともに、箱状構造体の重量の軽量化とコストの低減を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 画像形成装置本体側フレーム16の上面16aの左右両端には、画像読取部12を支持する取付台35、36が設けられており、取付台35の前端部35aには、調整部材37が設けられている。調整部材37は、その高さを調整することができ、これにより、取付台35の前端部35aの高さを調整する。当該調整を行った後、画像読取部12を、支持部材17b〜17eが形成された光学フレーム17の底面17a側から取付台35、36に載置し、画像読取部12を本体側フレーム16に装着する。
【選択図】 図3
【解決手段】 画像形成装置本体側フレーム16の上面16aの左右両端には、画像読取部12を支持する取付台35、36が設けられており、取付台35の前端部35aには、調整部材37が設けられている。調整部材37は、その高さを調整することができ、これにより、取付台35の前端部35aの高さを調整する。当該調整を行った後、画像読取部12を、支持部材17b〜17eが形成された光学フレーム17の底面17a側から取付台35、36に載置し、画像読取部12を本体側フレーム16に装着する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、デジタル複写機、イメージスキャナ、ファクシミリ等の高画質が要求される画像形成装置に関するものであって、光源、ミラー等を有する箱状構造体からなる光学フレームと画像形成装置本体の装着機構に関する。
画像形成装置に装着される画像読取装置は、一般に、光源、ミラー等を有する光学系キャリッジを有し、この光学系キャリッジを箱状構造体である光学フレーム内で副走査方向に移動させることにより、CCD等の撮像素子で原稿の画像を読み取る構成となっている。又、この箱状構造体は、内部で光学系キャリッジを移動させるために空洞状になっている。従って、箱状構造体である光学フレーム内の空間には、当該箱状構造体の機械的強度、及び剛性を確保するための補強部材を配置することはできず、箱状構造体の周囲で機械的強度や剛性を確保する構造にせざるを得ない。
ここで、箱状構造体の周囲のみで、これらの機械的強度や剛性を確保するためには、構造上の工夫を施す必要があるが、従来の構造では機械的強度や剛性が不足がちになっていた。
又、光学フレームを画像形成装置本体側に装着する際に、本体フレーム側の取付部の平面度が十分に保たれていないと、光学フレームに歪みが発生しやすくなる。ここで、光学系キャリッジは、光学フレーム内で副走査方向に移動する際に、当該光学フレーム内に敷設されたレール上面を移動するため、光学フレームに歪みが生じると、光学系キャリッジを案内するレール面も歪んでしまい、読み取り画像信号の精度に影響が生じる。その結果、当該画像信号に基づいて形成される画像の品質に悪影響を及ぼしてしまう。
ここで、これらの問題点を解決するために、例えば、箱状構造体の構成部材である当該箱状構造体の側板と、当該側板と直交する方向に結合されるステーとをパイプ状に形成し、光学フレームの剛性を高めた画像読取装置が開示されている。この画像読取装置においては、箱状構造体の外部からの負荷に対する抵抗力を大きくして箱状構造体の剛性を向上させているため、本体フレーム側の取付部の平面度が十分に担保されていない場合であっても、光学フレームにおける歪みの発生を効果的に回避でき、結果として、読み取り画像信号の精度を高めるとともに、当該画像信号に基づいて形成される画像の品質を向上させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−112700号公報(第3−4頁、第1−5図)
しかし、上述の画像読取装置においては、箱状構造体の剛性を向上させることはできるものの、パイプ状に形成された特殊な構成部材を設けなければならないため、箱状構造体の構成が複雑になり、箱状構造体の重量が増すとともにコストが高くなるという問題があった。又、これらの特殊部材をスポット溶接により結合しなければならないため、製造工程が煩雑になるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決し、本体フレーム側の取付部の平面度が十分に保たれていない場合であっても、簡単な構成で、光学フレームにおける歪みの発生を効果的に回避できるとともに、箱状構造体の重量の軽量化とコストの低減を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光源、ミラー等を有する光学系ユニットが箱状構造体からなる光学フレーム内を副走査方向に移動することにより原稿の読み取りを行う画像読取部が装着される画像形成装置において、画像読取部が装着される画像形成装置本体側フレームには、光学フレームを支持する取付部が設けられており、取付部には、取付部の少なくとも1ヶ所の高さを調整するための調整手段が設けられていることを特徴とする。
又、本発明においては、光源、ミラー等を有する光学系ユニットが箱状構造体からなる光学フレーム内を副走査方向に移動して原稿の読み取りを行う画像読取部が装着される画像形成装置において、画像読取部が装着される画像形成装置本体側フレームには、光学フレームを支持する取付部が設けられており、取付部を光学フレームと略平行にスライドさせることにより、取付部の高さを調整することを特徴とする。
この場合、光学フレームに形成された支持部材と当接する取付部の面を階段状に形成し、取付部の高さを段階的に調整可能となるようにすることができる。
以上、説明した様に、本発明によれば、画像読取部を本体側フレームに装着するにあたり、本体側フレームに設けられた取付台の平面度が十分に保たれていない状態であっても、光学フレームの取付面の平面度を確保することができるため、光学フレームにおける歪みの発生を回避することができるようになる。従って、原稿の画像情報を精度良く読み取るとともに、当該画像信号に基づいて形成される画像の品質を担保することが可能になる。
又、本実施形態においては、箱状構造体である光学フレームの剛性を向上させるための特殊な構成部材を設ける必要がないため、簡単な構成で、光学フレームの重量の軽量化とコストの低減を図ることができ、又、光学フレームの構造が簡素になるため、製造工程が簡易になる。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
図1に示す様に、この画像形成装置1は、反転現像により画像形成を行う複写機であって、大きくは、一方向(図中のA方向)に回転する感光体ドラム2、用紙を収納した複数の給紙カセット3、これら給紙カセット3の各端部上方に配設され感光体ドラム2に向けて用紙を供給する給紙ユニット4、感光体ドラム2に対向するとともに、当該感光体ドラム2の上記回転方向に沿って配設された帯電ユニット5、現像ユニット6、転写ユニット7、及びクリーニングユニット8、その転写ユニット7から用紙を受け入れる定着ユニット9、この定着ユニット9から用紙を受け入れ画像形成装置1の外部に用紙を排出する排出部10、画像形成装置1の上部に配設され複写原稿を搬送する原稿搬送部11、この原稿搬送部11の下部に配設され複写原稿の画像を読み取る画像読取部12から構成される。
この様な構成のもとで、複写原稿は原稿搬送部11により画像読取部12に搬送されて、この画像読取部12によりその複写原稿の画像が読み取られ、これとともに感光体ドラム2の表面は帯電ユニット5により一様に帯電させられる。次いで、画像読取部12によって読み取られた画像に基づく光が、不図示の光学部により感光体ドラム2の表面に照射されてその画像の静電潜像が形成され、その後、現像ユニット6によりその静電潜像にトナーを付着させトナー像が形成される。
更に、給紙カセット3に収納された用紙は、給紙ユニット4により用紙供給経路21を経由して感光体ドラム2と転写ユニット7との間に供給され、次いで、この転写ユニット7により感光体ドラム2からトナー像が用紙上に引き寄せられて転写される。その後、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム2から分離されて、用紙搬送経路22を経由して定着ユニット9に搬送され、この定着ユニット9によりそのトナー像が転写紙上に定着される。
一方、転写ユニット7によるトナー像転写後、感光体ドラム2の表面に残留するトナーは、クリーニングユニット8により完全に除去される。そして、残留トナーが除去された感光体ドラム2は、複数のLED等で構成された不図示の除電部によりその表面の残留電荷が除去され、帯電ユニット5に至る。
用紙搬出経路23内で、定着ユニット9の直後には、第1の分岐爪13が設けられている。この第1の分岐爪13は、図示しないソレノイド等により連結されており、当該ソレノイドの作動又は非作動により第1の分岐爪13を制御することにより、用紙の搬送経路を切り換えている。即ち、トナー像が定着された転写紙をそのまま用紙搬出経路23に沿って、排出部10により画像形成装置1の外部に排出させるか、第1の分岐爪13の下方に設けられた反転経路15に向かって搬送させるかを、当該第1の分岐爪13で切り換えている。
反転経路15には、搬送ローラ54とガイドローラ54aが設けられており、反転経路15の搬送方向下流側には、トナー像が定着された転写紙を搬送経路に沿って反転搬送する両面ユニット14が設けられている。又、両面ユニット14は、転写紙の反転搬送を行うための反転ローラ50、及びガイドローラ50aを備えている。
反転ローラ50、及びガイドローラ50aにより反転搬送された転写紙は、第2の分岐爪24により、両面ユニット14の搬送方向下流側の第1の返送経路25、又は第2の返送経路26のいずれかに分岐される。尚、第2の分岐爪24の切り替えは、第1の分岐爪13と同様に、図示しないソレノイド等により行われる。
図1に示す様に、第2の返送経路26は、用紙搬出経路23に通じているため、用紙の表面のみに印刷をし、当該印刷された面を裏にして(印刷された面と反対の面を表にして)排出したい場合は、定着ユニット9を出た転写紙が反転経路15から両面ユニット14を経て、第2の返送経路26を通過し、用紙搬出経路23へ戻ってくる様に、第1、及び第2の分岐爪13、24を作動させる。
一方、第1の返送経路25は、用紙供給経路21に通じているため、用紙の両面に印刷をしたい場合は、定着ユニット9を出た転写紙が反転経路15から両面ユニット14に設けられた第1の返送経路25を通過し、給紙ユニット4を経由して、用紙供給経路21に戻ってくる様に、第1、及び第2の分岐爪13、24を作動させる。用紙供給経路21に戻ってきた用紙は、再度、感光体ドラム2と転写ユニット7との間に供給され、次いで、この転写ユニット7により感光体ドラム2からトナー像が用紙裏面上に引き寄せられて転写される。その後、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム2から分離されて、用紙搬送経路22を経由して定着ユニット9に搬送され、この定着ユニット9によりそのトナー像が用紙裏面上に定着される。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における画像読取部の全体構成を示す概略図である。画像読取部12において、箱状構造体からなる光学フレーム17の上面には原稿台ガラス18が設けられており、光学フレーム17の内部には、原稿台ガラス18上に置かれた原稿19に光を照射して原稿を照明する光源20と、原稿19により反射された照射光を90度方向に反射する第1ミラー27とから構成される第1光学系ユニット28と、第1ミラー27による反射光を90度方向に反射する第2ミラー29と、第2ミラー29による反射光を更に90度方向に反射する第3ミラー30とから構成される第2光学系ユニット31が設けられている。
又、光学フレーム17の内部には、結像レンズ32と、CCD34が搭載されたCCDユニット33が設けられており、第3ミラー30により反射された原稿19からの反射光は、CCD34に対面して設けられた結像レンズ32により収束され、当該結像レンズ32を介してCCD34に入射し、当該CCD34上に結像される。
ここで、上記構成においては、結像レンズ32、及びCCD34は光学フレーム17に固定されているが、光源20が移動しても原稿側光路長が変化しないようにするために、光源20と第1ミラー27とから構成される第1光学ユニット28と、第2ミラー29と第3ミラー30とから構成される第2光学ユニット31は、各々、光学フレーム17内に敷設された図示しないレール上面を一定速度で移動可能となるように設けられており、これらの第1、第2光学系ユニット28、31が光学フレーム17内を副走査方向に移動することにより、原稿19の読み取りが行われる構成となっている。
次に、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における画像読取部の画像形成装置本体への装着機構について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における画像読取部が装着される画像形成装置本体側フレームの概略構成を示す斜視図であり、図4は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における画像読取部の外観構成を示す斜視図である。
図3に示す様に、画像形成装置本体側フレーム16の上面16aの左右両端には、画像読取部12を本体側フレーム16に装着する際に、当該画像読取部12を支持する取付台35、36が設けられており、取付台35の前端部35aには、調整部材37が設けられている。この調整部材は、例えば、ゴム等の弾性体や、樹脂により形成されている。一方、画像読取部12を構成する光学フレーム17の底面17aの4つの端部には、図4に示す様に、ゴム等の弾性体により形成された支持部材17b〜17eが形成されている。
画像読取部12を本体側フレーム16に装着する際には、図3に示す様に、画像読取部12を、支持部材17b〜17eが形成された光学フレーム17の底面17a側から取付台35、36に載置することにより、取付台35、36が光学フレーム17を支持する構成となっている。即ち、支持部材17b〜17eのうち、支持部材17bが取付台35の前端部35aに設けられた調整部材37と当接し、支持部材17cが取付台35の後端部35bと当接し、支持部材17dが取付台36の後端部36bと当接し、支持部材17eが取付台36の前端部36aと当接することにより、光学フレーム17が、取付台35、36により支持される構成となっている。
ここで、調整部材37は、上述の支持部材17bと当接する調整部材37が設けられた取付台35の前端部35aの高さを調整するためのものである。つまり、光学フレーム17は、取付台35の前端部35aと後端部35b、及び取付台36の前端部36aと後端部36bの4ヶ所により支持されるが、当該4ヶ所のうちの1ヶ所である取付台35の前端部35aの高さを調整するためのものである。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における調整部材の調整機構の具体例を説明するための斜視図である。図6に示す様に、調整部材37はネジ部38を有しており、当該ネジ部38は取付台35に形成されたネジ穴39に挿通されている。そして、調整部材37を図中の矢印40の方向に回転させ、調整部材37を上下方向(図中の矢印41の方向)に移動させることにより、調整部材37の高さを調整することができる構成となっている。即ち、本実施形態においては、この様な簡単な構成により、調整部材37の高さを調整できる構成となっている。
尚、画像読取部12を本体側フレーム16に装着するにあたり、取付面(つまり、前述の支持部材17b〜17eと当接する部分)の平面度を確保し、光学フレーム17における歪みの発生を回避する必要があるため、調整部材37の高さを適正な位置に調整する必要があるが、本実施形態においては、調整部材37の高さを調整する際に、所定の治具(不図示)を使用する。この治具には、例えば、ダイヤルゲージが設けられており、図2において説明した第1光学ユニット28と第2光学ユニット31が一定速度で移動する、光学フレーム17内に敷設されたレール上面の平行度を確認することができるようになっている。本実施形態においては、まず、当該治具による確認を行い、その後、調整部材37の高さを、前述の適正な位置に調整する。調整部材37の高さを適正な位置に調整した具体例として、図7に、調整部材37を図中の矢印42の方向に調整した状態を示す。
調整部材37の高さを適正な位置に調整した後、図8に示す様に、画像読取部12を本体側フレーム16に装着する。この場合も、図3において説明した様に、画像読取部12を、支持部材17b〜17eが形成された光学フレーム17の底面17a側から取付台35、36に載置することにより、光学フレーム17が取付台35、36に支持される。ここで、本実施形態においては、調整部材37の高さが前述の適正な位置に調整されているため、光学フレーム17における歪みの発生を回避するすることができることになる。
即ち、上記従来技術において説明した様に、本体側フレームに設けられた取付部の平面度が十分に保たれていない状態で、光学フレームを画像形成装置本体側に装着すると、光学フレームに歪みが発生しやすくなるが、本実施形態においては、取付台35に設けられた調整部材37の高さを調整し、光学フレーム17が支持される4ヶ所のうち、取付台35の前端部35aの高さを調整することにより、上述した取付面の平面度を確保することが可能になる。
従って、画像読取部12を本体側フレーム16に装着するにあたり、本体側フレーム16に設けられた取付台35、36の平面度が十分に保たれていない状態であっても、光学フレーム17の取付面の平面度を確保することができるため、光学フレーム17における歪みの発生を回避することができるようになる。その結果、光学フレーム17内に敷設されたレール上面の平行度を確保することができるため、第1光学ユニット28と第2光学ユニット31が当該レール上を適正に移動することができ、原稿19の画像情報を精度良く読み取るとともに、当該画像信号に基づいて形成される画像の品質を担保することが可能になる。
又、本実施形態においては、調整部材37を取付台35の前端部35aに設けるだけで良く、箱状構造体である光学フレーム17の剛性を向上させるための特殊な構成部材を設ける必要がないため、簡単な構成で、光学フレーム17の重量の軽量化とコストの低減を図ることができる。又、光学フレーム17の構造が簡素になるため、製造工程が簡易になる。
次に、図面を参照して、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における画像読取部の画像形成装置本体への装着機構について説明する。図9は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における画像読取部が装着される画像形成装置本体側フレームの概略構成を示す斜視図であり、図10は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における取付台の概略構成を示す側面図である。尚、上記第1の実施形態において既に説明したものについては、同一の符号を付し、ここでは詳しい説明を省略する。
図9に示す様に、本実施形態においては、画像形成装置本体側フレーム16の上面16aの左右両端のうちの一端側に取付台35が設けられている点は上記第1の実施形態と同様であるが、上面16aの他端側に、画像読取部12を本体側フレーム16に装着する際に、光学フレーム17を支持する取付台50と、当該取付台50に並列して、画像読取部12を支持する取付台51が別途設けられている点が異なる。この取付台51は、第1の実施形態において取付台35の前端部35aに設けられていた調整部材37に代替して設けられたものであり、例えば、ゴム等の弾性体や、樹脂により形成されている。又、図9に示す様に、取付台51は、その上面52が階段状(図9においては、4段階)に形成されており、上面52は、4つの面52a〜52dにより構成されている。又、図10に示す様に、これら4つの面52a〜52dは、同一のピッチA(例えば、0.1〜0.5mm)で形成されている。
画像読取部12を本体側フレーム16に装着する際には、画像読取部12を、支持部材17b〜17eが形成された光学フレーム17の底面17a側から取付台35、50、及び51に載置することにより、取付台35、50、及び51が光学フレーム17を支持する構成となっている。即ち、本実施形態においては、支持部材17b〜17eのうち、支持部材17bが取付台35の前端部35aと当接し、支持部材17cが取付台35の後端部35bと当接し、支持部材17dが取付台50の後端部50bと当接し、支持部材17eが取付台51の上面52と当接することにより、光学フレーム17が、取付台35、50、及び51により支持される構成となっている。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における取付台の概略構成を示す斜視図であり、図12は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における取付台の調整機構の具体例を説明するための上面図である。
図11、図12に示す様に、取付台51には、切り欠き部53が形成されており、当該切り欠き部53には、ネジ54が挿入されている。又、取付台51の底55には、切り欠き部53と比較し、幅と長さが短い切り欠き部56が形成されており、ネジ54を切り欠き部56、及び本体フレーム16側に形成されたネジ穴59(図10参照)に挿通することにより、取付台51は、図12の矢印57の方向に移動可能となる様に本体フレーム16に係止され、光学フレーム17(及び、本体フレーム16)と略平行にスライドさせることができる構成となっている(図9、図10参照)。
図13は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における取付台の高さを調整する前の状態を示す側面図であり、図14は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における取付台の高さを調整した後の状態を示す側面図である。
本実施形態においては、第1の実施形態とは異なり、取付台51の高さを適正な位置に調整する前に、画像読取部12を本体側フレーム16に装着する。この場合、図9において説明した様に、画像読取部12を、支持部材17b〜17eが形成された光学フレーム17の底面17a側から取付台35、50、及び51に載置することにより、取付台35、50、及び51が光学フレーム17を支持し、支持部材17eは取付台51の上面52(図13においては、面52a)と当接する。しかし、前述のごとく、取付台51の高さを適正な位置に調整する前に、画像読取部12を本体側フレーム16に装着するため、この段階では、図13に示す様に、支持部材17eと当接する取付台51の高さ(即ち、面52aの高さ)が、第1の実施形態において説明した、光学フレーム17の歪みの発生を回避するための適正な位置に調整されておらず、本体側フレーム16に設けられた取付部35、51の平面度が十分に保たれていない状態で、光学フレーム17を装着することになるため、図13に示す様に、光学フレーム17が斜行した状態にある。
ここで、本実施形態においては、上述のごとく、取付台51の上面52が4つの面52a〜52dにより階段状に形成されており、取付台51を光学フレーム17と略平行にスライドさせることができるため、取付台51の高さを段階的に調整することができる構成となっている。より具体的には、図13に示した状態から、取付台51を、矢印58の方向に光学フレーム17と略平行にスライドさせ、支持部材17eが当接する取付台51の面52aを、取付台35との平面度を確保することができる面52bへと変更することにより、取付台51の高さを適正な位置に調整することができる。
従って、本体側フレーム16に設けられた取付台35、50、及び51の平面度が十分に保たれていない状態で、画像読取部12を本体側フレーム16に装着した場合であっても、取付台35、50、及び51が光学フレーム17を支持した状態で、光学フレーム17の取付面の平面度を確保することができるため、第1の実施形態において説明した効果に加え、更に簡単な構成で、取付台51の高さを適正な位置に調整する作業を容易に行えるという効果がある。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各部の構造、形状等を適宜変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上記第1の実施形態においては、調整部材37を取付台35の前端部35aにのみ設ける構成としたが、この調整部材37は、上述した光学フレーム17を支持する取付台35、36の4ヶ所部分のうち、少なくとも1ヶ所の高さを調整する様に、取付台35、36に設けておけば良く、例えば、取付台35の前端部35aの代わりに後端部35bに取付部材37を設ける構成としても良く、又、図5に示す様に、光学フレーム17を支持する4ヶ所の高さを全て調整できる様に、取付台35の前端部35aと後端部35b、及び取付台36の前端部36aと後端部36bの4ヶ所に各々設ける構成としても良い。
又、調整部材37の高さを調整する際に、所定の冶具を使用せずに画像読取部12を本体フレームに装着後、調整部材37の高さを回転させながら調整しても良い。
又、調整部材37の高さを調整する際に、所定の冶具を使用せずに画像読取部12を本体フレームに装着後、調整部材37の高さを回転させながら調整しても良い。
又、第2の実施形態においては、1個の取付台51を、上面16aの他端側に、取付台50と並列して設ける構成としたが、この取付台51は、上述した光学フレーム17を支持する取付台35、50、51の4ヶ所部分のうち、少なくとも1ヶ所の高さを調整する様に、本体側フレーム16の上面16aに設けておけば良く、例えば、光学フレーム17を支持する4ヶ所の高さを全て調整できる様に、当該取付台51を取付台35、及び50に代替して本体側フレーム16の上面16aに設け、全体として複数個設ける構成としても良い。
又、第2の本実施形態においては、取付台51の上面52を4段階に形成しているが、当該上面を更に多段階に形成し、取付台51の高さの調整精度を向上させる構成としても良い。
1 画像形成装置
2 感光体ドラム
3 給紙カセット
4 給紙ユニット
5 帯電ユニット
6 現像ユニット
7 転写ユニット
8 クリーニングユニット
9 定着ユニット
12 画像読取部
16 本体側フレーム
17 光学フレーム
35、36 取付台
37 調整部材
50、51 取付台
52 取付台上面
53、56 切り欠き部
54 ネジ
2 感光体ドラム
3 給紙カセット
4 給紙ユニット
5 帯電ユニット
6 現像ユニット
7 転写ユニット
8 クリーニングユニット
9 定着ユニット
12 画像読取部
16 本体側フレーム
17 光学フレーム
35、36 取付台
37 調整部材
50、51 取付台
52 取付台上面
53、56 切り欠き部
54 ネジ
Claims (3)
- 光源、ミラー等を有する光学系ユニットが箱状構造体からなる光学フレーム内を副走査方向に移動することにより原稿の読み取りを行う画像読取部が装着される画像形成装置において、
前記画像読取部が装着される画像形成装置本体側フレームには、前記光学フレームを支持する取付部が設けられており、前記取付部には、前記取付部の少なくとも1ヶ所の高さを調整するための調整手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 光源、ミラー等を有する光学系ユニットが箱状構造体からなる光学フレーム内を副走査方向に移動して原稿の読み取りを行う画像読取部が装着される画像形成装置において、
前記画像読取部が装着される画像形成装置本体側フレームには、前記光学フレームを支持する取付部が設けられており、前記取付部を前記光学フレームと略平行にスライドさせることにより、前記取付部の高さを調整することを特徴とする画像形成装置。 - 前記光学フレームに形成された支持部材と当接する前記取付部の面が階段状に形成されており、前記取付部の高さが段階的に調整可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007030793A JP2007135243A (ja) | 2007-02-09 | 2007-02-09 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007030793A JP2007135243A (ja) | 2007-02-09 | 2007-02-09 | 画像形成装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003065998A Division JP2004274651A (ja) | 2003-03-12 | 2003-03-12 | 画像形成装置 |
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---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2007135243A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7937028B2 (en) | 2008-07-22 | 2011-05-03 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatuses having specialized toner structures and materials |
US8099017B2 (en) | 2008-02-28 | 2012-01-17 | Ricoh Company Ltd. | Frame structure and image forming apparatus |
-
2007
- 2007-02-09 JP JP2007030793A patent/JP2007135243A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8099017B2 (en) | 2008-02-28 | 2012-01-17 | Ricoh Company Ltd. | Frame structure and image forming apparatus |
US7937028B2 (en) | 2008-07-22 | 2011-05-03 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatuses having specialized toner structures and materials |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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