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JP2007199427A - 立体表示装置 - Google Patents

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JP2007199427A JP2006018234A JP2006018234A JP2007199427A JP 2007199427 A JP2007199427 A JP 2007199427A JP 2006018234 A JP2006018234 A JP 2006018234A JP 2006018234 A JP2006018234 A JP 2006018234A JP 2007199427 A JP2007199427 A JP 2007199427A
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Abstract

【課題】複数方向からの立体的な表示画像を視認できるようにする。
【解決手段】複数の平板状のEL表示パネル2,2,…が、奥行方向に沿って重ね合わされるように配置され、多数の画素が三次元的に配置され、かつ、各表示EL示パネル2は、透明絶縁基板と、透明絶縁基板上に形成された透明な発光層とを有し、発光層を挟持する両電極も透明であるので、物体等があたかも表示位置に存在するように、表裏に関係なく画像を表示することができ、例えば、表示装置の後方からも、表示対象物の背面を視認することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、立体表示装置に係り、例えば、発光素子として有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、EL(Electro Luminescence)素子という)を用いた立体表示装置に関する。
従来より、立体的映像を表示する立体表示装置としては、偏光眼鏡等を用いた方式の表示装置のほか、眼鏡なし方式の表示装置として、CRTや液晶ディスプレイ等を使用した裸眼立体ディスプレイや、例えば、半円筒状のレンズ群を配置したレンチキュラスクリーンを使用して映像を反射させることによって、画像を立体的に視覚させる表示装置が用いられている。
しかしながら、裸眼立体ディスプレイは、観察者の目の視差を利用して表示する方法をとっており、左目用の映像と右目用の映像をシャッタリングしているので、生理的な目の疲れが懸念されている。
また、例えば、レンチキュラスクリーンを用いた表示装置では、装置自体が大型となり、表示された画像が常に運動(回転又は微小な運動)していなければ、立体として認識できなかった。
このため、目の疲れ等を軽減し、静止画像も立体表示可能な方法として、複数の表示パネルを観察者の視線上に重ねて配置して、観察者に立体感を認識させる技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。また、表示素子としてEL素子を用い、例えば、異なる発光色の表示パネルを複数毎重ねて配置して一つの画面表示を行う技術が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2004−219484号公報 特開2004−361467号公報 特開2002−287668号公報
解決しようとする問題点は、上記従来技術では、予め定められた角度、すなわち、単一方向から表示画面を観察した際の視覚によって、立体的映像が視認できるようにしているため、別の方向からの観察が考慮されていないという点である。
すなわち、上記従来技術では、例えば、背面側から観察することは、考慮されていない。まして、任意の方向から視認することはできなかった。したがって、表示装置の適用範囲(分野)が限られてしまっていた。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、複数方向からの立体的な表示画像の視認が可能な立体表示装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の表示パネル体が積層されて、三次元画像を形成する立体表示装置に係り、上記各表示パネル体は、透光性の絶縁性基板の上に、透光性発光材料からなる複数の透光性の画素が二次元的に配列され、かつ、両面側から視認可能に構成され、上記複数の表示パネル体が積層されることで三次元画像を得る構成になされていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、長尺な可撓性表示パネル体が、長尺方向に向けてロール状に巻き上げられ又は折り重ねられて複数層に積層されて、三次元画像を形成する立体表示装置に係り、上記可撓性表示パネル体は、透光性の絶縁性基板の上に、透光性発光材料からなる複数の透光性の画素が二次元的に配列され、かつ、両面側から視認可能に構成され、上記可撓性表示パネル体が巻き上げられ又は折り重ねられて積層されることで三次元画像を得る構成になされていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の立体表示装置に係り、上記表示パネル体又は上記可撓性表示パネル体は、上記絶縁性基板の上に、第1の方向に沿って配列された複数のデータ電極と、上記第1の方向に略直交する第2の方向に沿って配列された複数の走査電極と、上記各データ電極と上記各走査電極との交点と1対1に対応した上記複数の画素とが形成されて構成され、上記各走査電極に走査信号が印加されると共に上記データ電極に該当する表示信号が印加されることにより、上記表示信号に対応する上記画素に電力が供給され、上記画素が発光することにより三次元表示画像を得ることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の立体表示装置に係り、上記画素は、上記透光性発光材料しての有機材料を含む電界発光層を有してなり、一対の透光性電極によって挟持されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1記載の立体表示装置に係り、上記絶縁性基板は、可撓性を有していることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の立体表示装置に係り、上記各表示パネル体は、略円筒状に形成され、動径方向に沿って、中心へ向かう任意の方向から表示画面が視認可能なように構成されていることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項5記載の立体表示装置に係り、上記表示パネル体が湾曲されて形成された曲面上に多数の上記画素が配置されていることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1に記載の立体表示装置に係り、表示対象物を、所定の回転軸の周りに所定角度回転させて表示させる表示切換制御手段を備えたことを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか1に記載の立体表示装置に係り、上記表示パネル体又は上記可撓性表示パネル体は、上記各データ電極に対応して上記第1の方向に沿って配列され、上記各画素に電力を供給するための複数の電源用電極を有してなり、上記各走査電極に走査信号が印加されると共に上記データ電極に該当する表示信号が印加されることにより、上記表示信号に対応する上記画素に、上記電源用電極から電力が供給され、上記画素が発光することにより三次元表示画像を得ることを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項9記載の立体表示装置に係り、上記表示パネル体又は上記可撓性表示パネル体は、上記絶縁性基板の上に形成され、上記画素と上記電源用電極との間に介在する第1のスイッチング素子と、上記走査電極と上記データ電極との交差部近傍に設けられ、上記表示信号を上記走査信号によりスイッチングして、上記第1のスイッチング素子をスイッチングさせて、対応する上記画素へ所定の電流を供給させるようにするための第2のスイッチング素子とを有してなることを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、請求項4乃至8のいずれか1に記載の立体表示装置に係り、上記画素は、延在方向が互いに交差し、共に透光性を有する帯状の第1の電極と第2の電極とによって、上記電界発光層が挟持された箇所に形成され、上記第1の電極と上記第2の電極とのうち一方の電極は、上記データ電極として用いられると共に上記各画素に電力を供給するための電源用電極として用いられ、他方の電極は、上記走査電極として用いられることを特徴としている。
この発明の立体表示装置の構成によれば、複数の表示パネル体又は可撓性表示パネル体が積層されて、複数の画素が三次元画像を形成し、各表示パネル体又は可撓性表示パネル体は、透光性の絶縁性基板と、絶縁性基板上に形成された透光性発光材料からなる画素とを有し、透光性発光材料を挟持する電極も透光性を有することによって、複数方向から立体的な表示画像を視認することができる。
複数の表示パネル体又は可撓性表示パネル体が積層されて、複数の画素が三次元画像を形成し、各表示パネル体又は可撓性表示パネル体は、透光性の絶縁性基板と、絶縁性基板上に形成された透光性発光材料からなる画素とを有し、透光性発光材料を挟持する電極も透光性を有することによって、複数方向から立体的な表示画像を視認するという目的を実現した。
図1は、この発明の第1の実施例である有機EL立体表示装置の概略構成を模式的に示す斜視図、図2は、同有機EL立体表示装置の電気的構成を示すブロック図、図3は、同有機EL立体表示装置のパネル駆動部の電気的構成を示すブロック図、図4は、同有機EL立体表示装置のEL表示パネルの構成を示す斜視図、図5は、同EL表示パネルの電気的構成を示す等価回路図、図6は、同EL表示パネルの発光素子の構成を示す断面図、図7及び図8は、同有機EL立体表示装置の動作を説明するための説明図、また、図9は、同有機EL立体表示装置の動作を説明するための斜視図である。
この例の有機EL立体表示装置1は、図1及び図2に示すように、複数(r(r:2以上の自然数)枚)の平板状のEL表示パネル2,2,…と、相隣るEL表示パネル2間(0≦k≦(r−1))に介挿された複数((r−1)枚)の透明樹脂又はガラス製の透明パネル3,3,…と、対応するEL表示パネル2,2,…を駆動するためのパネル駆動部4,4,…と、外部から供給される画像データに基づいて、対応する画像信号を生成する画像信号生成部5と、各パネル駆動部4を制御する表示制御部6とが、筐体7に収納され、又は取り付けられて概略構成されている。
なお、この有機EL立体表示装置1では、筐体7は、各EL表示パネル2及び各透明パネル3を立設状態でその上面に載置すると共に、内部に、装置の構成各部を制御するコントローラ及び表示制御部6を含む制御機器と、画像信号生成部5を含む映像信号処理部と、音響装置と、電源部、外部入力インタフェース部と、冷却装置とが格納された台座を兼ねる箱状の機器収納部8と、配置された各EL表示パネル2及び各透明パネル3の周側面部及び上部を覆う透明樹脂製又はガラス製の透明ケース体9とを有している。また、機器収納部8の上面(各EL表示パネル2及び各透明パネル3の載置面)には、黒色のマスク基板11が配置されている。
各EL表示パネル2は、図4及び図5に示すように、例えば、ガラス基板等の透明絶縁基板13に、発光素子14rijk(14gijk,14bijk)(0≦i≦(q−1),0≦j≦(p−1),0≦k≦(r−1))が、走査線Gjkと、データ線Drik(Dgik,Dbik)及び電流供給線Prik(Pgik,Pbik)とによって囲まれた領域に、マトリックス状(p行q列(p,q:自然数)に配列され、各発光素子14rijk(14gijk,14bijk)に対応して、走査線Gjkとデータ線Drik(Dgik,Dbik)との交点近傍にスイッチング用TFT15rijk(15gijk,15bijk)が配置され、さらに、発光素子14rijk(14gijk,14bijk)に電流供給線Prik(Pgik,Pbik)から電流を供給するための駆動用TFT16rijk(16gijk,16bijk)が配置されて概略構成されている。
ここで、走査線Gjkの延在方向に沿って順に配置された赤色、緑色及び青色の各発光色に対応した発光素子14rijk,14gijk,14bijkが単一の画素(ピクセル)17ijkを構成している。
スイッチング用TFT15rijk(15gijk,15bijk)は、図5に示すように、そのゲートが走査線Gjkに、そのドレインがデータ線Drik(Dgik,Dbik)に、そのソースが駆動用TFT16rijk(16gijk,16bijk)のゲートにそれぞれ接続されている。また、駆動用TFT16rijk(16gijk,16bijk)は、そのゲートがスイッチング用TFT15rijk(15gijk,15bijk)のソースと、駆動用TFT16rijk(16gijk,16bijk)のゲートとソースとの間の電圧を保持するための保持容量Crijk(Cgijk,Cbijk)を介して電流供給線Prik(Pgik,Pbik)とに、そのドレインが発光素子14rijk(14gijk,14bijk)の陽極層21に、そのソースが電流供給線Prik(Pgik,Pbik)にそれぞれ接続されている。
対応する走査線Gjk及びデータ線Drik(Dgik,Dbik)が駆動され、所定の発光素子14rijk(14gijk,14bijk)が選択されて、スイッチング用TFT15rijk(15gijk,15bijk)がオンとされると、保持容量Crijk(Cgijk,Cbijk)が充電されて、駆動用TFT16rijk(16gijk,16bijk)がオンとされてドレイン電流が流れ、選択された発光素子14rijk(14gijk,14bijk)が発光する。
各発光素子14rijk(14gijk,14bijk)は、図6に示すように、赤色、緑色及び青色の各発光色に対応した有機EL層19が、共にITO膜等の透明電極からなる陽極層21と、陰極層22とによって挟まれるように形成されている。
こうして、縦方向(y軸方向)にp個、横方向(x軸方向)にq個、奥行方向(z軸方向)にr個の画素17ijkが配列され、表示対象物の三次元表示が可能となる。ここで、EL表示パネル2の法線に沿った方向で、正面(EL表示パネル2の陰極層22が形成された側の面)から背面へ向かう向きZfからでも背面から正面へ向かう向きZrからでも立体表示の視認が可能となる。なお、この例では、左手系の座標系を用いている。
有機EL層19は、陽極層21上に、正孔注入輸送層23と、発光層24と、電子注入輸送層25とがこの順に形成されて概略構成され、電子注入輸送層25上には陰極層22が形成されている。
正孔注入輸送層23は、陽極層21からの正孔の注入を容易にし、正孔を安定的に発光層24へ輸送し、かつ、電子注入輸送層25側から到来する電子をブロックする機能を有し、例えば、N,N,-ジフェニル-N,N,-ジ(3-メチルフェニル)-1,1,-ビフェニル-4,4,-ジアミン(TPD:N-N,-diphenyl-N-N,-di(3-methylphenyl)-1-1,-biphenyl-4-4,-diamine)等からなっている。
発光層24は、陽極層21から注入された正孔と、陰極層22から注入された電子とが発光層24内で再結合し、発光層24の有機分子を励起して励起子を生成し、緩和過程において発光する機構を有し、例えば、トリス(8-ヒドロキシキノリノール)アルミニウム(Alq:Tris(8-hydroxyquinolinol)Aluminium)等からなっている。
電子注入輸送層25は、陰極層22からの電子の注入を容易にし、電子を安定的に発光層24に輸送し、例えば、3-(4-ビフェニリル)-4-フェニル-5-(4-t-ブチルフェニル)-1,2,4-トリアゾール(3-(4-biphenyl)-4-phenyl-5-(4-t-butylphenyl)-1,2,4-triazole)等からなっている。
この例では、走査線Gjk、データ線Drik(Dgik,Dbik)及び電流供給線Prik(Pgik,Pbik)と、スイッチング用TFT15rijk(15gijk,15bijk)と、駆動用TFT16rijk(16gijk,16bijk)とが形成された透明絶縁基板13上に、スパッタ法によってITO等を成膜した後、フォトグラフィ技術を用いてパターニングして陽極層21を形成する。
次に、陽極層21が形成された透明絶縁基板13上に、真空蒸着法によって、例えば、N,N,-ジフェニル-N,N,-ジ(3-メチルフェニル)-1,1,-ビフェニル-4,4,-ジアミン等をシャドウマスクを用いて所定のパターンに成膜して、正孔注入輸送層23を形成する。
次に、同様に、真空蒸着法によって、正孔注入輸送層23上に、例えば、トリス(8-ヒドロキシキノリノール)アルミニウム等を成膜して、発光層25を形成する。
次に、発光層25上に、例えば、3-(4-ビフェニリル)-4-フェニル-5-(4-t-ブチルフェニル)-1,2,4-トリアゾール等を成膜して、電子注入輸送層25を形成する。
次に、電子注入輸送層25上に、スパッタ法によってITO等を成膜した後、フォトグラフィ技術を用いてパターニングして陰極層22を形成する。
有機EL層19では、陽極層21から注入された正孔と、陰極層22から注入された電子とが、発光層21内部で再結合し、発光層21を形成する有機分子を励起して励起子が発生する。この励起子が基底状態に緩和するときに発生する蛍光が放射される。
なお、EL表示パネル2k同士(例えば、対応する走査線等の配線同士)は、必要に応じて、透明ケース体9に形成された透明電極層を介して、電気的に接続される。
また、各透明パネル3は、EL表示パネル2kと略同一寸法を有し、EL表示パネル2間の所定の離隔を保持するためのスペーサとしての機能を有すると共に、透明パネル3を介して樹脂を用いてEL表示パネル2k同士が接着される。
各パネル駆動部4は、図3に示すように、走査線Gjkを駆動するための水平側駆動部28と、電流供給線Prik(Pgik,Pbik)に定電流を供給するための可変型の定電流回路部29と、データ線Drik(Dgik,Dbik)を駆動するための垂直側駆動部31とを有している。
表示制御部6に入力された画像信号は、R,G,B信号(アナログ信号)に変換され、垂直側駆動部31に供給される。これと共に、表示制御部6内で画像信号から分離された水平同期信号及び垂直同期信号は、タイミング信号として、水平側駆動部28及び垂直側駆動部31に供給される。
この例では、表示制御部6は、図7及び図8に示すように、EL表示パネル2(各層)毎に面順次駆動による走査を行うと共に、1層目からr層目まで順に奥行き方向(矢印Zfに示す向き)に走査を行って1フレーム分の表示を行わせる。
また、表示制御部6は、表示対象の立体表示に用いる画素17ijkについては、画素17ijk単位で座標制御し、選択して点灯させると共に、選択されない画素17ijkの発光素子14ijkをオフ(消灯)とし、透明性を保持する。なお、表示制御部6は、例えば、文字を平面表示させる場合には、R枚のEL表示パネル2,2,…のうち、所定のEL表示パネル2のみ点灯させるように制御する。
次に、図7乃至図9を参照して、この例の有機EL立体表示装置1の動作について説明する。
表示制御部6に入力された画像信号は、R,G,B信号(アナログ信号)に変換され、垂直側駆動部31に供給される。これと共に、表示制御部6内で画像信号から分離された水平同期信号及び垂直同期信号は、タイミング信号として、水平側駆動部28及び垂直側駆動部31に供給される。
水平側駆動部28は、供給されたタイミング信号に基づいて、所定のフレーム周波数及びデューティー比で走査線Gjkを駆動する。
また、垂直側駆動部31では、R,G,B信号(アナログ信号)が、例えば、シフトレジスタ及びサンプルホールド回路によって直並変換され、それぞれ、q個の信号として出力され、データ線Drik(Dgik,Dbik)を駆動する。また、定電流回路部29は、輝度に対応して定められた一定の電流値で、電流供給線Prik(Pgik,Pbik)を駆動する。
この例では、表示制御部6は、図7及び図8に示すように、EL表示パネル2(各層)毎に面順次駆動による走査を行うと共に、1層目からr層目まで順に奥行き方向(矢印Zfに示す向き)に走査を行って1フレーム分の表示を行わせる。
すなわち、まず、EL表示パネル2の全領域に亘って、所定の発光素子を選択して(点灯させて)、EL表示パネル2単位の表示をさせた後、奥行き方向に沿って隣接するEL表示パネル2に表示させ、これを順次、最後部(r番目)のEL表示パネル2r−1まで実施して1周期分とし、1フレーム分の1つの画面を表示させ、この1フレーム分の表示制御動作を繰り返し実施する。
また、表示制御部6は、表示対象物の立体表示に用いる画素17ijkについては、画素17ijk単位で座標制御し、選択して点灯させると共に、選択されない画素17ijkの発光素子14をオフ(消灯)とし、透明性を保持する。なお、表示制御部6は、例えば、文字を平面表示させる場合には、R枚のEL表示パネル2,2,…のうち、所定のEL表示パネル2のみ点灯させるように制御する。
これによって、図9に示すように、立体画像が表示される。立体画像は、正面側からでも背面側からでも明瞭に視認される。
このように、この例の構成によれば、複数の平板状のEL表示パネルが、奥行方向に沿って重ね合わされるように配置され、多数の画素が三次元的に配置され、各表示パネルは、透明絶縁基板と、透明絶縁基板上に形成された透明な発光層とを有し、発光層を挟持する電極も透明であるので、表裏に関係なく画像を表示することができ、例えば、表示装置の後方へ回っても、後部の画面表示がなされる。
また、例えば視差を利用する場合や、左右別々の画像を観察させる場合のように、単に立体感を持たせるだけでなく、高密度に積層することによって、立体画像そのものを表示させることができる。
また、物体等があたかも表示位置に存在するように、立体的に臨場感ある表示を行わせることができ、かつ、例えば切換操作なしで、表示対象物の任意の各部の形状や色彩等を、実際の物体を観察する場合と同じように、観察者が見る方向を変えて、正確にかつ手軽に観察することができる。
すなわち、従来技術で、例えば、液晶ディスプレイを用いて、画面のなかに仮想的に生成された立体表示を行った場合のように、表示対象物(例えば、建物)の裏側を見るために、操作をするようなことをすることなく、前後左右の同時視覚によって、簡単に、全体を詳細に観察することができる。
このように、物体等があたかも表示位置に存在するように立体表示され、実際の物体を観察するのと同じように観察できるので、例えば、防空指揮システムや、建設現場の監理システム等に適用して、フィールドの映像を立体表示することによって、適切な判断や指示を容易に行うために寄与することができる。
また、複数の画面を重ねて表示することができるので、透視図の表示も可能となる。
したがって、広範囲に適用することができ、例えば、医療分野で、手術時の立体カメラや立体内視鏡を用いた患部拡大表示や、透視表示を含むMRI装置の三次元データの表示のための表示装置に適用することができる。
また、防衛分野で、防空システムの表示装置や三次元レーダ用の表示装置にに適用することができる。例えば、三次元レーダ用の表示装置として用いて、方位、高度、距離を同時に視覚的に表現することができる。
また、娯楽分野で、例えば、アミィーズメントパーク向けのアトラクション開発のための表示装置に適用することができる。また、宇宙開発分野で、例えば、新素材の開発のための表示装置に適用することができる。また、建設、土木、機械、化学等の様々な産業で、研究開発や、製造工程で、シミュレーションや現場の監視のための表示装置に適用することができる。
また、美術館や博物館で、例えば、彫刻等の立体的な作品の実物の展示に代えて、作品の表示のための表示装置に適用することができる。また、防災や、防犯、テロ対策向けの例えばシミュレーションのための表示装置に適用することができる。このほか、例えば、バーチャルリアリティー用ディスプレイとして、教育分野や、ビジネス分野等でも活用することができる。
図10は、この発明の第2の実施例である有機EL立体表示装置の構成を一部破断して模式的に示す一部破断斜視図、図11は、同有機EL立体表示装置の構成を模式的に示す下面図、図12は、同有機EL立体表示装置のEL表示パネルの構成を示す斜視図、図13は、図12のA部を拡大して示す拡大図、図14は、同有機EL立体表示装置の動作を説明するための説明図、また、図15は、同有機EL立体表示装置の動作を説明するための斜視図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、径の異なる複数の円筒状のEL表示パネルを同心円状に配置した点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、例えば、図10において、図1で用いた符号と同一の符号を付し、その説明を簡略にする。
この例の有機EL立体表示装置1Aは、図10及び図11に示すように、それぞれ径の異なる複数(r(r:2以上の自然数)枚)の円筒状のEL表示パネル31(0≦k≦(r−1))を含む円筒パネル32,32,…が同心円状に配置され、樹脂系接着剤等によって互いに接着され、対応するEL表示パネル31,31,…を駆動するためのパネル駆動部と、外部から供給される画像データに基づいて、対応する画像信号を生成する画像信号生成部と、各パネル駆動部を制御する表示制御部とが、筐体33に収納され、又は取り付けられて概略構成されている。
なお、この有機EL立体表示装置1Aでは、筐体33は、各円筒パネル32を立設状態でその上面に載置すると共に、内部に、装置の構成各部を制御するコントローラ及び表示制御部6を含む制御機器と、画像信号生成部を含む映像信号処理部と、音響装置と、電源部、外部入力インタフェース部と、冷却装置とが格納された台座を兼ねる箱状の機器収納部34と、配置された各円筒パネル32の周側面部及び上部を覆う透明樹脂製又はガラス製の透明ケース体35とを有している。
また、機器収納部34の上面(各円筒パネル32の載置面)には、黒色のマスク基板36が配置されている。また、最も径の小さい中心部の円筒パネル32には、配線等が内蔵された芯棒37が挿通されている。また、円筒パネル32,32,…の底面にも、EL表示パネル31,31,…間を接続する配線38が配置されている。
各円筒パネル32は、図13に示すように、可撓性を有し略円筒状に変形されたEL表示パネル31の外周面側に、封止層39を介して、EL表示パネル31を略円筒形状に保持する透明樹脂層41が積層されて、所定の径の略円筒形状に成形されて概略構成されている。
各EL表示パネル31は、例えば、ポリイミド等の可撓性を有する透明絶縁基板に、発光素子が、走査線と、データ線及び電流供給線とによって囲まれた領域に、マトリックス状(p行q列(p,q:自然数)に配列され、各発光素子に対応して、走査線とデータ線との交点近傍にスイッチング用TFTが配置され、さらに、発光素子に電流供給線から電流を供給するための駆動用TFTが配置されて概略構成されている。
ここで、走査線の延在方向に沿って順に配置された赤色、緑色及び青色の各発光色に対応した発光素子が単一の画素42ijkを構成している。
各発光素子は、赤色、緑色及び青色の各発光色に対応した有機EL層が、共にITO膜等の透明電極からなる陽極層と、陰極層とによって挟まれるように形成され、マトリックス状(p行q列(p,q:自然数)に画素42ijkが配列されて概略構成されている。
こうして、鉛直方向(z軸方向)に沿ってp個、周回方向に沿ってq個、動径方向に沿ってr個の画素42ijkが配列され、表示対象物の三次元表示が可能となる。ここで、周回方向の画素の個数qは、EL表示パネル31の径に応じて設定される。
各パネル駆動部4は、水平側駆動部28と、可変型の定電流回路部29と、垂直側駆動部31とを有している。
この例では、表示制御部6は、図14に示すように、EL表示パネル31(各層)毎に面順次駆動による走査を行うと共に、1層目からr層目まで順に中心から外部へ向かう方向(矢印Rに示す向き)に走査を行って1フレーム分の表示を行わせる。
すなわち、EL表示パネル31の全領域に亘って、所定の発光素子を選択して(点灯させて)、1つのEL表示パネル31について、EL表示パネル31単位の表示をさせた後、中心から外部へ向かう方向に沿って隣接するEL表示パネル31に表示させ、これを順次、最後部(r番目)のEL表示パネル31r−1まで実施して1周期分とし、1フレーム分の1つの画面を表示させ、この1フレーム分の表示制御動作を繰り返し実施する。
また、表示制御部6は、表示対象の立体表示に用いる画素42ijkについては、画素42ijk単位で座標制御し、選択して点灯させると共に、選択されない画素42ijkの発光素子42をオフ(消灯)とし、透明性を保持する。なお、表示制御部6は、例えば、文字を平面表示させる場合には、r枚のEL表示パネル31,31,…のうち、所定のEL表示パネル31のみ点灯させるように制御する。
これによって、図15に示すように、立体画像が表示される。
このように、この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、可撓性を有する透明絶縁基板を湾曲させて円筒状のEL表示パネルを作成したので、任意の位置から表示を視認することができ、360°に亘る視野を確保することができる。
したがって、特に、複数の観察者によって、同一の対象物を観察する場合に有効である。
図16は、この発明の第3の実施例である有機EL立体表示装置の構成を一部展開して示す斜視図、また、図17は、同有機EL立体表示装置の動作を説明するための説明図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、EL表示パネルをロール状(渦巻き状)に成形した点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。なお、図17で、走査線、データ線、及び電流供給線は、画素毎に代表させて図示し、データ線及び電流供給線は、互いに隣接する画素のものを纏めて単線を用いて図示している。
この例の有機EL立体表示装置1Bは、図16に示すように、長尺な可撓性を有するそれぞれ単一のEL表示パネル51と、樹脂又はガラス製の透明シート52とを、配線等が内蔵された心棒53の周りにロール状に所定の巻数巻き付けて各層間を接着して円柱状成形体54とし、EL表示パネル51を駆動するためのパネル駆動部と、外部から供給される画像データに基づいて、対応する画像信号を生成する画像信号生成部と、パネル駆動部を制御する表示制御部6とが、筐体に収納され、又は取り付けられて概略構成されている。また、円柱状成形体54の底面には、配線が配置されている。また、円柱状成形体54は、透明樹脂製又はガラス製の透明ケース体に収納されている。
EL表示パネル51は、例えば、ポリイミド等の可撓性を有する透明絶縁基板55に、発光素子が、走査線Gjkと、データ線Dik及び電流供給線Pikとによって囲まれた領域に、マトリックス状(p行q列(p,q:自然数)に配列され、各発光素子に対応して、走査線Gjkとデータ線Dikとの交点近傍にスイッチング用TFTが配置され、さらに、発光素子に電流供給線Pikから電流を供給するための駆動用TFTが配置されて概略構成されている。
ここで、走査線Gjkの延在方向に沿って順に配置された赤色、緑色及び青色の各発光色に対応した発光素子が単一の画素(ピクセル)56ijkを構成している。なお、この例では、1°の角度範囲に、1つの画素56ijkを配置している。
各発光素子は、赤色、緑色及び青色の各発光色に対応した有機EL層が、共にITO膜等の透明電極からなる陽極層と、陰極層とによって挟まれるように形成され、マトリックス状(p行q列(p,q:自然数)に画素56ijkが配列されて概略構成されている。
こうして、鉛直方向(z軸方向)にp個、周回方向に1周毎に(q/r)個、動径方向にr個の画素が配列され、表示対象物の三次元表示が可能となる。
各パネル駆動部は、水平側駆動部と、可変型の定電流回路部と、垂直側駆動部とを有している。
この例では、表示制御部は、図17に示すように、EL表示パネル51全体に亘って、線順次駆動による走査を行う。
また、表示制御部は、表示対象の立体表示に用いる画素56ijkについては、画素56ijk単位で座標制御し、選択して点灯させると共に、選択されない画素56ijkの発光素子をオフ(消灯)とし、透明性を保持する。
このように、この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、可撓性を有する透明絶縁基板をロール状に湾曲させて表示装置を作成したので、任意の位置から表示を視認することができ、360°に亘る視野を確保することができる。
図18は、この発明の第4の実施例である有機EL立体表示装置のEL表示パネルの構成を示す斜視図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、TFT(Thin Film Transistor)を用いたアクティブ駆動方式としたのに対して、パッシブ駆動方式とした点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
この例の有機EL立体表示装置の各EL表示パネル61は、図18に示すように、例えば、ガラス基板等の透明絶縁基板62に、赤色、緑色及び青色の各発光色に対応した発光層63r,63g,63bを含む有機EL層64が、平面視で互いに直交するストライプ状の共にITO膜等の透明電極からなる陽極層65と、陰極層66とによって挟まれるように形成され、マトリックス状(p行q列(p,q:自然数)に画素が配列されて概略構成されている。
有機EL層64は、陽極層65上に形成された正孔注入輸送層67と、正孔注入輸送層67上に形成された発光層63r,63g,63bと、発光層63r,63g,63b上に形成された電子注入輸送層68とを有し、電子注入輸送層68上には陰極層66が形成されている。
この例では、陰極層66が走査線、陽極層65がデータ線及び電流供給線として機能する。
このように、この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、簡略化された構成により、例えば、製造コストを低減することができる。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、切換スイッチの操作によって、対象物を180°回転させ、表裏反転させた表示が可能なように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、その説明を省略する。
このように、この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、表裏の切換えを行うことができるので、表示対象物の詳細を手軽に認識することができる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施例では、カラー化方式について、三色独立発光方式を用いる場合について述べたが、これに限らず、例えば、白色有機EL層とカラーフィルタとの組合せや、青色有機EL層と色変換層との組合せによる方式によっても良い。
また、各色の発光層が重なるように形成して画素を構成するようにしても良い。また、各層のEL表示パネルの画素が重ならないように、画素をモザイク状に配列するようにしても良い。この場合には、背面側の電極を金属電極から構成しても良い。
また、正孔注入輸送層や、発光層、電子注入輸送層等を塗布によって形成しても良い。また、正孔注入輸送層や電子注入輸送層を二層に分離して構成材料を変更しても良い。また、透明電極としては、ITOに限らず、酸化錫(SnO)等を用いても良い。
また、正孔注入輸送層は、ヒドラゾン誘導体や、カルバゾール誘導体、トリアゾール誘導体等を用いて構成しても良い。また、発光層は、フェニルアントラセン誘導体や、テトラアリールエテン誘導体等を用いて構成しても良い。また、電子注入輸送層は、ピリジン誘導体や、ジフェニルキノン誘導体等を用いて構成しても良い。
また、表示制御部は、共通としても良いし、EL表示パネル毎に設けても良い。また、RGB専用の表示パネルを順に積層し、3枚の重なった部位を1つの画素として用いるようにしても良い。
また、第1の実施例で、前方を観察する場合に限らず、床や天井に埋め込んで、例えば、うつ伏せ状態で見降ろしたり、仰向け状態で見上げるような場合に、図19に示すように、鉛直方向に沿って、多数の画素71,…が配置されたEL表示パネル72と、透明パネル73とを交互に積層し、底面にマスク74を配置し、透明ケース75で覆って有機EL立体表示装置1Cを構成するようにしても良い。また、冷却装置は、上部にも配置するようにしても良い。
また、透明パネル73に代えて、液晶パネルを配置し、画素毎に光透過率を制御して、発光素子から放射された光のうち、例えば、前面側と背面側とのうち一方側から視認不可として、立体表示のために不要な光を遮光するようにしても良い。
また、第2の実施例及び第3の実施例で、側方や上方からも視認可能なように構成しても良い。また、例えば、多層の円筒状構造とした場合に、深い部位の輝度ほど高めるように構成しても良い。
また、長尺な単一のEL表示パネルを用いて、折り畳むようにして、複数層の表示を行わせるようにしても良い。また、EL表示パネルを湾曲させずに、複数対の平板状の有機ELパネルを、例えば、多角形状に配置するようにしても良い。
また、第5の実施例で、表示対象物の回転角度は、180°(表裏反転)に限らず、任意の角度としても良い。また、第2の実施例及び第3の実施例でも、表示対象物を所定の回転角度で回転可能なように構成しても良い。
EL層として、有機ELのほか、無機ELを用いる場合に適用できる。
この発明の第1の実施例である有機EL立体表示装置の概略構成を模式的に示す斜視図である。 同有機EL立体表示装置の電気的構成を示すブロック図である。 同有機EL立体表示装置のパネル駆動部の電気的構成を示すブロック図である。 同有機EL立体表示装置のEL表示パネルの構成を示す斜視図である。 同EL表示パネルの電気的構成を示す等価回路図である。 同EL表示パネルの発光素子の構成を示す断面図である。 同有機EL立体表示装置の動作を説明するための説明図である。 同有機EL立体表示装置の動作を説明するための説明図である。 同有機EL立体表示装置の動作を説明するための斜視図である。 この発明の第2の実施例である有機EL立体表示装置の構成を一部破断して模式的に示す一部破断斜視図である。 同有機EL立体表示装置の構成を模式的に示す下面図である。 同有機EL立体表示装置のEL表示パネルの構成を示す斜視図である。 図12のA部を拡大して示す拡大図である。 同有機EL立体表示装置の動作を説明するための説明図である。 同有機EL立体表示装置の動作を説明するための斜視図である。 この発明の第3の実施例である有機EL立体表示装置の構成を一部展開して示す斜視図である。 同有機EL立体表示装置の動作を説明するための説明図である。 この発明の第4の実施例である有機EL立体表示装置のEL表示パネルの構成を示す斜視図である。 この発明の第1の実施例の変形例である有機EL立体表示装置の概略構成を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C 有機EL立体表示装置(立体表示装置)
EL表示パネル(表示パネル体)
13 透明絶縁基板(絶縁性基板)
14rijk,14gijk,14bijk 発光素子
15rijk,15gijk,15bijk スイッチング用TFT(第2のスイッチング素子)
16rijk,16gijk,16bijk 駆動用TFT(第1のスイッチング素子)
17ijk 画素
21 陽極層(透光性電極、第1の電極又は第2の電極)
22 陰極層(透光性電極、第2の電極又は第1の電極)
24 発光層(電界発光層)
51 EL表示パネル(可撓性表示パネル体)
Drik,Dgik,Dbik データ線(データ電極)
jk 走査線(走査電極)
Prik,Pgik,Pbik 電流供給線(電源用電極)

Claims (11)

  1. 複数の表示パネル体が積層されて、三次元画像を形成する立体表示装置であって、
    前記各表示パネル体は、透光性の絶縁性基板の上に、透光性発光材料からなる複数の透光性の画素が二次元的に配列され、かつ、両面側から視認可能に構成され、
    前記複数の表示パネル体が積層されることで三次元画像を得る構成になされていることを特徴とする立体表示装置。
  2. 長尺な可撓性表示パネル体が、長尺方向に向けてロール状に巻き上げられ又は折り重ねられて複数層に積層されて、三次元画像を形成する立体表示装置であって、
    前記可撓性表示パネル体は、透光性の絶縁性基板の上に、透光性発光材料からなる複数の透光性の画素が二次元的に配列され、かつ、両面側から視認可能に構成され、
    前記可撓性表示パネル体が巻き上げられ又は折り重ねられて積層されることで三次元画像を得る構成になされていることを特徴とする立体表示装置。
  3. 前記表示パネル体又は前記可撓性表示パネル体は、前記絶縁性基板の上に、第1の方向に沿って配列された複数のデータ電極と、前記第1の方向に略直交する第2の方向に沿って配列された複数の走査電極と、前記各データ電極と前記各走査電極との交点と1対1に対応した前記複数の画素とが形成されて構成され、
    前記各走査電極に走査信号が印加されると共に前記データ電極に該当する表示信号が印加されることにより、前記表示信号に対応する前記画素に電力が供給され、前記画素が発光することにより三次元表示画像を得る
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の立体表示装置。
  4. 前記画素は、前記透光性発光材料しての有機材料を含む電界発光層を有してなり、一対の透光性電極によって挟持されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の立体表示装置。
  5. 前記絶縁性基板は、可撓性を有していることを特徴とする請求項1記載の立体表示装置。
  6. 前記各表示パネル体は、略円筒状に形成され、動径方向に沿って、中心へ向かう任意の方向から表示画面が視認可能なように構成されていることを特徴とする請求項5記載の立体表示装置。
  7. 前記表示パネル体が湾曲されて形成された曲面上に多数の前記画素が配置されていることを特徴とする請求項5記載の立体表示装置。
  8. 表示対象物を、所定の回転軸の周りに所定角度回転させて表示させる表示切換制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の立体表示装置。
  9. 前記表示パネル体又は前記可撓性表示パネル体は、前記各データ電極に対応して前記第1の方向に沿って配列され、前記各画素に電力を供給するための複数の電源用電極を有してなり、前記各走査電極に走査信号が印加されると共に前記データ電極に該当する表示信号が印加されることにより、前記表示信号に対応する前記画素に、前記電源用電極から電力が供給され、前記画素が発光することにより三次元表示画像を得ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載の立体表示装置。
  10. 前記表示パネル体又は前記可撓性表示パネル体は、前記絶縁性基板の上に形成され、前記画素と前記電源用電極との間に介在する第1のスイッチング素子と、前記走査電極と前記データ電極との交差部近傍に設けられ、前記表示信号を前記走査信号によりスイッチングして、前記第1のスイッチング素子をスイッチングさせて、対応する前記画素へ所定の電流を供給させるようにするための第2のスイッチング素子とを有してなることを特徴とする請求項9記載の立体表示装置。
  11. 前記画素は、延在方向が互いに交差し、共に透光性を有する帯状の第1の電極と第2の電極とによって、前記電界発光層が挟持された箇所に形成され、前記第1の電極と前記第2の電極とのうち一方の電極は、前記データ電極として用いられると共に前記各画素に電力を供給するための電源用電極として用いられ、他方の電極は、前記走査電極として用いられることを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1に記載の立体表示装置。
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