JP2007198003A - 開閉装置 - Google Patents
開閉装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007198003A JP2007198003A JP2006017629A JP2006017629A JP2007198003A JP 2007198003 A JP2007198003 A JP 2007198003A JP 2006017629 A JP2006017629 A JP 2006017629A JP 2006017629 A JP2006017629 A JP 2006017629A JP 2007198003 A JP2007198003 A JP 2007198003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- vibration
- closing
- shutter
- closing body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
【課題】開閉体の開閉動作中に発光して報知する報知手段を開閉体に設けた従来の開閉装置では、開閉操作指令に伴って開閉体と報知手段との両方を共に作動制御させるための連動制御装置が必要となり、装置の構成が複雑化する。そこで、連動制御装置を不要とでき、簡易な構成で開閉体の状態を報知することのできる開閉装置を提供する。
【解決手段】本発明の開閉装置1は、電源17と、開閉体(シャッター2)の振動を感知する振動感知手段(振動センサ15)と、振動感知手段が振動を感知した場合に電源からの電力供給を受けて作動する報知手段(LED16)とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の開閉装置1は、電源17と、開閉体(シャッター2)の振動を感知する振動感知手段(振動センサ15)と、振動感知手段が振動を感知した場合に電源からの電力供給を受けて作動する報知手段(LED16)とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、開閉体の振動を検出して開閉体の開閉動作を報知可能な開閉装置に関する。
車庫等の出入口には、例えば、開,閉方向に動作する開閉体であるシャッターを備えた開閉装置を設けて車庫内部に車両を搬入保管できるようにしている。開閉装置には、開放スイッチ、閉鎖スイッチ、停止スイッチ等の操作手段を備えた制御装置が設けられ、これらスイッチを操作することでシャッターの開,閉動作及び停止を可能としている。
通常、出庫時,入庫時にはドライバーはシャッターを全開し、出入口の開口スペースを確保した上で、入庫,出庫しているが、入,出庫を急いでいる場合や雨,雪等が車庫内に吹き込んでくるおそれがある場合等には、全開を待たないで半開停止状態で入,出庫を行う事もある。また、シャッターが開動作,閉動作を行っている最中に入,出庫を行う事もある。
しかし、例えば、夜間において周囲が暗い場合、シャッターの開口量がどの程度なのかを容易に視認察知することができなかった。また、特にセンサによる状態検出に基づいて開閉動作を行うシャッターではシャッターが開動中か閉動中か停止中かの区別も容易に察知することができなかった。
この為、開口量が、車両の入,出庫には適さない、狭い状態であるにも拘わらず、入,出庫をしてしまうおそれもあり、その場合、車両をシャッターに接触させてしまうことでシャッターや車両を破損させてしまうおそれがあった。
このような問題に鑑み、例えば特許文献1に示されたもののように、開閉体である自動ドアやシャッターに、これらの開閉動作中に発光する動作警告灯を設けた開閉装置が知られている。
特開平9−137669号公報
通常、出庫時,入庫時にはドライバーはシャッターを全開し、出入口の開口スペースを確保した上で、入庫,出庫しているが、入,出庫を急いでいる場合や雨,雪等が車庫内に吹き込んでくるおそれがある場合等には、全開を待たないで半開停止状態で入,出庫を行う事もある。また、シャッターが開動作,閉動作を行っている最中に入,出庫を行う事もある。
しかし、例えば、夜間において周囲が暗い場合、シャッターの開口量がどの程度なのかを容易に視認察知することができなかった。また、特にセンサによる状態検出に基づいて開閉動作を行うシャッターではシャッターが開動中か閉動中か停止中かの区別も容易に察知することができなかった。
この為、開口量が、車両の入,出庫には適さない、狭い状態であるにも拘わらず、入,出庫をしてしまうおそれもあり、その場合、車両をシャッターに接触させてしまうことでシャッターや車両を破損させてしまうおそれがあった。
このような問題に鑑み、例えば特許文献1に示されたもののように、開閉体である自動ドアやシャッターに、これらの開閉動作中に発光する動作警告灯を設けた開閉装置が知られている。
しかしながら、開閉動作中に発光して報知する動作警告灯を開閉体に設けた従来の開閉装置では、開閉操作指令に伴って開閉体と動作警告灯との両方を共に作動制御させるための連動制御装置が必要となり、装置の構成が複雑化するという課題があった。
本発明は、係る課題に鑑みて、連動制御装置を不要とでき、簡易な構成で開閉体の状態を報知することのできる開閉装置を提供することを目的とする。
本発明は、係る課題に鑑みて、連動制御装置を不要とでき、簡易な構成で開閉体の状態を報知することのできる開閉装置を提供することを目的とする。
本発明による開閉装置は、電源と、開閉体の振動を感知する振動感知手段と、振動感知手段が振動を感知した場合に電源からの電力供給を受けて作動する報知手段とを備えたことを特徴とする。
報知手段が、発光部材により構成されたことを特徴とする。
発光部材が、開閉体の閉鎖側端部に設けられたことを特徴とする。
発光部材が発する光を外部から認識可能な光透過部を備えた部品収納筐体内に振動感知手段と発光部材と電源とが収納された振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたことを特徴とする。光透過部は、光透過性を有する板材、あるいは、孔などにより形成できる。発光部材が発する光が外部から光透過部を通して直接的に認識できるように構成してもよいし、発光部材が発する光を部品収納筐体内で反射させた反射光を外部から光透過部を通して認識できるように構成してもよい。また、部品収納筐体に備えられた光透過部は、部品収納筐体の一部であってもよいし、全部であってもよい。
開閉体に振動感知ユニットを貫通させる貫通孔が形成され、貫通孔内に嵌め込まれた状態で振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたことを特徴とする。
報知手段の作動を一定時間保持するタイマ回路を備えたことを特徴とする。報知手段の作動を一定時間保持するとは、報知手段の例えばON,OFFの繰り返しによる一連の動作を保持することや、ON作動、OFF作動の一方又は双方を一定時間保持することも含む。
電源が、乾電池と充電式電池と太陽電池との内の少なくとも1つ以上で構成されたことを特徴とする。
報知手段が、発光部材により構成されたことを特徴とする。
発光部材が、開閉体の閉鎖側端部に設けられたことを特徴とする。
発光部材が発する光を外部から認識可能な光透過部を備えた部品収納筐体内に振動感知手段と発光部材と電源とが収納された振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたことを特徴とする。光透過部は、光透過性を有する板材、あるいは、孔などにより形成できる。発光部材が発する光が外部から光透過部を通して直接的に認識できるように構成してもよいし、発光部材が発する光を部品収納筐体内で反射させた反射光を外部から光透過部を通して認識できるように構成してもよい。また、部品収納筐体に備えられた光透過部は、部品収納筐体の一部であってもよいし、全部であってもよい。
開閉体に振動感知ユニットを貫通させる貫通孔が形成され、貫通孔内に嵌め込まれた状態で振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたことを特徴とする。
報知手段の作動を一定時間保持するタイマ回路を備えたことを特徴とする。報知手段の作動を一定時間保持するとは、報知手段の例えばON,OFFの繰り返しによる一連の動作を保持することや、ON作動、OFF作動の一方又は双方を一定時間保持することも含む。
電源が、乾電池と充電式電池と太陽電池との内の少なくとも1つ以上で構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、振動感知手段が開閉体の振動を感知した場合に、報知手段が電源からの電力供給を受けて作動するので、開閉操作指令に伴って開閉体と報知手段との両方を共に作動制御させるための連動制御装置を不要とでき、簡易な構成とできる。
報知手段を発光部材により構成したことで、開閉体の状態を光によって周囲に報知させることができる。
発光部材が、開閉体の閉鎖側端部に設けられたことで、開閉体の閉鎖側端部の現在位置を容易に視認察知することができる。
発光部材が発する光を外部から認識可能な光透過部を備えた部品収納筐体内に振動感知手段と発光部材と電源とが収納された振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたので、開閉体への振動感知ユニットの着脱が容易となる。
開閉体に形成された貫通孔内に嵌め込まれた状態で振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたので、開閉体と開閉体に取付けられた振動感知ユニットとの凹凸差を小さくできて、開閉体の面に対する振動感知ユニットの突出量を少なくできるので、開閉体と振動感知ユニットとの一体感を増し、納まりを良好なものにできる。
報知手段の作動を一定時間保持するタイマ回路を備えたので、報知手段の点灯、点滅などの作動時間を調整できる。
電源が、乾電池と充電式電池と太陽電池との内の少なくとも1つ以上で構成されたことにより、電源のメンテナンス性を向上できる。
報知手段を発光部材により構成したことで、開閉体の状態を光によって周囲に報知させることができる。
発光部材が、開閉体の閉鎖側端部に設けられたことで、開閉体の閉鎖側端部の現在位置を容易に視認察知することができる。
発光部材が発する光を外部から認識可能な光透過部を備えた部品収納筐体内に振動感知手段と発光部材と電源とが収納された振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたので、開閉体への振動感知ユニットの着脱が容易となる。
開閉体に形成された貫通孔内に嵌め込まれた状態で振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたので、開閉体と開閉体に取付けられた振動感知ユニットとの凹凸差を小さくできて、開閉体の面に対する振動感知ユニットの突出量を少なくできるので、開閉体と振動感知ユニットとの一体感を増し、納まりを良好なものにできる。
報知手段の作動を一定時間保持するタイマ回路を備えたので、報知手段の点灯、点滅などの作動時間を調整できる。
電源が、乾電池と充電式電池と太陽電池との内の少なくとも1つ以上で構成されたことにより、電源のメンテナンス性を向上できる。
図1乃至図4は最良の形態1を示す。図1は車庫の出入口に取り付けられた開閉装置を車庫の裏側から見て示し、図2は振動感知ユニットを示し、図3は振動感知ユニットの回路図を示し、図4はシャッターが巻き取られた場合の振動感知ユニットの収容状態を示す。
開閉装置1は、シャッター2、ガイドレール3、開閉機構4、振動感知ユニット5を備える。開閉体であるシャッター2は、複数のスラット6と閉鎖側端部となるボトムスラット7とにより形成される。スラット6はシャッター幅方向である左右方向に長尺な金属板により形成される。複数のスラット6はシャッター開閉方向となる上下方向に連結され、ボトムスラット7が複数のスラット6の最下部の下に連結される。複数のスラット6の開放側端部となる最上部は巻取シャフト8に連結される。ボトムスラット7は、左右方向に長尺な金属板により形成され垂直状のスラット部9とスラット部9の面と直交するようスラット部9の下端に設けられる水平状の座板部10とで形成される。スラット部9は最下部のスラット6と連結される。ボトムスラット7は、長尺な方向と直交する方向に切断した断面が略逆T字形状に形成される。ガイドレール3はシャッター2の左右の側縁をシャッター開閉方向である上下方向にガイドする。開閉機構4は、巻取シャフト8、巻取シャフト8を巻取方向及び繰出方向に回転させる電動機13などにより構成される。
図2に示すように、振動感知ユニット5は、振動センサ15、報知手段としての発光部材であるLED16、電源17、タイマ回路18、配線基板19、部品収納筐体20を備える。振動センサ15としては、例えば、圧電素子を用いたもの等を使用する。電源17としては、乾電池21と充電式電池22とを備える。タイマ回路18は、LED16に所定持間だけ電源17による動作電源を供給してLED16を点灯させる。部品収納筐体20は、取付基板29と蓋30とにより形成される。配線基板19は取付基板29より設けられた図外の取付支柱に止ねじ等により取り付けられる。振動センサ15とLED16とタイマ回路18とが配線基板19上に搭載される。即ち、振動感知ユニット5によれば、部品収納筐体20によって、部品収納筐体20内に設けられた振動センサ15、LED16、電源17、タイマ回路18、配線基板19などの回路を保護でき、さらに、コンパクト化を図ることができる。乾電池21の接続端子部23と充電式電池22の接続端子部24とが取付基板29に図外の止ねじ等で取り付けられ、接続端子部23と接続端子部24とが図外の電線で配線基板19に繋がれる。蓋30には取付基板29への取付フランジ31が形成される。蓋30が、配線基板19、接続端子部23、接続端子部24を覆うように設置され、取付フランジ31が止ねじ32により取付基板29に取り付けられることによって、振動感知ユニット5が形成される。蓋30は、LED16の発光を外部から認識可能とする光透過性を有する材料により形成される。つまり、蓋30が光透過部として機能する。取付基板29は、シャッター2のスラット部9への取付部26を備える。取付部26には止着具としてのボルト27を貫通させるための貫通孔28が形成される。蓋30が止ねじ32により取付基板29に着脱可能に構成されたので、乾電池21の交換や充電式電池22の充電の際に、乾電池21や充電式電池22を容易に取り外すことができ、メンテナンス性に優れる。乾電池21と充電式電池22とを備えるので、電池交換を少なくでき、電源のメンテナンス性も向上できる。
振動感知ユニット5の回路構成の一例を図3を参照して説明する。LED16が抵抗35及びタイマ回路18の電源投入スイッチ36を経由して電源17に接続される。振動センサ15及びタイマ回路18がLED16と並列に電源17に接続される。振動センサ15の振動感知部37による振動検出に基づき、振動センサ15の出力接点38による無電圧接点出力信号がタイマ始動信号としてタイマ回路18のタイマ起動部19に入力される。タイマ回路18は所望の時間を任意に設定できる。したがって、LED16の点灯、点滅などの作動時間を調整できる。タイマ回路18の設定時間としては、例えば、シャッター2の開時間、閉時間を考慮して、例えば1分間に設定する。タイマ回路18の出力接点である電源投入スイッチ36は、タイマ回路18のタイマ起動部19にタイマ始動信号が入力されてから設定時間の間、電源17をLED16に通電させる。タイマ回路18を備えたので、振動感知時間が短い場合でもタイマ回路18に設定された時間だけLED16の作動を維持させることができる。
シャッター2のスラット部9への振動感知ユニット5の取付けについて図2を参照して説明する。シャッター2のスラット部9に、振動感知ユニット5の取付部26に形成された貫通孔28に対応する貫通孔41が形成される。そして、ボルト27が取付部26の貫通孔28とスラット部9の貫通孔41とに貫通し、貫通孔28及び41を貫通したボルト27の先端側からボルト27のねじ部42にナット43が装着されてナット43が締結されることによって、振動報知ユニット5がスラット部9に取付けられる。即ち、振動報知ユニット5が、開閉体であるシャッター2の閉鎖側端部側に取り付けられたので、LED16の点灯によって人がシャッター2の下端部の現在位置を容易に把握できるようになる。尚、図4に示すように、振動感知ユニット5の大きさは、シャッター2が巻取シャフト8(図1参照)に巻き取られた状態において、天井49側の躯体に取り付けられたマグサ45;45の間の空間46に収容される大きさに形成される。振動感知ユニット5は、スラット部9の裏側と表側のいずれか一方又は両方に設けることができる。
振動感知ユニット5の動作について説明する。人が開閉装置1の操作盤47の押ボタン48を操作することで、図外の制御装置が開閉機構4を作動させる電動式にてシャッター2が開閉動作を開始する。振動センサ15がシャッター2の開閉動作に伴う振動を感知すると、タイマ回路18にタイマ始動信号を出力する。タイマ始動信号がタイマ回路18に入力されると、タイマ回路18が起動するとともにタイマ回路18の電源投入スイッチ36が投入され、電源17からLED16に動作電源が供給されて、LED16が点灯し、例えば1分間経過するとLED16が消灯する。人がLED16の点灯を部品収納筐体20の光透過部として機能する蓋30を通して視認することによって、人はシャッター2の下端部の現在位置を容易に把握できる。尚、振動センサ15は、配線基板19及び部品収納筐体20の取付基板29を介してシャッター2に固定されているので、シャッター2の開閉動作に伴う振動を感知できる。
最良の形態1によれば、操作盤47の操作によって開閉動作されるシャッター2の振動が振動感知ユニット5の振動センサ15によって感知された場合に、LED16が電源17からの電力供給を受けて作動してシャッター2の状態を光によって周囲に報知させることができる。即ち、開閉操作指令に伴ってシャッター2とLED16との両方を共に作動制御させるための連動制御装置を不要とでき、簡易な構成とできる。よって、シャッター開閉動作を制御する制御装置を備えた既存の操作盤47の機能に変更を加えることなくそのまま流用できる。また、シャッター2に設置された振動感知ユニット5と開閉装置1の固定部に設けられた制御盤47との電気接続配線が不要となるので、電気接続配線の引き回しが不要となる。よって、電気接続配線の断線のような故障をなくせるとともに、配線引き回しによって装置の見栄えが悪くなるといった問題もなくなる。
最良の形態2
図5に示すように、シャッター2のボトムスラット7のスラット部9に、振動感知ユニット5の部品収納筐体20の蓋30を嵌め込める大きさの貫通孔50を形成するとともに、部品収納筐体20の取付基板29も光透過性を有する材料で形成し、貫通孔50内に蓋30の部分を嵌め込んだ状態で取付基板29をスラット部9に取付けた構成とした。この場合、シャッター2の裏側及び表側の両方にそれぞれ個別に振動感知ユニット5を設けることなく、シャッター2の裏側及び表側の両方からLED16が発する光を視認察知できるようになって経済的となるとともに、シャッター2と振動感知ユニット5との凹凸差を小さくできて、シャッター2の面に対する振動感知ユニット5の突出量を少なくできるので、シャッター2と振動感知ユニット5との一体感が増し、振動感知ユニット5の納まりを良好にできる。また、光透過性を有する材料で形成された取付基板29を用いずとも、振動感知ユニット5の取付基板29及び蓋30の両側の外部から光を視認察知できるようにLED16を設置することで、シャッター2の裏側及び表側の両方にそれぞれ個別に振動感知ユニット5を設けることなく、シャッター2の裏側及び表側の両方からLED16が発する光を視認察知できるようにしてもよい。
図5に示すように、シャッター2のボトムスラット7のスラット部9に、振動感知ユニット5の部品収納筐体20の蓋30を嵌め込める大きさの貫通孔50を形成するとともに、部品収納筐体20の取付基板29も光透過性を有する材料で形成し、貫通孔50内に蓋30の部分を嵌め込んだ状態で取付基板29をスラット部9に取付けた構成とした。この場合、シャッター2の裏側及び表側の両方にそれぞれ個別に振動感知ユニット5を設けることなく、シャッター2の裏側及び表側の両方からLED16が発する光を視認察知できるようになって経済的となるとともに、シャッター2と振動感知ユニット5との凹凸差を小さくできて、シャッター2の面に対する振動感知ユニット5の突出量を少なくできるので、シャッター2と振動感知ユニット5との一体感が増し、振動感知ユニット5の納まりを良好にできる。また、光透過性を有する材料で形成された取付基板29を用いずとも、振動感知ユニット5の取付基板29及び蓋30の両側の外部から光を視認察知できるようにLED16を設置することで、シャッター2の裏側及び表側の両方にそれぞれ個別に振動感知ユニット5を設けることなく、シャッター2の裏側及び表側の両方からLED16が発する光を視認察知できるようにしてもよい。
最良の形態3
図6に示すように、部品収納筐体20内に設けたLED16の点灯光を光ファイバ51を用いて光ファイバ51経由で光ファイバ51の光出射端部52より出射させるようにしてもよい。この場合、光ファイバ51の光出射端部52の位置設定の自由度が増す。また、光の出射方向を比較的自由に設定でき、個々の状況、例えば、シャッター2の設置状況、周囲環境などによって、光出射端部52の位置や向きを設定できて、光の見せ方を自由に設定できる。
図6に示すように、部品収納筐体20内に設けたLED16の点灯光を光ファイバ51を用いて光ファイバ51経由で光ファイバ51の光出射端部52より出射させるようにしてもよい。この場合、光ファイバ51の光出射端部52の位置設定の自由度が増す。また、光の出射方向を比較的自由に設定でき、個々の状況、例えば、シャッター2の設置状況、周囲環境などによって、光出射端部52の位置や向きを設定できて、光の見せ方を自由に設定できる。
尚、報知手段としての発光部材は、LED以外に、ランプ、ネオン、LCD、蛍光管等を用いてもよい。報知手段の取付位置は、シャッター2の閉鎖側端部としての座板部10より離れた位置のスラット6に取付けてもよい。報知手段としては、音出力器や、音と光などの複合した報知を行う装置を使用してもよい。
電源17としては、太陽電池を使用してもよい。太陽電池を使用する場合は、シャッター2の座板部10に光取込孔を形成して太陽電池を座板部の光取込孔の上に設けることが好ましい。尚、電源17は、乾電池21、充電式電池22、太陽電池、燃料電池の内の少なくとも1つ以上で構成すればよい。
タイマ回路18を設けずに、振動センサ15として高感度のセンサと低感度のセンサとを配線基板19に搭載し、低感度のセンサによる振動検出をLED16への電源供給用のトリガ信号として使用し、高感度のセンサによる振動検出をLED16への電源供給を継続させるための信号として使用すれば、風によるシャッター2の振動で高感度のセンサだけが振動を検出した場合には、LED16への電源供給が開始されないので、風に基づく振動時におけるLED16の誤作動を少なくでき、電力消費を抑制できる。
LED16を点滅制御させたい場合には、LED16の点滅制御回路を配線基板19に搭載させればよい。
電源、振動感知手段、報知手段のそれぞれを、互いに開閉体の別々の箇所に設置してもよい。
振動感知手段が振動を感知していない場合(振動非感知状態)に報知手段を常に点灯あるいは点滅のように作動させておいて、振動感知手段が振動を感知した場合(振動感知状態)に報知手段の作動状態を変えて報知する構成としてもよい。例えば、振動非感知状態と振動感知状態とで、LED16の作動を点滅作動と点灯作動とに変化させたり、LED16の発光色を変化させたり、警告音を変化させたりするような制御回路を設けてもよい。
本発明は、車庫,倉庫に設置される開閉装置に限らず、住宅やビル、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に設置される開閉装置に適用できる。所謂、障害物感知装置を備えた開閉装置にも適用できる。手動式の開閉装置にも適用できる。例えば、火炎や煙を感知した時などにブレーキを解除して自重で閉鎖する開閉体を備えた開閉装置にも適用できる。
本発明の適用対象となる開閉装置の開閉体をシャッターとした場合、その構成態様としては、所謂スラットを上下方向に複数連設した態様だけではなく、パイプ、パネル、シート状物又はネット状物を単数もしくは複数連設して成る態様のシャッター、あるいは、スラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物を適宜に組合せたシャッターでもよい。所謂、オーバヘッドタイプのシャッターにも適用できる。開閉体の開閉方向は上下方向でも左右方向でも斜め方向でもよく、これらの複合する方向であってもよい。
本発明は、ドア、雨戸を含む引戸、サッシ窓、ブラインド、門扉、ゲート、スライディングウォール装置、ロールスクリーン装置、オーニング装置、防災ドア装置、防煙垂れ幕や防煙たれ壁などの開閉装置に適用可能である。
1 開閉装置、2 シャッター(開閉体)、5 振動感知ユニット、
9 スラット部(閉鎖側端部)、15 振動センサ、
16 LED(発光部材、報知手段)、17 電源、18 タイマ回路、
20 部品収納筐体、21 乾電池、22 充電式電池、51 光ファイバ、
52 光出射面。
9 スラット部(閉鎖側端部)、15 振動センサ、
16 LED(発光部材、報知手段)、17 電源、18 タイマ回路、
20 部品収納筐体、21 乾電池、22 充電式電池、51 光ファイバ、
52 光出射面。
Claims (7)
- 電源と、開閉体の振動を感知する振動感知手段と、振動感知手段が振動を感知した場合に電源からの電力供給を受けて作動する報知手段とを備えたことを特徴とする開閉装置。
- 報知手段が、発光部材により構成されたことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
- 発光部材が、開閉体の閉鎖側端部に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の開閉装置。
- 発光部材が発する光を外部から認識可能な光透過部を備えた部品収納筐体内に振動感知手段と発光部材と電源とが収納された振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の開閉装置。
- 開閉体に振動感知ユニットを貫通させる貫通孔が形成され、貫通孔内に嵌め込まれた状態で振動感知ユニットが開閉体に取り付けられたことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
- 報知手段の作動を一定時間保持するタイマ回路を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の開閉装置。
- 電源が、乾電池と充電式電池と太陽電池との内の少なくとも1つ以上で構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006017629A JP2007198003A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | 開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006017629A JP2007198003A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | 開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007198003A true JP2007198003A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38452869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006017629A Pending JP2007198003A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | 開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007198003A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013194399A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉体装置 |
JP2016117990A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-30 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06307175A (ja) * | 1991-12-30 | 1994-11-01 | Tostem Corp | シャッターカーテンの障害物,異常検知装置 |
JPH09137669A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Bunka Shutter Co Ltd | 自動開閉体の動作警告灯 |
JPH10246081A (ja) * | 1997-03-05 | 1998-09-14 | Bunka Shutter Co Ltd | シャッターの制御装置 |
JPH11241919A (ja) * | 1997-12-09 | 1999-09-07 | Azuma Systems:Kk | 傾斜監視装置および傾斜監視装置の取付方法 |
JP2000257360A (ja) * | 1999-01-08 | 2000-09-19 | Bunka Shuter Service Kk | 開閉装置の制御信号送受信装置及び受信装置 |
JP2003148068A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置および開閉システム |
-
2006
- 2006-01-26 JP JP2006017629A patent/JP2007198003A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06307175A (ja) * | 1991-12-30 | 1994-11-01 | Tostem Corp | シャッターカーテンの障害物,異常検知装置 |
JPH09137669A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Bunka Shutter Co Ltd | 自動開閉体の動作警告灯 |
JPH10246081A (ja) * | 1997-03-05 | 1998-09-14 | Bunka Shutter Co Ltd | シャッターの制御装置 |
JPH11241919A (ja) * | 1997-12-09 | 1999-09-07 | Azuma Systems:Kk | 傾斜監視装置および傾斜監視装置の取付方法 |
JP2000257360A (ja) * | 1999-01-08 | 2000-09-19 | Bunka Shuter Service Kk | 開閉装置の制御信号送受信装置及び受信装置 |
JP2003148068A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置および開閉システム |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013194399A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉体装置 |
JP2016117990A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-30 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20020194786A1 (en) | Illuminated security gate with optional audible alarm | |
US7855641B1 (en) | Window fan security system | |
US20070209764A1 (en) | Fire-alarm-controlled roller shutter | |
JP2007198003A (ja) | 開閉装置 | |
JP3139482U (ja) | エスカレータ用警報装置 | |
KR100909073B1 (ko) | 레이저 빔을 이용한 영상획득지점 설정이 가능한 감시카메라 | |
JP2003301678A (ja) | 開閉体のレール装置 | |
JP6262435B2 (ja) | 開閉装置の光学式障害物検出装置 | |
JP5116385B2 (ja) | 発電手段を備えるシャッター装置 | |
KR100993605B1 (ko) | 방범용 경고장치 | |
KR200489836Y1 (ko) | 주차장용 입출고 경보 시스템 | |
JP2008144448A (ja) | 自重降下式シャッター装置 | |
KR101545535B1 (ko) | 사용중 표시장치 | |
KR200458979Y1 (ko) | 화재 감지기능을 갖는 방화문 자동 폐쇄장치 | |
JP7066443B2 (ja) | 電装品の取付構造 | |
GB2397087A (en) | Electrically operated window with automatically deployed net | |
JP4683214B2 (ja) | 誘導灯装置 | |
KR102146965B1 (ko) | 자동, 수동, 반자동 개폐가 가능한 전동 창호 | |
JP5215635B2 (ja) | 開閉装置の開閉体抜け止め構造 | |
JP2006112135A (ja) | 太陽電池付き後付け庇ユニット | |
JP5932583B2 (ja) | 建築用シャッター装置 | |
JPH0860958A (ja) | 建築用シャッターにおける開閉回数カウンター装置 | |
JP4854191B2 (ja) | 開閉体装置 | |
JP2024007366A (ja) | 車庫用開閉装置の外部電源供給システム及び外部電源供給方法 | |
JP6798903B2 (ja) | シャッター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20081107 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20110609 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110621 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20111025 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |